JPH0472239A - 給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真装置に適用される給紙装置に係り、特
に、オプションとして利用されることが多い縦配列の給
紙カセットを有する給紙装置に関する。

〔従来の技術〕

最近の複写機の高速化に伴い、本体内に備わっている通
常の給紙装置の外に、オプションとして大容量給紙トレ
イ、カセットが装着される場合が多くなってきた。

ここで、いわゆるカセットバンクテーブルと呼ばれる上
記の給紙装置において、特定種類（主にサイズ）の転写
紙を収容した専用の複数の給紙カセット（以下カセット
）を給紙装置内に配置するに際し、上下に平行に横配列
で設けた場合、このカセットの着脱時、下段のカセット
になると、オペレータがかがみ込んだりしなければなら
ず、操作性が悪いという問題があった。

そのため、カセットを縦配列（起立して平行に配列）に
するタイプの給紙装置が提案されている。

例えば、実開昭５２−３６９３０号公報には、縦配列の
複数のカセットが入ったボックスが水平移動して、所望
のカセットが給紙ユニット位置まできたとき、このカセ
ットから給紙を行う技術が提案されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら上記従来技術においては、複数のカセット
が装着されたボックスを水平方向（横方向）移動させる
ための空間部が必要となり、装置が大型化すると共に、
重量のあるボックスを移動させるために、駆動力のある
モータを必要とし、コストが高くなるなどの不具合があ
った。

本発明は、縦配列のカセットを備えた給紙装置を前提と
して上記従来技術の欠点を解消し、小型で低コストの給
紙装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、複数種類の転写紙を収容する複数の給紙カ
セットを起立した状態で配列すると共に、上記給紙カセ
ット群の上方を水平移動しつつ指定された給紙カセット
の対向位置で停止し、当該給紙カセットから給紙を開始
する給紙ユニットを設けることにより達成される。

〔作用〕

起立した状態で配列されたカセットの給紙側端部である
上面近傍を、給紙ローラ群を備えた給紙ユニットが水平
移動し、指定されたカセットの対向位置（上面位置）で
停止し、当該カセットから転写紙を１枚ずつ給紙する。

具体的には、例えば給紙ユニットが所定のカセットと対
向する位置で停止したとき、カセットを若干上昇させて
、給紙ローラと転写紙面を接触させるようにする。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第１図は本発明の一実施例に係る給紙装置を複写機に取
り付けた状態の全体構成図、第２図は同給紙装置の外観
斜視図、第３図は同給紙装置の一部切り欠き透視斜視図
、第４図は同給紙装置の給紙ユニット部の詳細構成図で
ある。

第１図において、１１は給紙装置１の筐体、１２は筺体
１１の上面に開口した給紙口、１３は起立した状態で配
列されたカセット（群）であり、それぞれ専用のサイズ
の転写紙を収容する。なお、複数のカセット１３はそれ
ぞれ後述する機構により昇降するようになっているが、
カセット１３０は上昇位置に固定されている。１５は給
紙搬送部、１６は、カセット（群）１３の上方を水平方
向に移動する給紙ユニットである。カセット１３は２重
構造になっており、第２図に示す引き出し口１７から、
外側（手前側）にカセット１３がスライドレールに沿っ
て引き出されるようになっているが、給紙搬送中は引き
出し口１７はロックされでいて引き出せないようになっ
ている。また、給紙搬送部１５も手前側に引き出せるよ
うになっている。

第３図に示すように、カセットＩ３内側トレイにはラッ
ク歯１８が設けてあり、駆動モータＩ９とは、ギヤ輪列
２０を介して駆動連結され１．駆動モータ１９の回転に
より昇降可能になっている。

さらに、この駆動モータＩ９とギヤ輪列２０とは、共に
水平移動可能になっており、選択されたカセット位置で
停止し、このカセットを昇降することになる。

第４図において、１６ａはフォトインクラブタで構成さ
れる第１の位置センサ２１に入り込む突片、２２はベル
ト、２３はプーリ、２４は給紙レバー　２５はピックア
ップコロ、２４ａは第２の位置センサ２６に入り込む給
紙レバーの突部、２７はフィードコロ、２８はリバース
コロ、２９は中継ローラ、３０は搬送ヘルドである。

突片１６ａが第１の位置センサ２１４二人り込んだ状態
が給紙ユニツ）１６のホームポジションであり、この状
態から駆動源にスタート命令が出れば、ヘルド２２とプ
ーリ２３の駆動により、給紙ユニット１６は図において
右方向ムこ移動する。

ここで、左端部のカセット１３１が選択され、第３図に
示す駆動モータ１９、ギヤ輪列２０により一点鎖線位置
まで上昇していたとすると、給紙ユニット１６が移動し
てピックアップコロ２５がカセット】３１内の紙面と接
触し、給紙レバー２４を時計回り方向に若干揺動させる
。すると、突起２４ａが第２の位置センサ２６に入り込
み、第２の位置センサ２６から給紙ユニット１６の駆動
を停止する信号が出され、これにより、給紙ユニット１
６は左端部のカセット１３１の対向位置で停止する。以
下、公知の技術でピックアップコロ２５から搬送された
転写紙は、フィードコロ２７とリバースコロ２８により
１枚ずつに分離され、中継ローラ２９を経て搬送ベルト
３０によって搬送され、第１図に示す給紙口１２より複
写機本体２内に送り込まれる。

連続給紙を行うと、紙面が図で右方向に減少していくが
、これに伴いピックアップコロ２５も、反時計回り方向
に徐々に移動し、ついには第２の位置センサ２６から突
起２４ａが外れる。そうすると、給紙ユニット１６が若
干右方向に移動するため、再びピックアップコロ２５と
転写紙面は給紙するに足る接触圧を以て当接することに
なる。

また、ベーパエンド時は周知のエンドフィラーでこれを
検出して給紙動作を停止し、給紙ユニット１６はホーム
ポジション位置に戻るようになっている。

なお、前述したように第１図において、右端のカセット
１３０は当初より上昇位置、即ち給紙位置に固定されて
いるが、これは、ピックアップコロ２５が更にこれを越
えて右方に移動する必要がないからである。

また、カセット（群）１３は起立して縦配列になってい
ると言っても、転写紙の座屈を考慮して、ある程度傾斜
させて配列しである。

また、第５図に示すようにカセット１３の底面１３ａを
中央が膨らんだ湾曲形状とすれば、転写紙の座屈を更に
防止できる。なお、上壁１３ｂは平面状のままでよい。

第６図は転写紙収容状態のカセットの断面図であり、湾
曲により円筒の一部をなしている底面１３ａによって転
写紙Ｐは“腰付け”され、座屈に強いものとなる。この
底面１３ａの中央部の突出量はＡ３サイズ縦型で、約１
９ｍｍ位（カセット１３の傾斜が約６０°の場合）がよ
い。

第７図はカセットの他の例を示す断面図で、中央部に一
部平面があっても全体として中央部が突出していれば、
上記と同様の効果を奏する。むしろ、中央の平面の幅が
ピックアップコロ２５の幅と同じ位であれば、円筒状の
場合よりも給紙性能は向上する。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、縦配列されたカ
セット群の上方で、給紙ユニットを水平移動させ、指定
されたカセットの対向位置で停止させ、当該カセットか
ら給紙させるようにしたがら、余分なスペースをとらず
、また、軽量、小型の給紙ユニットを駆動させるだけで
あるから、モータも小容量の安価なもので済むという効
果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る給紙装置を複写機に取
り付けた状態の全体構成図、第２図は同給紙装置の外観
斜視図、第３図は同給紙装置の一部切り欠き透視斜視図
、第４図は同給紙装置の給紙ユニット部の詳細構成図、
第５図は一例に係るカセットの斜視図、第６図はそのカ
セットの縦断面図、第７図は変形例に係るカセットの縦
断面図である。 工・・・給紙装置、２・・・複写機本体、１３・・・給
紙カセット、１６・・・給紙ユニット。 第１図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 Ｐ 第 図 ３ａ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数種類の転写紙を収容する複数の給紙カセットを起立
   した状態で配列すると共に、上記給紙カセット群の上方
   を水平移動しつつ指定された給紙カセットの対向位置で
   停止し、当該給紙カセットから給紙を開始する給紙ユニ
   ットを設けたことを特徴とする給紙装置。