JPH0467109A - バリフォーカルレンズ制御装置 - Google Patents

バリフォーカルレンズ制御装置

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JPH0467109A
JPH0467109A JP17975490A JP17975490A JPH0467109A JP H0467109 A JPH0467109 A JP H0467109A JP 17975490 A JP17975490 A JP 17975490A JP 17975490 A JP17975490 A JP 17975490A JP H0467109 A JPH0467109 A JP H0467109A
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JP
Japan
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focus
lens group
amount
focusing
focus correction
Prior art date
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JP17975490A
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English (en)
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Daisuke Hata
大介 畑
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、バリフォーカルレンズ制御装置に関し、より
詳細には、同一光軸上に配設された変倍レンズ群および
合焦レンズ群からなる変倍光学系の該合焦レンズ群を至
近距離から無限遠距離に至る被写体距離に対応する上記
光軸上の至近位置から無限遠位置までの間の合焦位置に
設定した後、上記変倍レンズ群により上記変倍光学系の
全系焦点距離を最短焦点距離と最長焦点距離との間の任
意の第1の焦点距離から第2の焦点距離へ更新させるこ
とに伴い、同一被写体に対して生ずる結像位置ずれを補
正し得るようにしたバリフォーカルレンズ制御装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
ズームレンズは、ズーミングの操作をしても結像位置ず
れ(いわゆるピント移動あるいはピントずれ)がないた
め、ズーミング操作毎にピント調整をする煩わしさがな
く操作性がよい反面、単焦点レンズに比べて開放絞りF
ナンバーが暗いため、例えば−限レフレックス式ファイ
ンダによるピント調整(合焦操作)にある程度の熟練が
必要とされる。
近年、カメラのAF化が進み、この問題を解決したこと
によってズームレンズ本来の機動力が発揮できるように
なり、操作者(ユーザ)は作画意図に沿って構図の決定
のみに注意を集中することができるようになり、頗る操
作性が向上した。
一般に、ズームレンズのフォーカシング(合焦操作)は
、変倍光学系の一部に配設されたフォーカシングレンズ
群の移動によって行われている。
そして、ズームレンズは、全ズーム域において同一被写
体距離に対してこのフォーカシングレンズ群の移動量が
ほぼ同一である(以下、このことをr等量移動」と呼ぶ
)という利点を有し、従って被写体距離目盛をフォーカ
シングレンズ群の移動部材(距離リング)に付設し、一
方、これと隣接して配設される固定リングに指標を付設
するだけでよく、ズーミングに応じて被写体距離目盛を
変化させる必要がないという利点がある。
しかしながら、上記変倍光学系のレンズ構成によっても
異なるが、インナーフォーカシング方式およびリアフォ
ーカシング方式のズームレンズでは、上述の等量移動が
実現するという条件の下で光学設計を行う場合、レンズ
構成が複雑化するという問題があり、さらに広角側にお
けるフォーカシングレンズ群の移動量(繰出量)が不必
要に大きくなるという問題があった。
そして、上述したようにズームレンズは、AF機能との
組合せによって操作性は向上したが、あくまでもズーム
レンズが持つ上記等量移動の条件から逃がれることがで
きないという問題が相変らず残されていた。
そこで、本出願人は、上述の諸問題を解決し得るバリフ
ォーカルレンズ制御装置に係る発明(以下「先願発明」
という)につき、先に特開昭63−182620号とし
て提案した。
すなわち、上記先願発明は、同一光軸上に配設された変
倍レンズ群および合焦レンズ群からなる変倍光学系の該
合焦レンズ群を至近距離から無限遠距離に至る被写体距
離に対応する上記光軸上の至近位置から無限遠位置まで
の間の合焦位置に設定した後、上記変倍レンズ群により
上記変倍光学系の全系焦点距離を最短焦点距離と最長焦
点距離との間の任意の第1の焦点距離から第2の焦点距
離へ更新させることに伴い同一被写体に対し結像位置ず
れを生ずるバリフォーカルレンズにおいて、上記全系焦
点距離を検出する焦点距離検出手段と、上記合焦レンズ
群の上記光軸上の位置を検出する合焦レンズ群位置検出
手段と、上記焦点距離検出手段の出力を受は当該焦点距
離における上記合焦レンズ群の上記無限遠位置から上記
至近位置までの繰呂し量を算出する最大繰出量演算手段
と、この最大繰出量演算手段と上記合焦レンズ群位置検
出手段の出力をそれぞれ受けてこれらの出力の比を算出
する比例定数演算手段と、この比例定数演算手段および
上記最大繰出量演算手段ならびに上記合焦レンズ群位置
検出手段の出力をそれぞれ受は上記全系焦点距離の更新
に伴って生じる上記合焦位置からの結像位置ずれ量を補
正量として算出する合焦補正演算手段と、上記合焦レン
ズ群を駆動する合焦駆動手段と、上記合焦レンズ群の移
動量に対応する信号を発生する移動量監視手段と、この
移動量監視手段および上記合焦補正演算手段と、上記変
倍レンズ群を駆動する変倍駆動手段と、別途設けられる
起動手段からの起動信号を受けて上記変倍駆動手段を制
御する変倍制御手段とからなり、上記変倍光学系の全系
焦点距離の更新に伴う結像位置ずれを自動的に補正する
ように構成されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のように構成された先願発明によれば、レンズ光学
系自体非常に簡素な構成で、小型、軽量且つ安価である
と共に、レンズ制御装置全体も同様に小型軽量で且つ安
価でありながら、変倍レンズ群に任意の第1の焦点距離
から第2の焦点距離へ移動させて全系の焦点距離を更新
させてもバリフォーカルレンズ特有の結像位置がれを補
正し、合焦状態を保持することができ、従って、使い勝
手において実質上ズームレンズと同等のものを得ること
ができる。
ところが、上記バリフォーカルレンズは、上記最短焦点
距離から最長焦点距離への上記全系焦点距離の変化に対
し、無限遠位置(oo位置)における合焦位置は変化せ
ず、至近位置における該合焦位置は無限遠位置から遠ざ
かるように変化するように構成した場合、例えば、変倍
レンズ群を長焦点側から短焦点側へ変倍動作をしながら
合焦レンズ群を合焦補正制御しようとする際、また逆に
短焦点側から長焦点側へ変倍動作をしながら合焦レンズ
群を合焦補正制御しようとする際に、第7図に示すバリ
フォーカルレンズの合焦補正制御線図の(b) 、  
(c、)に見られるような合焦補正追従遅れが生じると
いう問題が残されていた。
すなわち、変倍動作と合焦補正動作を同時的に行う場合
、理想的な合焦補正制御線図としては、曲線aに示す線
図であるが、上記先願発明に係るバリフォーカルレンズ
制御装置にあっては、この曲線aに比べ、テレ側(望遠
側焦点距離)からワイド側(広角側焦点距離)方向に変
倍したときの曲線b、および、ワイド側からテレ側に変
倍したときの曲線Cに見られるように、つまりあたかも
ヒステリシスループを描くような関係で、曲線aに対し
て合焦補正追従遅れが生じるという問題があった。
また、合焦補正制御を上述のような合焦補正追従遅れが
ない状態で適切に行うためには、合焦補正駆動中にも、
合焦補正演算して合焦補正制御時間を予め考慮して補正
しなければならないが、合焦補正制御時間は、第4図で
示すように、モータの駆動電圧や合焦補正量により大き
く変化する。
すなわち、合焦補正時にモータの駆動電圧を上げて、モ
ータスピードを上げれば、合焦補正制御精度が悪くなる
また、逆に合焦補正時のモータスピードを低下させれば
、合焦補正制御精度は良くなるものの、制御時間がかか
りすぎ実用的でなくなる。つまり、合焦補正制御時間の
設定については、苦慮しているのが実情であり、これま
でこれといった対策が採られる段階に至っていなかった
なお、従前の場合、合焦補正制御の遅れの原因としては
、合焦補正演算が変倍レンズ群の現在位置での合焦ずれ
を求めて合焦レンズ群を補正制御しているのに対して、
合焦補正制御中にも変倍レンズ群は駆動されて変倍され
ることにより合焦ずれが生じるためである。
そこで、本出願人は、上述の特開制63−182620
号公報に開示されたバリフォーカルレンズ制御装置をさ
らに改良することを試みた。即ち合焦レンズ群を一旦合
焦駆動した後、全系焦点距離を最短焦点距離から最長焦
点距離の間の任意の第1の焦点距離から第2の焦点距離
へ更新した場合におけるバリフォーカルレンズ特有の結
像位置ずれを自動的に補正し得、特に補正制御動作が行
われている間にも変倍レンズ群が駆動されることに伴う
合焦ずれを併せて補正して追従性の向上を図り、もって
操作性の向上を図り得るバリフォーカルレンズ制御装置
を特願平1−233529号として提案した。
すなわち、この改良発明は、上記合焦レンズ群を駆動す
る合焦駆動手段と、上記変倍レンズ群を駆動する変倍駆
動手段と、上記合焦レンズ群の上記光軸上の位置を検出
する合焦レンズ群位置検品手段と、上記変倍レンズ群の
当該焦点距離に対応する上記光軸上の位置を検出する変
倍レンズ群位置検出手段と、これら合焦レンズ群位置検
品手段および変倍レンズ群位置検出手段からそれぞれ出
力される合焦レンズ群位置情報および変倍レンズ群位置
情報を受けて、上記変倍レンズ群の変倍移動に伴って生
じる上記結像位置ずれを補正量として算出すると共に、
該補正量分を上記合焦レンズ群で合焦補正する合焦補正
時間を予測演算し、該合焦補正時間中における上記変倍
レンズ群の変倍移動量を考慮した合焦ずれ補正量を演算
し、上記補正量と上記合焦ずれ補正量とを合算した合焦
補正制御量を算出する合焦補正量演算手段と、上記合焦
補正制御量の情報を受け、上記合焦補正時間経過時点で
の焦点距離における合焦位置に上記合焦レンズ群を駆動
するように上記合焦駆動手段を制御する合焦補正制御手
段と、を具備し、上記変倍光学系の全系焦点距離の更新
に伴う結像位置ずれを上記変倍レンズ群の変倍移動を行
いつつ自動的に補正制御するように構成されている。
上記のように構成されたバリフォーカルレンズ制御装置
の合焦補正量演算手段は、合焦レンズ群位置検出手段お
よび変倍レンズ群位置検出手段からそれぞれ出力される
合焦レンズ群位置情報および変倍レンズ群位置情報を受
けて、上記変倍レンズ群の変倍移動に伴って生じる結像
位置ずれを補正量として算呂すると共に、該補正量分を
上記合焦レンズ群で合焦補正する合焦補正時間を予測演
算し、該合焦補正時間中における上記変倍レンズ群の変
倍移動量を考慮した合焦ずれ補正量を演算し、上記補正
量と上記合焦ずれ補正量とを合算した合焦補正制御量を
算出する。そして、この合焦補正量演算手段から合焦補
正制御量のデータを受けた合焦補正制御手段が、上記合
焦補正時間経過時点での焦点距離における合焦位置に合
焦レンズ群を駆動するように合焦駆動手段を制御する。
従って、従来みられたような変倍レンズ群の変倍移動に
伴う合焦レンズ群の合焦補正追従遅れという現象からく
る合焦ずれが防止されると共に、変倍レンズ群の変倍中
であっても、理想的なバリフォーカル制御がなし得るこ
とになる。
また、合焦レンズ群の合焦補正の際の追従性が著しく向
上することにより、無駄な動作を回避することができる
と共に、駆動エネルギーの節約にもなり、総じて操作性
が向上する。
しかしながら、上述のように構成された特願平1−23
3529号公報のフォーカルレンズ制御装置の場合、変
倍光学系の全系焦点距離の更新に伴う結像位置ずれを変
倍レンズ群の変倍移動を行いつつ自動的に補正制御して
、いわゆる追従遅れを予測して合焦補正量を決定してい
るが、−旦合焦レンズ群の合焦補正駆動を開始してしま
うと、その合焦補正駆動動作が完了してしまうまで、合
焦補正量の更新がされず、従って、滑らかな合焦補正が
できないという問題があった。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、合焦補正の追従遅れを可及的に小さ
くでき、しかも滑らかな合焦補正駆動ができるバリフォ
ーカルレンズ制御装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記の目的を達成するために、同一光軸上に
配設された変倍レンズ群および合焦レンズ群からなる変
倍光学系の該合焦レンズ群を至近距離から無限遠距離に
至る被写体距離に対応する上記光軸上の至近位置から無
限遠位置までの間の合焦位置に設定した後、上記変倍レ
ンズ群により上記変倍光学系の全系焦点距離を最短焦点
距離と最長焦点距離との間の任意の第1の焦点距離から
第2の焦点距離へ更新させることに伴い同一被写体に対
し結像位置ずれを生ずるバリフォーカルレンズにおいて
、上記合焦レンズ群を駆動する合焦駆動手段と、上記変
倍レンズ群を駆動する変倍駆動手段と、上記合焦レンズ
群の上記光軸上の位置を検出する合焦レンズ群位置検出
手段と、上記変倍レンズ群の当該焦点距離に対応する上
記光軸上の位置を検出する変倍レンズ群位置検出手段と
、上記合焦レンズ群位置検出手段および変倍レンズ群位
置検出手段からそれぞれ出力される合焦レンズ群位置情
報と変倍レンズ群位置情報を受けて上記変倍レンズ群の
変倍移動に伴なって生じる上記結像位置ずれを補正量と
して算出すると共に、該補正量分を上記合焦レンズ群で
合焦補正する合焦補正時間を予測演算し該合焦補正時間
中における上記変倍レンズ群の変倍移動量を考慮した合
焦ずれ補正量を演算し、上記補正量と上記合焦ずれ補正
量とを合算した合焦補正制御量を算出し、かっ上記合焦
駆手段により上記合焦レンズ群の合焦補正駆動中も上記
合焦補正制御量の演算を行う合焦補正演算手段と、上記
合焦補正制御量の情報を受け、上記合焦補正制御量の演
算の終了した後にで前回に演算された合焦補正制御量に
基づく上記合焦駆動手段による上記合焦レンズ群の合焦
補正が終っていなくても最近の合焦補正制御量により上
記合焦駆動手段を制御する駆動制御手段と、上記合焦駆
動手段による上記前回の合焦補正制御量の残量よりも最
新の演算された合焦補正制御量の方が大きい場合には上
記合焦駆動手段の駆動速度を上げかつ上記前回の合焦補
正制御量の残量の方が最新の演算された合焦補正制御量
よりも大きい場合には上記合焦駆動手段の駆動速度を下
げるように制御するフォーカシング制御手段と、を具備
し、上記変倍光学系の全系焦点距離の更新に伴う結像位
置ずれの合焦補正駆動中も合焦補正量の演算を行い、か
つ合焦補正制御量に見合うようにフォーカスモータスピ
ードを制御するように構成したことを特徴としたもので
ある。
〔作 用〕
上記のように構成されたバリフォーカルレンズの合焦補
正制御装置の合焦補正量演算手段は、合焦レンズ群位置
検出手段および変倍レンズ群位置検出手段からそれぞれ
8カされる合焦レンズ群位置情報および変倍レンズ群位
置情報を受けて上記変倍レンズ群の変倍移動に伴って生
じる結像位置ずれを補正量として算出すると共に、該補
正量分を上記合焦レンズ群で合焦補正する合焦補正時間
を予測演算し、該合焦補正時間中における上記変倍レン
ズ群の変倍移動量を考慮した合焦ずれ量を演算し、上記
補正量と上記合焦ずれ量とを合算した合焦補正制御量を
算出し、さらに、上記合焦駆動手段により上記合焦レン
ズ群の合焦補正駆動中も上記合焦補正制御量を算出する
。この合焦補正演算手段から合焦補正制御量のデータを
受けた合焦補正制御手段が上記合焦補正時間経過後に現
時点での焦点距離における合焦位置に合焦レンズ群を駆
動すると共に、合焦レンズ群の合焦補正が終っていなく
ても、最新の合焦補正制御量により、合焦駆動手段を制
御する。
この合焦駆動手段により駆動される合焦レンズ群の前回
の合焦補正制御量の残量よりも最新の演算された合焦補
正制御量の方が大きい場合には、フォーカシング制御手
段により合焦駆動手段の駆動速度を上げ、逆に前回の合
焦補正制御量の残量の方が最新の演算された合焦補正制
御量よりも大きい場合には、フォーカシング制御手段に
より合焦駆動手段の駆動速度を下げるように作用する。
従って、合焦レンズ群の合焦補正駆動中であっても、合
焦補正演算が行われ、合焦補正制御量に見合うフォーカ
スモータのスピードが修正されることになり、合焦補正
の遅れが可及的に少なくなり、しかも滑らかに合焦レン
ズ群の駆動制御を行うことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて具体的に説
明する。
第1図は、本願発明に係るバリフォーカルレンズ制御装
置の一実施例の全体構成を示すブロック図である。
第1図において、1は変倍光学系の光軸、2はこの光軸
1に沿って移動可能に該光軸1上に配設されて上記変倍
光学系を構成するバリフォーカルレンズとしての変倍レ
ンズ群で、2a 、 2b 。
2c 、2d 、2eは、それぞれ単独または複数のレ
ンズからなる第1群レンズ、第2群レンズ、第3群レン
ズ、第4群レンズおよび第5群レンズである。この第1
群、第2群レンズ2a 、2bを含み、第3群レンズ2
0〜第5群レンズ2eをもって変倍レンズ群2を構成し
、第1群レンズ2aおよび第2群レンズ2bをもって、
合焦レンズ群3を構成する。Fはフィルム面である。
4は該全系焦点距離が最長焦点距離としての望遠側焦点
距離(以下単に「テレ側」と略記する)から最短焦点距
離としての広角側焦点距離(以下単に「ワイド側」と略
記する)までの間の任意の焦点距離に設定するために変
倍レンズ群2を駆動する変倍駆動手段としての変倍モー
タMzおよび図示しない機構部から成る変倍駆動部であ
る。
5は無限遠から至近に至る被写体距離に対応する光軸1
上の無限遠位置(oo位置)から至近位置までの間の合
焦位置に第1群レンズ2aおよび第2群レンズ2bを駆
動する(詳細には、第1群レンズ2aと第2群レンズ2
bの間隔を一定に保持した状態で光軸方向に移動せしめ
る)合焦駆動手段としてのフォーカスモータMFおよび
図示しない機構部からなるフォーカス駆動部である。
6および7はそれぞれ合焦レンズ群3、つまり上記第1
群レンズ2aおよび第2群レンズ2bと共に該フォーカ
ス駆動部5に駆動されるフォーカスカウンタおよび合焦
レンズ群位置検出手段としての合焦レンズ群位置検出器
(以下rFPMJと略記する)であり、このうち、フォ
ーカスカウンタ6は、スリット円板6aが回転駆動され
ることによってフォトインタラプタ6bからその回転数
に比例したパルスを発生し、合焦レンズ群3の光軸1上
の移動量を検出するものであり、またFPM7は、合焦
レンズ群3の光軸上の位置に比例した電圧を、合焦レン
ズ群位置情報であるフォーカス位置情報Sxとして出力
するものである。
8は変倍レンズ群2と共に変倍駆動部4に駆動されて上
記全系焦点距離に比例した電圧を、変倍レンズ群位置情
報である焦点距離情報Zpとして出力する変倍レンズ群
位置検出手段としての変倍レンズ群位置検出器C以下r
ZPMJと略記する)である。
9は上記焦点距離情報Zρを受けてこれをA/D変換し
た上で、この焦点距離情報Zpにおけるφ位置から至近
位置までの焦点距離情報の移動量(すなわち繰出量)F
pxを演算する最大繰出量演算部、10はこの最大繰出
量演算部9の出力FpxとFPM7のフォーカス位置情
報としての出力Sxとを受けて該出力Sx をA/D変
換した上でこれらの比を演算し、比例定数Cfpを出力
する比例定数演算部である。
11は上記3つの出力Fpx、 Cfp、 SXを受け
て変倍レンズ群2の変倍移動に伴って生じる結像位置ず
れを補正(合焦)させるための補正量(駆動量)Dfp
を演算する合焦補正演算部である。
この合焦補正演算部11は、さらに、上記合焦補正量D
fp分を合焦レンズ群3で合焦補正する合焦補正時間を
、実験的、経験的に予測演算し、該合焦補正時間中にお
ける変倍レンズ群2の変倍移動量を考慮した合焦レンズ
群3の合焦ずれ補正量を演算し、上記補正量Dfpと合
焦ずれ補正量とを合算した合焦補正制御量Dfp’  
(第2図参照)を算出し、この第2図に示すように、後
述する合焦補正ラインに合焦レンズ群3を移動補正する
ための合焦補正演算部も含まれている。
さらに、この合焦補正演算部11は1合焦レンズ群3が
フォーカス駆動部5により駆動されて合焦補正駆動中で
も1時々刻々の合焦補正演算を行っている。
なお、この合焦補正演算部11については、第2図を用
いて後述する。
12は、フォーカスカウンタ6の出力Dfc、上記合焦
補正演算部11の第2図に示す合焦補正制御量Dfp’
 に対応する出力Dfcdを受けて、フォーカス駆動部
5を制御する。
また、フォーカシング制御部12は、合焦補正演算部1
1による合焦補正演算が終了した後(この例では直後に
)前回に演算した合焦補正制御量に基づくフォーカス駆
動部5の合焦レンズ群3の合焦補正量が残っていても、
合焦補正演算部11で演算された最新(今回)の合焦補
正駆動量に基づく駆動制御部12aの出力Dfcdによ
り、フォーカス駆動部5に対して合焦レンズ群3の駆動
制御を行う。
換言すれば、フォーカス駆動部5による合焦レンズ群3
の合焦補正量の残量があっても、変倍レンズ群2の焦点
距離が変化して新しい合焦補正量が演算されたときには
、この新しい合焦補正量によりフォーカス駆動部5に対
して合焦レンズ群3に合焦補正を行わせるものである。
この場合、前回に演算された合焦補正制御量の残量に対
し、今回演算された合焦補正制御量の方が大きい時には
、フォーカシング制御部12は、フォーカス駆動部5の
駆動速度を上げる(例えばフォーカスモータMFの回転
速度を上げる)ようにしている。
逆に、前回に演算された合焦補正制御量の残量に対し、
今回演算された合焦補正制御量の残量が小さい時には、
フォーカシング制御部12は、フォーカス駆動部5の駆
動速度を下げるように制御するようになっている。
上記駆動制御部12aは、後述するワイド信号(WSW
)、テレ信号(TSW)、第1図では図示しない、合焦
補正制御量(Dfp’ )を受け、その駆動方向によっ
て禁止信号(H)(図示せず)を出力する合焦駆動禁止
手段としての駆動制御部である。
13は外部操作可能な押ボタンスイッチからなる操作ス
イッチで、図示省略の切換スイッチにより、変倍スイッ
チとしての機能と、フォーカシングスイッチの機能に選
択的に切換えられるようになっている。この操作スイッ
チ13のうち、13aは倍率アップ接点(以下単に「ア
ップ接点」という)、13bは倍率ダウン接点(以下、
単に「ダウン接点」という)である。合焦動作時には、
操作スイッチ13がアップ接点13a側にあるならばア
ップ接点13aから出力されるテレ信号(T S W)
は至近側への移動を示し、ダウン接点13b側にあると
きはダウンスイッチ13bより出力されるワイド信号(
WSW)はψ側への移動を示す。
16は駆動制御部12aからの起動信号STRと逆起電
圧検出部16aからのモータ速度信号2mvを受けて変
倍駆動部4を制御する変倍制御部であり5逆起電圧検出
部16aは、変倍モータMzを変倍制御部16が駆動し
たとき、変倍モータM2に発生する逆起電圧を検出し、
これをモータ速度信号(Zmν)として出力する逆起電
圧検出部である。
17は比例定数演算部10から比例定数(Cfp)を受
けて撮影距離に対応する表示信号(Dot)を出力する
撮影距離演算手段としての撮影距離演算部であり、図示
省略の測距センサから距離情報を得て撮影距離も演算す
る。
18は上記表示信号(Dot)を受ける表示部、18a
は12個の表示ドツトよりなる指標部。
18bおよび18cは該指標部18aに対応し、それぞ
れ単位を「メートル」および「フィート」とする数値部
である。尚、各部の入呂カ関係は、主要信号のみを示す
第2図は、第1図に示したバリフォーカルレンズの特性
を示すグラフで、設定すべき全系焦点距離fと合焦レン
ズ群3(第1群レンズ2aおよび第2群レンズ2b)の
被写体距離りに対応した繰出量(移動量)を代表的な各
被写体路1tDごとに示し、縦軸に全系焦点距離fの変
化を、横軸には無限遠に対する合焦位置を基準として合
焦レンズ群3の繰呂量を示している。この例においては
、テレ位置とはf=135mであり、ワイド位置とはf
=35mnである。
第2図において、19〜24は合焦曲線で、後記(1)
式において左辺の被写体距離りをそれぞれω、6.0m
 、3.0m 、2.0m   1.5m1.2m と
置いたときの焦点距離情報Zpの変化に対する合焦レン
ズ群3の無限遠位置がら合焦位置までの繰出量の変化を
示している。すなわち、被写体距離りは、c o = 
 c z −C□をそれぞれ設計時に定められる設定定
数とすれば、焦点距離情報ZPとフォーカス位置情報S
xとから次の演算式を用いて求めることができる。
[)= (co  −ZP +C1)−sx +c、 
 (1)従って、第2図示の合焦曲線24は、最大繰出
量となる至近の合焦曲線で、特にこの至近の合焦曲線2
4をFpxとする。
このように構成された本実施例の動作を説明する。
まず、変倍動作および合焦補正動作を説明する。
ここで、第1図は、切換スイッチにより合焦モードが選
択された合焦動作状態であり、操作スイッチ13は中立
であるとする。駆動制御部12aは合焦動作であると判
断する。この駆動制御部12aは、テレ信号(T S 
W)およびワイド信号(WSW)をチエツクし、今の場
合、操作スイッチ13が中立で、いずれの信号も出力さ
れていないので禁止信号(H)を出力し、これを受けた
フォーカス制御部12はフォーカスモータMFに電磁ブ
レーキをかける。
さて、操作スイッチ13がアップ接点13a側に閉成さ
れたとすると、駆動制御部12aはテレ信号(TSW)
を検出する。
さて、仮に合焦レンズ群3が例えば、合焦曲線の19お
よび24上またはその近傍の制限帯内ではない位置にあ
ったとすると、駆動制御部12aは、禁止信号(H)の
出力を停止し、補正駆動信号(Dfcd)  を出力す
る〔ただし、この場合の補正駆動信号(Dfed)は、
単に駆動方向と停止を制御する〕。これを受けてフォー
カス制御部12は、至近の方向に合焦レンズ群3を駆動
し、操作スイッチ13が中立の位置とされると、駆動を
停止する。
一方、操作スイッチ13がダウン接点13b側に閉成さ
れた場合は、駆動方向が異なるだけで考え方は同じであ
るので、その動作の説明は省略する。
次に、変倍動作について説明する。とりあえず操作スイ
ッチ13は中立とする。
先ず、上述のように駆動制御部12aがワイド信号(W
SW)およびテレ信号(TSW)をチエツクする。操作
スイッチ13は、中立であるから変倍制御部16が変倍
モータMzに電磁ブレーキをかける。
ここで、操作スイッチ13がアップ接点13a側に閉成
されたとすると、駆動制御部12aは、テレ信号(TS
W)の入力によってテレ方向、すなわち倍率アップの方
向であると判断する。この駆動制御部12aからの起動
信号(STR)を受けて変倍制御部16がテレ方向に変
倍レンズ群2を駆動する。
次に、最大繰出量演算部9および比例定数演算部10の
出力FpxおよびCfpを受けた合焦補正演算部11が
補正量(Dfp)を演算すると共に、後述する合焦ずれ
補正量を加算した合焦補正制御量Dfp’ を駆動制御
部12aに出力する。これを受けて駆動制御部12aが
、補正駆動信号(Dfcd)を出力する。上記(Dfc
d)  を受けてフォーカス制御部12が合焦レンズ群
3を、補正駆動信号(Dfcd)  に対応する量だけ
、即ち、変倍動作によって生じたピントずれを補正する
ように駆動する。尚、操作スイッチ13がダウン接点1
3b側に閉成された場合も、考え方は同じなので、その
動作説明は省略する。
次に、AF動作を説明する0図示省略の測距センサから
測距情報を受けて撮影距離検出部 17が被写体距離を
演算し、その距離に対応する測距データ (AF)を合
焦補正演算部11aに出力する。これを合焦補正演算部
11aが受けて、合焦位置までの合焦レンズ群3の駆動
量(デフォーカス量)を算呂し、さらに、最大繰出量演
算部9および比例定数演算部10からの出力を受けて、
制限駆動量を算出する。駆動制御部12aは、図示省略
のレンズ群位置検出手段により合焦レンズ群3が仮にψ
側制限帯内に位置していたと判断すると、合焦補正演算
部11aからの合焦補正制御量DfP’の方向成分をチ
エツクし、ω方向であれば、フォーカシング制御部12
に禁止信号(H)(図示せず)を出力し、合焦動作を禁
止する。上記方向成分が至近側である場合は、上記合焦
補正制御量Dfp’と制限駆動量を比較し、Dmax 
)Dfpであれば上記合焦補正制御量DfP’に対応し
た合焦動作を実行し、D wax≦DfP′の場合は、
強制的に制限駆動量Dmaxを出力する。
第3図は、本実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートであり、第4図は1合焦補正制御時間と合焦補正量
との関係を、モータの駆動電圧をパラメータとして示す
特性図である。
ここで、第2図、第3図および第4図を参照して、第1
図に示す実施例の合焦補正演算部11の合焦補正量演算
の動作を詳しく説明する6なお、説明を簡略化するため
に、初期の段階では、変倍レンズ群2はワイド端にあり
、合焦レンズ群は2.0 mの被写体距離に合焦した位
置にあるものと仮定して説明を進める。
第3図に示すフローチャートの「合焦レンズ群位置検出
(Sx )Jでは、FPM7によりフォーカス位置情報
Sx、を検出し、次いで「変倍レンズ群位置検出(ZP
)Jでは、ZPM8により焦点距離情報ZP4を検出す
る。「最大繰出量演算(F px)Jでは、上記のよう
にして検出された焦点距離情報ZPxをもとに、最大繰
出量演算部9は、次の(2)式により最大繰出量F p
x、を求める。
FPXz= [cz/(cx十zpx)) +cz  
””’−(2)この最大繰出量F pxlのデータをも
とに比例定数演算部10は、次の(3)式により比例定
数Cfpを算出し、合焦補正演算部1.1aに情報を送
る。
Cfp=(Sxx/fpx、) ・C,−・・・   
 (3)尚、上記(2)、(3)式の中C工、C2,C
□。
C4は、それぞれ設計時に定められる設定定数である。
ここで、図示省略の切換スイッチで、操作スイッチ13
を変倍動作用に切換えた状態で操作スイッチ13がアッ
プ接点13a側に接続されるように操作されたとすると
、上述したように駆動制御部12aから倍率アップ方向
の起動信号STRが出力され変倍制御部16により変倍
モータMzが駆動されて変倍レンズ群2はテレ側に移動
する。
全系焦点距離fが例えばZP2の時点で合焦補正演算が
行われるものとすると、ZPM8は新たな焦点距#(5
0m)情報ZPzを検出し、これに基づいて、最大繰出
量演算部9では、上記(1)式によりZP2における最
大繰出量 FPX2= (C2/ CCL十ZP2)〕十C2を求
める。
次に、フローチャートの「合焦補正演算(DfP)」に
おいて、合焦補正演算部11では、上記最大繰出量F 
px2 と上記比例定数Cfpとを入力情報として受け
て、次の(4)式により補正量Dfpを演算する。
Dfp−(Cfp/C,)   *  FPX2   
 Sx□  −・−−−(4)次の「合焦補正許可?」
では、上記制限帯にあるか否か、等の情報により合焦補
正制御を実行するか否かを決定する。この「合焦補正許
可?」をYESに分岐したとすると、「合焦補正制御時
間での変倍移動量演算(Dzp)Jにおいて、(4)式
により求めた補正量Dfpを合焦補正制御する時間を予
測演算し、この時間に変倍レンズ群2が移動する変倍移
動量Dzpをモータ駆動電圧あるいはモータ回転速度等
を考慮して求める。
「変倍レンズ群位装置をZP士Dzpとして最大繰出量
演算(Fpx’ ) Jにてこの変倍移動量Dzpの移
動に伴う新たな焦点距離情報ZP3(ZP2十DZP)
をもとにその焦点距離における最大繰出量Fpx’を上
記(2)式により算出する。
「合焦補正演算」にて、合焦補正演算部11は。
上記焦点距離位置(Z Pz 十D zp)での合焦補
正制御量D fPa を、次の(5)式により演算して
求める。
DfP)=  (Cfp/C,)   HFpx’  
−3xx・−・・(5)ここで得られた合焦補正制御量
D fp、の制御時間は、第4図に示した特性図や合焦
補正量に起因して大きく変化するので、これを考慮して
次の(5)式中の定数C9を変化させて対応する。
Dfp’ =Dfp、XC5・・・・・       
(6)つまり、合焦補正演算部11にて合焦補正制御量
Dfp’ を求め、これに相当する分だけ、駆動制御部
12a、フォーカス制御部12とフォーカスモータM、
により合焦補正制御を行うことにより、第2図に示す合
焦曲線22上の点DFCに合焦レンズ群3を正確に位置
づけることができるのである。
第5図のフローチャートに沿って、上述のような合焦補
正駆動中に、本実施例の要部である合焦補正演算を行う
場合の動作について説明する。フローチャートの「合焦
レンズ群位置検出(Sx ) Jでは、FPM7から合
焦レンズ群3の光軸1上の位置に比例したフォーカス位
置情報Sxを検出し、合焦補正演算部11および比例定
数演算部10に入力する。
次いで、フローチャートの「変倍レンズ群位置検出(Z
p )Jでは、ZPM8により、変倍レンズ群2の位置
を検出し、焦点距離情報Zpとしては最大繰出量演算部
9に8力し、フローチャートの「最大繰出量演算(Fp
x) Jで、最大繰出量演算部9は、上述の(1)式に
基づき、最大繰出量Fpxを求め、合焦補正演算部11
および比例定数演算部10に8力する。
次に、フローチャートの「合焦補正演算(Dfp’)J
で、まず、比例定数演算部10により、最大繰出量FP
Xとフォーカス位置情報Sxとから上記(3)式により
比例定数Cfpを求め、この比例定数Cfpと最大繰出
量Fpxとを合焦補正演算部11に入力する。
これにより、合焦補正演算部11は、これらの入力によ
り、上記(4)式に基づき合焦補正演算を行い、合焦補
正量DfPを算出し、さらに上記(6)式に基づき、合
焦補正制御量Dfp’を演算して、駆動制御部ユ2aに
8力し、次の条件分岐「合焦補正許可?」で、上述のよ
うにして算出した合焦補正制御量DfP’に基づくフォ
ーカス駆動部5による合焦レンズ群3の合焦補正の実行
を許可するか、否かを駆動制御部12aで判断する。
つまり、第3図のフローチャートにおける「合焦補正許
可?」と同様な処理を行う。
この判断の結果、許可をしないと判断した場合には、フ
ローチャートのNo側に抜け、フローチャートの「合焦
補正駆動中?」において、駆動制御部12aは、前回求
めた合焦補正量Dfp’によるフォーカス駆動部5での
合焦補正駆動中か否かを判断する。
この判断の結果、合焦補正駆動中でなければ、フローチ
ャートのNo側に抜けて、フローチャートの「合焦レン
ズ群位置検出(Sx )Jに戻り、また、合焦補正駆動
中であれば、フローチャートのYES側からフローチャ
ートのr合焦補正駆動をやめる」に入り、前回求めた合
焦補正量によるフォーカス駆動部5の駆動を停止させる
ために、駆動制御部12aからフォーカシング制御部1
2に禁止信号を8力する。
これにより、フォーカシング制御部12は、フォーカス
モータMFの給電を断つか、あるいは電磁ブレーキによ
り、ブレーキをかけて、このフォーカスモータMFの駆
動を停止し、処理は再びフローチャートのr合焦レンズ
群位置検出部(Sx)」に戻る。
また、上記「合焦補正許可?」の分岐条件において、今
回求めた合焦補正量による合焦レンズ群3の合焦補正を
行うことが許可された場合には、フローチャートのYE
S側に抜けて、次のフローチャートの条件分岐「合焦補
正駆動中?」に入る。
この「合焦補正駆動中?」での駆動制御部12aは、前
回求めた合焦補正量によるフォーカス駆動部5による合
焦レンズ群3の合焦駆動中か否かの判断を行い、合焦駆
動中でないと判断すると、フローチャートのNo側から
フローチャートの「今回求めた合焦補正量により合焦補
正駆動する」の処理に入る。
これにより、今回の合焦補正制御量Dfp’の演算が終
了すると、前回求めた合焦補正制御量による合焦レンズ
群3の駆動が完了していると判断して、駆動制御部12
aは、今回求めた合焦補正量Dfp’に基づく、出力D
fcdをフォーカシング制御部12に出力し、フォーカ
シング制御部12はフォーカスモータMFを駆動し、今
回求めた合焦補正制御量に基づいて、合焦レンズ群3を
駆動して、合焦補正を行う。
また、上記条件分岐「合焦補正駆動中?」において、駆
動制御部12aは、フォーカス駆動部5により合焦レン
ズ群3が前回求めた合焦補正量による駆動中と判断する
と、YESに分岐し、フローチャートの「前回セットし
た合焦補正量の残量を検出し、それよりも今回セットす
るものの方が大きい時速度を上げ、小さい時速度を下げ
て合焦補正駆動する」の処理に入る。
この処理ステップでは、FPM7から出力される現在の
フォーカス情報Sxに基づき、前回算出した合焦補正量
の残量を検出し、その残量と今回算出した合焦補正量と
の大小の比較を行う。
この比較の結果、前回算出した合焦補正制御量の残量よ
りも今回算出した合焦補正制御量の方が大きいと判断す
ると、駆動制御部12aは、フォーカシング制御部工2
に対して、フォーカスモータMFの回転速度を速めるよ
うに制御する。
この制御に基づき、フォーカシング制御部12は、フォ
ーカスモータMFの回転速度を大きくする。
第6図は、合焦補正制御量(フォトインタラプタ6bの
出力パルス数)対フォーカスモータスピードの関係を示
す特性図である。
第6図において、A点は、前回算出した合焦補正制御量
の残量と現在のフォーカススピードの関係を示し、B点
は前回算出した合焦補正量の残量よりも今回算出した合
焦補正量の方が大きい場合であり、したがって、この場
合は、上述したごとく、フォーカシング制御部12によ
り、フォーカスモータMFのスピードを上げて合焦補正
駆動をする。
また、上記とは逆に、前回算出した合焦補正制御量の残
量よりも今回算出した合焦補正制御量の方が小さいとき
には、第6図の0点に示すように、現在のフォーカスモ
ータMFのスピードを下げて合焦補正駆動をする。
尚、フォーカスモータMFのストップ精度は、その回転
速度が遅いほどよいが、回転速度が遅いと、多くの合焦
補正時間を要する。このため、第6図に示すようにして
、目標合焦点前で減速して行き、精度と高速を両立して
いる。
従って、上記実施例のように構成すれば、第7図に示し
た合焦補正制御線図中の曲線aのような合焦ずれのない
理想的な合焦制御を行うことができ、延いては無駄な動
作が排除され、迅速な変倍動作を行わせることができる
加えて、合焦補正駆動中であっても、合焦補正演算が行
われ、前回の合焦補正制御量の残量に見合った合焦補正
スピードで合焦補正が行われるから、合焦補正の遅れを
可及的に小さくでき、しかも滑らかな合焦レンズ群3の
駆動制御が可能となる。
尚、本発明は、上述の実施例に限定されることなく、そ
の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施が可
能である。
例えば、合焦補正制御動作中の変倍レンズ群2の変倍移
動量の演算に際しては、変倍レンズ群2自体の移動速度
あるいは、変倍モータMzの回転速度を検出して、その
検出結果を演算に加味することが望ましいが、変倍レン
ズ群2の移動速度を一定(常数)とみなすようにしても
よい。
また、合焦補正演算部11の出力(DfP’ )を駆動
制御部12aが一旦受けて、これを補正駆動量(Dfc
d)として出力すると説明したが、フォーカシング制御
部12が直接受けるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明によれば、従来みられたよ
うな合焦補正制御動作中の変倍レンズ群の変倍移動に伴
う合焦レンズ群の合焦補正追従遅れという現象からくる
合焦ずれが防止されるとともに合焦レンズ群の合焦補正
の際の追従性が著しく向上することにより、無駄な動作
を回避することができるので迅速なレンズ駆動ができる
とともに駆動エネルギーの節約を図ることができ、しか
も1合焦補正駆動中も合焦補正演算が行われ、かつ前回
算出された合焦補正制御量の残量と今回算出された合焦
補正制御量との大小関係に応じて合焦補正速度を可変す
るように構成したから合焦補正駆動が滑らかに行え、総
じて操作性を向上させ得るバリフォーカルレンズ制御装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るバリフォーカルレンズ制御装置
の一実施例の全体構成を示すブロック図、第2図は、第
1図に示した実施例において、設定すべき全系焦点距離
fと被写体距離りに対応したフォーカスレンズ群の繰出
量Sxとの関係を各被写体距離毎に示すとともに合焦補
正制御動作を説明するための線図、第3図は、本実施例
の動作を説明するためのフローチャート図、第4図は、
モータ駆動電圧をパラメータとして合焦補正量と合焦補
正制御との関係を示す特性図、第5図は、本実施例の合
焦補正駆動中の合焦補正演算に関する合焦補正処理ルー
チンのフローチャート図、第6図は、第3図の実施例の
合焦補正量とフォーカスモータスピードの関係を示す特
性図、第7図は、従来のバリフォーカルレンズの合焦補
正制御の状態説明するための線図である。 1・・・・・・光軸、 2・・・・・・変倍レンズ群、 2a〜2e・・・・・・第ルンズ群〜第5レンズ群、3
・・・・・・合焦レンズ群、 4・・・・・・変倍駆動部、 5・・・・・・フォーカス駆動部、 6・・・・・・フォーカスカウンタ、 7・・・・・・合焦レンズ群位置検出器(FPM)、8
・・・・・・変倍レンズ群位置検出器(ZPM)、9・
・・・・・最大繰出量演算部、 10・・・・・・比例定数演算部、 11・・・・・・合焦補正演算部、 12・・・・・・フォーカシング制御部、12a・・・
・・・駆動制御部、 13・・・・・・操作スイッチ、 16・・・・・・変倍制御部、 16a・・・・・・逆起電圧検出部、 17・・・・・・撮影距離検出部、 18・・・・・・表示部、 19〜24・・・・・・合焦曲線。 1ト 第 図 合焦補正制御時間 第 図 第 図 ()第1へイノタラフタのパルス数) 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)同一光軸上に配設された変倍レンズ群および合焦
    レンズ群からなる変倍光学系の該合焦レンズ群を至近距
    離から無限遠距離に至る被写体距離に対応する上記光軸
    上の至近位置から無限遠位置までの間の合焦位置に設定
    した後、上記変倍レンズ群により上記変倍光学系の全系
    焦点距離を最短焦点距離と最長焦点距離との間の任意の
    第1の焦点距離から第2の焦点距離へ更新させることに
    伴い同一被写体に対し結像位置ずれを生ずるバリフォー
    カルレンズにおいて、上記合焦レンズ群を駆動する合焦
    駆動手段と、上記変倍レンズ群を駆動する変倍駆動手段
    と、上記合焦レンズ群の上記光軸上の位置を検出する合
    焦レンズ群位置検出手段と、上記変倍レンズ群の当該焦
    点距離に対応する上記光軸上の位置を検出する変倍レン
    ズ群位置検出手段と、上記合焦レンズ群位置検出手段お
    よび変倍レンズ群位置検出手段からそれぞれ出力される
    合焦レンズ群位置情報と変倍レンズ群位置情報を受けて
    上記変倍レンズ群の変倍移動に伴なって生じる上記結像
    位置ずれを補正量として算出すると共に、該補正量分を
    上記合焦レンズ群で合焦補正する合焦補正時間を予測演
    算し該合焦補正時間中における上記変倍レンズ群の変倍
    移動量を考慮した合焦ずれ補正量を演算し、上記補正量
    と上記合焦ずれ補正量とを合算した合焦補正制御量を算
    出し、かつ上記合焦駆動手段により上記合焦レンズ群の
    合焦補正駆動中も上記合焦補正制御量の演算を行う合焦
    補正演算手段と、上記合焦補正制御量の情報を受け、上
    記合焦補正制御量の演算の終了した後に前回に演算され
    た合焦補正制御量に基づく上記合焦駆動手段による上記
    合焦レンズ群の合焦補正が終っていなくても最近の合焦
    補正制御量により上記合焦駆動手段を制御する駆動制御
    手段と、上記合焦駆動手段による上記前回の合焦補正制
    御量の残量よりも最新の演算された合焦補正制御量の方
    が大きい場合には上記合焦駆動手段の駆動速度を上げ、
    また上記前回の合焦補正制御量の残量の方が最新の演算
    された合焦補正制御量よりも大きい場合には上記合焦駆
    動手段の駆動速度を下げるように制御するフォーカシン
    グ制御手段と、を具備し、上記変倍光学系の全系焦点距
    離の更新に伴う結像位置ずれの合焦補正駆動中も合焦補
    正量の演算を行い、かつ合焦補正制御量に見合うように
    フォーカスモータスピードを制御するように構成したこ
    とを特徴とするバリフォーカルレンズ制御装置。
JP17975490A 1990-07-07 1990-07-07 バリフォーカルレンズ制御装置 Pending JPH0467109A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014222305A (ja) * 2013-05-14 2014-11-27 オリンパス株式会社 カメラシステムおよび焦点調節方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014222305A (ja) * 2013-05-14 2014-11-27 オリンパス株式会社 カメラシステムおよび焦点調節方法

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