JPH0470008B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ホツトドリンク、特にコーヒーを調
製する装置に係わる。本明細書では特にいわゆる
“エスプレツソメーカー（Expressomaschinen）”
について述べるが、この装置は家庭でも次第に用
いられるようになつてきており、この装置によつ
て新しいコーヒーを１人分ずつ何人分でも連続し
ていれることができる。

上記のような装置は原則として、例えば飲食
店、工場の売店等で業務用としても使用される。
その際家庭用との重大な相違は専ら、飲料調製前
のコーヒー豆粉末の配分及び供給並びに飲料調製
後の浸出済みコーヒー豆粉末の除去が多少とも自
動的に行なわれる点に認められる。この自動化に
よつて、より迅速かつ合理的な調製が実現し得
る。

家庭用及び業務用のコーヒー沸かし機のどちら
にも存在する根本的な欠点として、装置の特定の
構成部材が汚れ易いことが指摘され得よう。この
ことは特に、コーヒー豆粉末と特に浸出時に接触
する部材や調製された飲料と接触する部材に該当
する。装置の衛生的な運転のためには、上記のよ
うな装置構成部材を時々清掃しなければならな
い。家庭用装置の場合、この清掃プロセスは余分
な作業を必要とする多少煩わしいだけのものであ
るが、業務用の装置では清掃の間中運転が停止す
るという重大事に至る。即ち業務用の公知装置
は、当該部材が撤底的に清掃され得るように完全
に運転を止められ、好ましくは電源との接続を断
たれる。更に、このような装置は大抵の場合、清
掃されるべき部材が少なくともある程度冷却し得
るように清掃に先立つて一定時間停止されなけれ
ばならない。しかも装置の停止状態は清掃完了後
も、装置が再び運転可能となるまでの一定時間継
続する。

本発明は、冒頭に述べたような装置を上述の諸
欠点が十分排除されるようにして構成することを
目的とし、特にコーヒー沸かし機、とりわけエス
プレツソメーカーを汚れがちな装置構成部材が迅
速かつ容易に清掃され得るようにして構成するこ
とを目的とする。

本発明は、ホツトドリンク、特にコーヒーを調
製する装置であつて、ケーシングと、飲用水供給
管乃至飲用水貯蔵タンクと、飲用水を加熱する加
熱デバイスと、加熱された飲用水を閉鎖デバイ
ス、飲料抽出用粉末取入れ口及び飲料送出し口を
具備した浸出室へ圧力によつて供給するシステム
と、場合によつては更に浸出済みの飲料抽出用粉
末を浸出室外へ放出する、乃至浸出室から除去す
るシステムと、また前記諸システム及びデバイス
の駆動及び制御手段とを有する装置に係わる。

本発明の目的は上記のような装置において、飲
料抽出用粉末乃至調製飲料と接触する装置構成部
材の少なくともほぼ総てが前記ケーシング内に着
脱可能に装着される１個の構成ユニツトとして統
括されていること、及び前記以外の装置構成部材
はケーシング内に固定され、前記構成ユニツトが
ケーシング内に装着される際該ユニツトと機能的
に結合され得ることによつて達成される。

即ち汚れた装置構成部材は構成ユニツトを装置
から外すことによつて、流水で濯ぐなり洗浄機を
用いるなりして手軽に清掃され得る。清掃される
べき部材が装置本体から完全に分離され得るので
装置の運転を停止する必要は無くなり、従つて冷
却ステツプ及び暖機ステツプは省略される。更
に、特に洗浄機を使用する場合、問題の装置構成
部材は公知装置での場合に比べはるかに徹底的に
清掃され得る。

１個の構成ユニツトとして統括された複数個の
装置構成部材を収納するべく構成ユニツトキヤリ
ヤが設置され得、このキヤリヤ内に汚れ易い全部
材が収納される。それによつて装置の取扱いは容
易となり、なぜなら汚れ易い部材全部を清掃する
のに構成ユニツトキヤリヤをその中味ごと装置か
ら取外しさえすれば十分だからである。好ましく
は、前記構成ユニツトキヤリヤは例えばプラスチ
ツクのような耐食性材料から成る。

装置の取扱いを更に容易にするために、本発明
の別の有利な具体例によれば、構成ユニツトキヤ
リヤは挿入型モジユールの形態に形成され、装置
ケーシング内に配置された案内デバイスと協働す
る案内部を具備している。

本発明による装置の比較的単純な具体例では少
なくとも浸出室とその閉鎖デバイス並びに飲料送
出し口が１個の構成ユニツトとして統括されてい
れば十分であり得るが、一方特に多少とも自動的
に作動する業務用装置の場合は、浸出済みの飲料
抽出用粉末の放出乃至除去システムが上記構成ユ
ニツトに更に含まれれば有利である。

構造を単純化するうえで、構成ユニツトが浸出
室付属の閉鎖デバイスを駆動する第一の操作手段
と、場合によつては浸出済みの飲料抽出用粉末の
放出乃至除去システムを駆動する第二の操作手段
とを包含することが適当と考えられる。第二の操
作手段も含まれる場合、第一及び第二の操作手段
は互いに機械的に結合され、共通の駆動デバイス
によつて駆動される。その結果、装置ケーシング
内部に固定された駆動モータから滑動モジユール
への力の伝達はただ一つの位置においてのみ実現
する。

本発明装置の好ましい具体例の有利な点は、装
置ケーシング内部に飲用水供給管乃至飲用水タン
クと、飲用水を好ましくは電気で加熱する加熱エ
レメントと、加熱された飲用水を送出す好ましく
は電動ポンプとして構成された給湯装置と、好ま
しくは電動式である駆動モータと、電気的な接続
線乃至結線と、スイツチ、調整器、サーモスタツ
ト等のような必要な制御及び調整デバイスとが固
定されており、かつ飲料送出し口を伴つた浸出室
とその閉鎖デバイスと、浸出済みの飲料抽出用粉
末を放出乃至除去するシステムと、前記閉鎖デバ
イスを駆動する第一の操作手段と、前記放出乃至
除去システムを駆動する第二の操作手段とを収納
した挿入型モジユールが着脱可能に配置されてい
ることである。

上記利点により、電流が流れる乃至汚れを蒙ら
ない装置構成部材は総て保護されてケーシング内
に留まり、一方挿入型モジユールは清掃のために
容易にケーシング外へ取出され得る。挿入型モジ
ユールは湿気に弱い部材を一切含まないので、該
モジユール洗浄の際に特別の防護策を講じる必要
は全く無い。

挿入型モジユール内部に配置された装置構成部
材の作動を確実にするため、本発明装置は、駆動
モータに設けられた駆動連結部と挿入型モジユー
ルに設けられた、前記第一及び第二の操作手段と
結合された従動連結部とを有する連結装置を含み
得、その際駆動連結部と従動連結部とは挿入型モ
ジユールが装置ケーシング内に装着される時互い
に力学的に結合される。

好ましくは、上記連結装置は駆動連結部と従動
連結部との連結を両連結部が所与の相対位置にお
いてのみ結合乃至分離され得るようにブロツクす
る阻止デバイスを更に含み得る。それによつて、
挿入型モジユールは装置の作業サイクルが完全に
終了した後にのみ取外され得、乃至駆動連結部と
従動連結部とが適正な相対位置を取る場合にのみ
装着され得ることが確実となり、その結果運転上
必要な安全性が保証される。

本発明装置の具体例を、添付図面を参照しつつ
以下に詳述する。

第１図に、当該する種類のコーヒー沸かし機の
最も重要な諸部材相互の結合関係を概略的に示
す。一点鎖線で示したケーシング１の内部に飲用
水タンク２が設置されており、このタンク２は充
填口３から冷たいままの飲用水を供給され得る。
あるいはまた他の場合には、点線で図示したよう
に、飲用水はバルブ５を具備した導管４から直接
導入される。前記どちらの場合も飲用水は導管６
を経てヒータ７に達し、ヒータ７はその内部に収
容した水を好ましくは電気で作動する加熱エレメ
ント８によつて加熱する。所与の温度に到達後加
熱プロセスを中断する、符号９を付して概略的に
図示されたサーモスタツトが設置されていること
は自明である。

ヒータ７で加熱された水は導管１０を経てポン
プ１１に達し、このポンプ１１が加熱された水を
押遣つて、導管１２を経て全体として符号１３を
有する浸出室まで送る。ポンプ１１も、好ましく
は電動式である。ポンプ１１、ヒータ７、及びそ
の他の後述する部材のために必要な電気的接続に
ついては図示せず、また本発明の範囲内において
これ以上説明する必要は無いと考えるが、なぜな
らそのような接続の構成は当業者にとつて推量し
得るものだからである。

第１図に概略的に示した浸出室１３は実質的に
該室１３を規定する好ましくは円筒形の容器１４
を含み、この容器１４は閉鎖デバイス１５によつ
て閉鎖され得る。このようにして、飲料抽出用粉
末を受容する室内空間１６が構成される。加熱さ
れた水が導管１２から室内空間１６内へ圧送され
てくることによつて前記空間１６内に存在する飲
料抽出用粉末が浸出され、調製された飲料は送出
し口１７から出てゆく。飲料抽出用粉末は該粉末
取入れ口１８から室内空間１６へ供給され、飲料
抽出用粉末取入れ口１８については後段に更に詳
述する。

飲料調製後に浸出室１３を空にするために、室
内空間１６内で変位し得るピストン１９が設置さ
れている。容器１４とピストン１９との相対運動
によつて、いわゆる粉末ケーキが排出される。こ
の排出は、閉鎖デバイス１５が引戻され、ピスト
ン１９が上方へ運動することによつて実現し得
る。その後浸出室１３は点線で図示した位置まで
回動し得、その際粉末ケーキは掻取りデバイス２
０によつて除去され、第１図に図示されない受止
め容器内へ落下する。点線で示した位置において
浸出室１３は新しい粉末をもたらす取入れ口１８
の開口下方に位置し、それによつて室内空間１６
には、ピストン１９が戻つた後新しい粉末が充填
され得る。続いて浸出室１３は実線で図示した位
置まで回動して戻り、閉鎖デバイス１５は浸出室
１３を閉鎖するべく変位し、室内空間１６へ加熱
された加圧水が導管１２から供給される。

浸出室１３とその補助デバイス類並びに粉末ケ
ーキの放出乃至除去システムが実質的に汚れがち
であることは明白である。一方装置のその他の部
材、とりわけ飲用水供給部、加熱デバイス、ポン
プ及び付属の導管は汚れてもごく僅かな程度であ
り、従つて手入れはまれにしか必要でない。この
ような根拠により、浸出室とその補助部材並びに
粉末ケーキの放出乃至除去システムが、清掃のた
めに容易に装置外へ取出され得るよう挿入型モジ
ユール２１の内部に着脱可能に配置されている。
第１図では上記挿入型モジユールを、当該諸部材
を囲繞する点線枠できわめて概略的に示す。次
に、実際的な具体例について更に詳述する。

第２図は本発明によるコーヒー沸かし機の一具
体例の概略的説明図であり、図中該装置の前面は
開放されている。ケーシング１の内部あるいは上
部に飲用水タンク２が配置されており、このタン
ク２はミル２２並びに制御及び操作ユニツト２３
の背後に位置する。タンク２は導管６を介してヒ
ータ７と結合されており、またヒータ７自体は導
管１０を介してポンプ１１に接続している。取入
れダクト１８がミル２２から挿入型モジユール２
１の上方へと続き、回動した時の浸出室１３の上
方領域に開口して前記浸出室１３を新たに碾かれ
たコーヒー豆粉末で満たす。更に、排出された粉
末ケーキを受容する受取め容器２４並びに挿入型
モジユール２１内部に収納された部材を駆動する
電動機２５が設置されている。

制御及び操作ユニツト２３はコーヒー沸かし機
の制御及び操作に必要なあらゆる構成部材、特に
操作スイツチ、調整器、パイロツトランプ、及び
場合によつては継電器等を含む。これらの部材の
構成について、ここで立入つて述べる必要は無
い。ケーシング１の内部には更に、特にミル２
２、ヒータ７とそのサーモスタツト９、ポンプ１
１、及び駆動モータ２５のためのあらゆる電気的
結線が包含され、かつ不動に配線されている。こ
れらの結線も、その構成は当業者であれば誰でも
熟知していると考えられるので第２図に詳細には
示さない。

第３図は第２図同様、一部分を開放されたコー
ヒー沸かし機の概略的正面図を示すが、この図で
は挿入型モジユール２１は取外されている。取外
した挿入型モジユール２１を、第３ａ図に示す。
特に第３図及び第３ａ図から、挿入型モジユール
２１が複数個の案内部２６を具備し、これらの案
内部２６は装置ケーシング１の内部に設けられた
複数個の案内デバイス２７と協働することが明ら
かに知見され得る。案内部２６及び案内デバイス
２７は挿入型モジユール２１のケーシング１内で
の位置を規定するのに用いられ、それによつてモ
ジユール２１は容易に装置内に装着され得、ある
いはまた該装置外へ取出され得、更に挿入型モジ
ユール２１とケーシング１との間に望ましい力学
的結合が確実に生じる。

第３図からは更に、モータ２５がその駆動軸上
に駆動連結部２８を具備していることも明らかに
知見される。この駆動連結部２８は、第３ａ図に
点線で示した従動連結部２９をも含む連結装置の
一部を成しており、前記従動連結部２９はモジユ
ール２１がケーシング１内へ挿入されるやいなや
モータ２５の駆動連結部２８と力学的に結合す
る。従動連結部２９は、挿入型モジユール２１内
部に収納された全デバイス及び部材を後述のよう
に駆動するのに用いられる。

好ましくは、連結装置はここには詳しく説明し
ない阻止デバイスを含み、該阻止デバイスは駆動
連結部２８と従動連結部２９との連結を両連結部
が所与の相対位置においてのみ互いに結合乃至分
離され得るようにブロツクする。その際好ましく
は、運転サイクルが完全に終了した後、即ち粉末
ケーキが放出及び除去された後ではあるが新しい
粉末が浸出室１３に充填される前に、挿入型モジ
ユール２１のケーシング１からの取出しが可能と
なる静止位置を前記モジユール２１が占めるよう
に阻止デバイスの機能が規定される。モジユール
２１を装置内に装着する場合も、上記に準じる。
このようにして、例えば使用者がモジユール２１
の清掃の際に誤つて従動連結部２９を回転してし
まつたとしても、モジユール２１の装着時に駆動
連結部２８と従動連結部２９との間に装置の機能
に必須である力学的結合が実現され得るためには
使用者は従動連結部２９をその初期位置まで回転
し戻さなければならないので、本発明装置は常に
規定どおりに機能することが保証される。

第４図は、挿入型モジユール２１の一具体例の
一部断面を示す側面図である。このモジユール２
１は、実質的に浸出室とその閉鎖デバイス及び飲
料送出し口と、粉末ケーキを浸出室外へ放出し、
乃至該浸出室から除去するシステムと、浸出室及
び放出システムのための駆動及び制御手段とを含
む１個の構成ユニツトを構成している。上記諸部
材は実質的にプレート形である２個の構成ユニツ
トキヤリヤ３０によつて受容され、第４図にはそ
れらのキヤリヤ３０のうちの一方のみを示す。こ
れらの構成ユニツトキヤリヤ３０は好ましくは、
例えば耐熱性プラスチツクなどの耐食性材料から
成る。

２個の構成ユニツトキヤリヤ３０の間に、浸出
室１３を規定するシエル１４が配置されており、
このシエル１４の中へこの具体例では不動に配置
されている閉鎖デバイス１５が突出している。容
器１４はクランク３１によつてクランク装置３２
に接続されており、その結果軸３３が回転すると
容器１４は長手方向へ変位し、それによつて、飲
料抽出用粉末を受容するべく規定された室内空間
１６が開放乃至閉鎖される。

容器１４内には更に排出ピストン３４が位置
し、このピストン３４のピストンロツド３５もや
はりクランク装置３２に接続されている。本発明
の範囲内においてより詳細には説明しないクラン
ク装置３２の運動によつて、作業サイクルにおい
て所与の時間が経過したところでピストン３４は
容器１４に対して相対変位し、それによつて粉末
ケーキが容器１４外へ押出される。同時に容器１
４は下方へ変位し、その際容器１４の表面が掻取
りデバイス３６と擦れ、また浸出室１３は図中時
計回りに回動して実質的に鉛直な位置に達し、そ
の際今や上部の開いた室内空間１６はキヤリヤ３
０の上部表面３７ａの下方に従つて取入れデバイ
ス１８の開口の下方に位置する。

上述の機能の実現に必要な、クランク３７，３
８，３９及び４０の形態の操作デバイスは総て駆
動軸３３と有効に結合されており、従つて浸出室
１３（その開閉及び往復回動）及び掻取りシステ
ム双方を駆動するのにただ１個の力の作用点、即
ちこの具体例では従動連結部２９しか必要でな
い。従動連結部２９は先に述べたように容易に電
動機２５の駆動連結部２８と連結され得る。

好ましくは、構成ユニツトキヤリヤに収納され
た浸出室及び掻取りシステムの主要なデバイス及
び部材も耐熱性プラスチツクから、乃至は必要で
あれば耐食性鋼から成る。駆動及び操作デバイス
３５及び３７〜４０の運動全体の成立ちについて
は、本発明装置の対象とはならないので、本発明
の範囲内において説明を省略する。

【図面の簡単な説明】

第１図はコーヒー沸かし機の最重要諸部材の原
理的構成並びに該部材相互の結合関係を示す説明
図、第２図は挿入型モジユールの装着されたコー
ヒー沸かし機の一部装置内部を示す正面図、第３
ａ図は挿入型モジユールを取外されたコーヒー沸
かし機の一部装置内部を示す正面図、第３ｂ図は
第３ａ図の装置に属する挿入型モジユールの概略
的説明図、第４図は挿入型モジユールの一具体例
の一部断面を示す側面図である。 １…ケーシング、２…飲用水タンク、７…ヒー
タ、１１…ポンプ、１３…浸出室、１４…容器、
１５…閉鎖デバイス、１６…室内空間、１７…飲
料送出し口、１８…飲料抽出用粉末取入れ口、１
９，３４…ピストン、２０，３６…掻取りデバイ
ス、２１…挿入型モジユール、２２…ミル、２３
…制御及び操作ユニツト、２５…駆動モータ、２
６…案内部、２７…案内デバイス、２８…駆動連
結部、２９…従動連結部、３０…構成ユニツト、
３１，３７〜４０…クランク、３２…クランク装
置、３３…駆動軸。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ホツトドリンク、特にコーヒーを調製する装
   置であつて、ケーシングと、飲用水供給管乃至飲
   用水貯蔵タンクと、飲用水を加熱する加熱デバイ
   スと、加熱された飲用水を閉鎖デバイス、飲料抽
   出用粉末取入れ口及び飲料送出し口を具備した浸
   出室へ圧力によつて供給するシステムと、場合に
   よつては更に浸出済みの飲料抽出用粉末を浸出室
   外へ放出する、乃至浸出室から除去するシステム
   と、また前記諸システム及びデバイスの駆動及び
   制御手段とを有し、飲料抽出用粉末乃至調製飲料
   と接触する装置構成部材の少なくともほぼ総ては
   前記ケーシング内に着脱可能に装着される１個の
   構成ユニツトとして統括されており、前記以外の
   装置構成部材はケーシング内に固定され、前記構
   成ユニツトがケーシング内に装着される際該ユニ
   ツトと機能的に結合され得ることを特徴とする調
   製装置。 ２ １個の構成ユニツトとして統括された複数個
   の装置構成部材を収納する好ましくは耐食性材料
   から成る構成ユニツトキヤリヤを有することを特
   徴とする特許請求の範囲第１項に記載の装置。 ３ 構成ユニツトキヤリヤがプラスチツク製であ
   ることを特徴とする特許請求の範囲第２項に記載
   の装置。 ４ 構成ユニツトキヤリヤが挿入型モジユールの
   形態に形成され、装置ケーシング内に配置された
   案内デバイスと協働する案内部を具備しているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第２項または第３
   項に記載の装置。 ５ 少なくとも浸出室とその閉鎖デバイス並びに
   飲料送出し口が１個の構成ユニツトとして統括さ
   れていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   から第４項のいずれかに記載の装置。 ６ 前記構成ユニツトに浸出済みの飲料抽出用粉
   末を放出乃至除去するシステムが更に含まれてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第５項に記載
   の装置。 ７ 前記構成ユニツトが浸出室付属の閉鎖デバイ
   スを駆動する第一の操作手段を更に包含すること
   を特徴とする特許請求の範囲第５項または第６項
   に記載の装置。 ８ 前記構成ユニツトが浸出済みの飲料抽出用粉
   末を放出乃至除去するシステムを駆動する第二の
   操作手段を包含することを特徴とする特許請求の
   範囲第５項から第７項のいずれかに記載の装置。 ９ 第一の操作手段と第二の操作手段とが機械的
   に結合されており、これらの手段は共通の駆動デ
   バイスによつて駆動されることを特徴とする特許
   請求の範囲第７項または第８項に記載の装置。 １０ 装置ケーシング内部に飲用水供給管乃至飲
   用水タンクと、飲用水を好ましくは電気で加熱す
   る加熱エレメントと、加熱された飲用水を送出す
   好ましくは電動ポンプとして構成された給湯装置
   と、好ましくは電動式である駆動モータと、電気
   的な接続線乃至結線と、スイツチ、調整器、サー
   モスタツト等のような必要な制御及び調整デバイ
   スとが固定されており、かつ飲料送出し口を伴つ
   た浸出室とその閉鎖デバイスと、浸出済みの飲料
   抽出用粉末を放出乃至除去するシステムと、前記
   閉鎖デバイスを駆動する第一の操作手段と、前記
   放出乃至除去システムを駆動する第二の操作手段
   とを収納した挿入型モジユールが着脱可能に配置
   されていることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項から第４項のいずれかに記載の装置。 １１ 駆動モータに設けられた駆動連結部と挿入
   型モジユールに設けられた、前記第一及び第二の
   操作手段と結合された従動連結部とを有する連結
   装置を含み、駆動連結部と従動連結部とは挿入型
   モジユールが装置ケーシング内に装着されている
   時互いに力学的に結合されていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項から第１０項のいずれか
   に記載の装置。 １２ 連結装置が駆動連結部と従動連結部との連
   結を両連結部が所与の相対位置においてのみ結合
   乃至分離され得るようにブロツクする阻止デバイ
   スを含むことを特徴とする特許請求の範囲第１１
   項に記載の装置。