JPH0473767A - 画像記録装置における位置合わせ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、画像情報に基づき作成したマスク原版を介し
て感光記録媒体を露光するために、マスク原版を所定の
露光位置に位置合わせする画像記録装置における位置合
わせ装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、次のようなカラー画像を形成するカラー画像記録
装置が知られている。まず、レーザプリンタによってカ
ラー原画像のレッド（Ｒ）　　グリーン（Ｇ）　　ブル
ー（Ｂ）の成分を取り出した画像を黒色で形成し、すな
わち３種類のレッド、グリーン、ブルー用のマスク原版
を作成する。３種類のマスク原版はレッド用、グリーン
用、ブルー用の順序で一枚づつ画像記録装置へ給送され
る。

給送された３種類のマスク原版はそれぞれ独立位置へ搬
送されるが、この露光位置にはカートリッジから感光記
録媒体が引き出されている。まず、感光記録媒体はレッ
ド用のマスク原版と対向した状態で、レッド光によって
露光され、感光記録媒体の感光面にはレッド用のマスク
原版の画像に応じてレッドの潜像が形成される。レッド
用のマスク原版はトレイへ排出され、次にグリーン用の
マスク原版が露光位置に搬送されると、グリーン光で露
光され、感光記録媒体の露光面にはグリーン用のマスク
原版に応じてグリーンの潜像か形成される。グリーン用
のマスク原版はトレイへ排出され、次にブルー用のマス
ク原版か露光位置に搬送され、ブルー光で露光されると
、感光記録媒体の露光面にはブルーの潜像が形成される
。

以上の三回の露光により感光記録媒体の同一面にレッド
、グリーン、ブルーの潜像が重ねて形成され、カラー画
像の潜像が形成され、し・ソド、グリーン、ブルーの一
組のマスク原版から感光記録媒体にカラー画像の潜像を
形成している。このように感光記録媒体の同一面にレッ
ド、グリーン、ブルーの潜像が−重ねて形成されるので
、このし・ソド、グリーン、ブルーの各潜像はずれない
ように形成されなければならない。すなわち、露光位置
に搬送されるレッド、グリーン、ブルー用の各マスク原
版は、この露光位置に正確に位置決めしなければならな
い。

このようなレッド、グリーン、ブルー用の各マスク原版
を露光位置に正確に位置決めする機構として、例えば第
４図に示すようなものかある（特願昭６１−２５６００
０号）。第４図においてマスク原版の送り方向と直角方
向の位置決めマークを読み取る反射型のセンサ１１１と
、マスク原版の送り方向の位置決めマークを読み取る反
射型光センサのセンサ１１２，１１３と、マスク原版が
静電気的に吸着されるベルト１１４を保持するローラを
支持しているベルトローラ支持ユニット１１５と、ベル
ト１１４を高速担送りするベルト送りモータ１１６と、
ベルト１１４を低速てはあるが微小送りできるようにベ
ルト送りモータ１１６を微小角度回転させるベルト微小
送りモータ１１７と、ベルトローラ支持ユニット１１５
をマスク原版送り方向とは直交する方向へそれぞれ独立
に動かす２つのベルト系移動モータ１１８゜１１９とを
備える。マスク原版位置決めマークがセンサ１１２　１
１３のいずれかに検出された後、センサ］ｉ、１．，１
１２．１１３からの出力がマイクロコンピュータにより
演算され、その結果に基づいてベルト送りモータ１１６
、ベルト微小送りモー１１７、ベルト系移動モータ１１
８，１１９が制御されることによりベルト１１４及びベ
ルトローラ支持ユニット１１５そのものが動き、ベルト
送りモータ１１６とベルト微小送りモータ１１７の送り
によりマスク原版の送り方向が、ベルト系移動モータ１
１８．１１９が同じ方向に同じ量送ることによりそれと
直角の方向が、ベルト系移動モータ１１８，１１９の相
対的な送りの差により傾きがそれぞれ補正される。この
結果、マスク原版の位置決めマークとその画像は極めて
特定した位置に位置合せされる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、このような従来の画像記録装置における
位置合わせ装置にあってはベルト１１４およびヘルドロ
ーラ支持ユニット１１５等の大型部品か必要であるので
、全体として大型化してしまい、またコスト高にもなる
という問題点があった。さらには、マスク原版を位置決
めするのにモータ１１６，１１７，１１８，１１９でマ
スク原版が吸着されたベルト１１４を駆動するので、モ
ータ１１６，１１７，１１８．１１９の駆動に対してマ
スク原版の位置合わせの応答が悪いといった問題点もあ
った。

本発明はベルトやベルトローラ支持ユニット等の大型部
品を省略して、全体として小型化するとともにコストの
低減を図り、マスク原版の位置合わせの応答を向上させ
た画像記録装置における位置合わせ装置を提供すること
を目的とする。

〔課題を解決するための手段〕 このような目的を達成するために、本発明にあっては、
原稿の画像情報に基ついて作成されたマスク原版の画像
を感光記録媒体に露光するための所定の露光位置を有す
る透明板と、この透明板にそれぞれ独立して配設され、
前記マスク原版を前記所定の露光位置に位置合わせする
ための第１ローラおよび第２ローラと、この第１ローラ
および第２ローラをそれぞれ独立して回転させる第１駆
動源および第２駆動源と、前記第１ローラおよび第２ロ
ーラを前記マスク原版の搬送方向に対し略直角に移動さ
せる移動手段と、マスク原版に形成された位置決めマー
クを検知する位置決めセンサと、この位置決めセンサに
応じて前記第１駆動源、第２駆動源または移動手段をそ
れぞれ制御する制御手段とを備えた構成とするものであ
る。

〔作用〕

マスク原版が透明板の所定の露光位置に対してずれずに
搬送されてきた場合には、第１、第２駆動源を同時にか
つ同期して駆動させ、第１、第２ローラによってこのマ
スク原版を所定の露光位置に位置決め合わせする。

マスク原版が前記所定の露光位置に向う方向にずれて搬
送されてきた場合には、第１、第２駆動源を同様に駆動
させるが、前記ずれ量に応じて第１、第２駆動源を駆動
させ、第１、第２ローラによってマスク原版を所定の露
光位置に位置合わせする。

マスク原版が前記所定の露光位置に向う方向に対して直
角にすれて搬送されてきたときには、移動手段によって
第１、第２ローラを同時に移動させ、マスク原版を所定
の露光位置に位置決めする。

マスク原版が前記所定の露光位置に向う方向に対して傾
いて搬送されてきたときには、第１駆動源と第２駆動源
の回転速度を違えて、第１ローラによる送り量と第２ロ
ーラによる送り量とを異るようにして、前記傾きを直し
てこのマスク原版を所定の露光位置に位置決めする。

このように、マスク原版がどのような状態で透明板に搬
送されてきても、前記したように所定の露光位置に正確
に位置合わせされる。

〔実施例〕

以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。

第１図はモノクロレーザプリンタ１とカラー画像記録装
置２０とを結合配置した断面図である。

まず、モノクロレーザプリンタ１はカラー画像記録装置
２０上部に積載されている。レーザプリンタ１内では帯
電された感光体３上にポリゴンスキャナ２によりレーザ
光が照射されることにより静電潜像か描かれる。静電潜
像が形成された感光体３は現像器４で現像され、給紙カ
セット５から供給される普通紙もしくはＯＨＰシート上
にトナー像が転写され、定着器６で定着される。通常モ
ノクロレーザプリンタ１はホストコンピュータから伝送
されるデータを記録する。

レーザプリンタ１からの出力は用紙パス切り替え部１０
において白黒の画像が必要な場合はモノクロ排紙トレイ
１１または自動原稿給送装置（以下ＡＤＦと称す）トレ
イ１２へ送給され、カラー画像が必要な場合は、ＡＤＦ
トレイ１２へ送出された後、カラー画像記録装置２０内
へ取り込まれる。

前記ＡＤＦ）レイ１２へ送出された用紙は、ＡＤＦ給紙
ローラ１３により１枚ずつカラー画像記録装置２０内へ
取り込まれ、レーザプリンタ１から出力されるモノクロ
プリントされた用紙３枚か１組となってカラー画像記録
装置２０のマスク原版（１，５Ｒ，１５Ｇ、１５Ｂ）と
して利用される。

次にカラー画像記録装置２０の構成について説明する。

カラー画像記録装置２０の本体下部には、位置合わせ装
置３１か位置し、ＡＤＦトレイ１２から位置合わせ装置
３１の間は、マスク原版搬送路２１でつながっている。

位置合わせ装置３１の左右両側には回転方向が制御でき
るローラ対２２２３、　　２４．　　２５．　　２６．
　　２７　　、　　ゲ　−　ト　２８　。

２９及びマスク原版収納部９０が配置されている。

マスク原版搬送路２１の途中には、レーザプリンタ１か
ら排出されるマスク原版１５のカールを取り除くための
りカーラローラ対９１が配置されている。ローラ対２６
．２７の外側には、使用済みマスク原版１５を排出する
マスク原版排紙トレイ３０がある。

マスク原版搬送路２１の先端側には第２図に示すような
位置合わせ装置３１が配設されている。

すなわち、マスク原版１５の搬送方向に向けてガラス板
３４が配置され、マスク原版１５は第２図中左手前から
右後方へ搬送されてガラス板３４上の所定の露光位置に
載置される。ガラス板３４上の左手前側にはマスク原版
１５が浮き上るのを押えるとともに所定の露光位置に案
内するためのシュート９２が接近して配設されている。

シュート９２は薄板状であり、マスク原版搬送方向に対
して略直角に配置され、搬送方向の前後両端が上方に折
り曲げられている。

シュート９２の両端側には一対の第１、第２孔９３ａ、
９３ｂが形成され、この第１、第２孔９３ａ、９３ｂに
はそれぞれ第１、第２ローラ９４ａ、９４ｂが遊挿され
この第１、第２ローラ９４ａ、９４ｂは第１、第２孔９
３ａ、９３ｂを通して、シュート９２の下に搬送されて
くるマスク原版１５に接して搬送するようになっている
。

また、第１、第・２孔９３ａ、９３ｂは第１、第２ロー
ラ９４ａ、９４ｂが軸線方向に移動可能なように内径を
大きくしである。

シュート部材９２にはマスク原版】５の位置決めマーク
を検知する第１、第２、第３センサ９５ａ、９５ｂ、９
５ｃか設けられ、一方策３図に示すようにマスク原版１
５の周縁には略Ｔ字状の位置決めマーク９６か印字され
ており、この位置決めマーク９６の部分９６ａはマスク
原版１５の搬送方向の位置決めするためのものであり、
第１、第２センサ９５ａ、９５ｂによって検知され、部
分９６ｂは前記搬送方向と直角方向の位置決めするため
のものであり、第３センサ９５ｃによって検知される。

第１ローラ９４ａにはマスク原版搬送方向に直角に伸び
る第１駆動軸９７が固着され、また第１駆動軸９７は第
２ローラ９４ｂに固着された中空円筒状の第２駆動軸９
８内に遊挿されている。

第１駆動軸９７はギア９９ａ、９９ｂを介して第１モー
タ１００によって回転され、第２駆動軸９８はギア１０
１ａ、１０１ｂを介して第２モータ１０３によって回転
される。モータ１００゜１０３、はフレーム１０４に設
けられており、フレーム１０４にはラック１０４ａが形
成されている。ラック１０４ａにはピニオン１０５が歯
合し、第３モータ１０６の回転によってフレーム１０４
は第２図中矢印方向へ移動し、この移動によって第１、
第２ローラ９４ａ、９４ｂは同時に矢印方向へ移動する
。なお、第１、第２駆動軸９７゜９８、ギア９９ａ、９
９ｂ、１０１ａ、１０１ｂ。

第１、第２、第３モータ１００，１０３，１０６、ラッ
ク１０４　ａ　ｚ　ピニオン１０５等は全体として移動
手段を構成する。

ｍｌ、第２、第３セン＋９５　ａ、　５９　ｂ。

９５ｃによってマスク原版１５の位置決めマーク９６を
検知すると、この第１、第２、第３センサ９５ａ、９５
ｂ、９５ｃがら制御手段としてのマイクロコンピュータ
（図示せず）に信号が出力され、このマイクロコンピュ
ータによって演算されて、その結果に基づいて第１、第
２、第３モータ１００．１０３．．１０６へ駆動信号が
出力される。

前記位置合わせ装置３１の下方には、露光装置４１が配
置されており、この露光装置４１は、位置合わせ装置３
１に沿って左右方向に移動可能である。前記露光装置４
１は、線状の白色光源（以下ランプと称す）４２、ラン
プ４２から光を反射する反射板４３及びレッドフィルタ
イ４Ｒとグリーンフィルタ４４Ｇとブルーフィルタ４４
Ｂとからなるフィルタユニット４４から構成されている
。

感光記録媒体５０は、例えば、特開昭６２１４３０４４
号公報で公知の光重合開始剤を用いた光硬化性樹脂を主
材としたもので、レッド、グノーン、ブルーの各波長の
光に対して硬化する光硬化性樹脂と、シアン、マゼンタ
、イエローの各染料前駆体を内包したマイクロカプセル
が基材となるシートの上に塗布されたものである。前記
感光記録媒体５０は、カートリッジ５１内に感光しない
ように収納されている。感光記録媒体５ｏは、カートリ
ッジ５１内からガラス板３４と露光台５２との間を通り
、バッファ５５、分離ローラ６４、圧力現像装置７０及
び駆動ローラ５７を経て巻取りローラ５４まで引き回さ
れている。前記露光台５２は、カム５３により下降させ
られ、ガラス板３４上に搬送されてきたマスク原版１５
と感光記録媒体５０とを密着させるように構成されてい
る。また、固定ローラ５６は、露光台５２か所定の位置
まで下降してきたとき露光台５２の左端部に押し付けら
れ、感光記録媒体５０をマスク原版１５の露光中、露光
台５２に固定するように配置されている。

顕色剤シート６０は、例えば、特開昭５８８８７３９号
公報に示された顕色剤をベース紙上に塗布して構成され
ており、カセット６１内に顕色剤塗布面が下向きになる
ようにセットされている。カセット６１の上部には、前
記顕色剤シート６０を一枚づつ給送するための吸盤６２
が配置されている。

圧力現像装置７０は露光により潜像の形成された感光記
録媒体５０と、顕色剤シート６０を重ね合わせて加圧現
像する一対の加圧ローラ７１等から構成される。

熱定着装置８０は、上部のヒータ８１と羽根車８２とを
内蔵したケーシング８３と、下部の顕色剤シート６０搬
送用のゴムローラ８４，８５゜８６と、ローラ８７とロ
ーラ８８との間に架設されたエンドレスベルト８９から
構成されており、熱定着装置８０の外側には、排紙トレ
イ６３力（取り付けられている。

以上のように構成されたものにおいて、１組のマスク原
版から複数のカラー画像を得る場合の動作を次に説明す
る。

まず、モノクロレーザプリンタ１によりし・ソド用のマ
スク原版１５Ｒが作成される。このマスク原版１５Ｒは
、感光記録媒体５０に塗布されたマイクロカプセルの中
で、シアンの染料前駆物質を持つマイクロカプセルを硬
化させるべく、これ以外の部分に遮光像であるトナーを
のせたマスク原版である。この時、モノクロレーザプリ
ンタ１より出力されるマスク原版１５Ｒは、ＡＤＦトレ
イ１２へ送出されＡＤＦ給紙ローラ１３によりカラー画
像記録装置２０内に給送される。カラー画像記録装置２
０内に給送されたマスク原版１５Ｒは、マスク原版搬送
路２１を通りローラ対２４．２２によって位置合わせ装
置３１へ送り込まれる。途中、リカーラローラ９１によ
りマスク原版１５Ｒのカールが修正される。このとき、
ゲート２８は実線の位置にある。

マスク原版１５Ｒがガラス板３４の所定露光位置に対し
てずれずに搬送されてきた場合には、第１、第２モータ
１００，１０３を同時にかつ同期して駆動させ、第１、
第２ローラ９４ａ。

９４ｂによって、このマスク原版１５Ｒを所定の露光位
置に位置合わせする。

マスク原版１５Ｒが前記所定の露光位置に向う方向にず
れて搬送されてきた場合には、第１、第２モータ１００
，１．０３を同様に駆動させるか、前記ずれ量に応じて
第１、第２モータ１００゜１０３を駆動させ、第１、第
２ローラ９４ａ。

９４ｂによってマスク原版１５Ｒを所定の露光位置に位
置合わせする。

マスク原版１５Ｒが前記所定の露光位置に向う方向に対
して直角にずれて搬送されてきたときには、第３モータ
１０６を駆動させてフレーム１０４を第２図中矢印方向
へ移動させて、第１、第２ローラ９４ａ、９４ｂも同時
に移動させ、マスク原版１５Ｒを所定の露光位置に位置
合せする。

マスク原版１５Ｒが前記所定の露光位置に向う方向に対
して傾いて搬送されてきたときには、第１モータ１００
と第２モータ１０３の回転速度を違えて第１ローラ９４
ａによる送り量と第２ローラ９４ｂによる送り量とを異
るようにして、前記傾きを直してこのマスク原版１５Ｒ
を所定の露光位置に位置合せする。

このように、マスク原版がどのような状態でガラス板３
４に搬送されてきても、前記したように所定の露光位置
に正確に位置合わせされる。

位置合わせを行う直前に露光台５２が所定の位置までカ
ム５３．により下降し、露光台５２の左端部に固定ロー
ラ５６が押し付けられ、感光記録媒体５０を露光台５２
に固定する。位置合わせ終了後、露光台５２はカム５３
によりさらに下降させられ、位置合わせ装置３１のガラ
ス板３４に接触し、マスク原版１５Ｒと感光記録媒体５
０とを密着させる。

露光台５２が位置合わせ装置３１に密着するとランプ４
２が点灯し、レッドフィルタ４４Ｒを介して、レッド光
がマスク原版１．５　Ｒを介して感光記録媒体５０に露
光するために、露光装置４１が矢印への方向に走査露光
を行う。露光が終了すると、ランプ４２が消灯し、露光
装置４１は矢印Ｂの方向に復動する。この時、露光装置
４１のフィルタユニット４４が、図示しない駆動源によ
り移動し、ランプ４２の上方にはグリーンフィルタ４４
Ｇが位置する。

露光装置４１．が復動する間、露光台５２はカム５３の
回転により上昇させられ、感光記録媒体５０は位置合わ
せ装置３１及びマスク原版１５Ｒから離間させられる。

このとき、感光記録媒体５０には、カートリッジ５１の
中で感光記録媒体５０のロール回転中心でパックテンシ
ョンがかけられており、露光台５２が下降するときには
、露光台５２の下降量に相当する長さが収納カートリッ
ジ５１の中から引き比され、また、露光か終わり露光台
５２が上昇したときには、感光記録媒体５０のたるみを
取る方向に巻き戻されるようになっている。

レット用のマスク原版１５Ｒの露光が終了した後も、露
光台５２は所定の位置までしか上昇せず、感光記録媒体
５０は、露光台５２の左端部に押し付けられた固定ロー
ラ５６によって露光台５２に固定されたままの状態を保
っている。

次に、モノクロレーザプリンタ１により作成されたグリ
ーン用のマスク原版１５Ｇが、ＡＤＦ　トレイ１２、Ａ
ＤＦ給紙ローラ］３、リカーラローラ９１、マスク原版
搬送路２１を通ってローラ対２４の直前まできたとき、
ローラ対２２，２４゜２５．２７、位置合わせ装置３１
の第１、第２ローラ９４ａ、９４ｂがマスク原版１５Ｒ
を右方向へ搬送する方向へ回転させられ、マスク原版１
５Ｒを位置合わせ装置３１から送り出すと同時にマスク
原版１５Ｇを露光位置に搬送して前記同様位置合わせし
た後停止させる。この時、ゲート２８．２９は実線の位
置に位置し、露光済みのマスク原版１５Ｒはローラ対２
７に挟まれ、かつ、ゲート２９をその後端が通り過ぎた
状態で、ローラ対２７の回転を停止させることにより保
持される。

位置合わせ装置３１に案内されたマスク原版１５Ｇはマ
スク原版１５Ｒの場合と同様に、感光記録媒体５０に対
して位置合わせが行われた後、露光台５２を下降させる
ことにより、感光記録媒体５０と密着させられる。その
後、ランプ４２を点灯させ、グリーンフィルタ４４Ｇを
介してグリーン光による露光が行われる。露光終了後、
露光台５２は所定位置まで上昇させられる。露光装置４
１は原点位置に復動させられるとともに、ランプ４２の
上方にブルーフィルタ４４Ｂが位置するようにフィルタ
ユニット４４を移動させろ。

次に、モノクロレーザプリンタ１によって作成されたブ
ルー用のマスク原版１５Ｂが同様にカラー画像記録装置
２０に給送され、ローラ対２４の直前に搬送された状態
で、ローラ対２４，２２゜２５．２６、位置合わせ装置
３１の第１、第２ローラ９４ａ、９４ｂか、マスク原版
１５Ｇを右方向へ搬送する方向へ回転させられ、マスク
原版１５Ｇを位置合わせ装置３１から送り出すとともに
マスク原版１５Ｂを露光位置に搬送して前記同様位置合
わせした後停止させる。この時、ゲート２８は実線の位
置、ゲート２９は破線の位置に位置し、露光後のマスク
原版１５Ｇは、ローラ対２６に挟まれ、かつ、ゲート２
９をその後端が通り過ぎた状態で、ローラ対２７の回転
を停止させることにより保持される。

位置合わせ装置３１に案内されたマスク原版１５Ｂは同
様の動作で、感光記録媒体５０に密着させられる。感光
記録媒体５０は、マスク原版１５Ｂを介しブルー光で露
光される。

以上の動作により感光記録媒体５０の同一面にはレッド
、グリーン、ブルーの潜像がずれることなく重ねて形成
され、所望のカラー画像の潜像が記録されたことになる
。

次に、露光台５２を初期位置まで上昇させ、固定ローラ
５６と露光台５２の左端部を離間させるとともに、バッ
ファ５５を矢印Ｅの方向へ移動させることにより、感光
記録媒体５０の未露光の箇所が露光台５２の下方にカー
トリッジ５１内から引き出されてくる。駆動ローラ５７
は、感光記録媒体５０を搬送し潜像の先端部分が圧力現
像装置７０の加圧ローラ７１の部分にきたときに停止さ
せる。

前記感光記録媒体５０の動きと同期して、顕色剤シート
６０は吸盤６２によりカセット６１から送り出され、前
記感光記録媒体５０の潜像の先端に顕色剤シー）６０の
先端が対応する位置まで搬送された後、停止する。

次に、図示されない駆動装置により、圧力現像装置７０
の加圧ローラ７１が矢印の方向に回転させられながら圧
接される。このとき、再び、露光台５２を所定の位置ま
で下降させることにより、露光台５２の左端に固定ロー
ラ５６が押し付けられ、感光記録媒体５０が露光台５２
に固定される。

感光記録媒体５０が顕色剤シート６０と重ねられた状態
で加圧されながら送られ、感光記録媒体５０上の未硬化
のマイクロカプセルが圧力で破壊されて、感光記録媒体
５０上の潜像に対応したカラー画像が顕色剤シート６０
上に現像される。

圧力現像装置７０の加圧ローラ７１が矢印の方向に回転
させられることにより、バッファ５５は矢印Ｆの方向に
移動させられる。顕色剤シート６０は分離ローラ６４に
より、感光記録媒体５０から剥離されるとともに、熱定
着装置８０の方向に案内される。

熱定着装置８０において、顕色剤シート６０は、ヒータ
８１で加熱し羽根車８２でケーシング８３内を循環して
いる空気により加熱され、カラー画像の発色が促進され
る。これとともに、顕色媒体を顕色剤シート６０のベー
ス紙に固定するためのバインダポリマー（結着樹脂）が
熱溶融され、表面が平滑になり、顕色剤シート６０の表
面は適度な光沢が得られる。発色と光沢処理の終了した
顕色剤シート６０は、排紙トレイ６３に排出される。

上述した一連の現像及び発色光沢処理の間、感光記録媒
体５０は露光台５２と固定ローラ５６によって挟持固定
されるので、一画面分の現像処理を行っている間に、露
光箇所では、次のカラー画像の潜像の露光処理を行うこ
とができる。

２枚目のカラー画像の露光を行う場合、まず、露光位置
にあるマスク原版１５Ｂを左方向へ送り出し、ローラ対
２７の位置で保持されているマスク原版１５Ｒを位置合
わせ装置３１へ送り込むためにローラ対２４，２２．２
５．２７と位置合わせ装置３１の第１、第２ローラ９４
ａ、９４ｂはマスク原版１５Ｒを左方向へ搬送するよう
に回転される。このとき、ゲート２８．２９は実線の位
置に位置している。マスク原版１５Ｂはローラ対２４に
挟まれ、ゲート２８をその後端が通り過ぎた位置でロー
ラ対２４の回転を停止させ保持される。位置合わせ装置
３１へ送り込まれたマスク原版１．５　Ｒは、位置合わ
せが行われ感光記録媒体５０に密着させられる。感光記
録媒体５０はマスク原版１５Ｒを介しレッド光で露光さ
れる。

次に、露光位置にあるマスク原版１５Ｒを左方向へ送り
出し、ローラ対２６の位置で保持されているマスク原版
１５Ｇを位置合わせ装置３１へ送り込むためにローラ対
２２．２３，２５．２６と位置合わせ装置３１の第１、
第２ローラ９４ａ。

９４ｂはマスク原版１５Ｇを左方向へ搬送するように回
転される。このとき、ゲート２８．２９は破線の位置に
位置している。マスク原版１５Ｒはローラ対２３に挟ま
れ、ゲート２８をその後端が通り過ぎた位置でローラ対
２３の回転を停止させることにより保持される。位置合
わせ装置３１へ送り込まれたマスク原版１５Ｇは、位置
合わせが行われ感光記録媒体５０に密着させられる。感
光記録媒体５０はマスク原版１５Ｇを介してグリーン光
で露光される。

次に、露光位置にあるマスク原版１５Ｇを右方向へ送り
だし、ローラ対２４の位置で保持されているマスク原版
１５Ｂを位置合わせ装置３１へ送り込むよう同様の動作
を行い、感光記録媒体５０上にカラー画像の潜像を形成
し、顕色剤シート６０上にカラー画像を形成する。

同様の動作を繰り返すことにより、１組のマスク原版１
５より所定の枚数のカラー画像を出力することができる
。

同一マスク原版１５からのカラー画像を必要枚数得た後
は、ローラ対２７またはローラ対２６から各マスク原版
１５を排紙トレイ３０へ排出する。

また、一連のカラー画像を露光処理している間に次のマ
スク原版１５がモノクロレーザプリンタ１から出力され
た場合は、ＡＤＦ）レイ１２へ一旦、溜めておいて、前
の組の露光が終了してからＡＤＦ給紙ローラ１３により
１枚ずつカラー画像記録装置１１２０内へ給送される。

また、他のモノクロレーザプリンタから出力されたマス
ク原版や、以前使用したマスク原版を再度使用する場合
は、ＡＤＦ）レイ１２にセットすることによりマスク原
版の入力が行える。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、透明板に第１ロー
ラおよ、び第２ローラをそれぞれ独立して配設し、この
第１ローラおよび第２ローラをそれぞれ第１駆動源およ
び第２駆動源によって回転させ、前記第１ローラおよび
第２ローラを移動手段によって搬送方向に対して直角に
移動させるようにしたので、従来におけるベルトやベル
トローラ支持ユニット等の大型部品が省略でき、全体と
して小型化することができ、またコストの低減を図るこ
とかできる。さらに、第１、第２ローラによってマスク
原版を直接位置合わせするので、マスク原版の位置合わ
せの応答を向上させることかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明に係る画像記録装置におけ
る位置合わせ装置の一実施例を示す図であり、第１図は
この位置合わせ装置が用いられた画像記録装置の概略断
面図、第２図はこの位置合わせ装置の斜視図、第３図は
マスク原版の平面図、第４図は従来の位置合わせ装置の
平面図である。 １５・・・マスク原版、 ３１・・・位置合わせ装置、 ３４・・・透明板、 ５０・・・感光記録媒体、 ９４ａ、９４ｂ・・・第１、第２ローラ、９５ａ、９５
ｂ、９５ｃｍセンサ、 １００．１０３．１０６・・・第１、第２、第３モータ
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 原稿の画像情報に基づいて作成されたマスク原版の画像
   を感光記録媒体に露光するための所定の露光位置を有す
   る透明板と、この透明板にそれぞれ独立して配設され、
   前記マスク原版を前記所定の露光位置に位置合わせする
   ための第１ローラおよび第２ローラと、この第１ローラ
   および第２ローラをそれぞれ独立して回転させる第１駆
   動源および第２駆動源と、前記第１ローラおよび第２ロ
   ーラを前記マスク原版の搬送方向に対し略直角に移動さ
   せる移動手段と、マスク原版に形成された位置決めマー
   クを検知する位置決めセンサと、この位置決めセンサに
   応じて前記第１駆動源、第２駆動源または移動手段をそ
   れぞれ制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画
   像記録装置における位置合わせ装置。