JPH0474854A - Al―Fe系合金箔地の製造方法 - Google Patents

Al―Fe系合金箔地の製造方法

Info

Publication number
JPH0474854A
JPH0474854A JP18798690A JP18798690A JPH0474854A JP H0474854 A JPH0474854 A JP H0474854A JP 18798690 A JP18798690 A JP 18798690A JP 18798690 A JP18798690 A JP 18798690A JP H0474854 A JPH0474854 A JP H0474854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foil
cold
rolled
rolling
alloy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18798690A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3180812B2 (ja
Inventor
Yasuhisa Nishikawa
西川 泰久
Takahiko Watai
孝彦 渡井
Yuichiro Kitajima
北島 雄一郎
Takeshi Moriyama
武 森山
Hidehiko Ishii
秀彦 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkei Techno Research Co Ltd
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nikkei Techno Research Co Ltd
Nippon Light Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikkei Techno Research Co Ltd, Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical Nikkei Techno Research Co Ltd
Priority to JP18798690A priority Critical patent/JP3180812B2/ja
Publication of JPH0474854A publication Critical patent/JPH0474854A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3180812B2 publication Critical patent/JP3180812B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 本発明はAl −Fe系合金箔地の製造方法に係り、強
度性と共に耐加熱軟化特性に優れ、しかもマット面の面
質が良好な箔を製造することのできる箔地製造法を提供
しようとするものである。
(産業上の利用分野) All −Fe系合金箔を得るための箔地製造技術。
従来の技術 アルミニウム箔は近年における使用目的の広がりにより
、単体としては勿論、箔表面に印刷を施して、紙、合成
樹脂フィルム等の補強部材として使用されている。即ち
Af −Fe系の合金箔は純アルミニウム系の箔と較べ
ると強度が高く、しかもAl−Mn系の合金箔より成形
性に優れているので、医薬、食品、化粧品等の包装容器
用の素材として使用されるようになってきた。
ところでこのような箔は、アルミニウム溶湯を水冷式半
連続鋳造で鋳塊とし、熱間圧延、冷間圧延、中間焼鈍、
最終冷間圧延を経て0.4f1前後の箔地とし、さらに
冷間圧延、必要に応じて焼鈍を繰り返して5〜20μm
前後の箔としている。
しかしながら、近年の多目的化、省資源化傾向において
、箔表面の美麗さに加えて、箔強度の向上が求められて
いる。
上記のような事情から、特開昭60−131957号公
報は、成形性と強度の向上を目的とし、箔地製造工程の
中間焼鈍条件を500℃以下の温度とすることを提案し
ている。また特開昭6243560号公報においては、
強度と延性の向上を目的とし、箔地製造工程の中間焼鈍
条件を、加熱後の冷却速度70℃/hr以上あるいはこ
れに加えて加熱速度を1℃/sec、加熱温度を300
〜500℃とすることが提案されている。
(発明が解決しようとする課題) 然し上記したような従来の技術によるものにおいても、
このようなアルミニウム箔に関し、既述したような利用
上の観点から、次の3つの要請を共に満足させることは
できない。
■ 箔片を得るための最終合わせ箔圧延におけるマット
面(合わせ圧延時の箔の合わせ面)の面質が良好である
こと(筋状のものが見えないこと)。
■ 箔に対する印刷焼付(着色工程、表面コーティング
などの表面処理後、約170〜b×1分程度加熱)での
強度低下が少いこと(例えばUTS≧18 kg / 
w ”)。
■ 箔の焼鈍処理においても結晶粒が微細(約15μF
以下)であること。
従って前述したような利用面からして、好ましいアルミ
ニウム箔ないしその箔地は得られるに到っていない。
「発明の構成」 (課題を解決するための手段) 本発明は上記したような従来のものの課題を解決するよ
うに検討を重ねて創案されたものであって、以下の如く
である。
Fe : 1.1〜2.0wt%、Ti : 0.05
wt%以下、Cu: 0.015wt%以下 を含有し、残部がlおよび不純物からなるアルミニウム
合金鋳塊を500〜550℃で1時間以上保持してから
450〜500℃まで冷却し、該温度で1時間以上保持
して均質化処理した後、熱間圧延および冷間圧延を施し
、その後450℃以上の中間焼鈍を施すことを特徴とす
るAl −Fe系合金箔地の製造方法。
(作用) 上記したような本発明の成分組成をwt%(以下単に%
という)によって説明すると以下の如(である。
Fe:1.1〜2.0%。
Feは、箔の強度を得るために枢要な元素であって、1
.1%未満では強度が不足する。一方2.0%を超える
と鋳造が困難となる。
Ti:0.05%以下。
Tiは、0.001%となると鋳造組織を微細化し鋳造
割れを防止するので必要な場合は含有させることが好ま
しい、0.05%を超えて添加しても前記効果が飽和状
態となるので0.05%を上限とする。
Cu:0.015%以下。
Cuは、箔の耐食性を高めるので0.015%まで含有
させる。0.015%を超えて添加すると孔食を生じ易
いこととなるのでこれを上限とすることが必要である。
好ましくは0. OO2〜0.012%である。
なお不純物としてのSiは0.2%以下に制限すべきで
あり、これを超えるとFe系化合物の形態を粗大化し、
そのサイズ、分散状態を適切な範囲に維持し難いことと
なり、延いてはマント面を筋目勝にしてその性状を劣化
する。好ましくは0.01%以下である。
前記したような成分組成のアルミニウム合金塊は均質化
処理後、熱間圧延、冷間圧延してから450℃以上の中
間焼鈍を施すもので、この中間焼鈍はバッチ焼鈍、連続
焼鈍の何れの方式でもよい。
この均質化処理は500〜550℃で1時間以上保持す
ることによりFe系化合物のサイズ、分散をコントロー
ルし、例えばサイズを0.5〜3μm程度とすると共に
密度を15000〜40000個A1程度とすることが
好ましい。このような加熱後50℃/時間以下の冷却速
度で冷却し、450〜500℃で1時間以上保持して均
質化処理することにより爾後の熱間圧延板の再結晶粒微
細化を図り、得られる箔マット面の面質を良好とするこ
とができる。
又熱間圧延は望ましくは450〜500℃で開始すると
共に330℃以上で終了するもので、熱間圧延板の大部
分を再結晶させると共に箔マット面の面質良好化を図る
ことができる。330℃以下の熱延は未再結晶組織とな
り、箔マット面を筋目勝にしてその面質低下を招く傾向
が顕われる。
なおこの熱間圧延はシングルミルによるリバース圧延が
望ましい。
熱間圧延後所要厚さまで冷間圧延を行う。冷間圧延後前
記した条件で行う450℃以上の中間焼鈍は、熱間圧延
後に残留する固溶Fe、 Siの保持および熱間圧延時
あるいは中間焼鈍昇温時に析出しなFe、 Siを再固
溶させ、斯うしたFe、 Siの固溶量確保により箔を
低温加熱したときの強度低下を防止し、また箔焼鈍時に
おける再結晶粒粗大化を防くもので、450℃以下では
これらの作用が適切に得られず、従ってマント面の品質
低下や低温加熱時の強度低下あるいは焼鈍時の粗粒化が
避けられない。この中間焼鈍の保持時間は長時間(例え
ば1時間程度)保持してもよいが、その必要性は特にな
く、数秒あれば十分な効果が得られる。
この中間焼鈍後に20〜50%程度の冷間圧延を施して
箔地とされる。このようにして得られた箔地はさらに冷
間圧延中に必要に応じて回復のための焼鈍を挿入して圧
延され、−船釣に120μ−以下、通常は5〜20μ閉
の厚さの箔とされる。
(実施例) 本発明によるものの具体的な実施例について説明すると
、以下の如くである。
次の第1表に示すような組成の各合金を常法により鋳塊
とした。A〜C合金は本発明によるもので、Dは比較合
金である。
第  1  表 imp :表示以外の不純物 上記したような各鋳塊はそれぞれ次の第2表に示すよう
な1段目および2段目の均質化処理を行ってから熱間圧
延して厚さ6nの熱延材となし、次いで冷間圧延して厚
さ1uの冷延材となし、このような冷延材に対し、第2
表に示すような中間焼鈍をなした。TFIは電磁加熱方
式による連続焼鈍方式、バッチはコイル箔焼鈍方式によ
るものであり、この中間焼鈍後に冷間圧延して厚さ0.
35鶴の箔地材とした。なおこれらの箔地は何れも冷間
圧延で15μ−の箔片に箔圧延(最終箔圧延は合せ圧延
:冷間圧延率96%)し、そのマント面における面質お
よび急熱による2 00”CX 1分の加熱処理した結
果は併せて第2表に示す如くであった・ 即ち箔地階■〜■のものは何れも本発明の条件を満足す
るもので冷延箔のマット面の面質、UTs値、200℃
×1分加熱のUTS値および結晶粒状態が何れも好まし
い結果を得しめているのに対し、箔地階■以下のものは
マット面の面質および低温急熱による強度、結晶粒状態
の何れか1つまたは2つ以上に劣ったものであることが
知られた。
「発明の効果」 以上説明したような本発明によるときは強度および耐加
熱軟化特性に優れていると共にマント面の面質が良好な
アルミニウム箔を的確に得ることのできるアルミニウム
箔地を適切に得ることができ、近時におけるアルミニウ
ム箔に対する要請に対し充分に即応し得るものであるか
ら工業的にその効果の大きい発明である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. Fe:1.1〜2.0wt%、Ti:0.05wt%以
    下、Cu:0.015wt%以下を含有し、残部がAl
    および不純物からなるアルミニウム合金鋳塊を500〜
    550℃で1時間以上保持してから450〜500℃ま
    で冷却し、該温度で1時間以上保持して均質化処理した
    後、熱間圧延および冷間圧延を施し、その後450℃以
    上の中間焼鈍を施すことを特徴とするAl−Fe系合金
    箔地の製造方法。
JP18798690A 1990-07-18 1990-07-18 Al―Fe系合金箔地の製造方法 Expired - Fee Related JP3180812B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18798690A JP3180812B2 (ja) 1990-07-18 1990-07-18 Al―Fe系合金箔地の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18798690A JP3180812B2 (ja) 1990-07-18 1990-07-18 Al―Fe系合金箔地の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0474854A true JPH0474854A (ja) 1992-03-10
JP3180812B2 JP3180812B2 (ja) 2001-06-25

Family

ID=16215619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18798690A Expired - Fee Related JP3180812B2 (ja) 1990-07-18 1990-07-18 Al―Fe系合金箔地の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3180812B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012036181A1 (ja) * 2010-09-16 2012-03-22 古河スカイ株式会社 成形包装体材料

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2653729B1 (es) 2016-08-05 2018-11-16 Acr Ii Aluminium Group Cooperatief U.A. Proceso de laminación de aluminio para aplicaciones de grano fino

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012036181A1 (ja) * 2010-09-16 2012-03-22 古河スカイ株式会社 成形包装体材料
JP5841537B2 (ja) * 2010-09-16 2016-01-13 株式会社Uacj 成形包装体材料

Also Published As

Publication number Publication date
JP3180812B2 (ja) 2001-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1171235A (en) Process for preparing low earing aluminum alloy strip on strip casting machine
JPH0127146B2 (ja)
JPS621467B2 (ja)
JPS6115148B2 (ja)
CN103255323B (zh) 一种Al-Mg-Zn-Cu合金及其制备方法
US5913989A (en) Process for producing aluminum alloy can body stock
JP2000087198A (ja) 熱伝導性および強度に優れたAl−Mg−Si系合金板の製造方法
US5466312A (en) Method for making aluminum foil and cast strip stock for aluminum foilmaking and products therefrom
JP2798842B2 (ja) 高強度アルミニウム合金圧延板の製造方法
JPH05195171A (ja) 成形性に優れ耳率の低いアルミニウム合金硬質板の製造方法
US5540791A (en) Preformable aluminum-alloy rolled sheet adapted for superplastic forming and method for producing the same
JPS6119705B2 (ja)
JPS626740B2 (ja)
JP2000282196A (ja) アルミニウム合金箔地の製造方法および前記製造方法により製造されたアルミニウム合金箔地
US4737198A (en) Method of making aluminum foil or fin shock alloy product
JPH11508643A (ja) アルミニウム合金缶材料を製造するための方法
JPS62207850A (ja) 成形加工用アルミニウム合金圧延板およびその製造方法
JP4237326B2 (ja) 成形性および耐食性に優れたアルミニウム合金板の製造方法
JPH0474854A (ja) Al―Fe系合金箔地の製造方法
JPS61133322A (ja) 成形性の優れた薄鋼板の製造方法
JPH0788558B2 (ja) 成形性及び焼付硬化性に優れたアルミニウム合金板の製造方法
JP2738130B2 (ja) 高冷却能を有する高強度Cu合金製連続鋳造鋳型材およびその製造法
JPS6141742A (ja) 高強度アルミニウム合金箔及びその製造方法
JPH07278716A (ja) 機械的性質に優れた成形加工用アルミニウム合金板およびその製造方法
JP3697539B2 (ja) 成形加工性に優れたAl−Mg−Si系合金板及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees