JPH0467101A - 光学レンズのハードコーティング方法及びその装置 - Google Patents
光学レンズのハードコーティング方法及びその装置Info
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- JPH0467101A JPH0467101A JP2179679A JP17967990A JPH0467101A JP H0467101 A JPH0467101 A JP H0467101A JP 2179679 A JP2179679 A JP 2179679A JP 17967990 A JP17967990 A JP 17967990A JP H0467101 A JPH0467101 A JP H0467101A
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- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は光学レンズ、主としてプラスチック眼鏡レンズ
等をハードコート用の液に浸漬して表面に液を塗布する
所謂ディッピングを行なうためのハードコーティング方
法及びその装置に関するものである。
等をハードコート用の液に浸漬して表面に液を塗布する
所謂ディッピングを行なうためのハードコーティング方
法及びその装置に関するものである。
(従来技術)
一般に、プラスチック眼鏡レンズは表面硬度を向上させ
る為のハードコーティング、光線透過を向上させる為の
増透処理等の前工程としてレンズ表面を汚れなく清浄に
する洗浄に関する技術が開発されている。 従来に於い
ては、純水、超純水、IPACイソプロピルアルコール
)等の洗浄液中をくぐらせること及び乾燥などの技術の
組合せであって且つ連続自動化されている。 その中で
、特に洗浄についてみると、洗浄液に浸漬して引き揚げ
る装置はそのほとんどのものがレンズ体を1個又は複数
個宛籠又はハンガー状の保持具に単体ずつ隔離して保持
し、液中へ浸漬と引き揚げ動作を繰り返している。
る為のハードコーティング、光線透過を向上させる為の
増透処理等の前工程としてレンズ表面を汚れなく清浄に
する洗浄に関する技術が開発されている。 従来に於い
ては、純水、超純水、IPACイソプロピルアルコール
)等の洗浄液中をくぐらせること及び乾燥などの技術の
組合せであって且つ連続自動化されている。 その中で
、特に洗浄についてみると、洗浄液に浸漬して引き揚げ
る装置はそのほとんどのものがレンズ体を1個又は複数
個宛籠又はハンガー状の保持具に単体ずつ隔離して保持
し、液中へ浸漬と引き揚げ動作を繰り返している。
然る時、この動作は第8図に示す如く液面に対して上下
垂直動作のみである。 又、ハードコートをディッピン
グにて行う場合、この技術に加えて引き揚げ速度をコー
ト液に応じてコントロールするものである。
垂直動作のみである。 又、ハードコートをディッピン
グにて行う場合、この技術に加えて引き揚げ速度をコー
ト液に応じてコントロールするものである。
(発明が解決しようとする課題)
従来技術で述べたものに於いて以下の如き問題点を有し
ていた。
ていた。
(a)レンズ体を液面に対して垂直に上下する機構上、
レンズ体が曲面であるために液面とレンズ表面(前面後
面)は極〈−時点以外は垂直ではあり得ない為に、レン
ズ表面のコーティング層に斑が生じてしまい高精度なデ
ィッピングを行うことが難かしい口(b)レンズ体を液
中に浸漬、引き揚げる際に液面が鮒動して波乱を起し易
い。
レンズ体が曲面であるために液面とレンズ表面(前面後
面)は極〈−時点以外は垂直ではあり得ない為に、レン
ズ表面のコーティング層に斑が生じてしまい高精度なデ
ィッピングを行うことが難かしい口(b)レンズ体を液
中に浸漬、引き揚げる際に液面が鮒動して波乱を起し易
い。
(c)レンズ体を保持する為に、2点、3点を保持点と
して細いステンレス線等で保持具を作るが、この接点個
所にて液溜りを生じ易い。
して細いステンレス線等で保持具を作るが、この接点個
所にて液溜りを生じ易い。
而して、本発明は従来技術のこの様な問題点に鑑みなさ
れたものであり、その目的とする処はコート液面に極力
3揺動を生じさせる要因を無くし極力、平静な液面の状
態を維持しながら高精度なディッピングを行い得ること
にある。
れたものであり、その目的とする処はコート液面に極力
3揺動を生じさせる要因を無くし極力、平静な液面の状
態を維持しながら高精度なディッピングを行い得ること
にある。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために本発明に於ける方法及びその
装置は以下の如くなる。
装置は以下の如くなる。
即ち、レンズ体の前面曲率中心、又は後面曲率中心、若
しくはそれら両面の中間曲率中心が液面上に位置すべく
保持具を構成し、該自車中心が回転運動の中心となる様
に動作せしめ、ディッピングの時、レンズ体を液面から
浸漬及び引き揚げる際に、レンズ体表面の全ての点にて
液面が垂直若しくは垂直に近い状態に保つことが出来る
ように成しである。
しくはそれら両面の中間曲率中心が液面上に位置すべく
保持具を構成し、該自車中心が回転運動の中心となる様
に動作せしめ、ディッピングの時、レンズ体を液面から
浸漬及び引き揚げる際に、レンズ体表面の全ての点にて
液面が垂直若しくは垂直に近い状態に保つことが出来る
ように成しである。
又、その装置は液面に一致せしめた保持具の回転中心軸
にリバーシブルモーター及び補助メカニズムにより回転
角速度600/分〜20°/分で任意に制御出来る機構
と成すと共に、該保持具のうち細いステンレス線(1〜
0.6φm m )から成るクリップ部分だけが液中に
浸漬するように成し且つその線の殆んどの部分が回転中
心と同心円状に適宜湾曲してあり、又、レンズ表面に液
溜まりが生じないようにレンズ面をクリップする部分に
近い個所手前を下方向に折曲変形せしめである。
にリバーシブルモーター及び補助メカニズムにより回転
角速度600/分〜20°/分で任意に制御出来る機構
と成すと共に、該保持具のうち細いステンレス線(1〜
0.6φm m )から成るクリップ部分だけが液中に
浸漬するように成し且つその線の殆んどの部分が回転中
心と同心円状に適宜湾曲してあり、又、レンズ表面に液
溜まりが生じないようにレンズ面をクリップする部分に
近い個所手前を下方向に折曲変形せしめである。
又、液槽の縁には常に波が外へオーバーフローで逃げる
ようにオーバーフロー槽を設けると共に、液槽の内側に
は内部で生じた波が反射して内部へ戻らない櫛状の消波
器を設け、更に又、液槽の底部近くにはディッピングの
際に減じた液を槽の底部より補給するときの流れによっ
て生じた揺動を抑止するために複数個の多孔薄板を適宜
孔位置をずらして間隔をおいて取付けである。
ようにオーバーフロー槽を設けると共に、液槽の内側に
は内部で生じた波が反射して内部へ戻らない櫛状の消波
器を設け、更に又、液槽の底部近くにはディッピングの
際に減じた液を槽の底部より補給するときの流れによっ
て生じた揺動を抑止するために複数個の多孔薄板を適宜
孔位置をずらして間隔をおいて取付けである。
(作 用)
本発明は特に、引き揚げの時、液面とレンズ表面とが常
に垂直若しくは垂直に近い状態にあるため、液と引き揚
げ速度の対応を定常化して、引き揚げ条件を単純化する
と共に被膜の厚みをコントロールすることを容易にする
。 即ち、レンズ体をゆっくりと引き揚げた場合、コー
ティング膜は薄く、又逆に速く引き揚げる場合には厚い
コーティング膜となる。
に垂直若しくは垂直に近い状態にあるため、液と引き揚
げ速度の対応を定常化して、引き揚げ条件を単純化する
と共に被膜の厚みをコントロールすることを容易にする
。 即ち、レンズ体をゆっくりと引き揚げた場合、コー
ティング膜は薄く、又逆に速く引き揚げる場合には厚い
コーティング膜となる。
又、クリップ部分の構成及びオーバーフロー槽と櫛状の
消波器等の共働作用として保持具の回転動作中、液の抵
抗を最小限に抑えられ、液の波乱を生じることがなく、
常に平静な液面の状態にてディッピングを行なうことが
出来、斑のない高精度のハードコーティングが行い得る
。
消波器等の共働作用として保持具の回転動作中、液の抵
抗を最小限に抑えられ、液の波乱を生じることがなく、
常に平静な液面の状態にてディッピングを行なうことが
出来、斑のない高精度のハードコーティングが行い得る
。
(実施例)
次いで実施例について図面(第1図乃至第7図)を参照
して説明する。
して説明する。
第1図に於いて、1はディッピングを行なうために適宜
のコーティング液Wを常時オーバーフローの状態にて貯
溜せしめたハードコーティング装置本体であり、主にコ
ーティング液Wを常時上級2A−杯にまでオーバーフロ
ー状態で充満せしめた内槽2と、該内槽2の外周にオー
バーフロー槽3とを設けて二重槽構造と成し、適宜ポン
プRの作動によって前記コーティング液Wを内槽2の供
給口2Bとオーバーフロー槽3の吸込口3Aとの間で層
流状態にて循環せしめである。
のコーティング液Wを常時オーバーフローの状態にて貯
溜せしめたハードコーティング装置本体であり、主にコ
ーティング液Wを常時上級2A−杯にまでオーバーフロ
ー状態で充満せしめた内槽2と、該内槽2の外周にオー
バーフロー槽3とを設けて二重槽構造と成し、適宜ポン
プRの作動によって前記コーティング液Wを内槽2の供
給口2Bとオーバーフロー槽3の吸込口3Aとの間で層
流状態にて循環せしめである。
而して、内槽2の上縁2Aは常に準静的な液面WAと一
致する。
致する。
4は前記オーバーフロー槽3の上級鍔部3Bから内槽2
の上縁2Aをまたいで内側下方向へ突設せしめた櫛状の
消波器で(第6図参照)、コーティング液面WAが外乱
によって揺動する場合、生じた波がそこで反射して内槽
2内部へ戻らないように成しである。 消波器4として
繊維状、スポンジ状等の緩衝部材を用いてもよい。
の上縁2Aをまたいで内側下方向へ突設せしめた櫛状の
消波器で(第6図参照)、コーティング液面WAが外乱
によって揺動する場合、生じた波がそこで反射して内槽
2内部へ戻らないように成しである。 消波器4として
繊維状、スポンジ状等の緩衝部材を用いてもよい。
5は前記内槽2の底面部近傍に適宜孔5A位置を互いに
ずらして複数枚取付けた多孔薄板であり、レンズ体Sを
ディッピングすることによってオーバーフローして減じ
た液を内槽2の底面部の供給口2Bより補給する際に、
その流れによって起きる液の揺動を抑止すべく成しであ
る。(第7図参照)6は主にプラスチック眼鏡レンズ等
のレンズ体Sを保持するための保持装置であり、第2図
乃至第5図に示す如く該保持装置6の回転軸杆7の回転
中心軸Pを、前記内槽2の上縁2A−杯に充満せしめた
コーティング液Wの液面WA位置に一致せしめである。
ずらして複数枚取付けた多孔薄板であり、レンズ体Sを
ディッピングすることによってオーバーフローして減じ
た液を内槽2の底面部の供給口2Bより補給する際に、
その流れによって起きる液の揺動を抑止すべく成しであ
る。(第7図参照)6は主にプラスチック眼鏡レンズ等
のレンズ体Sを保持するための保持装置であり、第2図
乃至第5図に示す如く該保持装置6の回転軸杆7の回転
中心軸Pを、前記内槽2の上縁2A−杯に充満せしめた
コーティング液Wの液面WA位置に一致せしめである。
8は回転軸杆7に嵌着せしめたクリップ係架用突出部で
あり、長手方向に穿った六8A内にクリップ部材9の係
架端9Aを係架せしめてこれを着脱自在となるべく装着
せしめである。
あり、長手方向に穿った六8A内にクリップ部材9の係
架端9Aを係架せしめてこれを着脱自在となるべく装着
せしめである。
前記クリップ部材9は細いステンレス線(約1〜0.6
φmm)を前記回転軸杆7の回転中心軸Pを自車中心と
した同心円下方向に湾曲せしめると共に(と前記回転軸
杆7の回転中心軸Pまでの距離りはレンズ体Sの前面曲
率半径1+又は後面曲率半径又2着しくは両面の中間曲
率半径sL3等と一致せしめることで、レンズ体の曲面
の中心をレンズ体Sの保持装置6の回転中心となるよう
にし且つ保持装置6の回転運動の中心を液面WAと一致
せしめである。
φmm)を前記回転軸杆7の回転中心軸Pを自車中心と
した同心円下方向に湾曲せしめると共に(と前記回転軸
杆7の回転中心軸Pまでの距離りはレンズ体Sの前面曲
率半径1+又は後面曲率半径又2着しくは両面の中間曲
率半径sL3等と一致せしめることで、レンズ体の曲面
の中心をレンズ体Sの保持装置6の回転中心となるよう
にし且つ保持装置6の回転運動の中心を液面WAと一致
せしめである。
又、回転軸杆7の正転及び反転はリバーシブルモーター
(図示せず)により行い、又補助メカニズムによって回
転角速度が60〜200/分で任意に制御出来る機構と
成しである。(例えばステッピングモーターを採用して
もよい、) 又、回転軸杆7の自動回転動作の下でそのクリップ部材
9のみが液中に浸漬すべく成し、作動中の液の抵抗が最
小となって、線状のクリップ部材9によって液の波乱を
起すことがないようにしである。
(図示せず)により行い、又補助メカニズムによって回
転角速度が60〜200/分で任意に制御出来る機構と
成しである。(例えばステッピングモーターを採用して
もよい、) 又、回転軸杆7の自動回転動作の下でそのクリップ部材
9のみが液中に浸漬すべく成し、作動中の液の抵抗が最
小となって、線状のクリップ部材9によって液の波乱を
起すことがないようにしである。
又、前記クリップ部材9のレンズ体Sのクリップ部分K
に近い手前個所にてこれを略V字状に折曲Vせしめてあ
り、該クリップ部材9を液面WAから引き揚げる時に、
該折曲7部分がレンズ体Sよりも下側にあるので、ステ
ンレス線をつたわってレンス体側に液溜まりが出来るお
それがない、 特に、コーティング液Wの粘度は4〜7
cpsで液溜まりが出来易い。
に近い手前個所にてこれを略V字状に折曲Vせしめてあ
り、該クリップ部材9を液面WAから引き揚げる時に、
該折曲7部分がレンズ体Sよりも下側にあるので、ステ
ンレス線をつたわってレンス体側に液溜まりが出来るお
それがない、 特に、コーティング液Wの粘度は4〜7
cpsで液溜まりが出来易い。
而して1本発明の枢要点はレンズ体Sの曲面の中心をレ
ンズ回転中心となるようにし且つ保持装置の運動の中心
友液面と一致させることにある。
ンズ回転中心となるようにし且つ保持装置の運動の中心
友液面と一致させることにある。
勿論、レンズ体Sは凸面と凹面の曲率中心位置が一致し
ていないことが一般であるので、(イ)凸面を基準とし
て回転中心をきめる、(ロ)凹面を基準として回転中心
をきめる、(ハ)凸凹両面の中間を回転中心とする等の
選択があるが、何れの場合も従来方法に比べてレンズ表
面と液面WAは垂直に近い。
ていないことが一般であるので、(イ)凸面を基準とし
て回転中心をきめる、(ロ)凹面を基準として回転中心
をきめる、(ハ)凸凹両面の中間を回転中心とする等の
選択があるが、何れの場合も従来方法に比べてレンズ表
面と液面WAは垂直に近い。
好ましくは、凸面若しくは略中間よりに回転中心を決め
ることは産業上有利である。 近年レンズ体Sの凸面が
光学設計上の基準となっているケースが多く、凸面の曲
率半径11はレンズメーカーによって揃っているので保
持装置6の種類を少くすることの利益があるからである
。 尚、保持装置6の細線部分であるクリップ部材9は
レンズ体Sの口径、レンズ体Sの縁厚が異ることに応じ
て夫々の大きさに適応する寸法のものを用意して交換し
得るようにしである。
ることは産業上有利である。 近年レンズ体Sの凸面が
光学設計上の基準となっているケースが多く、凸面の曲
率半径11はレンズメーカーによって揃っているので保
持装置6の種類を少くすることの利益があるからである
。 尚、保持装置6の細線部分であるクリップ部材9は
レンズ体Sの口径、レンズ体Sの縁厚が異ることに応じ
て夫々の大きさに適応する寸法のものを用意して交換し
得るようにしである。
而して、本発明は液面WAを常に平静な面の状態に維持
しながらディッピング作業を行なうことが出来る。
しながらディッピング作業を行なうことが出来る。
(発明の効果)
本発明は叙上の如く構成されているので以下に記載する
効果を奏する。
効果を奏する。
(a)ディッピングの際にレンズ体を液面から引き揚げ
る場合、レンズ表面と液面とが互いに垂直若しくは垂直
に近い状態に保つことが出来るので、斑のない一様均質
なコーティング膜層が得られ、高精度なディッピングを
行うことが出来、被膜の厚みのコントロールを容易に行
うことが出来る。
る場合、レンズ表面と液面とが互いに垂直若しくは垂直
に近い状態に保つことが出来るので、斑のない一様均質
なコーティング膜層が得られ、高精度なディッピングを
行うことが出来、被膜の厚みのコントロールを容易に行
うことが出来る。
(b)レンズ体の回転中心を液面に一致させ、保持装置
のうち、細いステンレス線(1〜0.6φmm)のみが
液中にあり且つその線の殆んどが回転中心と同心円方向
に湾曲しであるので1作動中の液の抵抗が最小で、線に
よって液の波乱を起すことがないつ(C)保持装置の細
線部のうちレンズ体をクリップする部分に近い折曲個所
は液外に出るとき、クリップ部分より下方にあるように
しであるので細線をつたわってレンズ表面に液溜が出来
るおそれがない。
のうち、細いステンレス線(1〜0.6φmm)のみが
液中にあり且つその線の殆んどが回転中心と同心円方向
に湾曲しであるので1作動中の液の抵抗が最小で、線に
よって液の波乱を起すことがないつ(C)保持装置の細
線部のうちレンズ体をクリップする部分に近い折曲個所
は液外に出るとき、クリップ部分より下方にあるように
しであるので細線をつたわってレンズ表面に液溜が出来
るおそれがない。
(d)ハードコートをディッピングする前工程として重
要な洗浄工程でレンズ体の保持装置を交換することはの
ぞましくないので、ハードコート工程でも回転軸杆に対
してレンズ体を保持したクリップ部材のみを交換出来る
ようにして、これを回転軸杆に簡単に嵌め込み引き抜き
が出来るように成したので、レンズ体の引き揚げ終了位
置で、保持装置からクリップ部材を垂直方向に引き抜き
次のレンズ体を装着した別のクリップ部材を嵌め込むこ
とによりスムースに交換出来、又この機構は連続生産上
有益である。
要な洗浄工程でレンズ体の保持装置を交換することはの
ぞましくないので、ハードコート工程でも回転軸杆に対
してレンズ体を保持したクリップ部材のみを交換出来る
ようにして、これを回転軸杆に簡単に嵌め込み引き抜き
が出来るように成したので、レンズ体の引き揚げ終了位
置で、保持装置からクリップ部材を垂直方向に引き抜き
次のレンズ体を装着した別のクリップ部材を嵌め込むこ
とによりスムースに交換出来、又この機構は連続生産上
有益である。
第1図乃至第7図は本発明実施例を示すもので、第1図
はハードコーティング装置本体の概略を示す縦断正面図
、第2図は保持装置の概要を示す正面図、第3図は同じ
く側面図、第4図は同じく斜視図、第5図は同じく平面
図、第6図は消波器の実施例を示す要部の斜視図、第7
図は多孔薄板の配置を示す全体斜視図である。 第8図
は従来技術を示すものである。 l・・・ハードコーティング装置本体 200.内槽 300.オーバーフロー槽4・・・消
波器 5・拳・多孔薄板 6・・・保持装置 7・・・回転軸杆9・・・クリッ
プ部材 WA−−・液面S・・・レンズ体 V・・
―折曲 第 1vA jI 2 工 第3m
はハードコーティング装置本体の概略を示す縦断正面図
、第2図は保持装置の概要を示す正面図、第3図は同じ
く側面図、第4図は同じく斜視図、第5図は同じく平面
図、第6図は消波器の実施例を示す要部の斜視図、第7
図は多孔薄板の配置を示す全体斜視図である。 第8図
は従来技術を示すものである。 l・・・ハードコーティング装置本体 200.内槽 300.オーバーフロー槽4・・・消
波器 5・拳・多孔薄板 6・・・保持装置 7・・・回転軸杆9・・・クリッ
プ部材 WA−−・液面S・・・レンズ体 V・・
―折曲 第 1vA jI 2 工 第3m
Claims (5)
- (1)光学レンズのディッピングによるハードコーティ
ングに於いて、レンズ体Sを液面WAより引き揚げる際
に、レンズ体S表面である曲面の全ての部分と液面WA
とが垂直若しくは垂直に略近い状態に保つことを特徴と
する光学レンズのハードコーティング方法 - (2)光学レンズのディッピングによるハードコーティ
ングに於いて、レンズ体Sの前面又は後面若しくは両面
の中間の曲率中心をレンズの回転中心と略一致せしめ且
つレンズ体Sの保持装置6の回転中心を液面WAと一致
せしめた光学レンズのハードコーティング装置 - (3)光学レンズのハードコーティング装置本体1のコ
ーティング液Wを常時オーバーフローせしめた内槽2で
あって、該内槽2の上縁2Aに、光学レンズのディッピ
ングの際の保持装置6を装着せしめると共に、眼鏡レン
ズの前面又は後面若しくは両面の中間の曲率中心を該眼
鏡レンズのディッピングでの保持装置6の回転中心及び
該回転中心と液面WAとを一致せしめた光学レンズのハ
ードコーティング装置 - (4)保持装置6が、反復揺動回転すべく成した回転軸
杆7と、該回転軸杆7に着脱自在と成したクリップ部材
9とから成り、該回転軸杆7に着脱自在に装着せしめた
クリップ部材9のレンズ体Sとの保持個所近傍を、該レ
ンズ体Sよりも下側に略V字型に折曲Vせしめた光学レ
ンズのハードコーティング装置 - (5)ハードコーティング装置本体1を内槽2とオーバ
ーフロー槽3とにより構成すると共に内槽2の縁部に消
波器4を設ける一方、レンズ体をディッピングすること
によってオーバーフローにて減じた液は、内槽2の底部
より補給せしめ又補給液の流れによって起きる液の揺動
をおさえるのに、底部近くに多孔薄板5を孔5A位置を
ずらして複数取付けた請求項2又は3記載の光学レンズ
のハードコーティング装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2179679A JPH0467101A (ja) | 1990-07-09 | 1990-07-09 | 光学レンズのハードコーティング方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2179679A JPH0467101A (ja) | 1990-07-09 | 1990-07-09 | 光学レンズのハードコーティング方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0467101A true JPH0467101A (ja) | 1992-03-03 |
Family
ID=16069980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2179679A Pending JPH0467101A (ja) | 1990-07-09 | 1990-07-09 | 光学レンズのハードコーティング方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0467101A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010079777A1 (ja) * | 2009-01-09 | 2010-07-15 | Hoya株式会社 | レンズ保持用治具およびこれを用いたレンズ基材の製造方法 |
JP2014044351A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Hoya Corp | バイフォーカルレンズのディップコーティング方法およびディップコーティング用レンズ保持装置 |
-
1990
- 1990-07-09 JP JP2179679A patent/JPH0467101A/ja active Pending
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