JPH0472811B2 - - Google Patents

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JPH0472811B2
JPH0472811B2 JP58177150A JP17715083A JPH0472811B2 JP H0472811 B2 JPH0472811 B2 JP H0472811B2 JP 58177150 A JP58177150 A JP 58177150A JP 17715083 A JP17715083 A JP 17715083A JP H0472811 B2 JPH0472811 B2 JP H0472811B2
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JP
Japan
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titanium
titanate
catalyst
carbonate
chelate
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JP58177150A
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JPS5978133A (ja
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Daburyuu Buruuetsuto Chaaruzu
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KUWANTAMU CHEM CORP
Original Assignee
KUWANTAMU CHEM CORP
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Filing date
Publication date
Application filed by KUWANTAMU CHEM CORP filed Critical KUWANTAMU CHEM CORP
Publication of JPS5978133A publication Critical patent/JPS5978133A/ja
Publication of JPH0472811B2 publication Critical patent/JPH0472811B2/ja
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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/60Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by elimination of -OH groups, e.g. by dehydration
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C33/00Unsaturated compounds having hydroxy or O-metal groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C33/02Acyclic alcohols with carbon-to-carbon double bonds
    • C07C33/025Acyclic alcohols with carbon-to-carbon double bonds with only one double bond

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は不飽和アルコール、特にジオールから
の末端不飽和アルコールの製法に関する。 不飽和脂肪族アルコールは種々の用途をもつよ
く知られた商品であり、種々の方法で製造され
る。 例えばグランの米国特許第2086713号はジヒド
ロキシアルコールを液相中でアルミニウム、ジル
コニウム、チタンおよびトリウムより成る群から
選ばれた触媒と混合しこの混合物を水の沸点以上
の温度に加熱するオレフインアルコールの製法を
発表している。 ウエイサングらの米国特許第3862964号はリチ
ウム、ナトリウム、ストロンチウムおよびバリウ
ムより成る群から選ばれた少なくとも1金属の1
混合又は非混合ピロホスフエイトおよび触媒全重
量の約2%以下の量のクロムオキサイドおよびク
ロムホスフエイトより成る群から選ばれたクロム
化合物より成るジオール脱水用触媒を発表してい
る。ウエイサングらの米国特許第3957900号は同
じ効果がえられるもので、リチウム、ナトリウ
ム、ストロンチウムおよびバリウムより成る群に
属する金属の少なくとも1ピロホスフエイトと1
酸オルトホスフエイトの微固体粒子混合物から生
成した物体を〓焼生成した機械的強度をもつた触
媒を不活性ガスの存在でジオール蒸気相と接触さ
せる特殊脱水法を記載している。 ローマネリの米国特許第3670032号はゼロ原子
価パラジウムを主体とする触媒系、例えばトリフ
エニルホスフインパラジウムとテトラアルキルお
よびトリアルキルアラルキルアンモニウム水酸化
物および炭素原子4乃至20をもつアルコラートよ
り成る群から選ばれた塩基性共触媒の存在におい
てC4−C6脂肪族共役ジオレフインを0−125℃の
温度において水、低級アルカノールと反応させる
不飽和アルコールとエーテルの製法を記載してい
る。 モーレイの米国特許第2454936号は構造式: (式中R1とR2はアルキル基を表わし、R3とR4
は水素とアルキル基のいづれかを表わし、かつn
は1乃至4の整数とする。)をもつ脂肪族2価ア
ルコールに全重量の10%を超えない水を加えかつ
p−トルエンスルホン酸、沃素、アニリンハイド
ロアイオダイドおよびよう化水素より成る群から
選ばれた脱水触媒を加える脂肪族不飽和1価アル
コールの製法を記載している。混合物を迅速に蒸
留し縮合させて異性単量体性1価不飽和アルコー
ルを含む油縮合物がえられる。 ヒリヤーらの米国特許第2583426号はオレフイ
ン不飽和をもつエポオキシ化合物をクリニヤール
試薬と接触させる炭素原子5又は6以上をもつ不
飽和第1アルコールの製法に関する。 フエントンの米国特許第3721714号は族貴金
属錯塩とバイフイリツク(biphyllic)な配位子
(例えばトリフエニルホスフインに対する)より
成る触媒を150乃至250℃の温度においてジカルボ
ヒドリル炭酸塩と接触させるアルデヒドとアルコ
ールの製法を記載している。同様にフエントンの
米国特許第3784616号はジヒドロカルビルオキザ
レイトを温度150乃至250℃と液相反応を保つに十
分な圧力において族貴金属とバイフイリツクな
配位子より成る触媒と接触させるアルデヒドとア
ルコールの製法を発表している。 J.W.ヒルとW.H.カローサーズはJ.Am.Chem.
Soc.,55,5031(1933)にポリエステルの解重合
による環状エステル製品の製法を発表している。
それはまた9−デセン−1−オルがデカメチレン
カーボネイト重合体のナトリウムメチラートによ
る接触解重合の副成物であることを発表してい
る。9−デセン−1−オルの生成はその場合約2
%のみで、反応の主生成物は環状カーボネイトと
環状ジカーボネイトである。 更にシーヤレスらはJ.Am.Chem.Soc.,82
2928(1960)にシアン化カリウム(KCN)の様な
塩基性触媒の存在における環状カーボネイトの熱
分解による末端不飽和アルコールの製法を発表し
ているが、ウイリアムスらはJ,O,C.23,676
(1958)に触媒なしにカーボネイトからの末端不
飽和アルコール生成を発表している。これらの方
法は収率が低いしまたウイリアムらの場合熱分解
に高温(500℃)を要するので、十分満足なもの
ではない。 故に不飽和アルコールの製法は多数知られてい
るが、高価な製品を高収率で製造できる他の簡単
なより経済的な方法が非常に望まれている。 本発明はチタン含有触媒の存在でポリカーボネ
イト、特に脂肪族ポリカーボネイトを熱分解する
末端不飽和アルコールの製法に関する。本発明の
1実施態様において、ジオールをチタン含有触媒
のもとでジアルキルカーボネイトと接触させてポ
リカーボネイトとした後えたポリカーボネイトを
チタン触媒の存在で分解させて末端不飽和アルコ
ールをえるのである。 一般にまたこの1実施態様では、本発明の方法
は先づチタン触媒のもとでジオールをジアルキル
カーボネイトと反応させてポリカーボネイトを生
成する。ポリカーボネイトを熱分解させる様反応
温度を上昇し不飽和アルコールをえるのである。 したがつて本発明の方法は次の反応方式で表わ
される: 上式中Rは炭素原子約3乃至19をもつ2価脂肪
族(アルキレン)基を表わし、かつR′は水素又
はアルキル基を表わす。RとR′は直鎖又は分岐
鎖基でもよい。代表的Rはプロピレン、ブチレ
ン、ヘキシレン、ノニレン等である。反応体ジア
ルキルカーボネイトは炭素原子3乃至9をもちま
たnは約2乃至約400、好ましくは約5乃至約100
の非常に巾広い範囲の整数でよい。 この場合ジアルキルカーボネイトと反応する代
表的ジオールは炭素原子6乃至22をもち式:
HOCH2CHR′−R−CH2OH(但しRとR′は上に
定義したとおりとする)に対応するジオールであ
る。ジオールの例はヘキサンジオール、デカンジ
オール、ドデカンジオール、ノナンジオール、エ
イコサンジオール等である。本発明の目的に好ま
しいジオールは炭素原子約8乃至約14をもつもの
である。 本発明方法の範囲内のジアルキルカーボネイト
には例えばジメチルカーボネイト、ジエチルカー
ボネイト、ジプロピルカーボネイト、ジブチルカ
ーボネイト、エチレンカーボネイト等がある。 本発明の反応の両工程にチタン触媒が好ましく
使われる。この方法に使われる適当する触媒は
式:Ti(OR″)4(R″は例えばC1−C10アルキル基を
表わす)をもつチタネイト又はその縮合物、チタ
ンキレート、チタンアシレイト等である。 詳述すれば本発明に触媒として使われる代表的
チタネイトには例えばTi(OC3H74(テトライソ
プロピルチタネイト)、Ti(OC4H94(テトラキス
−2−エチルヘキシルチタネイト)等がある。代
表的チタンキレートには例えばチタンアセチルア
セトネイト、乳酸チタンキレート、トリエタノー
ルアミンチタンキレート、チタンエチルアセトア
セテイトキレート、テトラオクチレングリコール
チタネイト等がある。代表的チタンアシレイトに
は例えば式Ti(OCOR″)4(但しR″は前に定義した
とおり)をもつものがある。上記チタン触媒の全
部ではないが多くはデユポン社から“タイゾー
ル”の商品名で市販されている。 ポリカーボネイト製造工程は比較的低温、例え
ば100−225℃、好ましくは約115乃至約200℃の温
度でまた約0.5乃至約2気圧、好ましくは1気圧
の圧力で一般に行なわれる。 本発明の第2工程、即ちポリカーボネイト分解
工程において、一般にポリカーボネイトと触媒は
大気圧においてポリカーボネイトの分解温度に加
熱される、又は真空状態で蒸留された後最終反応
温度に加熱される。分解工程に使われるチタン触
媒は前記のものと同じである。更に分解工程に使
われるチタン触媒はポリカーボネイト生成工程に
使用のものと同じでも異つていてもよい。生成さ
れた留出物は捕集され、また反応は留出物が全部
回収されるまで続けられる。 本発明の1実施態様は前記のとおり先づポリカ
ーボネイトの生成を含むが、前記チタン触媒存在
と反応条件においてどんな源泉からのポリカーボ
ネイト(例えばここで製造された又は他の合成法
からえた又は市場でえられた様な)を熱分解して
末端不飽和アルコールをよい収率でえることも本
発明の範囲内である。 本発明の反応に使われるチタン触媒量は巾広く
変えることができる。例えば本発明の目的に適し
た量は約0.5乃至10重量%、好ましくは約0.75乃
至約4重量%である。この範囲はジオールとジア
ルキルカーボネイトの反応によるポリカーボネイ
ト製造にチタン触媒を使う場合にはジオールを基
準とした重量%で使われ又は既生成されたポリカ
ーボネイト分解の場合にはポリカーボネイトを基
準とした重量%で使われる。 粗留出物、アルフア、オメガージエンおよびジ
オール中にある他の成分は末端不飽和アルコール
よりもずつと高い揮発性およびずつと低い揮発性
をもつものであるから、回収した末端不飽和アル
コールの精製は普通の蒸留でできる。 故にポリカーボネイトを生成しおよび(又は)
あとでポリカーボネイトを分解するにチタン触媒
を使う本発明によれば、60−65%の様な生成物の
大きな収率がえられる。本発明の方法により生成
された末端不飽和アルコールは芳香成分としてま
た昆虫セツクスアタツクタンツ(sexattactants)
合成用中間体として用途をもつ。例えば本発明に
より製造された末端不飽和アルコールには7−オ
クテン−1−オル、8−ノネン−1−オル、9−
デセン−1−オル、11−ドデセン−1−オル、19
−エイコセン−1−オル、等がある。 次の実施例はこの技術分野の知識ある者が本発
明の実際をよりよく諒解する様示すものであつ
て、本発明を限定するものではない。 実施例 1 1,10−デカンジオール175gとジエチルカー
ボネイト167gを蒸留用クレイセン頭をもつ反応
機に入れた。反応混合物を約140℃に加熱し反応
混合物中の水分を完全に除去するに十分のジエチ
ルカーボネイト(約25g)を留出させた。110℃
の冷却後テトライソプロピルチタネイト(TIP)
2.5c.c(ジオールを基準として約1.5重量%)を加
え温度をしづかに上昇した。エタノールは約115
−120℃で蒸留を初めた。温度が225℃に達したと
き水アスピレーター真空のもとで約1時間蒸留し
て末端反応ジエチルカーボネイトをポリ(デカメ
チレンカーボネイト)から完全に除去した。 次いでえたポリカーボネイトをアスピレーター
真空(25−30mmHg)のもとで310℃に加熱しなが
ら留出物を除去して分解させた。CO2の発生が認
められた。留出物が回収されなくなる迄加熱をつ
づけた。粗留出物のガスクロマトグラフ分析は9
−デセン−1−オル約75重量%含まれているここ
とを示した。反応は1,10−デカンジオールを基
準として転化率93.7%であり、望む9−デセン−
1−オルへの選択率65.7%であつた。純9−デセ
ン−1−オルへの精製は真空蒸留でできる。(沸
点234−238℃;n20 D1.4480;d 0.876)9−デセ
ン−1−オルの構造はガスクロマトグラフ法と質
量分析法で確認した。 実施例 2 蒸留用クレイセン頭をもつ反応機に1,10−デ
カンジオール175gとジエチルカーボネイト167g
を装入した。反応混合物を約140℃に加熱し反応
混合物中にある水を完全除去するに十分のジエチ
ルカーボネイト(約25g)を留出した。110℃に
冷却後チタンアセチルアセトネイト(タイゾール
AA)2.5c.c.を(ジオールを基準として約1.5重量
%)を加えて温度を徐々に上げた。エタノールは
115〜120℃で蒸留を初めた。225℃に達したとき
反応混合物を水アスピレーター真空のもとで約1
時間留出させてポリ(デカメチレンカーボネイ
ト)から未反応ジエチルカーボネイトを完全に除
去した。 次いでアスピレーター真空(25−30mmHg)の
もとで310℃に加熱し留出物を除去してえたポリ
カーボネイトを分解した。CO2の発生が認められ
た。留出物が回収されなくなる迄加熱をつづけ
た。粗留出物のガスクロマトグラフ分析は9−デ
セン−1−オル約73.6重量%を含むことを示し、
1,10−デカンジオールを基準とした反応転化率
94%であり、また望む9−デセン−1−オルへの
選択率75.5%であつた。純9−デセン−1−オル
への精製は真空蒸留によつてできる。(沸点234−
238℃;n20 D1.4480;d 0.876)9−デセン−1−
オルの構造はガスクロマトグラフ法と質量分析法
によつて確認した。 実施例 3 蒸留用クレイセン頭をもつ反応機に1,10−デ
カンジオール175gとジエチルカーボネイト167g
を装入した。反応混合物を約140℃に加熱し反応
混合物中にある水を完全に除去するに十分のジエ
チルカーボネイト(約25g)を留出させた。110
℃に冷却後、テトラキス(2−エチルヘキシル)
チタネイト(タイゾールTOT)2.5c.c.(ジオール
を基準として約1.5重量%)を加え温度を徐々に
上昇した。エタノールは約115−120℃で留出をは
じめた。温度225℃に達したとき水アスピレータ
ー真空のもとで約1時間留出させてポリ(デカメ
チレンカーボネイト)から未反応ジエチルカーボ
ネイトを完全に除去した。 アスピレーター真空(25−30mmHg)のもとで
えたポリカーボネイトを310℃に加熱し留出物を
除去しながら分解した。CO2発生が認められた。
留出物回収の終る迄加熱をつづけた。粗留出物の
ガスクロマトグラフ分析は9−デセン−1−オル
約76.4重量%を含むことを示した。反応転化率は
1,10−デカンジオールを基準として93.9%であ
り、また望む9−デセン−1−オルへの選択率は
74.1%であつた。純9−デセン−1−オルとする
最終精製は真空蒸留によつてできる。(沸点234−
238℃;n20 D1.4480;d 0.876)、9−デセン−1
−オルの構造はガスクロマトグラフ法と質量分析
法によつて確認された。 実施例 4 蒸留用クレイセン頭をもつ反応機に1,10−デ
カンジオール175gとジエチルカーボネイト167g
を装入した。反応混合物を約140℃に加熱し反応
混合物中にある水を完全除去するに十分のジエチ
ルカーボネイト(約25g)を留出させた。110℃
に冷却後、テトラオクチレングリコールチタネイ
ト(タイゾールOG)2.5c.c.(ジオールを基準とし
て約1.5重量%)を加え温度を徐々に上昇した。
エタノールは約115−120℃で留出しはじめた。温
度が225℃に達したとき水アスピレーター真空の
もとで反応混合物を約1時間蒸留してポリ(デカ
メチレンカーボネイト)から未反応ジエチルカー
ボネイトを完全に除去した。 えたポリカーボネイトをアスピレーター真空
(25−30mmHg)のもとで310℃に加熱する一方留
出物を除去して分解した。CO2の発生が認められ
た。留出物回収が終る迄加熱をつづけた。粗留出
物のガスクロマトグラフ分析は9−デセン−1−
オル約74.1重量%を含むことを示した。反応転化
率は1,10−デカンジオールを基準として92.6%
でありまた望む9−デセン−1−オルへの選択率
は75.6%であつた。純9−デセン−1−オルとす
る最終精製は真空蒸留によつてできる。(沸点234
−238℃;20 D1.4480;d 0.876)9−デセン−1
−オルの構造はガスクロマトグラフ法と質量分析
法によつて確認された。 実施例 5 次の組成: C20ジオール 47.0% C20ジオールモノピヴアレイトエステル
30.6% C20ジオールジピヴアレイトエステル 16.0% 不 明 6.4% をもつ1,20−エイコサンジオールとそのモノ−
およびジ−ピヴアレイトエステルの混合物68.7g
をジエチルカーボネイト56gと混合した。反応混
合物をクレイセン頭をもつ蒸留装置内で加熱しジ
エチルカーボネイト25mlを留出させた。反応混合
物を100℃に冷却しチタンアセチルアセトネイト
(タイゾールAA(デユポン))1.7mlを加えた。反
応混合物を130℃に加熱し蒸留しはじめた。留出
が終るまで130℃に保つた後反応混合物をしづか
に225℃に加熱した。次いで反応混合物を25mmHg
圧に45分間保つた。次いで反応混合物を5−10mm
Hg圧のもとで310℃に熱した。白煙がはげしく発
生し白色固体がコンデンサー、レシーバーフラス
コや真空管に凝縮した。反応混合物を200℃に冷
却して真空管を清浄にし系を310℃に再加熱した。
はげしく白煙が出て白色固体が管をふさいだ。冷
却と加熱を数回反復し結局留出物36.4gをえた。
粗留出物のガスクロマトグラフ分析はそれが19−
エイコセン−1−オル約67.7重量%を含むことを
示した。反応の転化率92.1%で選択性50.7%であ
つた。 実施例 6−13 実施例1に記載の一般法に基づき種々の変更法
を行なつた。これら実施例で種々のジオールを使
いまたテトライソプロピルチタネイト(TIP)触
媒量を変えた。実験の群細とえた時果は表1に示
している。表の転化率はジオール基準でありまた
選択率は対応するアルフア、オメガーエン/オル
に対してである。
【表】 実施例 14−17 実施例1の一般法によつて異なるポリカーボネ
イト分解温度を用いて実験を行なつた。反応体と
触媒の型と量を変え反応の結果と共に表2に示し
ている。表の転化率はジオール基準でありまた選
択率は対応するアルフア、オメガーエン/オルに
対してである。
【表】 ○R

17 10(167.0) タイゾール AA(2.5)
120 340 93.7 71.5

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式: (上式中Rは炭素原子3乃至19をもつ2価アル
    キレン基を表し、R′は水素又はアルキル基を表
    しかつnは2乃至500の整数とする)で表される
    脂肪族ポリカーボネイトをチタン含有触媒の存在
    のもとで熱分解することを特徴とする末端不飽和
    アルコールの製法。 2 チタン触媒が上記チタネイトのチタネイト縮
    合物、チタンキレート又はチタンアシレイトから
    選ばれたものである特許請求の範囲第1項に記載
    の方法。 3 チタン触媒がテトライソプロピルチタネイ
    ト、テトラ−n−ブチルチタネイト、テトラキス
    (2−エチルヘキシルチタネイト)、チタンアセチ
    ルアセトネイト、乳酸チタンキレート、トリエタ
    ノールアミンチタンキレート、チタンエチルアセ
    トアセテイトキレート、テトラオクチレングリコ
    ールチタネイト又は式Ti(OCOR″)4(但しR″はC1
    −C10アルキル基を表す)をもつチタンアシレイ
    トから選ばれたものである特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。 4 チタン触媒がテトライソプロピルチタネイト
    である特許請求の範囲第3項に記載の方法。 5 285乃至350℃の温度範囲において熱分解を行
    わせる特許請求の範囲第1項から4項までのいず
    れか1項に記載の方法。 6 式: HOCH2CHR′−R−CH2OH (上式中Rは炭素原子3乃至19をもつ2価アル
    キレン基を表し、R′は水素又はアルキル基を表
    す)で表されるジオールをチタン含有触媒の存在
    においてジアルキルカーボネイトと接触させて
    式: (上式中R及びR′は前記定義のとおりであり、
    nは2乃至500の整数とする)で表される脂肪族
    ポリカーボネイトを生成し、該ポリカーボネイト
    をチタン含有触媒の存在のもとで熱分解すること
    を特徴とする末端不飽和アルコールの方法。 7 チタン触媒が上記チタネイトのチタネイト縮
    合物、チタンキレート又はチタンアシレイトから
    選ばれたものである特許請求の範囲第6項に記載
    の方法。 8 チタン触媒がテトライソプロピルチタネイ
    ト、テトラ−n−ブチルチタネイト、テトラキス
    (2−エチルヘキシルチタネイト)、チタンアセチ
    ルアセトネイト、乳酸チタンキレート、トリエタ
    ノールアミンチタンキレート、チタンエチルアセ
    トアセテイトキレート、テトラオクチレングリコ
    ールチタネイト又は式Ti(OCOR″)4(但しR″はC1
    −C10アルキル基を表す)をもつチタンアシレイ
    トから選ばれたものである特許請求の範囲第6項
    に記載の方法。 9 チタン触媒がテトライソプロピルチタネイト
    である特許請求の範囲第8項に記載の方法。 10 285乃至350℃の温度範囲において熱分解を
    行わせる特許請求の範囲第6項から9項までのい
    ずれか1項に記載の方法。 11 該ジアルキルカーボネイトが炭素原子3乃
    至9をもつものである特許請求の範囲第6項から
    10項のいずれか1項に記載の方法。 12 115乃至225℃の温度範囲においてポリカー
    ボネイトを生成する特許請求の範囲第6項から1
    1項までのいずれか1項に記載の方法。 13 該ジオールが1,6−ヘキサンジオール、
    1,10−デカンジオール、1,8−オクタンジオ
    ール、1,9−ノナンジオール、1,12−ドデカ
    ンジオール、1,20−エイコサンジオール又はそ
    れらの混合物から選ばれたものでありまたジアル
    キルカーボネイトがジメチルカーボネイト、ジエ
    チルカーボネイト、ジプロピルカーボネイト、ジ
    ブチルカーボネイト又はエチレンカーボネイトか
    ら選ばれたものである特許請求の範囲第6項から
    12項までのいずれか1項に記載の方法。 14 チタン触媒がテトライソプロピルチタネイ
    トである特許請求の範囲第1項から5項までのい
    ずれか1項に記載の方法。 15 チタン触媒がテトライソプロピルチタネイ
    トである特許請求の範囲第6項から13項までの
    いずれか1項に記載の方法。
JP58177150A 1982-09-27 1983-09-27 ポリカ−ボネイトの分解による末端不飽和アルコ−ルの製法 Granted JPS5978133A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/423,897 US4447659A (en) 1982-09-27 1982-09-27 Decomposition of polycarbonates to form terminally unsaturated alcohols
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