JPH0466542B2 - - Google Patents

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JPH0466542B2
JPH0466542B2 JP58196620A JP19662083A JPH0466542B2 JP H0466542 B2 JPH0466542 B2 JP H0466542B2 JP 58196620 A JP58196620 A JP 58196620A JP 19662083 A JP19662083 A JP 19662083A JP H0466542 B2 JPH0466542 B2 JP H0466542B2
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JP
Japan
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maltitol
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colored
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parts
Prior art date
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JP58196620A
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JPS6087762A (ja
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Takashi Kagoyama
Masaaki Konishi
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は低カロリー甘味料組成物に関し、詳し
くは、外観が視覚的に自然感をもつ粉末状又は顆
粒状マルチトールからなる低カロリー甘味料組成
物に関する。 マルチトールはマルトースを還元して得られる
糖アルコールの一種であつて、その甘味がシヨ糖
に近く、まろやかであると共に、甘味の強さがシ
ヨ糖の約90%であり、更に、体内で消化吸収され
難いところから、近年、低カロリー甘味料として
既に一部では実用に供されている。しかし、従来
より広く使用されている砂糖がしつとりした重量
感、透明感、光沢、色調等を有すのに対して、粉
末状又は顆粒状のマルチトールは外観的には乾い
た白色を呈するので薬品的な印象が強く、天然の
砂糖を使用する習慣に永年慣れ親しんできた消費
者には、甘味料として常用するには自然感の点か
ら尚抵抗が強い。 本発明者らは、粉末状又は顆粒状マルチトール
を砂糖と同様に日常抵抗なく使用し得るように、
その外観、特に、色調を初め、重量感、光沢、透
明感等を改善して自然感を与えるべく、鋭意研究
した結果、淡茶褐色系に着色したものと、濃茶褐
色系に着色したものとを所定の割合で混合するこ
とにより、色調において双目や三温糖に極めて類
似するのみならず、重量感においても砂糖に近
く、かくして、自然感を有する粉末状又は顆粒状
マルチトールからなる甘味料組成物を得ることが
できることを見出して、本発明に至つたものであ
る。 本発明の低カロリー甘味料組成物は、修正マン
セル系による色調が2.5YR乃至10Yの範囲の淡茶
褐色系に着色した粉末状又は顆粒状マルチトール
100重量部に対して、色調が2.5YR乃至5Yの範囲
にあり、且つ、上記淡茶褐色系よりも濃色である
濃茶褐色系に着色した粉末状又は顆粒状マルチト
ール1〜15重量部を含有すことを特徴とする。 一般に色調を色相、明度及び彩度によつて整理
する方法として、修正マンセル系による方法がよ
く知られており、この方法は、須賀長市著「耐候
光と色彩」(スガ試験機(株)昭和52年発行)によれ
ば次のように説明される。即ち、赤(R)、黄(Y)、緑
(G)、青(B)及び紫(P)の五つを主要色相とし、それぞ
れの間に中間色相として黄赤(YR)、黄緑
(GY)、青緑(BG)、青紫(PB)及び赤紫(RP)
を加えて10色相とし、更に、各色相を感覚的に均
等に分割し、これを一つの輪に配列して色相環を
構成する。 次に、白、灰及び黒の無彩色を黒のV=0から
白のV=10までの間を感覚的に等しい段階に分け
て配列して無彩色の明度スケール、即ち、無彩色
軸を構成する。この無彩色軸を前記色相環の中央
にとり、これを0として無彩色軸に対して直角に
延びる線上に彩度の高い順に中央より外側に向か
つて感覚的に等間隔に配列する。このよううにし
て、色相、明度及び彩度を同時に立体的に配列し
て色立体が構成される。 従つて、色調はその色相を表わす記号と共に、
その色相面における明度記号n/(n=0〜10)
と彩度記号/m(m=0、1、2…)によつて正
確に特定され、例えば、1Y9/2なる色調は、色
相が黄(Y)の1番目であつて、明度9、彩度2なる
淡茶褐色系を示す。 一般に、業界では合計40色相とした色立体を常
用しているので、本発明における色調の表示もこ
れに従つて行なうこととする。 本発明の甘味料組成物においては、粉末状又は
顆粒状マルチトールは2種に着色される。即ち、
一方は、上記した修正マンセル系による色調が
2.5YR乃至10Yの範囲の淡茶褐色系に着色され、
他方は色調が2.5YR乃至5Yの範囲にあり、且つ、
上記淡茶褐色系よりも濃色である濃茶褐色系に着
色される。単にマルチトールのすべてを同じ茶褐
色系に着色しても、重量感の点で砂糖と異なり、
自然感を有しない。しかし、本発明に従つて、淡
茶褐色系に着色されたマルチトール(以下、淡色
マルチトールと称する。)100重量部に対して濃茶
褐色系に着色されたマルチトール(以下、濃色マ
ルチトールと称する。)を1〜15重量部混合する
ことにより、この混合物は砂糖に類似した色調と
重量感を有するに至る。淡色マルチトール100重
量部について濃色マルチトールを1重量部よりも
少ない割合で配合しても、濃色マルチトールの色
調が淡色マルチトールの色調に溶け込み、或いは
吸収されて、単色に着色した場合と殆ど変わら
ず、自然感を有するに至らない。一方、淡色マル
チトール100重量部に対して濃色マルチトールを
15重量部を越えて多量に混合するときは、混合物
全体が濃茶褐色系を呈して、同様に自然感を与え
ことができない。特に、淡色マルチトール100重
量部に対して濃色マルチトールを5〜10重量部の
範囲で混合するとき、天然の砂糖に酷似し、重量
感にすぐれるので好ましい。 上記のように粉末状又は顆粒状マルチトールを
淡色又は濃色の茶褐色系に着色するための着色剤
としては、食用に供し得るものであればいずれで
もよく、例えば、コチニール色素、アナトー色
素、ウコン色素、カカオ色素、カラメル色素、コ
ウリヤン色素、コーン色素、ベニバナ色素、紅こ
うじ色素、食用赤色色素、食用黄色色素等を適宜
に選択して配合することにより、淡茶褐色系から
濃茶褐色系まで任意の色相、明度及び彩度にて着
色することができる。 本発明における上記淡茶褐色系及び濃茶褐色系
について、その色相、明度及び彩度の範囲をそれ
ぞれ第1表及び第2表に示す。
【表】
【表】
【表】 また、上記のような淡色及び濃色マルチトール
からなる甘味料組成物において、主たる粗粒を淡
色マルチトールで構成し、主たる細粒を濃色マル
チトールで構成することにより、組成物における
着色の濃淡の分散具合から重量感が感覚的に高め
られて、砂糖に近似した自然感が強まる。好まし
くは、淡色マルチトールが粒径840〜200μmの範
囲の顆粒が70重量%以上からなり、濃色マルチト
ールが590〜149μmの範囲の顆粒が70重量%以上
からなるのが好ましい。特に好ましい粒径分布を
例示すれば、淡色マルチトールについては、1000
〜840μmが0〜10重量%、840〜200μmが70〜
100重量%、200μm以下が0〜20重量%であり、
濃色マルチトールについては、1000〜590μmが
0〜10重量%、590〜149μmが70〜100重量%、
149μm以下が0〜20重量%である。 以上のように、本発明によれば、淡色と濃色の
マルチトールをそれぞれ所定割合で混合すること
により、重量感を有して自然感にすぐれる粉末状
又は顆粒状マルチトールからなる甘味料組成物を
得ることができる。 しかし、更に、本発明に従つて、上記のような
組成物に糖類を所定割合にて添加混合することに
よつて、組成物に重量感と共に光沢を与え、一層
その自然感を増して、天然の砂糖に近似する甘味
料組成物を得ることができる。 このような甘味料組成物は、上記した淡色マル
チトールと濃色マルチトールとの混合物100重量
部について、糖類20〜86重量部を含有することを
特徴とする。 ここに、糖類としては、マルチトールを除く任
意の天然糖類、例えば、ブドウ糖、果糖、シヨ糖
等が用いられるが、特にシヨ糖であるグラニユー
糖が好ましく用いられる。 上記の本発明の甘味料組成物において、マルチ
トール混合物に対する糖類の混合量が上記のよう
に限定される理由は、上限については、この甘味
料組成物が低カロリー甘味料組成物であるため
に、法規制の点からマルチトール混合物100重量
部について糖類を86重量部以下とする必要がある
からであり、一方、マルチトール100重量部につ
いて糖類が20重量部よりも少ないときは、粉末状
又は顆粒状の着色マルチトールのために、砂糖独
特の光沢に乏しく、重量感が改善されないからで
ある。 更に、本発明においては、甘味料組成物におい
て、主たる粗粒成分を淡色マルチトールとグラニ
ユー糖で構成し、主たる細粒成分を濃色マルチト
ールで構成することによつて、その自然感を一層
高めることができる。即ち、粒径840〜200μmの
範囲にある顆粒が淡色マルチトールの70重量%以
上を占め、粒径590〜149μmの範囲にある顆粒が
濃色マルチトールの70重量%以上を占め、更に、
砂糖については、粒径が840〜300μmの範囲にあ
る顆粒が80重量%以上を占めるとき、特に重量
感、透明感、光沢等の自然感にすぐれる。特に好
ましい粒径分布を例示すれば、淡色及び濃色マル
チトールについては前記したとおりであり、グラ
ニユー糖については、840μm以上が0〜5重量
%、840〜300μmが80〜100重量%、300μm以下
が0〜15重量%である。 マルチトールに所定の粒径を与えるために、必
要に応じて、適宜の結着剤を使用して造粒するこ
とができる。この造粒に際しては、例えば、グア
ーガム、アラビアガム、デキストリン等を結着剤
として使用すれば、得られる顆粒状マルチトール
の強度を高めることができる。また、マルチトー
ルの甘味強度がシヨ糖よりも低いため、結着剤溶
液に併せてステビオサイド、α−グリコシルステ
ビオサイド、サツカリン等の高甘味料成分や酸味
成分を添加すれば、マルチトールの甘味強度ほか
呈味性等を調整することができ、外観のみならず
呈味性や使い勝手をも砂糖に近似させることがで
きる。 以上のように、粉末状若しくは顆粒状マルチト
ールと砂糖とをその粒径と混合割合を規制して配
合した組成物は、従来の低カロリー甘味料組成物
にない自然感を有するので、永年、砂糖の使用に
慣れ親しんできた消費者にも抵抗なく使用され得
るものである。 以下に実験例に基づいて本発明の甘味料組成物
を詳細に説明する。 実験例 実験 1 市販粉末マルチトール(東和化成製マルチツト
MT−90)を不二旭カラメルSSW(昭和化学工業
製)で色調1Y9/2に、不二旭カラメルFPFで色
調2.5Y9/3に、また、カカオ色素ポリフエ71
(台糖製)で色調7.5YR9/1の淡茶褐色にそれぞ
れ着色して淡色マルチトールを得た。次に、上で
得た淡色マルチトールを更に不二旭カラメル
SSWで着色して濃色マルチトールを得た。 上記淡色マルチトール100重量部について、第
3表に示すように所定量の上記濃色マルチトール
を混合して、本発明による甘味料組成物を調製
し、主婦モニター10名について主として色調及
【表】 び重量感についての自然感に対する支持率を求め
た。結果を第3表に示すように、いずれの甘味料
組成物についても60%以上の支持率を得ることが
できた。 実験 2 それぞれ第4表に示す粉径分布を有する色調
7.5YR9/1の淡色マルチトール100重量部に、色
調10YR7/6の濃色マルチトールを種々の割合
で混合して甘味料組成物を得、消費者モニター53
名による自然感の支持率を求めた。結果を第5表
に示す。 甘味料組成物が淡色マルチトールのみからなる
場合は、粉末の印象が強いとして自然感の支持率
が低く、一方、淡色マルチトールに対する濃色マ
ルチトールの混合量が過多になると、光沢がない
として自然感の支持率が低かつた。
【表】
【表】
【表】
【表】 実験 3 それぞれ第6表に示す粒径分布を有する色調
1Y9/2の淡色マルチトールと色調10YR7/6の
濃色マルチトールを調製し、淡色マルチトール
100重量部について濃色マルチトールと第4表の
粒径分布を有するグラニユー糖とを種々の割合で
混合して甘味料組成物を得た。消費者モニター53
名について、自然感に対する支持率を求め、第7
表に示す結果を得た。 本発明の甘味料組成物は自然感について非常に
高い支持率を得た。しかし、濃色マルチトールを
含有しない甘味料組成物は、光沢はあるが、まぜ
物の印象が強く、また、グラニユー糖の混合量が
10重量部の組成物、及び濃色マルチトールを20重
量部含有する組成物はいずれも光沢に乏しいとし
て高い支持率を得ることができなかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 修正マンセル系による色調が2.5YR乃至10Y
    の範囲の淡茶褐色系に着色した粉末状又は顆粒状
    マルチトール100重量部に対して、色調が2.5YR
    乃至5Yの範囲にあり、且つ、上記淡茶褐色系よ
    りも濃色である濃茶褐色系に着色した粉末状又は
    顆粒状マルチトール1〜15重量部を含有するるこ
    とを特徴とする低カロリー甘味料組成物。 2 修正マンセル系による色調が2.5YR乃至10Y
    の範囲の淡茶褐色系に着色した粉末状又は顆粒状
    マルチトール100重量部に対して、色調が2.5YR
    乃至5Yの範囲にあり、且つ、上記淡茶褐色系よ
    りも濃色である濃茶褐色系に着色した粉末状又は
    顆粒状マルチトール1〜15重量部を含有するマル
    チトール混合物100重量部に対して、糖類20〜86
    重量部を含有することを特徴とする低カロリー甘
    味料組成物。
JP58196620A 1983-10-19 1983-10-19 自然感を有する低カロリ−甘味料組成物 Granted JPS6087762A (ja)

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JPS6087762A JPS6087762A (ja) 1985-05-17
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JPS6158540A (ja) * 1984-08-29 1986-03-25 Ajinomoto Co Inc 低カロリ−キヤンデイ−

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