JPH046768B2 - - Google Patents

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JPH046768B2
JPH046768B2 JP15560084A JP15560084A JPH046768B2 JP H046768 B2 JPH046768 B2 JP H046768B2 JP 15560084 A JP15560084 A JP 15560084A JP 15560084 A JP15560084 A JP 15560084A JP H046768 B2 JPH046768 B2 JP H046768B2
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JP
Japan
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bent
pipe
frame
bent pipe
bending
Prior art date
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Application number
JP15560084A
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English (en)
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JPS6137923A (ja
Inventor
Masaaki Takagishi
Yasuo Watanabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Ichi High Frequency Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi High Frequency Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、鋼管等の金属管を曲げ加工すること
により製造した直管部付の金属曲げ管の熱処理装
置に関し、特に大径の高強度、高靭性の直管部付
曲げ管を製造するに有益な曲げ管の熱処理装置に
関する。 従来の技術 従来より曲げ管、特に大径の製造方法として、
金属管例えば鋼管の直管を局部的に環状に高周波
誘導子により加熱し、該加熱部を管の長手方向に
移動させながら管に曲げモーメントを加え、連続
的に曲げ加工する方法が知られている。この方法
は、曲げ加工のための加熱により同時に熱処理
(焼入れ)することが可能であり、高強度、高硬
度の曲げ管を製造しうる利点がある。曲げ加工さ
れた金属管はエルボに代表されるように直管部無
しで使用されていたが、最近は、配管上、溶接シ
ーム線の低減、溶接の簡易化、溶接後の検査の短
縮等を図ることが出来る理由で直管部付の金属曲
げ管が多くなつて来ている。しかも、近来、パイ
プラインの大型化、輸送量増大を目的とした高圧
化、自然条件の厳しい場所での使用等のため、パ
イプラインを構成する管にますます高強度、高靭
性が要求されるようになつてきた。ところが、上
記した如く曲げ加工しただけの金属管では焼入れ
は行われているため、強度、硬度はあるが、伸
び、衝撃値が低く、そのため更に別の熱処理即ち
焼戻し処理が必要であることが判明した。 発明が解決しようとする問題点 一般に金属管の熱処理には、炉が使用される。
ところが、曲げ管特に大径の曲げ管の場合には炉
では以下の問題が生じる。即ち、(1)曲げ加工され
た金属管を箱型炉で処理する場合、形状的に空間
が多くエネルギーの無駄が生じる、(2)炉内に長時
間保持するため酸化スケールが多く、ライン閉塞
の原因となる等の問題が生じる。上記問題点を解
消する装置として、第5図に示すように、曲げ管
1を取り囲む高周波誘導子2を支点3を中心とし
て旋回するアーム4に保持させたもの、或いは、
第6図に示すように曲げ管1を旋回テーブル5上
に乗せ、一方高周波誘導子2を定位置で保持する
ようにしたものが提案されているが、これらは大
径、大アール曲げ管では設備が大がかりでスペー
スも広くなり、しかも直管部が処理できないとい
う問題が生じていた。 本発明はかかる従来技術の問題を解消せんとす
るもので、比較的簡単な構造の装置でしかも大き
いスペースを必要とせず、直管部付の大径、大ア
ール曲げ管を直管部、曲げ部とも均一に熱処理す
ることのできる曲げ管の熱処理装置を提供するこ
とを目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明の熱処理装置は、第1図、第2図に示す
ように、曲げ管1を倣いとして曲げ管1の長手方
向に移動可能なフレーム10に曲げ管1を環状に
局部的に加熱する高周波誘導子2を保持させ、且
つ、フレーム10にはフレーム10を曲げ管1に
沿つて走行させる駆動輪15を設け、この駆動輪
15が曲げ部を通過するさい、曲げ部のニユート
ラルゾーン(肉厚が直管部の肉厚に等しい部分)
外周面に接触して走行するようになしたものであ
る。 作 用 この構成により、駆動輪を一定の速度で駆動す
ると、フレーム10及びそれに保持された高周波
誘導子2が曲げ管1の長手方向に自走し、しかも
その際直管部で走行速度と曲げ部でのニユートラ
ルゾーンに対する走行速度とが一定であるので、
曲げ管1を均一に熱処理することができる。 実施例 以下、図面に示す本発明の実施例を詳細に説明
する。第1図、第2図に於いて、本発明になる熱
処理装置は、熱処理されるべき曲げ管1の周囲に
配置される高周波誘導子2とこの高周波誘導子2
を保持するフレーム10を有している。フレーム
10は曲げ管1の外周面にころがり接触する複数
のフリーローラ(以下倣いローラという)11,
12,13を有し、これらの倣いローラにより、
曲げ管1の長手方向に移動可能である。曲げ管の
曲げ外周部及び曲げ内周部に接触する倣いローラ
11,12の一方(本実施例では曲げ管の曲げ内
周側に位置する倣いローラ12)はばね14によ
り、曲げ管外周に押しつけられるとともに、後退
可能となつており、フレーム10が第3図に示す
曲げ管1の直管部1Aから曲げ部1Bへ、次いで
直管部1Aへと移動するさいに、支障を生じない
ようになしている。なお、本実施例では倣いロー
ラ11,12が曲げ管1の曲げ内周部及び曲げ外
周部に接触するよう設けられているが、倣いロー
ラの取付位置はこの位置に限定されず、適宜変更
可能である。 フレーム10は更に曲げ管1外周に接触する駆
動輪15を保持している。駆動輪15は支持ブロ
ツク16に取付られ、且つモータ17に連結され
ている。かくして、モータ17により駆動輪15
が回転し、駆動輪15は曲げ管1に対しフレーム
10を走行させる。ここで駆動輪15は曲げ管外
面に対して滑ることなく確実にころがり接触する
よう、摩擦係数の大きい材質で作られる。支持ブ
ロツク16はフレーム10に形成された円弧状の
溝18に摺動可能に係合し取付位置を調整可能と
している。なお、図中19はマツチングトランス
である。 次に、上記装置による熱処理動作を説明する。
一般に、金属管を曲げ加工した曲げ管1は、曲げ
部1Bの肉厚が円周方向に均一でなく、第4図に
示すように曲げ内周部Cで増肉し、曲げ外周部T
で減肉している。しかも、曲げ加工前の肉厚即ち
直管部1Aの肉厚と等しい肉厚の部分(以下ニユ
ートラルゾーンと言う)Nは曲げ中心位置Mより
曲げ外周側に移行している。通常、ニユートラル
ゾーンNの曲げ中心位置からの移行角度θは30度
程度である。 この曲げ管1の直管部1A端部に熱処理装置を
装着する。この際、支持ブロツク16の取付位置
を調節して、駆動輪15が曲げ部1Bを通過する
時ニユートラルゾーンNの外周面に接触するよう
に設定する。次に駆動輪15に連結されたモータ
17を起動し、定速度で回転させる。これによ
り、駆動輪15が定速で回転し、フレーム10及
びそれに保持された高周波誘導子2を曲げ管1に
沿つて移動させる。かくして、曲げ管1は高周波
誘導子2によつて環状に局部的に加熱され、該環
状の加熱部が曲げ管1の長手方向に移動し、曲げ
管1の全長が熱処理される。ここで、曲げ管1を
均一に熱処理するためには、全長に渡つて均一な
温度に加熱することが必要である。換言すれば、
高周波誘導子2が曲げ管1を一定速度で移動する
ことが必要である。本発明では一定速度で駆動さ
れる駆動輪15によつて高周波誘導子2を曲げ管
1に沿つて移動させ、しかも曲げ管1の曲げ部1
Bを通過するさいには駆動輪15がニユートラル
ゾーンNの外周面に接触するようになしているの
で、高周波誘導子が直管部及び曲げ部のニユート
ラルゾーンに対し一定速度で移動し、曲げ管1全
体を均一に熱処理することができる。 具体例 次に上記熱処理装置により、直管部付曲げ管の
熱処理を行つた際の加熱温度の測定結果を示す。 使用直管部付曲げ管は24″×20tで、曲げ外周部
の曲げ半径が3D(Dは管径)、両端の直管部長さ
が700mm、材質がAPI、5LX、X65である。この
曲げ管の曲げ部肉厚は、曲げ内周部Cが28mm、曲
げ外周部Tが17.6mmであり、ニユートラルゾーン
Nの移行角度θは30度であつた。この曲げ管の熱
処理時の温度分布は次表の通りであつた。なお、
比較のため、駆動輪15を曲げ管1の曲げ中心位
置Mに接触させるように設定した場合の温度分布
も示している。
【表】 この結果より明らかなように、本発明によれ
ば、曲げ管の直管部及び曲げ部をほぼ均一温度に
加熱することができる。 なお、以上の説明した実施例、具体例では高周
波誘導子2を曲げ管に沿つて移動させる際、該高
周波誘導子2を曲げ管外周に対して一定間隔に保
ち、かつ曲げ管軸線に直角に配置しているが、曲
げ管の肉厚変動が特に一様でない場合には、必要
に応じ高周波誘導子2の曲げ管に対する間隔や傾
斜角を微調整可能としておき、加熱温度を検出し
てこれらを微調整するようにしてもよい。これら
の微調整により、曲げ管の円周方向の加熱温度分
布を一層均一にすることができる。また、高周波
誘導子2への加熱電力も一定に保つ必要はなく、
加熱温度を検出して加熱電力を調整し、より均一
な温度分布を得るようにしてもよい。 発明の効果 以上のように、本発明は、高周波誘導子を熱処
理すべき曲げ管に倣つて走行するフレームに保持
させたものであるので、大きいスペースを必要と
せず且つ炉を必要とせず、直管部付の大径の曲げ
管をもその全長に渡つて容易に熱処理することが
できる。しかも、高周波誘導子の移動速度は、直
管部の移動速度と曲げ部のニユートラルゾーンに
対する移動速度とが同一となるので、曲げ管全長
に渡つて均一な熱処理が可能である。かくして、
本発明の装置によれば、大径の金属曲げ管をも熱
処理して、高強度、高靭性の直管部付曲げ管を作
ることが出来るという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の正面図、第2図は
同装置の側断面図、第3図は熱処理すべき曲げ管
の平面図、第4図は第3図の−矢視断面図、
第5図、第6図はそれぞれ従来装置の例を示す概
略平面図である。 1……曲げ管、1A……直管部、1B……曲げ
部、2……高周波誘導子、10……フレーム、1
1,12,13……倣いローラ、15……駆動
輪、16……支持ブロツク、17……モータ、N
……ニユートラルゾーン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 直管部と曲げ部を有する曲げ管の熱処理装置
    にして、前記曲げ管を環状に且つ局部的に加熱す
    る高周波誘導子と、該高周波誘導子を保持し、前
    記曲げ管を倣いとして該曲げ管の長手方向に移動
    可能なフレームと、該フレームに取付けられ、前
    記曲げ管外面に接触して前記フレームを走行させ
    る駆動輪とを有し、該駆動輪が前記曲げ管の曲げ
    部のニユートラルゾーン外周面に沿つて走行する
    ように前記フレームに対し位置決めされているこ
    とを特徴とする曲げ管の熱処理装置。
JP15560084A 1984-07-27 1984-07-27 曲げ管の熱処理装置 Granted JPS6137923A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15560084A JPS6137923A (ja) 1984-07-27 1984-07-27 曲げ管の熱処理装置

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JP15560084A JPS6137923A (ja) 1984-07-27 1984-07-27 曲げ管の熱処理装置

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JPS6137923A JPS6137923A (ja) 1986-02-22
JPH046768B2 true JPH046768B2 (ja) 1992-02-06

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ID=15609564

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JP15560084A Granted JPS6137923A (ja) 1984-07-27 1984-07-27 曲げ管の熱処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10401572B2 (en) 2010-07-30 2019-09-03 Corning Optical Communications, Llc Fiber optic connectors including ferrules with complementary mating geometry and related fiber optic connectors

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JPS6137923A (ja) 1986-02-22

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