JPH0469834A - 光磁気記録媒体 - Google Patents
光磁気記録媒体Info
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- JPH0469834A JPH0469834A JP18216090A JP18216090A JPH0469834A JP H0469834 A JPH0469834 A JP H0469834A JP 18216090 A JP18216090 A JP 18216090A JP 18216090 A JP18216090 A JP 18216090A JP H0469834 A JPH0469834 A JP H0469834A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は光磁気記録媒体、特には化学的安定性にすぐれ
ており、光透過性がすぐれていてC/Nもよく、記録密
度の向上をはかることができる光磁気記録媒体に関する
ものである。
ており、光透過性がすぐれていてC/Nもよく、記録密
度の向上をはかることができる光磁気記録媒体に関する
ものである。
[従来の技術]
近年、情報化社会の進展に伴なって書換可能な光磁気メ
モリが注目を集めており、この光磁気メモリ用磁性膜と
してはTbFaCoなとの希土類元素−遷移金属元素薄
膜が用いられているが、このものは得られるカー回転角
があまり大きくないためにこれには再生信号のC/Nが
十分でないという欠点がある。
モリが注目を集めており、この光磁気メモリ用磁性膜と
してはTbFaCoなとの希土類元素−遷移金属元素薄
膜が用いられているが、このものは得られるカー回転角
があまり大きくないためにこれには再生信号のC/Nが
十分でないという欠点がある。
〔発明が解決しようとする課題]
そのため、この種の光磁気記録媒体については従来公知
の非晶質磁性体膜の表面にSin、 5iNAINなど
の誘電体層(膜)を形成し、その膜厚をλ/4n(λは
レーザー波長、nは屈折率)とすることによって見かけ
のカー回転角を増大させ、C/Nを大きくする(エンハ
ンス効果)ことが行なわれているが、これによる特性向
上はまだ不十分テアリ、この誘電体層についてはさらに
高屈折率で透明性のよいものが求められている。
の非晶質磁性体膜の表面にSin、 5iNAINなど
の誘電体層(膜)を形成し、その膜厚をλ/4n(λは
レーザー波長、nは屈折率)とすることによって見かけ
のカー回転角を増大させ、C/Nを大きくする(エンハ
ンス効果)ことが行なわれているが、これによる特性向
上はまだ不十分テアリ、この誘電体層についてはさらに
高屈折率で透明性のよいものが求められている。
また、最近、この光磁気記録媒体については信号処理の
高速化に対する要求が強くなるにつれてディスクの記録
感度が大きな問題となり、この記録感度を上げるために
誘電体膜の熱伝導率を低くしてその熱拡散を抑え、レー
ザーの熱効率を上げて記録に要するパワーを小さくする
ということも試みられているが、従来用いられているS
iN、AJZN、 SiOなどを用いる誘電体膜では熱
伝導率を低く抑えることが難しく、この点からも新しい
膜材料の開発が求められている。
高速化に対する要求が強くなるにつれてディスクの記録
感度が大きな問題となり、この記録感度を上げるために
誘電体膜の熱伝導率を低くしてその熱拡散を抑え、レー
ザーの熱効率を上げて記録に要するパワーを小さくする
ということも試みられているが、従来用いられているS
iN、AJZN、 SiOなどを用いる誘電体膜では熱
伝導率を低く抑えることが難しく、この点からも新しい
膜材料の開発が求められている。
他方、従来から使用されている非晶質磁性体膜は希土類
金属を含んだものとされているが、この希土類金属が極
めて酸化され易いものであるために、これには高温高湿
下で簡単に磁気特性が劣化するという難点があり、上記
の誘電体層に保護膜としての役割を負わせるという提案
もあるが、SiN、^INなどの窒化物には、このよう
な反応性が小さいので耐蝕性向上という目的には通して
いるものの、これには樹脂基板などに成膜するときにク
ラックが生じ易く、機械的強度に問題がある。
金属を含んだものとされているが、この希土類金属が極
めて酸化され易いものであるために、これには高温高湿
下で簡単に磁気特性が劣化するという難点があり、上記
の誘電体層に保護膜としての役割を負わせるという提案
もあるが、SiN、^INなどの窒化物には、このよう
な反応性が小さいので耐蝕性向上という目的には通して
いるものの、これには樹脂基板などに成膜するときにク
ラックが生じ易く、機械的強度に問題がある。
なお、SiOなとの酸化物は機械的強度の面では窒化物
よりすぐれているものの、これには膜中の過剰の02が
磁性膜中の希土類と反応して磁性膜の性能を劣化させて
しまうという欠点があった。
よりすぐれているものの、これには膜中の過剰の02が
磁性膜中の希土類と反応して磁性膜の性能を劣化させて
しまうという欠点があった。
[課題を解決するための手段]
本発明はこのような課題を解決することのできる光磁気
記録媒体に関するもので、これは光の入射側に置かれる
透明基板上に、誘電体層、磁性膜、反射膜を設けてなる
光磁気記録媒体において、誘電体層がHを含むSiCか
らなる非晶質材料から作られることを特徴とするもので
ある。
記録媒体に関するもので、これは光の入射側に置かれる
透明基板上に、誘電体層、磁性膜、反射膜を設けてなる
光磁気記録媒体において、誘電体層がHを含むSiCか
らなる非晶質材料から作られることを特徴とするもので
ある。
すなわち、本発明者らは光透過性がすぐれていてC/N
もよく、記録密度も向上した光磁気記録媒体を開発すべ
く種々検討した結果、基体上に設けられる誘電体層にH
を含むSfCからなる非晶質材料(以下アモルファスS
iC:)l膜材料と略記する)で作ると、l)この膜材
料がHを含んでいるので、Hを含まないSiC膜にくら
べて熱伝導性が小さく、照射するレーザーの熱拡散が抑
えられ、効率よく温度上昇させることができるので、記
録感度を上昇させることができる、2)膜材料がHを含
んでおり熱拡散が小さいので、記録ビット径の広がりを
抑えることができ、記!3密度の上昇をはかることが可
能になる、3)膜材料がHを含んでいるのでこのものは
アモルファスになり易く、したがって組成の均一化にす
ぐれ、表面の平滑な膜を得ることができる、4)従来の
保護膜にくらべて剥離しにくく、機械的強度、耐久性に
すぐれた膜が得られるので、記録膜を保護する効果が大
きい、5)従来用いられているSin、SiN、 A
l1Nのものに比べてこのアモルファスSiC:H膜は
高屈折里を有しているために大きなエンハンス効果をも
っており、また光透過性もすぐれていて、特に可視−赤
外領域では極めで高い透過率を示すので、C/Nの犬き
な光磁気記録媒体を得ることができる、というごとを見
出1し、このアモルファスSiC:l(膜の形成方法な
どに−゛)いての研究を進めて本発明を完成させた。
もよく、記録密度も向上した光磁気記録媒体を開発すべ
く種々検討した結果、基体上に設けられる誘電体層にH
を含むSfCからなる非晶質材料(以下アモルファスS
iC:)l膜材料と略記する)で作ると、l)この膜材
料がHを含んでいるので、Hを含まないSiC膜にくら
べて熱伝導性が小さく、照射するレーザーの熱拡散が抑
えられ、効率よく温度上昇させることができるので、記
録感度を上昇させることができる、2)膜材料がHを含
んでおり熱拡散が小さいので、記録ビット径の広がりを
抑えることができ、記!3密度の上昇をはかることが可
能になる、3)膜材料がHを含んでいるのでこのものは
アモルファスになり易く、したがって組成の均一化にす
ぐれ、表面の平滑な膜を得ることができる、4)従来の
保護膜にくらべて剥離しにくく、機械的強度、耐久性に
すぐれた膜が得られるので、記録膜を保護する効果が大
きい、5)従来用いられているSin、SiN、 A
l1Nのものに比べてこのアモルファスSiC:H膜は
高屈折里を有しているために大きなエンハンス効果をも
っており、また光透過性もすぐれていて、特に可視−赤
外領域では極めで高い透過率を示すので、C/Nの犬き
な光磁気記録媒体を得ることができる、というごとを見
出1し、このアモルファスSiC:l(膜の形成方法な
どに−゛)いての研究を進めて本発明を完成させた。
以下にこれをさらに詳述する。
[作 用]
本発明の光磁気記録媒体は透明基板上に誘電体層、磁性
膜、反射膜を設けてなる光磁気記録媒体における誘電体
層をアモルファスSiC:Hgとしたものである。
膜、反射膜を設けてなる光磁気記録媒体における誘電体
層をアモルファスSiC:Hgとしたものである。
この光磁気記録媒体の構成は公知のものであり、これは
例えば第1図に示したように、トラッキング用ガイドグ
ループが形成されたガラス、石英ガラス、ポリカーボネ
ート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂などからなる
透明基板1の」〜に誘電体膜2、磁性膜3、誘電体膜2
と同質の誤電体膜4および反射膜5を順次積層さねたも
のであり、これは第2図に示したように透明基板7の土
に誘電体[8、磁性膜9、誘電体膜10を順次積層した
3層構造のものでありでもよく、これらにおいてはこの
透明基板1.7の光の入射側から光6.11が入射する
と光6は反射膜5で反射され、磁性膜の膜厚を厚くした
第2図のものでは入射光11は磁性膜9で反射される。
例えば第1図に示したように、トラッキング用ガイドグ
ループが形成されたガラス、石英ガラス、ポリカーボネ
ート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂などからなる
透明基板1の」〜に誘電体膜2、磁性膜3、誘電体膜2
と同質の誤電体膜4および反射膜5を順次積層さねたも
のであり、これは第2図に示したように透明基板7の土
に誘電体[8、磁性膜9、誘電体膜10を順次積層した
3層構造のものでありでもよく、これらにおいてはこの
透明基板1.7の光の入射側から光6.11が入射する
と光6は反射膜5で反射され、磁性膜の膜厚を厚くした
第2図のものでは入射光11は磁性膜9で反射される。
本発明の光磁気記録媒体ではこの誘電体膜28および/
または4,10が前記したアモルファスSiC:H[%
で形成されるのであるが、この誘電体膜については水素
を含有させることによって水素を含まないものにくらべ
て熱伝導性、熱拡散が小さくなり、これによって光磁気
記録媒体の記録感度が向上し、表面が平滑な膜が得られ
るので、モル比で2〜40%の水素を含むものとするこ
とがよく、このSiCについては保護特性および透過率
の向上ということからSiとCとのモル比は Si:C
(モル比)=70〜30:30〜70のものとすること
がよい。また、このアモルファスSiC+Hff1Jに
ついてはこの屈折率が1.75未満では十分なエンハン
ス効果か期待できず、250より大きくしようとする透
過率および膜質の低下がもたらされてC/Nが低下した
り、機械的強度や耐久性に悪影響が及ぼされるので、こ
れは1.75〜250の範囲とすることがよい。
または4,10が前記したアモルファスSiC:H[%
で形成されるのであるが、この誘電体膜については水素
を含有させることによって水素を含まないものにくらべ
て熱伝導性、熱拡散が小さくなり、これによって光磁気
記録媒体の記録感度が向上し、表面が平滑な膜が得られ
るので、モル比で2〜40%の水素を含むものとするこ
とがよく、このSiCについては保護特性および透過率
の向上ということからSiとCとのモル比は Si:C
(モル比)=70〜30:30〜70のものとすること
がよい。また、このアモルファスSiC+Hff1Jに
ついてはこの屈折率が1.75未満では十分なエンハン
ス効果か期待できず、250より大きくしようとする透
過率および膜質の低下がもたらされてC/Nが低下した
り、機械的強度や耐久性に悪影響が及ぼされるので、こ
れは1.75〜250の範囲とすることがよい。
なお、このアモルファスSiC:)I gの形成はスパ
ッタリング法で行えばよいが、これについてはSiCを
ターゲットとしてアルゴン−水素混合ガス雰囲気中での
スパッタリング法によればよいが、これはSiまたはS
iCをターゲットとし、CH4ガス雰囲気、C2H4ガ
ス雰囲気またはアルゴン−CH4、アルゴン−CH,−
82、アルゴン−C2H4、アルゴンC2H、−11、
混合ガス雰囲気中でのスパッタリング法で行なりでもよ
いし、さらにはCまたはSiCをタゲットどし、SiH
4ガス雰囲気またはアルゴンSiH4、アルゴン−5i
H4−82混合ガス雰囲気でのスパッタリング法で形成
させてもよい。
ッタリング法で行えばよいが、これについてはSiCを
ターゲットとしてアルゴン−水素混合ガス雰囲気中での
スパッタリング法によればよいが、これはSiまたはS
iCをターゲットとし、CH4ガス雰囲気、C2H4ガ
ス雰囲気またはアルゴン−CH4、アルゴン−CH,−
82、アルゴン−C2H4、アルゴンC2H、−11、
混合ガス雰囲気中でのスパッタリング法で行なりでもよ
いし、さらにはCまたはSiCをタゲットどし、SiH
4ガス雰囲気またはアルゴンSiH4、アルゴン−5i
H4−82混合ガス雰囲気でのスパッタリング法で形成
させてもよい。
なお、本発明の光磁気記録媒体は基体上に成膜されたこ
の誘電体層の上に磁性膜と反射膜を形成するのであるが
、これらはいずれも公知のものでよく、この磁性膜は希
土類元素−遷移金属元素膜からなるもの、したがってT
b、 ay、 Gd、 Ndなどの希土類元素とFe、
Go、 Niなどの遷移金属元素からなる、例えばT
bFe、 TbFeCo、 GdTbFe、 GdDy
FeCoなどからなる非晶質金属膜を第1図の構造のも
のでは200〜500人、第2図の構造のものでは80
0〜1.000人程度の厚さでスパッタリング法で形成
すればよく、この反射層はAρ、 Cu、 All、
Agなとの金属膜を厚さ200〜1,000 人程度で
設けねばよい。
の誘電体層の上に磁性膜と反射膜を形成するのであるが
、これらはいずれも公知のものでよく、この磁性膜は希
土類元素−遷移金属元素膜からなるもの、したがってT
b、 ay、 Gd、 Ndなどの希土類元素とFe、
Go、 Niなどの遷移金属元素からなる、例えばT
bFe、 TbFeCo、 GdTbFe、 GdDy
FeCoなどからなる非晶質金属膜を第1図の構造のも
のでは200〜500人、第2図の構造のものでは80
0〜1.000人程度の厚さでスパッタリング法で形成
すればよく、この反射層はAρ、 Cu、 All、
Agなとの金属膜を厚さ200〜1,000 人程度で
設けねばよい。
[実施例]
つきに本発明の実施例、比較例をあげる。
実施例1〜3.比較例1〜2
ガラス基板上にターゲットとしてSiCを載置し、アル
ゴンガス80%、水素ガス20%の混合ガス雰囲気にお
いて出力300wの高周波を用いてスパッタリング法で
アモルファスSiC・H@を形成させ(実施例1)、こ
のガス雰囲気をアルゴンガス80%、メタンガス20%
の混合ガス雰囲気としたほかは上記と同様に処理してア
モルファスSiC:l(膜を作成しく実施例2)、さら
にこの雰囲気をアルゴンガスBθ%、エチレンガス20
%の混合ガス雰囲気としたほかは上記と同様に処理して
アモルファスSjC:H膜を作成しく実施例3)、この
ようにして得たアモルファスSi:H膜についての膜中
のHのモル組成比、膜の屈折率、透過率をしらべたとこ
ろ、N1表に示したとおりの結果が得られた。
ゴンガス80%、水素ガス20%の混合ガス雰囲気にお
いて出力300wの高周波を用いてスパッタリング法で
アモルファスSiC・H@を形成させ(実施例1)、こ
のガス雰囲気をアルゴンガス80%、メタンガス20%
の混合ガス雰囲気としたほかは上記と同様に処理してア
モルファスSiC:l(膜を作成しく実施例2)、さら
にこの雰囲気をアルゴンガスBθ%、エチレンガス20
%の混合ガス雰囲気としたほかは上記と同様に処理して
アモルファスSjC:H膜を作成しく実施例3)、この
ようにして得たアモルファスSi:H膜についての膜中
のHのモル組成比、膜の屈折率、透過率をしらべたとこ
ろ、N1表に示したとおりの結果が得られた。
また、比較のために上記における雰囲気をアルゴンガス
100%からなるものを使用したほかは上記と同様に処
理してHを含まないSiC膜を作る(比較例1)と共に
、従来使用されているSiN WA(比較例2)につい
ての屈折率、透過率をしらべたとろ、341表に併記し
たとおりの結果が得られた。
100%からなるものを使用したほかは上記と同様に処
理してHを含まないSiC膜を作る(比較例1)と共に
、従来使用されているSiN WA(比較例2)につい
ての屈折率、透過率をしらべたとろ、341表に併記し
たとおりの結果が得られた。
つぎに′s1図に示したような光磁気記録媒体を作るべ
く、ポリカーボネート基板上にアモルファスSiC:H
PIA誘電体膜を厚さ1,000人に形成し、この上に
アルゴンガス圧7mトール、高周波電力200Wという
条件のスパッタリング法で厚さ200人のTbFe磁性
膜と厚さ300人のアモルファスSiC:H膜および厚
さ500人のアルミニウム反射膜を形成し、このものの
最適記録パワーを測定したところ、アモルファスSiC
:H膜中のH%に対して第3図に示した通りの結果が得
られた。
く、ポリカーボネート基板上にアモルファスSiC:H
PIA誘電体膜を厚さ1,000人に形成し、この上に
アルゴンガス圧7mトール、高周波電力200Wという
条件のスパッタリング法で厚さ200人のTbFe磁性
膜と厚さ300人のアモルファスSiC:H膜および厚
さ500人のアルミニウム反射膜を形成し、このものの
最適記録パワーを測定したところ、アモルファスSiC
:H膜中のH%に対して第3図に示した通りの結果が得
られた。
また、この光磁気記録媒体については85℃、85%R
Hにおける耐久試験を行なったところ、第4図に示した
とおりの結果が得られ、このものは極めてすぐれた耐食
性を示したが、比較のために上記した比較例1.2で作
られたSiC,SiNを用いたものは第4図に示したよ
うに試験中に誘電体膜の剥離、クラックの発生などで性
能に劣化がみられた。
Hにおける耐久試験を行なったところ、第4図に示した
とおりの結果が得られ、このものは極めてすぐれた耐食
性を示したが、比較のために上記した比較例1.2で作
られたSiC,SiNを用いたものは第4図に示したよ
うに試験中に誘電体膜の剥離、クラックの発生などで性
能に劣化がみられた。
第1表
(発明の効果)
本発明は光磁気記録媒体に関するもので、これは前記し
たように基板に誘電体膜、磁性膜、反射膜を設けた光磁
気記録媒体において、この誘電体をHを含むSiCから
なる非晶質材料とするというものであり、これによれば
この誘電体膜が屈折率1.75〜2.50のものとなる
ので大きなエンハンス効果をもつものとなり、また光透
過性がすぐれているのでCハが増大されるほか、この非
晶貫層はHを含んでいるので膜面が平滑なものとなるし
、これはまた機械的強度、耐久性がすぐれたものとなり
、熱伝導度が/J”lさいのでレーザーの熱拡散が小さ
くなって記録ビットの径の広がりが抑えられるので記録
密度が向上されるという有利性が与えられる。
たように基板に誘電体膜、磁性膜、反射膜を設けた光磁
気記録媒体において、この誘電体をHを含むSiCから
なる非晶質材料とするというものであり、これによれば
この誘電体膜が屈折率1.75〜2.50のものとなる
ので大きなエンハンス効果をもつものとなり、また光透
過性がすぐれているのでCハが増大されるほか、この非
晶貫層はHを含んでいるので膜面が平滑なものとなるし
、これはまた機械的強度、耐久性がすぐれたものとなり
、熱伝導度が/J”lさいのでレーザーの熱拡散が小さ
くなって記録ビットの径の広がりが抑えられるので記録
密度が向上されるという有利性が与えられる。
第1図、′tS2図は光磁気記録媒体の構成図、第3図
は実施例における光磁気記録媒体の水素量と最適記録パ
ワー変化量との関係グラフ、第4図は実施例、比較例に
よる光磁気記録媒体の85℃、85%RHにおける耐久
性試験結果グラフを示したものである。 1.7・・・透明基板 2.4,8.10・・・誘電体膜(層)3.9・・・磁
性膜 5・・・反射膜 −Hf (at%) 第 図 11f4#il(h) 第 因 手続補正書 平成2年8月29日 1、事件の表示 平成2年特許願第182160号 発明の名称 光磁気記録媒体 3゜ 補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 f206)信越化学工業株式会社4゜
は実施例における光磁気記録媒体の水素量と最適記録パ
ワー変化量との関係グラフ、第4図は実施例、比較例に
よる光磁気記録媒体の85℃、85%RHにおける耐久
性試験結果グラフを示したものである。 1.7・・・透明基板 2.4,8.10・・・誘電体膜(層)3.9・・・磁
性膜 5・・・反射膜 −Hf (at%) 第 図 11f4#il(h) 第 因 手続補正書 平成2年8月29日 1、事件の表示 平成2年特許願第182160号 発明の名称 光磁気記録媒体 3゜ 補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 f206)信越化学工業株式会社4゜
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、光の入射側に置かれる透明基板上に、誘電体層、磁
性膜、反射膜を設けて成る光磁気記録媒体において、誘
電体層がHを含むSiCからなる非晶質材料からなるこ
とを特徴とする光磁気記録媒体。 2、Hを含むSiCからなる非晶質材料がモル比として
2〜40%のHを含むものとされる請求項1に記載の光
磁気記録媒体。 3、Hを含むSiCからなる非晶質材料におけるSiC
のSiとCのモル比がSi:C(モル比)=70〜30
:30〜70である請求項1に記載の光磁気記録媒体。 4、Hを含むSiCからなる非晶質材料が屈折率(n)
=1.75〜2.50のものとされる請求項1に記載の
光磁気記録媒体。 5、Hを含むSiCからなる非晶質材料がスパッタリン
グ法によって形成されてなるものである請求項1に記載
の光磁気記録媒体。 6、Hを含むSiCからなる非晶質材料がSiCをター
ゲットとし、アルゴン−水素混合ガス雰囲気でのスパッ
タリング法で形成されてなるものである請求項1または
5に記載の光磁気記録媒体。 7、Hを含むSiCからなる非晶質材料がSiまたはS
iCをターゲットとし、CH_4ガス雰囲気またはアル
ゴン−CH_4、アルゴン−CH_4−H_2の混合ガ
ス雰囲気でのスパッタリング法によって形成されてなる
ものである請求項1または5に記載の光磁気記録媒体。 8、Hを含むSiCからなる非晶質材料がSiまたはS
iCをターゲットとし、C_2H_4ガス雰囲気または
アルゴン−C_2H_4、アルゴン−C_2H_4−H
_2の混合ガス雰囲気下でのスパッタリング法により形
成されてなるものである請求項1または5に記載の光磁
気記録媒体。 9.Hを含むSiCからなる非晶質材料がCまたはSi
Cをターゲットとし、SiH_4ガス雰囲気またはアル
ゴン−SiH_4、アルゴン−SiH_4−H_2の混
合ガス雰囲気でのスパッタリング法により形成されてな
るものである請求項1または5に記載の光磁気記録媒体
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18216090A JPH0469834A (ja) | 1990-07-10 | 1990-07-10 | 光磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18216090A JPH0469834A (ja) | 1990-07-10 | 1990-07-10 | 光磁気記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0469834A true JPH0469834A (ja) | 1992-03-05 |
Family
ID=16113406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18216090A Pending JPH0469834A (ja) | 1990-07-10 | 1990-07-10 | 光磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0469834A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5411838A (en) * | 1992-06-30 | 1995-05-02 | The Dow Chemical Company | Method for the preparation of optical recording media containing overcoat |
US5577021A (en) * | 1994-05-26 | 1996-11-19 | Teijin Limited | Optical and magnetooptical recording medium having a low thermal conductivity dielectric layer |
-
1990
- 1990-07-10 JP JP18216090A patent/JPH0469834A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5411838A (en) * | 1992-06-30 | 1995-05-02 | The Dow Chemical Company | Method for the preparation of optical recording media containing overcoat |
US5427892A (en) * | 1992-06-30 | 1995-06-27 | The Dow Chemical Company | Optical recording media containing overcoat |
US5577021A (en) * | 1994-05-26 | 1996-11-19 | Teijin Limited | Optical and magnetooptical recording medium having a low thermal conductivity dielectric layer |
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