JP2007007326A - 飲料抽出ユニットおよび飲料抽出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一連の飲料抽出動作が確実にでき、飲料抽出工程途中で止まるなどの不具合の発生時や清掃時などでのメンテナンス性を向上できる飲料抽出ユニットを提供する。
【解決手段】1回の飲料抽出動作毎に1回転するカムギヤ111により、抽出原料供給排出機構38によって抽出機構37から抽出済み原料を排出させる動作、抽出原料供給排出機構38によって抽出原料を抽出機構37に供給させる動作、抽出機構37に供給した抽出原料に湯を通して飲料を抽出させる動作を含む1回の飲料抽出動作をさせる。手動操作部116でカムギヤ111を手動回動させ、抽出機構37および抽出原料供給排出機構38を動かし、飲料抽出工程途中で止まるなどの不具合の発生時や清掃時などでのメンテナンス性を向上させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、抽出原料を用いて飲料を抽出する飲料抽出ユニット、およびこの飲料抽出ユニットを備えた飲料抽出装置に関する。
従来、例えば、カップ入り飲料を提供販売するカップ式飲料自動販売機では、コーヒー豆を挽いたコーヒー粉を用いてレギュラーコーヒーを抽出する飲料抽出装置を備えたものが知られている。
この飲料抽出装置では、コーヒー粉をシリンダ内の下側ピストン上に供給し、上側ピストンを下降させてシリンダ内に進入させ、下側ピストンと上側ピストンとの間でシリンダ内のコーヒー粉を圧縮し、この圧縮したコーヒー粉に湯を通してレギュラーコーヒーの抽出液を抽出する。抽出後は、上側ピストンをシリンダより上昇させるとともに、下側ピストンの上面をシリンダの上面に同一面となる位置まで上昇させ、スクレイパを下側ピストン上に移動させて抽出済み原料を排出している。
上側ピストンおよび下側ピストンを上下方向に移動させるのに専用のモータが用いられるとともに、スクレイパを往復移動させるにも専用のモータが用いられている。
そして、シリンダ、上下のピストンおよびスクレイパなどはフレームに配置され、さらに、上側ピストンおよび下側ピストンを駆動するモータ、スクレイパを駆動するモータ、およびスクレイパの位置を検知するスイッチなどの電気部品も同じフレームに配置されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−299576号公報(第3頁、図1−2)
しかしながら、従来の飲料抽出装置では、上側ピストンおよび下側ピストンの駆動用およびスクレイパの駆動用にそれぞれ専用のモータを用いているため、使用するモータの数が多く、一連の飲料抽出動作に各モータの駆動タイミングを合わせるために制御が複雑になるなどの問題がある。
例えば飲料ディスペンサーなどの製品に対してフレームがボルトなどで取り付けられた場合、シリンダや上下のピストンなどの清掃を行うときには、フレームごと一体に外さなければならないので、専門の知識を必要とし、また、フレームを取り外したとしても、フレームにはモータやスイッチなどの電気部品が配置されているために、丸洗いすることができず、したがって、メンテナンスを容易にできない問題がある。
また、何らかの不具合で、飲料抽出工程途中で停止した場合や、清掃時などには、手動操作で各機構を動かすことができず、メンテナンスを容易にできない問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、一連の飲料抽出動作を確実に行わせることができ、しかも、駆動源の数を削減でき、制御も容易にでき、また、飲料抽出工程途中で止まるなどの不具合の発生時や清掃時などでのメンテナンス性を向上できる飲料抽出ユニット、およびこの飲料抽出ユニットを備えた飲料抽出装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の飲料抽出ユニットは、駆動部に対して着脱可能に装着されるユニット本体と、このユニット本体に配設され、抽出原料に湯を通して飲料を抽出する抽出機構と、前記ユニット本体に配設され、前記抽出機構への抽出原料の供給、および抽出機構からの抽出済み原料の排出をする抽出原料供給排出機構と、前記ユニット本体に内蔵され、1回の飲料抽出動作毎に前記駆動部から伝達される駆動力にて1回転し、この1回転中に、前記抽出原料供給排出機構によって前記抽出機構から抽出済み原料を排出させる動作、前記抽出原料供給排出機構によって抽出原料を前記抽出機構に供給させる動作、前記抽出機構に供給した抽出原料に湯を通して飲料を抽出させる動作を含む飲料抽出動作をさせるカムギヤと、前記ユニット本体の外面に臨み、前記カムギヤを手動回動させる手動操作部とを具備しているものである。
請求項2記載の飲料抽出ユニットは、請求項1記載の飲料抽出ユニットにおいて、ユニット本体に内蔵され、ユニット本体に回動可能に支持されるとともに端面がユニット本体の外面に臨む軸部を有し、駆動部から伝達される駆動力をカムギヤに伝達する駆動ギヤを具備し、手動操作部は、駆動ギヤの軸部に設けられているものである。
請求項3記載の飲料抽出装置は、請求項1または2記載の飲料抽出ユニットと、この飲料抽出ユニットが着脱可能に装着され、1回の飲料抽出動作毎に前記飲料抽出ユニットのカムギヤに対してこのカムギヤが1回転する駆動力を伝達する駆動部とを具備しているものである。
請求項1記載の飲料抽出ユニットによれば、1回の飲料抽出動作毎に1回転するカムギヤにより、抽出原料供給排出機構によって抽出機構から抽出済み原料を排出させる動作、抽出原料供給排出機構によって抽出原料を抽出機構に供給させる動作、抽出機構に供給した抽出原料に湯を通して飲料を抽出させる動作を含む1回の飲料抽出動作をさせるので、一連の飲料抽出動作を確実に行わせることができ、しかも、カムギヤを回転駆動させるだけで済むので、駆動源の数を削減でき、制御も容易にできる。また、手動操作部でカムギヤを手動回動させ、抽出機構および抽出原料供給排出機構を動かすことができるので、飲料抽出工程途中で止まるなどの不具合の発生時や清掃時などでのメンテナンス性を向上できる。
請求項2記載の飲料抽出ユニットによれば、請求項1記載の飲料抽出ユニットの効果に加えて、駆動部から伝達される駆動力をカムギヤに伝達する駆動ギヤの軸部に手動操作部を設けたので、カムギヤを容易に手動回動させることができる。
請求項3記載の飲料抽出装置によれば、請求項1または2記載の飲料抽出ユニットとこの飲料抽出ユニットが着脱可能とする駆動部とを備え、飲料抽出ユニットを駆動部に装着することにより、飲料抽出ユニットのカムギヤを回転駆動できるので、例えば製品などに設置される駆動部に対して飲料抽出ユニットを容易に着脱できるとともに、モータなどの電気部品が駆動部に設けられ、飲料抽出ユニットにはモータなどの電気部品がなく、飲料抽出ユニットの丸洗いが可能であり、メンテナンスを容易にできる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1および図5に示すように、飲料抽出装置は、給茶機やカップ式飲料自動販売機などの飲料機器に適用されるもので、例えば、抽出原料としてコーヒー豆を挽いたコーヒー粉を用いてレギュラーコーヒーを抽出するブルワであり、飲料機器に設置される駆動部11、この駆動部11に対して着脱可能に装着されるブルワとしての飲料抽出ユニット12、この飲料抽出ユニット12に抽出原料を供給する抽出原料供給ユニット13、および飲料抽出ユニット12に湯を供給する図示しない湯供給ユニットなどを備えている。
図5に示すように、駆動部11は、一側である左側に配置されるユニット部16と他側である右側に配置されるユニット部17を有し、これら左右一対のユニット部16,17間に飲料注出ユニット12が着脱可能に装着される。
左側のユニット部16には、内面下縁部に飲料抽出ユニット12の一側下部を支持する支持部18が前後方向に沿って形成されているとともに、内面中間高さ位置に飲料抽出ユニット12が嵌合する嵌合溝部19が前後方向に沿って形成されている。
左側のユニット部16には、飲料抽出ユニット12が装着された状態で係止する係止手段20が設けられている。この係止手段20は、ユニット部16の前面に回動可能に配置された係止摘み21、嵌合溝部19の上下部から嵌合溝部19内へ出没可能とする上下一対の係止部22、ユニット部16内に配置されていて係止摘み21の回動操作に連動して係止部22を出没させる図示しない連動機構を有している。そして、係止摘み21を係止位置に回動操作することにより係止部22が飲料抽出ユニット12に係合して係止し、係止摘み21を係止解除位置に回動操作することにより係止部22が飲料抽出ユニット12から外れて係止解除する。なお、図5には、係止摘み21を係止位置に回動させた状態を示す。
左側のユニット部16の嵌合溝部19に臨む内面には、複数の検知部23がユニット部16内に押し込み可能に配置され、これら各検知部23毎に押し込まれたことを検知する図示しないスイッチがユニット部16内に配置されている。検知部23およびスイッチなどによって、飲料抽出ユニット12の動作位置(カムギヤの位置)を検知する検知手段24が構成されている。
左側のユニット部16の後部側には、飲料抽出ユニット12に駆動力を伝達する駆動伝達部としての駆動部ギヤ25が配置され、この駆動部ギヤ25はユニット部16に取り付けられた駆動源としてのモータ26の駆動によって回転する。駆動部ギヤ25の下方には、飲料抽出ユニット12に湯を供給する湯供給部としての接続継手27が配置され、この接続継手27には湯供給装置から湯が供給される。
また、図1ないし図4に示すように、飲料抽出ユニット12は、一対のフレーム31,32およびこれらフレーム31,32を一体に連結する軸状の複数の連結部33を有するユニット本体34を有している。これらフレーム31,32や各連結部33は、フレーム31,32の外面に形成された取付孔35を挿入されるねじ36で固定されている。
これら一対のフレーム31,32の内側間には抽出機構37および抽出原料供給排出機構38が配設され、各フレーム31,32には抽出機構37および抽出原料供給排出機構38を連動して動作させる機構部39が配設されている。
図1ないし図4、図6ないし図9に示すように、抽出機構37は、一対のフレーム31,32間に上下方向に移動可能に支持された円筒状のシリンダ41、このシリンダ41に対して上下方向に移動する上側ピストン42、シリンダ41内に位置する下側ピストン43などを有している。図6に示す初期状態では上下に離反した上側ピストン42とシリンダ41との間でかつ下降したシリンダ41の上面が下側ピストン43の上面に同一面となった状態での下側ピストン43の上面域に抽出原料受入排出部44が形成され、図8および図9に示す飲料抽出動作時にシリンダ41の上昇と上側ピストン42の下降とでシリンダ41内に抽出室である抽出部45が形成される。
シリンダ41の両側には、両側のフレーム31,32に対して上下方向に移動可能に係合するスライド部47、フレーム31,32内に貫通して機構部39に係合する軸部48、この軸部48に回転可能に取り付けられて両側のフレーム31,32に対して上下方向に移動可能に係合するローラ49が設けられている。そして、一対のフレーム31,32の対向する内面には、シリンダ41のスライド部47およびローラ49が上下方向に移動可能に係合するガイド枠50が突設され、このガイド枠50の内側に軸部48が貫通する開口部51が上下方向に沿って形成されている。
シリンダ41の上部にはガイド台部52が形成され、このガイド台部52の一端側である前側上面に抽出原料供給ユニット13から供給される抽出原料を受け止める抽出原料受面53が形成され、ガイド台部52の他端側である後側上面に抽出済み原料を下方へ導くように下降傾斜した排出シュート部54が形成されている。
上側ピストン42は、シリンダ41内に上方から進退可能とする上側ピストン部61、この上側ピストン部61を機構部39に着脱可能に支持する上側ピストン支持部62を有している。
上側ピストン部61の周囲にはシリンダ41の内周面に密接するOリング63が着脱可能に装着されている。上側ピストン部61の上面には筒状のロッド部64が突設され、これら上側ピストン部61およびロッド部64の内部には湯が流入する流入口65が形成されている。上側ピストン部61の下面には流入口65を通じて送られる湯が通過するフィルタ66が着脱可能に取り付けられている。ロッド部64の上部には流入口65に連通するホース継手67が取り付けられている。このホース継手67にはホース68の一端が取り付けられ、このホース68の他端が一方のフレーム31の後面に配置された湯受部としての接続継手69に接続されている。接続継手69は、飲料抽出ユニット12を駆動部11に装着することにより、駆動部11の接続継手27に自動的に接続され、湯供給装置からの湯の供給が可能となる。
上側ピストン支持部62は、ロッド部64を上下方向にスライド可能に支持するもので、この上側ピストン支持部62と上側ピストン部61との間に介在されるスプリング70によって下方へ向けて付勢している。この上側ピストン支持部62には、両側のフレーム31,32に向けて突出する係合部71が設けられている。そして、これら両側の係合部71は、両側のフレーム31,32の内面に上下方向に沿って形成された開口部72から上下方向にスライド可能に突出された機構部39の上側ピストン取付部73に着脱可能に係合されるとともに、これら上側ピストン取付部73にねじ74で着脱可能に取り付けられている。
下側ピストン43は、シリンダ41内に配置される下側ピストン部81、この下側ピストン部81を両側のフレーム31,32に対して位置固定状態に着脱可能に取り付ける下側ピストン支持部82を有している。
下側ピストン部81の周囲にはシリンダ41の内周面に密接するOリング83が着脱可能に装着され、下側ピストン部81の上面には抽出液を濾すフィルタ84が着脱可能に取り付けられている。下側ピストン部81の下面には筒状のロッド部85が突設され、これら下側ピストン部81およびロッド部85の内部にはフィルタ84で濾した抽出液が下方へ流出する流出口86が形成され、この流出口86内に抽出液の流出量を調整する調整弁87が配設されている。
下側ピストン支持部82は、ロッド部85の下部に設けられ、ロッド部85の下部から両側のフレーム31,32に向けて突出する係合部88を有している。これら両側の係合部88が両側のフレーム31,32のガイド枠50の下部に係合して着脱可能に取り付けられている。
また、抽出原料供給排出機構38は、シリンダ41のガイド台部52に、このガイド台部52の前側の抽出原料受面53側と後側の排出シュート部54とを結ぶ方向に対応した水平方向にスライド可能に取り付けられたスライド部材91を有している。このスライド部材91の前側にはガイド台部52の上面にスライド可能に配置されるホルダ部92が形成され、このホルダ部92の両側位置には円弧状の一対のホルダ体93がガイド台部52上で互いに開閉可能に取り付けられている。これら一対のホルダ体93は図示しないばねなどの付勢手段によって互いに閉じる方向に付勢されている。
一対のホルダ体93が閉じた状態では、これら一対のホルダ体93とホルダ部92とで円筒状の抽出原料受部94が形成され、この抽出原料受部94の内径はシリンダ41の内径と略同一で上側ピストン42が挿通可能に形成されている。一対のホルダ体93の先端側外面には、抽出原料受入排出部44の抽出済み原料A2の周面を押して排出する排出ガイド部95が形成されている。
スライド部材91の後側には枠部96が形成され、この枠部96の両側内面からガイド台部52上に突出して一対のホルダ体93の排出ガイド部95とともに抽出原料受入排出部44の抽出済み原料A2を排出する排出ガイド部97が形成されている。
そして、ガイド台部52の抽出原料受面53上でかつホルダ部92および一対のホルダ体93の内側が、抽出原料A1を受け入れるとともにスライド部材91の移動によって抽出原料A1を抽出原料受入排出部44に供給する供給部98として構成され、また、一対のホルダ体93の排出ガイド部95が、抽出原料受入排出部44から抽出済み原料A2を排出シュート部54側に押して排出する排出部99として構成されている。
スライド部材91の前側両側面には上下方向に沿って長いガイド溝100が形成され、これら各ガイド溝100に一対の各レバー101の一端の図示しない係合軸が上下方向に移動可能に係合されている。各レバー101の他端は、両側のフレーム31,32の内面でガイド枠50の下側ピストン取付部89の近傍位置から突設された支軸102に嵌め込まれて回動可能に軸支されている。各レバー101の一端側近傍の外面には、両側のフレーム31,32の内面に支軸102を中心とする円弧状に形成された開口部103を貫通して機構部39にそれぞれ係合される作用軸104が回転可能に取り付けられている。
支軸102に嵌め込まれたレバー101は、支軸102を貫通して取り付けられるスナップピン105で抜け止め保持されている。この支軸102に取り付けられたスナップピン105の先端は近傍に位置する下側ピストン取付部89に配置された下側ピストン支持部82に係合して下側ピストン支持部82を下側ピストン取付部89に保持している。
また、上側ピストン42より前側位置でガイド台部52の抽出原料受面53の上方には、抽出原料供給ユニット13から飲料抽出動作毎に所定量の抽出原料が投入供給される上下に伸縮可能な抽出原料シュート体107が配設されている。
また、機構部39は、両側のフレーム31,32の内部にそれぞれ配置される各カムギヤ111を有し、これら両側のカムギヤ111には両側の駆動ギヤ113が噛合されるとともにこれら両側の駆動ギヤ113がフレーム31,32間に回転可能に架設された連動軸112を介して一体に回転するように連結され、したがって、両側のカムギヤ111が一体に連動回転する。これら両側のカムギヤ111には、シリンダ41の軸部48、上側ピストン取付部73、レバー101の作用軸104がそれぞれ係合する図示しないカム溝が形成されている。そして、カムギヤ111の初期位置から1回転することにより、抽出機構37および抽出原料供給排出機構38による1回の一連の飲料抽出動作がなされる。
一方のフレーム31の後面側には一方の駆動ギヤ113が臨み、飲料抽出ユニット12を駆動部11に装着することにより、駆動部11の駆動部ギヤ25に駆動ギヤ113が自動的に噛合し、飲料抽出ユニット12の機構部39に駆動力が伝達される。
図1ないし図3に示すように、各駆動ギヤ113の軸部113aは各フレーム31,32の外面に形成された孔部114に回動可能に支持され、この孔部114からフレーム31,32の外面に臨む軸部113aの端面に工具としての六角レンチを嵌合する係合孔としての六角孔115が形成されている。各駆動ギヤ113の軸部113aが、各駆動ギヤ113および連動軸112を介して各カムギヤ111を手動回動させる手動操作部116として構成されている。各フレーム31,32の外面の孔部114の周囲には、各駆動ギヤ113の軸部113aを手動回動させる方向を示す矢印が表示されている。
図1に示すように、一方のフレーム31の外面には、ユニット部16の嵌合溝部19に嵌合する嵌合突部117が突出形成されている。この嵌合突部117の上下部には、飲料抽出ユニット12を駆動部11に装着した状態で、駆動部11の係止手段20の上下一対の係止部22が着脱可能に係合して係止する係止溝118が形成されている。
嵌合突部117の外側面には、飲料抽出ユニット12の動作位置であってカムギヤ111の回転位置に応じて嵌合突部117の外側面から出没する複数の押動部材119が配置されている。これら各押動部材119は、飲料抽出ユニット12を駆動部11に装着した状態で各検知部23に対向する位置に配置されるように構成されている。例えば、カムギヤ111の外面に飲料抽出ユニット12の動作位置に対応して凹部または凸部を形成しておくことにより、これら凹部または凸部によって各押動部材119が出没し、各検知部23を変位させて位置検知できる。なお、カムギヤ111が初期位置(待機位置)にあるとき、全ての各押動部材119が突出せず、飲料抽出ユニット12を駆動部11に着脱可能とする。
また、図1に示すように、ユニット本体34の下部には、抽出機構37で抽出して流出口86から下方へ流出する飲料を受け入れて所定の注出位置に注出するロート121が着脱可能に取り付けられている。このロート121の前側下部には受け入れた飲料を注出する飲料注出口122が形成されている。
また、ユニット本体34の前側上部にフレーム31,32を連結する連結部33が位置し、この連結部33が飲料注出ユニット12を駆動部11に着脱する把手部124として構成されている。
また、図5に示すように、抽出原料供給ユニット13は、抽出原料を収容する容器130を有している。この容器130の前面下部には、抽出原料を繰り出す繰出口131が形成され、容器130内の底部に抽出原料を繰出口131へ送って繰り出すスクリューなどの図示しない繰出部材が回転可能に配置されている。
次に、飲料抽出装置の動作について説明する。
飲料抽出ユニット12が駆動部11に装着することにより、飲料抽出ユニット12の一方の駆動ギヤ113が駆動部11の駆動部ギヤ25に噛合して駆動力の伝達が可能になり、飲料抽出ユニット12の接続継手69が駆動部11の接続継手27に接続されて湯の供給が可能になっている。また、係止摘み21を係止位置に回動して、駆動部11に対して飲料抽出ユニット12を係止する。
図6に示すように、飲料抽出ユニット12の初期状態、すなわちカムギヤ111の回動位置が初期位置にある状態では、シリンダ41が下降し、シリンダ41の上面が下側ピストン43の上面と同一面に位置され、上側ピストン42が上昇し、上側ピストン42の下方の下側ピストン43上に抽出原料受入排出部44が形成されている。抽出原料供給排出機構38のスライド部材91がガイド台部52の前側方向に移動しており、ガイド台部52の抽出原料受面53上で一対のホルダ体93が閉じて円筒状の抽出原料受部94が形成されている。したがって、抽出原料受面53上でかつ抽出原料受部94の内側に形成される供給部98が抽出原料シュート体107の下方に配置され、一対のホルダ体93の外側面で構成される排出部99が抽出原料受入排出部44に対向されている。また、前回の飲料抽出動作時の抽出済み原料A2が抽出原料受入排出部44に配置されている。
そして、飲料抽出動作開始時には、まず、抽出原料供給ユニット13から抽出原料A1が、抽出原料シュート体107に繰り出され、この抽出原料シュート体107を通じて抽出原料受面53上でかつ抽出原料受部94の内側の供給部98内に収容される。
その後、駆動部11のモータ26からの駆動力が飲料抽出ユニット12の一方の駆動ギヤ113を通じて各カムギヤ111に伝達され、カムギヤ111の飲料抽出動作に伴う1回転が開始される。
カムギヤ111の回転初期では、図7に示すように、カムギヤ111に係合する作用軸104およびレバー101を介してスライド部材91がガイド台部52の後側方向へ移動し、排出部99で抽出原料受入排出部44に位置する抽出済み原料A2を押して排出シュート部54を通じて下方に配置される例えば回収ボックスに排出するとともに、供給部98内の抽出原料A1を抽出原料受入排出部44に移動させる。スライド部材91は、抽出原料受部94の中心がシリンダ41の中心に一致するまで移動する。
続いて、カムギヤ111の回転中期では、図8に示すように、カムギヤ111に軸部48を介して係合するシリンダ41が上昇し、シリンダ41内に上側ピストン42が係合し、シリンダ41と上側ピストン42と下側ピストン43との間に抽出原料A1を収容した抽出部(抽出室)45が形成される。このシリンダ41の上昇時に、スライド部材91も一体に上昇し、このスライド部材91で抽出原料シュート体107を押し上げて収縮させる。
図9に示すように、カムギヤ111に係合する上側ピストン取付部73を介して上側ピストン42が下降し、下側ピストン43との間で抽出原料A1を圧縮する。
この抽出原料A1を圧縮する際のタイミングで、湯供給装置から所定圧力の湯が駆動部11の接続継手27、飲料抽出ユニット12の接続継手69、ホース68、ホース継手67、上側ピストン42の流入口65を通じて抽出部45に供給される。所定圧力の湯が圧縮されている抽出原料A1を通過する間に抽出された抽出液すなわち飲料が、下側ピストン43のフィルタ84で濾されて流出口86を通じて下方のロート121へ流出し、このロート121の飲料注出口122から所定の注出位置に予め置かれているカップに注がれる。このとき、調整弁87の径によって、抽出する時間や圧力を変化させ、飲料の味や香りを調節できる。
そして、スライド部材91がガイド台部52の前側方向へ向けて戻るように移動を開始し、一対のホルダ体93が上側ピストン42に当接するが、一対のホルダ体93がばねの付勢に抗して開くことにより、スライド部材91の移動が支障なく継続される。
続いて、カムギヤ111の回転後期では、シリンダ41が下降して初期位置に戻り、上側ピストン42が上昇して初期位置に戻り、図6に示す初期状態に復帰し、1回の抽出動作を完了する。
このように、1回の飲料抽出動作毎に1回転するカムギヤ111により、抽出原料供給排出機構38によって抽出機構37から抽出済み原料を排出させる動作、抽出原料供給排出機構38によって抽出原料を抽出機構37に供給させる動作、抽出機構37に供給した抽出原料に湯を通して飲料を抽出させる動作を含む1回の飲料抽出動作をさせるので、一連の飲料抽出動作を確実に行わせることができ、しかも、カムギヤ111を回転駆動させるだけで済むので、駆動源の数を削減でき、制御も容易にできる。
また、飲料抽出ユニット12の清掃やメンテナンスのときには、飲料抽出ユニット12を駆動部11から外す。この飲料抽出ユニット12を外す場合には、係止摘み21を係止解除位置に回動させて、駆動部11に対する飲料抽出ユニット12の係止を解除し、また、飲料抽出ユニット12の把手部124を持つことによって容易に取り外すことができる。
駆動部11から取り外した飲料抽出ユニット12は、電気部品を備えていないため、丸洗いすることができる。
また、何らかの不具合で、飲料抽出工程途中で停止してしまった場合や、抽出機構37および抽出原料供給排出機構38を動かしながら清掃する場合などには、駆動部11から取り外した飲料抽出ユニット12のいずれかのフレーム31,32の外面側から、駆動ギヤ113の軸部113aに設けられた手動操作部116である六角孔115に六角レンチを嵌合して回動させることにより、各駆動ギヤ113および連動軸112を介して各カムギヤ111を手動回動させ、抽出機構37および抽出原料供給排出機構38を動かすことができる。そのため、飲料抽出工程途中で停止してしまった場合には抽出機構37および抽出原料供給排出機構38を所期状態に戻すことができ、清掃の場合には抽出機構37および抽出原料供給排出機構38を動かしながら清掃でき、メンテナンス性を向上できる。
両側のフレーム31,32に臨む各駆動ギヤ113の軸部113aに手動操作部116をそれぞれ設けているため、両側のフレーム31,32のいずれの側からも手動操作でき、操作性を向上できる。
駆動部11から伝達される駆動力をカムギヤ111に伝達する駆動ギヤ113の軸部113aに手動操作部116を設けているため、カムギヤ111を軽い操作力で容易に手動回動させることができる。
なお、手動操作部116は、六角レンチを嵌合して回動操作する駆動ギヤ113の軸部113aに設けた六角孔115に限らず、例えば、ねじ回し工具などの工具を嵌合して回動操作できればよく、あるいは、フレーム31,32の外面に駆動ギヤ113の軸部113aに連結された摘みやレバーを設け、これら摘みやレバーを手動操作してもよい。
手動操作部116は、駆動ギヤ113以外に、カムギヤに噛合する別のギヤなどを配設してそのギヤに設けてもよい。
本発明の一実施の形態を示す飲料抽出ユニットの前面側から見た斜視図である。 同上飲料抽出ユニットの手動操作部を示す拡大斜視図である。 同上飲料抽出ユニットの後面側から見た斜視図である。 同上飲料抽出ユニットの内部構造を示す斜視図である。 同上飲料抽出ユニットを装着する駆動部の斜視図である。 同上飲料抽出ユニットの初期状態の断面図である。 同上飲料抽出ユニットの図6の初期状態からの抽出動作を示す断面図である。 同上飲料抽出ユニットの図7に続く抽出動作を示す断面図である。 同上飲料抽出ユニットの図8に続く抽出動作を示す断面図である。
符号の説明
11 駆動部
12 飲料抽出ユニット
34 ユニット本体
37 抽出機構
38 抽出原料供給排出機構
111 カムギヤ
113 駆動ギヤ
113a 軸部
116 手動操作部
A1 抽出原料
A2 抽出済み原料

Claims (3)

  1. 駆動部に対して着脱可能に装着されるユニット本体と、
    このユニット本体に配設され、抽出原料に湯を通して飲料を抽出する抽出機構と、
    前記ユニット本体に配設され、前記抽出機構への抽出原料の供給、および抽出機構からの抽出済み原料の排出をする抽出原料供給排出機構と、
    前記ユニット本体に内蔵され、1回の飲料抽出動作毎に前記駆動部から伝達される駆動力にて1回転し、この1回転中に、前記抽出原料供給排出機構によって前記抽出機構から抽出済み原料を排出させる動作、前記抽出原料供給排出機構によって抽出原料を前記抽出機構に供給させる動作、前記抽出機構に供給した抽出原料に湯を通して飲料を抽出させる動作を含む飲料抽出動作をさせるカムギヤと、
    前記ユニット本体の外面に臨み、前記カムギヤを手動回動させる手動操作部と
    を具備していることを特徴とする飲料抽出ユニット。
  2. ユニット本体に内蔵され、ユニット本体に回動可能に支持されるとともに端面がユニット本体の外面に臨む軸部を有し、駆動部から伝達される駆動力をカムギヤに伝達する駆動ギヤを具備し、
    手動操作部は、駆動ギヤの軸部に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の飲料抽出ユニット。
  3. 請求項1または2記載の飲料抽出ユニットと、
    この飲料抽出ユニットが着脱可能に装着され、1回の飲料抽出動作毎に前記飲料抽出ユニットのカムギヤに対してこのカムギヤが1回転する駆動力を伝達する駆動部と
    を具備していることを特徴とする飲料抽出装置。
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