JP3435523B2 - 線 香 - Google Patents

線 香

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JP3435523B2
JP3435523B2 JP29511493A JP29511493A JP3435523B2 JP 3435523 B2 JP3435523 B2 JP 3435523B2 JP 29511493 A JP29511493 A JP 29511493A JP 29511493 A JP29511493 A JP 29511493A JP 3435523 B2 JP3435523 B2 JP 3435523B2
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健 水楢
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、蚊取線香などの線香に
関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に線香は木粉末、茎葉粉末等の燃焼
基剤と、椨粉、コーンスターチ等の糊剤と、香料、殺虫
剤等の使用目的に応じた有効成分剤と、色素と、防腐剤
等のその他の成分剤を配合し、それに適量の水を加え練
り合せた後に所定の形状に成形、乾燥または所定の形状
に打抜き・乾燥させたものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の線香、例えば蚊
取線香においては色素としてマラカイトグリーンを使用
して緑色の外観色を呈す蚊取線香としている。しかしな
がら、燃焼基剤である木粉末、茎葉粉末等自体が持つ固
有の色を完全に抹消することは困難であり、その燃焼基
剤を微粉末化しても外観色がマラカイトグリーンが有す
る明かるい緑色とならずに暗褐色の外観色を呈する蚊取
線香となり、線香としての外観色を視覚印象から高めよ
うとしても前記燃焼基剤を使用しているために外観色の
色彩に制約があって一定枠内の色彩にならざるを得な
い。 【0004】また、特公昭43−3919号公報に示す
ように、燃焼基剤を炭粉とし、チタン白またはチタン白
を主体とした白色顔料を色素として用いた線香や、特開
昭48−77033号公報に示すように色素としたチタ
ンイエローを混合し外観が明るい線香が提案されてい
る。 【0005】しかしながらこれらの線香においても着色
するのみであるから外観色が鮮やかで明るくならずに視
覚印象を高めることができない。 【0006】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした線香を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は前述
の目的に基づいて鋭意研究した結果、色素としてマライ
カイトグリーンを用い、水酸化アルミニウムを混合する
ことで外観色が鮮やかな明るい緑色の線香となることを
見い出した。 すなわち、本発明の線香は、燃焼基剤とし
て木粉、糊剤としてタブ粉、色素としてマラカイトグリ
ーン、有効成分剤、水酸化アルミニウムより成る外観色
が緑色の線香である。 【0008】本発明の線香としては木粉13.0重量
%、除虫菊抽出粕粉33.8重量%、茶粉13.0重量
%、椨粉20.0重量%、水酸化アルミニウム20.0
重量%、マラカイトグリーン0.2重量%を公知の練り
込み方法で作成した。このようにして作成した線香の外
観色の色相は2.5G、明度5、彩度6(いずれも標準
色票JISZ8721による)となり、外観色が鮮やか
で明るいものとなった。この理由としては水酸アルミニ
ウムによって色素として混入したマラカイトグリーンが
より一層鮮やかで明るくなると考えられる。 【0009】 【実 施 例】次に本発明の実施例を説明するが、その
実施例に限定されるものではない。 (試験例1)木粉、除虫菊抽出粕粉、茶粉、椨粉、α−
スターチ、マラカイトグリーン、水酸化アルミニウムを
下記表1に示す処方により混合し、公知の練り混み方法
で線香を作成した。この線香の外観色について色の三属
性である色相、明度、彩度を標準色票JISZ8721
で調べた結果下記表1に示す結果を得た。比較として下
記表1に示すように水酸化アルミニウムを入れないで混
合して公知の練り混み方法で線香を作成し、この線香の
外観色について色の三属性である色相、明度、彩度を前
述と同様に標準色票JISZ8721で調べた結果下記
表1に示す結果を得た。 【0010】 【表1】 【0011】この結果より水酸化アルミニウムを混合す
ることで明度と彩度が向上することが判明した。 【0012】木粉13重量%、椨粉20重量%、茶粉1
3重量%、マラカイトグリーン0.2重量%、水酸化ア
ルミニウムX重量%、除虫菊抽出粕粉で100重量%と
し、公知の練り混み方法で線香を作成した。この線香に
ついて、色の三属性である色相、明度、彩度を標準色票
JISZ8721で調べた結果下記の表2に示す結果を
得た。 【0013】 【表2】【0014】この結果、水酸化アルミニウムを2.5%
添加することで明度が向上し、5.0%〜20%添加す
ると明度が一層向上し、25.0%以上添加すると明度
がより一層向上し、5.0%添加すると彩度が急激に向
上することが判明した。このことより、水酸化アルミニ
ウムを2.5%以上添加することが好ましい。 【0015】(試験例3)マラカイトグリーン以外の色
素として青色1号、黄色202号、赤色102号を用い
て表3に示す処方について公知の練り込み方法で線香を
作成し、比較として水酸化アルミニウムを用いない表3
に示す処方について公知の練り込み方法で線香を作成
し、これら線香の外観色について色の三属性である色
相、明度、彩度を標準色票JISZ8721で調べた結
果下記表3に示す結果を得た。 【0016】 【表3】 【0017】このことにより、明度については各色素に
ついて水酸化アルミニウムを添加することで向上した
が、赤色102号を用いた場合には彩度については変化
がないことが判明した。 【0018】(試験例4)木粉20重量%、椨粉25重
量%、茶粉20重量%、色素として赤色104号0.9
重量%、黄色202号0.6重量%を使用し、水酸化ア
ルミニウムX重量%と除虫菊抽出粕粉で100重量%と
し、公知の練り込み方法で線香を作成した。この線香に
ついて、色の三属性である色相、明度、彩度を標準色票
JISZ8721で調べた結果下記表4に示す結果を得
た。 【0019】 【表4】【0020】このことより、明度については水酸化アル
ミニウムを10%、20%と添加すれば順次向上する
し、水酸化アルミニウムを添加することで色相を変化さ
せることも可能であり、その時外観色は鮮やかで明るく
なる。 【0021】(試験例5)前記表1に示す処方No1に
ついて、0.3%ピナミンフォルテを加えて前述と同様
に線香を作成した。この線香の色の三属性である色相、
明度、彩度について標準色票JISZ8721で調べ
た。またこの線香について、殺虫剤の有効揮散率を測定
した。その結果、線香の外観色の色相、明度、彩度につ
いて、表1と同様の効果を得、外観色が鮮やかで明るく
なった。また殺虫剤の有効揮散率は本発明品約70%、
比較品約68%を得、水酸化アルミニウムの影響がなく
ほぼ同等の結果を得た。 【0022】(試験例6)前記表1に示す処方No1に
ついて1.0%フローラル系調合香料を加えて前述と同
様に線香を作成した。この線香の色の三属性である色
相、明度、彩度について標準色票JISZ8721で調
べた。またこの線香について香りの官能評価を5名にて
行った。その結果、線香の色相、明度、彩度について、
表1と同様の効果を得、その外観色が鮮やかで明るくな
った。また香りの官能評価について匂いの刺激性、香料
本来の香り等を比較したところ本発明品、比較品とも同
様の効果であると判定した。 【0023】 【発明の効果】外観色が鮮やかな明るい緑色の線香とす
ることができる。また、有効成分の輝散率、性能を低下
することがない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/46 465

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 燃焼基剤として木粉、糊剤としてタブ
    粉、色素としてマラカイトグリーン、有効成分剤、水酸
    化アルミニウムより成る外観色が緑色の線香。
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