JPH04681Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH04681Y2 JPH04681Y2 JP1985053592U JP5359285U JPH04681Y2 JP H04681 Y2 JPH04681 Y2 JP H04681Y2 JP 1985053592 U JP1985053592 U JP 1985053592U JP 5359285 U JP5359285 U JP 5359285U JP H04681 Y2 JPH04681 Y2 JP H04681Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- wires
- guided
- guide
- ship
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 27
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 241001330002 Bambuseae Species 0.000 description 3
- 241001149724 Cololabis adocetus Species 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
「考案の目的」
本考案は棒受網の操作機構に係り、サンマ漁な
どに用いられる棒受網に配設された多数のワイヤ
を比較的簡易な構成により舷側において適切に区
分して整然と誘導し、船内利用上殆ど支障を来す
ことがないと共にワイヤ相互が影響し合うことな
しに段巻ウインチにより省エネルギー的且つ円
滑、迅速に操作することのできる棒受網操作機構
を提供しようとするものである。
どに用いられる棒受網に配設された多数のワイヤ
を比較的簡易な構成により舷側において適切に区
分して整然と誘導し、船内利用上殆ど支障を来す
ことがないと共にワイヤ相互が影響し合うことな
しに段巻ウインチにより省エネルギー的且つ円
滑、迅速に操作することのできる棒受網操作機構
を提供しようとするものである。
産業上の利用分野
サンマ漁などに用いられる棒受網、特にその前
網について誘導および巻取操作機構。
網について誘導および巻取操作機構。
従来の技術
サンマ漁などにおいて棒受網が用いられること
は周知の通りである。然してこのような棒受網の
引揚げないし展張操作に関して従来一般的には漁
船の舷側に配設された支持柱の頂端にそれぞれ取
付けられた誘導プーリに上記棒受網からの各ワイ
ヤを受けしめ、それら誘導プーリから甲板上に各
ワイヤを引込んだ後に甲板上に配設された多数の
滑車を介して船体一部に設けられた段巻ウインチ
にそれぞれのワイヤを導いて巻取ることが行われ
ていた。この方法は単一の段巻ウインチで多数の
ワイヤを巻取らしめるということにおいてはそれ
なりのメリツトを有するが、舷側の略全般に亘つ
て列設された多数の支持柱から引出された各ワイ
ヤを整然と段巻ウインチに誘導して巻取らせるた
めに多数の滑車を甲板上の各部に配設することが
必要であり、従つて又棒受網を操作するに当つて
それら多数のワイヤの各パスラインが船体利用上
の妨害をなし、船体の利用ないし船上作業に甚だ
しい不都合を有している。
は周知の通りである。然してこのような棒受網の
引揚げないし展張操作に関して従来一般的には漁
船の舷側に配設された支持柱の頂端にそれぞれ取
付けられた誘導プーリに上記棒受網からの各ワイ
ヤを受けしめ、それら誘導プーリから甲板上に各
ワイヤを引込んだ後に甲板上に配設された多数の
滑車を介して船体一部に設けられた段巻ウインチ
にそれぞれのワイヤを導いて巻取ることが行われ
ていた。この方法は単一の段巻ウインチで多数の
ワイヤを巻取らしめるということにおいてはそれ
なりのメリツトを有するが、舷側の略全般に亘つ
て列設された多数の支持柱から引出された各ワイ
ヤを整然と段巻ウインチに誘導して巻取らせるた
めに多数の滑車を甲板上の各部に配設することが
必要であり、従つて又棒受網を操作するに当つて
それら多数のワイヤの各パスラインが船体利用上
の妨害をなし、船体の利用ないし船上作業に甚だ
しい不都合を有している。
斯かる従来一般のものにおける不利を解消すべ
く、本出願人側で提案した実公昭46−33881号公
報があり、舷側に設けられた網巻上げ用ロールを
任意数に分割したロール群となし、これらのロー
ル間にワイヤ受入溝を有するプーリを設けると共
にこれらプーリの下方に夫々曳索巻枠を設け、上
記巻上げ用ロールを駆動するための駆動力をクラ
ツチ機構を介して前期曳索巻枠に切換えて伝える
ように成つている。
く、本出願人側で提案した実公昭46−33881号公
報があり、舷側に設けられた網巻上げ用ロールを
任意数に分割したロール群となし、これらのロー
ル間にワイヤ受入溝を有するプーリを設けると共
にこれらプーリの下方に夫々曳索巻枠を設け、上
記巻上げ用ロールを駆動するための駆動力をクラ
ツチ機構を介して前期曳索巻枠に切換えて伝える
ように成つている。
又上記のような従来一般の甲板上各部に多数の
滑車を配設してワイヤのパスラインを形成するこ
とに代え、舷側に配設した支持台を中空状架台上
に設け、該中空状架台の高さを変えることによつ
て上記支持台上端の誘導プーリ設定高さを揃える
と共に前期中空状架台内にローラを配設して隣設
支持台間のワイヤおよび当該支持台において引込
まれたワイヤを段巻ウインチに誘導することが
種々実施されている。
滑車を配設してワイヤのパスラインを形成するこ
とに代え、舷側に配設した支持台を中空状架台上
に設け、該中空状架台の高さを変えることによつ
て上記支持台上端の誘導プーリ設定高さを揃える
と共に前期中空状架台内にローラを配設して隣設
支持台間のワイヤおよび当該支持台において引込
まれたワイヤを段巻ウインチに誘導することが
種々実施されている。
更に実開昭51−22696号(実公昭52−30317号)
においては、甲板上に所定の間隔を介して多数の
支持杆を配設し、各支持杆の上部に軸受ホルダー
を兼ねたワイヤのアダプター部を一体形成せるア
ーム部材を夫々連着し、上記アダプター部に挿嵌
せる軸の中央部には不銹金属材料よりなるカラー
を遊嵌し、はた各軸間には長尺の揚網ローラを備
えた回転軸を橋架連着せしめた棒受網の揚網装置
が示されている。
においては、甲板上に所定の間隔を介して多数の
支持杆を配設し、各支持杆の上部に軸受ホルダー
を兼ねたワイヤのアダプター部を一体形成せるア
ーム部材を夫々連着し、上記アダプター部に挿嵌
せる軸の中央部には不銹金属材料よりなるカラー
を遊嵌し、はた各軸間には長尺の揚網ローラを備
えた回転軸を橋架連着せしめた棒受網の揚網装置
が示されている。
考案が解決しようとする問題点
前期した実公昭46−33881号公報のものは曳索
操作と網巻上げ操作とを舷側に設けた回転軸とそ
の下方に位置した曳索巻枠によつて実現するもの
であつて、在来一般の各曳索を船上に配設された
各滑車をそれぞれ介して段巻ウインチに巻取らせ
るようにしたものに比すれば船上における多数の
曳索走行を不必要とし、装置が簡易且つコンパク
ト化されると共に船上利用上においてもそれらワ
イヤおよび滑車が船上を錯綜することがないので
頗る有利であるけれども、前期回転軸と曳索巻枠
に対しそれぞれ駆動力を伝えることが必要である
ことから舷側に駆動軸が上下2段に設けられ、又
クラツチ機構などを必要とするので装置構成が相
当に大型且つ煩雑なものとならざるを得ない。
操作と網巻上げ操作とを舷側に設けた回転軸とそ
の下方に位置した曳索巻枠によつて実現するもの
であつて、在来一般の各曳索を船上に配設された
各滑車をそれぞれ介して段巻ウインチに巻取らせ
るようにしたものに比すれば船上における多数の
曳索走行を不必要とし、装置が簡易且つコンパク
ト化されると共に船上利用上においてもそれらワ
イヤおよび滑車が船上を錯綜することがないので
頗る有利であるけれども、前期回転軸と曳索巻枠
に対しそれぞれ駆動力を伝えることが必要である
ことから舷側に駆動軸が上下2段に設けられ、又
クラツチ機構などを必要とするので装置構成が相
当に大型且つ煩雑なものとならざるを得ない。
又前記した支持台を中空上架台上に設け、該中
空状内にローラを配設して隣接支持台間の各ワイ
ヤおよび当該支持台において引込まれたワイヤを
段巻ウインチに誘導するようにしたものにおいて
は多数のワイヤが架台の中空部に同時に挿通され
るのでそれらワイヤが相互に干渉し合うことにな
り、特に隣設支持台間に挿通されるワイヤは単に
水平方向に移動するものであるのに対し、当該支
持台において棒受網から引込まれて中空部に挿通
されるワイヤは支持台上端の誘導プーリから下方
に引込まれてから水平方向に屈曲して架台中空部
に導入されるわけであるから上下方向の作用力を
帯びていると共に波などによる棒受網の挙動に伴
つて架台中空部内において複雑な行動をなすこと
になるので、そうした複雑な作動をなすワイヤが
他の各ワイヤの架台中空部内において干渉するこ
とによりワイヤの走行が必ずしも円滑に行われ
ず、各ワイヤの位置も特定されないことから場合
によつてはワイヤ相互が絡み合う可能性が高い。
空状内にローラを配設して隣接支持台間の各ワイ
ヤおよび当該支持台において引込まれたワイヤを
段巻ウインチに誘導するようにしたものにおいて
は多数のワイヤが架台の中空部に同時に挿通され
るのでそれらワイヤが相互に干渉し合うことにな
り、特に隣設支持台間に挿通されるワイヤは単に
水平方向に移動するものであるのに対し、当該支
持台において棒受網から引込まれて中空部に挿通
されるワイヤは支持台上端の誘導プーリから下方
に引込まれてから水平方向に屈曲して架台中空部
に導入されるわけであるから上下方向の作用力を
帯びていると共に波などによる棒受網の挙動に伴
つて架台中空部内において複雑な行動をなすこと
になるので、そうした複雑な作動をなすワイヤが
他の各ワイヤの架台中空部内において干渉するこ
とによりワイヤの走行が必ずしも円滑に行われ
ず、各ワイヤの位置も特定されないことから場合
によつてはワイヤ相互が絡み合う可能性が高い。
更に実開昭51−22696号(実公昭52−30317号)
のものは、支持杆の上部に曳索を誘導するカラー
を設けて前記曳索のガイドを図ったものである
が、このようなカラーで案内された曳索(ワイ
ヤ)の巻取りに関しては上記した在来一般法に従
い船上に配設された多数の滑車群とそれらの滑車
群を介して曳索を巻取るようにした段巻ウインチ
によらざるを得ず、その構成は大型煩雑で船上利
用上不都合が多い。仮に前記した実公昭46−
33881号の方法でこの曳索を巻取るとしてもクラ
ツチ機構を夫々の支持杆部分に設ける必要があ
り、又曳索巻取枠を夫々添設し且つこれらの曳索
巻取枠を回転駆動する機構を別に設けることが必
要であるから装置が複雑煩瑣となることは上記同
様である。
のものは、支持杆の上部に曳索を誘導するカラー
を設けて前記曳索のガイドを図ったものである
が、このようなカラーで案内された曳索(ワイ
ヤ)の巻取りに関しては上記した在来一般法に従
い船上に配設された多数の滑車群とそれらの滑車
群を介して曳索を巻取るようにした段巻ウインチ
によらざるを得ず、その構成は大型煩雑で船上利
用上不都合が多い。仮に前記した実公昭46−
33881号の方法でこの曳索を巻取るとしてもクラ
ツチ機構を夫々の支持杆部分に設ける必要があ
り、又曳索巻取枠を夫々添設し且つこれらの曳索
巻取枠を回転駆動する機構を別に設けることが必
要であるから装置が複雑煩瑣となることは上記同
様である。
「考案の構成」
問題点を解決するための手段
舷側に配設した複数個の支持台に設けられた誘
導プーリを介し漁網から船体上に夫々ワイヤを引
込み、段巻ウインチによつてそれらのワイヤを巻
取るようにしたものにおいて、前記した各支持台
の一側に形成された第1のガイド孔に上記漁網か
ら船内方向に導入されたワイヤを方向変換して舷
側にそつた方向に案内なる溝つきプーリを設け、
しかもこの第1ガイド孔と区分して形成された第
2ガイド孔に隣設支持台間を舷側にそつて誘導さ
れ前記段巻ウインチ部分に導かれるワイヤの誘導
ドラムを横設したことを特徴とする棒受網の操作
機構。
導プーリを介し漁網から船体上に夫々ワイヤを引
込み、段巻ウインチによつてそれらのワイヤを巻
取るようにしたものにおいて、前記した各支持台
の一側に形成された第1のガイド孔に上記漁網か
ら船内方向に導入されたワイヤを方向変換して舷
側にそつた方向に案内なる溝つきプーリを設け、
しかもこの第1ガイド孔と区分して形成された第
2ガイド孔に隣設支持台間を舷側にそつて誘導さ
れ前記段巻ウインチ部分に導かれるワイヤの誘導
ドラムを横設したことを特徴とする棒受網の操作
機構。
作 用
舷側に配設した複数個の支持台に設けられた誘
導プーリを介して漁網から船体上に引込まれたワ
イヤを段巻ウインチによつて巻取ることによつて
従来一般の単一操作機構で多数のワイヤを操作す
ることによるメリツトを具備させる。
導プーリを介して漁網から船体上に引込まれたワ
イヤを段巻ウインチによつて巻取ることによつて
従来一般の単一操作機構で多数のワイヤを操作す
ることによるメリツトを具備させる。
各支持台の一側に形成された第1のガイド孔に
方向変換プーリが設けられることによつて漁網か
ら般内方向に引込まれた各ワイヤを方向変換して
船体の舷側にそつた方向に誘導する。
方向変換プーリが設けられることによつて漁網か
ら般内方向に引込まれた各ワイヤを方向変換して
船体の舷側にそつた方向に誘導する。
又第2のガイド孔にワイヤ誘導ドラムを設ける
ことにより隣接した支持台間のワイヤが当該支持
台における前記漁網からのワイヤと区分して舷側
にそい誘導される。
ことにより隣接した支持台間のワイヤが当該支持
台における前記漁網からのワイヤと区分して舷側
にそい誘導される。
即ちワイヤにおける作用力の異なった隣設支持
台間のワイヤと当該支持台で漁網から引込まれた
ワイヤと第1、第2のガイド孔において完全に区
分して誘導されるので、それらの各ワイヤがこの
支持台ガイド孔部分で相互に干渉し合い、絡み合
うような可能性を完全に回避し、常に整然且つ迅
速な揚網ないし展網操作を可能にする。
台間のワイヤと当該支持台で漁網から引込まれた
ワイヤと第1、第2のガイド孔において完全に区
分して誘導されるので、それらの各ワイヤがこの
支持台ガイド孔部分で相互に干渉し合い、絡み合
うような可能性を完全に回避し、常に整然且つ迅
速な揚網ないし展網操作を可能にする。
実施例
上記したような本考案によるものの具体的な実
施態様を添付図面に示すものについて説明する
と、本考案によるものの全般的な構成関係の1例
は第1図に示す通りであつて、漁船10の舷側に
そつて適当な長さ毎に分割された任意数の漁網巻
上げロール2が軸方向において連設され、これら
の巻上げロール2間には支持台3が第2図以下に
示すように配設されており、このような巻上げロ
ール2にそつて漁船10上に段巻ウインチ5が設
けられている。
施態様を添付図面に示すものについて説明する
と、本考案によるものの全般的な構成関係の1例
は第1図に示す通りであつて、漁船10の舷側に
そつて適当な長さ毎に分割された任意数の漁網巻
上げロール2が軸方向において連設され、これら
の巻上げロール2間には支持台3が第2図以下に
示すように配設されており、このような巻上げロ
ール2にそつて漁船10上に段巻ウインチ5が設
けられている。
上記のように設けられた各支持台3部分の詳細
は別に第3図と第4図および第5図の通りであ
り、第3、4図のものは漁網20からのワイヤを
導入し且つ隣接支持台からのワイヤを誘導するも
ので、第5図は単にワイヤを誘導するものであ
る。漁網からのワイヤを導入し且つ隣接支持台か
らのワイヤを誘導する支持台3はその上端に曳索
誘導プーリ14を有するアーム部体4を適宜に第
3図に示す如く船体10の内外に傾動し得るよう
に設けられているが、斯うした誘導プーリ14の
下方には中間プーリ15および支持台3の一側に
形成された第1ガイド孔A内の溝つきプーリ6が
設けられ、又該第1ガイド孔Aと区分して形成さ
れた第2ガイド孔Bにおいて溝つきプーリ6と同
軸にワイヤ誘導ドラム8が取付けられ、このよう
な溝つきプーリ6とワイヤ誘導ドラム8との間に
竪ロール17を取付けると共にワイヤ誘導ドラム
8の上方には横ローラ16が設けられている。な
お支持台3の側面には上記のような溝つきプーリ
6とワイヤ誘導ドラム8に対しワイヤ7を導入導
出するための開口部13が形成してある。
は別に第3図と第4図および第5図の通りであ
り、第3、4図のものは漁網20からのワイヤを
導入し且つ隣接支持台からのワイヤを誘導するも
ので、第5図は単にワイヤを誘導するものであ
る。漁網からのワイヤを導入し且つ隣接支持台か
らのワイヤを誘導する支持台3はその上端に曳索
誘導プーリ14を有するアーム部体4を適宜に第
3図に示す如く船体10の内外に傾動し得るよう
に設けられているが、斯うした誘導プーリ14の
下方には中間プーリ15および支持台3の一側に
形成された第1ガイド孔A内の溝つきプーリ6が
設けられ、又該第1ガイド孔Aと区分して形成さ
れた第2ガイド孔Bにおいて溝つきプーリ6と同
軸にワイヤ誘導ドラム8が取付けられ、このよう
な溝つきプーリ6とワイヤ誘導ドラム8との間に
竪ロール17を取付けると共にワイヤ誘導ドラム
8の上方には横ローラ16が設けられている。な
お支持台3の側面には上記のような溝つきプーリ
6とワイヤ誘導ドラム8に対しワイヤ7を導入導
出するための開口部13が形成してある。
漁船10においては船首部と船腹ないし船尾部
との間において甲板に段部の形成されていること
が多く、このような段部においては巻上げロール
2自体も段設されることは第2図の中間部に示す
通りであつて、このような段設部分には支持台
3,3aが近接して設けられ、従つてそれら支持
台3,3aの一方3aには漁網20からの曳索が
導かれないこととなり、斯様な支持台においては
ワイヤ誘導プーリ14、溝つきプーリ6を必要と
しない。即ちこのような支持台3aは第5図の如
くで、単にワイヤ誘導ドラム8を有するものでよ
く、船体甲板の段設部分に設けられた第2図のよ
うな案内ローラ24,24を介してワイヤ7は適
切に導かれる。
との間において甲板に段部の形成されていること
が多く、このような段部においては巻上げロール
2自体も段設されることは第2図の中間部に示す
通りであつて、このような段設部分には支持台
3,3aが近接して設けられ、従つてそれら支持
台3,3aの一方3aには漁網20からの曳索が
導かれないこととなり、斯様な支持台においては
ワイヤ誘導プーリ14、溝つきプーリ6を必要と
しない。即ちこのような支持台3aは第5図の如
くで、単にワイヤ誘導ドラム8を有するものでよ
く、船体甲板の段設部分に設けられた第2図のよ
うな案内ローラ24,24を介してワイヤ7は適
切に導かれる。
棒受網20については前縁部に向竹21が取付
けられ、該向竹21から前記したようなワイヤ7
が導かれることは第1図に示す通りである。上記
したような本考案のものにおける棒受網20から
のワイヤの誘導は各支持台3に導かれたワイヤ7
が誘導プーリ14、中間プーリ15から第1ガイ
ド孔Aの溝つきプーリ6に送られることにより舷
側に対し漁網20から直角方向に引き出されてい
るワイヤ7が舷側に対し平行状態として誘導され
ることは明らかであり、斯うして舷側と平行状に
曳き出されたワイヤ7は隣接した支持台3以降に
おいては第2ガイド孔Bに区分して設けられたワ
イヤ誘導ドラム8の上面に導かれ、該ドラム8に
は仕切板18が配設されていて複数のワイヤ誘導
部に区分され、このようなワイヤ誘導部8aに対
して2本以下のワイヤ7が誘導される。即ち本考
案者等の実地的な操作結果によると3本以上のワ
イヤ7が同じ区分のワイヤ誘導部に導かれた場合
には成程同じ方向に走行するものであつてもその
ワイヤ走行にもつれを生ずる可能性があり、2本
以下であるならば常に整然たる誘導をなすことが
できる。上記のようにして導かれた多数本のワイ
ヤは船体甲板上の舷側に近い一部に設けられた段
巻ウインチ5によつて巻取られ、該段巻ウインチ
5の回転によつて略一様に引出され、又引込まれ
ることとなる。
けられ、該向竹21から前記したようなワイヤ7
が導かれることは第1図に示す通りである。上記
したような本考案のものにおける棒受網20から
のワイヤの誘導は各支持台3に導かれたワイヤ7
が誘導プーリ14、中間プーリ15から第1ガイ
ド孔Aの溝つきプーリ6に送られることにより舷
側に対し漁網20から直角方向に引き出されてい
るワイヤ7が舷側に対し平行状態として誘導され
ることは明らかであり、斯うして舷側と平行状に
曳き出されたワイヤ7は隣接した支持台3以降に
おいては第2ガイド孔Bに区分して設けられたワ
イヤ誘導ドラム8の上面に導かれ、該ドラム8に
は仕切板18が配設されていて複数のワイヤ誘導
部に区分され、このようなワイヤ誘導部8aに対
して2本以下のワイヤ7が誘導される。即ち本考
案者等の実地的な操作結果によると3本以上のワ
イヤ7が同じ区分のワイヤ誘導部に導かれた場合
には成程同じ方向に走行するものであつてもその
ワイヤ走行にもつれを生ずる可能性があり、2本
以下であるならば常に整然たる誘導をなすことが
できる。上記のようにして導かれた多数本のワイ
ヤは船体甲板上の舷側に近い一部に設けられた段
巻ウインチ5によつて巻取られ、該段巻ウインチ
5の回転によつて略一様に引出され、又引込まれ
ることとなる。
「考案の効果」
以上説明したような本考案によれば従来から一
般に用いられている段巻ウインチによつて各ワイ
ヤを的確に巻取り、又引出すことが可能であり、
しかもこのような段巻ウインチに誘導される各ワ
イヤの中で棒受網から引込まれたものは舷側に配
設された支持台3の第1ガイド孔Aにおける溝つ
きプーリ6により他のワイヤと区分されて案内さ
れると共に方向変換され、その後に他のワイヤと
共に隣設支持台におけるワイヤ誘導ドラム8によ
つて更に前段の支持台3から導かれるワイヤと共
に舷側部にそつて導かれるものであつて、従来の
この種段巻ウインチを用いる場合のように船体甲
板上をワイヤが錯綜することがないのみならず、
ワイヤの走行方向ないし附勢の異なつたものが完
全に区分して案内されるから段巻ウインチに導か
れるワイヤ走行にもつれが生ずることがなくな
り、勿論上記のように単一の段巻ウインチで巻取
られることから各支持台部分でワイヤを巻取るた
めの駆動軸やクラツチ機構を必要とせず、各支持
台および支持台間の構成を著しく簡易化し、設計
製作の容易な設備により円滑で高速なワイヤガイ
ドを図るなどの効果を共に有しており、実用上、
製作上その効果の大きい考案である。
般に用いられている段巻ウインチによつて各ワイ
ヤを的確に巻取り、又引出すことが可能であり、
しかもこのような段巻ウインチに誘導される各ワ
イヤの中で棒受網から引込まれたものは舷側に配
設された支持台3の第1ガイド孔Aにおける溝つ
きプーリ6により他のワイヤと区分されて案内さ
れると共に方向変換され、その後に他のワイヤと
共に隣設支持台におけるワイヤ誘導ドラム8によ
つて更に前段の支持台3から導かれるワイヤと共
に舷側部にそつて導かれるものであつて、従来の
この種段巻ウインチを用いる場合のように船体甲
板上をワイヤが錯綜することがないのみならず、
ワイヤの走行方向ないし附勢の異なつたものが完
全に区分して案内されるから段巻ウインチに導か
れるワイヤ走行にもつれが生ずることがなくな
り、勿論上記のように単一の段巻ウインチで巻取
られることから各支持台部分でワイヤを巻取るた
めの駆動軸やクラツチ機構を必要とせず、各支持
台および支持台間の構成を著しく簡易化し、設計
製作の容易な設備により円滑で高速なワイヤガイ
ドを図るなどの効果を共に有しており、実用上、
製作上その効果の大きい考案である。
図面は本考案の実施態様を示すものであつて、
第1図は本考案による操作機構を配備した漁船お
よび漁網の斜面図、第2図はその本考案操作機構
についての全般的関係を示した側面図、第3図は
その支持台についての側面図、第4図はその下部
を断面した正面図、第5図は船体甲板の段部部分
の一方に設けられる支持台の側面図である。 然してこれらの図面において、Aは第1ガイド
孔、Bは第2ガイド孔、2は巻上げロール、3お
よび3aは支持台、4はアーム部体、5は段巻ウ
インチ、6は溝つきプーリ、7はワイヤ、8はワ
イヤ誘導ドラム、10は船体、11は甲板、14
は誘導プーリ、15は中間プーリ、16は横ロー
ラ、17は竪ローラ、18は仕切板、20は漁
網、21は向竹を示すものである。
第1図は本考案による操作機構を配備した漁船お
よび漁網の斜面図、第2図はその本考案操作機構
についての全般的関係を示した側面図、第3図は
その支持台についての側面図、第4図はその下部
を断面した正面図、第5図は船体甲板の段部部分
の一方に設けられる支持台の側面図である。 然してこれらの図面において、Aは第1ガイド
孔、Bは第2ガイド孔、2は巻上げロール、3お
よび3aは支持台、4はアーム部体、5は段巻ウ
インチ、6は溝つきプーリ、7はワイヤ、8はワ
イヤ誘導ドラム、10は船体、11は甲板、14
は誘導プーリ、15は中間プーリ、16は横ロー
ラ、17は竪ローラ、18は仕切板、20は漁
網、21は向竹を示すものである。
Claims (1)
- 舷側に配設した複数個の支持台に設けられた誘
導プーリを介し漁網から船体上に夫々ワイヤを引
込み、段巻ウインチによつてそれらのワイヤを巻
取るようにしたものにおいて、前記した各支持台
の一側に形成された第1のガイド孔に上記漁網か
ら船内方向に導入されたワイヤを方向変換して舷
側にそつた方向に案内する溝つきプーリを設け、
しかもこの第1ガイド孔と区分して形成された第
2ガイド孔に隣設支持台間を舷側にそつて誘導さ
れ前記段巻ウインチ部分に導かれるワイヤの誘導
ドラムを横設したことを特徴とする棒受網の操作
機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985053592U JPH04681Y2 (ja) | 1985-04-12 | 1985-04-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985053592U JPH04681Y2 (ja) | 1985-04-12 | 1985-04-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61170267U JPS61170267U (ja) | 1986-10-22 |
JPH04681Y2 true JPH04681Y2 (ja) | 1992-01-10 |
Family
ID=30574605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985053592U Expired JPH04681Y2 (ja) | 1985-04-12 | 1985-04-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04681Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6089865U (ja) * | 1983-11-29 | 1985-06-20 | 旭洋産業株式会社 | 揚網装置 |
-
1985
- 1985-04-12 JP JP1985053592U patent/JPH04681Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61170267U (ja) | 1986-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH04681Y2 (ja) | ||
JPH0233664Y2 (ja) | ||
JPS6213277B2 (ja) | ||
GB1588850A (en) | Fishing gear | |
JPH0220955Y2 (ja) | ||
JPH0233663Y2 (ja) | ||
KR200230533Y1 (ko) | 유자망 양망장치 | |
JPH0122459Y2 (ja) | ||
GB2035954A (en) | Derrik | |
KR100363649B1 (ko) | 유자망 양망장치 | |
KR860003508Y1 (ko) | 로프 트롤리의 횡행장치 | |
JP2572187Y2 (ja) | ロープ案内装置 | |
US4809954A (en) | Loop carriage | |
JP2683570B2 (ja) | 延線工事用架空線配列装置 | |
JPH0337412Y2 (ja) | ||
JP3009123U (ja) | 網巻上機 | |
JP2936063B2 (ja) | 水平引込み式ジブクレーン | |
JPH0416718Y2 (ja) | ||
CN118358691A (zh) | 主体隐藏的船用彩旗收放和悬挂系统及悬挂方法 | |
JP2001354389A (ja) | ジブトロリー式水平引込クレーン | |
KR20220145986A (ko) | 크레인용 블록 로더 와이어 꼬임방지장치 | |
SU958311A1 (ru) | Лебедка | |
JPH0220957Y2 (ja) | ||
SU1724562A1 (ru) | Грузоподъемное устройство | |
JPH07203626A (ja) | ケーブル収納装置 |