JPH0472277A - エレベータの群管理装置 - Google Patents
エレベータの群管理装置Info
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- JPH0472277A JPH0472277A JP2402697A JP40269790A JPH0472277A JP H0472277 A JPH0472277 A JP H0472277A JP 2402697 A JP2402697 A JP 2402697A JP 40269790 A JP40269790 A JP 40269790A JP H0472277 A JPH0472277 A JP H0472277A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 26
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 9
- 235000013405 beer Nutrition 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[0001]
本発明は複数のエレベータを群管理する装置に関するも
のであり、特に、特定の条件を満足するとき専用運転に
切替えて運転するエレベータの群管理装置に関するもの
である。 [0002]
のであり、特に、特定の条件を満足するとき専用運転に
切替えて運転するエレベータの群管理装置に関するもの
である。 [0002]
この種の従来のエレベータの群管理装置として、例えば
、実開昭54−42271号公報に掲載のエレベータの
運転装置に関する技術を挙げることができる。 [0003] 前記実開昭54−42271号公報に掲載の技術は、複
数建設されたエレベータの中で専用運転用として選択さ
れたかご室と、所定の階床の乗場に設けられ、前記エレ
ベータの乗場呼を行なうと共に専用運転に切替える専用
運転切替釦と、前記専用運転切替釦の操作で付勢される
運転切替リレーと、前記運転切替リレーの動作で開放さ
れる群管理リレーと、前記エレベータのかご室内に配設
された行先階を選定する行先選定釦の操作で付勢され、
前記かご室の行先階床の登録を行なうと共に、前記かご
室が乗場呼の発生した乗場に到着したとき動作状態とな
り前記乗場にかご室を停止させる停止リレーを開放する
行先登録リレーと、前記かご室が行先階選定釦で選定さ
れた乗場に到着して戸開した後、所定の時間経過後に、
前記群管理リレーを復旧し、前記エレベータを通常運転
に戻す遅延リレーを備えるものである。 [0004] 上記のように構成された従来のエレベータの運転装置は
、専用運転切替釦の操作で、エレベータのかご室を所定
の階床に呼ぶと共に、専用運転リレーを付勢させて、群
管理リレーを開放し、前記エレベータを専用運転に切替
える。また、前記かご室内に配設された行先階選定釦を
操作することで、行先階床リレーが動作し、前記かご室
の行先階の登録を行なうと共に、停止リレーを開放状態
とする。 これによって、乗場呼が発生している乗場にかご室が接
近しても、前記停止リレーが動作しないため、前記かご
室は停止しない゛で行先登録された階床まで直行して停
止する。そして、前記かご室の扉が戸開されてから所定
の時間経過後に、遅延リレーが動作して群管理リレーを
復旧させ、前記エレベータを通常運転に戻す[0005
]
、実開昭54−42271号公報に掲載のエレベータの
運転装置に関する技術を挙げることができる。 [0003] 前記実開昭54−42271号公報に掲載の技術は、複
数建設されたエレベータの中で専用運転用として選択さ
れたかご室と、所定の階床の乗場に設けられ、前記エレ
ベータの乗場呼を行なうと共に専用運転に切替える専用
運転切替釦と、前記専用運転切替釦の操作で付勢される
運転切替リレーと、前記運転切替リレーの動作で開放さ
れる群管理リレーと、前記エレベータのかご室内に配設
された行先階を選定する行先選定釦の操作で付勢され、
前記かご室の行先階床の登録を行なうと共に、前記かご
室が乗場呼の発生した乗場に到着したとき動作状態とな
り前記乗場にかご室を停止させる停止リレーを開放する
行先登録リレーと、前記かご室が行先階選定釦で選定さ
れた乗場に到着して戸開した後、所定の時間経過後に、
前記群管理リレーを復旧し、前記エレベータを通常運転
に戻す遅延リレーを備えるものである。 [0004] 上記のように構成された従来のエレベータの運転装置は
、専用運転切替釦の操作で、エレベータのかご室を所定
の階床に呼ぶと共に、専用運転リレーを付勢させて、群
管理リレーを開放し、前記エレベータを専用運転に切替
える。また、前記かご室内に配設された行先階選定釦を
操作することで、行先階床リレーが動作し、前記かご室
の行先階の登録を行なうと共に、停止リレーを開放状態
とする。 これによって、乗場呼が発生している乗場にかご室が接
近しても、前記停止リレーが動作しないため、前記かご
室は停止しない゛で行先登録された階床まで直行して停
止する。そして、前記かご室の扉が戸開されてから所定
の時間経過後に、遅延リレーが動作して群管理リレーを
復旧させ、前記エレベータを通常運転に戻す[0005
]
従来のエレベータの群管理装置は、上記のように構成さ
れており、エレベータの所定の階床の乗場に設けられた
専用運転切替釦を操作することで、乗場の呼登録が行な
われると共に、前記エレベータを専用運転に切替えるも
のであった。 [0006] しかしながら、レストランやビアガーデン等が最上階に
設けられたビルで、−般の利用客のために、1階或いは
地下階から最上階まで、前記専用運転されるエレベータ
を専有した場合は、レストラン等が設けられていない一
般の階床に行く場合でも、前記エレベータを専用運転と
し、乗場からの東場呼に応答しない状態でエレベータが
使用され、前記エレベータ全体の稼動率を低下させる可
能性があった。 [0007] また、前記のようなレストランやビアガーデン等が最上
階等に設けられているオフィスビルにおいては、セキュ
リティ面及びモラル面の観点から、レストラン等を利用
する一般の利用客と、一般のオフィス階の社員との未合
わせを極力避けるために、専用運転の可能なエレベータ
が採用されていた。しかし、レストラン等を利用する一
般の利用客の数は、通常、時間帯によって大きく異なっ
ていた。 このため、複数のエレベータを有するオフィスビルにお
いても、一般の利用客のピーク時を除けば、少なくて1
台のエレベータを専用運転用に割当てただけでもエレベ
ータ全体の効率は低下していた。この対策として、例え
ば、実開昭54−42271号公報に記載されているよ
うに、専用運転にした後、最後のかご呼び応答後から一
定時間経過した場合には、自動的に通常の運転に復帰す
ることが考えられていた。ところカミこの対策でも専用
運転中は当該エレベータを利用して一般の階床に行くこ
とはできず、また、最後のかご呼び応答後の一定時間は
やはり無駄な専用運転が行なわれており、エレベータ全
体の効率はよくなかった。 [0008] そこで、本発明は専用運転を効率的に行なえるエレベー
タの群管理装置の提供を課題とするものである。 [0009]
れており、エレベータの所定の階床の乗場に設けられた
専用運転切替釦を操作することで、乗場の呼登録が行な
われると共に、前記エレベータを専用運転に切替えるも
のであった。 [0006] しかしながら、レストランやビアガーデン等が最上階に
設けられたビルで、−般の利用客のために、1階或いは
地下階から最上階まで、前記専用運転されるエレベータ
を専有した場合は、レストラン等が設けられていない一
般の階床に行く場合でも、前記エレベータを専用運転と
し、乗場からの東場呼に応答しない状態でエレベータが
使用され、前記エレベータ全体の稼動率を低下させる可
能性があった。 [0007] また、前記のようなレストランやビアガーデン等が最上
階等に設けられているオフィスビルにおいては、セキュ
リティ面及びモラル面の観点から、レストラン等を利用
する一般の利用客と、一般のオフィス階の社員との未合
わせを極力避けるために、専用運転の可能なエレベータ
が採用されていた。しかし、レストラン等を利用する一
般の利用客の数は、通常、時間帯によって大きく異なっ
ていた。 このため、複数のエレベータを有するオフィスビルにお
いても、一般の利用客のピーク時を除けば、少なくて1
台のエレベータを専用運転用に割当てただけでもエレベ
ータ全体の効率は低下していた。この対策として、例え
ば、実開昭54−42271号公報に記載されているよ
うに、専用運転にした後、最後のかご呼び応答後から一
定時間経過した場合には、自動的に通常の運転に復帰す
ることが考えられていた。ところカミこの対策でも専用
運転中は当該エレベータを利用して一般の階床に行くこ
とはできず、また、最後のかご呼び応答後の一定時間は
やはり無駄な専用運転が行なわれており、エレベータ全
体の効率はよくなかった。 [0008] そこで、本発明は専用運転を効率的に行なえるエレベー
タの群管理装置の提供を課題とするものである。 [0009]
請求項1の発明にかかるエレベータの群管理装置は、エ
レベータを複数の特定階床間で所定の専用運転を行なわ
せる専用運転手段と、前記エレベータが所定の特定階床
に位置すること、前記エレベータ内で登録された行先階
床が他の特定階床であること、前記エレベータの運転方
向が前記他の所定階床方向であることの状態を検出する
状態検出手段と、前記状態検出手段の出力に応じて、前
記エレベータを所定の専用運転に切替える専用運転切替
手段とを備えるものである。 [0010] また、請求項2の発明にかかるエレベータの群管理装置
は、エレベータを複数の特定階床間で所定の専用運転を
行なわせる専用運転手段と、各エレベータの運転状態の
情報を取込み、各エレベータに対し専用運転を行なうた
めの要求の有無を検出する専用運転要求検出手段と、前
記専用運転要求検出手段の出力に応じて専用運転要求の
あったエレベータに専用運転を行なわせるとともに、各
エレベータの運転状態に応じた所定の割当基準で一般階
床の乗場呼びに対しても前記専用運転中のエレベータを
割当てるエレベータ割当手段とを備えるものである。 [0011]
レベータを複数の特定階床間で所定の専用運転を行なわ
せる専用運転手段と、前記エレベータが所定の特定階床
に位置すること、前記エレベータ内で登録された行先階
床が他の特定階床であること、前記エレベータの運転方
向が前記他の所定階床方向であることの状態を検出する
状態検出手段と、前記状態検出手段の出力に応じて、前
記エレベータを所定の専用運転に切替える専用運転切替
手段とを備えるものである。 [0010] また、請求項2の発明にかかるエレベータの群管理装置
は、エレベータを複数の特定階床間で所定の専用運転を
行なわせる専用運転手段と、各エレベータの運転状態の
情報を取込み、各エレベータに対し専用運転を行なうた
めの要求の有無を検出する専用運転要求検出手段と、前
記専用運転要求検出手段の出力に応じて専用運転要求の
あったエレベータに専用運転を行なわせるとともに、各
エレベータの運転状態に応じた所定の割当基準で一般階
床の乗場呼びに対しても前記専用運転中のエレベータを
割当てるエレベータ割当手段とを備えるものである。 [0011]
請求項1の発明においては、状態検出手段によって、エ
レベータが所定の特定階床に位置すること、前記エレベ
ータ内で登録された行先階床が他の特定階床であること
、前記エレベータの運転方向が前記他の所定階床方向で
あることの状態を検出し、前記状態が検出されたとき、
前記複数の特定階床の一つで東込み他で降りる専用運転
の要求有りとして、専用運転切替手段によって、前記状
態が検出されたエレベータを所定の専用運転に切替える
ことができる。 [0012] また、請求項2の発明においては、専用運転要求検出手
段によって、各エレベータの運転状態の情報を取込み、
各エレベータに対し専用運転を行なうための要求の有無
を検出し、エレベータ割当手段によって、前記専用運転
要求検出手段の出力に応じて、専用運転要求のあったエ
レベータに専用運転を行なわせるとともに、各エレベー
タの運転状態に応じた所定の割当基準で一般階床の乗場
呼びに対しても前記専用運転中のエレベータを割当てる
ものであるから、譬え、専用運転の要求があったとして
も、各エレベータの運転状態によっては、専用運転中の
エレベータが一般階床の乗場呼びに対しても割当てられ
、且つ、専用運転中のエレベータの割当は専用運転が要
求されていないエレベータよりは割当基準が低く割当て
られにくい。 [0013]
レベータが所定の特定階床に位置すること、前記エレベ
ータ内で登録された行先階床が他の特定階床であること
、前記エレベータの運転方向が前記他の所定階床方向で
あることの状態を検出し、前記状態が検出されたとき、
前記複数の特定階床の一つで東込み他で降りる専用運転
の要求有りとして、専用運転切替手段によって、前記状
態が検出されたエレベータを所定の専用運転に切替える
ことができる。 [0012] また、請求項2の発明においては、専用運転要求検出手
段によって、各エレベータの運転状態の情報を取込み、
各エレベータに対し専用運転を行なうための要求の有無
を検出し、エレベータ割当手段によって、前記専用運転
要求検出手段の出力に応じて、専用運転要求のあったエ
レベータに専用運転を行なわせるとともに、各エレベー
タの運転状態に応じた所定の割当基準で一般階床の乗場
呼びに対しても前記専用運転中のエレベータを割当てる
ものであるから、譬え、専用運転の要求があったとして
も、各エレベータの運転状態によっては、専用運転中の
エレベータが一般階床の乗場呼びに対しても割当てられ
、且つ、専用運転中のエレベータの割当は専用運転が要
求されていないエレベータよりは割当基準が低く割当て
られにくい。 [0013]
以下、本発明の実施例について説明をする。
[0014]
〈第一実施例〉
図1は本発明の第一実施例のエレベータの群管理装置を
示す全体構成図である[0015] 図1において、IA〜ICは各々A号機、B号機(図示
せず)、C号機のエレベータのかご室である。2A〜2
Cは前記A号機、B号機(図示せず)、C号機のエレベ
ータの駆動を制御する制御部である。 [0016] 3は前=eA号機、B号機、C号機のエレベータを管理
制御する管理制御部である。この管理制御部3は前記エ
レベータの乗場から行なわれた乗場呼に応じ、A号機、
B号機、C号機を選択して割当てる。また、前記管理制
御部3は割当てた各号機のエレベータの制御部に駆動命
令を出力する。4は前記複数のエレベータが設けられた
一つの階床の乗場である。31はマイクロコンピュータ
の中央演算処理部であるCPU、32は前記エレベータ
を群管理する制御プログラムを記憶する読み出し専用メ
モリであるROM、33は前記CPU31が行なった制
御プログラムの演算結果を記憶する読み書き可能メモリ
であるRAM、34は前記CPU31から出力される命
令を、前記制御部2A、2Cに伝達するインターフェイ
スである。 [0017] 41は前記乗場4に設けられた乗場呼釦、42A、42
Cは前記A号機、C号機のエレベータの乗場に取付けら
れたホールランタンである。なお、B号機のホールラン
タンは省略されている。 [0018] 図2は本発明の第一実施例のエレベータの群管理装置が
管理するエレベータの運転状態図である。 [0019] 図2において、rAJは前記A号機のエレベータ、rB
JはB号機のエレベータ、「C」は前記C号機のエレベ
ータ、IA〜ICは各々A号機、B号機、C号機のエレ
ベータのかご室を示している。 [0020] I”’B I F〜9FJは前記エレベータの地下1階
から地上9階までの各階床、「第1の特定階床」は前記
エレベータで特定した階床である1階及び地下1階、「
第2の特定階床」は同様に特定した地上8階〜9階であ
る。C9Aは前記A号機のかご室IAの行先選定釦で行
なわれた9階行きの行先登録、CIBは同様にB号機の
かご室IBの1階行きの行先登録、C4Cは同C号機の
かご室ICの4階行きの行先登録である。また、四角形
はエレベータのかご室を、四角形に連続する三角形は、
前記かご室の運行方向を表している。 [0021] 次に、上記のように構成された第一実施例のエレベータ
の群管理装置の動作を図32図4及び図5のフローチャ
ートを用いて説明する。 [0022] 各階床のエレベータの乗場に設けられた乗場呼釦41が
操作されると、前記乗場の乗場呼の情報が、管理制御部
3に入力され、インターフェイス34を介して前記乗場
の呼登録が行なわれる。このとき、図3のフローチャー
トがスタートする。 [0023] 図3は本発明の第一実施例のエレベータの群管理装置の
専用運転手段の制御プログラムを示すフローチャートで
ある。 [0024] 図3において、ステップS1で、エレベータの乗場から
行なわれた乗場呼の登録の有無を判断し、前記乗場呼の
登録があれば、ステップS10で、エレベータの運転状
態の情報を取込む。ここでは、かご室IA、IB、IC
の現在位置、乗場呼及び行先登録、前記かご室IA、I
B、ICの運転方向を取込む。 [0025] ステップS10で、エレベータの運転状態の情報を取込
んだ後、ステップS20に進み、前記取込んだ情報を基
にして、一つの特定階床から他の特定階床に行く運転状
態があるか否かを検出する。そして、ステップS30で
、前記状態が検出された号機以外のエレベータを、前記
ステップS1で登録を確認した乗場呼に割当てる。 [0026] ここで、前記ステップS20で行なわれる、運転の状態
検出の動作について、図4のフローチャートを用いて説
明する。 [0027] 図4は本発明の第一実施例のエレベータの群管理装置の
状態検出手段の制御プログラムを示すフローチャートで
ある。 [0028] 図4において、ステップS21でX°′を“′1“°に
初期化する。この′X″はエレベータの号機に対応する
ものであり、ここでは″“X=1”はA号機、 ゛′X
=2パはB号機、”X=3’“はC号機に各々対応する
。このステ・ンプS21の後、ステップS22で、 ′
X“号機のエレベータのかご室内から、一つの特定階床
への行先登録が行なわれているかを判断し、前記−つの
特定階床行きが登録されていれば、ステップS23で、
前記II X lj号機のかご室の運転方向が、前記−
つの特定階床向きであるかを判断し、前記運転方向が一
つの特定階床向きであれば、ステップS24で、前記”
x”号機のかご室が他の特定階床に位置しているかを判
断し、このかご室が他の特定階床に位置していれば、ス
テップS25で、 ll I(X)” を′1“とする
ことで、前記” x ”号機に対する専用運転の要求有
りとする。 [0029] また、ステップS22.ステップS23.ステップS2
4の何れかの判断が否定の場合は、ステップS26で、
”I (X) ”に”o“′を代入することで“′X″
号機のエレベータには、専用運転の要求無しとする。 [0030] そして、ステップS27で、′″X′を“2″に更新し
、ステップS28で、前記エレベータの全号機数゛N”
と比較し、 ” x ”が小さければ、ステップS22
に戻って、ステップ522〜ステツプS26を、ステッ
プS28の条件が満足するまで、即ち、エレベータの全
号機について、専用運転の要求があるか否かを検出する
。 [0031] 次に、上記のステップS30で行なわれるエレベータの
専用運転切替の動作について、図5のフローチャートを
用いて説明する。 [0032] 図5は本発明の第一実施例のエレベータの群管理装置の
専用運転切替手段の制御プログラムを示すフローチャー
トである。 [0033] 図5のフローチャートにおいて、ステップS31でエレ
ベータの号機数”X’”を1″に初期設定し、ステップ
S32で”I (X)=1”であるか判断して、”
x ”号機のエレベータに対する専用運転の要求の検出
の有無を判断する。要求があれば、ステップ333に進
み、前記II X II号機のエレベータの到着時間1
1TYJ(X)”に時間”999” を代入する。これ
によって、前記” x ”号機のエレベータは、図3の
フローチャートのステップS1で確認された乗場呼に対
してもっとも長い到着時間を有することになる。 [0034] ステップS32で″゛X″X″号機運転の要求がなけれ
ば、ステップS34で前記″゛X″X″号機時間11
tI+ を算出し、それをステップS35で“’TYJ
(X)”に代入する。そして、図4に示されたフローチ
ャートのステップS27、ステップS28と同様に構成
されたステップ836.ステップS37で、全号機につ
いてエレベータの到着時間を算出する。 [0035] 全号機のエレベータの到着時間が算出されるとステップ
S37からステップS40に進み、前記算出された各号
機の到着時間”TYJ (X)”の中で最少の工レベー
タを選択し、前記乗場呼に割当てる。 [0036] 次に、本発明の第一実施例のエレベータの群管理装置の
動作の具体例を、図2を用いて説明する。 [0037] エレベータの5階の乗場から乗場呼釦41の操作で上方
向の乗場呼が行なわれ図3のフローチャートのステップ
510で取込まれたエレベータの運転状態の情報が、図
2に示されるものであるとすると、A号機のエレベータ
のかご室IAからは、一つの特定階床である“’9F”
への行先登録C9Aが行なわれており、また、前記かご
室IAは一つの特定階床”9F”向きに運転中であり、
更に、他の特定階床である’IF”に位置するものであ
るから、図4のフローチャートで構成された状態検出手
段は、A号機のエレベータに対し専用運転の要求有りを
検出し、ステップS25で、 ”I(1)=1′とする
。 [0038] 一方、B号機については、かご室IBから特定階床であ
るIF”への行先登録CIBがあり、特定階床向きに運
転中であるが、前記かご室IBは特定階床に位置してい
ないため、状態検出手段は、B号機のエレベータに対し
ては専用運転の要求無しを検出し、また、C号機につい
ては、かご室ICからの行先登録C4Cは一般階床の’
4F“′であるから、C号機のエレベータに対して専用
運転の要求無しを検出し、前記B号機と共にステップS
26で、各々”I (2)=0””I (3)=0
” とする。 [0039] そして、専用運転切替手段は図5に示されるフローチャ
ートのステップS33で、前記A号機のがご室IAの到
着時間”TYJ (1)=999” とし、B号機C号
機のエレベータについてはステップS34で、前記B号
機、C号機のがご室IB、ICの到着時間を算出し、ス
テップS35で各々”TYJ (X)”に代入する。 [0040] この到着時間の算出方法は周知であるが、ここでは、か
ご室が乗場に停止スル1停止時間を10秒、隣接する階
床間の走行時間を2秒とし、B号機のかご室IBは6階
に位置し、下降して1階で10秒停止した後、直行して
5階まで走行するものとすると、 TYJ (2)=10X1+2 ((6−1)+ (5
−1)) =28 [秒]となる。
示す全体構成図である[0015] 図1において、IA〜ICは各々A号機、B号機(図示
せず)、C号機のエレベータのかご室である。2A〜2
Cは前記A号機、B号機(図示せず)、C号機のエレベ
ータの駆動を制御する制御部である。 [0016] 3は前=eA号機、B号機、C号機のエレベータを管理
制御する管理制御部である。この管理制御部3は前記エ
レベータの乗場から行なわれた乗場呼に応じ、A号機、
B号機、C号機を選択して割当てる。また、前記管理制
御部3は割当てた各号機のエレベータの制御部に駆動命
令を出力する。4は前記複数のエレベータが設けられた
一つの階床の乗場である。31はマイクロコンピュータ
の中央演算処理部であるCPU、32は前記エレベータ
を群管理する制御プログラムを記憶する読み出し専用メ
モリであるROM、33は前記CPU31が行なった制
御プログラムの演算結果を記憶する読み書き可能メモリ
であるRAM、34は前記CPU31から出力される命
令を、前記制御部2A、2Cに伝達するインターフェイ
スである。 [0017] 41は前記乗場4に設けられた乗場呼釦、42A、42
Cは前記A号機、C号機のエレベータの乗場に取付けら
れたホールランタンである。なお、B号機のホールラン
タンは省略されている。 [0018] 図2は本発明の第一実施例のエレベータの群管理装置が
管理するエレベータの運転状態図である。 [0019] 図2において、rAJは前記A号機のエレベータ、rB
JはB号機のエレベータ、「C」は前記C号機のエレベ
ータ、IA〜ICは各々A号機、B号機、C号機のエレ
ベータのかご室を示している。 [0020] I”’B I F〜9FJは前記エレベータの地下1階
から地上9階までの各階床、「第1の特定階床」は前記
エレベータで特定した階床である1階及び地下1階、「
第2の特定階床」は同様に特定した地上8階〜9階であ
る。C9Aは前記A号機のかご室IAの行先選定釦で行
なわれた9階行きの行先登録、CIBは同様にB号機の
かご室IBの1階行きの行先登録、C4Cは同C号機の
かご室ICの4階行きの行先登録である。また、四角形
はエレベータのかご室を、四角形に連続する三角形は、
前記かご室の運行方向を表している。 [0021] 次に、上記のように構成された第一実施例のエレベータ
の群管理装置の動作を図32図4及び図5のフローチャ
ートを用いて説明する。 [0022] 各階床のエレベータの乗場に設けられた乗場呼釦41が
操作されると、前記乗場の乗場呼の情報が、管理制御部
3に入力され、インターフェイス34を介して前記乗場
の呼登録が行なわれる。このとき、図3のフローチャー
トがスタートする。 [0023] 図3は本発明の第一実施例のエレベータの群管理装置の
専用運転手段の制御プログラムを示すフローチャートで
ある。 [0024] 図3において、ステップS1で、エレベータの乗場から
行なわれた乗場呼の登録の有無を判断し、前記乗場呼の
登録があれば、ステップS10で、エレベータの運転状
態の情報を取込む。ここでは、かご室IA、IB、IC
の現在位置、乗場呼及び行先登録、前記かご室IA、I
B、ICの運転方向を取込む。 [0025] ステップS10で、エレベータの運転状態の情報を取込
んだ後、ステップS20に進み、前記取込んだ情報を基
にして、一つの特定階床から他の特定階床に行く運転状
態があるか否かを検出する。そして、ステップS30で
、前記状態が検出された号機以外のエレベータを、前記
ステップS1で登録を確認した乗場呼に割当てる。 [0026] ここで、前記ステップS20で行なわれる、運転の状態
検出の動作について、図4のフローチャートを用いて説
明する。 [0027] 図4は本発明の第一実施例のエレベータの群管理装置の
状態検出手段の制御プログラムを示すフローチャートで
ある。 [0028] 図4において、ステップS21でX°′を“′1“°に
初期化する。この′X″はエレベータの号機に対応する
ものであり、ここでは″“X=1”はA号機、 ゛′X
=2パはB号機、”X=3’“はC号機に各々対応する
。このステ・ンプS21の後、ステップS22で、 ′
X“号機のエレベータのかご室内から、一つの特定階床
への行先登録が行なわれているかを判断し、前記−つの
特定階床行きが登録されていれば、ステップS23で、
前記II X lj号機のかご室の運転方向が、前記−
つの特定階床向きであるかを判断し、前記運転方向が一
つの特定階床向きであれば、ステップS24で、前記”
x”号機のかご室が他の特定階床に位置しているかを判
断し、このかご室が他の特定階床に位置していれば、ス
テップS25で、 ll I(X)” を′1“とする
ことで、前記” x ”号機に対する専用運転の要求有
りとする。 [0029] また、ステップS22.ステップS23.ステップS2
4の何れかの判断が否定の場合は、ステップS26で、
”I (X) ”に”o“′を代入することで“′X″
号機のエレベータには、専用運転の要求無しとする。 [0030] そして、ステップS27で、′″X′を“2″に更新し
、ステップS28で、前記エレベータの全号機数゛N”
と比較し、 ” x ”が小さければ、ステップS22
に戻って、ステップ522〜ステツプS26を、ステッ
プS28の条件が満足するまで、即ち、エレベータの全
号機について、専用運転の要求があるか否かを検出する
。 [0031] 次に、上記のステップS30で行なわれるエレベータの
専用運転切替の動作について、図5のフローチャートを
用いて説明する。 [0032] 図5は本発明の第一実施例のエレベータの群管理装置の
専用運転切替手段の制御プログラムを示すフローチャー
トである。 [0033] 図5のフローチャートにおいて、ステップS31でエレ
ベータの号機数”X’”を1″に初期設定し、ステップ
S32で”I (X)=1”であるか判断して、”
x ”号機のエレベータに対する専用運転の要求の検出
の有無を判断する。要求があれば、ステップ333に進
み、前記II X II号機のエレベータの到着時間1
1TYJ(X)”に時間”999” を代入する。これ
によって、前記” x ”号機のエレベータは、図3の
フローチャートのステップS1で確認された乗場呼に対
してもっとも長い到着時間を有することになる。 [0034] ステップS32で″゛X″X″号機運転の要求がなけれ
ば、ステップS34で前記″゛X″X″号機時間11
tI+ を算出し、それをステップS35で“’TYJ
(X)”に代入する。そして、図4に示されたフローチ
ャートのステップS27、ステップS28と同様に構成
されたステップ836.ステップS37で、全号機につ
いてエレベータの到着時間を算出する。 [0035] 全号機のエレベータの到着時間が算出されるとステップ
S37からステップS40に進み、前記算出された各号
機の到着時間”TYJ (X)”の中で最少の工レベー
タを選択し、前記乗場呼に割当てる。 [0036] 次に、本発明の第一実施例のエレベータの群管理装置の
動作の具体例を、図2を用いて説明する。 [0037] エレベータの5階の乗場から乗場呼釦41の操作で上方
向の乗場呼が行なわれ図3のフローチャートのステップ
510で取込まれたエレベータの運転状態の情報が、図
2に示されるものであるとすると、A号機のエレベータ
のかご室IAからは、一つの特定階床である“’9F”
への行先登録C9Aが行なわれており、また、前記かご
室IAは一つの特定階床”9F”向きに運転中であり、
更に、他の特定階床である’IF”に位置するものであ
るから、図4のフローチャートで構成された状態検出手
段は、A号機のエレベータに対し専用運転の要求有りを
検出し、ステップS25で、 ”I(1)=1′とする
。 [0038] 一方、B号機については、かご室IBから特定階床であ
るIF”への行先登録CIBがあり、特定階床向きに運
転中であるが、前記かご室IBは特定階床に位置してい
ないため、状態検出手段は、B号機のエレベータに対し
ては専用運転の要求無しを検出し、また、C号機につい
ては、かご室ICからの行先登録C4Cは一般階床の’
4F“′であるから、C号機のエレベータに対して専用
運転の要求無しを検出し、前記B号機と共にステップS
26で、各々”I (2)=0””I (3)=0
” とする。 [0039] そして、専用運転切替手段は図5に示されるフローチャ
ートのステップS33で、前記A号機のがご室IAの到
着時間”TYJ (1)=999” とし、B号機C号
機のエレベータについてはステップS34で、前記B号
機、C号機のがご室IB、ICの到着時間を算出し、ス
テップS35で各々”TYJ (X)”に代入する。 [0040] この到着時間の算出方法は周知であるが、ここでは、か
ご室が乗場に停止スル1停止時間を10秒、隣接する階
床間の走行時間を2秒とし、B号機のかご室IBは6階
に位置し、下降して1階で10秒停止した後、直行して
5階まで走行するものとすると、 TYJ (2)=10X1+2 ((6−1)+ (5
−1)) =28 [秒]となる。
【004月
同様に、C号機のかご室ICの到着時間は、4階に直行
した後5階に向かうものとすると、 TYJ (3)=10xl+2x5=20 [秒]とな
る。 [0042] そして、ステップS40で、5階の乗場呼に対してA号
機以外で一番速く到着するかご室、即ち、C号機のエレ
ベータのかご室ICを割当てる。 [0043] このとき、C号機の5階の未場のホールランタン42C
が点灯し、前記5階の朶場呼釦41からの乗場呼に対し
て、C号機のエレベータが割当てられたことを表示する
。 [0044] このように、上記第一実施例のエレベータの群管理装置
は、エレベータの階床の中で、レストラン等が存在する
8階及び9階に特定した第2の特定階床である一つの特
定階床と、前記レストラン等を利用する一般の利用客が
、前記エレベータに果降する1階及び地下に特定した第
1の特定階床である他の特定階床を有し複数の特定階床
間で、A号機、B号機、C号機のエレベータを専用運転
させる専用運転手段と、前記A号機、B号機、C号機の
エレベータのかご室IA〜ICに配設された行先選定釦
で行なわれた一つの特定階床である8階及び9階行き、
或いは、他の特定階床である1階及び地下1階行の行先
登録の有無と、前記かご室IA〜ICの運転方向が前記
登録された特定階床方向であるか否かと、前記かご室I
A〜ICの現在位置が、前記−つの特定階床である8階
及び9階、或いは他の特定階床である1階及び地下1階
に位置するものであるか否かを条件とし前記エレベータ
のかご室IA〜ICが特定階床である1階、或いは地下
1階に位置するとき、前記かご室IA〜IC内で8階、
9階行きの行先登録が行なわれ前記かご室IA〜ICの
運転方向が9階方向であるとき、或いは逆に、前記がご
室IA〜ICが8階、9階に位置し、前記がご室IA〜
IC内で1階、地下1階の行先登録が行なわれ、前記か
ご室IA〜ICの運転方向が地下1階方向であることの
エレベータの運転の状態を検出し、前記状態が検出され
たエレベータのかご室IA〜ICに、前記特定階床の一
つで朶込み他で降りる専用運転の要求有りとして、特定
階床でない2〜7階の一般階床の乗場から行なわれた乗
場呼には前記状態が検出されたエレベータに到着時間の
最大数を付与し、前記エレベータの割当順位を最後とす
ることで専用運転に切替える専用運転切替手段を備える
ものである。 [0045] 即ち、この第一実施例のエレベータの群管理装置におい
ては、状態検出手段によって、エレベータが所定の特定
階床に位置すること、前記エレベータ内で登録された行
先階床が他の特定階床であること、前記エレベータの運
転方向が前記他の所定階床方向であることの状態を検出
し、前記状態が検出されたとき、前記複数の特定階床の
一つで未込み他で降りる専用運転の要求有りとして、専
用運転切替手段によって、前記状態が検出されたエレベ
ータを所定の専用運転に切替えることができる。 [0046] したがって、上記第一実施例は、エレベータのがご室が
特定階床である1階。 地下1階に位置するとき、レストラン等が設けられてい
る特定階床である最上階行きが選定されると、途中の一
般階床がらの乗場呼があっても、前記乗場呼に対して模
擬的に一番遅く到着するエレベータとなって、前記乗場
呼には割当てない。このため、前記最上階にあるレスト
ラン或いはビアガーデン等に行く一般の利用客と、オフ
ィスビルに働く人々との乗り合わせが防止できる。 [0047] また、エレベータのかご室LA、IB、ICの位置、行
先登録及び運転方向を検出する各機器は、全て既設のも
のを使用できる。このため、安価に構成できる[004
8] 更に、前記エレベータの専用運転への切替は、通常のエ
レベータの操作で自動的に行なわれる。したがって、前
記エレベータの専用運転切替の誤操作が防止できると共
に、必要であるときのみエレベータを専用運転に切替え
ることができるため、エレベータの稼動の効率を高める
ことができる。 [0049] 〈第二実施例〉 ところで、上記第一実施例のエレベータの群管理装置で
は、専用運転の要求の有無を検出し、その要求があれば
、該当するエレベータの到着時間”TYJ(X)°゛に
時間”999°′を代入している。したがって、当該専
用運転中のエレベータは、通常、確認された乗場呼に対
して最も長い到着時間を有することになり、特定階床以
外の乗場呼に対して割当てられることはない。即ち、他
のエレベータが全ての階床の乗場呼に対して応答し、割
当てられたとしても、前記専用運転中のエレベータが割
当てられることはない。 [0050] しかしながら、専用運転中のエレベータが特定階床以外
の他の平場からの乗場呼に全く応答しないということは
、逆に、エレベータ全体の稼動率が低下し、サービスの
低下を招く。 [0051] そこで、エレベータ全体の運行効率の向上を実現するた
めには、前記のような専用運転中のエレベータであって
も、他のエレベータの運転状態によっては、−般階床の
乗場呼びに対して割当てる必要がある。ただし、専用運
転がされていないエレベータよりは、専用運転中のエレ
ベータの割当は割当てられに<<シ、専用運転を意義あ
らしめる必要がある。 [0052] このようなエレベータの割当がなされるエレベータの群
管理装置の実施例について説明をする。なお、図1から
図3は上託第−実施例と共通なので、ここでは説明を省
略する。 [0053] まず、このようなエレベータの割当がなされる前提とし
て、各エレベータの運転状態の情報を取込み、各エレベ
ータに対し専用運転を行なうための要求の有無を検出す
る必要がある。この動作は専用運転要求検出手段によっ
て行なう。例えば、各エレベータが所定の特定階床に位
置すること、エレベータ内で登録された行先階床が他の
特定階床であること、エレベータの運転方向が前記他の
所定階床方向であること等の運転状態を取込み(図3の
ステップS10参照) 各エレベータに対し専用運転を
行なうための要求の有無を検出する(図3のステップS
20参照)。なお、この動作は前記図4に示した状態検
出手段の制御プログラムと同様の動作なので、ここでは
説明を省略する。また、この専用運転要求検出手段は、
従来より周知の特定のスイッチ操作により行なっても構
わない。 [0054] しかも、次に述べる第二実施例では、前記専用運転要求
検出手段の出力に応じて、専用運転要求のあったエレベ
ータに専用運転を行なわせるとともに、各エレベータの
運転状態に応じた所定の割当基準で一般階床の乗場呼び
に対しても前記専用運転中のエレベータが割当てられる
(図3のステップS30参照)。この動作は具体的には
図6に示すようなエレベータ割当手段によって行なわれ
る。 [0055] 図6は本発明の第二実施例であるエレベータの群管理装
置のエレベータ割当手段の制御プログラムの一例を示す
フローチャートである。 [0056] 図において、ステップS51で、エレベータの号機数“
X″を°゛1″に初期設定し、ステップS52で前記”
x ”号機の到着時間II t“を算出する。そして
、ステップS53で、 ’i (X)=1”であるか判
断して、 X“号機のエレベータに対する専用運転の要
求の検出の有無を判断する。専用運転の要求がなれけれ
ばステップS54に進み、前記“′Xパ号機の到着時間
゛′t“を’TYJ(刈“に代入する。また、ステップ
S53で” x ”号機のエレベータに対する専用運転
の要求があれば、ステップS55に進み、前記” x
”号機のエレベータの到着時間゛″TYJ (X)”に
時間“’t+60”を代入する。これによって、前記”
x ”号機のエレベータは、図3のフローチャートの
ステップS1で確認された乗場呼に対して60秒増しの
到着時間を有することになる。 [0057] そして、図4に示されたフローチャートのステップS2
7.ステップS28及び図5のステップ836.ステッ
プS37と同様に構成されたステップ856゜ステップ
S57で、全号機についてエレベータの到着時間を算出
する。 [0058] 全号機のエレベータの到着時間が算出されるとステップ
S57からステップS58に進み、前記算出された各号
機の到着時間“”TYJ (X)”の中で最少のエレベ
ータを選択し、前記乗場呼に割当てる。 [0059] 次に、この第二実施例のエレベータの群管理装置による
エレベータの割当動作の具体例を、図2を用いて説明す
る。 [00601 エレベータの5階の乗場から乗場呼釦41の操作で上方
向の乗場呼が行なわれ図3のフローチャートのステップ
SIOで取込まれたエレベータの運転状態の情報が、図
2に示されるものであるとすると、A号機のエレベータ
のかご室IAからは、一つの特定階床である’9F”へ
の行先登録C9Aが行なわれており、また、前記かご室
(IA)は一つの特定階床“’9F”向きに運転中であ
り、更に他の特定階床である’IF”に位置するもので
あるから、図4のフローチャートで構成された専用運転
要求検出手段は、A号機のエレベータに対し専用運転の
要求有りを検出し、ステップS25で、 ”I (1
) =1’“どなる。 [0061] 一方、B号機については、かご室IBから特定階床であ
る’IF”への行先登録CIBがあり、特定階床向きに
運転中であるが、前記かご室IBは特定階床に位置して
いないため、専用運転要求検出手段は、B号機のエレベ
ータに対しては専用運転の要求無しを検出し、また、C
号機については、かご室ICからの行先登録C4Cは一
般階床のLd 4 F T+であるから、C号機のエレ
ベータに対して専用運転の要求無しを検出し、前記B号
機と共にステップS26で、各々″″■(2)=O”
、 ”I (3)=O” となる。 [0062] そして、エレベータ割当手段は、図6に示されるフロー
チャートのステップS55で、前記A号機のかご室(I
A)の到着時間“TYJ (1)=t+60’″となり
、B号機、C号機のエレベータについては、ステップS
52で前記B 号機。 C号機のかご室IB、ICの到着時間を算出し、ステッ
プS54で、各々”TYJ(X)”に代入される。 [0063] この到着時間の算出方法は周知であるが、ここでは、か
ご室が乗場に停止する1停止時間を10秒、隣接する階
床間の走行時間を2秒とする。 [0064] まず、A号機の到着時間について述べる。 A号機のかご室IAは1階に位置し、5階までに停止す
べき呼びはないので、ステップS52での到着時間tは
2X(5−1)=8となり、ステップS53でA号機の
エレベータに対する専用運転の要求の検出があるので、
ステップS55に進み、A号機のエレベータの到着時間
”TYJ (X)” に時間“t+60”が代入され
る。 [0065] 即ち、 TYJ (1) =2x (5−1) +60=68
[秒]となる。 [0066] 次に、B号機の到着時間について述べる。B号機のかご
室IBは6階に位置し下降して1階で10秒停止した後
、折返して5階まで直行して走行するものとすると、 TYJ (2)=10X1+2 ((6−1)+ (5
−1)) =28 [秒]となる。なお、B号機は専用
運転の要求がないので、A号機のように割増値60は加
算されない。 [0067] 同様に、C号機のかご室ICの到着時間は、4階に直行
した後5階に向かうものとすると、 TYJ (3)=10xl+2x5=20 [秒]とな
る。 [0068] こうして、TYJ (1)=68.TYJ (2)=2
8.TYJ (3)=18となり、ステップS58で5
階の乗場呼に対してTYJ (X)が最小となるC号機
が割当てられる。 [0069] しかし、仮にB号機、C号機のかごの到着時間が68秒
よりも大きくなった場合には、譬え、A号機に専用運転
が要求されていても、A号機が割当てられる。 即ち、60秒以上も余分に待時間が長引くならば、エレ
ベータの運転効率を優先して、レストラン等を利用する
一般の利用客と一般のオフィス階の社員との乗合わせが
起きても専用運転中のエレベータを割当てるべきとの考
えに基づくものである。 [0070] このように、上記第二実施例のエレベータの群管理装置
は、上記第一実施例と同様の専用運転手段と、上記第一
実施例の状態検出手段と同様に各エレベータの運転状態
の情報を取込み、各エレベータに対し専用運転を行なう
ための要求の有無を検出する専用運転要求検出手段と、
この専用運転要求検出手段の出力に応じて、専用運転要
求のあったエレベータに専用運転を行なわせるとともに
、各エレベータの運転状態に応じた推定到着時刻を算出
し、専用運転要求のあったエレベータについては60秒
の割増値を加えた推定到着時刻とし、これらの各推定到
着時刻を比較して最小の推定到着時刻となるエレベータ
を割当てるという割当基準で、一般階床の乗場呼びに対
しても前記専用運転中のエレベータを割当てるエレベー
タ割当手段とを備えている。 [0071] 即ち、この第二実施例のエレベータの群管理装置は、譬
え、専用運転の要求があっなとしても、各エレベータの
運転状態により、専用運転中のエレベータを一般階床の
乗場呼びに対しても割当てるものである。ただし、専用
運転を意義あらしめるために、専用運転中のエレベータ
の割当は専用運転が要求されていないエレベータよりは
割当順位が低く、割当てにくく構成されている。なお、
この割当てにくさ(割当ての割当基準)は図6のステッ
プS55の割増値の増減により調整することができる。 [0072] したがって、この第二実施例ではエレベータのかご室が
特定階床である1階。 地下1階に位置するとき、レストラン等が設けられてい
る特定階床である最上階行きが選定されると、途中の一
般階床からの乗場呼があっても、前記乗場呼に対して模
擬的に遅く到着する専用運転となって、前記乗場呼には
割当てない。このため、前記最上階にあるレストラン或
いはビアガーデン等に行く一般の利用客とオフィスビル
に働く人々との乗り合わせを防止できる。しかも、他の
専用運転が要求されていないエレベータが、前記一般階
床からの乗場呼に対し、前記専用運転のエレベータの模
擬的な割増し状態にある到着時間よりも、更に、遅く到
着するような運転状態の場合には、専用運転中であって
も当該エレベータが前記乗場呼に割当てられる。このた
め、専用運転中のエレベータは、特定階床以外の乗場呼
に対して割当てられる確率は低くいものの、他のエレベ
ータの運転状態によっては、前屈専用運転中のエレベー
タであっても割当てられるので、エレベータ全体の稼動
率が上昇し、サービス性が向上する。 [0073] なお、上記各実施例では、5階の上方向の乗場呼びを例
に示したカミ2〜4.6.7階の上方向の乗場呼びにつ
いても同様である。 [0074] また、下方向の乗場呼びについては、「第2の特定階床
」である特定した地上8階〜9階から「第1の特定階床
」である「B I F〜9FJに向うエレベータの専用
運転の要求を検出することになるので、図4のステップ
S22とステップS24の特定階床を逆にし、ステップ
S23の特定階床方向を上方向から下方向に変えればよ
い。 [0075] 更に、階床数、エレベータの台数、特定階床の階床数が
上記各実施例に限定されるものではない。 [0076] 更にまた、上記各実施例のエレベータの群管理装置にお
いて、特定階床群への呼び登録の解消により、エレベー
タの専用運転要求が解除されるように構成すれば、専用
運転から普通運転への復帰が簡単にでき、必要な場合の
み専用運転が実施されるので、エレベータ全体の運転効
率は更に向上する。 [0077] 【発明の効果】 以上のように、請求項1の発明のエレベータの群管理装
置は、エレベータの専用運転手段と、状態検出手段と、
専用運転切替手段とを備え、前記状態検出手段によって
、エレベータのかご室が所定の特定階床に位置している
こと、前記かご室内に設けられた既設の行先選定釦の操
作で行先の登録された階床が他の特定階床であること、
前記かご室の運転方向が、前記登録された他の階床であ
ることの状態を検出し、前記状態が検出されたとき、専
用運転切替手段によって、前記特定階床以外の他の乗場
から発生した乗場呼に対して、前記状態が検出されたエ
レベータに最大の到着時間を与えることで、前記要求が
検出されたエレベータを専用運転に切替えるものである
から、一般の利用客と一般のオフィス階の社員との乗合
わせを避けることができ、セキュリティ面及びモラル面
が良好となり、安価な構成でエレベータの専用運転を効
率的に行なえる。 [0078] また、請求項2の発明のエレベータの群管理装置は、エ
レベータの専用運転手段と、専用運転要求検出手段と、
エレベータ割当手段とを備え、前記専用運転要求検出手
段によって、各エレベータの運転状態の情報を取込み、
各エレベータに対し専用運転を行なうための要求の有無
を検出し、エレベータ割当手段によって専用運転要求の
あったエレベータに専用運転を行なわせるとともに、各
エレベータの運転状態に応じた所定の割当基準で一般階
床の乗場呼びに対しても前記専用運転中のエレベータを
割当てるものであるから、専用運転を意義あらしめると
ともに、専用運転を効率的に行なえ、エレベータ全体の
運転効率も向上する。
した後5階に向かうものとすると、 TYJ (3)=10xl+2x5=20 [秒]とな
る。 [0042] そして、ステップS40で、5階の乗場呼に対してA号
機以外で一番速く到着するかご室、即ち、C号機のエレ
ベータのかご室ICを割当てる。 [0043] このとき、C号機の5階の未場のホールランタン42C
が点灯し、前記5階の朶場呼釦41からの乗場呼に対し
て、C号機のエレベータが割当てられたことを表示する
。 [0044] このように、上記第一実施例のエレベータの群管理装置
は、エレベータの階床の中で、レストラン等が存在する
8階及び9階に特定した第2の特定階床である一つの特
定階床と、前記レストラン等を利用する一般の利用客が
、前記エレベータに果降する1階及び地下に特定した第
1の特定階床である他の特定階床を有し複数の特定階床
間で、A号機、B号機、C号機のエレベータを専用運転
させる専用運転手段と、前記A号機、B号機、C号機の
エレベータのかご室IA〜ICに配設された行先選定釦
で行なわれた一つの特定階床である8階及び9階行き、
或いは、他の特定階床である1階及び地下1階行の行先
登録の有無と、前記かご室IA〜ICの運転方向が前記
登録された特定階床方向であるか否かと、前記かご室I
A〜ICの現在位置が、前記−つの特定階床である8階
及び9階、或いは他の特定階床である1階及び地下1階
に位置するものであるか否かを条件とし前記エレベータ
のかご室IA〜ICが特定階床である1階、或いは地下
1階に位置するとき、前記かご室IA〜IC内で8階、
9階行きの行先登録が行なわれ前記かご室IA〜ICの
運転方向が9階方向であるとき、或いは逆に、前記がご
室IA〜ICが8階、9階に位置し、前記がご室IA〜
IC内で1階、地下1階の行先登録が行なわれ、前記か
ご室IA〜ICの運転方向が地下1階方向であることの
エレベータの運転の状態を検出し、前記状態が検出され
たエレベータのかご室IA〜ICに、前記特定階床の一
つで朶込み他で降りる専用運転の要求有りとして、特定
階床でない2〜7階の一般階床の乗場から行なわれた乗
場呼には前記状態が検出されたエレベータに到着時間の
最大数を付与し、前記エレベータの割当順位を最後とす
ることで専用運転に切替える専用運転切替手段を備える
ものである。 [0045] 即ち、この第一実施例のエレベータの群管理装置におい
ては、状態検出手段によって、エレベータが所定の特定
階床に位置すること、前記エレベータ内で登録された行
先階床が他の特定階床であること、前記エレベータの運
転方向が前記他の所定階床方向であることの状態を検出
し、前記状態が検出されたとき、前記複数の特定階床の
一つで未込み他で降りる専用運転の要求有りとして、専
用運転切替手段によって、前記状態が検出されたエレベ
ータを所定の専用運転に切替えることができる。 [0046] したがって、上記第一実施例は、エレベータのがご室が
特定階床である1階。 地下1階に位置するとき、レストラン等が設けられてい
る特定階床である最上階行きが選定されると、途中の一
般階床がらの乗場呼があっても、前記乗場呼に対して模
擬的に一番遅く到着するエレベータとなって、前記乗場
呼には割当てない。このため、前記最上階にあるレスト
ラン或いはビアガーデン等に行く一般の利用客と、オフ
ィスビルに働く人々との乗り合わせが防止できる。 [0047] また、エレベータのかご室LA、IB、ICの位置、行
先登録及び運転方向を検出する各機器は、全て既設のも
のを使用できる。このため、安価に構成できる[004
8] 更に、前記エレベータの専用運転への切替は、通常のエ
レベータの操作で自動的に行なわれる。したがって、前
記エレベータの専用運転切替の誤操作が防止できると共
に、必要であるときのみエレベータを専用運転に切替え
ることができるため、エレベータの稼動の効率を高める
ことができる。 [0049] 〈第二実施例〉 ところで、上記第一実施例のエレベータの群管理装置で
は、専用運転の要求の有無を検出し、その要求があれば
、該当するエレベータの到着時間”TYJ(X)°゛に
時間”999°′を代入している。したがって、当該専
用運転中のエレベータは、通常、確認された乗場呼に対
して最も長い到着時間を有することになり、特定階床以
外の乗場呼に対して割当てられることはない。即ち、他
のエレベータが全ての階床の乗場呼に対して応答し、割
当てられたとしても、前記専用運転中のエレベータが割
当てられることはない。 [0050] しかしながら、専用運転中のエレベータが特定階床以外
の他の平場からの乗場呼に全く応答しないということは
、逆に、エレベータ全体の稼動率が低下し、サービスの
低下を招く。 [0051] そこで、エレベータ全体の運行効率の向上を実現するた
めには、前記のような専用運転中のエレベータであって
も、他のエレベータの運転状態によっては、−般階床の
乗場呼びに対して割当てる必要がある。ただし、専用運
転がされていないエレベータよりは、専用運転中のエレ
ベータの割当は割当てられに<<シ、専用運転を意義あ
らしめる必要がある。 [0052] このようなエレベータの割当がなされるエレベータの群
管理装置の実施例について説明をする。なお、図1から
図3は上託第−実施例と共通なので、ここでは説明を省
略する。 [0053] まず、このようなエレベータの割当がなされる前提とし
て、各エレベータの運転状態の情報を取込み、各エレベ
ータに対し専用運転を行なうための要求の有無を検出す
る必要がある。この動作は専用運転要求検出手段によっ
て行なう。例えば、各エレベータが所定の特定階床に位
置すること、エレベータ内で登録された行先階床が他の
特定階床であること、エレベータの運転方向が前記他の
所定階床方向であること等の運転状態を取込み(図3の
ステップS10参照) 各エレベータに対し専用運転を
行なうための要求の有無を検出する(図3のステップS
20参照)。なお、この動作は前記図4に示した状態検
出手段の制御プログラムと同様の動作なので、ここでは
説明を省略する。また、この専用運転要求検出手段は、
従来より周知の特定のスイッチ操作により行なっても構
わない。 [0054] しかも、次に述べる第二実施例では、前記専用運転要求
検出手段の出力に応じて、専用運転要求のあったエレベ
ータに専用運転を行なわせるとともに、各エレベータの
運転状態に応じた所定の割当基準で一般階床の乗場呼び
に対しても前記専用運転中のエレベータが割当てられる
(図3のステップS30参照)。この動作は具体的には
図6に示すようなエレベータ割当手段によって行なわれ
る。 [0055] 図6は本発明の第二実施例であるエレベータの群管理装
置のエレベータ割当手段の制御プログラムの一例を示す
フローチャートである。 [0056] 図において、ステップS51で、エレベータの号機数“
X″を°゛1″に初期設定し、ステップS52で前記”
x ”号機の到着時間II t“を算出する。そして
、ステップS53で、 ’i (X)=1”であるか判
断して、 X“号機のエレベータに対する専用運転の要
求の検出の有無を判断する。専用運転の要求がなれけれ
ばステップS54に進み、前記“′Xパ号機の到着時間
゛′t“を’TYJ(刈“に代入する。また、ステップ
S53で” x ”号機のエレベータに対する専用運転
の要求があれば、ステップS55に進み、前記” x
”号機のエレベータの到着時間゛″TYJ (X)”に
時間“’t+60”を代入する。これによって、前記”
x ”号機のエレベータは、図3のフローチャートの
ステップS1で確認された乗場呼に対して60秒増しの
到着時間を有することになる。 [0057] そして、図4に示されたフローチャートのステップS2
7.ステップS28及び図5のステップ836.ステッ
プS37と同様に構成されたステップ856゜ステップ
S57で、全号機についてエレベータの到着時間を算出
する。 [0058] 全号機のエレベータの到着時間が算出されるとステップ
S57からステップS58に進み、前記算出された各号
機の到着時間“”TYJ (X)”の中で最少のエレベ
ータを選択し、前記乗場呼に割当てる。 [0059] 次に、この第二実施例のエレベータの群管理装置による
エレベータの割当動作の具体例を、図2を用いて説明す
る。 [00601 エレベータの5階の乗場から乗場呼釦41の操作で上方
向の乗場呼が行なわれ図3のフローチャートのステップ
SIOで取込まれたエレベータの運転状態の情報が、図
2に示されるものであるとすると、A号機のエレベータ
のかご室IAからは、一つの特定階床である’9F”へ
の行先登録C9Aが行なわれており、また、前記かご室
(IA)は一つの特定階床“’9F”向きに運転中であ
り、更に他の特定階床である’IF”に位置するもので
あるから、図4のフローチャートで構成された専用運転
要求検出手段は、A号機のエレベータに対し専用運転の
要求有りを検出し、ステップS25で、 ”I (1
) =1’“どなる。 [0061] 一方、B号機については、かご室IBから特定階床であ
る’IF”への行先登録CIBがあり、特定階床向きに
運転中であるが、前記かご室IBは特定階床に位置して
いないため、専用運転要求検出手段は、B号機のエレベ
ータに対しては専用運転の要求無しを検出し、また、C
号機については、かご室ICからの行先登録C4Cは一
般階床のLd 4 F T+であるから、C号機のエレ
ベータに対して専用運転の要求無しを検出し、前記B号
機と共にステップS26で、各々″″■(2)=O”
、 ”I (3)=O” となる。 [0062] そして、エレベータ割当手段は、図6に示されるフロー
チャートのステップS55で、前記A号機のかご室(I
A)の到着時間“TYJ (1)=t+60’″となり
、B号機、C号機のエレベータについては、ステップS
52で前記B 号機。 C号機のかご室IB、ICの到着時間を算出し、ステッ
プS54で、各々”TYJ(X)”に代入される。 [0063] この到着時間の算出方法は周知であるが、ここでは、か
ご室が乗場に停止する1停止時間を10秒、隣接する階
床間の走行時間を2秒とする。 [0064] まず、A号機の到着時間について述べる。 A号機のかご室IAは1階に位置し、5階までに停止す
べき呼びはないので、ステップS52での到着時間tは
2X(5−1)=8となり、ステップS53でA号機の
エレベータに対する専用運転の要求の検出があるので、
ステップS55に進み、A号機のエレベータの到着時間
”TYJ (X)” に時間“t+60”が代入され
る。 [0065] 即ち、 TYJ (1) =2x (5−1) +60=68
[秒]となる。 [0066] 次に、B号機の到着時間について述べる。B号機のかご
室IBは6階に位置し下降して1階で10秒停止した後
、折返して5階まで直行して走行するものとすると、 TYJ (2)=10X1+2 ((6−1)+ (5
−1)) =28 [秒]となる。なお、B号機は専用
運転の要求がないので、A号機のように割増値60は加
算されない。 [0067] 同様に、C号機のかご室ICの到着時間は、4階に直行
した後5階に向かうものとすると、 TYJ (3)=10xl+2x5=20 [秒]とな
る。 [0068] こうして、TYJ (1)=68.TYJ (2)=2
8.TYJ (3)=18となり、ステップS58で5
階の乗場呼に対してTYJ (X)が最小となるC号機
が割当てられる。 [0069] しかし、仮にB号機、C号機のかごの到着時間が68秒
よりも大きくなった場合には、譬え、A号機に専用運転
が要求されていても、A号機が割当てられる。 即ち、60秒以上も余分に待時間が長引くならば、エレ
ベータの運転効率を優先して、レストラン等を利用する
一般の利用客と一般のオフィス階の社員との乗合わせが
起きても専用運転中のエレベータを割当てるべきとの考
えに基づくものである。 [0070] このように、上記第二実施例のエレベータの群管理装置
は、上記第一実施例と同様の専用運転手段と、上記第一
実施例の状態検出手段と同様に各エレベータの運転状態
の情報を取込み、各エレベータに対し専用運転を行なう
ための要求の有無を検出する専用運転要求検出手段と、
この専用運転要求検出手段の出力に応じて、専用運転要
求のあったエレベータに専用運転を行なわせるとともに
、各エレベータの運転状態に応じた推定到着時刻を算出
し、専用運転要求のあったエレベータについては60秒
の割増値を加えた推定到着時刻とし、これらの各推定到
着時刻を比較して最小の推定到着時刻となるエレベータ
を割当てるという割当基準で、一般階床の乗場呼びに対
しても前記専用運転中のエレベータを割当てるエレベー
タ割当手段とを備えている。 [0071] 即ち、この第二実施例のエレベータの群管理装置は、譬
え、専用運転の要求があっなとしても、各エレベータの
運転状態により、専用運転中のエレベータを一般階床の
乗場呼びに対しても割当てるものである。ただし、専用
運転を意義あらしめるために、専用運転中のエレベータ
の割当は専用運転が要求されていないエレベータよりは
割当順位が低く、割当てにくく構成されている。なお、
この割当てにくさ(割当ての割当基準)は図6のステッ
プS55の割増値の増減により調整することができる。 [0072] したがって、この第二実施例ではエレベータのかご室が
特定階床である1階。 地下1階に位置するとき、レストラン等が設けられてい
る特定階床である最上階行きが選定されると、途中の一
般階床からの乗場呼があっても、前記乗場呼に対して模
擬的に遅く到着する専用運転となって、前記乗場呼には
割当てない。このため、前記最上階にあるレストラン或
いはビアガーデン等に行く一般の利用客とオフィスビル
に働く人々との乗り合わせを防止できる。しかも、他の
専用運転が要求されていないエレベータが、前記一般階
床からの乗場呼に対し、前記専用運転のエレベータの模
擬的な割増し状態にある到着時間よりも、更に、遅く到
着するような運転状態の場合には、専用運転中であって
も当該エレベータが前記乗場呼に割当てられる。このた
め、専用運転中のエレベータは、特定階床以外の乗場呼
に対して割当てられる確率は低くいものの、他のエレベ
ータの運転状態によっては、前屈専用運転中のエレベー
タであっても割当てられるので、エレベータ全体の稼動
率が上昇し、サービス性が向上する。 [0073] なお、上記各実施例では、5階の上方向の乗場呼びを例
に示したカミ2〜4.6.7階の上方向の乗場呼びにつ
いても同様である。 [0074] また、下方向の乗場呼びについては、「第2の特定階床
」である特定した地上8階〜9階から「第1の特定階床
」である「B I F〜9FJに向うエレベータの専用
運転の要求を検出することになるので、図4のステップ
S22とステップS24の特定階床を逆にし、ステップ
S23の特定階床方向を上方向から下方向に変えればよ
い。 [0075] 更に、階床数、エレベータの台数、特定階床の階床数が
上記各実施例に限定されるものではない。 [0076] 更にまた、上記各実施例のエレベータの群管理装置にお
いて、特定階床群への呼び登録の解消により、エレベー
タの専用運転要求が解除されるように構成すれば、専用
運転から普通運転への復帰が簡単にでき、必要な場合の
み専用運転が実施されるので、エレベータ全体の運転効
率は更に向上する。 [0077] 【発明の効果】 以上のように、請求項1の発明のエレベータの群管理装
置は、エレベータの専用運転手段と、状態検出手段と、
専用運転切替手段とを備え、前記状態検出手段によって
、エレベータのかご室が所定の特定階床に位置している
こと、前記かご室内に設けられた既設の行先選定釦の操
作で行先の登録された階床が他の特定階床であること、
前記かご室の運転方向が、前記登録された他の階床であ
ることの状態を検出し、前記状態が検出されたとき、専
用運転切替手段によって、前記特定階床以外の他の乗場
から発生した乗場呼に対して、前記状態が検出されたエ
レベータに最大の到着時間を与えることで、前記要求が
検出されたエレベータを専用運転に切替えるものである
から、一般の利用客と一般のオフィス階の社員との乗合
わせを避けることができ、セキュリティ面及びモラル面
が良好となり、安価な構成でエレベータの専用運転を効
率的に行なえる。 [0078] また、請求項2の発明のエレベータの群管理装置は、エ
レベータの専用運転手段と、専用運転要求検出手段と、
エレベータ割当手段とを備え、前記専用運転要求検出手
段によって、各エレベータの運転状態の情報を取込み、
各エレベータに対し専用運転を行なうための要求の有無
を検出し、エレベータ割当手段によって専用運転要求の
あったエレベータに専用運転を行なわせるとともに、各
エレベータの運転状態に応じた所定の割当基準で一般階
床の乗場呼びに対しても前記専用運転中のエレベータを
割当てるものであるから、専用運転を意義あらしめると
ともに、専用運転を効率的に行なえ、エレベータ全体の
運転効率も向上する。
【図1】
図1は本発明の第−及び第二実施例のエレベータの群管
理装置を示す全体構成図である。
理装置を示す全体構成図である。
【図2】
図2は本発明の第−及び第二実施例のエレベータの群管
理装置が管理するエレベータの運転状態図である。
理装置が管理するエレベータの運転状態図である。
【図3】
図3は本発明の第−及び第二実施例のエレベータの群管
理装置の専用運転手段の制御プログラムの一例を示すフ
ローチャートである。
理装置の専用運転手段の制御プログラムの一例を示すフ
ローチャートである。
【図4】
図4は本発明の第−及び第二実施例のエレベータの群管
理装置の状態検出手段
理装置の状態検出手段
【図5】
図5は本発明の第一実施例のエレベータの群管理装置の
専用運転切替手段の制御プログラムの一例を示すフロー
チャートである。
専用運転切替手段の制御プログラムの一例を示すフロー
チャートである。
【図6】
図6は本発明の第二実施例のエレベータの群管理装置の
エレベータ割当手段の制御プログラムの一例を示すフロ
ーチャートである。
エレベータ割当手段の制御プログラムの一例を示すフロ
ーチャートである。
LA、ICかご室
3 管理制御部
図面
【図1】
【図2】
C9A
【図3】
【図5】
【図6】
【手続補正 1】
【手続補正 2】
手続補正書
BP101609
平成3年8月27日
Claims (2)
- 【請求項1】エレベータを複数の特定階床間で所定の専
用運転を行なわせる専用運転手段と、 前記エレベータが所定の特定階床に位置すること、前記
エレベータ内で登録された行先階床が他の特定階床であ
ること、前記エレベータの運転方向が前記他の所定階床
方向であることの状態を検出する状態検出手段と、前記
状態検出手段の出力に応じて、前記エレベータを所定の
専用運転に切替える専用運転切替手段と を具備することを特徴とするエレベータの群管理装置。 - 【請求項2】エレベータを複数の特定階床間で所定の専
用運転を行なわせる専用運転手段と、 各エレベータの運転状態の情報を取込み、各エレベータ
に対し専用運転を行なうための要求の有無を検出する専
用運転要求検出手段と、前記専用運転要求検出手段の出
力に応じて、専用運転要求のあったエレベータに専用運
転を行なわせるとともに、各エレベータの運転状態に応
じた所定の割当基準で一般階床の乗場呼びに対しても前
記専用運転中のエレベータを割当てるエレベータ割当手
段と を具備することを特徴とするエレベータの群管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2402697A JPH0472277A (ja) | 1990-07-10 | 1990-12-17 | エレベータの群管理装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18183690 | 1990-07-10 | ||
JP2-181836 | 1990-07-10 | ||
JP2402697A JPH0472277A (ja) | 1990-07-10 | 1990-12-17 | エレベータの群管理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0472277A true JPH0472277A (ja) | 1992-03-06 |
Family
ID=26500848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2402697A Pending JPH0472277A (ja) | 1990-07-10 | 1990-12-17 | エレベータの群管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0472277A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014051359A (ja) * | 2012-09-07 | 2014-03-20 | Hitachi Ltd | 群管理エレベータシステム |
WO2018008143A1 (ja) * | 2016-07-08 | 2018-01-11 | 三菱電機株式会社 | エレベータの群管理制御装置および群管理制御方法 |
-
1990
- 1990-12-17 JP JP2402697A patent/JPH0472277A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014051359A (ja) * | 2012-09-07 | 2014-03-20 | Hitachi Ltd | 群管理エレベータシステム |
WO2018008143A1 (ja) * | 2016-07-08 | 2018-01-11 | 三菱電機株式会社 | エレベータの群管理制御装置および群管理制御方法 |
JPWO2018008143A1 (ja) * | 2016-07-08 | 2018-10-25 | 三菱電機株式会社 | エレベータの群管理制御装置および群管理制御方法 |
CN109415181A (zh) * | 2016-07-08 | 2019-03-01 | 三菱电机株式会社 | 电梯的组群管理控制装置及组群管理控制方法 |
CN109415181B (zh) * | 2016-07-08 | 2020-09-11 | 三菱电机株式会社 | 电梯的组群管理控制装置及组群管理控制方法 |
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