JPH0467718A - 変圧器保護用比率差動継電器 - Google Patents

変圧器保護用比率差動継電器

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JPH0467718A
JPH0467718A JP2177232A JP17723290A JPH0467718A JP H0467718 A JPH0467718 A JP H0467718A JP 2177232 A JP2177232 A JP 2177232A JP 17723290 A JP17723290 A JP 17723290A JP H0467718 A JPH0467718 A JP H0467718A
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Yoshiaki Ishizaki
石崎 至昭
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、変圧器保護用比率差動継電器に関し、特に
励磁突入電流によって生ずる誤動作を防止すると共に電
源投入時の内部事故時の高速化を図った変圧器保護用比
率差動継電器に間するものである。
[従来の技術] 比率差動m電器は一般に変圧器の保護用として使用され
ており、変圧器を系統に接続した場合変圧器には場合に
よっては定格電流の10数倍の突入電流が流れ、これら
は変圧器1次側と2次側の磁気エネルギーが等しくない
ため、つまりリアクトルと同一のようになり、あたかも
内部事故のように見え差動継電器は誤動作する。
従ってこれら突入電流と内部事故電流を区別判定するも
のとして従来第2高調波抑制付きの比率差動継電器があ
る。第3図は例えば特開昭53−111451号公報に
示された従来の第2高調波抑制付きの比率差動継電器を
示す回路図である。
図において、(21)はCT差動回路、(22)は入力
変成器、(23)は第2高調波阻止v波器、(24)は
動作コイル、(25)は基本波阻止付き第2高調波通過
r波器、(26)は抑制コイル、(27)は動作コイル
(24)、抑制コイル(26)で構成した継電要素であ
る。
次に、第3図に示した従来の比率差動継電器の動作につ
いて説明する。CT差動回路(21〉に内部事故電流又
は励磁突入電流入力が生じた場合、これら差動電流中の
直流分は入力変成器(22)で除かれる。その後、L、
Cによる第2高調波阻止P波器(23)によって基本波
及び第2高調波以外の高調波成分は、動作コイル(24
)に流れる。一方、第2高調波成分は基本波阻止付き第
2高調波通過濾波器(25)に流れ込むから、第2高調
波のみ抑制コイル(26)に流れる。励磁突入電流は事
故電流と比較して第2高調波の含有が多いことから、事
故電流は上記にて動作コイル(24)に流れ、励磁突入
電流は抑制コイル(26)に流れる。従って、内部事故
電流と励磁突入電流の判別が出来、動作コイル(24)
によって、内部事故時にトリップさせていた。
[発明が解決しようとする課題] 従来の変圧器保護用比率差動継電器は以上のように構成
されていたので、第2高調波阻止ろ波器と基本波阻止付
き第2高調波通過ろ波器の位相特性の相違又は電源投入
時の励磁突入電流の投入条件及び系統の仕様条件によっ
ては第2高調波以外の成分が動作コイル側に流れ込み、
誤動作する可能性かあるはかりか、比率差動検出要素は
検出してないにもかかわらず第2高調波の含有率により
不要に継電器をロックし、電源投入時の内部事故時、抑
制コイル側の残留磁束等により高速動作出来ない等の問
題点かあった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、電源投入時の励磁突入電流によって生じる誤
動作を防止すると共に電源投入時の内部事故時の高速化
を図ることが出来る変圧器保護用比率差動継電器を得る
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る変圧器保護用比率差動継電器は、変圧器
の内部、外部事故を判定する比率差動検出要素と、電源
投入時の励磁突入電流を検出する検出要素と、上記比率
差動検出要素の出力と上記検出要素の出力との論理積を
とるゲート手段と、上記比率差動検出要素の出力側に設
けられた第1の時間協調用タイマと、上記ゲート手段の
出力側に設けられた第2の時間協調用タイマとを備えた
ものである。
[作用コ この発明においては、w電器動作ロック信号を実質的に
比率差動検出要素でコントロールしている、即ち比率差
動検出要素の出力と第2高調波検出要素の出力との論理
積をとっているので、不要な継電器ロックを行わず、電
源投入時の内部事故時の高速化がはかれ、又電源投入時
の励磁突入電流で動作する2つの信号の時間協調と次段
のタイマで行うことでロック協調を確実にし、継電器誤
動作を防止する。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図はこの発明の一実施例を示す回路構成図である0図に
おいて、(1)は変圧器の内部、外部事故を判定する比
率差動検出要素、(2)は電源投入時の励磁突入電流を
検出する第2高調波検出要素、(3)は比率差動検出要
素(1)の出力と第2高調波検出要素(2)の出力の論
理積をとるゲート手段としてのAND回路、く4)は比
率差動検出要素(1)の出力側に設けられた動作タイマ
、(5)はAND回路(3)の出力側に設けられた動作
タイマ、(6)は動作タイマ(4)の出力側に設けられ
た復帰タイマ、(7)は動作タイマ(5)の出力側に設
けられた復帰タイマ、(8)は復帰タイマ(6)、(7
)の出力を受けるインヒビット回路、(10)は比率差
動検出要素(1)が動作で−H−1不動作で−L−信号
となる信号線、(11)は第2高調波検出要素(2)が
動作で゛H−1不動作で−L゛信号となる信号線、(1
2)は比率差動検出要素(1)と第2高調波検出要素(
2)の出力信号線、(13)は動作タイマ(4)の出力
信号線、(14)は動作タイマ(5)の出力信号線、(
15)は復帰タイマ(6)の出力信号線、(16)は復
帰タイマ(7)の出力信号線、(18)はインヒヒット
回路(8)の出力信号線で継電器のトリップ信号か得ら
れる。
尚、動作タイマ(4)と復帰タイマ(6)は第1の時間
協調用タイマを構成し、動作タイマ(5)と復帰タイマ
(7)は第2の時間協調用タイマを構成する。
次に、第1図に示したこの発明の一実施例の動作につい
て第2図を参照しながら説明する。電源投入時の励磁突
入電流か継電器に流入すると、内部、外部事故の判定を
する比率差動検出要素(1)は内部事故と同じ差動電流
が流れるため動作し、信号線(10)はL−Hとなる。
又、一方基本波に対する第2高調波含有率で動作する第
2高調波検出要素も動作し、信号線(11)はL−Hと
なる。ここで第2図では誤動作か最も顕著な場合を図示
した。この場合、継電器は誤動作するが、信号線(10
)の信号より、動作タイマ(4)及び復帰タイマ(6)
を使用することで信号線(15)の信号を得、又、信号
線(10)、(11)の信号のAND出力である信号線
(12)の信号は信号線く15)の立ち下がり、H−L
より早いため復帰タイマ(7)によりその後縁を所定時
間遅延して信号線(16)に信号を得、これによりms
器のトリップ信号か信号線(17)に出力されるのを阻
止している。
又、励磁突入電流を検出する第2高調波検出要素(2)
の信号のみだと信号線(12)には不要な継電器ロック
信号か出力されるが、比率差動検出要素(1)の出力と
の論理積をAND回路(3)でとることにより、不要な
継電器ロック信号か出力されなくなり、電源投入時の内
部事故時の高速化を図ることができる。
尚、上記実施例では変圧器の励磁突入電流の第2高調波
に対して説明したか、他の高調波に対しても励磁突入電
流と内部事故を区別出来るのであれは、使用可能である
。又、電源投入時の内部事故の高速化がそれほと必要で
ないのであれば、AND回路(3)は省略可能である。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、変圧器の内部、外部事
故を判定する比率差動検出要素と、電源投入時の励磁突
入電流を検出する検出要素と、上記比率差動検出要素の
出力と上記検出要素の出力との論理積をとるゲート手段
と、上記比率差動検出要素の出力側に設けられた第1の
時間協調用タイマと、上記ゲート手段の出力側に設けら
れた第2の時間協調用タイマとを備えたので、比率差動
検出要素が動作判定して出力するまでの時間と第2高調
波検出要素が動作判定して出力するまての時間がどのよ
うな場合であっても第1及び第2の時間協調用タイマの
時間設定で誤動作なく、精度の高いものが得られ、又、
比率差動検出要素と第2高調波検出要素の両出力の論理
積をとることにより、電源投入時の内部事故時の高速化
を図ることが出来る変圧器保護用比率差動継電器か得ら
れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す回路構成図、第2図
は第1図の動作説明に供するためのタイミングチャート
、第3図は従来の変圧器保護用比率差動継電器を示す回
路構成図である。 図において、(1)は比率差動検出要素、(2)は第2
高調波検出要素、(3)はAND回路、(4)、(5)
は動作タイマ、(6)、(7)は復帰タイマ、(8)は
インヒビット回路である。 尚、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 変圧器の内部、外部事故を判定する比率差動検出要素と
    、 電源投入時の励磁突入電流を検出する検出要素と 上記比率差動検出要素の出力と上記検出要素の出力との
    論理積をとるゲート手段と、 上記比率差動検出要素の出力側に設けられた第1の時間
    協調用タイマと、 上記ゲート手段の出力側に設けられた第2の時間協調用
    タイマと を備えたことを特徴とする変圧器保護用比率差動継電器
JP2177232A 1990-07-06 1990-07-06 変圧器保護用比率差動継電器 Expired - Lifetime JP2556927B2 (ja)

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