JPH0474179A - 新規なジアゾシン誘導体 - Google Patents

新規なジアゾシン誘導体

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JPH0474179A
JPH0474179A JP18453990A JP18453990A JPH0474179A JP H0474179 A JPH0474179 A JP H0474179A JP 18453990 A JP18453990 A JP 18453990A JP 18453990 A JP18453990 A JP 18453990A JP H0474179 A JPH0474179 A JP H0474179A
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lower alkyl
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phenyl
diazosine
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東野 武郎
Etsuo Oishi
大石 悦男
Akira Miyashita
晶 宮下
Naokata Taido
泰道 直方
Susumu Sato
佐藤藤 進
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は優れた血小板凝集抑制作用を有する新規なジア
ゾシン誘導体及びこれを有効成分とする血小板凝集抑制
剤に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕血小板
は血栓形成において極めて重要な役割を演じている。す
なわち、一般に血管内における血栓の形成は、血管内皮
の損傷等に起因してアラキドン酸等が活性化され、血小
板の凝集能が高まることにより血小板血栓が生じ、次い
で血液中の凝固系が活性化されることにより血栓形成に
至るといわれている。従って、血栓の形成を防止し、血
栓に起因する種々の疾患を治療するには血小板凝集抑制
剤が有用である。
ところでジアゾシン誘導体としては、鎮静作用、催眠作
用を有するベンゾジアゾシン誘導体(西独特許第2.6
27.461号)、精神安定作用、神経弛緩作用を有す
るベンゾジアゾシン誘導体(西独特許第2.525.0
94号)、利尿作用、精神安定作用、鎮静作用、筋弛緩
作用、抗炎症作用を有するベンゾジアゾシン誘導体(N
eth、  ^pp1.7507092.15Dec、
 1976)が知られているにすぎず、循環器系に関す
る薬理作用を有するジアゾシン誘導体は全く知られてい
なかった。
従って、本発明の目的は血小板凝集抑制作用を有するジ
アゾシン誘導体及びこれを含有する医薬を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる実状において、本発明者らは鋭意検討した結果、
後記一般式(I)で表わされる新規なジアゾシン誘導体
又はその塩が極めて強い血小板凝集抑制作用を有するこ
とを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は次の一般式(I) 以下余白 〔式中、R1は低級アルキル基又は置換基を有してもよ
いフェニル基を示し、R2は水素原子、低級アルキル基
又はシアノ基を示し、R3は水素原子、低級アルキル基
、低級アルコキシ基又は置換基を有してもよいフェニル
基を示し、R4は水素原子又は低級アルキル基を示し、
R5及びR6は同−又は異なってもよく、低級アルキル
基又はフェニル基を示す] で表わされるジアゾシン誘導体又はその塩を提供するも
のである。
上記一般式(I)中、R1、R2、R3、R4、R5及
びR6で示されるもののうち低級アルキル基としてはメ
チル基、エチル基等が挙げられる。
一般式(I)中、R1及びR″で示されるもののうち置
換基を有してもよいフェニル基としては0メチルフエニ
ル基、m−メチルフェニル基、pメチルフェニル基、0
−エチルフェニル基、m−エチルフェニル基、p−エチ
ルフェニル基、〇−ハロゲン置換フェニル基、m−ハロ
ゲン置換フェニル基、p−ハロゲン置換フェニル基等が
挙げられる。ここでハロゲンとしては塩素原子、臭素原
子等が挙げられる。
また、一般式(I)中、R3で示されるもののうち低級
アルコキシ基としてはメトキシ基、エトキシ基等が挙げ
られる。
本発明化合物は、例えば次の反応式に従って、化合物(
n)に化合物(III)を反応させることにより製造す
ることができる。
以下余白 〔式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は前記
と同じ意味を有する〕 原料化合物(ff>は公知方法によって得ることができ
、例えばA、 Albart :ジャーナル・オブ・オ
ーガニック・ケミストリー[J、 Org、 Chem
(B)、 427(I966) 〕、東野ら:薬学雑誌
99.1031(I979)又は東野ら:ケミカル・ア
ンド・ファーマシューティカル・ブレティンCChem
、Phar+n。
Bullo、27.2431(I979))に記載の方
法に従って製造することができる。
また、原料化合物(I[I)は公知方法によって得るこ
とができ、例えばBull、 Sac、 Chim、 
France。
1965(I0)、 2787〜2793に記載の方法
に従って製造することができる。
化合物(II)と化合物(I)とから本発明化合物(I
)を製造するには、化合物(■)1モルに対し化合物(
I[I)を1〜3モル使用し、無溶媒又は反応に不活性
な溶媒中で室温ないし還流下1〜数十時間反応させれば
よい。ここで、溶媒としては、トルエン、キシレン又は
ジオキサン等が使用される。
反応終了後、反応物に水を加え、クロロホルム等の溶媒
で抽出し、水洗した後、溶媒を留去し、次いで残留物を
カラムクロマトグラフィー等で精製すれば、本発明化合
物(I)が純粋に得られる。
斯くして得られた本発明化合物(I)は更に必要に応じ
て常法により、塩酸塩、硝酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩
、p−トルエンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩、フ
マール酸塩、マレイン酸塩、コハク酸塩、乳酸塩等の塩
とすることができる。
〔作用〕
畝上の如くして得られた本発明化合物(I)について、
その薬理作用を試験した結果は次の通りである。
アラキドン酸による血小板凝集に対する抑制作用: 雄性ウサギ(体重3kg)よりクエン酸加血液を採取し
、遠心分離して調製した多血小板血漿(PPP)を用い
、以下常法に従いアラキドン酸(I00μM)凝集に対
する抑制作用を検討した。被検化合物は生理食塩水に溶
解し、更に、1規定水酸化ナトリウム水溶液にてpHを
7付近に調整した後、凝集剤添加2分前にPRP中に加
えた。
その結果を第1表に示す。
第1表 この結果から明らかな如く、本発明化合物は、アラキド
ン酸による血小板凝集に対し強い抑制作用を示し、血小
板凝集抑制剤として有用である。
本発明化合物を含有する血小板凝集抑制剤は、経口、非
経口いずれによっても薬理作用を発揮するが、経口にて
投与されるのが好ましい。また、本発明血小板凝集抑制
剤の投与形態の具体例としては、顆粒、粉末、錠剤、カ
プセル剤等の経口投与用製剤;注射剤等が挙げられる。
これらの製剤とするにあたっては、滑沢剤、賦形剤、崩
壊剤、結合剤等の添加剤を配合することができる。
本発明血小板凝集抑制剤の投与量は、年齢、体重、症状
等によって異なるが、経口投与の場合、本発明化合物(
I)として成人に対し、1日0.05〜50■/kgが
好ましい。
〔発明の効果〕
本発明化合物は、上述の如く強い血小板凝集抑制作用を
有するので、本発明の血小板凝集抑制剤は血栓形成等に
起因する循環器系諸疾患、例えば、静脈血栓、心筋梗塞
における冠状動脈閉鎖、肺塞栓、脳の血栓及び塞栓等の
治療・予防等に有用である。
〔実施例〕
次に実施例を挙げて本発明を更に説明する。
実施例1 7−(ジエチルアミノ)−8−メチル−3−フェニル−
38−1,2,3−トリアゾロ〔4,5d]  [1,
3) ジアゾシン(化合物番号1)の合成: 3−フェニル−3H−1,2,3−トリアゾロ[4,5
−d〕ピリミジン2gをキシレン3o1nI!、に溶解
し、これにN、N−ジエチル−1−プロピニルアミン2
.22gを加え、7時間攪拌しながら、還流した。冷後
、水を加えクロロホルムで抽出し、更にクロロホルム層
を水洗し、無水1ia2sO1で乾燥した。次いで、ク
ロロホルムを減圧留去し、残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(クロロホルムにて流出)により精製
し、7−(ジエチルアミノ)−8−メチル−3−フェニ
ル−3H−1,2,3−)リアゾロ [4,5−dl 
 [:1゜3〕ジアゾシン(化合物番号1)1.81g
を得た。
実施例2 実施例1と同様の操作により、第2表に示す化合物2〜
9を得た。
化合物1〜9の物性値を第2表に示す。
以下余白

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R^1は低級アルキル基又は置換基を有しても
    よいフェニル基を示し、R^2は水素原子、低級アルキ
    ル基又はシアノ基を示し、R^3は水素原子、低級アル
    キル基、低級アルコキシ基又は置換基を有してもよいフ
    ェニル基を示し、R^4は水素原子又は低級アルキル基
    を示し、R^5及びR^6は同一又は異なってもよく、
    低級アルキル基又はフェニル基を示す〕 で表わされるジアゾシン誘導体又はその塩。 2、請求項1記載のジアゾシン誘導体又はその塩を有効
    成分とする血小板凝集抑制剤。
JP18453990A 1990-07-12 1990-07-12 新規なジアゾシン誘導体 Expired - Lifetime JP3000289B2 (ja)

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