JPH0465212A - 射出成形機の射出制御方法およびその装置 - Google Patents

射出成形機の射出制御方法およびその装置

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JPH0465212A
JPH0465212A JP17749490A JP17749490A JPH0465212A JP H0465212 A JPH0465212 A JP H0465212A JP 17749490 A JP17749490 A JP 17749490A JP 17749490 A JP17749490 A JP 17749490A JP H0465212 A JPH0465212 A JP H0465212A
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Kenji Kikukawa
健治 菊川
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宇田 裕
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    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シャットオフノズルや逆流防止弁付スクリュ
ヘッドを有するスクリュなどを備えた射出成形機におい
て、射出動作時の溶融樹脂の逆流を防止して、安定した
良品成形を実現可能な射出制御方法およびその装置に関
する。
〔従来の技術〕
従来、この種の射出制御装置としては、以下に記載する
(1)および(2)のものがある。
(1)第5図に示すように、ノズル孔閉鎖装置31によ
りノズル孔を予め閉じ、計量完了後に、スクリュ32を
前進してシリンダ前部の蓄積された材料に一次的に所要
圧力を加えることにより、逆流防止弁30を閉じ、そこ
に生じた逆流かもはや射出に何らの影響を与えぬ位置に
スクリュ32が達したとき、その位置をタイマーにより
検出して射出工程の基準点とし、ノズル孔を開いて以後
射出スピード、射出圧力などを段階的に制御して、金型
への材料の充填を確実なものとするもの(特公昭62−
10815号公報第2頁左欄参照)。
(2)第5図に示した従来例と同様の射出成形機を用い
、ノズル孔を予め閉じ、計量完了後に、スクリュの回転
と後退により、所定量の材料をシリンダ前部に計量した
のち、スクリュを前進して、逆流防止弁が完全に閉じる
圧力を与え、その後、圧力を除いて停止させ、さらに所
要時間経過後のスクリュ位置を基準点として、型締め後
、ノズル孔を開いてスクリュを前進し、材料に射出圧力
を加えて金型への注入を行なう。そして前進に伴うスク
リュの位置の変化は電気的あるいは機械的に検出し、そ
のスクリュ位置が予め定めた二次射出圧力切換位置また
は停止位置などに達したとき自動的にスクリュの制御が
行なわれるもの(特公昭62−20010号公報第2頁
左欄参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の(1)および(2)の技術は、逆流防止
弁が閉じたかどうかの確認を行なっていないので、逆流
防止弁がすでに閉じているのにスクリュに所定の圧力を
加えておくという時間的なロスが生じる。また逆流防止
弁の割れや摩耗による異常に起因して溶融樹脂の逆流が
顕著な場合に、一定時間所定の圧力を加えると、スクリ
ュの前進速度が低下しない分、スクリュはより前方へ前
進するので、射出を開始すると、射出ストロークよりも
スクリュが前進して前進限位置よりも越えるという問題
点がある。
本発明は、上記従来の技術の有する問題点に鑑みてなさ
れたものであり、逆流防止弁の閉弁を検出した直後に射
出工程を行なうことにより、時間的ロスの発生が阻止さ
れるとともに、射出中にスクリュが前進限位置よりも越
えない、射出成形機の射出制御方法およびその装置を提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明の射出成形機の射出制
御方法は、ノズル孔を開閉可能なシャットオフノズルと
、逆流防止弁を有するスクリュを備えた射出成形機を使
用し、前記ノズル孔を閉鎖した状態で可塑化動作を行な
った後、スクリュを前進させることにより、スクリュ前
方の溶融樹脂に圧力を加え、ついで、ノズル孔を開いた
後、スクリュを前進させることにより、射出工程を行な
う射出成形方法において、 射出開始前における前記スクリュの前進により逆流防止
弁が閉弁する直後のスクリュの速度を予め設定しておき
、射出開始前における前記スクリュの前進を一定圧力で
行ない、射出開始前におけるスクリュの前進速度を検出
し、該前進速度の検出値が一度設定値を超え、その後低
下して設定値に一致したとき、スクリュを停止させて該
停止位置を射出開始基準位置とし、該射出開始基準位置
からのスクリュの移動位置により、射出工程における射
出圧力および射出速度を制御することを特徴とする。
また、本発明の射出成形機の射出制御装置は、ノズル孔
を開閉可能なシャットオフノズルと、逆流防止弁を有す
るスクリュを備え、前記ノズル孔を閉鎖した状態で可塑
化駆動装置により可塑化動作が行なわれた後、射出駆動
装置によりスクリュが前進されることにより、スクリュ
前方の溶融樹脂に圧力を加え、ついて、ノズル孔を開い
た後、射出駆動装置によりスクリュが前進されることに
より、射出工程か行なわれる射出成形機において、 射出開始前においてスクリュを前進させるための一定圧
力が設定される圧力設定器と、射出開始前におけるスク
リュの前記前進により逆流防止弁が閉弁する直後のスク
リュの速度を予め設定するための速度設定器とを備え、 前記射出駆動装置は射出開始前においてスクリュを、前
記圧力設定器に設定された一定圧力で前進させるもので
あり、 射出開始前におけるスクリュの前進速度を検出するため
の速度検出器と、 射出工程におけるスクリュの移動位置を検出するための
位置検出器と、 前記速度検出器による検出値が一度前記速度設定器の設
定値を超え、その後低下して速度設定器の設定値に一致
したとき、スクリュを停止させるための指令を前記射出
駆動装置に出力し、また前記位置検出器から検出値を入
力し、スクリュが停止した射出開始基準位置からのスク
リュの移動位置により射出工程における射出圧力および
射出速度を制御するための指令を射出駆動装置に出力す
るコントローラとを備えたことを特徴とする。
〔作   用〕
射出成形に際し、先ず、ノズル孔を閉鎖した状態で可塑
化動作を行なう。このとき、スクリュ可塑化時の樹脂圧
により逆流防止弁が開かれ、溶融樹脂は前方へ流れてス
クリュ前方に貯留される。
ついで、スクリュを一定圧力で前進させてスクリュ前方
の溶融樹脂を加圧する。この間、スクリュの前進速度は
増速され、その検出値は経験により求めた設定値を一度
超える。スクリュ前方の前記溶融樹脂の圧力増加により
逆流防止弁が後方へ押戻されて閉弁される。該閉弁の瞬
間からスクリュの前進速度は減速され、その検出値が低
下して前記経験により求めた設定値に一致したとき、す
なわち逆流防止弁の閉弁直後にスクリュを停止させる。
ノズル孔を開き、このスクリュの停止位置を基準位置と
して射出工程を行なうか、この際、スクリュの停止位置
すなわち射出開始基準位置からのスクリュの移動位置に
より、射出圧力および射出速度を制御する。
また、前記逆流防止弁の異常により溶融樹脂の逆流が顕
著な場合には、スクリュの前進速度は低下しないので、
検出値か設定値に一致せず、その後の射出工程は行なわ
れない。
〔実 施 例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
先ず、本発明に係る射出成形機の構成について、第1図
を参照して説明する。
加熱シリンダ1は、その先端にシャットオフノズル3を
備え、後部位にはホッパ4を備えている。前記シャット
オフノズル3は、ノズル孔を開閉可能なシャットオフ弁
2を有している。前記加熱シリンダ1内にはスクリュ6
が挿入されておリ、該スクリュ6は、バックフローリン
グタイプのスクリュヘッドを備え、すなわちリングであ
る公知の逆流防止弁5を備えている。また、前記スクリ
ュ6の後端部は、スプライン溝が形成されたスプライン
軸7およびボールねじ軸8を備えている。このスプライ
ン軸7には、第1プーリ10を−・体的に備えるスプラ
インナツト9がスプライン結合され、該スプラインナツ
ト9はスプライン軸7と一体的に回転する。
符号11は可塑化用の第1サーボモータを示しており、
この第1サーボモータ11は第1回転速度検出器12を
備え、その出力軸には第2プーリ13が固着されており
、該第2プーリ13と、第11−リ10とに第1ベルト
14が張設されている。前記第1サーボモータ11は後
述する第1ドライバアンプ15により駆動制御されるも
のであり、これらの構成により、第1サーボモータ11
を起動すると、第1サーボモータ11の出力軸の回転は
、第2ブーIJ13、第1ベルト14、第11−リ10
およびスプラインナツト9を介してスクリュ6に伝動さ
れてスクリュ6が回転し、該スクリュ6の回転により可
塑化動作が行なわれる。
上記説明から明らかなように、スプライン軸フ、スプラ
インナツト9、第1プーリ10、第1サーボモータ11
、第21−リ13、第1ベルト14および第1ドライバ
アンプ15により可塑化駆動装置Aが構成されている。
前記ボールねじ軸8にはホールナツト16が螺合されて
いる。2段円柱状の回転部材17はその大径部が前記ボ
ールナツト16に固着され、回転部材17の小径部には
第3ブー918が固着されている。
符号19は射出用の第2サーボモータを示しており、こ
の第2サーボモータ19は第2回転速度検出器20を備
え、その出力軸には第4プーリ21が固着されており、
該第4プーリ21と前記第3プーリ18とに・:算2ベ
ルト22が張設されている。前記第2サーボモータ19
は後述する第2ドライバアンプ23により駆動制御され
るものであり、これらの構成により、第2サーボモータ
19を起動すると、該第2サーボモータ19の出力軸の
回転は、第4プーリ21、第2ベルト22、第3プーリ
18および回転部材17を介してポールナツト16に伝
動されてポールナツト16が回転し、該ポールナツト1
6の回転に伴なってスクリュ6が前進し、射出動作が行
なわれる。前記第2回転速度検出器20は、第2サーボ
モータ19の回転速度を検出することにより、スクリュ
6の前進速度を検出するものである。上記説明から明ら
かなように、ボールねじ軸8、ポールナツト16、回転
部材17、第3プーリ18、第2サーボモータ19、第
41−リ21、第2ベルト22および第2ドライバアン
プ23により射出駆動装置Bが構成されている。
圧力設定器24には、射出開始前においてスクリュ6を
前進させるための一定圧力が設定されてあり、スクリュ
6の前記前進は、後述するコントローラ26からの指令
に基いて射出駆動装置iBにより前記一定圧力で行なわ
れる。
速度設定器25には、経験により求められた、射出開始
前においてスクリュ6の前記前進により逆流防止弁5が
閉弁する直後のスクリュ6の速度が予め設定されている
位置検出器28は、射出時におけるスクリュ6の移動位
置を検出するものであって、その検出値は後述するコン
トローラ26に入力される。
コントローラ26は前記第1ドライバアンプ15および
第2ドライバアンプ23を制御するものであって、この
コントローラ26には、可塑化動作時のスクリュ6の回
転速度が設定されているとともに、射出時におけるスク
リュ6の第1移動量および第2移動量も設定されている
。また、前記コントローラ26は、第2回転速度検出器
20の検出値が一度速度設定器25の設定値を超え、そ
の後低下して速度設定器25の設定値に一致したことが
第2ドライバアンプ23により検出されると、その旨を
入力し、スクリュ6を停止させるための指令を前記第2
ドライバアンプ23に出力し、また前記位置検出器28
より検出したスクリュ6の移動位置を入力することによ
り、スフリユ6が停止した射出開始基準位置からのスク
リュ6の移動位置により射出工程における射出圧力およ
び射出速度を制御する。タイマー27には、射出開始前
において、スクリュ6の前進時からの所定時間が予め設
定されている。
次に、本実施例の動作について説明する。
ホッパ4に所望のベレット材料を予め供給しておくとと
もに、シャットオフ弁2によりシャットオフノズル3の
ノズル孔を閉鎖しておく。
コントローラ26からの指令により第1ドライバアンプ
15は、第1サーボモータ11を駆動制御することで、
スクリュ6はコントローラ26に設定された回転速度で
回転する。すると、ホッパ4内の前記ベレット材料は可
塑化されて溶融樹脂としてスクリュ6前方に移送され、
該溶融樹脂の圧力によりスクリュ6は後方へ押圧される
。この間、第2図に示すように、上流側溶融樹脂りの圧
力P。は下流側溶融樹脂Cの圧力P1よりも大きいので
、逆流防止弁5が開かれ、また、下流側溶融樹脂Cの圧
力(可塑化背圧)に対抗し、しかもスクリュ6が後退し
ないよう、射出用の第2サーボモータ19をコントロー
ラ26の背圧指令にしたがって、第2ドライバアンプ2
3を介して駆動することによって、ホールナツト16に
適当なトルクを与え、スクリュ6を前方へ押圧しておく
所定時間経過後、コントローラ26からの指令により第
1ドライバアンプ15および第2ドライバアンプ23は
、第1サーボモータ11および第2サーボモータ19を
停止させ、可塑化動作が終了する。
ついで、コントローラ26は第2トライバアンプ23に
指令を出力することにより、第2ドライバアンプ23は
、圧力設定器24に設定された一定圧力でスクリュ6が
前進するよう第2サーボモータ19を駆動制御する。
この間、スクリュ6の前進速度は増速され、スクリュ6
前方の溶融樹脂に圧力が加わるため、第3図に示すよう
に、下流側溶融樹脂Cの圧力P1°は上流側溶融樹脂り
の圧力P。′よりも大きくなるので、前記下流側溶融樹
脂Cは逆流防止弁5を後方へ押戻すことになり、逆流防
止弁5は閉弁される。
また、スクリュ6の前進速度は第2回転速度検出器20
により検出され、またスクリュ6の前進後タイマー27
に設定された所定時間経過後、つまりスクリュ26の前
進速度の検出値が速度設定器25の設定値を超えた後、
前記検出値と速度設定器25の設定値とが第2ドライバ
アンプ23により比較される。
前記閉弁の瞬間からスクリュ6の前進速度は減速するの
で、前記検出値と前記設定値が一致し、このとき、第2
ドライバアンプ23はコントローラ26にその旨を出力
する。すると、コントローラ26は、第2サーボモータ
19を停止させるための指令を第2ドライバアンプ23
に出力することにより、スクリュ6は停止し、射出開始
基準位置に保持される。
次に、シャットオフノズル3のノズル孔を開き、コント
ローラ26は第2ドライバアンプ23に射出開始指令を
出力することにより、スクリュ6は前記第1移動量だけ
高速で前進した後、前記第2移動量まで低速で前進し、
すなわち射出工程における射出速度の切換および保圧へ
の切換が自動的に制御される。
また、射出開始前において、逆流防止弁5の異常により
溶融樹脂の逆流か顕著な場合には、スクリュ6の前進速
度は低下しないので、前記検出値か前記設定値に一致せ
ず、その後の射出工程は行なわれない。
本実施例によれば、射出前に逆流防止弁5を閉した状態
で射出を開始し、射出速度を射出開始基準位置からのス
クリュ6の移動位置により制御することで、射出開始後
、溶融樹脂の逆流が発生せず、安定した成形を行なうこ
とができる。また、万が−、スクリュ6が射出ストロー
ク位置まで前進したら警報を発生させるなどの方法を用
いると、射出中に、スクリュ6が前進限位置より越える
ことか確実に防止される。
上記実施例において、バックフローリングタイプのスク
リュヘッドを備えたスクリュ6を示したが、これに限ら
ず、第4図に示すように、逆流防止弁5′がチエツクポ
ールであるポールチエツクタイプのスクリュ6”を使用
してもよい。
また、オイルモータを含む可塑化駆動装置や、流体圧源
、流体圧シリンダおよび流量調節弁などを含む射出駆動
装置を使用してもよい。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したとおり構成されているので、以
下に記載するような効果を奏する。
請求項1に記載の発明においては、射出開始前において
逆流防止弁の閉弁の検出直後に、射出工程を行なうもの
なので、時間的ロスが発生しない。また、逆流防止弁の
異常などで溶融樹脂の逆流が顕著な場合には、スクリュ
の前進速度は低下しないので、前記異常を発見できると
ともに、射出が開始されず、射出時に、スクリュが前進
限位置より越えることもないす 請求項2に記載の発明においては、上記射出制御方法を
容易にかつ確実に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る射出成形機の全体構成図、第2図
は第1図に示した射出成形機にょる可塑化終了後におけ
るスクリュヘッドの断面図および加熱シリンダ内の圧力
分布を示すグラフ、第3図は第1図に示した射出成形機
による射出開始直前におけるスクリュヘッドの断面図お
よび加熱シリンダ内の圧力分布を示すグラフ、第4図は
スクリュヘッドの他の例の断面図、第5図は従来技術を
示し、射出成形機の要部断面図である。 1・・・加熱シリンダ、  2・・・シャットオフ弁、
3・−シャットオフノズル、4・軸ホッパ、5.5’−
一逆流防止弁、6.6’−・・スクリュ、7−スプライ
ン軸、  8・軸ボールねし軸。 9・−スプラインナツト、1〇−第1プーリ、11−・
第1サーボモータ、 12−・第1回転速度検出器、13−・第2プーリ、1
4−・第1ベルトJ15−・・第1ドライバアンプ、1
6−・ポールナツト、1フ一回転部材、18・−第3プ
ーリ、  19−・第2サーボモータ、20−・・第2
回転速度検出器、2 j−・・第4プーリ、22−・第
2ベルト、23−・・第2ドライバアンプ、24・−圧
力設定器、 25−・・速度設定器、26−・・コント
ローラ、2 ’r−・タイマー28−・・位置検出器、 A・−可塑化駆動装置、 C・・・下流側溶融樹脂、 B・−射出駆動装置、 D・−上流側溶融樹脂。 カQe、シリンタ゛

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ノズル孔を開閉可能なシャットオフノズル(3)と
    、逆流防止弁(5)を有するスクリュ(6)を備えた射
    出成形機を使用し、前記ノズル孔を閉鎖した状態で可塑
    化動作を行なった後、スクリュ(6)を前進させること
    により、スクリュ(6)前方の溶融樹脂に圧力を加え、
    ついで、ノズル孔を開いた後、スクリュ(6)を前進さ
    せることにより、射出工程を行なう射出成形方法におい
    て、 射出開始前における前記スクリュ(6)の前進により逆
    流防止弁(5)が閉弁する直後のスクリュ(6)の速度
    を予め設定しておき、射出開始前におけるスクリュ(6
    )の前進を一定圧力で行ない、射出開始前におけるスク
    リュ(6)の前進速度を検出し、該前進速度の検出値が
    一度設定値を超え、その後低下して設定値に一致したと
    き、スクリュ(6)を停止させて該停止位置を射出開始
    基準位置とし、該射出開始基準位置からのスクリュ(6
    )の移動位置により、射出工程における射出圧力および
    射出速度を制御することを特徴とする射出成形機の射出
    制御方法。 2、ノズル孔を開閉可能なシャットオフノズル(3)と
    、逆流防止弁(5)を有するスクリュ(6)を備え、前
    記ノズル孔を閉鎖した状態で可塑化駆動装置(A)によ
    り可塑化動作が行なわれた後、射出駆動装置(B)によ
    りスクリュ(6)が前進されることにより、スクリュ(
    6)前方の溶融樹脂に圧力を加え、ついで、ノズル孔を
    開いた後、射出駆動装置(B)によりスクリュ(6)が
    前進されることにより、射出工程が行なわれる射出成形
    機において、 射出開始前においてスクリュ(6)を前進させるための
    一定圧力が設定される圧力設定器(24)と、射出開始
    前におけるスクリュ(6)の前記前進により逆流防止弁
    (5)が閉弁する直後のスクリュ(6)の速度を予め設
    定するための速度設定器(25)とを備え、前記射出駆
    動装置(B)は射出開始前においてスクリュ(6)を、
    前記圧力設定器(24)に設定された一定圧力で前進さ
    せるものであり、射出開始前におけるスクリュ(6)の
    前進速度を検出するための速度検出器(20)と、 射出工程におけるスクリュ(6)の移動位置を検出する
    ための位置検出器(28)と、 前記速度検出器(20)による検出値が一度前記速度設
    定器(25)の設定値を超え、その後低下して速度設定
    器(25)の設定値に一致したとき、スクリュ(6)を
    停止させるための指令を前記射出駆動装置(B)に出力
    し、また前記位置検出器(28)から検出値を入力し、
    スクリュ(6)が停止した射出開始基準位置からのスク
    リュ(6)の移動位置により射出工程における射出圧力
    および射出速度を制御するための指令を射出駆動装置(
    B)に出力するコントローラ(26)とを備えたことを
    特徴とする射出成形機の射出制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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