JPH0469512A - X線透視検査方法 - Google Patents

X線透視検査方法

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JPH0469512A
JPH0469512A JP2182374A JP18237490A JPH0469512A JP H0469512 A JPH0469512 A JP H0469512A JP 2182374 A JP2182374 A JP 2182374A JP 18237490 A JP18237490 A JP 18237490A JP H0469512 A JPH0469512 A JP H0469512A
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清美 堀越
Youichi Fujikake
洋一 藤懸
Michihiko Yamaguchi
山口 道彦
Shinji Asanuma
浅沼 真二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、移動する被検査物の欠陥を検出する方法に関
し、例えば、このX線透視検査によって鋼材の表面及び
内部欠陥等が検出される。
[従来の技術] 被検査物の被破壊検査を行なうに際して、例えばX線透
視検査法は、フィルムの現像を伴なうX線フィルム法と
比較し、直ちに結果がフィートバンクできる大きな利点
を有している。
しかし、工業用被破壊検査では、JIS規格(日本)ま
たはA S M E規格(米国)等で像質が規定されて
おり、X線透視画像はX線フィルム画画像に比べて像質
が悪いため、上記各規格を満足することができない。X
線透視画像の像質が悪い主な原因は、X線量子ノイズと
イメージ増倍管の空間分解能による。イメージ増信管の
空間分解能は欠陥の投影面上の大きさが大きい場合はあ
まり問題にならず、X線量子ノイズの影響は多数の透視
画像を重ね合わせることによって改善することができる
多数の透視画像を被検査物の静止状態にて重ね合わせる
積分器は従来から存在し、また、先の積分器を移動する
被検査物のX線透視画像による検査に適用した例として
、特開昭6(li23754号公報がある。
従来は、上記のような方法で得た画像をもとにして、検
査員による目視検査により欠陥の検出を実施していた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような目視による検査は、生産ライ
ンに乗って搬送される被検査物を対象とするために熟練
を要し、また、検査員に大きな負担を強いることになる
そこで本発明においては、被検査物の欠陥検出を自動化
し得る高精度の欠陥検出方法を提供することを課題とす
る。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明においては、X線透
視検査において、所定の方向に移動する被検査物の、所
定検出範囲の物理的な特徴を示す特徴データに対し、所
定時間毎に移動した移動量を計測し、特徴データを移動
量分だけシフトさせて積分処理した特徴データを該検出
範囲の2次元的な位置に対応付けして抽出し、該特徴デ
ータを処理を加える方向に対応する方向に平滑化し、該
平滑したデータと元の特徴データとの差分データを求め
、該差分データに基づいて被検査物に生じた欠陥を検出
する。
[作用] 本発明において、被検査材は所定の方向に所定の処理が
加えられるので、その処理が予定している被検査材の物
理的な特徴の変化はほぼ連続しているが、該被検査材に
欠陥を生じるとその変化が不連続になる。例えば、被検
査材に対しX線透視検査を実施した場合、その被検査材
の厚みは長さ方向にほぼ均一であるため、X線透視画像
の濃度はほぼ均一となるが、欠陥部では厚みに変化を生
じるため、X線透視画像の濃度変化が急峻になる。
つまり、本発明によれば、所定の方向に移動する被検査
物の、所定検出範囲の物理的な特徴を示す特徴データに
対し所定時間毎に移動した移動量を計測し、特徴データ
を移動量分だけシフトさせて積分処理することによりノ
イズ分を低減し画質の改善を行ない、また、移動速度の
変化による濃度むらの発生をなくした。積分処理された
特徴デ夕を処理を加える方向に平滑化して、被検査材に
加える処理が予定している物理的特徴の変化を予測し、
該予測と元の特徴データとの差分に基づいて該処理が予
定していなかった被検査材の物理的特徴の変化を検出し
ているので、被検査材に加えた処理の影響等を受けるこ
となく、高い精度で欠陥を検出することができる。
[実施例] 第1図に、本発明を一例で実施する鋼管の欠陥検出装置
を模式的に示した。第1図において、1は、円筒状の被
検査材で矢印方向に移動している。
2は、X線管で被検査材1の溶接部3近傍にX線を照射
する。4は蛍光増倍管で被検査物1を透過したX線を受
けて電気信号に変換し、カメラコントローラ6により制
御されるITVカメラ5によりX線透視画像を得る。X
線管2の出力は、X線制御器7にて管電圧及び管電流を
設定し、その制御信号が高圧発生器8に入力されて決定
される。
測長装置9は、被検査材1に接触して回線するロラとこ
のローラの回転数を検出するエンコーダからなり、被検
査材1の移動量に応じた。<ルス信号を出力する。プロ
コン(プロ七スコントローラ)10より被検査材の管理
ナンバーが入出力装置14へ送られ、画像処理装置12
にて画像処理された結果はモニター13に表示されると
ともに、入出ノJ装置14で整理された後、その結果を
プロコン10に返送する。
第2図は、画像の移動積分処理の内容を示すブロック図
である。第2図において、ITVカメラ5は受光素子列
でなり、各受光素子は受光エネルギに応じた電気信号(
以下、濃度信号という「濃度高」は「エネルギ高」に対
応する)を、640X480画素区分で出力する(これ
において、水平方向に主走査し、垂直方向に副走査する
ラスクスキャンが行なわれ、副走査方向は被検査材の搬
送方向と平行になるものとする)。ITVカメラ5は1
/30秒で1画面を撮像する。画像処理装置12へ入力
されるITVカメラ5の濃度信号(アナログ信号)は、
A/Dコンバータ121でデジタル信号に変換される。
初期状態においては、切り換えスイッチ122がa側に
閉じることにより、第3a図に示すX線透視画像はスト
レートに画像メモリ127へ入力される。次回からは、
切り換えスイッチ122はb側に閉じ、次回の第3b図
に示すX線透視画像は減算回路〕24にて前回のX線透
視画像とで減算され、この減算結果に対し乗算回路12
5で定数(Q)を乗算し、更に、この乗算結果は加算回
路126にて、前回のX線透視画像に加算される。なお
、注目X線透視画像の入力画像(画面)データをA (
n)とし、注目X線透視画像の処理後の画像(画面)デ
ータをB(n)  とすると、 B(n)=B(n−1)+a [A(n)−B(n−1
)]    ・・・・(1)で与えられる。
被検査材の搬送移動距離は測長装置9にて計測を行ない
、シフト量演算器123にて1/30秒間における被検
査材の移動量(L)だけシフトさせて画像メモリ127
にて積分処理される。以下、逐次同様の処理が繰り返し
行なわれ、第4図に示すように検査視野を水平方向に7
0mm、垂直方向に52mmとした場合5初期の検査視
野範囲では段階的に積分される画像の巨数が増え、次回
の検査視野範囲からは所定の積分回数処理されたX線透
視画像が得られることになる。例えば、被検査材の搬送
速度を4+++/minでは23回、1m/minでは
93回の積分処理が可能であり、第5a図に示すように
積分処理を加えない場合には、ノイズを含んだX線透視
画像となるが、積分処理を加えることにより第5b図に
示すように、ノイズが低減されたX線透視画像が得られ
る。ここで、画像メモリ127に第6a図に示すような
疵データを有した積分画像を得たものとすると、それと
第7a図に示したようなその平滑画像とを用いて第8a
図に示したような差分画像を作成し、更に2値化して第
9a図に示したような2値画像を得る。つまり、画像中
の疵を通り被検査材の搬送方向に平行な副走査ラインL
Vに注目してその方向の濃度変化を調べると、第6a図
に示した画像から第6b図に示したように低周波で変化
する厚みのむらに対応する波形と高周波で変化する疵に
対応する波形とを合成したデータが得られ、第7a図に
示した画像から第7b図に示したように低周波で変化す
る厚みのむらに対応するデータが得られる。
従って、第8a図に示したこれらの差分画像から高周波
で変化する疵のみに対応するデータが得られ、これを2
値化することにより、第9b図に示したような副走査方
向の疵の位置を特定するブタが得られる。
平滑データは、副走査ライン上の画素の濃度データを逐
次取り込みながら1次遅れ要素と2次遅れ要素により、
下側に隣接する画素の濃度データを予測した、予測デー
タである。つまり、差分データは、上側に連続する濃度
データから予測されなかったデータということになる。
具体的には、副走査ライン上に並ぶ画素の濃度データの
取り込みに主走査画素数(640)分のラインバッファ
1214及び12】5を用いて、定数(×α)乗算回路
129と加算回路1210により1次遅れ要素を演算し
、加算回路1211により2次遅れ要素を演算しく本来
微分要素が含まれるが、ここではサンプリング周期を単
位としてその演算を省略している)、定数(×β)乗算
回路1212と加算回路1213により予測データを演
算している。この予測データを、そのとき注目している
画素(注目画素)の濃度データから減じたものが差分デ
ータでおり、その演算は減算回路128においてなされ
る。
なお、注目画素の濃度データを0(1)とし、そのとき
の予測データ(平滑データ)をP (z)とすると(2
は副走査アドレスを示す)、1次遅れ要素S(ズ)は、 S (z)= P (z)十a [0(Z) −P (
Z)]   ・・(2)2次遅れ要素S ’ (z)は
、 S’(x)=S’(z−1)+a [0(Z) −(+
)]   ・・(3)下側に隣接する次の画素の予測デ
ータP(2)は、P (z) −5h)十β−S ’ 
(+)     −(4)でそれぞれ与えられる。
差分データは、比較回路1216においてマイクロコン
ピュータ1219より与えられる2値化しきい値Slh
と比較され、それより濃度が低い(暗い)ときには「1
」、高い(明るい)ときにはrQJ として2値化され
る。この2値化データは、カウンタ1217に入力され
る。カウンタ1217は、副走査同期信号でリセットさ
れ、2値データの[OJの立ち下がりでカウントアツプ
する。このカウントブタは、各主走査の終了時にシフト
レジスタ1218に入力される。従って、1フレームの
処理を終了したとき、シフトレジスタ1218には2値
画像の「0」画素を1本の副走査ライン上に投影したブ
タが得られる。つまり、例えば第1. Oa図に示した
ような「0」で与えられた疵を含む2値画像が得られた
ものとすると、シフトレジスタ1218には、第1. 
Ob図に示したように、副走査方向のrOr *素の出
現度を示したヒストグラムに対応する縦射影データF 
(りが得られる(但し、各縦射影データは副走査アドレ
ス2により特定される)。マイクロコンピユー々121
9では、この縦射影データF (z)と所定のしきい値
wthとを比較し、副走査方向に連続して該しきい値を
越えるデータ群(第1. Ob図のヒストグラムを2値
化して得られる第]、 Oc図の2値データに対応)の
それぞれに関して主走査方向の最大画素数を「幅」、副
走査方向の画素数を「高さ」、中央の副走査アドレスを
「位置」とする特徴量をプロコン10より与えられた疵
判定規準に基づいて吟味し、各疵を検出する。
次に、本実施例装置の全体的な動作を説明する。
第11図を参照されたい。
入出力装置14は、プロコン10より被検出材の外径、
板厚、パイプ番号及び溶接異常情報等が入力され、被検
査材の条件を設定し、測長装置9は被検査材の板厚より
X線管2の管電圧及び管電流をX線制御器7により設定
を行なう。画像処理装置12は、入出力装置14を介し
てオペレータにより画像処理条件が入力されると、2値
化しきい値sthや疵判定基準(WIQ、TIQ)等に
関する画像処理条件を設定し、システムコントローラを
待機モードに設定する。
また、画像処理装置12のマイクロコンピュータ12I
9は、入出力ボートや内部レジスタ等を初期化した後、
画像処理条件を登録し、比較回路1216に2値化しき
い値S+hを与えて待機モードに設定する。
この後、被検査材検知センサTSENが被検査材の先端
を検知すると、システムコントローラ11及び画像処理
袋fli12のマイクロコンピュータ1219が立ち上
がり、画像処理の開始を指示する。
マイクロコンピュータ1219は、画像処理開始の指示
があると、そのときITVカメラ5が撮像した画面に対
する画像処理を行なう。第12図は、移動する被検査材
に対してIT〜7カメラ5より入力される画像を積分処
理するサブルーチンを示したフローチャートである。第
12図を参照して説明する。
TTVカメラ5の副走査方向(査検査材の搬送される方
向に対して平行方向)の検査視野距離H9測長装置9の
1パルスカウント当りの距離り、及び画像の移動積分処
理定数αの読み込みを行なう。
被検査材の搬送が開始され、被検査材検知センサTSE
Nが検知動作を行なうと、被検査材1の移動量を測長装
置9にて計測を開始し、TTVカメラ5の撮像タイミン
グ信号である1/30秒毎に被検査材の移動量としてパ
ルスカウント数P (n)を読み込み、画像のシフト量
S (n)をL X P (I+>にて演算を行ない、
また、同タイミングにてX線透視画像A(n)の読み込
みを行なう(ステップ1〜7)。
読み込みを行なった画像が初期画像であれば、読み込み
を行なった画像A (n)を画像B (n)として画像
メモリへ入力しモニター表示を行なう(ステップ8,9
.12.1.3)。
画像シフ)・量の積算値ΣS (n)が検査視野距離H
より小さければ、nを1インクリメントして戻りパルス
カウント数P (n)、X線透視画像A (n>を読み
込み、画像処理後の画像B (n)をB (n−])+
α[A (n) −B (n−1)]より求め、画像を
S (n)分シフトして画fIA′lモリに銃丸込みを
行ない積分処理する。画像シフト量の積算値ΣS (n
)が検査視野距離Hより小さければ、nを1インクリメ
ントして同様の処理を繰り返し行なう(ステップ5〜8
゜10〜15)。
画像シフト量の積算値ΣS (n)を検査視野距離Hと
比較し、等しいか大きければ、得られた積分処理画像を
1回目であるか比較を行ない、1回目であればnをクリ
アし、元へ戻る。2回目以後であり、検査が完了してい
なければ次の欠陥判定処理を行なう(ステップ] 4.
、 1.6. 1.7. 18)。
第1.3 a図及び第13b図は、欠陥判定処理のサブ
ルーチンを示したフローチャートである。このサブルー
チンは、システムコントローラ11より欠陥判定処理実
行の指令があり、1視野分の移動積分処理終了時に起動
される。以下、順を追ってこの処理を説明する。
前述したように、1視野分の移動積分処理終了的に、縦
射影データ採取を開始し、シフトレジスタ】218の出
力端から縦射影データF(z)が出力されるので、まず
ステップ2においてこのデータを読み取り、ステップ3
においてレジスタT、W。
G、Z、i及び2をクリア(0)する。
レジスタGは、副走査方向に連続してしきい値Wlhを
越える縦射影データF(χ)のグループを検出するため
のフラグであり、この値が0であればレジスタ2 (副
走査アドレスに対応)を逐次インクリメントしながらし
きい値wthを越える縦射影データF(1)を探索する
(ステップ4,5,1.3゜14)。この間にしきい値
wthを越える縦射影データF (2)が見つかると、
ステップ6においてレジスタGの値を1にセントしてレ
ジスタiを1インクリメントし、ステップ7においてレ
ジスタlの値で特定されるレジスタW(i)(lu下、
レジスタW(1)という“他についても同様)の値(当
初は0)とデータF (Z)より小さい値であれば、ス
テップ8においてレジスタW(1)にデータF h)を
を格納し、ステップ9においてレジスタT(1)の値を
1インクリメントし、ステップ13においてレジスタ2
の値を1インクリメントしてステップ4に戻る。
今度は、レジスタGの値が1であるので、ステップ10
において縦射影データF(1)としきい値Wlh以下に
なるまでステップ10.7〜9,13゜14及び4を繰
り返す。この後、縦射影データF(2)がしきい値w+
h以下になると、ステップ11においてレジスタGをク
リアし、ステップ12においてレジスタ2の値からレジ
スタT(i)の値の1/2を減じた値をレジスタZ(1
)に格納する。
つまり、この時点で、しきい値Wlhを越える縦射影デ
ータF(りグループのうち、上から1番目のグループの
「幅(グループ内の最大画素数)」がレジスタW(1)
に、[高さ(グループの副走査方向の画素数)jがレジ
スタT(i)に、「位置(グループの中心画素の副走査
アドレス)」がレジス。
りZ(1〕に、それぞれ格納される。
縦射影データF Ct)のすべてについて以上の処理を
行ない、しきい値Wlhを越える縦射影データF(りの
グループの特徴量をレジスタW (i) 、 T (i
)及びZ(i)に整理すると、次に特徴量と欠陥判定基
準との比較により各グループの吟味を行なう。
このとき検出したグループの数はレジスタ1の値で示さ
れるので、ステップ15においてレジスタlの値をレジ
スタIに退避し、ステップ16においてレジスタAw、
Atをクリア(0)L、 レジスタiに1を格納する。
次に、ステップ17においてレジスタW(1)に格納し
ているそのグルブの幅データと幅判定基’1PUWIQ
とを比較し、ステップ18においてレジスタT(1)に
格納しているそのグループの高さデータと高さ判定基準
下IQとを比較する。これらの比較において1幅デタが
幅判定基$WIQを越え、且つ、高さデータが高さ判定
基4N(IQを越える時には、その縦射影データF h
)のグループは欠陥に対応するものと判定し、ステップ
19においてレジスタAw(i)にレジスタW (i 
)の値を、レジスタA t (i)にレジスタT(1)
の値をそれぞれ格納し、ステップ20においてレジスタ
lの値を1インクリメントする。
上記の吟味をすべての縦射影データF Cりのそのグル
ープについて行ない、検出した欠陥の特徴量(幅及び高
さ)をレジスタAw及びAtに整理するとステップ22
においてそれらのデータをフレーム番号に対応付けて記
憶(登録)する。
以上の処理を、被検査材検知七ンサTSENが被検査材
なしを検出するまで、所定の撮像周期毎に繰り返す。
システムコントローラ11は、被検査材検知七ンサTS
ENの被検査材なしを検出すると、画像処理装置】2の
マイクロコンピュータ1219に処理終了を出力する。
これにより、マイクロコンピュータ1219からフレー
ム番号に対応付けられて登録された欠陥に関するデータ
が転送されるので、画像処理装置】2では、フレーム番
号と欠陥を整理し、被検有材先端からの距離に対応付け
て各欠陥ならびに特徴量を入出力装置14のデイスプレ
ィに表示し、仕せてプリンタを介してプリントアウトす
る。
また、ここでは、本発明をITVカメラによる撮像を用
いた被検査材のX線透視検査における欠陥検出に適用し
た例を説明したが、他の手段にょノ採取した被検査材の
物理的な特徴データ用いる欠陥検出にも同様に適用する
ことができる。
[発明の効果] 以上説明したとうり、本発明においては、所定の方向に
移動する被検査材の、所定検出範囲の物理的な特徴を示
す特徴データに対し所定時間毎に移動した移動量を計測
し、特徴データを移動量分だけシフトさせて積分処理し
た特徴データを該検出範囲の2次元的な位置に対応付け
して抽出し、該特徴データを処理を加える方向に対応す
る方向に平滑化し、該平滑したデータと元の特徴データ
との差分データを求め、該差分データに基づいて被検査
材に生じた欠陥を検出している。
つまり、所定の方向に移動する被検査材の、所定検出範
囲の物理的な特徴を示す特徴データに対し所定時間毎に
移動した移動量を計測し、特徴ブタを移動量分だけシフ
トさせて積分処理することにより、ノイズを低減し画質
の改善を行ない、また、移動速度の変化による濃度むら
の発生をなくした。積分処理された特徴データを処理を
加える方向に平滑化して、被検査材に加える処理が予定
している物理的特徴の変化を予測し、該予測と元の特徴
データとの差分に基づいて該処理が予定していなかった
被検査材の物理的特徴の変化を検出しているので、被検
査材に加えた処理の影響を受1フることなく高い精度で
欠陥を検出することができる。
なお、実施例に示した装置では、実際の欠陥検1」月こ
おいて被検査材の板厚40mmにて深さ3mmの欠陥の
検出が可能という高い信頼性が得られている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を一態様で実施する被検査材の欠陥検
出装置の構成を示す模式図である。 第2図は、実施例の装置に備わる画像処理装置12の詳
細な構成を示すブロック図である。 第3a図、第3b図、第3c図及び第3d図は画像処理
装置12で行なわれる画像の移動積分処理の画像を示す
平面図、第4図は画像処理装置12で移動積分処理され
る画像の位置を示す模式図である。 第5a図及び第5b図は、それぞれ、移動積分処理未実
施時のX線透視画像と移動積分処理実施時のX線透視画
像を示す平面図である。 第6a図、第6b図、第7a図、第7b図、第88図、
第8b図、第9a図及び第9b図は、画像処理装置12
で行なわれる欠陥検出処理における各画像を示す平面図
である。 第10a図、第Job図及び第1Oc図は、画像処理装
置で行なわれる欠陥の特徴データの抽出処理の内容を示
す平面図である。 第11図は、実施例の装置の全体動作を示すフローチャ
ートである。 第12図は、画像処理装置12で行なわれる移動積分処
理を示すフローチャートである。 第13a図及び第13b図は、画像処理装置12で行な
われる欠陥検出処理を示すフローチャートである。 1゛バイブ      2 X線管 3゛溶接部(ビード) 4 蛍光増倍管5 ■T〜′カ
メラ   6 カメラコントローラ7:X線制御装置 
  8゛高圧生器 9:測長装置     10 プロコン11゛システム
コントローラ 12 画像処理装置  13:モニター14:入出力装

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. X線透視検査において、所定の方向に移動する被検査物
    の、所定検出範囲の物理的な特徴を示す特徴データに対
    し、所定時間毎に移動した移動量を計測し、特徴データ
    を移動量分だけシフトさせて積分処理した特徴データを
    該検出範囲の2次元的な位置に対応付けして抽出し、該
    特徴データを処理を加える方向に対応する方向に平滑化
    し、該平滑したデータと元の特徴データとの差分データ
    を求め、該差分データに基づいて被検査物に生じた欠陥
    を検出する、X線透視検査方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005257423A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Toshiba Corp 欠陥検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005257423A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Toshiba Corp 欠陥検出装置

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JPH0623648B2 (ja) 1994-03-30

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