JP2852384B2 - レンズ制御装置 - Google Patents

レンズ制御装置

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JP2852384B2
JP2852384B2 JP30004489A JP30004489A JP2852384B2 JP 2852384 B2 JP2852384 B2 JP 2852384B2 JP 30004489 A JP30004489 A JP 30004489A JP 30004489 A JP30004489 A JP 30004489A JP 2852384 B2 JP2852384 B2 JP 2852384B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、レンズ制御装置に関し、より詳細には、同
一光軸上に配設された撮影光学系の合焦レンズ群を至近
距離から無限遠位置に至る被写体距離に対応する上記光
軸上の至近位置から無限遠位置までの間の合焦位置に円
滑且つ正確に駆動制御するレンズ制御装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
ズームレンズは、ズーミングの操作をしても結像位置
ずれ(いわゆるピント移動あるいはピントずれ)がない
ため、ズーミング操作毎にピント調整をする煩わしさが
なく操作性がよい反面、単焦点レンズに比べて開放絞り
Fナンバーが暗いため、例えば一眼レフレックス式ファ
インダによるピント調整(合焦操作)にある程度の熟練
が必要とされる。
近年、カメラのAF化が進み、この問題を解決したこと
によってズームレンズ本来の機動力が発揮できるように
なり、操作者(ユーザ)は作画意図に沿って構図の決定
のみに注意を集中することができるようになり、頗る操
作性が向上した。
一般に、ズームレンズのフォーカシング(合焦操作)
は、変倍光学系の一部に配設されたフォーカシングレン
ズ群の移動によって行われている。そして、ズームレン
ズは、全ズーム域において同一被写体距離に対してこの
合焦レンズ群の移動量がほぼ同一である(以下、このこ
とを「等量移動」と呼ぶ)という利点を有し、従って被
写体距離目盛を合焦レンズ群の移動部材(距離リング)
に付設し、一方、これと隣接して配設される固定リング
に指標を付設するだけでよく、ズーミングに応じて被写
体距離目盛を変化させる必要がないという利点がある。
しかしながら、上記変倍光学系のレンズ構成によって
も異なるが、インナーフォーカシング方式およびリアフ
ォーカシング方式のズームレンズでは、上述の等量移動
が実現するという条件の下で光学設計を行う場合、レン
ズ構成が複雑化するという問題があり、さらに広角側に
おける合焦レンズ群の移動量(繰出量)が不必要に大き
くなるという問題があった。またこのことに起因してレ
ンズの外径が大きくなり、レンズおよび鏡筒が高重量化
するという問題もある。
そして、上述したようにズームレンズは、AF機能との
組合せによって操作性は向上したが、あくまでもズーム
レンズが持つ上記等量移動の条件から逃がれることがで
きないため、コンパクト化、低コスト化の実現が困難で
あるという問題が相変らず残されていた。
そこで、本出願人は、上述の諸問題を解決し得るバリ
フォーカルレンズ制御装置に係る発明(以下「先願発
明」という)につき、先に特願昭62−01335号(特開昭6
3−182620号公報参照)として提案した。
すなわち、上記先願発明は、同一光軸上に配設された
変倍レンズ群および合焦レンズ群からなる変倍光学系の
該合焦レンズ群を至近距離から無限遠距離に至る被写体
距離に対応する上記光軸上の至近位置から無限遠位置ま
での間の合焦位置に設定した後、上記変倍レンズ群によ
り上記変倍光学系の全系焦点距離を最短焦点距離と最長
焦点距離との間の任意の第1の焦点距離から第2の焦点
距離へ更新させることに伴い同一被写体に対し結像位置
ずれを生ずるバリフォーカルレンズにおいて、上記全系
焦点距離を検出する焦点距離検出手段と、上記合焦レン
ズ群の上記光軸上の位置を検出する合焦レンズ群位置検
出手段と、上記焦点距離検出手段の出力を受け当該焦点
距離における上記合焦レンズ群の上記無限遠位置から上
記至近位置までの繰出し量を算出する最大繰出量演算手
段と、この最大繰区出量演算手段と上記合焦レンズ群位
置検出手段の出力をそれぞれ受けてこれらの出力の比を
算出する比例定数演算手段と、この比例定数演算手段お
よび上記最大繰出量演算手段ならびに上記合焦レンズ群
位置検出手段の出力をそれぞれ受け上記全系焦点距離の
更新に伴って生じる上記合焦位置からの結像位置ずれ量
を補正値として算出する合焦補正演算手段と、上記合焦
レンズ群を駆動する合焦駆動手段と、上記合焦レンズ群
の移動量に対応する信号を発生する移動量監視手段と、
この移動量監視手段および上記合焦補正演算手段の出力
をそれぞれ受けて上記合焦レンズ群を上記合焦位置に駆
動するように制御する合焦制御手段と、上記変倍レンズ
群を駆動する変倍駆動手段と、別途設けられる起動手段
からの起動信号を受けて上記変倍駆動手段を制御する変
倍制御手段とからなり、上記変倍光学系の全系焦点距離
の更新に伴なう結像位置ずれを自動的に補正するように
構成されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のように構成された先願発明(特開昭63−182620
号公報)によれば、レンズ光学系自体非常に簡素な構成
で、小型、軽量且つ安価であると共に、レンズ制御装置
全体も同様に小型軽量で且つ安価でありながら、変倍レ
ンズ群を任意の第1の焦点距離から第2の焦点距離へ移
動させて全系の焦点距離を更新させてもバリフォーカル
レンズ特有の結像位置ずれを瞬時に補正し合焦状態を保
持することができ、従って、使い勝手において実質上ズ
ームレンズと同等のものを得ることができる。
ところが、上記バリフォーカルレンズは、上記最短焦
点距離から最長焦点距離への上記全系焦点距離の変化に
対し、無限遠位置(∞位置)における合焦位置は変化せ
ず、至近位置における該合焦位置は無限遠位置から遠ざ
かるように変化するように構成した場合、例えば、変倍
レンズ群を長焦点側から短焦点側へ変倍動作をしながら
合焦レンズ群を制御しようとする際、また逆に長焦点側
へ変倍動作する際はその合焦レンズ群が無限遠位置およ
び至近位置でストッパ等の位置決め部材と衝接して動け
なくなり制御不能となったり、駆動モータに負荷がかか
りすぎるといった新たな問題が生ずることが判明した。
また、撮影レンズがバリフォーカルレンズでなくズー
ムレンズの場合でも、また、焦点距離は変化させること
なく、ピント調整のために合焦レンズ群を駆動した場合
でも、上記同様に位置決め部材に衝接するという問題が
あった。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、バリフォーカルレンズ特有の合焦
レンズ群の繰出し端の違いを、機械的なストッパにより
繰出し制限を決めていた従来の方式に代えて電気的なス
トッパとすることにより、安価にして簡略な構成で、ピ
ント調整のために合焦レンズ群が駆動される場合等に生
じ易い無限等位置および至近位置における合焦駆動手段
の過負荷の発生を未然に防止し得ると共に駆動手段の駆
動制御が不能に陥るのを防止して確実で迅速な変倍駆動
動作をなし得るレンズ制御装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、同一
光軸上に配設された変倍レンズ群および合焦レンズ群か
らなる変倍光学系で、被写体距離と該合焦レンズ群の光
軸方向の繰出量との関係が、変倍域内の倍率位置で異な
るバリフォーカルレンズを駆動制御するレンズ制御装置
において、上記合焦レンズ群を駆動する合焦駆動手段
と、上記変倍レンズ群を駆動する変倍駆動手段と、上記
合焦レンズ群の上記光軸上の位置を検出する合焦レンズ
群位置検出手段と、上記変倍レンズ群の当該焦点距離に
対応する上記光軸上の位置を検出する変倍レンズ群位置
検出手段と、上記変倍レンズ群が上記変倍駆動手段によ
って駆動された後に上記変倍レンズ群位置検出手段およ
び上記合焦レンズ群位置検出手段の出力をそれぞれ受け
て結像位置ずれに対する補正量を算出する合焦補正演算
手段と、上記補正量を受け当該焦点距離における上記合
焦位置に上記合焦レンズ群を駆動するように上記合焦駆
動手段を制御する合焦補正制御手段と、上記合焦レンズ
群が無限遠位置から至近位置方向に向ってピントずれを
与えない程度の微小距離内に形成される無限側禁止領域
および至近位置から無限遠位置方向に向ってピントずれ
を与えない程度の微小距離内に形成される至近側禁止領
域に位置しているか否かを判定するレンズ位置判定手段
と、このレンズ位置判定手段の出力を受け上記合焦レン
ズ群が上記無限側禁止領域および上記至近側禁止領域に
あるときはそぞれ上記合焦レンズ群の無限位置方向およ
び至近位置方向への駆動を禁止する合焦駆動禁止手段と
を具備し、それぞれ合焦レンズ群が上記至近側および上
記無限遠側の禁止領域にないときおよび該禁止領域にあ
っても合焦駆動方向が上記禁止された方向と逆であると
きは、上記合焦駆動手段による上記合焦レンズ群の合焦
駆動動作を可能ならしめるように構成したことを特徴と
し、 請求項2の発明は、同一光軸上に配設された変倍レン
ズ群および合焦レンズ群からなる変倍光学系で、被写体
距離と該合焦レンズ群の光軸方向の繰出量との関係が、
変倍域内の倍率位置で異なるバリフォーカルレンズを駆
動制御するレンズ制御装置において、上記合焦レンズ群
を駆動する合焦駆動手段と、上記変倍レンズ群を駆動す
る変倍駆動手段と、上記合焦レンズ群の上記光軸上の位
置を検出する合焦レンズ群位置検出手段と、上記変倍レ
ンズ群の当該焦点距離に対応する上記光軸上の位置を検
出する変倍レンズ群位置検出手段と、被写体までの撮影
距離を判定し該撮影距離に対応する測距データを出力す
る撮影距離検出手段と、上記変倍レンズ群位置検出手段
および上記合焦レンズ群位置検出手段の出力および上記
測距データをそれぞれ受けて上記合焦位置までの上記合
焦レンズ群の駆動量を算出しこの駆動量が予め定められ
た制限駆動量よりも大きい場合は該駆動量に代えて該制
限駆動量を出力する合焦補正演算手段と、上記駆動量ま
たは上記制限駆動量を受けて当該焦点距離における上記
合焦位置に上記合焦レンズ群を駆動するように上記合焦
駆動手段を制御する合焦補正制御手段と、上記合焦レン
ズ群が無限遠位置から至近位置方向に向ってピントずれ
を与えない程度の微小距離内に形成される無限側禁止領
域および至近位置から無限遠位置に向ってピントずれを
与えない程度の微小距離内に形成される至近側禁止領域
にあるときはそれぞれ上記合焦レンズ群の無限遠位置方
向および至近位置方向への駆動を禁止する合焦駆動禁止
手段とを具備し、それぞれ合焦レンズ群が上記至近側お
よび上記無限遠側の禁止領域にないときおよび該禁止領
域にあっても合焦駆動方向が上記禁止された方向と逆で
あるときは、上記合焦駆動手段による上記合焦レンズ群
の合焦駆動動作を可能ならしめるように構成したことを
特徴としたものである。
〔作 用〕
上述のように構成された請求項1の発明に係るレンズ
制御装置は、無限側禁止領域および至近側禁止領域を設
け、合焦レンズ群がそれぞれの禁止領域に位置するとき
は、合焦駆動禁止手段がそれぞれ合焦レンズ群の無限位
置方向および至近位置方向への駆動を禁止するから、上
記無限位置および上記至近位置に機械的なストッパを設
けた場合、このストッパと衝接することを防止すること
ができ、換言すれば、無駄な動作を回避することができ
るので迅速なレンズ駆動ができると共に駆動力エネルギ
ーの節約にもなり、操作性も向上する。
また、請求項2の発明に係るレンズ制御装置は、制限
駆動量よりも合焦補正演算手段によって算出した駆動量
が大きい場合は該駆動量による補正に代えて該制限駆動
量を合焦補正演算手段が出力するように動作するので、
変倍レンズ群位置検出手段および/または合焦レンズ群
位置検出手段の出力情報が正しくないような場合でも大
きな誤動作に至らない。また、合焦レンズ群が無限側禁
止領域または至近側禁止領域に位置しているとき、合焦
補正制御手段は、合焦駆動手段の動作を禁止する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて具体的に
説明する。
第1図は、請求項1および2の発明に係るレンズ制御
装置の一実施例の全体構成を示すブロック図である。
第1図において、1は変倍光学系の光軸、2はこの光
軸1に沿って移動可能に該光軸1上に配設されて上記変
倍光学系を構成するバリフォーカルレンズとしての変倍
レンズ群で、2a,2b,2c,2d,2eは、それぞれ単独または複
数のレンズからなる第1群レンズ、第2群レンズ、第3
群レンズ、第4群レンズおよび第5群レンズである。こ
の第1群、第2群レンズ2a,2bを含み、第3群レンズ2c
〜第5群レンズ2eをもって変倍レンズ群2を構成し、第
1群レンズ2aおよび第2群レンズ2bをもって、合焦レン
ズ群3を構成する。Fはフィルム面である。
4は該全系焦点距離が最長焦点距離としての望遠側焦
点距離(以下単に「テレ側」と略記する)から最短焦点
距離としての広角側焦点距離(以下単に「ワイド側」と
略記する)までの間の任意の焦点距離に設定するために
変倍レンズ群2を駆動する変倍駆動手段としての変倍モ
ータMzおよび図示しない機構部から成る変倍駆動部、5
は無限遠から至近に至る被写体距離に対応する光軸1上
の無限遠位置(∞位置)から至近位置までの間の合焦位
置に第1群レンズ2aおよび第2群レンズ2bを駆動する
(詳細には、第1群レンズ2aと第2群レンズ2bの間隔を
一定に保持した状態で光軸方向に移動せしめる)合焦駆
動手段としてのフォーカスモータMFおよび図示しない機
構部からなるフォーカス駆動部である。
6および7はそれぞれ合焦レンズ群3、つまり上記第
1群レンズ2aおよび第2群レンズ2bと共に該フォーカス
駆動部5に駆動されるフォーカスカウンタおよび合焦レ
ンズ群位置検出手段としての合焦レンズ群位置検出器
(以下「FPM」と略記する)であり、このうち、フォー
カスカウンタ6は、スリット円板6aが回転駆動されるこ
とによってフォトインタラプタ6bからその回転数に比例
したパルスを発生し合焦レンズ群3の光軸1上の移動量
を検出するものであり、またFPM7は、合焦レンズ群3の
光軸上の位置に比例した電圧を、フォーカス位置情報Sx
として出力するものである。8は変倍レンズ群2と共に
変倍駆動部4に駆動されて上記全系焦点距離に比例した
電圧を、焦点距離情報Zpとして出力する変倍レンズ群位
置検出手段としての変倍レンズ群位置検出器(以下「ZP
M」と略記する)である。
9は上記焦点距離情報Zpを受けてこれをA/D変換した
上で、この焦点距離情報Zpにおける∞位置から至近位置
までの焦点距離情報の移動量(すなわち繰出量)Fpxを
演算する最大繰出量演算部、10はこの最大繰出量演算部
9の出力FpxとFPM7のフォーカス位置情報としての出力S
xとを受けて該出力SxをA/D変換した上でこれらの比を演
算し、比例定数Cfpを出力する比例定数演算部である。
11は上記3つの出力Fpx,Cfp,Sxを受けて合焦させるた
めの補正量(駆動量)Dfpを演算し、予め定められた制
限駆動量Dmaxと比較してDfp≧Dmaxのときには、該Dmax
を出力する合焦補正演算手段としての合焦補正演算部で
ある。
12はフォーカスカウンタ6の出力Dfc、禁止信号
(H)および上記合焦補正演算部11の補正量Dfpに対応
する出力Dfcdを受けてフォーカス駆動部5を制御する合
焦補正制御手段としてのフォーカス制御部である。
12aは後述するリミット信号(Lm)、ワイド信号(WS
W)、テレ信号(TSW)、切換信号(CX)、補正量(Df
p)を受けその駆動方向によって禁止信号(H)を出力
する合焦駆動禁止手段としての駆動制御部である。
13〜14は起動部を構成し、13および14は、それぞれ外
部操作可能な押ボタンスイッチからなる操作スイッチお
よび切換スイッチで、このうち、13aは倍率アップ接点
(以下単に「アップ接点」という)、13bは倍率ダウン
接点(以下、単に「ダウン接点」という)である。14は
図示のOFF状態で合焦動作を指示し、ON状態で変倍動作
を指示する切換信号(CX)を出力し、切換スイッチ14が
合焦動作を指示しているとき操作スイッチ13がアップ接
点13a側にあるならばアップ接点13aから出力されるテレ
信号(TSW)は至近側への移動を示し、ダウン接点13b側
にあるときはダウンスイッチ13bより出力されるワイド
信号(WSW)は∞側への移動を示す。
15は上記繰出量(Fpx)および上記フォーカス位置情
報(Sx)を受け合焦レンズ群3が禁止領域内にあるとき
はリミット信号(Lm)を出力するレンズ位置判定手段と
してのレンズ位置判定部である。
16は該起動信号STR、モータ速度信号Zmvを受けて変倍
駆動部4を制御する変倍制御部、16aは変倍モータMzを
変倍制御部16が駆動したとき、変倍モータMzに発生する
逆起電圧を検出し、これをモータ速度信号(Zmv)とし
て出力する逆起電圧検出部である。
17は被写体までの距離を測定してその撮影距離に対応
する測距データ(AF)を出力し、比例定数(Cfp)を受
けて表示信号(Dot)を出力する撮影距離検出手段とし
ての撮影距離検出部である。
18は上記表示信号(Dot)を受ける表示部、18aは12個
の表示ドットよりなる指標部、18bおよび18cは該表示部
18に対応し、それぞれ単位を「メートル」および「フィ
ート」とする数値部である。尚、各部の入出力関係は、
主要信号のみを示す。
第2図は、第1図に示したバリフォーカルレンズの特
性を示すグラフで、設定すべき全系焦点距離fと合焦レ
ンズ群3(第1群レンズ2aおよび第2群レンズ2b)の被
写体距離Dに対応した繰出量(移動量)を代表的な各被
写体距離ごとに示し、縦軸に全系焦点距離fの変化を、
横軸には無限遠に対する合焦位置を基準として合焦レン
ズ群3の繰出量を示している。この例においては、テレ
位置とはf=135mmであり、ワイド位置とはf=35mmで
ある。
第2図において、19〜24は合焦曲線で、後記(1)式
において左辺の被写体距離Dをそれぞれ∞,6.0m,3.0m,
2.0m,1.5m,1.2mと置いたときの焦点距離情報Zpの変化に
対する合焦レンズ群3の無限遠位置から合焦位置までの
繰出量の変化を示しる。すなわち、被写体距離Dは、
C0,C1,C2をそれぞれ設計時に定められている設定定数と
すれば、焦点距離情報Zpとフォーカス位置情報Sxとから
次の演算式を用いて求めることができる。
D=(C0・Zp+C1)・Sx+C2 ……(1) 従って、第2図示の合焦曲線24は、最大の繰出量とな
る至近の合焦曲線で、特にこの至近の合焦曲線24をFpx
とする。
第3図は、本実施例の動作を説明するために第2図の
一部を省略して示す特性図である。
第3図において、ZpTおよびZpWはそれぞれ変倍レンズ
群2がテレ側およびワイド側にあるときの焦点距離情報
Zpの値、Zplは変倍レンズ群2が上記テレ側とワイド側
との間の任意の位置にあるときのZpの値、25および26は
それぞれ合焦曲線24および19の近傍を拡大して示すため
の限界曲線、ΔSx1は合焦曲線24よりもSx方向の∞側へ
微小距離移動した位置にある上記限界曲線25と上記合焦
曲線24との間に形成される至近側禁止領域としての至近
側の制限帯、ΔSx2は合焦曲線19よりもSx方向の至近側
へ微小距離移動した位置にある上記限界曲線26と上記合
焦曲線19との間に形成される無限遠側禁止領域としての
∞側の制限帯である。
27〜30はいずれもレンズ群の移動方向を示す矢印で、
27および28は変倍レンズ群2のアップ方向およびダウン
方向への移動を示し、29および30は合焦レンズ群2の∞
方向および至近方向への移動を示す。31〜34はZp=Zp1
上のレンズ位置を示す点で、点31は制限帯ΔSx2内にあ
り、点34は制限帯ΔSx1内にあり、点32および33は上記
制限帯ΔSx1,ΔSx2以外の安全域にある。尚、ΔSx1およ
びΔSx2はピントズレを与えない程度の微小距離であ
る。
第4図および第5図は、第1図に示した本実施例の動
作順序を示すフローチャートである。
尚、第4図において点線で囲んである内部は同じ動作
を示す。そして、Iはプログラム上の入力端、Uは出力
端、Jはジャンプ出力端である。
このように構成された本実施例の動作をフローチャー
トに沿って説明する。
まず、第4図に沿って変倍動作および合焦動作を説明
する。そして、第1図の切換スイッチ14はOFF(開放)
状態であり、操作スイッチ13は中立であるとする。フロ
ーチャートはSTARTより始まり、最初の条件分岐「動作
は変倍か?」において、駆動制御部12aは切換スイッチ1
4からの切換信号(CX)をチェックする。今の場合、切
換スイッチ14はOFFであるから駆動制御部12aは合焦動作
であると判断し、フローチャートはNOに分岐する。次の
条件分岐「合焦起動か?」にて駆動制御部12aはテレ信
号(TSW)およびワイド信号(WSW)をチェックし、今の
場合、操作スイッチ13が中立で、いずれの信号も出力さ
れていないのでフローチャートはNO?に分岐する。次の
「フォーカスブレーキ」で禁止信号(H)を出力し、こ
れを受けたフォーカス制御部12はフォーカスモータMF
電磁ブレーキをかける。そして再び上記「動作は変倍か
?」に戻る。この繰返し動作を待機ループという。
さて、操作スイッチ13がアップ接点13a側に閉成され
たとすると、駆動制御部12aはテレ信号(TSW)を検出し
て、上記「合焦起動か?」をYESに分岐し、上記待機ル
ープを離脱する。プログラム上の入力端Iを経て次の条
件分岐「方向は至近側か?」をYESに分岐し、次の「レ
ンズ位置は至近か?」にて駆動制御部12aはリミット信
号(Lm)をチェックする。一方、レンズ位置判定部15
は、最大繰出量演算部9からの出力(Fpx)を受けて合
焦レンズ群3が第3図の制限帯ΔSx1,ΔSx2内にあるか
否かを判定し、ある場合はリミット信号(Lm)を出力
し、ない場合はリミット信号(Lm)の出力を停止する。
仮に、合焦レンズ群3が第3図の点34にあったとすれ
ば、上記リミット信号(Lm)が出力され、これを駆動制
御部12aが感知して禁止信号(H)を出力し、フローチ
ャートは、上記「レンズ位置至近か?」をYESに分岐
し、ジャンプ出力端Jを経て「フォーカスブレーキ」に
至る。そして再び上記「動作は変倍か?」および「合焦
起動か?」を経て入力端Iに至り、ジャンプ出力端Jよ
り「フォーカスブレーキ」に至る。この繰返し動作ルー
プを「禁止ループ」という。尚、I,J,Uおよび点線で囲
まれた部分を「禁止判定」の動作という。
さて、仮に,合焦レンズ群3が点33にあったとする
と、上記「レンズ位置は至近か?」をNOに分岐し、次の
「フォーカス駆動」にて駆動制御部12aは、禁止信号
(H)の出力を停止し、補正駆動信号(Dfcd)を出力す
る〔ただし、この場合の補正駆動信号(Dfcd)は、単に
駆動方向と停止を制御する〕。これを受けてフォーカス
制御部12は、点33から点34側に向けて、つまり矢印30の
方向に合焦レンズ群3を駆動する。フローチャートは、
再び「合焦起動か?」に戻り、同じ動作を繰返す。この
動作ループを駆動ループという。そして、合焦レンズ群
3が制限帯ΔSx1内に達すると、フローチャートは上記
駆動ループを離脱し、上述のように、禁止ループに移
る。
尚、合焦レンズが点31,32にあった場合も考え方は同
じである。
さて、操作スイッチ13がダウン接点13b側に閉成され
た場合であるが、合焦レンズ群3が点31にあるときは上
記禁止ループの動作になり、点32,33,34にあるときは上
記駆動ループの動作により矢印29の方向に駆動される。
駆動方向が異なるだけで考え方は同じである。
次に、切換スイッチ14がONのとき、つまり、変倍動作
について説明する。とりあえず操作スイッチ13は中立と
する。第4図のフローチャートは、STARTより始まり、
最初の条件分岐「動作は変倍か?」をYESに分岐し、次
の条件分岐「変倍起動か?」にて、上述のように駆動制
御部12aがワイド信号(WSW)およびテレ信号(TSW)を
チェックする。操作スイッチ13は中立であるからフロー
チャートはNOに分岐し、次の「変倍ブレーキ」にて変倍
制御部16が変倍モータMzに電磁ブレーキをかける。そし
て再び「動作は変倍か?」に戻り、同じ動作を繰返す。
この動作ループを「ストップループ」と呼ぶ。
ここで、操作スイッチ13がアップ接点13a側に閉成さ
れたとすると、上記「変倍起動か?」をYESに分岐し
て、上記ストップループを離脱する。次の条件分岐「方
向はテレ側か?」にて駆動制御部12aはテレ信号(TSW)
の入力によってテレ方向、すなわち倍率アップの方向で
あると判断し、フローチャートはYESに分岐する。次の
条件分岐「テレ端か?」にて駆動制御部12aは焦点距離
情報Zpを読込み変倍レンズ群2が第3図のZpTにあるか
否かをチェックする。仮に変倍レンズ群2がZp=ZpTの
位置にあるときはYESに分岐して次に「変倍ブレーキ」
を実行して再び「動作は変倍か?」および「変倍起動か
?」を経て「方向はテレ側か?」に戻る。この繰返しの
動作ループを変倍禁止ループという。さて、変倍レンズ
が点33にあったとすると、上記「テレ端か?」をNOに分
岐し次の「変倍駆動」にて、駆動制御部12aからの起動
信号(STR)を受けて変倍制御部16が矢印27の方向に変
倍レンズ群2を駆動する。
次の「合焦補正演算」にて、最大繰出量演算部9およ
び比例定数演算部10の出力FpxおよびCfpを受けた合焦補
正演算部11が補正量(Dfp)を出力する。これを受けて
駆動制御部12aが補正駆動信号(Dfcd)を出力する。つ
まり、第3図で説明すると、変倍レンズ群2は矢印27の
方向に移動しているから、第2図からもわかるように、
被写体が不動であるとすれば、合焦レンズ群3を矢印30
の方向に移動させなければピント補正ができないから、
(Dfp)および(Dfcd)は矢印30方向を指示するもので
ある。
次に「禁止判定」は上述した「禁止判定」の動作と同
一で、変倍動作中に合焦レンズ群3が制限帯ΔSx1(ま
たはΔSx2)に達したら停止させるための動作である。
次の「合焦補正駆動」では上記(Dfcd)を受けてフォー
カス制御部12が合焦レンズ群3を矢印30の方向に、補正
駆動信号(Dfcd)に対応する量だけ駆動して変倍動作に
よって生じたピントずれを補正する。そして、再び「変
倍起動か?」に戻り、操作スイッチ13が中立になるまで
同じ動作を繰返す。この動作ループをシフトループとい
う。尚、操作スイッチ13がダウン接点13b側に閉成され
た場合も考え方は同じなので省略する。
次に、第5図のフローチャートに沿ってAF動作を説明
する。フローチャートは、STARTより始まり、最初の
「測距動作」にて撮影距離検出部17が被写体距離を測定
し、その距離に対応する測距データ(AF)を出力する。
これを合焦補正演算部11が受けて、次の「駆動量算出」
にて合焦位置までの合焦レンズ群3の駆動量を算出し、
さらに、最大繰出量演算部9および比例定数演算部10か
らの出力を受けて、次の「制限駆動量算出」にて制限駆
動量を算出する。つまり、今、変倍レンズ群2が、例え
ば第3図のZp1にあるとすれば、このZp1における制限帯
ΔSx1,ΔSx2の位置を示すのが制限駆動量である。
次の条件分岐「レンズ位置は端部か?」にて駆動制御
部12aはリミット信号(Lm)の有無によって合焦レンズ
群3が上記制限帯ΔSx1またはΔSx2内にあるか否かを判
定する。仮に点34に位置していたとすると、フローチャ
ートはYESに分岐し、次の条件分岐「超過方向か?」に
て、合焦補正演算部11からの駆動量(補正量)Dfpの方
向成分をチェックし、矢印30の方向であればYESに、矢
印29の方向であれば、NOに分岐する。YESに分岐した場
合は、次の「合焦駆動禁止」にて、禁止信号(H)を出
力し、合焦動作を禁止する。NOに分岐した場合は、次の
条件分岐「駆動量オーバーか?」にて、上記駆動量と制
限駆動量を比較し、Dmax≦DfpであればYESに分岐し、Dm
ax>DfpであればNOに分岐する。NOに分岐した場合は次
の「合焦駆動」で上記駆動量に対応した合焦動作を実行
し、YESに分岐した場合は次の「データ置換」にて強制
的に制限駆動量をDfpとして出力する。
つまり、点34および31に合焦レンズ群3があるとき
は、合焦のために駆動したい方向がそれぞれ矢印29およ
び30であれば駆動を実行し、それぞれ反対の方向ならば
駆動を禁止する。そして、例えば点33および32にあって
も、合焦のために駆動すべき量がそれぞれ制限帯ΔSx1
およびΔSx2を超えた至近測および∞側に合焦点がある
ときは駆動量に代えて制限駆動量Dmaxに基づいて、制限
帯ΔSx1およびΔSx2に達するところまでしか駆動しない
のである。
上述のように、本実施例では、機械的ストッパの代り
に制限帯ΔSx1,ΔSx2を演算で求め、合焦レンズ群3が
この制限帯内に達したときに駆動を停止するので、機械
的ストッパのような複雑な機構を要せず、簡略に構成で
きるという利点がある。
また、合焦レンズ群3が制限帯ΔSx1,ΔSx2内にあっ
て、しかも合焦(補正)を行うための方向が制限帯を超
える方向であるときには、その駆動を禁止するので、無
駄な動作をしないで済むという利点がある。さらに機械
的ストッパの場合は,ストッパへの衝接防止のため退避
動作が必要となるが、そのような動作も必要なく、従っ
て上記退避動作によって生じるピントずれの心配もない
という利点がある。
また、上記制限帯ΔSx1,ΔSx2は、演算で求められる
量であって、物理的な構造体ではないから、例えばモー
タの過負荷状態によってレンズ群の停止位置を検出する
方法に対して上記ストッパに衝接したのか、あるいは手
で押さえる等の外力によるものかの判定が容易にでき、
正確な制御ができる利点がある。
尚、本発明は、上述の実施例に限定されることなく、
その要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施が
可能である。
例えば、合焦補正演算部11の出力(Dfp)を駆動制御
部12aが一旦受けて、これを補正駆動量(Dfcd)として
出力すると説明したが、フォーカス制御部12が(Dfp)
を直接受けるようにしてもよい。
また、上記実施例においては、バリフォーカルレンズ
に本発明を適用した例につき説明したが、ズームレンズ
における変倍レンズ群および合焦レンズ群の駆動制御に
も本発明を適用することができる。この場合、ズームレ
ンズは、全ズーム域において同一被写体に対し、合焦レ
ンズ群の移動量がほぼ同一である(等量移動する)か
ら、第1図に示した実施例のうち、合焦補正演算および
合焦補正駆動を行うための機能部分は省略することがで
き、第4図におけるフローチャートのうち、「合焦補正
演算」、「合焦補正駆動」の処理ステップを省略するこ
とができる。
第6図は、本発明に関連するレンズ制御装置の一実施
例の全体構成を示すブロック図である。
尚、第6図の実施例において、第1図に示した実施例
と共通の部材、部分については、共通の符号を付し、そ
の構成の説明は、省略する。
第6図において、M1はファインダ観測時には図に示す
ように光軸1に対し略45゜の角度をもって配置され、撮
影時には右方上端を中心として上方(時計方向)に略45
゜回転して光軸1上から退避し、その中央部の小領域が
ハーフミラーとされた可動ミラーである。
M2は、上記可動ミラーM1に基端が回転可能に支持され
た補助ミラーであり、測距時(ファインダ観測時)には
図に示すように、可動ミラーM1に対し略90゜の角度をも
って配置され、変倍光学系を透過した光束を、後述する
測距素子(CCD)に入射させるが、撮影時に可動ミラーM
1と共に回転し、光軸1上から退避し得るように構成さ
れている。
12aはスイッチ信号(W)、(T)、測距情報(Af)
および補正量(Dfp)を受け、変倍信号(STR)および補
正量(Dfp)に対応する補正駆動量(Dfcd)を出力する
駆動制御部、12aは上記パルス(Dfc)、上記補正駆動量
(Dfcd)および微調整量(BC)を受け、合焦状態の判定
および上記フォーカスモータMFを制御する合焦状態判定
手段としてのフォーカス制御部、13,14a,14bはいずれも
外部操作可能な押ボタンスイッチより成り、このうち13
は変倍スイッチとしての操作スイッチで、13aは倍率ア
ップ接点(以下、単に「アップ接点」という)、13bは
倍率ダウン接点(以下、単に「ダウン接点」という)、
(T)および(W)はそれぞれ操作スイッチ13がアップ
接点13aおよびダウン接点13bに閉成されたとき出力され
るスイッチ信号であり、14aは閉成されたとき測距信号
(SK)を出力する測距スイッチ、14bは閉成されたとき
レリーズ信号(RL)が出力されるレリーズスイッチであ
る。
35は撮影光学系を介して透過し且つ上記可動ミラーM1
および補助ミラーM2により反射された光線を受けて、そ
の結像を電気的な映像信号(Ai)に変換・出力する固体
結像素子よりなる測距素子(以下、「CCD」と略記す
る)、36はこのCCD17からの映像信号(Ai)を受けてそ
のデフォーカス量より合焦位置までに必要な合焦レンズ
群3の駆動量に対応する測距情報(Af)を出力する予定
繰出量演算手段としてのAF演算部である。
37は比例定数(Cfp)を受け、撮影距離信号(Tt)、
微調整量(BC)および撮影距離に対応する表示信号(Do
t)を出力する撮影距離演算手段および補正微調整演算
手段としての撮影距離演算部、38は上記焦点距離情報
(Zp)を受け、焦点距離に対応する表示信号(DZ)を出
力する焦点距離演算部、39は上記表示信号(DZ)、(Do
t)を受けそれぞれ焦点距離温および撮影距離等を表示
する液晶パネルより成る外部表示器である。
40は上記(Zp)および(Cfp)を受けて撮影倍率
(m)および信号(a)を出力する撮影倍率演算部、41
は測光信号(H)を出力する測光部である。
42は予め固定されたGNo.(ガイド・ナンバー)のデー
タを有し、上記撮影距離信号(Tt)を受けてFナンバー
(Fn)を出力するフラッシュマチック絞り演算部、43は
上記映像信号(Ai)を受けて信号(b)を出力する被写
体動体検出部、44はフィルム感度を検出して信号(C)
を出力するフィルム感度検出部、45は信号(d)を受け
る絞り、46は信号(e)を受けるストロボ、47は信号
(k)を受けるシャッタ、48は上記信号(b)および
(c)、上記レリーズ信号(RL)、上記撮影倍率
(m)、上記測光信号(H)およびFナンバー(Fn)を
受け、信号(d)、(e)、(g)、(k)を出力する
露出演算制御部、49は上記信号(a)、(g)を受ける
内部表示器である。
第7図は、第6図に示した実施例の動作を説明する特
性図である。
第7図において、縦軸および横軸はそれぞれ上述した
焦点距離情報(Zp)および、フォーカス位置情報(Sx)
である。51は∞位置における合焦曲線、52は至近(例え
ば1.2m)の合焦曲線、53は任意の合焦曲線、54および55
は、上記合焦曲線53からそれぞれ∞側および至近側に微
小な距離だけ離れた限界曲線、ΔSxはこの限界曲線の幅
を示す合焦範囲、56〜59はZp=Zp()上の点で、特に
点57,56,58はそれぞれ限界曲線54、合焦曲線53、限界曲
線55との交点、点59は仮の停止位置、60〜63はZp=Zp(
)上の点で、特に点60,61,62はそれぞれ合焦曲線53、
限界曲線54,55との交点、点63は仮の停止位置である。Z
p()はテレ側のZpの値、Zp()はワイド側のZpの
値である。
第8図は、本実施例のもう1つの動作の原理を説明す
るための説明図である。
第8図において、64は光軸、65はレンズ、66は物体、
67はフィルム面、xは前側繰出量、fは焦点距離、x′
は後側繰出量、TTは撮影距離である。
まず、ここで原理を説明しておく。第8図に示すよう
な光学系では、基本式として、 TT=x+2f+x′ ……(2) f2=xx′ ……(3) が成立することは周知のとおりである。(2)式におい
て、 TT≫x′であるとすれば、x′は無視でき、(2)式
はTT=x+2fと表わすことができる。この式に(3)式
を代入すると、 TT=(f2/x′)+2f ……(4) (4)式においてfが既知であれば、x′はAF演算に
よって出力{第6図では、比例定数(Cfp)}されるの
で、撮影距離演算部37は(4)式の演算を行うことで撮
影距離信号(Tt)を出力することができる。また、撮影
倍率mは m=x′/f ……(5) で求められるので、撮影倍率演算部40はこの演算を行う
ように構成されている。
第9図および第10図は、いずれも本発明に関連するレ
ンズ制御装置の実施例の動作順序を示すフローチャート
で、第9図は微調整動作に、第10図はシャッタスピード
決定動作にそれぞれ対応している。
このように構成された本実施例の動作を上記フローチ
ャートに沿って説明する。まず、第9図の微調整動作か
ら説明する。今、変倍レンズ群2は、第7図のZp=Zp(
)の位置にあるとし、合焦レンズ群3は点Ps上にあっ
たとする。また、被写体(図示せず)は交点56に対応す
る被写体距離に位置しているものとする。
操作者が測距スイッチ14aを閉成することで測距信号
(SK)が出力され、第9図のフローチャートはSTARTよ
り始まる。最初の「測距開始」にてAF演算部36およびCC
D35が作動を始め、変倍レンズ群2を通過した被写体か
らの光線が可動ミラーM1を透過し、さらに補助ミラーM2
で反射してCCD35に結像する。そしてこれが映像信号(A
i)となってAF演算部36に入力され、AF演算部36は次の
「デフォーカス量演算」にて、合焦のために駆動すべき
量を測距情報(Af)として出力する。これを受けた比例
定数演算部10は、当該焦点距離Zp=Zp()における比
例定数(Cfp)を出力し、これを受けた合焦補正演算部1
1は補正量(Dfp)を出力し、駆動制御部12aを介して出
力された補正駆動量(Dfcd)を受けたフォーカス制御部
12がパルス(Dfc)をチェックして合焦レンズ群3が第
7図のΔSx内にあるかを次の条件分岐「合焦範囲内か
?」にて判定する。今の場合合焦レンズ群2は点Psにあ
り、しかもまだ駆動されていないので、NOに分岐する。
次の条件分岐「規定回数内か?」にて駆動回数が規定以
内であるか否かを駆動制御部12aがチェックする。ま
だ、駆動されていないので、YESに分岐し、次の「レン
ズ駆動」でフォーカス制御部12は、上記(Dfcd)に基づ
いて合焦レンズ群3を駆動する。合焦レンズ群3では点
Psから∞位置側に駆動され交点58を超えた時点で、フォ
ーカスカウンタ6からのパルス(Dfc)を計数していた
フォーカス制御部12はフォーカスモータMFを停止させ
る。そして、合焦レンズ群3は仮の停止点59に停止した
とする。
フローチャートは再び「デフォーカス量演算」に戻
る。このループをAF動作と呼ぶ。次の条件分岐「合焦範
囲か?」はΔSx内に合焦レンズ群3が位置しているので
YESに分岐し、次の「レンズ位置検出」にて交点59にお
けるフォーカス位置fpを、比例定数演算部10を介して撮
影距離演算部37が受け、次の「ズレ量演算」にて交点56
(最も真値に近い)と仮の停止位置59との差を演算す
る。この差を補正した上で撮影距離演算部37は表示信号
(Dot)および撮影距離信号(Tt)を出力すると共に上
記差を微調整信号(BC)として出力する。次の「撮影距
離表示」にて外部表示器39はより正しい撮影距離を表示
すると共に次の「合焦表示」にて合焦動作が終了(成
功)したことを表示する。次の条件分岐「測距続行か
?」にてAF演算部36は測距信号(SK)をチェックし、測
距スイッチ14aが開放されているならばNOに分岐し、閉
成が継続されているならば、YESに分岐する。今の場
合、閉成が継続されているものとしてYESに分岐する。
次の条件分岐「レリーズオンか?」にてAF演算部36はレ
リーズ信号(RL)をチェックし、レリーズスイッチ14b
が閉成されているならばYES、そうでないならばNOに分
岐する。このNOに分岐するループをレリーズ待ちループ
という。操作者がレリーズスイッチ14bを閉成したとし
て、フローチャートはYESに分岐し、次の「微調駆動」
にてフォーカス制御部12は上記微調信号(BC)に基づい
て、合焦レンズ群3を仮の停止位置59から交点56まで駆
動し、次の「露光動作」にてシャッタ47が作動してフィ
ルム面Fに被写体の像が露光される。そして、次のEND
で撮影動作が終了する。
尚、「非合焦処理」は、駆動回数が規定値をオーバー
したときに実行され、その内容は、「レンズ位置検
出」、撮影距離の演算および表示、非合焦状態であるこ
との表示等より成る。また、この「非合焦処理」の後、
および上記「測距続行か?」をNOに分岐した後は、END
にて動作を終了することは言うまでもない。
さて、変倍動作および変倍動作に伴う結像位置ずれを
補正するシフト動作であるが、これは既に述べたところ
であるので簡略に説明する。先ず、操作者が、例えば変
倍スイッチとしての操作スイッチ13をアップ接点13a側
に閉成すると、変倍レンズ群2は第7図の交点56からシ
フト補正動作を行いながら移動を始め、Zp()で上記
閉成を解除すると交点60にて停止し、焦点距離はZ
p()からZp()に変る。そして、Zp()におけ
る被写体が不動であるとすれば、交点56から交点60まで
合焦状態を保持したまま焦点距離が更新される。また、
Zp=Zp()における微調整動作も上述と同様なので説
明は省略する。
次に、第10図に沿って、シャッタスピード決定動作を
簡略に説明する。フローチャートはSTARTより始まり、
最初の「動体検出」にて被写体動体検出部43が映像信号
(Ai)に基づいて信号(b)を出力する。次の「第1の
シャッタスピード決定」にて被写体振れを起こす限界の
シャッタスピードを決定し、次の「撮影距離検出」にて
(4)式に基づいて撮影距離TTに対応する撮影距離信号
(Tt)を出力する。
そして、フラッシュマチック演算部42がGナンバー/T
T=Fナンバーなる演算でFナンバー(Fn)を出力して
絞りを決定する。尚、この時の絞りが連動範囲を超えて
いるならば、フラッシュの調光範囲外である旨を内部表
示器49に表示する。一方、次の焦点距離検出において焦
点距離演算部38が当該Zpに基づいて焦点距離を演算し表
示信号(DZ)として出力する。次の「撮影倍率演算」に
て撮影倍率演算部40が(5)式に基づいて撮影倍率
(m)を出力し、次の「第2のシャッタスピード決定」
にて上記撮影倍率(m)に応じて手振れを起こさないシ
ャッタスピードの下限を決める。そして次の「測光動
作」にて測光部41が測光信号(H)を出力し、上記下限
以上のシャッタスピードになるように測光値(H)と絞
りとを次の「シャッタスピード決定」によって組合せ
る。そして次の条件分岐「設定可能か?」にて露出演算
制御部48は上記組合せが可能か否かを判定する。ここで
手振れを起こさないシャッタスピードの下限位置に設定
できない場合はNOに分岐し、次の「手振れ警告」にて信
号(g)で内部表示器49に手振れ警告表示を行う。次の
「シャッタスピード等決定」において、シャッタスピー
ドおよび絞りを決定し、次のENDで動作を終了する。
このように、こん関連発明の実施例によれば、撮影距
離演算部37が、比例定数演算部10の比例定数(Cfp)を
介して受けた測距情報(Af)とフォーカス位置情報fpと
から微調信号(BC)を出力し、フォーカス制御部12が最
終的に(フィルム露光前に)合焦レンズ群3を仮の停止
位置59(63)から、より真に近い交点56(60)に移動せ
しめるように構成したから、精度の高い合焦状態が得ら
れ、その結果、精度の高い合焦曲線53が得られるという
利点がある。
また、同時に撮影距離演算部37は、微調を行った後の
より真に近い撮影距離を外部表示器39に表示するので高
い精度の撮影距離が表示できるという利点がある。
また、従来の合焦範囲ΔSxを保持したままで、あるい
はΔSxの大小にかかわりなく合焦精度を向上せしめ得る
という利点がある。従って、合焦動作のための制御系の
安定性が従来と同様に保持される。
また、合焦レンズ群3の移動量、つまり仮の停止位置
59から交点56までの移動距離が微小なので、ミラーM1お
よびM2のアップ動作と並列処理でき、動作速度が遅くな
ることがないという利点がある。
尚、例えば、第6図は、バリフォーカルレンズを用い
た場合実施例であるが、単焦点レンズを用いた場合でも
上述の微調整動作およびシャッタスピード決定動作は成
立つものである。特に微調整動作に関しては、第7図の
Zp()またはZp()のいずれか一方に焦点距離を固
定したものとして理解できる。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、レン
ズ光学系自体非常に簡素な構成で、小型、軽量かつ安価
であると共に、レンズ制御装置全体も同様に小型軽量で
かつ安価でありながら、変倍レンズ群を任意の第1の焦
点距離から第2の焦点距離へ移動させて全系の焦点距離
を更新させてもバリフォーカルレンズ特有の結像位置ず
れを演算により補正し合焦状態を実質上保持することが
でき、特に合焦レンズ群が無限側禁止領域および至近側
禁止領域に位置してるときはそれぞれ合焦レンズ群の無
限位置方向および至近位置方向への駆動を禁止する合焦
駆動禁止手段を設け、合焦レンズ群が至近側および無限
側の禁止領域にないときおよび該禁止領域にあっても合
焦駆動方向が、上記禁止された方向と逆であるときだ
け、合焦駆動手段による上記合焦レンズ群の合焦駆動動
作を可能ならしめるように構成したから、機械的なスト
ッパが不要となり、両禁止領域で合焦駆動手段に過負荷
がかかったり、駆動制御が不能になったりする事態を未
然に回避することができ、しかも無限遠位置あるいは至
近位置の被写体に合焦すべきときには無限遠側あるいは
至近側の禁止領域にて合焦レンズは直ちに停止するがピ
ントずれが生じないため、禁止領域内での再合焦動作を
行う必要がなく、合焦動作が実質的に高速化され、両禁
止領域内での被写体に対し、迅速且つ正確に合焦させ得
るレンズ制御装置を提供することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、駆動量が予め
定められた制限駆動量よりも大きい場合は、該駆動量に
代えて該制限駆動量を補正演算手段が出力するように構
成したから、合焦レンズ群位置検出手段や変倍レンズ群
位置検出手段が誤検出して合焦レンズ群が至近位置また
は無限位置に衝接して、駆動制御が不能になったりする
事態を未然に回避することができる上、機械的なストッ
パが不要となり、しかも、無限側禁止領域および至近側
禁止領域をピントずれの生じない程度の領域として構成
したから、無限遠位置あるいは至近位置の被写体に合焦
すべきときには無限遠側あるいは至近側の禁止領域にて
合焦レンズは直ちに停止するがピントずれが生じないた
め、禁止領域内での再合焦動作を行う必要がなく、合焦
動作が実質的に高速化される、という利点が得られ、従
って、駆動が円滑で、無駄な動作がなく、無駄な駆動力
を消費せず、応答が速く、操作性の優れたバリフォーカ
ルにおけるレンズ制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、請求項1および2の発明に係るレンズ制御装
置の一実施例の全体構成を示すブロック図、第2図は、
第1図に示した実施例の特性を示すグラフで、設定すべ
き全系焦点距離fと被写体距離Dに対応した合焦レンズ
群の繰出量Sxとの関係を各被写体距離毎に示した線図、
第3図は、同実施例の動作を説明するために第2図の一
部を省略して示す線図、第4図および第5図は、いずれ
も第1図の実施例の動作順序を示すフローチャートで、
このうち、第4図は合焦動作および変倍動作を、第5図
はAF動作を、それぞれ示すフローチャートである。 第6図は、上記発明に関連するレンズ制御装置の全体構
成を示すブロック図、第7図は、第6図に示す実施例の
動作を説明する特性図、第8図は、同実施例のもう1つ
の動作の原理を説明する説明図、第9図および第10図
は、いずれも第6図の動作順序を説明するフローチャー
トで、このうち第9図は微調整動作を示し、第10図はシ
ャッタスピード決定動作を示すものである。 1……光軸、 2……変倍レンズ群、 2a〜2e……第1群レンズ〜第5群レンズ、 3……合焦レンズ群、 4……変倍駆動部、 5……フォーカス駆動部、 6……フォーカスカウンタ、 7……合焦レンズ群位置検出器(FPM)、 8……変倍レンズ群位置検出器(ZPM)、 9……最大繰出量演算部、 10……比例定数演算部、 11……合焦補正演算部、 12……フォーカス制御部、 12a……駆動制御部、 13……操作スイッチ、 14……切換スイッチ、 14a……測距スイッチ、 14b……レリーズスイッチ、 15……レンズ位置判定部、 16……変倍制御部、 17……撮影距離検出部、 18……表示部、 19〜24……合焦曲線、 25,26……限界線、 35……測距素子(CCD)、 36……AF演算部、 37……撮影距離演算部、 38……焦点距離演算部、 39……外部表示器、 40……撮影倍率演算部、 41……測光部、 42……フラッシュマチック絞り演算部、 43……被写体動体検出部、 44……フィルム感度検出部、 45……絞り、 46……ストロボ、 47……シャッタ、 48……露出演算制御部、 49……内部表示器。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一光軸上に配設された変倍レンズ群およ
    び合焦レンズ群からなる変倍光学系で、被写体距離と該
    合焦レンズ群の光軸方向の繰出量との関係が、変倍域内
    の倍率位置で異なるバリフォーカルレンズを駆動制御す
    るレンズ制御装置において、上記合焦レンズ群を駆動す
    る合焦駆動手段と、上記変倍レンズ群を駆動する変倍駆
    動手段と、上記合焦レンズ群の上記光軸上の位置を検出
    する合焦レンズ群位置検出手段と、上記変倍レンズ群の
    当該焦点距離に対応する上記光軸上の位置を検出する変
    倍レンズ群位置検出手段と、上記変倍レンズ群が上記変
    倍駆動手段によって駆動された後に上記変倍レンズ群位
    置検出手段および上記合焦レンズ群位置検出手段の出力
    をそれぞれ受けて結像位置ずれに対する補正量を算出す
    る合焦補正演算手段と、上記補正量を受け当該焦点距離
    における上記合焦位置に上記合焦レンズ群を駆動するよ
    うに上記合焦駆動手段を制御する合焦補正制御手段と、
    上記合焦レンズ群が無限遠位置から至近位置方向に向っ
    てピントずれを与えない程度の微小距離内に形成される
    無限側禁止領域および至近位置から無限遠位置方向に向
    ってピントずれを与えない程度の微小距離内に形成され
    る至近側禁止領域に位置しているか否かを判定するレン
    ズ位置判定手段と、このレンズ位置判定手段の出力を受
    け上記合焦レンズ群が上記無限側禁止領域および上記至
    近側禁止領域にあるときはそれぞれ上記合焦レンズ群の
    無限位置方向および至近位置方向への駆動を禁止する合
    焦駆動禁止手段とを具備し、それぞれ合焦レンズ群が上
    記至近側および上記無限遠側の禁止領域にないときおよ
    び該禁止領域にあっても合焦駆動方向が上記禁止された
    方向と逆であるときは、上記合焦駆動手段による上記合
    焦レンズ群の合焦駆動動作を可能ならしめるように構成
    したことを特徴とするレンズ制御装置。
  2. 【請求項2】同一光軸上に配設された変倍レンズ群およ
    び合焦レンズ群からなる変倍光学系で、被写体距離と該
    合焦レンズ群の光軸方向の繰出量との関係が、変倍域内
    の倍率位置で異なるバリフォーカルレンズを駆動制御す
    るレンズ制御装置において、上記合焦レンズ群を駆動す
    る合焦駆動手段と、上記変倍レンズ群を駆動する変倍駆
    動手段と、上記変倍合焦レンズ群の上記光軸上の位置を
    検出する合焦レンズ群位置検出手段と、上記変倍レンズ
    群の当該焦点距離に対応する上記光軸上の位置を検出す
    る変倍レンズ群位置検出手段と、被写体までの撮影距離
    を判定し該撮影距離に対応する測距データを出力する撮
    影距離検出手段と、上記変倍レンズ群位置検出手段およ
    び上記合焦レンズ群位置検出手段の出力および上記測距
    データをそれぞれ受けて上記合焦位置までの上記合焦レ
    ンズ群の駆動量を算出しこの駆動量が予め定められた制
    限駆動量よりも大きい場合は該駆動量に代えて該制限駆
    動量を出力する合焦補正演算手段と、上記駆動量または
    上記制限駆動量を受けて当該焦点距離における上記合焦
    位置に上記合焦レンズ群を駆動するように上記合焦駆動
    手段を制御する合焦補正制御手段と、上記合焦レンズ群
    が無限遠位置から至近位置方向に向ってピントずれを与
    えない程度の微小距離内に形成される無限側禁止領域お
    よび至近位置から無限遠位置方向に向ってピントずれを
    与えない程度の微小距離内に形成される至近側禁止領域
    にあるときはそれぞれ上記合焦レンズ群の無限遠位置方
    向および至近位置方向への駆動を禁止する合焦駆動禁止
    手段とを具備し、それぞれ合焦レンズ群が上記至近側お
    よび上記無限遠側の禁止領域にないときおよび該禁止領
    域にあっても合焦駆動方向が上記禁止された方向と逆で
    あるときは、上記合焦駆動手段による上記合焦レンズ群
    の合焦駆動動作を可能ならしめるように構成したことを
    特徴とするレンズ制御装置。
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