JPH0473867A - 固体電解質型燃料電池の端部シール構造 - Google Patents
固体電解質型燃料電池の端部シール構造Info
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- JPH0473867A JPH0473867A JP2187545A JP18754590A JPH0473867A JP H0473867 A JPH0473867 A JP H0473867A JP 2187545 A JP2187545 A JP 2187545A JP 18754590 A JP18754590 A JP 18754590A JP H0473867 A JPH0473867 A JP H0473867A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
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- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、非金属材料からなる多孔質支持管を基体と
して形成された筒状の固体電解質型燃料電池の端部を気
密にシールする構造に関するものである。
して形成された筒状の固体電解質型燃料電池の端部を気
密にシールする構造に関するものである。
従来の技術
燃料電池のうち、セラミック製の多孔質支持管の外周に
、プラズマ溶射法や真空蒸着法等によって空気電極と固
体電解質および燃料電極等を形成した固体電解質型燃料
電池においては、例えば第3図に示すように、多孔質支
持管1の端部にエンドキャップ2を被せて、燃料ガス供
給用の配管3を接続して、一端側から燃料ガス(H2)
や空気を供給し、他端から生成ガスや排ガスを取り出す
構造となっており、前記エンドキャップ2の材料として
は窒化ボロン等のセラミックが用いられている。
、プラズマ溶射法や真空蒸着法等によって空気電極と固
体電解質および燃料電極等を形成した固体電解質型燃料
電池においては、例えば第3図に示すように、多孔質支
持管1の端部にエンドキャップ2を被せて、燃料ガス供
給用の配管3を接続して、一端側から燃料ガス(H2)
や空気を供給し、他端から生成ガスや排ガスを取り出す
構造となっており、前記エンドキャップ2の材料として
は窒化ボロン等のセラミックが用いられている。
発明が解決しようとする課題
しかし、前述した従来の固体電解質型燃料電池の場合に
は、セラミック製のエンドキャップが使われているが、
このセラミック製のエンドキャップは製作に時間がかか
り納期が長くなり、コストも高いという問題があった。
は、セラミック製のエンドキャップが使われているが、
このセラミック製のエンドキャップは製作に時間がかか
り納期が長くなり、コストも高いという問題があった。
また、エンドキャップ2がセラミック製であるためネジ
を形成し難いという問題があった。
を形成し難いという問題があった。
また、固体電解質型燃料電池が約1000℃と高温で動
作するため、熱膨張する多孔質支持管1の膨張吸収質を
施す必要があるが、エンドキャップ2がセラミック製の
場合には長さ方向の膨張に対する吸収質が取り難いとい
う問題があった。
作するため、熱膨張する多孔質支持管1の膨張吸収質を
施す必要があるが、エンドキャップ2がセラミック製の
場合には長さ方向の膨張に対する吸収質が取り難いとい
う問題があった。
さらに、従来の固体電解質型燃料電池においては、多孔
質支持管1へのエンドキャップ2の取付けを、耐熱性シ
リカ系接着剤、耐熱ジルコニア系接着剤あるいは金属粉
配合エポキシ系接着剤等を用いて行なっているが、いず
れの場合も硬化させる際に加熱処理が必要とされるため
手間かがかかり、また加熱処理を施す際に表面の凹凸に
よって接着剤層4にピンホールやクラックが生じ易く、
また硬化後においては動作時の加熱と、停止時の冷却と
の繰返しによるヒートサイクルによって接着剤層に割れ
が生じ易いという問題があった。
質支持管1へのエンドキャップ2の取付けを、耐熱性シ
リカ系接着剤、耐熱ジルコニア系接着剤あるいは金属粉
配合エポキシ系接着剤等を用いて行なっているが、いず
れの場合も硬化させる際に加熱処理が必要とされるため
手間かがかかり、また加熱処理を施す際に表面の凹凸に
よって接着剤層4にピンホールやクラックが生じ易く、
また硬化後においては動作時の加熱と、停止時の冷却と
の繰返しによるヒートサイクルによって接着剤層に割れ
が生じ易いという問題があった。
このように、従来においては固体電解質型燃料電池の端
部のシール構造が難しく、その多くは耐久性に問題があ
った。その結果、エンドキャップ2や接着剤層4等にク
ラックが生じ、例えば燃料供給側で燃料(多くの場合は
水素ガス)が漏れて空気(酸素ガス)と混合してしまい
、電池性能(電圧×電流)を著しく低下させる虞れがあ
った。
部のシール構造が難しく、その多くは耐久性に問題があ
った。その結果、エンドキャップ2や接着剤層4等にク
ラックが生じ、例えば燃料供給側で燃料(多くの場合は
水素ガス)が漏れて空気(酸素ガス)と混合してしまい
、電池性能(電圧×電流)を著しく低下させる虞れがあ
った。
さらに、排出側において燃料が漏れて、空気と高温下で
混合されて燃焼し、温度管理が困難となるという問題が
あった。
混合されて燃焼し、温度管理が困難となるという問題が
あった。
この発明は、上記の事情に鑑みなされたもので、耐久性
に優れ、ガス漏れを効果的に防止することができ、また
スタック化あるいはモジュール化が容易な固体電解質型
燃料電池の端部シール構造を提供することを目的として
いる。
に優れ、ガス漏れを効果的に防止することができ、また
スタック化あるいはモジュール化が容易な固体電解質型
燃料電池の端部シール構造を提供することを目的として
いる。
課題を解決するための手段
上記課題を解決するための手段としてこの発明は、非金
属材料からなる多孔質支持管を基体として形成された固
体電解質型燃料電池の端部シール構造において、前記多
孔質支持管の一端または両端に、金属ベローズ管を取付
けたことを特徴としている。
属材料からなる多孔質支持管を基体として形成された固
体電解質型燃料電池の端部シール構造において、前記多
孔質支持管の一端または両端に、金属ベローズ管を取付
けたことを特徴としている。
また、前記多孔質支持管の端部側の外周に金属層を形成
し、前記金属ベローズ管を、金属エンドキャップを介し
てこの多孔質支持管の端部にろう付けあるいは溶接によ
って取付けることができる。
し、前記金属ベローズ管を、金属エンドキャップを介し
てこの多孔質支持管の端部にろう付けあるいは溶接によ
って取付けることができる。
また、熱膨張の整合のため前記金属層を2層以上に形成
し、そのうち少なくても1層を、前記多孔質支持管の材
料のセラミックとベローズ管の材料の金属とのサーメッ
トとすることができる。
し、そのうち少なくても1層を、前記多孔質支持管の材
料のセラミックとベローズ管の材料の金属とのサーメッ
トとすることができる。
作 用
このように固体電解質型燃料電池の端部シール構造にお
いて、多孔質支持管の一端または両端に金属ベローズ管
を取付ければ、このベローズ管が、動作時の熱膨張によ
る変化を効果的に吸収し、また外部からの衝撃を緩和す
る。
いて、多孔質支持管の一端または両端に金属ベローズ管
を取付ければ、このベローズ管が、動作時の熱膨張によ
る変化を効果的に吸収し、また外部からの衝撃を緩和す
る。
また、前記多孔質支持管の端部側の外層に金属層を形成
し、前記金属ベローズ管を、金属エンドキャップを介し
てこの多孔質支持管の端部にろう付けあるいは溶接によ
って取付ければ、気密性が向上し、耐久性も向上する。
し、前記金属ベローズ管を、金属エンドキャップを介し
てこの多孔質支持管の端部にろう付けあるいは溶接によ
って取付ければ、気密性が向上し、耐久性も向上する。
前記金属層を2層以上に形成し、そのうち少なくても中
間となる1層を、前記多孔質支持管の材料と金属エンド
キャップの材料とのサーメットとすれば、熱膨張率の格
差が緩和される。
間となる1層を、前記多孔質支持管の材料と金属エンド
キャップの材料とのサーメットとすれば、熱膨張率の格
差が緩和される。
実 施 例
以下、この発明の固体電解質型燃料電池の端部シール構
造の一実施例を第1図および第2図を参照して説明する
。
造の一実施例を第1図および第2図を参照して説明する
。
固体電解質型燃料電池は、アルミナ(Ad2es)等の
セラミック製の多孔質支持管11の表面に、図示してな
いが空気電極と固体電解質と燃料電極とが形成されてい
る。そして、多孔質支持管11の両端部(一端は図示せ
ず)は、各端部の外周に金属層12を形成するとともに
、各端部は、銅製のエンドキャップ13を、多孔質支持
管11の端部外周にろう付けして気密に閉塞するととも
に、このエンドキャップ13にステンレス鋼製のベロ−
ズ管14をろう付けして気密に連通接続しである。5 また第2図に示すように、前記金属層12は、3つの層
に形成されており、多孔質支持管11の表面に形成され
る第1層としては、アルミナ(A/203)と銅(CO
)とが0.7:0.3の割合の第1サーメット層12a
と、中間層となるアルミナ(A/203)と銅(C1)
とが0.3二0.7の割合の第2サーメット層12bと
、最外層となる銅(CI+)のメタライズ層12cとか
ら構成されている。
セラミック製の多孔質支持管11の表面に、図示してな
いが空気電極と固体電解質と燃料電極とが形成されてい
る。そして、多孔質支持管11の両端部(一端は図示せ
ず)は、各端部の外周に金属層12を形成するとともに
、各端部は、銅製のエンドキャップ13を、多孔質支持
管11の端部外周にろう付けして気密に閉塞するととも
に、このエンドキャップ13にステンレス鋼製のベロ−
ズ管14をろう付けして気密に連通接続しである。5 また第2図に示すように、前記金属層12は、3つの層
に形成されており、多孔質支持管11の表面に形成され
る第1層としては、アルミナ(A/203)と銅(CO
)とが0.7:0.3の割合の第1サーメット層12a
と、中間層となるアルミナ(A/203)と銅(C1)
とが0.3二0.7の割合の第2サーメット層12bと
、最外層となる銅(CI+)のメタライズ層12cとか
ら構成されている。
このように、金属層12は、第1サーメット層12aと
、第2サーメット層12bと、メタライズ層12cとに
よって熱膨張率が段階的に変化するように構成されてい
る。またエンドキャップ13は多孔質支持管11の端部
のメタライズ層12Cにろう付けされている。
、第2サーメット層12bと、メタライズ層12cとに
よって熱膨張率が段階的に変化するように構成されてい
る。またエンドキャップ13は多孔質支持管11の端部
のメタライズ層12Cにろう付けされている。
また、3つの層に形成された前記金属層12のうち、多
孔質支持管11側と隣接する第1サーメット層12aは
、多孔質支持管11を構成している材料を多くしたサー
メットが、また、エンドキャップ13に近い側の第2サ
ーメット層12bは、エンドキャップ13を構成してい
る材料、すなわち銅の量を多くしたサーメットが、そし
て、エンドキャップ13側と隣接するメタライズ層12
Cは、エンドキャップ13の材料と同一の銅の金属粉に
より、例えばプラズマ溶射法等によって金属層が形成さ
れている。
孔質支持管11側と隣接する第1サーメット層12aは
、多孔質支持管11を構成している材料を多くしたサー
メットが、また、エンドキャップ13に近い側の第2サ
ーメット層12bは、エンドキャップ13を構成してい
る材料、すなわち銅の量を多くしたサーメットが、そし
て、エンドキャップ13側と隣接するメタライズ層12
Cは、エンドキャップ13の材料と同一の銅の金属粉に
より、例えばプラズマ溶射法等によって金属層が形成さ
れている。
そして、多孔質支持管11の端部側には、金属層12の
最外周に銅によるメタライズ層12eが形成されている
ため、銅製のエンドキャップ13を嵌合させた状態でろ
う付けすることにより気密に接続することができる。
最外周に銅によるメタライズ層12eが形成されている
ため、銅製のエンドキャップ13を嵌合させた状態でろ
う付けすることにより気密に接続することができる。
また、アルミナ製の多孔質支持管11と銅製のエンドキ
ャップとでは熱膨張率の差が大きいが、多孔質支持管1
1に形成された金属層12は、アルミナの多孔質支持管
11の表面には、銅よりもアルミナを多く含んだ第1サ
ーメット層12aが、そして、その上にはアルミナより
も銅を多く含んだ第2サーメット層12bが形成され、
さらに最外層には銅のメタライズ層12cが形成されて
、熱膨張率が段階的に変化する3層構造となっているの
で、エンドキャップ13をろう付けしてもこの金属層1
2により、隣接する眉間の熱膨張率の差を小さくして、
ヒートサイクルによる溶接層のひび割れや、燃料ガス等
の漏洩を防止している。
ャップとでは熱膨張率の差が大きいが、多孔質支持管1
1に形成された金属層12は、アルミナの多孔質支持管
11の表面には、銅よりもアルミナを多く含んだ第1サ
ーメット層12aが、そして、その上にはアルミナより
も銅を多く含んだ第2サーメット層12bが形成され、
さらに最外層には銅のメタライズ層12cが形成されて
、熱膨張率が段階的に変化する3層構造となっているの
で、エンドキャップ13をろう付けしてもこの金属層1
2により、隣接する眉間の熱膨張率の差を小さくして、
ヒートサイクルによる溶接層のひび割れや、燃料ガス等
の漏洩を防止している。
したがって、以上のような端部シール構造を備えている
ので、固体電解質型燃料電池の多孔質支持管11の内側
に、ベローズ管14を介して燃料の水素ガスが供給され
るとともに燃料電池の外側に酸素ガス(または空気)を
流すことによって、酸素イオンが固体電解質を通過して
水素ガスと反応し、それに伴なって発生する電流を取り
出して用いる。
ので、固体電解質型燃料電池の多孔質支持管11の内側
に、ベローズ管14を介して燃料の水素ガスが供給され
るとともに燃料電池の外側に酸素ガス(または空気)を
流すことによって、酸素イオンが固体電解質を通過して
水素ガスと反応し、それに伴なって発生する電流を取り
出して用いる。
この時、固体電解質型燃料電池の動作温度は約1000
℃となるため、各部が熱膨張し、また動作を停止すると
冷却されて収縮する。しかし、固体電解質型燃料電池の
多孔質支持管11が長さ方向に熱膨張し、また冷却され
て収縮しても、このヒートサイクルによる伸縮は、ベロ
ーズ管14によって吸収されるため、多孔質支持管11
が破損することがない。
℃となるため、各部が熱膨張し、また動作を停止すると
冷却されて収縮する。しかし、固体電解質型燃料電池の
多孔質支持管11が長さ方向に熱膨張し、また冷却され
て収縮しても、このヒートサイクルによる伸縮は、ベロ
ーズ管14によって吸収されるため、多孔質支持管11
が破損することがない。
また、ヒートサイクルによって、熱膨張率の異なるアル
ミナ製の多孔質支持管11と銅製のエンドキャップ13
とが、ろう付けされた状態で熱膨張と冷却による収縮を
繰り返すが、エンドキャップ13がろう付けされている
金属層12が、多孔質支持管11の材料のアルミナとエ
ンドキャップ13の材料と同じ銅とのサーメットからな
る第1サーメット層12aおよび第2サーメット層12
bと、エンドキャップ13の材料と同じ銅粉を溶射して
形成したメタライズ層12cとの3層に形成されて、熱
膨張率が段階的に変化するようにしであるので、加熱時
に生じる熱応力を小さく抑えることができ、多孔質支持
管11と、この上に膜状に形成された固体電解質や電極
のひび割れあるいは剥離等を防ぎ、水素ガスや酸素ガス
の漏洩や、漏洩により生じるガスの燃焼あるいは爆発等
を未然に防止することができる。
ミナ製の多孔質支持管11と銅製のエンドキャップ13
とが、ろう付けされた状態で熱膨張と冷却による収縮を
繰り返すが、エンドキャップ13がろう付けされている
金属層12が、多孔質支持管11の材料のアルミナとエ
ンドキャップ13の材料と同じ銅とのサーメットからな
る第1サーメット層12aおよび第2サーメット層12
bと、エンドキャップ13の材料と同じ銅粉を溶射して
形成したメタライズ層12cとの3層に形成されて、熱
膨張率が段階的に変化するようにしであるので、加熱時
に生じる熱応力を小さく抑えることができ、多孔質支持
管11と、この上に膜状に形成された固体電解質や電極
のひび割れあるいは剥離等を防ぎ、水素ガスや酸素ガス
の漏洩や、漏洩により生じるガスの燃焼あるいは爆発等
を未然に防止することができる。
なお、この実施例においては、セラミック製の支持管と
してアルミナ製の多孔質支持管11を用いた場合につい
て説明したが、支持管として他に、カルシア安定化ジル
コニア(CS Z)製の支持管や、イツトリア安定化ジ
ルコニアの支持管を用いるときにも、同様に使用でき、
例えばカルシア安定化ジルコニアの支持管を用いる場合
には、このカルシア安定化ジルコニアとエンドキャップ
13の材料となっている金属とのサーメツト層を形成す
る。
してアルミナ製の多孔質支持管11を用いた場合につい
て説明したが、支持管として他に、カルシア安定化ジル
コニア(CS Z)製の支持管や、イツトリア安定化ジ
ルコニアの支持管を用いるときにも、同様に使用でき、
例えばカルシア安定化ジルコニアの支持管を用いる場合
には、このカルシア安定化ジルコニアとエンドキャップ
13の材料となっている金属とのサーメツト層を形成す
る。
上記のように、この実施例においては、サーメツト層と
して、第1サーメット層12aと第2サーメット層12
bとの2層を形成して、熱膨張率が段階的に変化するよ
うにしたので、熱膨張率の差により生じる熱応力を削減
することができる。
して、第1サーメット層12aと第2サーメット層12
bとの2層を形成して、熱膨張率が段階的に変化するよ
うにしたので、熱膨張率の差により生じる熱応力を削減
することができる。
発明の効果
以上、説明したようにこの発明の固体電解質型燃料電池
の端部シール構造は、固体電解質型燃料電池の多孔質支
持管の端部に金属ベローズ管を気密に接続したので、熱
膨張による伸縮および外力による衝撃等をベローズ管が
吸収でき、多孔質支持管の破損や電極等のひび割れや剥
離等を有効に防止し、ひび割れから漏洩した燃料ガス等
の燃焼による過熱や爆発等を防止することができる。
の端部シール構造は、固体電解質型燃料電池の多孔質支
持管の端部に金属ベローズ管を気密に接続したので、熱
膨張による伸縮および外力による衝撃等をベローズ管が
吸収でき、多孔質支持管の破損や電極等のひび割れや剥
離等を有効に防止し、ひび割れから漏洩した燃料ガス等
の燃焼による過熱や爆発等を防止することができる。
また、多孔質支持管の端部側の外周に金属層を形成し、
この部分に金属ベローズ管を、金属エンドキャップを介
してろう付けあるいは溶接すれば、多孔質支持管とベロ
ーズ管との接続部の耐久性を大幅に向上し、固体電解質
型燃料電池のスタック化あるいはモジュール化が容易と
なる。
この部分に金属ベローズ管を、金属エンドキャップを介
してろう付けあるいは溶接すれば、多孔質支持管とベロ
ーズ管との接続部の耐久性を大幅に向上し、固体電解質
型燃料電池のスタック化あるいはモジュール化が容易と
なる。
さらに、多孔質支持管の端部外周に形成する金属層を2
層以上とし、そのうち少なくとも1層が、多孔質支持管
の材料のセラミックとエンドキャップの材料の金属との
サーメットとすれば、熱膨張率の差を小さくでき、加熱
時に生じる熱応力を緩和して、多孔質支持管の破損や固
体電解質や電極の剥離等を防止することができる。
層以上とし、そのうち少なくとも1層が、多孔質支持管
の材料のセラミックとエンドキャップの材料の金属との
サーメットとすれば、熱膨張率の差を小さくでき、加熱
時に生じる熱応力を緩和して、多孔質支持管の破損や固
体電解質や電極の剥離等を防止することができる。
第1図および第2図はこの発明の一実施例を示すもので
、第1図は多孔質支持管とベローズ管の接続部分を示す
断面図、第2図は3層に形成された金属層を示す拡大断
面図、第3図は従来の固体電解質型燃料電池の一例を示
す説明図である。 11・・・多孔質支持管、 12・・・金属層、 12
a・・・第1サーメット層、 12b・・・第2サーメ
ット層、 12c・・・メタライズ層、 13・・
・エンドキャップ、 14・・・ベローズ管、 1
5・・・ろう付は層。
、第1図は多孔質支持管とベローズ管の接続部分を示す
断面図、第2図は3層に形成された金属層を示す拡大断
面図、第3図は従来の固体電解質型燃料電池の一例を示
す説明図である。 11・・・多孔質支持管、 12・・・金属層、 12
a・・・第1サーメット層、 12b・・・第2サーメ
ット層、 12c・・・メタライズ層、 13・・
・エンドキャップ、 14・・・ベローズ管、 1
5・・・ろう付は層。
Claims (3)
- (1)非金属材料からなる多孔質支持管を基体として形
成された固体電解質型燃料電池の端部シール構造におい
て、前記多孔質支持管の端部に、金属ベローズ管が気密
に接続されていることを特徴とする固体電解質型燃料電
池の端部シール構造。 - (2)前記多孔質支持管の端部側の外周に金属層が形成
されるとともに、前記金属ベローズ管が、金属エンドキ
ャップを介してこの多孔質支持管の端部にろう付けある
いは溶接されていることを特徴とする請求項1記載の固
体電解質型燃料電池の端部シール構造。 - (3)前記金属層が2層以上に形成され、そのうち少な
くとも1層が、前記多孔質支持管の材料のセラミックと
前記エンドキャップの材料の金属とのサーメットである
ことを特徴とする請求項2に記載の固体電解質型燃料電
池の端部シール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2187545A JPH0473867A (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | 固体電解質型燃料電池の端部シール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2187545A JPH0473867A (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | 固体電解質型燃料電池の端部シール構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0473867A true JPH0473867A (ja) | 1992-03-09 |
Family
ID=16207959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2187545A Pending JPH0473867A (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | 固体電解質型燃料電池の端部シール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0473867A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002367632A (ja) * | 2001-06-08 | 2002-12-20 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | セラミックと金属の電気的接合技術 |
JP2005518645A (ja) * | 2002-02-20 | 2005-06-23 | アキュメントリクス・コーポレーション | 燃料電池のスタッキングおよびシーリング |
JP2019016525A (ja) * | 2017-07-07 | 2019-01-31 | 日本碍子株式会社 | 燃料電池セル及びセルスタック装置 |
JP2019016523A (ja) * | 2017-07-07 | 2019-01-31 | 日本碍子株式会社 | 燃料電池セル及びセルスタック装置 |
JP2019016524A (ja) * | 2017-07-07 | 2019-01-31 | 日本碍子株式会社 | 燃料電池セル及びセルスタック装置 |
-
1990
- 1990-07-16 JP JP2187545A patent/JPH0473867A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002367632A (ja) * | 2001-06-08 | 2002-12-20 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | セラミックと金属の電気的接合技術 |
JP2005518645A (ja) * | 2002-02-20 | 2005-06-23 | アキュメントリクス・コーポレーション | 燃料電池のスタッキングおよびシーリング |
US8658327B2 (en) | 2002-02-20 | 2014-02-25 | Acumentrics Corporation | Fuel cell stacking and sealing |
JP2019016525A (ja) * | 2017-07-07 | 2019-01-31 | 日本碍子株式会社 | 燃料電池セル及びセルスタック装置 |
JP2019016523A (ja) * | 2017-07-07 | 2019-01-31 | 日本碍子株式会社 | 燃料電池セル及びセルスタック装置 |
JP2019016524A (ja) * | 2017-07-07 | 2019-01-31 | 日本碍子株式会社 | 燃料電池セル及びセルスタック装置 |
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