JPH047023Y2 - - Google Patents

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JPH047023Y2
JPH047023Y2 JP13477585U JP13477585U JPH047023Y2 JP H047023 Y2 JPH047023 Y2 JP H047023Y2 JP 13477585 U JP13477585 U JP 13477585U JP 13477585 U JP13477585 U JP 13477585U JP H047023 Y2 JPH047023 Y2 JP H047023Y2
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JP
Japan
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hydraulic pressure
solenoid valve
brake
hydraulic
holding solenoid
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JP13477585U
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車用ブレーキ装置の液圧保持装置
に関するものである。
従来の技術 自動車において、登坂路での制動保持及び坂路
発進を容易に行えるようにするために、該登坂路
でブレーキペダルを踏み込み且つクラツチをオフ
とした制動時、一旦踏み込んだブレーキペダルよ
り足を離しても制動状態をそのまま保持し、発進
に際してクラツチのオン作動に連動して上記制御
保持状態を解除するようにした制動液圧保持装置
をマスタシリンダからホイールシリンダに至る制
動液圧配管途中に介装したものは既に発進されて
いる(例えが実開昭55−33822号公報参照)。
考案が解決しようとする問題点 上記のような制動液圧保持装置を備えた自動車
において、該制動液圧保持装置が制動状態を保持
しているときにブレーキペダルを踏み直すとマス
タシリンダ内のピストンのストロークが取れない
のでマスタシリンダ内の圧力とリザーバタンク内
の圧力との圧力差により液圧シール即ちカツプが
リリーフポートのエツジ部で部分的なかじりを生
じ液圧シールがシール作用を行わなくなり制動装
置が制動作用ができなくなるという問題を有す
る。
本考案はこのような問題に対処することを目的
とするものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、マスタシリンダより前後輪のブレー
キにそれぞれ液圧を供給する2系統液圧配管の一
系統に、登坂路における制動時ブレーキペダルを
離してもブレーキに供給される液圧を保持させる
液圧保持ソレノイドバルブを設けると共に、上記
2系統液圧配管の他系統に、上記液圧保持ソレノ
イドバルブにて保持された一系統の液圧と、ブレ
ーキペダルを離したときの他系統の液圧との差圧
で作動し該他系統側の液圧を保持させる差圧ホー
ルドバルブを設けた自動車用ブレーキ装置におい
て、内部にピストンを装着したシリンダ装置を上
記液圧保持ソレノイドバルブと一体的に設け、該
シリンダ装置の一方の室を上記マスタシリンダと
液圧保持ソレノイドバルブ間の液圧配管に連通す
るポートを設け、該ポートを上記液圧保持ソレノ
イドバルブの液圧保持状態で開とし液圧保持解除
状態で閉とするバルブ機構を設けたことを特徴と
するものである。
作 用 本考案は上記の構成を採ることにより、登坂路
における制動時液圧保持ソレノイドバルブにより
ホイールシリンダ内の液圧が保持されているとき
に再度ブレーキペダルが踏まれるとマスタシリン
ダから液圧保持ソレノイドバルブに連通する液圧
配管に送り出される圧液はシリンダ装置内に送り
込まれる。
実施例 本考案の一実施例を附図を参照して説明する。
図において、1はブレーキペダル、2はブツシ
ユロツド、3はマスタシリンダ、4はリザーバタ
ンクであり、ブレーキペダル1を踏み込むとブツ
シユロツド2を介してマスタシリンダ3のピスト
ン31,31が作動し、マスタシリンダ3のポー
ト3a,3bより2系統の液圧配管a,bを介し
てフロントブレーキ5及びリヤブレーキ6の各ホ
イールシリンダにブレーキ液圧が供給され制動を
行うようになつている。3c,3dはマスタシリ
ンダの両圧力室32,33をそれぞれリザーバタ
ンク4に連通するリリーフポートである。
7はマスタシリンダ3よりフロントブレーキ5
の各ホイールシリンダに連通する一方の液圧配管
aに介装された液圧保持ソレノイドバルブで、進
行方向と逆方向の移動を検知してオンとなる移動
センサ8のオン信号により該液圧保持ソレノイド
バルブ7のソレノイドバルブ71に通電される
と、ブランジヤ72は図において下方に移動して
マスタシリンダ3とフロントブレーキ5の各ホイ
ールシリンダとを連通するポート73を閉とし、
フロントブレーキ5の各ホイールシリンダに供給
された液圧が保持され、ソレノイド71への通電
が断たれるとリターンスプリング75の戻し力に
よりブランジヤ72は上方に移動してポート73
を開としフロントブレーキ5の各ホイールシリン
ダに供給保持されていた液圧は解除される。
9はマスタシリンダ3よりリヤブレーキ6の各
ホイールシリンダに連通された他方の液圧配管b
に介装された差圧ホールドバルブであり、該差圧
ホールドバルブ9は上記液圧保持ソレノイドバル
ブ7によりフロントブレーキ5のホイールシリン
ダ内の液圧が保持された後ブレーキペダル1から
足を離したときのリヤブレーキ6のホイールシリ
ンダ内の液圧低下の微候を検出して作動しリヤブ
レーキ6のホイールシリンダに供給された液圧が
保持されるようになつている。
ブレーキペダル1から足を離すと、マスタシリ
ンダ3内のピストン31,31は両圧力室32,
33内に設けられたリターンスプリング34,3
5の戻し力により図において右方へ移動しピスト
ン31,31の先端部に設けられているシール用
のカツプ37,38がそれぞれリリーフポート3
c,3dを通過したときマスタシリンダ3の両圧
力室32,33内の液圧はリザーバタンク4内に
解放され大気圧に戻る。
上記のようなマスタシリンダ3からフロントブ
レーキ5或いはリヤブレーキ6のホイールシリン
ダに至る液圧配管に液圧保持ソレノイドバルブ7
を介装した自動車用ブレーキ装置において本考案
は、内部にピストンを装着したシリンダ装置を上
記液圧保持ソレノイドバルブと一体的に設け、該
シリンダ装置の一方の室を上記マスタシリンダと
液圧保持ソレノイドバルブ間の液圧配管に連通す
るポートを設け、該ポートを上記液圧保持ソレノ
イドバルブの液圧保持状態で開とし液圧保持解除
状態で閉とするバルブ機構を設けたことを特徴と
するものである。
即ち、上記ポート78は液圧保持ソレノイドバ
ルブ7が作動していないときはブランジヤ72の
バルブ72aにより閉塞されているが、移動セン
サ8のオン信号により該液圧保持ソレノイドバル
ブ7のソレノイド71に通電が行われるとブラン
ジヤ72は下方に移動しフロントブレーキ5の各
ホイールシリンダへの油圧配管に連通するポート
73をバルブ72bにより閉とし液圧を保持させ
ると同時にブランジヤ72のバルブ72aにより
閉塞されていたシリンダ装置77に連通するポー
ト78を開とするよう構成されている。
液圧保持ソレノイドバルブ7及び差圧ホールド
バルブ9により液圧が保持された後でブレーキペ
ダル1から足を離し、マスタシリンダ3内のピス
トン31,31がリターンスプリング34,35
の戻し力により図において右方に移動し該ピスト
ン31,31の先端部に設けられたカツプ37,
38がそれぞれリリーフポート3c,3dを通過
して最初の位置に戻つてから再びブレーキペダル
1が踏み込まれた場合にはシリンダ装置77に連
通するポート78は開となつているのでマスタシ
リンダ3の圧力室32のブレーキ液は上記シリン
ダ装置77内に設けられたリターンスプリング7
9の戻し力に抗してピストン76を図において上
方に押し上げつつシリンダ装置77内に流入する
ためカツプ37がリリーフポート3cを通過する
までは圧力室32内の液圧は極端に上昇せずカツ
プ37のリリーフポート3cへのくい込みによる
損傷を招くことがなくなる。さらにブレーキペダ
ル1が踏み込まれてシリンダ装置77内の液圧が
液圧保持ソレノイドバルブ7に設けられているチ
エツクバルブCV1の設定圧に達した後は該チエツ
クバルブCV1を開としフロントブレーキ5のホイ
ールシリンダ内のブレーキ液圧を上昇させる。
尚上記のようにシリンダ装置77内へのブレー
キ液への流入によりカツプ37がリリーフポート
3cを通過するまでは圧力室32内の液圧が極端
に上昇しないようにしたことにより、カツプ38
がリリーフポート3dを通過するまでは圧力室3
3内の液圧も極端に上昇せずカツプ38のリリー
フポート3dへのくい込みによる損傷を防ぐこと
ができると共に、ブレーキペダル1の踏み込みに
応じて圧力室33の液圧が差圧ホールドバルブ9
に設けられているチエツクバルブCV2の設定圧に
達した後は該チエツクバルブCV2を開としリヤブ
レーキ6のホイールシリンダ内のブレーキ液圧を
上昇させる。
考案の効果 上記のように本考案によれば、マスタシリンダ
より各車輪のブレーキ装置に至る2系統液圧配管
の一系統に液圧保持ソレノイドバルブを設けると
共に、他系統に差圧ホールドバルブを設けた自動
車用ブレーキ装置において、内部にピストンを装
着したシリンダ装置を上記液圧保持ソレノイドバ
ルブと一体的に設け、該シリンダ装置の一方の室
を上記マスタシリンダと液圧保持ソレノイドバル
ブ間の液圧配管に連通するポートを上記液圧保持
ソレノイドバルブの液圧保持状態で開とし液圧保
持解除状態で閉とするバルブ機構を設けたことに
より、登坂路における制動時作液圧保持ソレノイ
ドバルブによりホイールシリンダ内の液圧が保持
されているときに再度ブレーキペダルが踏まれる
とマスタシリンダから液圧保持ソレノイドバルブ
に連通する液圧配管に送り出される圧油はシリン
ダ装置内に送り込まれるので、マスタシリンダ内
のピストン先端部に設けられているカツプがリリ
ーフポートを通過するまではマスタシリンダの圧
油室の圧力が上昇せずカツプのリリーフポートへ
のくい込みによる損傷を防ぐことができるもので
構造の簡単なることと相俟つて安全上多大の効果
をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
附図は本考案の実施例を示すブレーキ液圧配管
系統説明図である。 1……ブレーキペダル、3……マスタシリン
ダ、4……リザーバタンク、5……フロントブレ
ーキ、6……リヤブレーキ、7……液圧保持ソレ
ノイドバルブ、8……移動センサ、9……差圧ホ
ールドバルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マスタシリンダより前後輪のブレーキにそれぞ
    れ液圧を供給する2系統液圧配管の一系統に、登
    坂路における制動時ブレーキペダルを離してもブ
    レーキに供給される液圧を保持させる液圧保持ソ
    レノイドバルブを設けると共に、上記2系統液圧
    配管の他系統に、上記液圧保持ソレノイドバルブ
    にて保持された一系統の液圧と、ブレーキペダル
    を離したときの他系統の液圧との差圧で作動し該
    他系統側の液圧を保持させる差圧ホールドバルブ
    を設けた自動車用ブレーキ装置において、内部に
    ピストンを装着したシリンダ装置を上記液圧保持
    ソレノイドバルブと一体的に設け、該シリンダ装
    置の一方の室を上記マスタシリンダと液圧保持ソ
    レノイドバルブ間の液圧配管に連通するポートを
    設け、該ポートを上記液圧保持ソレノイドバルブ
    の液圧保持状態で開とし液圧保持解除状態で閉と
    するバルブ機構を設けたことを特徴とする自動車
    用ブレーキ装置の液圧保持装置。
JP13477585U 1985-09-03 1985-09-03 Expired JPH047023Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13477585U JPH047023Y2 (ja) 1985-09-03 1985-09-03

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JP13477585U JPH047023Y2 (ja) 1985-09-03 1985-09-03

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Publication Number Publication Date
JPS6243864U JPS6243864U (ja) 1987-03-17
JPH047023Y2 true JPH047023Y2 (ja) 1992-02-25

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