JPH0465779B2 - - Google Patents

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JPH0465779B2
JPH0465779B2 JP60116278A JP11627885A JPH0465779B2 JP H0465779 B2 JPH0465779 B2 JP H0465779B2 JP 60116278 A JP60116278 A JP 60116278A JP 11627885 A JP11627885 A JP 11627885A JP H0465779 B2 JPH0465779 B2 JP H0465779B2
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JP
Japan
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resins
decorative
sheet
resin
repainting
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JP60116278A
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JPS61273949A (ja
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Osamu Maruyama
Takashi Matano
Ryohei Nakamura
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、再塗装による仕上げが施される化粧
材に関するものである。
[従来の技術] 化粧材で構成されている家具,壁面パネル,各
種住宅部材等を再塗装仕上げすることによつて、
高級品質感を具現させると同時に、意匠効果を高
めることがしばしば行われるようになつた。
しかして、前記従来の再塗装に付される再塗装
用化粧材は、表面に印刷模様層を有する化粧シー
トが化粧材用基材の片面に貼着された構成からな
るものや、表面の印刷模様層がウレタン樹脂やア
ミノアルキツド樹脂によるコート層で被覆された
構成からなる化粧シートが化粧材用基材の片面に
貼着された構成からなるものが存する。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、前述の再塗装用化粧材のうちの前者
のものは、再塗装時における塗料の浸透量が多い
ばかりでなく、全体を通して塗料の浸透量が一定
でなく、塗料の含浸にむらが生ずるため、均一な
再塗装膜を形成することが困難であるし、また、
再塗装用化粧材の製造工程たるラミネート工程や
再塗装用化粧材の運搬,保管等の工程において、
化粧シート表面の印刷模様層に傷が入つたり、印
刷模様層自体が剥離,脱落したり等の不都合が生
ずる。また、後者の構成の再塗装用化粧材は、再
塗装用の塗料と化粧材の表面のコート層との間の
密着性が悪く、両者の界面で剥離し易いという欠
点を有している。
これに対して本発明の再塗装用化粧材は、再塗
装の際の塗料が大量に化粧シート中へ浸透するこ
との無い構成とされているので、少量の塗布量で
高級な塗装仕上げ感と肉持感とを与える均一な再
塗装膜を得ることができるものであり、かつ、再
塗装のために利用し得る塗料を広範囲のものの中
から選択し得る汎用性に富むものである。更に、
本発明の再塗装用化粧材は、該化粧材の表面にエ
ンボス加工による凹凸が導入されており、しかも
化粧シートの表面から化粧材用基材にまで到達す
る溝切り加工部が形成されているので、これらの
立体加工が化粧材の表面に形成される再塗装膜と
相俟て意匠効果に優れた作用を果す化粧材となる
ものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明の再塗装用化粧材は、印刷模様層を有す
る熱可塑性合成樹脂シートあるいは熱可塑性合成
樹脂を含有するシートからなる熱圧エンボス加工
適性シートと、前記熱圧エンボス加工適性シート
の全表面を被覆している上塗り塗料層とからな
り、前記上塗り塗料層側からのエンボス加工によ
る凹凸を有している化粧シートと、木質系の化粧
材用基材との貼着体たる積層構造体からなるもの
で、しかも前記化粧シートにおける上塗り塗料層
が、ポリオール樹脂,イソシアネート樹脂,不飽
和ポリエステル樹脂,アルキツド樹脂,メラミン
樹脂,エポキシ樹脂,フエノール樹脂,セルロー
ス系樹脂,ビニル系樹脂,アクリル樹脂,天然樹
脂,前記各樹脂の共重合樹脂の中から選択される
樹脂をバインダー成分とする塗料で形成されてい
るもので、かつ、前記化粧シートと木質系の化粧
材用基材との積層構造体は、化粧シート表面をな
す上塗り塗料層から化粧材用基材にまで到達する
溝切り加工部を有するものである。
なお、前記構成からなる本発明の再塗装用化粧
材において、熱可塑性合成樹脂シートあるいは熱
可塑性合成樹脂を含有するシートからなる熱圧エ
ンボス加工適性シートに付されている印刷模様層
は、通常、該シートの前記上塗り塗料層が形成さ
れる面に形成され、この印刷模様層を有する面が
上塗り塗料層で被覆される構成とされるのが一般
的であるが、前述の熱可塑性合成樹脂シートある
いは熱可塑性合成樹脂シートを含有するシートか
らなる熱圧エンボス加工適性シートが透明〜半透
明の場合には、上塗り塗料層が形成される面の反
対面に前記印刷模様層が形成されていても良い。
以下、本発明の再塗装用化粧材の各構成につい
て詳述する。
前記構成からなる本発明の再塗装用化粧材にお
いて、化粧シートと貼着される化粧材基材として
は、合板,パーテイクルボード,ハードボード,
インシユレーシヨンボード等の木質系のものが利
用されるが、特に、再塗装用化粧材における化粧
シート表面をなす上塗り塗料層から化粧材用基材
にまで到達する溝切り加工部の構成上からは、合
板からなる基材が最も好ましい。
化粧シートにおける熱圧エンボス加工適性シー
トたる熱可塑性合成樹脂シートあるいは熱可塑性
合成樹脂を含有するシートとしては、例えば、ポ
リエチレン,ポリプロピレン,ポリ塩化ピニル,
ポリ塩化ビニリデン,ポリエステル,ポリアミ
ド,ポリカーボネート,ポリビニルアルコール,
アクリル系重合体,セルロースエステル等の熱可
塑性合成樹脂による単一シートをはじめ、これら
の樹脂によるシート同士を積層したラミネートシ
ート、前記各シートを紙等の他素材によるシート
に積層した積層シート、あるいは前記各樹脂によ
る繊維状物をシート化したもの、更には、前記各
樹脂による繊維状物とパルプとの混抄シート、前
記各樹脂を他素材のシートやフイルムにコーテイ
ングした塗工シート等が利用される。
前記熱圧エンボス加工適性シートたる熱可塑性
合成樹脂シートあるいは熱可塑性合成樹脂を含有
するシートに付される印刷模様層は、前記シート
の素材にもよるが、一般的には、ニトロセルロー
ス,酢酸セルロース,塩化ビニール重合体,アク
リル系重合体,ポリビニルブチラール,ポリウレ
タン,ポリエステル、あるいはこれらのものの共
重合体等をビヒクルとする印刷インキで形成され
る。
本発明の再塗装用化粧材における上塗り塗料層
は、前記した通り、ポリオール樹脂,イソシアネ
ート樹脂,不飽和ポリエステル樹脂,アルキツド
樹脂,メラミン樹脂,エポキシ樹脂,フエノール
樹脂,セルロース系樹脂,ビニル系樹脂,アクリ
ル樹脂,天然樹脂,前記各樹脂の共重合樹脂の中
から選択される樹脂をバインダー成分とする塗料
で形成されているものであり、例えば、塩化ビニ
ルポリオール,アクリルポリオール,ポリエステ
ルポリオール,ポリエーテルポリオール等のポリ
オール樹脂、トリレンジイソシアネート,メチレ
ンジイソシアネート,キシレンジイソシアネー
ト,ヘキサメチレンジイソシアネート等のイソシ
アネート樹脂、エチレングリコール,プロピレン
グリコール等のグリコール類と無水マレイン酸,
フマル酸等の二塩基酸とスチレン,ビニルトリエ
ン,ジアリルフタレート,ポリアリルエーテル等
の重合性モノマー等との反応生成物たる不飽和ポ
リエステル樹脂、グリセリン,ペンタエリスリツ
ト等の多価アルコールと無水フタル酸,無水マレ
イン酸等の多価有機酸と一価の高級脂肪酸との反
応生成物たるアルキツド樹脂、メチロールメラミ
ンとブタノールとの反応生成物たるブチル化メラ
ミンからなるメラミン樹脂,ビスフエノールとエ
ピクロルヒドリンとの反応生成物,エポキシ−フ
エノール系,エポキシ−尿素樹脂,エポキシ−ポ
リアミド,エポキシ樹脂エステル,エポキシ樹脂
エステル−メラミン樹脂等のエポキシ樹脂、フエ
ノールとホルムアルデヒドとの反応生成物たるノ
ボラツクおよびレゾールをはじめ、これらをアル
デヒド類,油脂,リグニン,メラミン,ロジン等
で変性したもの等によるフエノール樹脂、ニトロ
セルロース,アセチルセルロース,プロピオン酸
セルロース,アセトブチレートセルロース等のエ
ステル結合タイプやメチルセルロース,エチルセ
ルロース,カルボキシメチルセルロース等のエー
テル結合タイプのセルロース系樹脂、酢酸ビニ
ル,塩化ビニル,酢酸ビニル・塩化ビニル共重合
樹脂,ポリビニルアルコール,ポリビニルブチラ
ール樹脂,塩化ビニル−酢酸ビニル,マレイン酸
共重合樹脂等のビニル系樹脂、メタクリレート,
アクリレートの単独重合体やメタクリレート−ア
クリレート共重合体,酢酸ビニル−メチルメタア
クリレート共重合体等のアクリル樹脂、セラツ
ク,コパール,ロジン,ダンマー,エステルゴム
等の天然樹脂等をバインダー成分とする塗料が利
用される。特に前記バインダー成分において、イ
ソシアネート樹脂のイソシアネート基は反応性に
富んであり、ーOH,ーNHー,ーSH,ーCOOH
基等と科学結合を生ずるものであるから、これら
の基を具備する他の樹脂とイソシアネート樹脂と
が混合して使用される場合には、再塗装用の塗料
に対しての汎用性に富むと同時に表面活性に優れ
た性質の上塗り塗料層が得られる。また、不飽和
ポリエステル樹脂の場合には、同時にイソフタル
酸や乾性油を混合,利用することにより、再塗装
適性により優れた性質を具備する上塗り塗料層と
なし得る。また、アルキツド樹脂の場合には、フ
エノール,尿素,メラミン,あるいはセルロース
エステル系等の樹脂を混合,利用することによ
り、再塗装適性により優れた性質を発揮する上塗
り塗料層となし得る。更に、メラミン樹脂とし
て、メラミンのアミノ基1個を置換したベンゾグ
アナミンを用いたブチル化ベンゾグアナミン樹脂
が利用される場合には、該樹脂がアルキツド樹脂
に対して良好なる相溶性を呈することから、再塗
装適性に優れた性質を有する上塗り塗料層を形成
し得る。また、セルロース系樹脂の場合には、ダ
ンマー,セラツク,エステルゴム等の天然樹脂
や、アルキツド樹脂,ビニル樹脂,アミノ樹脂,
フエノール樹脂等の合成樹脂を添加,混合するこ
とにより、特に再塗装用の塗料に対しての汎用性
に富む上塗り塗料層を形成し得る。
前述の樹脂をバインダー成分とする塗料によつ
て形成される上塗り塗料層は、例えば、メタノー
ル,エタノール,イソプロピルアルコール,水,
酢酸エチル,酢酸ブチル,MEK,MIBK,シク
ロヘキサノン,トルエン,キシレン,セルソルブ
系溶剤等の単独あるいは二種以上の混合物を稀釈
剤とする塗料を、例えば、グラビアコート法,ロ
ールコート法等の塗工方法により塗布することに
よつて形成される。この上塗り塗料層の塗布量に
ついての制限は格別存しないが、一般的には、上
塗り塗料装の表面に後工程で形成されることとな
る再塗装皮膜による効果を得るという点から5g
(dry)/m2程度以下に構成されるのが好ましい。
前記再塗装用化粧材における化粧シートに、該
化粧シートの上塗り塗料層側から付されるエンボ
ス加工は、加熱することによつて前記熱圧エンボ
ス加工適性シートを軟化あるいは溶融させ、同時
にエンボスパターンを具備するロールを用いて圧
力を加えながら、前記化粧シート表面にエンボス
形状を付することによつて容易に形成し得るもの
で、一般的に熱圧エンボス機やペーパーエンボス
機により、容易に実施し得るものである。
また、前記再塗装用化粧材における前記木質系
の化粧材用基材と化粧シートとの間の貼着は、例
えば、酢酸ビニル系,エチレン−酢酸ビニル共重
合系,アクリル系,ウレタン系,エポキシ系,尿
素系等の一般的な接着剤により、ロールラミネー
ト方式やコールドプレスラミネート方式等の手段
で、容易に達成し得るものである。
更に、化粧シートと木質系の化粧材用基材との
積層構造体に、化粧シート表面をなす上塗り塗料
層から化粧材用基材にまで亘つて形成されている
溝切り加工部は、一般に溝切り加工機により、例
えば、75mm間隔、あるいは100mm間隔等の間隔で、
V型,U型等の断面形状で開口幅1〜5mm程度の
線状に溝切り加工することによつて構成されるも
のである。この溝切り加工部の表面が、例えば水
性アクリルエマルジヨン系等のベヒクルに着色願
料が混合された塗料による着色塗装に付された構
成とされている場合には、後工程で実施される再
塗装の際に、溝切り加工部においても再塗装のた
めの塗料の浸透が阻止され、均一な再塗装被膜を
形成し得るとともに、意匠効果に更に優れた化粧
材となる。
[実施例] 以下、本発明の再塗装用化粧材の具体的な構成
を図面実施例に基づいて説明する。
図面において符号1で示される本発明の1実施
例品たる再塗装用化粧材は、厚さ50μのポリ塩化
ビニル樹脂系シート[理研ビニル(株)製:SD
−11]からなる熱圧エンボス加工適性シート2
と、該シートの表面に形成されている木目模様の
印刷模様層3と、該印刷模様層3面に形成されて
いる上塗り塗料層4とからなり、かつ、前記上塗
り塗料層4側からのエンボス加工による凹部5を
有する化粧シート6が、厚さ2.7mmの合板からな
る化粧材用基材7上に前記化粧シート6における
上塗り塗料層4面が表面となるようにして、変性
アクリル−エチレン共重合体系の接着剤[中央理
化(株)製:BA−558]8により貼着された積
層構造体からなり、しかも、前記積層構造体に
は、化粧シート6の表面をなしている上塗り塗料
層4から化粧材用基材7にまで到達する溝切欠き
加工部9が形成された構成からなるものである。
なお、前記構成からなる再塗装用化粧材1にお
ける木目模様の印刷模様層3は、塩化ビニル系樹
脂をバインダーとする印刷インキ[諸星インキ
(株)製:MVA]を用いたグラビア輪転機によ
る印刷で形成したものである。また、上塗り塗料
層4は、下記組成からなる塗料を、版深60μmの
グラビアロールにて、3g(dry)/m2の割合にコ
ートし、形成したものである。
アクリルポリオール樹脂 ……15重量部 キシレンジイソシアネート樹脂 ……30重量部 ニトロセルロース樹脂 ……15重量部 メチルエチルケトン ……20重量部 トルエン ……10重量部 酢酸ブチル ……10重量部 更に、化粧シート6における凹部5は、印刷模
様層3を有する熱圧エンボス加工適性シート2と
上塗り塗料層4とで構成されるシートを、温度
120℃の加熱ドラムに通した後、木目模様の導管
パターンを有する金属ロールにて熱圧エンボス加
工することによつて形成したものであり、また、
溝切り加工部9は、開口部の幅3mm,断面V型を
なす線状凹部を、75mm間隔で構成したもので、化
粧シート6と化粧材用基材7との貼着工程に続く
工程で、溝付け機[(株)八熊商会製]により形
成したものである。
以上の通りの構成からなる本発明の実施例品た
る再塗装用化粧材1を壁面パネルとして施工後、
化粧材1の表面を、アクリルラツカー[関西ペイ
ント(株)製:アクリツクNo.2000]によるセピア
系の透明塗装仕上げをしたところ、化粧材1にお
ける溝切り加工部9およびエンボスによる凹部5
が樹脂溜り部となり、深味のある、しかも木目模
様に良く合致した高級塗装仕上げが得られた。
また、前記アクリルラツカーによる再塗装は、
塗料が化粧材1内部に浸透する量が、従来のパル
プ紙による化粧シートを利用した化粧材の場合に
比較して極めて少なく、少量の塗布量で均一な再
塗装膜が得られた。
また、前記アクリルラツカーによつて形成され
た再塗装膜は、化粧材1における上塗り塗料層4
との間で強固な接着力を有しており、両者がその
界面で剥離するようなことはなかつた。
[発明の作用および効果] 本発明の再塗装用化粧材は叙上の通りの構成か
らなるもので、再塗装用化粧材に再塗装を施す際
の塗料の浸透が、化粧材中の化粧シートを構成し
ている熱圧エンボス加工適性シートで抑制される
ので、塗料の含浸むらが無く、少量の塗料で均一
な再塗装膜を形成し得るという作用,効果を奏す
るものである。
また、本発明の再塗装用化粧材は表面が上塗り
塗料層で形成されているので、再塗装化粧材の製
造工程たるラミネート工程や再塗装用化粧材の運
搬,保管等の工程において、化粧シート表面の印
刷模様層に傷が入つたり、印刷模様層自体が剥
離,脱落したりする等のことが無く、品質の管理
が容易である。
更に、本発明の再塗装化粧材は、該化粧材の表
面層たる上塗り塗料層が、特定の樹脂の中から選
択される樹脂をバインダー成分とする塗料で構成
されているため、適用し得る再塗装用の塗料の種
類に汎用性があり、再塗装によつて形成される塗
装皮膜と化粧材の表面との間の密着性が良く、両
者の界面で剥離が生ずるというようなこともな
い。
また、本発明の再塗装用化粧材は、該化粧材の
表面層たる上塗り塗料層側からのエンボス加工に
よる凹凸と、上塗り塗料層から化粧材用基材にま
で到達する溝切り加工部とを有しているので、前
記エンボス加工による凹部と溝切り加工部とが、
再塗装用塗料の樹脂溜りとなるため、該部によつ
て形成される深味のある外観が再塗装による塗装
膜と相俟つて、極めて高度の品質感を呈現させ得
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の再塗装用化粧材の一実施例品
を示す斜面図、第2図は第1図に示される再塗装
用化粧材の一部を拡大して示した模型断面図であ
る。 1……再塗装用化粧材、2……熱圧エンボス加
工適性シート、3……印刷模様層、4……上塗り
塗料層、5……エンボス加工による凹部、6……
化粧シート、7……化粧材用基材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 印刷模様層を有する熱可塑性合成樹脂シート
    あるいは熱可塑性合成樹脂を含有するシートから
    なる熱圧エンボス加工適性シートと、前記熱圧エ
    ンボス加工適性シートの全表面を被覆している上
    塗り塗料層とからなる化粧シートが、木質系の化
    粧材用基材上に貼着された積層構造体からなり、
    前記化粧シートには、該シートにおける前記上塗
    り塗料層側からのエンボス加工により凹凸が付さ
    れており、しかも、該化粧シートにおける前記上
    塗り塗料層は、ポリオール樹脂,イソシアネート
    樹脂,不飽和ポリエステル樹脂,アルキツド樹
    脂,メラミン樹脂,エポキシ樹脂,フエノール樹
    脂,セルロース系樹脂,ビニル系樹脂,アクリル
    樹脂,天然樹脂,前記各樹脂の共重合樹脂の中か
    ら選択される樹脂をバインダー成分とする塗料に
    よる塗装皮膜で構成されているものであり、か
    つ、前記化粧シートと木質系の化粧材用基材との
    積層構造体には、化粧シート表面をなす上塗り塗
    料層から化粧材用基材にまで到達する溝切り加工
    部が形成されていることを特徴とする再塗装用化
    粧材。 2 化粧シート表面をなす上塗り塗料層から化粧
    材用基材にまで到達する溝切り加工部が着色され
    ている特許請求の範囲第1項記載の再塗装用化粧
    材。
JP11627885A 1985-05-29 1985-05-29 再塗装用化粧材 Granted JPS61273949A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6067155A (ja) * 1983-09-21 1985-04-17 段谷産業株式会社 化粧板の製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6067155A (ja) * 1983-09-21 1985-04-17 段谷産業株式会社 化粧板の製造方法

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