JPH047148Y2 - - Google Patents

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JPH047148Y2
JPH047148Y2 JP1986070720U JP7072086U JPH047148Y2 JP H047148 Y2 JPH047148 Y2 JP H047148Y2 JP 1986070720 U JP1986070720 U JP 1986070720U JP 7072086 U JP7072086 U JP 7072086U JP H047148 Y2 JPH047148 Y2 JP H047148Y2
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JP1986070720U
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 本考案はかつら本体に予め取付けておき頭に装
着するのに用いられるストツパーに関する。
(2) 従来の技術 従来のかつら用ストツパーは第13図に示す如
く長方形又は長円形状の反転板aの一方の長辺部
bに他方の長辺部c上に突出する突片d……dを
櫛歯状に突設して構成したものが多く知られてい
る。
(3) 考案が解決しようとする問題点 かつら本体を頭に装着するときに、反転板aを
反転させて多数の突片d……dと長辺部cとの間
に毛髪を挟持する必要があるが、前述した従来の
ストツパーによると一方の長辺部bと共に他方の
長辺部cも反転して第14図示の如くこれら長辺
部b,cが逆ハの字形になり、前記多数の突片d
……dが長辺部cの側縁にのみしか当接せず、か
くてこれら突片d……dと長辺部cによる毛髪の
挟圧保持が十分に行なわれず、かつらの頭への装
着が確実でない欠点があつた。本考案はこの欠点
を排除し、かつらが頭に確実に装着可能となるス
トツパーを提供することを目的とする。
(4) 問題点を解決するための手段 この目的を達成すべく本考案は、コ字状板部材
1aの長辺2cの両端の両短辺2a,2bの先端
部間を少許内方へ押圧しこれら先端部間を係止板
7により連結して前記長辺2cに反転性を有する
反転部材1に形成し、前記長辺の中間からU字状
に屈折の連結板4を一体に突設して該連結板4に
前記長辺2cから隔離して平行な支持板5を設
け、該長辺2cの反転に伴つて下動し前記係止板
7との間で毛髪を挟圧保持する多数の突片6を前
記支持板5から突出したことを特徴とする。
(5) 作用 長辺2cの反転に際して係止板7は略平面的状
態に保たれる。従つて反転作動において、長辺2
cの中央部を下動させると、それに伴い各突片6
は支持板5とともに下動して、係止板7の幅の全
長に亘つて平面的に圧接し、従来の形成のストツ
パーに比較して、毛髪の係止能力が格段に向上
し、かつらが頭に確実に装着する。
又、ストツパーをかつら本体Cの内面に止着
し、かつら本体Cを頭へ装着する使用において、
該かつら本体Cの上面から両短辺2a,2bの個
所或いは長辺2cの中間部の個所を単に押圧する
ことによりストツパーによる毛髪の挟圧保持或い
はその解除が可能となり操作が極めて簡単にな
る。
(6) 実施例 本考案ストツパーの第1実施例を第1図乃至第
7図に従つて説明する。
1aはプレスによりコの字状に切断されたステ
ンレス薄板又は鋼板製のコ字状板部材、2a,2
bはその両短辺でありその先端部には係止用凸起
3a,3bを有する。
また、コ字状板部材1aの長辺2cの中間部か
ら連結板4が一体に突設され、該連結板4には長
方形の支持板5と、該支持板5から側方に多数突
出する突片6を一体に形成されている。そして前
記連結板4を略U字状に折り返して、突片6の中
腹部が両短辺2a,2bの係止凸起3a,3bを
結ぶ線上に位置するようにした。
7はステンレス薄板又は鋼板製の短冊状係止板
で両端に長孔8a,8bが設けられており、該係
止板7の長孔8a,8b間の距離Laは前記凸起
3a,3b間の距離Lbより若干短く設定されて
いる。又各突片6の先端部は毛髪に押入し易くす
るため、半円状で係止板7の方向に屈曲させてあ
る。
以上の構成において、コの字状反転部材1の両
短辺2a,2b部を内方に押圧して凸起3a,3
bの間隔Lbを短縮し、係止板7の長孔8a,8
bに凸起3a,3bを係合して、コ字状板部材1
aと係止板7とを遊動自在に連結して前記長辺に
反転性能を有する反転部材1に形成した。
かくて第4図の断面図に示す鎖線の如く反転部
材1の長辺2cが上方に湾曲し、係止板7と突片
6とが所定の間隙を有する状態から、支持板5の
中央部を下方に加圧すると、長辺2cが反転し、
第4図の実線に示す如く、支持板5と共に各突片
6は下方に移動して、係止板7に対し密着押圧し
両者間において毛髪を確実に挟持する。
前述の如く反転部材1の両短辺2a,2bと係
止板7とは凸起3a,3bにより遊動的に結合さ
れているので、係止板7は自由な状態を保ち反転
部材1の反転の影響を殆んど受けず平面的状態を
保ち、かくて係止板7は平面的に突片6と接圧
し、全長に亘つて毛髪を挟持し、毛髪係止能力が
格段に向上すると共に反転時の作動が極めて円滑
で反転性能が大となる。
次にこのストツパーを第5図の如くかつら本体
cの内面に止着してかつら本体Cを頭に装着する
場合を説明すると、第6図の如く長辺2cが下方
に湾曲して係止板7と突片6とが所定の間隔を有
する状態で、これらの間に頭の毛髪が存在するよ
うな状態にしてかつら本体Cを該頭にかぶせる。
これにより第6図の如く突片6及び支持板5が該
頭の表面Dに当接した状態になる。その後かつら
の上面よりストツパーの両短辺2a,2bの個所
を第6図のAの如く押圧すると、第7図の如く長
辺2cの中間部が上方に湾曲反転すると共に、両
短辺2a,2bが下動し、これに伴つて係止板7
が水平状態を保ちながら下動して多数の突片6と
の間で毛髪を挟圧保持し、かつら本体Cが頭に確
実に装着される。
次にかつらを頭から外すときは、かつら本体C
の上面よりストツパーの長辺2cの中間部の個所
を第7図のBの如く押圧すると、これに伴つて両
短辺2a,2bが頭の表面Dに当つてこれら両短
辺2a,2bに第7図のRの如く反力が生じ、か
くて長辺2cの中間部が下方に湾曲反転すると共
に両短辺2a,2bが上動し、その結果係止板7
が水平状態を保ちながら多数の突片6から隔離し
て毛髪の挟圧保持を解除し、かつらを頭から外す
ことができる。
即ち多数の突片6と係止板7との間での毛髪の
挟圧保持或いはその解除が両短辺2a,2bの個
所のかつらの上面からの押圧或いは長辺2cの中
間部の個所のかつらの上面からの押圧で可能とな
り、その操作がいずれも押圧であるので極めて簡
単である。
第8図は本考案の第2実施例で、係止板7が平
面状でなく中間部を凹形に折り曲げ形成されてお
り、反転部材1の反転が一層十分に行い得られ
る。又凸起を第9図に示すように両短辺2a,2
bから直接切り起した形状のものでは、これら凸
起3a,3bを係止板7の長孔8a,8bに挿入
後外方に折り曲げることにより係止板7を両短辺
2a,2bに係合する。
尚、突片6は第10図の如く棒状でその根部に
おいて支持板5に溶接してもよい。
又実施例では両短辺2a,2bに凸起を突設し
係止板7に長孔をほどこしているが逆に両短辺2
a,2bに長孔をほどこし、係止板7に凸起を設
けてもよい。
第11図乃至第12図は第3実施例を示し、こ
の実施例においては両短辺2a,2bの先端部の
外側縁が第11図の如く少し下方になるように予
め両短辺2a,2bの中間部を折曲げ形成してお
き、これら先端部と係止板7の両端部間をピン9
その他の手段により固着して連結した。
かくて、反転部材1の中間部が上方に湾曲した
状態から該反転部材1を反転すると、この反転に
伴つて第12図の如くその両短辺2a,2bの外
側縁が多少上方になるようにねじれても前述の如
く両短辺2a,2b先端部はその外側縁が少し下
方になるように予め形成されているので、これら
先端部は平面状態となり、かくてこれら先端部に
両端部が固着される係止板7を平面状態となり、
かくて該係止板7に対し突片6は密着押圧し両者
間において毛髪を確実に挟持する。
尚、第2及び第3実施例においても、ストツパ
ーをかつら本体の内面に止着してかつらを頭に装
着する場合には、第1実施例と同様に多数の突片
6と係止板7との間での毛髪の挟圧保持或いはそ
の解除が両短辺2a,2bの個所のかつらの上面
からの押圧或いは長辺2cの中間部の個所のかつ
らの上面からの押圧で可能となる。
(7) 考案の効果 以上のように本考案によれば、コ字状板部材1
aの長辺2cの中間部から突設したU字状に曲折
の連結板4に多数の突片6を突出した支持板5を
設けるとともに、コ字状板部材1aの両短辺2
a,2bの先端部間を少許内方へ押圧し、これら
先端部間を係止板7を連結して長辺2cに反転性
を有するようにしたので、係止板7が長辺2cの
反転による影響を殆ど受けることなく、平面的に
保たれ、いずれの突片6においても係止板7と均
等に圧接して毛髪の挟圧保持が確実となり、更に
ストツパーをかつら本体Cの内面に止着し、かつ
ら本体Cを頭へ装着する使用において、該かつら
の上面から両短辺2a,2bの個所或いは長辺2
cの中間部の個所を単に押圧することによりスト
ツパーによる毛髪の挟圧保持或いはその解除が可
能となり操作が極めて簡単になる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ストツパーの第1実施例の斜視
図、第2図及び第3図はその組立斜視図、第4図
は第1の−線断面図、第5図はストツパーを
かつら本体に止着した状態の底面図、第6図及び
第7図は該かつら本体を頭に装着する使用におけ
るストツパーの作動を示す正面図、第8図は第2
実施例の斜視図、第9図は凸起の他の形状を表わ
す斜視図、第10図は突片の他の実施例を示す斜
視図、第11図は第3実施例のストツパーの組立
斜視図、第12図は該ストツパーの反転状態の部
分斜視図、第13図は従来のストツパーの平面
図、第14図はそのX−X線拡大断面図であ
る。 1……反転部材、1a……コ字状板部材、2
a,2b……短辺、2c……長片、4……連結
板、5……支持板、6……突片、7……係止板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コ字状板部材1aの長辺2cの両端の両短辺2
    a,2bの先端部間を少許内方へ押圧しこれら先
    端部間を係止板7により連結して前記長辺2cに
    反転性を有する反転部材1に形成し、前記長辺の
    中間からU字状に屈折の連結板4を一体に突設し
    て該連結板4に前記長辺2cから隔離して平行な
    支持板5を設け、該長辺2cの反転に伴つて下動
    し前記係止板7との間で毛髪を挟圧保持する多数
    の突片6を前記支持板5から突出したことを特徴
    とするかつら用ストツパー。
JP1986070720U 1986-05-13 1986-05-13 Expired JPH047148Y2 (ja)

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JP1986070720U JPH047148Y2 (ja) 1986-05-13 1986-05-13

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5947626B2 (ja) * 1980-03-19 1984-11-20 株式会社日立製作所 ダイカスト機のシヨツト圧力制御方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5947626U (ja) * 1982-08-17 1984-03-29 株式会社尚山堂 かつら用ストツパ−

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JPS5947626B2 (ja) * 1980-03-19 1984-11-20 株式会社日立製作所 ダイカスト機のシヨツト圧力制御方法

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