JPH0471648B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0471648B2 JPH0471648B2 JP60250640A JP25064085A JPH0471648B2 JP H0471648 B2 JPH0471648 B2 JP H0471648B2 JP 60250640 A JP60250640 A JP 60250640A JP 25064085 A JP25064085 A JP 25064085A JP H0471648 B2 JPH0471648 B2 JP H0471648B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- discharge machining
- movable pulley
- wire electrode
- electrical discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000009763 wire-cut EDM Methods 0.000 claims description 12
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 11
- 238000003754 machining Methods 0.000 claims description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、ワイヤ電極の張力変動抑制機構を
備えたワイヤ放電加工装置に関するものである。
備えたワイヤ放電加工装置に関するものである。
第５図は、従来のワイヤ放電加工装置のワイヤ
経路を示す概略図である。図において、１０はワ
イヤ電極であり、ワイヤボビン１２より巻き出さ
れる。１４ａ，１４ｂ，１４ｃ，１４ｄはアイド
ラであり、ワイヤ電極１０の走行方向を変更す
る。１６はワイヤ回収機構部であり、モータ１８
により駆動される。２０はブレーキローラであ
り、ブレーキ２２でワイヤ電極１０に張力を与え
る。２４はプリテンシヨン用モータであり、ワイ
ヤボビン１２に逆トルクを作用させ、ワイヤ電極
１０にプリテンシヨンを与える。２６は被加工物
であり、電源２８によりワイヤ電極１０間に放電
を発生させ、所望の形状に加工される。２８，２
９は上、下のワイヤガイドであり、被加工物２６
の上、下でワイヤ電極１０をガイドする。３０，
３２はノズルであり、被加工物２６の加工部に加
工液を噴出する。
経路を示す概略図である。図において、１０はワ
イヤ電極であり、ワイヤボビン１２より巻き出さ
れる。１４ａ，１４ｂ，１４ｃ，１４ｄはアイド
ラであり、ワイヤ電極１０の走行方向を変更す
る。１６はワイヤ回収機構部であり、モータ１８
により駆動される。２０はブレーキローラであ
り、ブレーキ２２でワイヤ電極１０に張力を与え
る。２４はプリテンシヨン用モータであり、ワイ
ヤボビン１２に逆トルクを作用させ、ワイヤ電極
１０にプリテンシヨンを与える。２６は被加工物
であり、電源２８によりワイヤ電極１０間に放電
を発生させ、所望の形状に加工される。２８，２
９は上、下のワイヤガイドであり、被加工物２６
の上、下でワイヤ電極１０をガイドする。３０，
３２はノズルであり、被加工物２６の加工部に加
工液を噴出する。
次に動作について説明する。ワイヤ電極１０
は、ワイヤ回収部１６のモータ１８を動作させる
ことにより、ワイヤボビン１２より巻き出され、
アイドラ１４ａ、ブレーキローラ２０及びアイド
ラ１４ｂ，１４ｃを経て、上部ダイスガイド２８
により被加工物２６の所望の位置に供給される。
使用済のワイヤ電極は下部ワイヤガイド３２、ア
イドラ１４ｄ及びワイヤ回収機構部１６を経て装
置本体外へ廃出される。
は、ワイヤ回収部１６のモータ１８を動作させる
ことにより、ワイヤボビン１２より巻き出され、
アイドラ１４ａ、ブレーキローラ２０及びアイド
ラ１４ｂ，１４ｃを経て、上部ダイスガイド２８
により被加工物２６の所望の位置に供給される。
使用済のワイヤ電極は下部ワイヤガイド３２、ア
イドラ１４ｄ及びワイヤ回収機構部１６を経て装
置本体外へ廃出される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のワイヤ放電加工装置は以上のように構成
されているので、ワイヤボビン１２の慣性によ
り、ワイヤ回収機構部１６のモータ１８が等速回
転し、ワイヤ電極１０を巻き出すにもかかわら
ず、ワイヤボビン１２の回転は、微視的には停
止・過回転の繰り返しによる間欠回転となる。そ
の間欠回転によりワイヤ電極１０の張力は変動
し、ワイヤ放電加工装置の加工精度低下の要因と
なつている。また、張力変動の際ワイヤ電極１０
の張力が強まつた場合にはワイヤ電極１０が断線
してしまい、ワイヤ放電加工装置の稼動率低下の
要因にもなつていた。
されているので、ワイヤボビン１２の慣性によ
り、ワイヤ回収機構部１６のモータ１８が等速回
転し、ワイヤ電極１０を巻き出すにもかかわら
ず、ワイヤボビン１２の回転は、微視的には停
止・過回転の繰り返しによる間欠回転となる。そ
の間欠回転によりワイヤ電極１０の張力は変動
し、ワイヤ放電加工装置の加工精度低下の要因と
なつている。また、張力変動の際ワイヤ電極１０
の張力が強まつた場合にはワイヤ電極１０が断線
してしまい、ワイヤ放電加工装置の稼動率低下の
要因にもなつていた。
この発明は上記のような問題点を解消する為に
なされたもので、ワイヤ電極の張力変動を押える
ことにより、高い加工精度と高い稼動率を有する
ワイヤ放電加工装置を得ることを目的とする。
なされたもので、ワイヤ電極の張力変動を押える
ことにより、高い加工精度と高い稼動率を有する
ワイヤ放電加工装置を得ることを目的とする。
この発明に係るワイヤ放電加工装置は、ワイヤ
電極送給経路上に設けられた可動プーリと、ダン
ピングを有する部材及びスプリングを並設してな
り、可動プーリを支持する支持部材とを有する。
電極送給経路上に設けられた可動プーリと、ダン
ピングを有する部材及びスプリングを並設してな
り、可動プーリを支持する支持部材とを有する。
この発明におけるワイヤ放電加工装置では、ワ
イヤ電極送給経路上に設けられ、ダンピングを有
する部材とスプリングとを並設してなる支持部材
により支持された可動プーリが、ワイヤ電極の張
力変動に伴つて移動し、ワイヤ電極間に張力変動
を伝えず設定された張力を一定に維持する。
イヤ電極送給経路上に設けられ、ダンピングを有
する部材とスプリングとを並設してなる支持部材
により支持された可動プーリが、ワイヤ電極の張
力変動に伴つて移動し、ワイヤ電極間に張力変動
を伝えず設定された張力を一定に維持する。
以下、この発明の一実施例を図について説明す
る。第１図はこの実施例によるワイヤ放電加工装
置のワイヤ経路を示す概略図、第２図はこの実施
例による可動プーリ部の詳細図である。第１図及
び第２図において、第５図と同一符号は同一又は
相当部分を示すものとする。これらの図において
５０は可動プーリ部であり、第２図に示すように
構成されている。５２はプーリであり、支点５４
によりアーム５６に回転自在に支持されている。
アーム５６は支点５８により図示されていない機
械本体に回転自在に支持されている。６０はダン
ピングを有する部材であり、例えばエアダンパ、
油圧ダンパ等が使用できる。６２はスプリングで
あり、ダンピングを有する部材６０と共に一方を
アーム５６にそれぞれ支点６４，６６により回転
自在に支持され、もう一方を機械本体に固定され
ている。
る。第１図はこの実施例によるワイヤ放電加工装
置のワイヤ経路を示す概略図、第２図はこの実施
例による可動プーリ部の詳細図である。第１図及
び第２図において、第５図と同一符号は同一又は
相当部分を示すものとする。これらの図において
５０は可動プーリ部であり、第２図に示すように
構成されている。５２はプーリであり、支点５４
によりアーム５６に回転自在に支持されている。
アーム５６は支点５８により図示されていない機
械本体に回転自在に支持されている。６０はダン
ピングを有する部材であり、例えばエアダンパ、
油圧ダンパ等が使用できる。６２はスプリングで
あり、ダンピングを有する部材６０と共に一方を
アーム５６にそれぞれ支点６４，６６により回転
自在に支持され、もう一方を機械本体に固定され
ている。
以上のように構成されたワイヤ放電加工装置に
おいては、ワイヤボビン１２の慣性によるボビン
の微視的間欠回転より生じるワイヤ電極１０の張
力変動が発生した場合、回転が停止している状態
では、ワイヤ電極１０が張架されたプーリ５６が
上昇し、またワイヤボビン１２の慣性により過回
転した状態では、プーリ５６が下降する。この移
動をアーム５６に固定されたスプリング６２に伝
え、パルス状の張力変動を緩衝する。また、この
停止と過回転の繰り返しによるプーリ５６の上、
下振動をキヤンセルするように、適当なダンピン
グ係数を有するダンピング部材６０により、可動
プーリ５０の移動周期と張力変動周期の共振によ
る張力変動増加を押さえ、ワイヤ電極１０の張力
変動を該可動プーリ５０以後には伝えず、設定し
た張力値を一定に維持することができる。
おいては、ワイヤボビン１２の慣性によるボビン
の微視的間欠回転より生じるワイヤ電極１０の張
力変動が発生した場合、回転が停止している状態
では、ワイヤ電極１０が張架されたプーリ５６が
上昇し、またワイヤボビン１２の慣性により過回
転した状態では、プーリ５６が下降する。この移
動をアーム５６に固定されたスプリング６２に伝
え、パルス状の張力変動を緩衝する。また、この
停止と過回転の繰り返しによるプーリ５６の上、
下振動をキヤンセルするように、適当なダンピン
グ係数を有するダンピング部材６０により、可動
プーリ５０の移動周期と張力変動周期の共振によ
る張力変動増加を押さえ、ワイヤ電極１０の張力
変動を該可動プーリ５０以後には伝えず、設定し
た張力値を一定に維持することができる。
なお、上記実施例では可動プーリ５０をレーバ
機構であるアーム構造としたが、第３図に示すよ
うに軌道６８上を直線運動する構造としても良
い。又上記実施例ではダンピングを有する部材６
０及びスプリング６２は共に直線式のものとした
が、第４図のように少なくとも一方を回転式のも
のとして、支点５８部に固定しても同様の効果を
奏する。
機構であるアーム構造としたが、第３図に示すよ
うに軌道６８上を直線運動する構造としても良
い。又上記実施例ではダンピングを有する部材６
０及びスプリング６２は共に直線式のものとした
が、第４図のように少なくとも一方を回転式のも
のとして、支点５８部に固定しても同様の効果を
奏する。
以上のようにこの発明によれば、ワイヤ電極送
給経路上にダンピングを有する部材とスプリング
とを並設してなる支持部材により支持された可動
プーリを設けることにより、ワイヤ電極の張力変
動を吸収して無くすことができ、ワイヤ放電加工
装置の加工精度を向上せしめ、また張力が設定値
よりも増加することによりワイヤ電極が断線する
こともなく、安定した加工が可能となり稼動率も
向上する効果がある。
給経路上にダンピングを有する部材とスプリング
とを並設してなる支持部材により支持された可動
プーリを設けることにより、ワイヤ電極の張力変
動を吸収して無くすことができ、ワイヤ放電加工
装置の加工精度を向上せしめ、また張力が設定値
よりも増加することによりワイヤ電極が断線する
こともなく、安定した加工が可能となり稼動率も
向上する効果がある。
第１図はこの発明の一実施例によるワイヤ電極
経路の概略図、第２図はこの実施例より新設され
た可動プーリ部の詳細図、第３図及び第４図はそ
れぞれこの発明の他の実施例を示す概略図、第５
図は従来のワイヤ放電加工装置のワイヤ電極経路
を示す概略図である。図において、１０はワイヤ
電極、１２はワイヤボビン、５０は可動プーリ
部、６０はダンピングを有する部材、６２はスプ
リングである。なお、図中同一符号は同一又は相
当部分を示す。
経路の概略図、第２図はこの実施例より新設され
た可動プーリ部の詳細図、第３図及び第４図はそ
れぞれこの発明の他の実施例を示す概略図、第５
図は従来のワイヤ放電加工装置のワイヤ電極経路
を示す概略図である。図において、１０はワイヤ
電極、１２はワイヤボビン、５０は可動プーリ
部、６０はダンピングを有する部材、６２はスプ
リングである。なお、図中同一符号は同一又は相
当部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ワイヤ電極送給経路上に設けられた可動プー
リと、 ダンピングを有する部材及びスプリングを並設
してなり、前記可動プーリを支持する支持部材と
を有することを特徴とするワイヤ放電加工装置。 ２ 可動プーリをレーバ機構により移動可能とし
たことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
ワイヤ放電加工装置。 ３ 可動プーリを軌道上の直線移動機構により移
動可能としたことを特徴とする特許請求の範囲第
１項記載のワイヤ放電加工装置。 ４ ダンピングを有する部材及びスプリングの少
なくとも一方を回転作動形としたことを特徴とす
る特許請求の範囲第１項又は第２項記載のワイヤ
放電加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25064085A JPS62114830A (ja) | 1985-11-11 | 1985-11-11 | ワイヤ放電加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25064085A JPS62114830A (ja) | 1985-11-11 | 1985-11-11 | ワイヤ放電加工装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62114830A JPS62114830A (ja) | 1987-05-26 |
| JPH0471648B2 true JPH0471648B2 (ja) | 1992-11-16 |
Family
ID=17210862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25064085A Granted JPS62114830A (ja) | 1985-11-11 | 1985-11-11 | ワイヤ放電加工装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62114830A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4933902B2 (ja) * | 2007-01-12 | 2012-05-16 | 本田技研工業株式会社 | ペダル装置 |
| CN110253099B (zh) * | 2019-06-17 | 2021-02-12 | 广东工业大学 | 一种电火花线切割机床的电极丝松紧调节机构 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5015196A (ja) * | 1973-06-11 | 1975-02-18 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54124291U (ja) * | 1978-02-21 | 1979-08-30 |
-
1985
- 1985-11-11 JP JP25064085A patent/JPS62114830A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5015196A (ja) * | 1973-06-11 | 1975-02-18 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62114830A (ja) | 1987-05-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |