JPH0466090A - 異種遺伝子高発現ベクター - Google Patents

異種遺伝子高発現ベクター

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JPH0466090A
JPH0466090A JP2176420A JP17642090A JPH0466090A JP H0466090 A JPH0466090 A JP H0466090A JP 2176420 A JP2176420 A JP 2176420A JP 17642090 A JP17642090 A JP 17642090A JP H0466090 A JPH0466090 A JP H0466090A
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JP
Japan
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zymomonas
gene
plasmid
promoter
vector
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JP2176420A
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English (en)
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Shinya Matsumoto
松元 信也
Teiki Okita
沖田  定喜
Tomoko Yokota
智子 横田
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NENRYOYO ARCO-LE KAIHATSU GIJUTSU KENKYU KUMIAI
SHINENERUGII SANGYO GIJUTSU SOGO KAIHATSU KIKO
Original Assignee
NENRYOYO ARCO-LE KAIHATSU GIJUTSU KENKYU KUMIAI
SHINENERUGII SANGYO GIJUTSU SOGO KAIHATSU KIKO
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/10Biofuels, e.g. bio-diesel

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は異種遺伝子高発現ベクターに関する。
さらに詳しくは、キシロースイソメラーゼ遺伝子を含有
するザイモモナス(Zymomonas )属菌用の高
発現ベクターに関する。
〔従来の技術及び発明が解決すべき課題〕ザイモモナス
属菌〔特にザイモモナス・モビリス(2,mobili
s) ]は酵母と同程度のエタノール生成能を有する唯
一の細菌である。しかし発酵性糖はシュクロース、グル
コース、及びフラクトースに限られ、しかもフラクトー
ス発酵速度がグルコース発酵速度に比べて遅い等の欠点
を有している。これらの欠点を克服するための手段とし
て遺伝子操作技術が考えられる。しかしながら遺伝子操
作に必要なザイモモナス属菌のためのベクターは、ダラ
ム陰性細菌の広宿主域プラスミドRP4などの巨大プラ
スミドであるため宿主の形質転換頻度、宿主内での安定
性、導入異種遺伝子の大きさと遺伝子の数などに制限が
ある。また異種遺伝子をザイモモナス属菌内で高発現さ
せるためにはザイモモナス属菌由来の高発現遺伝子のプ
ロモーター等の発現機構が必要である。ザイモモナス属
菌の酵素遺伝子のDNA塩基配列についてはアルコール
デヒドロゲナーゼ(T、Conway et al、 
Journalof Bacteriology:vo
1169.no6.p2591−2597(1987)
、ピルビン酸デカルボキシラーゼ(Alan D、Ne
ale etal、 Nuclelc Ac1ds R
e5earch: vol 15.no4.p1753
(1987)などが報告されている。しかし、これらの
遺伝子のプロモーターを用いた満足すべき異種遺伝子高
発現用の有用な発現ベクターは今まで作製されておらず
、当該分野においてはその作製が望まれていた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の課題を解決すべくザイモモナス属
菌によるペントース(キシロース)からのアルコール発
酵を目的として鋭意研究した結果、以下の過程を経て所
望の異種遺伝子高発現ベクターを作製することに成功し
、本発明を完成した。
従って、本発明は、ザイモモナス(2ymomonas
 )属細菌の細胞中で複製することができ且つ第3図に
示す制限酵素地図により特定される構造又はこれと実質
的に同じ構造を有するプラスミドを提供する。
本発明はさらに、前記のプラスミド及びザイモモナス属
細菌の細胞中で機能する追加のプロモーターを含有し、
該追加のプロモーターの下流に異種遺伝子を挿入した場
合に該異種遺伝子をザイモモナス属細菌の細胞中で発現
させることができる発現用ベクターを提供する。
本発明はさらに、前記発現用ベクターの前記追加のプロ
モーターの下流に大腸菌由来のキシロースイソメラーゼ
遺伝子が挿入されているキシロースイソメラーゼ発現ベ
クターを提供する。
本発明はさらに、前記発現ベクターにより形質転換され
ておりそしてキシロースイソメラーゼ活性を発現するこ
とができるザイモモナス属細菌を提供する。
本発明はさらに、前記形質転換体をグルコース、フラク
トース、及び/又はシュクロースを含有する培地中で培
養し、培養液からエタノールを採取することを特徴とす
るエタノールの製造方法を提供する。
次に、順次さらに具体的に説明する。
(1)ザイモモナス属細菌と該属以外の微生物の宿主細
胞(特に大腸菌)の両宿主において安定に保持される低
分子量のシャトルベクターを作製し、ザイモモナス属細
菌の遺伝子操作による育種を行う。
(2)さらにザイモモナス属細菌のピルビン酸デカルボ
キシラーゼ遺伝子のプロモーター領域のDNA塩基配列
を化学合成し、異種遺伝子とともに上記シャトルベクタ
ーに組込み、ザイモモナス属細菌用の異種遺伝子高発現
ベクターを作製する。
(3)上記異種遺伝子としてはザイモモナス属菌以外の
キシロースイソメラーゼ遺伝子(xylA)を用い、ザ
イモモナス属細菌内での発現を図ることにより本発明に
おける異種遺伝子高発現ベクターを作製する。
以下に、本発明における異種遺伝子高発現ベクターの作
製について詳細に説明する。
まずベクターの材料となる低分子量のプラスミドを得る
ためにザイモモナス属菌の例としてザイモモナス・モビ
リスATCC10988株ヲ用いるこトカできる。該菌
株からプラスミドを調製した結果、約1.6kbのプラ
スミド群(pZMIA、 B、及びC)が存在していた
(第2図参照)。
次に、それらのプラスミドのひとつであるpZMIAの
DNA塩基配列をジデオキシ法により決定した。
決定されたDNA塩基配列の解析の結果p2M1^は1
683塩基対からなるプラスミドでダイレクトリピート
、オーブンリーディングフレームなどの構造が確認され
た。p2MIAの模式図と制限酵素地図を第3図に示す
。このプラスミドpZMIAの塩基配列は、およそ、第
1図中の塩基配列の内第5414位の塩基が第7096
位の塩基までの配列に相当する。しかしながら、本発明
の、ザイモモナス属細菌の細胞中で複製可能なプラスミ
ドに第3図に示す制限酵素地図により特定されるものに
限定されない。
一般に、DNAの機能を実質的に変更することなく少数
個の塩基を置換、欠失、付加等により変化することがで
きることはよく知られており、この様な変化によって制
限酵素認識部位が破壊又は挿入されることもよく知られ
ている。従って本発明は少数の塩基が変更されているが
なおpZMIAの機能が維持されているプラスミドをも
包含する。
ザイモモナス・モビリスはテトラサイクリン及びクロラ
ムフェニコールに対して感受性であるた61両薬剤耐性
遺伝子を持ち、DNA塩基配列が報告されている大腸菌
のベクター1]ACYC184(Ronaldε、Ro
se et al、  Nucleic Ac1ds 
Re5earch: vol16゜nol、 p355
 (1988)、^TCC37033)とpZMIAと
を組換えてザイモモナス・モビリスを形質転換した。そ
の結果、pZMIA中のオーブンリーディングフレーム
内に存在する制限酵素3coRI切断部位で組換えた場
合(第4図A)は形質転換体は得られなかったが、pZ
MIA中のオープンリーディングフレーム及び複製開始
領域外の制限酵素Hae m切断部位で組換えた場合(
第4図B)は両薬剤耐性を有する形質転換体が得られた
。よって、pZMIAのオープンリーディングフレーム
がコードする蛋白質は複製に必須と考えられる。
次に、上記pAcYc184、及びDNA塩基配列が報
告されている大腸菌のベクターpBR325[Pier
rePrentki et al、 Gene:vo1
14.p289−299(1981)、ベセスダ・リサ
ーチ社(日本ではコスモバイオ社)より購入可能〕並び
にザイモモナス・モビリスのプラスミドpZMIAを用
いて、組換えテトラサイクリン耐性とクロラムフェニコ
ール耐性を宿主に与えるシャトルベクターpZM17 
(5414bp)を作製した(第5図、及び第6図参照
)。このシャトルベクターは、ザイモモナス属細菌の細
胞中で複製するために必要なすべての情報を有するプラ
スミドpZMIA部分、ザイモモナス属細菌及び大腸菌
の両者において選択マーカーとして機能するテトラサイ
クリン耐性遺伝子及びクロラムフェニコール耐性遺伝子
、並びに大腸菌複製起点を含有している。
ザイモモナス・モビリスのピルビン酸デカルボキシラー
ゼ遺伝子のプロモーター領域を、報告されティるDNA
塩基配列CA1an D、Neale et al。
Nucleic Ac1ds Re5earch:vo
l15. no4. p1753(1987) )に基
づき5′上流に制限酵素)find■部位、3′下流に
制限酵素BamHI部位を有する構造で化学合成した(
第7図参照)。化学合成した合成プロモーターをシャト
ルベクターpZM17の旧ndlJ 、 BamHI切
断部位に挿入し発現用ベクターpZM17EX (51
33bp)を作製した(第8図参照)。このベクターは
、デイモモナス細胞中で複製するために必要なすべての
情報を有するプラスミドpZMIA部分、ザイモモナス
属細菌及び大腸菌の両者にふいて選択マーカ−として機
能するテトラサイクリン耐性遺伝子及びクロラムフェニ
コール耐性遺伝子、大腸菌複製起点、並びにザイモモナ
ス細菌中で機能し得るプロモーターを含有し、このプロ
モーターの下流に異種構造遺伝子を挿入した場合にデイ
モモナス細胞中で異種遺伝子を発現せしめることができ
る。
なお、前記プロモーターの側として、ザイモモナス・ピ
ルビン酸デカルボキシラーゼ遺伝子のプロモーター領域
を使用したが、デイモモナス細胞中で機能し得る任意の
プロモーター、例えばアルコールデヒドロゲナーゼ、酸
性ホスファターゼ及びグリセルアルデヒド3リン酸デヒ
ドロゲナーゼ等を使用することもできる。
大腸菌のキシロースイソメラーゼ遺伝子(にylA)を
大腸菌染色体DNAからベクターpAcYc184を用
いてクローニングした。このxylAのプロモーターを
除去したDNA断片(BamHI −Ssp I )(
第9図参照)を発現ベクターp2M17EXに挿入し、
組換えプラスミ)’pXIPX(7801bp) ヲ作
tc)、t: (第1図及び第10図参照)。なお、挿
入する外来遺伝子としては、前記のキシロースイソメラ
ーゼ遺伝子のみならず、任意の外来遺伝子例えば、サル
モネラ・チフィムリウム(Salmonella ty
phimurium) 、ハシラス・ズブチリス(Ba
cillus 5ubtilis)又は、ストレプトミ
セス・ビオラセオニジェ−(Strepto−myce
s violaceoniger)のキシロースイソメ
ラーゼ遺伝子であることもできる。
組換えプラスミドpXIPXを保持する大腸菌及びザイ
モモナス・モビリスはキシロースイソメラーゼ活性を示
し、キシロースイソメラーゼ遺伝子(xylA)が発現
した(実施例9、及び第1表参照)。
以下、実施例で本発明の詳細な説明する。
ザイモモナス・モビリスATCC10988株を、グル
コース10.0%、酵母エキス1.0%、KH,PO4
0,2%を含む培地500m1で30℃1日関静置培養
し、得られた菌体からアルカリ法(H8C0Birnb
oimら、Nucleic Ac1cls Re5ea
rchニジo17.p1513(1978) :lでプ
ラスミドを調製した。調製したプラスミドを0.8%ア
ガロースゲルを用いたゲル電気泳動法により分離し、1
,6kbpの分画プラスミドpZMIA、 B。
及びCをゲルから電気泳動溶出法により分離精製したく
第2図)。
ザイモモナス・モビリスATCC10988株のプラス
ミドpZMIA 1N及び大腸菌のベクターpAcYc
’184(4244bp) 1Nを制限酵素EcoRI
で切断後、DNAリガーゼにより連結し、大腸菌881
01株を形質転換し、組換えプラスミドを保有するテト
ラサイクリン耐性で且つクロラムフェニコール感受性の
形質転換体を得た。本形質転換体のプラスミドをアルカ
リ法で調製し、制限酵素EcoRIで切断後アガロース
ゲル電気泳動により目的の組換えプラスミドであること
を確認した。
の決定 ベクターpAcYc184に組込まれたザイモモナス・
モビリスATCC10988株のプラスミドpZMIA
の制限酵素εcoRI  DNA断片のDNA塩基配列
をジデオキシ法を用いて決定した。その結果pZM1^
は1683塩基対からなるプラスミドで、構造の特徴は
12塩基を構成単位とした繰返し・配列で、連続して6
個、さらに120bp離れて7番目の繰返し配列が存在
していた。繰返し配列は大腸菌のプラスミドR6になど
の複製開始領域にも存在しており、pZMIAの場合も
この繰返し配列が複製開始領域であると考えられた。ま
た、オーブンリーディングフレームを検索した結果、約
l kbpにわたる領域が存在し、そのコードする最長
の蛋白質は335個のアミノ酸からなる分子量的39 
k daltonの蛋白質であることが推定された(第
3図)。
転換 ザイモモナス・モビリスATCC10988株のプラス
ミドp2M1^1N及び大腸菌のベクターpAcYc1
841Kを制限酵素BcoRIにより、またはHae 
I[[とECORVとにより切断した後、DNAIJガ
ーゼにより連結し、大腸菌tlB101株を形質転換し
、組換えプラスミドを保有するテトラサイクリン耐性で
且つクロラムフェニコール感受性の形質転換体(A)及
びテトラサイクリン感受性で且つクロラムフェニコール
耐性形質転換体(B)をそれぞれ得た。
これら形質転換体のプラスミドをアルカリ法で調製し制
限酵素EcoRIまたはBamHIで切断後アガロース
ゲル電気泳動によりそれぞれ目的組換えプラスミド、9
2M12 ’及び92M12であることを確認した。9
2M12の作製過程を第5図に示す(なお、92M12
 ’の作製過程は図示されていない)。
これら組換えプラスミドをヘルパープラスミドを利用し
た接合伝達法(D、R,He1irtski et a
t。
Proc、 Natl、^cad、Sci、 U、S、
^: vo177、 p7347 (1980) )に
よりザイモモナス・モビリスNRRL B−14023
株に導入した結果pZMIAの1(ae m切断部位と
pAcYc184のεcoRV切断部位で組換えた場合
(92M12)にのみ形質転換体が得られた(第4図B
)。
実施例5. シャトルベクターZM170作製大腸菌の
ベクターpBR3251zとpAcYc1841尾のそ
れぞれを制限酵素EcoRIと制限酵素NruIとで切
断後、DNA!Jガーゼにより連結し、大腸菌8810
1株を形質転換し、組換えプラスミドを保有するテトラ
サイクリン耐性かつクロラムフェニコール耐性かつアン
ピシリン感受性の形i転換体を得た。本形質転換体のプ
ラスミドをアルカリ法で調製し制限酵素ECORIで切
断後アガロースゲル電気泳動により分子量を測定し、目
的組換えプラスミドpAcYc184−1であることを
確認した(第5図)。
得られたpAcYc184−1を制限酵素Bcl I 
テ切断し、上記pZM12のpZMIAを含むBamH
I断片とDNAリガーゼにより連結し、大腸菌8810
1株を形質転換し、組換えプラスミドを保有するテトラ
サイクリン耐性かつクロラムフェニコール耐性の形質転
換体を得た。本形質転換体のプラスミドをアルカリ法で
調製し制限酵素EcoRIで切断後アガロースゲル電気
泳動により分子量を測定し、シャトルベク? −pZM
17(5414bp) テあルコトを確認した(第5図
及び第6図)。
ザイモモナス・モビリスのピルビン酸デカルボキシラー
ゼ遺伝子のプロモーター領域を報告されているDNA塩
基配列に基いて5′上流に制限酵素旧ndnI部位、3
′下流に制限酵素BamHI部位を有する構造で化学合
成した。Applied Biosystems社のD
NA合成装置を用い図に示す65bの一本鎖DNAを各
々合成した後アニーリングにより目的の二重鎖DNAを
得た(第7図)。
実施例70発現ベクター1)2M178Xの作製シャト
ルベクターpZM1?  1 zを制限酵素HindI
I[とBamHIとで切断後、これと、前記の化学合成
した合成プロモーター0.1尾とをDNA!Jガーゼに
より連結し、大腸菌88101株を形質転換し、組換え
プラスミドを保有するテトラサイクリン感受性かつクロ
ラムフェニコール感受性の形質転換体を得た。本形質転
換体からプラスミドをアルカリ法で調製し、制限酵素H
incllとBamHIとで切断後、アガロースゲル電
気泳動により目的組換えプラスミド発現ベクターpzM
17Ex(5133bp)テアルコトヲ確認した(第8
図)。
大腸菌に12株の染色体DNA10mg及び10層のp
AcYc184を制限酵素旧ndIIIで切断後DNA
リガーゼにより連結し、キシロースイソメラーゼ欠損変
異株である大腸菌88101株を形質転換しEMBキシ
ロース選択培地(ポリペプトン1.0%、K)12PO
40,2%、酵母エキス0.1%、キシロース1.0%
、Eosine yellow Q、04%、Meth
ylene blue O,0065%、寒天2.0%
、クロラムフェニコール20mg/l)に塗布し37℃
2日間培養し、キシロース資化性を示す暗黒色の形質転
換体を得た。得られた形質転換体のプラスミドをアルカ
リ法で調製し制限酵素HindIIIで切断後アガロー
スゲル電気泳動により分子量を測定し、報告されている
DNA塩基配列情報(V、Bryan Lawlisら
、Applied and Bnviron−ment
al Microbiology:vo147.nol
、p15−21(1984)に基きキシロースイソメラ
ーゼ遺伝子(xylA)を含む制限酵素HindII[
DNA断片(第9図参照)がクローニングされているこ
とを確認した。
xylAのプロモーターと構造遺伝子の間にある制限酵
素5acl I切断部位に制限酵素Bamt(I切断部
位を含むDNA切断である13amHI !Jンカーを
挿入し、xylAを含む制限酵素Bam)I I −S
sp I  DNA断片を組換えプラスミドから調製し
た。このDNA断片IKと、制限酵素Bamfl I及
び旧ncIIで切断した発現ベクターpZM17EX 
 1 zとをDNAリガーゼにより連結し、大腸菌88
101株を形質転換し、組換えプラスミドを保有するテ
トラサイクリン感受性かつクロラムフェニコール耐性の
形質転換体を得た。本形質転換体のプラスミドをアルカ
リ法で調製し制限酵素BamHIとBgl IIで切断
後アガロースゲル電気泳動によりDNA断片の分子量を
測定し、目的組換えプラスミドpXIPX (7801
bp)であることを確認した(第10図)。この組換え
プラスミドpXIPXをヘルパープラスミドを利用した
接合伝達法によりザイモモナス・モビリスNRRL B
−14023株に導入し形質転換体が得られた。
大腸菌JM103株、大腸菌88101株、及びpXI
PXで形質転換した大腸菌HBI旧株、並びにザイモモ
ナス−% l:” IJ 、2.NRRL B−140
23株、及びpXIPXで形質転換したザイモモナス・
モビリスNRRL B−14023株のキシロースイソ
メラーゼ活性をV、 BryanLawlisらの方法
〔文献: V、 Bryan Lawlies ら、A
pplied and Environmental 
Microbiology :vo147. nol、
 p15−21 (1984) 〕を用いて測定した。
大腸菌はキシロースを含むYT培地(グルコース0.8
%、キシロース0.2%、酵母エキス0.5%及びNa
C10,5%)100mlで37℃、18時間培養し、
ザイモモナス・モビリスはグルコース10.0%、酵母
エキス1.0%及びKH2P040.2%を含む培地1
0〇−で30℃1日間静置培養し、得られた菌体をTr
is−HCI (pH7,0)50mM緩衝液で洗浄後
、超音波破砕器で細胞を破砕し遠心分離(12,00O
rpm 、 4℃、15分)後の上清を粗酵素液とした
結果を第1表に示す。
第1表 大腸菌及びザイモモナス・モビリス のキシロースイソメラーゼ活性 即ち、大腸菌JM103株は野性株と同様のキシロース
オペロンを保持しているため27.9(ユニット7mg
蛋白質)のキシロースイソメラーゼ活性を示した。大腸
菌1(8101株はキシロースイソメラーゼ欠損変異株
であるため、わずか1.7(ユニット//mg蛋白質)
の活性を示すに過ぎなかった。pXIPIXを保持する
大腸菌88101株は大腸菌JM103株を上回る52
.7(ユニッ)/mg蛋白質)の活性を示し、ザイモモ
ナス・モビリスのピルビン酸デカルボキシラーゼ遺伝子
合成プロモーターが大腸菌88101株中で機能するこ
とを示した。ザイモモナス・モビリスNRRL B−1
4023株はわずか0.4(ユニット7mg蛋白質)の
値を示すに過ぎずキシロースイソメラーゼ活性を実質的
に示さなかったが、pXIPXを保持するザイモモナス
・モビリスNRRL B−14023株1t19.1(
ユニット7mg蛋白質)のキシロースイソメラーゼ活性
を示した。この結果から発現ベクターpZM17EX(
5133bp) ハサイ%%ナス・% ヒIJ 、r、
NRRL B−14023株中で機能し大腸菌のキシロ
ースイソメラーゼ遺伝子(xylA)を発現させること
が確認された。
〔発明の効果〕
キシロースイソメラーゼはキシロースをキシルロースに
変換するとともにフラクトースをグルコースに変換する
。よって、ザイモモナス属菌内での・キシロースイソメ
ラーゼの発現はキシロース発酵の第1段階であるととも
にフラクトース発酵速度の増大に大いに寄与する。従っ
て、本発明における異種遺伝子高発現ベクター及び該ベ
クターにより形質転換された宿主細胞を用いれば、酵母
と同程度以上のアルコール産生能を有することが可能と
なった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、pXIPXのDNA塩基配列及び該配列から
予想されるアミノ酸配列を示す。 第2図は、ザイモモナス・モビリスATCC10988
株の低分子量プラスミドp2MIA、 B及びCの制限
酵素切断地図を示す。 第3図は、ザイモモナス・モビリスATCC10988
株の低分子量プラスミドp2MIAの模式図と制限酵素
地図を示す。 第4図A中、及びBは、それぞれ、pZMIAとpAc
Yc184との組換えプラスミドpZM12’及びp1
2M12の模式図を示す。 第5図は、p2M12 、pAcYc184−1及びp
ZM17のプラスミド作製工程を示す。 第6図は、p2M17の模式図を示す。 第7図は、ピルビン酸デカルボキシラーゼ遺伝子の合成
プロモーターのDNA塩基配列を示す。 第8図は、92M17EKの模式図を示す。 第9図は、キシロースイソメラーゼ遺伝子を含むDNA
断片の模式図を示す。 第10図は、pXIPXの模式図を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ザイモモナス(¥Zymomonas¥)属細菌の
    細胞中で複製することができ且つ第3図に示す制限酵素
    地図により特定される構造又はこれと実質的に同じ構造
    を有するプラスミド。 2、第1図に示す塩基配列中第5414位の塩基から第
    7096位の塩基までの塩基配列又はこれと実質的に同
    じ塩基配列を含む、請求項1に記載のプラスミド。 3、請求項1又は2に記載のプラスミド及びザイモモナ
    ス属細菌の細胞中で機能する追加のプロモーターを含有
    し、該追加のプロモーターの下流に異種遺伝子を挿入し
    た場合に該異種遺伝子をザイモモナス属細菌の細胞中で
    発現させることができる発現用ベクター。 4、大腸菌複製起点及び大腸菌選択マーカー遺伝子をさ
    らに含有するシャトルベクターである請求項3に記載の
    発現用ベクター。 5、前記大腸菌選択マーカー遺伝子がテトラサイクリン
    耐性遺伝子及びクロラムフェニコール耐性遺伝子である
    請求項4に記載の発現用ベクター。 6、前記追加のプロモーターがザイモモナス・モビリス
    (¥Zymomonas¥¥mobilis¥)のピル
    ビン酸デカルボキシラーゼ遺伝子のプロモーターである
    請求項3又は4に記載の発現用ベクター。 7、(1)請求項1又は2に記載のプラスミド、(2)
    ザイモモナス・モビリスのピルビン酸デカルボキシラー
    ゼ遺伝子のプロモーター、(3)大腸菌複製起点、(4
    )テトラサイクリン耐性遺伝子、及び(5)クロラムフ
    ェニコール耐性遺伝子を含んで成り、前記プロモーター
    の下流に異種遺伝子を挿入した場合にサブモモナス属細
    菌の細胞中で該異種遺伝子を発現することができる発現
    用ベクター。 8、請求項3〜7のいずれか1項に記載の発現用ベクタ
    ーの前記追加のプロモーターの下流に大腸菌由来のキシ
    ロースイソメラーゼ遺伝子が挿入されているキシロース
    イソメラーゼ発現ベクター。 9、請求項8に記載の発現ベクターにより形質転換され
    ておりそしてキシロースイソメラーゼ活性を発現するこ
    とができるザイモモナス属細菌。 10、請求項9に記載のザイモモナス属細菌をキシロー
    ス及び/又はフラクトースを含有する培地中で培養し、
    培養液からエタノールを採取することを特徴とするエタ
    ノールの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010504756A (ja) * 2006-09-28 2010-02-18 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー キシロース資化性ザイモモナス(Zymomonas)のキシリトール合成変異体を使用するエタノール産生
JP2010504757A (ja) * 2006-09-28 2010-02-18 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 糖アルコールの存在下でキシロースを含有する混合糖類の発酵における改善されたエタノール産生

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