JPH0465767B2 - - Google Patents

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JPH0465767B2
JPH0465767B2 JP60279980A JP27998085A JPH0465767B2 JP H0465767 B2 JPH0465767 B2 JP H0465767B2 JP 60279980 A JP60279980 A JP 60279980A JP 27998085 A JP27998085 A JP 27998085A JP H0465767 B2 JPH0465767 B2 JP H0465767B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parison
infusion
plastic container
diameter
mouth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60279980A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62138226A (ja
Inventor
Kanji Sumikawa
Kazuo Isaki
Yoshinobu Ooshige
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Co Ltd filed Critical Kyoraku Co Ltd
Priority to JP60279980A priority Critical patent/JPS62138226A/ja
Publication of JPS62138226A publication Critical patent/JPS62138226A/ja
Publication of JPH0465767B2 publication Critical patent/JPH0465767B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、輸液用プラスチツク容器の製造方法
に関するもので、さらに詳しくは自然滴下性の良
好な輸液用プラスチツク容器を製造する方法に関
するものである。
[従来の技術] 輸液容器は落としても割れないこと、軽量であ
ること等の利点により、近年急速にプラスチツク
化が進んでおり、特に実開昭56−19236号公報に
示されているように、胴部の横断面形状が略楕円
形のものが、点滴時に口部を下にすることにより
胴部が自重により変形して、内部に空気を供給す
ることなく点滴できるので、現在多用される傾向
にある。
[発明が解決しようとする課題] この種の胴部の横断面形状が略楕円形の容器を
ブロー成形するには、上記公報にも示すように、
口部にバリが発生しないように口部の径より小さ
な径のパリスンにて成形することとなる。そし
て、分割金型を締めてパリスンを密封してからパ
リスン内に圧力流体を導入すると、パリスンは均
等に膨脹するため、膨脹したパリスンは、初めに
短軸側の金型胴部壁に衝突する。衝突したパリス
ンは金型胴部壁により跳ね返されて、数度バウン
ドする。この時にパリスン表面にシワや折れが生
じてこれが成形品である輸液用プラスチツク容器
の胴部に現れて、成形不良となる。パリスンのバ
ウンドがおさまつてからのパリスンは、一般に5
〜10Kg/cm2の圧力の圧力流体により、金型の胴部
壁に保持されて、この部分が厚肉となり、他の部
分が薄肉となる。その結果、輸液用プラスチツク
容器の胴部壁の肉厚は不均一となる。
そこで、肉厚の均一化を果たすために、予めパ
リスンの横断面の肉厚分布を部分的に厚くしたり
あるいは薄くしたりするべく扁形コアにてパリス
ンを押出すことがおこなわれているが、この方法
では、容器の胴部の肉厚と扁形コアとの関係をト
ライアンドエラーで、徐々に削つてゆくしかな
く、極めて時間がかかるだけでなく、容器の形状
が変わるたびにこの作業をおこなわなくてはなら
ず、極めて繁雑であるという欠点を有するもので
ある。
本発明は、以上の点に鑑み、胴部の横断面形状
が略楕円形のものであつても、均一な胴部肉厚を
得ることができるものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、以上の点に鑑み発明されたもので、
その特徴とするのは、 横断面形状が略楕円形の胴部とその一方に形成
される底部およびその他方に形成される口部から
なる輸液用プラスチツク容器をブロー成形により
製造する輸液用プラスチツク容器の製造方法であ
つて、輸液用プラスチツク容器の胴部の一部が容
器内方へ凹設する形状となるように分割金型の胴
部キヤビテイに凸設部を形成するとともに、前記
分割金型間に口部の径より小さい径でかつ上記凸
設部同志の間隔よりも大きい径の熱可塑性合成樹
脂のパリスンを配置し、次いで分割金型を締めて
凸設部にて当接して前記パリスンを捕捉するとと
もに扁平状に変形させてから前記パリスン内に
1.5〜3Kg/cm2の圧力流体を導入して成形する輸
液用プラスチツク容器の製造方法。
としたことによるものである。
[作用] 本発明は以上のように構成したので、分割金型
を締めた際に、凸設部にて当接してパリスンを捕
捉して、圧力流体の導入時にパリスンが揺れるの
を防止するので、パリスンの揺れにより発生する
輸液用プラスチツク容器胴部のシワや折れを防止
することができ、しかも凸設部にて当接してパリ
スンを扁平状に変形してから圧力流体をパリスン
内に導入するので、予め胴部の横断面形状に略沿
つた形状にパリスンを変形させることができ、も
つて均一な肉厚に成形できるものであり、とくに
導入する圧力流体の圧力を1.5〜3Kg/cm2の比較
的低圧としたので、この膨脹したパリスンがキヤ
ビテイ表面をバウンドすることなく滑つてゆくの
で、キヤビテイ全体にパリスンが均一にまわつて
ゆき、その結果肉厚の均一化をさらにはかること
ができるのである。
[実施例] 本発明の製造方法を図面に基づき説明する。
第1図は、ダイ3より押出された溶融合成樹脂
の管状体であるパリスン2を分割金型1a,1b
間に配置した状態を示す図である。分割金型1
a,1bの互いに対向する位置には輸液用プラス
チツク容器の形状を賦形したキヤビテイを備え、
特に胴部キヤビテイの中央部には輸液溶融プラス
チツク容器の胴部の一部が容器内方へ凹設する形
状となるように賦形された凸設部4a,4bを有
する。
なお、第2図は第1図の−断面図である。
図中、Bは、パリスン2の外径を示す。またA1
A2は、それぞれ凸設部4a,4bの深さを示す。
次に、第3図に示すように分割金型1a,1b
を締める。このとき、パリスンの外径Bは、キヤ
ビテイの凸設部4a,4b間の距離(A1+A2
よりも大きいのでパリスンの側壁は凸設部4a,
4bにより当接されてパリスン2は、この凸設部
4a,4bにより捕捉され、圧力流体の導入時に
パリスンが揺れるのを防止することができる。そ
して、この時のパリスンの形状は、第3図に示す
ように、扁平状に変形する。このときの、扁平形
状はパリスンの外径Bと、凸設部4a,4b間の
距離(A1+A2)との関係で決まるものであり、
予め輸液用プラスチツク容器の胴部の横断面形状
に応じた形状にしておくことにより、より均一な
肉厚の胴部がえられるものである。
この後、第4図に示すようにこの密閉された横
断面形状が扁平状のパリスン2内に吹込ノズル
(図示せず)にて1.5〜3.0Kg/cm2の圧力流体を導
入すると、凸設部4a,4bにパリスン2が膨脹
して密着し、凸設部4a,4bの形状を正確に賦
形せしめる。この時パリスン2は、上記するよう
に比較的低圧であるためにパリスン2は徐々に膨
脹し、膨脹したパリスンがキヤビテイ表面をバウ
ンドすることなく滑るように広がつてゆくのであ
る。このとき、パリスン2は時するように捕捉さ
れていることも、胴部壁の均一化に貢献するもの
と推量される。
第5図、第6図は、上記実施例により得られる
輸液用プラスチツク容器10である。この輸液用
プラスチツク容器10は、横断面形状が略楕円形
の胴部11と胴部11の一方にあつて外径Dから
なる口部12と胴部11の他方にあつて吊り具1
5を備える底部13より構成される。ここで胴部
11は、楕円形の短軸側の胴部を切り取つた凹所
14を容器内方へ凹設するように形成する。図中
Cは、この凹所14により形成される胴部の壁同
志の間隔である。一般にパリスン2の径Bは、口
部12の径Dより小さい。これは、口部12に螺
部あるいは溶着部等が備わつているためにパリス
ンが口部12の金形でバリがかまないように配慮
するためである。このため、本発明のようにパリ
スンがキヤビテイ面にて捕捉されているのは、口
部の径Dよりも凹所14間の間隔Cが小さい形態
の容器についてのみ適用できるものである。
本発明に使用する合成樹脂は、ブロー成形可能
な合成樹脂であれば特に限定されるものではな
く、たとえばポリエチレン、ポリプロピレン等の
ポリオレフイン系合成樹脂あるいはポリ塩化ビニ
ル等が利用でき、又これらを主体とするブレンド
物あるいは積層体などの適宜公知手段が使用でき
る。しかし、発明者の実験によれば、分割金型の
キヤビテイ表面の再現性は、合成樹脂の流れ特性
が良好なものが良く、MIが0.1〜10g/分の範囲
のものが好ましく、特に好ましくは0.5〜5g/
分のものである。ここでMIが0.1g/分未満の場
合、合成樹脂が充分に伸びず成形品の表面特性が
悪くなり、10g/分を越えるとパリスンの押出時
のドローダウンが大きくなりパリスン上部の薄肉
化が発生する。
[発明の効果] 本発明は以上のように構成したので、予め胴部
の横断面形状に略沿つた形状にパリスンを変形さ
せることができ、もつて均一な肉厚に成形できる
ものであり、とくに導入する圧力流体の圧力を
1.5〜3Kg/cm2の比較的低圧としたので、この膨
脹したパリスンがキヤビテイ表面をバウンドする
ことなく滑ることとなり、キヤビテイ全体にパリ
スンが均一にまわつてゆくのでさらに肉厚の均一
化をはかることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は本発明の実施例を示す説明
図で、第1図はパリスンの垂下時の正面図、第2
図は第1図の−断面図、第3図は型締完了時
の水平断面図、第4図は吹込時の水平断面図、第
5図は本発明の製造方法により得られた輸液用プ
ラスチツク容器の正面図、第6図は第5図の容器
の側面図である。 1……分割金型、2……パリスン、3……ダ
イ、4……キヤビテイ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 横断面形状が略楕円形の胴部とその一方に形
    成される底部およびその他方に形成される口部か
    らなる輸液用プラスチツク容器をブロー成形によ
    り製造する輸液用プラスチツク容器の製造方法に
    おいて、輸液用プラスチツク容器の胴部の一部が
    容器内方へ凹設する形状となるように分割金型の
    胴部キヤビテイに凸設部を形成するとともに、前
    記分割金型間に口部の径より小さい径でかつ上記
    凸設部同志の間隔よりも大きい径の熱可塑性合成
    樹脂のパリスンを配置し、次いで分割金型を締め
    て凸設部にて当接して前記パリスンを捕捉すると
    ともに扁平状に変形させてから前記パリスン内に
    1.5〜3Kg/cm2の圧力流体を導入して成形する輸
    液用プラスチツク容器の製造方法。
JP60279980A 1985-12-12 1985-12-12 輸液用プラスチツク容器の製造方法 Granted JPS62138226A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60279980A JPS62138226A (ja) 1985-12-12 1985-12-12 輸液用プラスチツク容器の製造方法

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JP60279980A JPS62138226A (ja) 1985-12-12 1985-12-12 輸液用プラスチツク容器の製造方法

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JPS62138226A JPS62138226A (ja) 1987-06-22
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JP60279980A Granted JPS62138226A (ja) 1985-12-12 1985-12-12 輸液用プラスチツク容器の製造方法

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JPH0622526B2 (ja) * 1989-07-12 1994-03-30 東洋製罐株式会社 輸液容器及びその製造方法
JP6184851B2 (ja) * 2013-11-28 2017-08-23 株式会社吉野工業所 ブロー成形用金型
JP2016030073A (ja) * 2014-07-29 2016-03-07 テルモ株式会社 医療用液体充填済み医療用容器の製造方法およびその製造方法により製造された医療用液体充填済み医療用容器

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JPS62138226A (ja) 1987-06-22

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