JPH0467470B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、最近大手の都市ガス供給会社の管内
で普及しているマイクロコンピユータを用いたガ
ス遮断装置の内部のモードを外部から書き込みを
行なうガス遮断モード書き込み装置に関するもの
である。

従来の技術 以下図面を参照しながら、従来のガス遮断装置
の一例について説明する。

第４図は従来のガス遮断装置の構成図を示すも
のである。第４図において１はガス遮断装置、２
はガスメータ、３はガスメータ２に取り付けた流
量センサ、４はガス通路を遮断する遮断弁、５は
制御部、６は制御部５のモードを切替えるスイツ
チ群、７は遮断事由表示及び警報表示をLEDで
行なう表示部、８は外部より磁石でオンしてガス
通路を遮断するリードスイツチ入力部である。ガ
ス遮断装置１の働きは、ガスメータ２に矢印の如
く流れる流量を流量センサ３により制御部５に伝
え、制御部５で、異常流量パターンの有無を確認
して、もし異常があつた場合に遮断弁４を作動さ
せ、ガス通路を遮断し、表示部７のLEDを点灯
することにより遮断事由を外部に報知することで
ある。スイツチ群６は、ガス遮断装置１の制御部
５へ、ガスメータ２を流れるガス種メータ号数に
より設定値（判定値）を変更するための入力スイ
ツチと、各家庭の消費パターンに応じてある程度
の設定値を変更することのできる入力スイツチで
ある。前者の入力スイツチはプリント基板をメー
タに組み込む前にあらかじめ設定しておくスイツ
チである。後者の入力スイツチは各家庭にメータ
を取り付けてから変更をするスイツチである。第
５図はガスメータの上部に上記構成のプリント基
板を設置した図である。１７は裏ブタで、１８は
LED光を外部へ通すLED窓、２１はプリント基
板である。表示部のLEDはLED窓を介して外部
からチエツクできる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記構成によると、ガス種メー
タ号数を一回設定してメータ内に組み込んでか
ら、ガス転換を行なつた場合には、裏ブタをはず
してプリント基板を取り出して設定値を変更しな
ければならない。また、消費パターンに応じた設
定値の変更についても同様である。ガスメータの
設置場所は狭い場所等が多く、設定値の変更が困
難であり、誤設定の可能性がある等の問題を有し
ていた。

問題を解決するための手段 上記問題を解決するために、本発明は、外部か
らの信号を受信する受信部とこの受信部から入力
した情報の誤りを判定する判定手段と前記判定の
結果を外部へ送信する送信部と入力した情報を判
定結果に応じて記憶する記憶手段とガス遮断の制
御を行なう制御部とを備えたガス遮断装置と、前
記ガス遮断装置の受信部へ所定の内部モードを書
き込む情報を入力する送信部と、前記ガス遮断装
置の送信部の出力を受信する受信部と、前記送受
信を制御する制御部と、前記制御部への入力部と
受信結果を表示する表示部とを備えたガス遮断モ
ード書き込み装置である。

作 用 上記手段により前記ガス遮断装置の入力部に所
定の内部モードの書き込み情報を送信部より入力
し、その情報を判定手段でチエツクし、誤りがな
ければ記憶手段に記憶するとともにその内容をガ
ス遮断装置の送信部により、受信部に伝え、書き
込みが正常に行なえたことを表示部により表示
し、ガスメータの外部から内部モードの書きかえ
を行なうことができる。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図、第２図、第
３図を用いて説明する。

第１図において、第４図と同じ符号は従来例と
同一物を表わし、その詳細な説明を省略し、異な
る部分を中心に説明する。８′は従来のリードス
イツチ入力部を兼用した受信部、１０はその受信
した情報パターンに誤りがないかどうかをチエツ
クする判定手段、９は情報パターンに応じて記憶
をする記憶手段、７′は判定手段１０の結果を従
来例のLED表示部を兼用している送信部である。

１６は外部装置で、１１′はガス遮断装置１の
受信部８′（リードスイツチ入力部）へ電磁コイ
ルをオン・オフすることにより情報を伝える送信
部、１３′はガス遮断装置１の送信部７′（LED）
の点灯・点滅をホトトランジスタで受ける受信部
である。１２は送信部１１′、受信部１３′の制御
を行なう制御部である。１４はどの内部モードの
書き換えを行なうかを設定する入力部、１５は書
き換えが正常に行なえたかどうかを報知する表示
部である。第２図は情報の送受部を行なうリード
スイツチ８、LED７、ホトトランジスタ１３、
電磁コイル１１の位置関係を示す。１９はホトト
ランジスタ１３とコイル１１をおさめたユニツ
ト、２０はケーブル線である。第３図はガス遮断
装置１と外部装置１６の送受信のフオーマツト例
を示す。第１，２図においてガス転換や、消費パ
ターンによる設定値の変更を行なう場合ユニツト
をガスメータ２の上ケースの前面にあて、外部装
置１６の入力部１４でどの内部モードの書き換え
を行なうかをセツトすれば、電磁コイル１１を介
してリードスイツチ８に情報を与え、判定手段１
０は第３図に示すフオーマツトのエラーチエツク
コードをＴ時間の間に判定し、情報に誤りがない
かどうかを判定し、情報に応じてその結果を記憶
手段９に記憶するとともにその結果をLED７を
一定時間オンしてホトトランジスタ１３に伝え、
外部装置１６の表示部１５にその結果を表示して
報知する。このようにして内部モードの変換を行
なうとともに、書き換えが正常に行なえたかどう
かを知ることができる。

なお、ユニツト１９及び使用しているホーマツ
トを用いれば遠隔からの設定値を変更ができホー
ムオートメーシヨン等の接続が容易で拡張性があ
る。また、ユニツト１９としてガス遮断装置の
LED７、リードスイツチ８を兼用で使用するこ
とにより省エネにできる。

発明の効果 以上の本発明によれば次のような効果を期待で
きる。

(1) ガス転換時及び消費パターンによる設定値の
内部モードの変換をガス遮断装置の裏蓋等をあ
けることなく、実設置状態のまま、外部装置を
ガス遮断装置にあてることにより容易に行なう
ことができる。

(2) 書き換え時、ガス遮断装置側で情報の誤りを
判定して正しい場合のみ記録を行なうととも
に、その結果を報知するために、今まで機械的
スイツチを使用していた場合より、設定ミス等
がなく信頼性がよくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のガス遮断モード書
き込み装置のブロツク図、第２図は同装置の側面
図、第３図は同装置の送受信のフオーマツト図、
第４図は従来例のブロツク図、第５図は従来例の
側面図である。 １……ガス遮断装置、８′……受信部、１０…
…判定手段、９……記憶手段、７′……送信部、
５……制御部、１１′……送信部、１３′……受信
部、１２……制御部、１４……入力部、１５……
表示部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 外部からの信号を受信する受信部、この受信
   部から入力した情報の誤りを判定する判定手段、
   前記判定手段の結果を外部へ送信する送信部、入
   力した情報を判定結果に応じて記憶する記憶手
   段、ガス遮断の制御を行なう制御部からなるガス
   遮断装置と、前記ガス遮断装置の受信部へ所定の
   内部モードの書き込み情報を入力する送信部、前
   記ガス遮断装置の送信部の出力を受信する受信
   部、前記送受信を制御する制御部、前記制御部へ
   の入力部、受信結果を表示する表示部からなる外
   部装置とを備えたガス遮断モード書き込み装置。