JPH0473673B2 - - Google Patents

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JPH0473673B2
JPH0473673B2 JP59200021A JP20002184A JPH0473673B2 JP H0473673 B2 JPH0473673 B2 JP H0473673B2 JP 59200021 A JP59200021 A JP 59200021A JP 20002184 A JP20002184 A JP 20002184A JP H0473673 B2 JPH0473673 B2 JP H0473673B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、水平読み出し部に電荷結合素子を用
い、信号電荷検出部に漂遊拡散型電荷検出部、フ
ローテイングデイフイージヨンアンプ(Floating
Diffusion Amplifier)を用いた固体撮像装置に
関するものである。
従来例の構成とその問題点 近年、新しい撮像デバイスとして固体撮像素子
の研究開発が活発に行われ、急速に実用化の域に
達しつつある。
固体撮像素子を用いたテレビカメラは従来の撮
像管方式のテレビカメラに比べて、長寿命、堅
牢、残像、焼き付き、安定性等多くの優れた特性
を有する。
固体撮像素子には二次元に配置された光電変換
素子からの信号電荷を転送して得るCCD型や垂
直、水平方向走査用シフトレジスタから出力され
る走査パルスにより光電変換素子の位置をアドレ
スして信号を読み出すMOS型等多くの方式があ
る。
その中でテレビカメラとしての固体撮像素子は
感度、疑似信号等の諸性能を考慮すると、垂直転
送、水平転送共にCCDを用いたインターライン
CCD型固体撮像素子(以後IL−CCDと略す)が
最も有利であると考えられる。
以下、IL−CCDの構成、動作を説明する。
第1図はIL−CCDの構成を示す図である。
第1図において、1は光電変換素子としてのフ
オトダイオード(以後PDと略す)、2は垂直転送
レジスタであり、その垂直転送レジスタ2は、垂
直転送ゲート3,4,5,6から構成されてい
る。7は信号読み出しゲートであり、PD1の信
号電荷を垂直転送ゲート3もしくは5へ読み出す
ためのものである。8は垂直転送パルスφV1〜φV4
の供給素子であり、9は信号読み出しパルスφF1
φF2の供給端子である。10は水平転送レジスタ
であり、この水平転送レジスタ10は水平転送ゲ
ート11,12,13,14により構成されてい
る。15は水平転送パルスφH1〜φH4の供給端子で
ある。16は電荷検出部であり水平転送レジスタ
を転送されてきた信号電荷を信号電圧に変換す
る。この電荷検出部16は通常漂遊拡散型電荷検
出部、フローテイングデイフイージヨンアンプ
(Floating Diffusion Amplifier、以後、FDAと
略す)で構成されている。17は信号出力端子で
ある。
以上の如き構成のIL−CCDの動作を次に説明
する。
フオトダイオード1は被写体からの入射光を光
電変換し信号電荷を蓄積する。その信号電荷は信
号読み出しゲート7を会して垂直転送ゲート3も
しくは5へ読み込まれた後、垂直転送パルス供給
端子8より供給される垂直転送パルスにより、水
平転送レジスタ10の方向へ順次転送され、1水
平ライン毎に水平転送レジスタに転送される。
ここで、第1フイールドにおいては、信号読み
出しパルス供給端子9のφF1に信号読み出しパル
スを供給し、垂直転送ゲート5に接続された水平
列PD1の信号電荷を読み出し、第2フイールド
では、信号読み出しパルス供給端子9のφF2に信
号読み出しパルスを供給し垂直転送ゲート3に接
続された水平列のPD1の信号電荷を読み出すこ
とにより2対1のインターレース走査を行なつて
いる。
水平転送レジスタ10へ転送された信号電荷
は、水平転送パルス供給端子15から供給される
水平転送パルスφH1〜φH4により電荷検出部16へ
順次転送され、電荷検出部16のフローテイング
デイフイージヨにより信号電荷は信号電圧に変換
され信号出力端子17から点順次信号として得ら
れる。
このようにして得られた点順次信号を電気回路
により信号処理する事により映像信号得る。
前記の構成のIL−CCDは最も一般的な構成の
ものであり、PD1に蓄積された信号電荷を垂直
転送段へ読み込む機構、垂直転送段の動作メカニ
ズム、垂直転送段から水平転送段への信号電荷の
転送機構、水平転送段の動作機構、電荷検出部の
動作機構についてはすでに公知であるのでその説
明は省略するが、本発明は前記電荷検出部の動作
と密接な関係があるため水平転送段、電荷検出部
の動作について第2図、第3図を用いて簡単に説
明する。
第2図は第1図における水平転送段と電荷検出
部の構造を示す断面図であり、第1図と同一の機
能を有する部分には同一の番号を付していいる。
18はp型基盤であり、その一部にはn+の拡
散層19及び20を設けている。p型基盤18上
に絶縁用酸化膜SiO221を介してポリンリコン
から成る電極11〜14を形成し、その電極は
各々水平転送パルス供給端子15のφH1〜φH2に接
続されており、更に電極22,23が形成されて
いる。電極22は出力ゲートであり、直流電圧
V1が印加されており、電極23はリセツト電極
φRであり、リセツトパルス供給端子24に接続
されている。拡散層20はリセツトドレインであ
り、直流電圧V2が印加されている。拡散層19
は直接的に直流電源に接続されていない漂遊拡散
(フローテイングデイフイージヨン)である。こ
の拡散層はFET25のゲートに接続され、その
FET25のドレインは直流電圧V2が印加され、
ソースは抵抗26に接続され、そのソースに出力
端子17を接続している。19,20,22〜2
6により電荷検出部16のフローテイングデイフ
イージヨンアンプを形成している。
次に水平転送段と電荷検出部の動作を第3図を
用いて説明する。
第3図aは第2図に示した水平転送段と電荷検
出部を更に単純化し、第3図bのt1〜t5の各時間
におけるポテンシヤルモデルを示したものであ
り、第3図bはφH1,φH2,φH3,φH4,φRの号波形
図である。第3図aのt1では水平転送が行われる
寸前の状態、すなわち、垂直転送段から水平転送
段へ信号電荷が転送され直後の状態である。
まず時間t1においては、φH1,φH2電圧が印加さ
れるとφH1,φH2電極下のポテンシヤルは高くな
り、垂直転送段から水平転送段へ転送された信号
電荷はφH1,φH2電極下に捕捉される。このときフ
ローテイングデイフイージヨン(以後FDと略す)
19の電位は第3図bに示したφRパルスのAパ
ルスがφR端子に印加された時の状態を維持する。
すなわち、φR端子にφRパルスAが印加されると
FD19の電位は略V1となり、FD19に電荷を
与えない限りV1電位を維持する。ここでFD19
に信号電荷が注入されない水平帰線期間中にも
φRを印加するのは暗電流によりFD19の電位が
変動するのを防止するためである。
次に第3図aのt2では、信号電荷が電荷検出部
の方向へCCDの1電極分だけ転送された状態を
示す。このときFD19の電位はV1を維持してい
る。
第3図aのt3では、信号電荷が電荷検出部の方
向へCCDの1電極分だけ転送され、φR端子にφR
パルスが印加されるため、FD19の電位はV1
なる。
第3図aのt4では、信号電荷が電荷検出部の方
向へCCDの1電極分だけ転送されるため、信号
電荷の一部はφR4電極下に捕捉され残りはFD19
へ転送され、FD19の電位は下がる。
第3図aのt5では、信号電荷を電荷検出部の方
向に更にCCDの1電極分だけ転送されるためφH4
電極下に捕捉されていた信号電荷も全てFD19
へ転送されるため、FD19の電位は更に下がり、
VPの電位となる。このFD19の電位VPはφR端子
にφRパルスが印加されるまで保持される。
上記の如き動作原理の水平転送段、電荷検出部
におけるφRパルスと出力信号の関係を第4図に
示す。
第4図において、φRは第3図に示したφRと同
一であり、出力信号を示す図において実際で示し
た波形は、PDよりの信号電荷が零の状態の出力
信号波形であり、破線で示した波形はPDからの
信号電荷が存在する時の信号波形である。
またVRは、φRパルスがφRゲート23とFD19
の浮遊容量を通じてFET25のゲートに現われ
るものである。
ところで、PDよりの信号電荷を検出検出部に
より電荷−電圧変換して信号電圧として取り出す
ためには、前述のようにPD1個分の信号電荷を
検出する度にFDの電位をV1にリセツトしなけれ
ばならないが、FDをリセツトする際、電荷検出
部の内部雑音等の雑音が発生し、雑音によりFD
のリセツト電位が変動する。(以下この雑音をリ
セツト雑音と称す)このリセツト雑音はFDが次
にリセツトされるまでFDから成る容量に保持さ
れる、即ちリセツト雑音はサンプルホールドされ
た形となつて出力される。
このため、第4図に示したB、Cの期間、即ち
リセツト期間、信号出力期間共に前記のリセツト
雑音により変動する。したがつて、この出力信号
を単に信号処理して映像信号とした場合には前記
リセツト雑音の混入した信号となつてしまう。
前記リセツト雑音は、その電力が周波数に反比
例する1/雑音である。電荷検出部における
1/雑音の周波数は出力信号周波数の1/10であ
るため、出力信号の数ビツト期間にわたつて1/
雑音の変動は少なく、ほぼ一定と見なされる。
1/雑音は、テレビ画面上では、水平の帯状
となつてランダムに現われるので画質を著るしく
損ねる。
前述の1/雑音の特徴に着目してリセツト雑
音を除去する従来例を第5図、第6図を用いて説
明する。
第5図は相関2重サンプリング法(以後CDS
と略す)と称される1/の雑音除去のブロツク
図である。
この相関2重サンプリング法の動作原理は、電
荷転送デバイス;近代科学社武石喜幸、香山普監
訳P49〜P50、P111〜P112及び1984年TV学会全
国大会予稿集P59〜P60にその詳細な説明がなさ
れているため、ここでは簡単に説明をする。
第6図aはFDAを用いたIL−CCDの出力波形
の模式的な図である。実際の出力波形では各部の
エツジはもつとゆるやかな傾斜を有している。tr
はリセツト期間、twはFDAの基準電圧期間、ts
信号期間である。前述の1/雑音はFDAのφR
によるリセツトスイツチ(第2図23)の熱雑音
によるKTC雑音である。ここでKはボルツマン
定数、Tは温度、Cはフローテイングデイフイー
ジヨンの容量である。このKTC雑音は、基準電
圧の変動分VNとなつて現われる。したがつてこ
の雑音を除去するには信号電圧VSから雑音成分
VNを減算すればよいことがわかる。
第6図bはFDAに供給するリセツトパルス波
形、第6図cはCDS回路のクランプ回路の供給
するクランプパルス、第6図dはCDS回路のサ
ンプルホールド回路に供給するサンプリングパル
スである。
第5図に示したCDS回路に第6図c,dに示
したパルスを供給すれば、クランプ回路の出力端
eでは、基準電圧の変動分は抑制された信号第6
図eを得ることができる。この基準電圧の変動の
抑制された信号をサンプルホールド回路に供給し
てサンプルホールドされた信号を得ている。
ところが実際には、前記の文献でも説明されて
いるように、1/雑音が完全に除去されるには
到つていない。その主な理由は、クランプ回路の
スツチが理想スイツチでない、クランプコンデン
サに漏れ電流が存在する。クランプされた信号の
受信側インピーダンスが無限大でない、更に固体
撮像素子出力信号に含まれる高周波成分の折り返
し雑音が存在するためである。
更に、クランプパルスの位相、及びパルス巾に
は高度な安定性が要求される。しかし実際にはク
ランプパルスをモノマルチバイブレータ等で作る
ことが多くその場合温度変化や経年変化によりク
ランプ回路が誤動作を起す可能性もある。
発明の目的 本発明は、固体撮像素子出力信号に含まれるリ
セツト雑音を安定に除去できる固定撮像装置を提
供することを目的とする。
発明の構成 本発明は、光電変換部とCCDから成る走査部
とリセツトMOSFETを備えた漂遊拡散型電荷検
出部(FDA)とを同一チツプ上に形成した固体
撮像素子の前記FDA出力信号を、第1と第2の
サンプルホールド回路に供給して、第1のサンプ
ルホールド回路により前記FDAの基準電位を1
画素毎にサンプルホールドし、第2のサンプルホ
ールド回路により、映像信号成分を1画素毎にサ
ンプルホールドし、前記第1、第2のサンプルホ
ールド回路の出力信号を減算することによりリセ
ツト雑音の除去された映像信号を得るものであ
る。
実施例の説明 以下本発明による実施例を第7図、第8図を用
いて説明する。
第7図は本発明による一実施例のブロツク図で
ある。第7図において、27は信号入力端子であ
り固体撮像素子のFDA出力信号が入力される。
28,37,38は高入力インピーダンス、低出
力インピーダンス特性を有するバツフアアンプで
ある。40,42はアナログスイツチ、41,4
3はコンデンサであり前記アナログスイツチ4
0,42はそれぞれサンプリングパルス1,2に
より開閉される。サンプリングパルス1,2はサ
ンプリングパルス供給端子44,45から供給さ
れ、前記アナログスイツチ40,42はサンプリ
ングパルスがハイレベルの時に閉状態、ローレベ
ルの時に開状態となる。39は差動アンプ、36
は信号出力端子である。40,41,37及び4
2,43,38で各々1個のサンプルホールド回
路が構成されている。
バツフアアンプ28の出力端子はアナログスイ
ツチ40,42の一端に各々接続されており、ア
ナログスイツチ40,42の他の一端にはコンデ
ンサ41,43及びバツフアアンプ37,38が
接続されている。前記コンデンサ41,43の一
端は設置されている。バツフアアンプ37,38
の出力端子は差動アンプ39の入力端子に各々接
続されている。36は差動アンプ出力端子であ
る。前記アナログスイツチ40,42にはサンプ
リングパルス供給端子44,45を介してサンプ
リングパルスが供給される。
次に本実施例の動作を第7図、第8図を用いて
説明する。
いま、全面が白色の被写体を撮像した場合を例
として説明する。
固体撮像素子のFDA出力信号は入力端子27、
バツフアアンプ28を介してアナログスイツチ4
0,42に供給される。FDA出力信号、即ちア
ナログスイツチ40,42に供給されを信号波形
を第8図fに示す。第8図の信号波形において、
trはリセツト期間、tNはFDAの基準電圧期間、ts
は信号期間であり、リセツト雑音は基準電圧の変
動分VNとして示している。したがつてこの雑音
を除去するには信号電圧VSから雑音成分VNを減
算することによりその目的は達せられる。
そのためサンプリングパルス1供給端子44に
第8図hに示すサンプリングパルスを供給して、
入力信号のtN期間の一部をサンプルホールドす
る。このときのバツフアアンプ出力信号を第8図
iに示す。すなわち、第8図iの波形は、FDA
の基準電圧の変化を示したものであり、リセツト
雑音成分を示している。
次にサンプリングパルス2供給端子45に第8
図jに示すサンプリングパルスを供給して、入力
信号のts期間の一部をサンプルホールドする。こ
のときバツフアアンプ出力信号を第8図kに示
す。この波形はts期間の信号の変化を示したもの
であるが、この信号成分の変動はリセツト雑音に
よるものである。したがつて、第8図kの波形か
らiの波形を差し引くことにより、リセツト雑音
を除去することできる。つまりバツフアアンプ3
7,38の出力信号を差動アンプ39に供給して
減算すればリセツト雑音の除去された映像信号を
出力端子36から得ることができる。
更に、本発明によればサンプリングパルス1,
2の期間に相関のある雑音は全て除去できる。す
なわち、1/twよりも低い周波数成分の雑音は全て 除去することが可能である。
また、本発明によれば、2つのサンプリングパ
ルスの位相、パルス巾が温度や経年変化により変
動しても、出力信号の振幅が多少変化するのみで
あるので従来例に示す如く致命的な誤動作を起こ
すことはない。
次に本発明による具体的なリセツト雑音除去回
路を第9図を用いて説明する。
第9図において、27は信号入力端子、46は
トランジスタ、47は抵抗でありトランジスタ4
6のエミツタに接続されている。48は抵抗であ
りその一端はトランジスタ46のエミツタに接続
されており、一端はコンデンサ49の一端に接続
されている。コンデンサ49の一端は接地されて
いる。50,53はFETでありそのドレンはト
ランジスタ46のエミツタに共通に接続され、
各々のソースはFET51,54のゲートに各々
接続されている。FET51,54のゲートには
コンデンサ61,62が各々接続されており、そ
れらのコンデンサの一端は各々接地されている。
FET50,53のゲートにはダイオード53,
56のアノードが接続されており、各ダイオード
のカソードはコンデンサ49と抵抗48の接続点
に共通に接続されている。さらにFET50,5
3のゲートにはコンデンサ54,57が接続され
ており、各々のコンデンサの一端はサンプリング
パルス供給端子45、サンプリングパルス供給端
子44となつている。前記FET51,54のソ
ースには、ソース抵抗52,55が接続されてお
り、前記ソース抵抗の一端は接地されている。ま
たFET54,51、のドレイン及びトランジス
タ46のコレクタは電源線Vccに接続されている。
FET51,54のソースにはコンデンサ58,
59が接続されており、各々のコンデンサの一端
は差動増幅器60の(+)側入力端子及び(−)
側入力端子に接続されている。また差動増幅器6
0には電源供給線及び接地線、出力信号端子36
を有している。
トランジスタ46、抵抗47によりバツフアア
ンプが構成されており、FET50,51、抵抗
52、コンデンサ61,54により第1のサンプ
ルホールド回路が構成されており、FET53,
54、抵抗55、コンデンサ62,57により第
2のサンプルホールド回路が構成されている。ま
た抵抗48のコンデンサ49により積分回路が構
成されている。
次に、この回路の動作を第9図、第10図を用
いて説明する。
第10図1はトランジスタ46のエミツタにお
ける波形である。1におけるVDはその平均の直
流電位であり、その電位VDは抵抗48、コンデ
ンサ49から成る積分回路で信号成分を積分して
得た電位に等しい。つまりコンデンサ49と抵抗
48の接続点の電圧と等しい。
第10図m,nはFET50,53のゲートに
供給されるサンプリングパルスの波形と電位を示
すものである。サンプリングパルス供給端子4
4,45から供給されたサンプリングパルスはコ
ンデンサ54,57、ダイオード53,56によ
りそのサンプリングパルスの最大値は前記のVD
よりダイオードの順方向電圧だけ高い電位VT
保持される。このダイオードは高周波用ダイオー
ドを用いる。またFET50,53はそのダイオ
ード・ソース間電圧が−2V程度でOFF状態とな
り、OV以上でON状態となる。したがつて、サ
ンプリングパルスは3V程度の振幅があれば、
FET50,53を十分ON、OFF動作させる事が
できる。
このようにサンプリングパルス1,2により固
体撮像素子出力信号のtNの期間の一部をFET5
0、コンデンサ61、FET51によりサンプル
ホールドし、tsの期間の一部をFET53、コンデ
ンサ62、FET54によりサンプルホールドす
る。このときのFET51,54のソース端子の
波形を第10図o,pに示す。oの波形はtN期間
の波形の変化を示したものであるがこの波形はリ
セツト雑音によるものである。pの波形はts期間
の波形の変化を示したものであり、この波形の変
化はリセツト雑音と被写体像の変化が重畳された
波形となる。
したがつて、これらの波形を差動増幅器60で
減算することによりリセツト雑音の除去された信
号を得ることができる。
本実施例ではサンプリングパルスの最大値をコ
ンデンサ、ダイオードを用いて、トランジスタ4
6のエミツタ電位の平均値に保持しているため、
前記サンプリングパルスの振幅は3V程度であれ
ばよい。この3V程度の振幅は一般のTTLロジツ
クICの出力信号をそのまま用いることができる。
もしサンプリングパルスの最大値を前述の如く、
エミツタ電位の平均値に保持しなければ、FET
50,53を十分にON、OFFするには、サンプ
リングパルスの振幅をトランジスタ46のエミツ
タ電位までとしなければならない。このようにサ
ンプリングパルスの振幅を大きくするにはTTL
ロジツクIC出力信号を増幅しなければならない
ため、新たに高周波、大振幅が可能な増幅器が必
要となり、不経済である。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、固体撮像
素子出力信号に含まれるリセツト雑音を安定に除
去することができる。またサンプリングパルスの
振幅も比較的小さくても十分に動作するので、サ
ンプリングパルスはTTLロジツクIC出力信号を
そのまま用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はIL−CCDの構成を示す回路図、第2
図は水平転送段および信号電荷検出部の詳細回路
図、第3図aは電荷転送状態を示す状態図、同図
bは水平転送パルスおよびリセツトパルスの波形
図、第4図は電荷検出部の動作を示す信号波形
図、第5図は従来のリセツト雑音除去回路、第6
図は第5図の各部の波形を示す波形図、第7図は
本発明における一実施例のリセツト雑音除去回路
を示す回路図、第8図は第7図の各部の波形を示
す波形図、第9図は本発明による一具体回路例を
示す回路図、第10図は第9図における各部の波
形を示す波形図である。 28,37,38……バツフアアンプ、39…
…差動アンプ、40,42……アナログスイツ
チ、41,43……コンデンサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 光電変換部と電荷結合素子から成る走査部と
    リセツトMOSFETを備えた漂遊拡散型電荷検出
    部とを同一チツプ上に形成した固体撮像素子の前
    記漂遊拡散型電荷検出部出力信号を、第1と第2
    のサンプルホールド回路に供給し、第1のサンプ
    ルホールド回路により、前記漂遊拡散型電荷検出
    部の基準電位を1画素毎にサンプルホールドし、
    第2のサンプルホールド回路により、前記漂遊拡
    散型電荷検出部出力信号の映像信号成分を1画素
    毎にサンプルホールドし、前記第1、第2のサン
    プルホールド回路の出力信号を減算して出力する
    ことを特徴とする固体撮像装置。 2 第1、第2のサンプルホールド回路に供給さ
    れるサンプリングパルスの最大値が漂遊拡散型電
    荷検出部出力信号の平均値の直流電位に固定され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の固体撮像装置。
JP59200021A 1984-09-25 1984-09-25 固体撮像装置 Granted JPS6178284A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59200021A JPS6178284A (ja) 1984-09-25 1984-09-25 固体撮像装置

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JP59200021A JPS6178284A (ja) 1984-09-25 1984-09-25 固体撮像装置

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Publication Number Publication Date
JPS6178284A JPS6178284A (ja) 1986-04-21
JPH0473673B2 true JPH0473673B2 (ja) 1992-11-24

Family

ID=16417488

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JP59200021A Granted JPS6178284A (ja) 1984-09-25 1984-09-25 固体撮像装置

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JPS56116374A (en) * 1980-02-20 1981-09-12 Sony Corp Charge detection circuit
JPS5992679A (ja) * 1982-11-19 1984-05-28 Toshiba Corp Ccdの信号処理方法

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