JPH0466600A - ヒトβ神経成長因子を含む融合蛋白質 - Google Patents

ヒトβ神経成長因子を含む融合蛋白質

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JPH0466600A
JPH0466600A JP17645590A JP17645590A JPH0466600A JP H0466600 A JPH0466600 A JP H0466600A JP 17645590 A JP17645590 A JP 17645590A JP 17645590 A JP17645590 A JP 17645590A JP H0466600 A JPH0466600 A JP H0466600A
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JP
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ngf
amino acid
fusion protein
protein
acid residues
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JP17645590A
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Reiko Otomo
大友 玲子
Kazuhide Yoshikawa
和秀 吉川
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Tosoh Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ヒト成長ホルモンのアミノ酸残基からなる蛋
白質とヒトβ神経成長因子(β−NGF)の融合蛋白質
を提供するものである。更に本発明は、前記当該融合蛋
白質をコードするDNA、このDNAを含むプラスミド
、このプラスミドにより形質転換された微生物、この微
生物を培養することからなる前記融合蛋白質又はβ〜N
GFの製造方法を提供するものである。
(従来の技術) 神経成長因子(NGF)は、胎生期の知覚神経節や交換
神経細胞の生存や成長・分化に必要不可欠な蛋白質とし
て古くから知られている( Biochemistry
、第 6巻、1)2203−22(19,1967年)
NGFは、雄マウス顎下腺に多量に含まれることか知ら
れており、従来このマウスNGFを対象とした研究がN
GF研究の中心となっている。
マウスNGFは、沈降係数か73.分子量13]、、5
00ダルトン、α、β、γの各サブユニットがそれぞれ
二分子ずつ含まれる六量体の蛋白質であり、このうちβ
−NGFのみか生物活性を有することが知られている。
マウスβNGFは、分子量13,000ダルトンの、」
18アミノ酸残基からなる蛋白質であり、通常、沈降係
数2.58の二量体である( AngeIetti、に
、H,ら、Proc、Nat I 、Acad、Sci
、USA、 68巻、p2417−2420.1979
年)。
近年になり、ヒトβNGFをコードするDNA配列が報
告された(tlllrichら、Nature、 30
3巻p821−825.1.9f13年)か、このDN
A配列から推定されるアミ、/酸配列はマウスのそれと
90%相同であり、bov i口e、chicken等
とも高い相同性を示すことか明らかとなった。
更には、NGFか中枢神経系にも微量ながら存在するこ
とが明らかになり(Korsching、S、ら、FM
BOJ、 4@、p1389−1393.1985年)
、前脳基底前のコリナルシックニューロンに脳内NGF
が局在している事実はNGFがコリナルシックニューロ
ンに特異的に作用していることを強く示唆している。
近年社会問題となりつつある老人性痴呆症のうち、アル
ツハイマー型老人性痴呆症は、前記のコリナルシックニ
ューロンを中心とした脳の神経細胞の著しい脱落を伴う
痴呆症であり、NGFをはじめ神経栄養因子との関連が
注目されている。
NGFを大量に取得することが老人性痴呆症や他の神経
系疾患の予防、治療という見地から興味が持たれている
が、いまだにヒトNGFを高濃度で含qする器官(組織
)は報告されておらす、わずかにヒト胎盤からの精製に
成功したとの報告はあるものの、取得量は極めて微量で
あり、コストや精製に要する時間に見合うものではない
NGFのように、極めて微量しか天然には存在しない蛋
白質を大量に取得する方法に、遺伝子下学的な手法があ
る。現に、遺伝子工学によりβNGFを大量に取得する
方法として、特開昭61−205485号、特開平1−
211490号に記載された方法かある。
(従来技術の課題) 特開昭61−205485号によれば、β−NGFをコ
ードするDNA、それを含むプラスミド等が記載され、
このプラスミドを含有する微生物及び微生物を培養する
ことによるβ−NGFの製造方法も記載されている。そ
れに対し、特開平1−211490号に記載された方法
は、β−NGFのN末端側に、トロンビン等の蛋白質分
解酵素の制限部位を介してヒト成長ホルモン(hGH)
を含む融合蛋白質をコードするDNA等である。時開″
v−1−211490号の方法は、微生物中で製造され
難いβ−NGFを、製造され易いhGHの下流(DNA
分子における3−側)に位置させることで生産性を向上
させたものである。
特に特開平1−211490号に記載された方法によれ
ば、β−NGFを融合蛋白質として大量に取得すること
が可能であり、しかも取得した後には任意の酵素で処理
することでこれら二つの蛋白質を分離出来るため、β−
NGFを単独で取得する方法に比較して効率的である。
ところで、遺伝子工学的手法に従って微生物でヒトの蛋
白質等の異種蛋白質を製造し、取得しようとする場合に
は、微生物内で当該蛋白質を製造させた後、微生物に由
来する蛋白質等の夾雑物を除去する操作が必要となる。
特に、医薬品としての用途を考慮するならば、前述のよ
うな夾雑物の混在は重要な問題である。
ゲル濾過クロマトグラフィー(以下、GFCと略称する
)は、イオン交換クロマトグラフィやその他のクロマト
グラフィーに比較して、使用する溶離液は一種類のみで
よく、濃度勾配を必要としないから簡便な操作で実施で
き、しかも高純度精製も可能である等の利点を供えてい
る。従って、β−NGFの精製においてGFCを適用す
ることか可能であれば、より簡便な操作でβ−NGFを
提供することが可能となるのである。
ところか、前述の特開平1−211490号により融合
蛋白質を取得し、後に蛋白質分解酵素でこれを処理した
場合には、当該処理により分目;t14.o00ダルト
ンのhGH断片か出現してしまうことがら、GFCによ
ってはβ−NGFと分離し難いという課題か生じる。
本発明者らは、β−・NGFの精製において、GFCを
適用することがiiJ能であればより簡便に高純度のβ
−NGFを取得できるという観点がら、β−NGFを大
量に製造でき、しかもGFCによる精製を可能とするこ
とを目的として研究を行った。
(課題を解決するための手段) 以上の「1的を達成するためになされた本発明は、任意
の蛋白質分解酵素の制限部位を介してN末端側にhGH
のN末端から 139残基未病のアミノ酸残基からなる
蛋白質、C末端側にβ−NGFを含む融合蛋白質であり
、該融合蛋白質をコードするDNAであり、該DNAを
含み、微生物中で複製可能なプラスミドであり、該プラ
スミドで形質転換された微生物であり、該微生物を培養
することからなる融合蛋白質の製造方法であり、該微生
物を培養し7て融合蛋白質を製造し、任意の蛋白質分解
酵素で処置した後、hGHのアミノ酸残基からなる蛋白
質とβ−NGFを分子量の差を利用]、7て分離するこ
とを特徴とするβ−NGFの製造方法である。以下、本
発明の詳細な説明する。
hGHは、191アミノ酸残基からなる蛋白質であるが
、本発明はN末端側から 139残基未病のアミノ酸残
基からなる部分がそのN末端側に位置する融合蛋白質が
提供される。このhGHの部分(一部分)の分子量が小
さいほど、GFCによる精製か容易となるため、アミノ
酸残基数は少ないほうか良い。しかし、あまりアミノ酸
残基数を少なくしたものは、微生物中で製造され難いた
め、最低でも32残基程度以上とすることか好ましい。
微生物中での製造され易さは、そのような蛋白質をコー
ドするDNAの5−側のコドンの様子に依存するため、
hGHのN末端側のアミノ酸をコドするコドンか少ない
と製造され難くなるのである。
hGHの一部分とβ−NGFの蛋白質分解酵素の制限部
位は、後に融Cイ蛋白質を分解し7てβN G Fを取
得する際に使用する酵素の制限部位であれば良い。例え
ば後にトロンビンを使用するのであれば、Vat−Pr
o−^「gとのアミノ酸残基の並び、例えばファクター
Xaを使用するのであればl1eG l u−G l 
y−A rgとのアミノ酸残基の並び、例えば血栓溶解
剤であるウロキナーゼを使用するのであればP ro−
G l y−A rgとのアミノ酸残基の並びを介して
両者が結合していれば良い。
C末端側に位置するβ−NGFは、例えば特開明61−
205485号、特開平1−211490号に記載され
たアミノ酸配列からなるものの他、その一部が他のアミ
ノ酸配列に置換されたというような変異を有するもので
あっても良い。
以上に説明した本発明の融合蛋白質は、そのN末端側に
位置したhGHの部分のN末端に、メヂオニン(Net
)が位置していても良い。即ち、遺伝子工学的手法によ
り蛋白質を製造する場合、例えば大腸菌等を宿主とする
と、Metをコードするコドンが翻訳開始を意味するた
めである。従って、N末端にNetが位置した場合には
、本発明の融合蛋白質のhGH部分は最長で140残基
、最短で33残基からなるものとなる。
本発明の融合蛋白質中、トロンビンの制限部位を介して
N末端側に32残基のhGH部分を有し、C末端側に天
然のアミノ酸配列からなるβ−NGFを含む融合蛋白質
として、以下の式で示されるものが例示できる。なお、
式で示された融合蛋白質では、hGI(のN末端にNe
tか位置しているため、I・ロンビンの制限部位(式中
  で示す)のN末端側には、合計S8のアミノ酸残基
が位置している。
(N末端) Net−Phe−Pro−Thr−1l e−Pro−
Leu−8er−Arg−Leu−Phe−Asp−A
sn−Ala−Mct−Leu−Arg−A l a−
His−ArgLeu−Hfs−Gln−Leu−Al
a−Phe−^5p−Thr−Tyr−ClnGlu−
Phe−Glu−Val−Pro−^rg−3et−8
et−8er−11is−Pro−11e−Phe−t
(is−Arg−Gly−Glu−Phe−Ser−V
alCys−Asp−8er−Val−3er−Val
−Trp−Val−Gly−Asp−Lys−Thr−
Thr−Ala−Thr−Asp−11e−Lys−G
ly−Lys−Glu−Val−Met−Val−Le
u−Gly−Glu−Val−Asn−11e−Asn
−Asn−8er−■al−Phe−Lys−Gln−
Tyr−Phe−Phe−G I u−Th r−Ly
s−Cys−A rg−As p−P ro−As n
−P ro−Va l −As p−8er−G l 
y−Cys−Arg−G l y−11e−Asp−8
er−Lys−Hfs−Trp−Asn−8er−Ty
r−Cys−Thr−Thr−Thr−His−Thr
−Phe−Val−Lys−Ala−Leu−Thr−
Met−Asp−GlyLys−Gln−Ala−Al
a−Trp−Arg−Phe−1le−Arg−11e
−Asp−Thr−A la−Cys−Val−Cys
−Val−Leu−8er−Arg−Lys−Ala−
Val−Arg (C末端) 本発明は、以上説明した融合蛋白質をコードするDNA
を提供する。該DNAは、hGH部分、β−NGF部分
及び蛋白質分解酵素の制限部位のアミ2ノ酸配列をコー
ドするもの一〇あればよく、塩基配列に制限はない。こ
のようなりNAは、特開平1−211490号に記載さ
れたプラスミドpNF−TIを利用(2て取得しても良
いし7、ホスホルアミダイト法を利用するDNA合成機
を使用して40−50塩基ず一つの断片を合成し、後に
これを結合して取得(2でも良い(大塚栄子ら、現代化
学lO月号、p24−30.1988年)。
以上のようなりNAを3み、微生物中で複製可能なプラ
スミドは、通常の遺伝子T学的手法により調製すること
が11能である。このようなプラスミドは、形質転換さ
れた微生物の選別を容易にするため、例λばアンビンリ
ン耐性等を宿主に付与する性質を有することが好ま17
い。また、通常の遺伝子工学的手法に従えば、容易にこ
のプラスミドで微生物を形質転換することが可能であり
、当該プラスミドを内部に保持する微生物を調製するこ
とが出来る。
融合蛋白質をコードするDNAを、DNA配列を発現さ
せるために必要なプロモーター等のDNA配列と結合さ
せたプラスミドで微生物を形質転換すれば、当該微生物
を培養することで目的の融合蛋白質を取得することが出
来る。取得された融合蛋白質については、例えば特開昭
59−161321号等に記載された活性化法を施し、
任意の蛋白質分解酵素で処理し7た後、分子量の差を利
用する精製する方法により精製か可能である。精製方法
としては、限外濾過膜を使用する方法も例示出来るが、
より精度の高いGFCによることが好ましい。
(発明の効果) 本発明の融合蛋白質では、N末端側に位置するhGH部
分をβ−NGFに比較して低分子となるようにしたこと
から、蛋白質分解酵素で処理17た後にGFC等の分子
量の差を利用する精製方法により精製操作を実施するこ
とが出来る。この操作によれば微生物に由来する夾雑物
を除去するのと同時に、制限部位を介してN末端側に位
置していたhGH部分をも除去することが可能である。
このことは、β−NGFの精製において操作が簡便であ
りしかも精度の高いGFCを適用出来ることを意味して
いる。しかも本発明の融合蛋白質は、微生物を用いてβ
−NGFを単独で製造する場合に比較して大量に取得す
ることか出来る。
以上のように、本発明は将来老人性痴呆症の予防薬、治
療薬として関心を集めているβ−NGFを、研究用とし
て、又は実用として、安定な純度、低価格にて安定して
供給することを可能とするものである。
(実施例) 以下に本発明を更に詳細に説明するために実施例を記載
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
実施例1、 (トロンビン制限部位を含むDNA断片の合成と精製) 以下に示すオリゴヌクレオチド(tli、IJ2)をホ
スホルアミダイト法を利用したDNA合成機(Appl
ied Bjosystems  社製、3g0A型D
NA 5yntt+esizer)を用いて合成した。
[Jl  5’ CGAAGTTCCGCGTTCCT
CCTCTCACCCGATCTTCCACCGTGG
CG 3 LI2 5°TTCAAGGCGCAAGGAGGAG
AGTGGGCTAGAAGGTGGCACCGCTT
AA 3各オリゴヌクレオチドは、5°−01(を保護
したジメトキシトリチル基をつけたままカラムがらアン
モニア水で脱離させ、55℃で約6時間、塩基の脱保護
を行った。その後、溶媒をエバポレートし、純水に溶解
した。続いて逆相モードでの液体クロマトグーy 7 
イー(ODS−80℃M、4.6+nLH1,D、x2
50mm、東ソー(株)製を使用)によりジメトキシト
リチルオリゴマーを精製した。なお溶出は、0.1M 
l−リエチルアミンー酢酸緩衝液(pH7,0) ノ、
O−5090のアセトニトリルの直線濃度勾配条件で行
った。
アセトニトリル濃度40%付近に溶出する、目的のジメ
トキシトリチル−オリゴマーを取得し7、エバポレート
した後、残渣に80%酢酸をl ml加えて20分間放
置し、脱ジメトキシトリチルを行った。
更にエバポレートを行い、残渣に純粋5 mlを加えて
溶解した後、等量の酢酸エチルにより二回、抽出操作を
行った。水相をエバポレート後、残渣を純粋I ll1
lに溶解し、更に液体クロマトグラフィにより精製を行
った。溶出は、0.1M)リエチルアミンー酢酸緩衝液
(pH7,0)の、l O−15%のアセトニトリルの
直線濃度勾配条件で行った。
アセトニトリル濃度13−15%付近に溶出する、L1
的のオリゴマーを取得し2、エバポレートした後、残渣
を純粋1.01に溶解して精製標品と12だ。
(発現ベクターpNF・−TSI及び形質転換体E、c
oliHBIOI/I)NF−TSIの調製)特開平1
−211490号の記載に従って調製I7た(第1図参
照)プラスミドpNF−TSI  5μgを、5ユニツ
トのN5p(7524)V (宝酒造(株)製)で30
℃条件下2時間処理し、更に5ユニツトのEcoRl(
宝酒造(株)製)で37℃条件F2時間処理し、た。
処理後、アガロースゲル電気泳動で分離して約4100
塩基のバンドを取得し、511I (7)0.1XTE
  (1mM  トリス−塩酸(pHγ5) 、0.1
mM EDTA)に溶解した。
先に調製されたUl及びllを30.200ユニツトず
つトライアップした後、101zlの反応溶d(50m
M Tris−)旧(pH8,0)、10IIIM M
gCl2.5mM DTT、ImM ATP)中で5ユ
ニツトのT4リボヌクレアーゼ(宝酒造(株)製)で3
7℃7℃条件下9間処理り、た後、約3分間90℃で処
理し、て反応を停市した。
UlとLlをkinationしたオリゴヌクレオチド
各約010Dユニットを混合L (10μl ) 、1
0μm (7)ライゲーション・バッファー(330m
M TrLs−HCI(pH7,6)、 33mM M
gCl2,2.5mM ATP) 、32.511Iの
純粋を添加して室温に放置した。更に25μlの0.2
M 2−メルカプトエタノールを添加し、先の約410
0塩基のDNA断片0.5μgと混合【7、T4 ’D
NALigase 300 Unitで16℃にて一夜
処理した。
1001のE、coll 88101株 compet
ent cell(−ib:酒造(株)製)に前記溶液
の10μmを添加し、30分間0℃に保った後、42℃
で1分間熱処理し、再び0℃で1分間放置して1 it
のL−broth液を加え、37℃で 1時間インキュ
ベートした。 5分間遠心5)離して沈殿を取得12.
0.31111のL−broth液に懸濁(7た。これ
を0.11ずツAger plate (tript。
n  IOg/1.yeast  extract  
5g/1.Nacl   Log/l、Agarose
 I5g/l、Ampicjllin 50mg/I 
)に接種した。37℃条件Fで一夜インギュベートした
後、アンピシリンに耐性を示したコロニーのうちプラス
ミドの制限酵素による開裂パターンが合成l、たトロン
ビンの制■部位を含む、予想されたパターンと同一のも
のを選択し、た。この形質転換体を、以下HB 101
 /pNF−TSIと呼ぶ。
(形質転換体E、coli HBIOI/pNF−TS
lの培養)前記のようにして取得されたt(BiO1/
pNF−Tslを、アンピシリンを50μg/lの割合
て含む1001のり、−broth液に接種し、37℃
条件下で培養した。
接種6時間後に、5 mgの3−インドール酢酸(ナカ
ライテスク社製)を添加して、プラスミド中のトリプト
ファンプロモーターを誘導し、更に12時間培養してβ
−NGFを製造させた。
培養終了後、遠心分離により菌体を回収し、その一部に
11096(/v)のドデシル硫酸ナトリウム(5DS
)を加えて90℃条件下で10分間処理し7た後、2−
メルカプトエタノールで処理17.5DS−ポリアクノ
ルアミド電気泳動により蛋白質を分離1.=、 、 C
BBR250て染色して分子量18kDaの融合蛋白質
を確認した。染色したゲルをデンントメーター (島津
製作所製、C8−930型)でバンド定量した結果、培
養菌体の総蛋白量に占める前記の蛋白質は5%であった
(β−NGFを含む融合蛋白質の部分精製)以上の操作
で残った菌体(湿重量1.0g)を、5011のTEG
緩衝液(20mM Tris−HCI(pH8,0)、
2mM EDT^、5%Glycerol )に懸濁し
、4℃にて30分間超音波破砕処理j−だ。続いて破砕
後溶液を遠心分離して不溶性画分を取得し、特開平1−
257491号に従−)てiiJ溶化処理を行−フた。
まず、沈殿を50m1の7M尿素、0、IM  酢酸溶
液に溶解L5、次に等量の10%(V / V )モノ
エタノールアミンを添加し、遠心により不溶物を除去し
5て」−清を51の50mM Tris−11CI (
pt180)、5mM EDTA溶液に透析した。透析
後、不溶物を遠心分離により除去し、1001の融合蛋
白質を含む蛋白質溶液(蛋白質濃度0.28n+g/m
l)を取得した。なお、蛋白質の定量は、ウシ血清アル
ブミン(シグマ社製)を標準蛋白質とし、蛋白質分析用
試薬(バイオラッド社製)を使用して行−った。
(融合蛋白質の蛋白質分躬酵素処理とv4製)以上のよ
・うに17で取得された融合蛋白質を含む蛋白質溶液に
、980単位相当のαトロンビン(持l]製薬(株)製
)を加えて37℃条(1下で1時間処理し、融合蛋白質
中の前記酵素の制限部位を切断した。
反応終了後、溶液に31.3gの硫酸アンモニウムを添
加12、生じた沈殿を遠心により回収した。
沈殿を20m1の7M尿素を含む50mMリン酸緩衝液
(p116.8)に溶解(−1同溶液で平衝化(〜た陽
イオン交換カラム(CM−1−ヨバール650M、25
mm 1.D、x 30cym。
東ソー(株)製)に供1−1: oカラムを同緩衝液で
洗浄し7た後、吸着物を0.5M NaC1を含む同緩
衝液で溶出させ、フラクションコ1/クターを用いて分
取L7た。
各フラクションの20μmを、2−メルカプトエタノー
ルで処理し、SDSポリアクリルアミド亀気泳動に供し
たところ、β−NGFのバンドである 13kDaのバ
ンドを示す両分は、hGH部分に由来する約1flik
Daのバンドをも示した。
(分子量の差を利用した精製) 前述の両分のうち、13kDaのバンドを示した両分を
、7H尿素を含む50a+Mリン酸緩衝液(pH6,8
)で平衝化したゲル濾過クロマトグラフィー用カラム(
G 2000 SW、21.5℃m ID X  30
cm、東ソー(株)製)に供した。溶出液の28OnI
11の吸光度をモニタし、ピークを示した両分について
前記したのと同様にして電気泳動を行った。その結果、
13kDaのバンドを示す両分中には、他のバンドは出
現しなかった。  この結果は、陽イオン交換によって
は除去されなかったhGH部分の蛋白質が、GFCによ
り除去されていることが分かる。
この分画を0.1Mクエン酸緩衝液(pH3,5)に対
して一夜透析し、81の精製β−NGF溶液(0,8m
g/■1蛋白質濃度)を取得した。この溶液中の蛋白質
について、N末端のアミノ酸残基を調査したところ、天
然のβ−NGFのものと同一であった。
ンである ATGが位置している。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)任意の蛋白質分解酵素の制限部位を介してN末端
    側にヒト成長ホルモンのN末端から139残基未満のア
    ミノ酸残基からなる蛋白質、C末端側にヒトβ神経成長
    因子(β−NGF)を含む融合蛋白質。
  2. (2)ヒト成長ホルモンのアミノ酸残基がN末端から3
    2残基以上であることを特徴とする請求項1に記載の融
    合蛋白質。
  3. (3)ヒト成長ホルモンのアミノ酸残基のN末端にメチ
    オニンが位置する請求項1又は2に記載の融合蛋白質。
  4. (4)次式のアミノ酸配列からなる請求項3に記載の融
    合蛋白質。 (N末端) 【遺伝子配列があります。】 (C末端)
  5. (5)請求項1に記載の融合蛋白質をコードする
  6. (6)請求項5に記載のDNAを含み、微生物中で複製
    可能なプラスミド。
  7. (7)請求項6に記載のプラスミドで形質転換された微
    生物。
  8. (8)請求項7に記載の微生物を培養することからなる
    融合蛋白質の製造方法。
  9. (9)請求項7に記載の微生物を培養して融合蛋白質を
    製造し、任意の蛋白質分解酵素で処置した後、ヒト成長
    ホルモンのアミノ酸残基からなる蛋白質とβ−NGFを
    分子量の差を利用して分離することを特徴とするβ−N
    GFの製造方法。
JP17645590A 1990-07-05 1990-07-05 ヒトβ神経成長因子を含む融合蛋白質 Pending JPH0466600A (ja)

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JPH0466600A true JPH0466600A (ja) 1992-03-02

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002036762A1 (fr) * 2000-10-30 2002-05-10 Takeda Chemical Industries, Ltd. Procede de fabrication de peptides

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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