JPH046507B2 - - Google Patents

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JPH046507B2
JPH046507B2 JP60294695A JP29469585A JPH046507B2 JP H046507 B2 JPH046507 B2 JP H046507B2 JP 60294695 A JP60294695 A JP 60294695A JP 29469585 A JP29469585 A JP 29469585A JP H046507 B2 JPH046507 B2 JP H046507B2
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JP
Japan
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plate
decorative plate
middle plate
decorative
blade
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JP60294695A
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JPS62152684A (ja
Inventor
Hiroaki Masui
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COSMO IND
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COSMO IND
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は、折畳ナイフ等の刃物の柄に関する
ものである。
(従来の技術) 一般に、折畳ナイフ等の刃物は鉄等の金属にて
形成された柄としての一対の中板間に刀身を配置
し、前記両中板でその刀身を挟持するとともに、
かしめピン等により前記刀身を回動可能とした構
造に形成されている。
また、この構造の折畳ナイフは外観上の見栄え
と使用時における手の握り感を向上させるため
に、前記中板の外面に合成樹脂、木材、ゴム又は
ゴム状弾性体(以下、ゴム状弾性体をエラストマ
ーという)等の材料で形成された装飾板が取り付
けられている。
近年、前記装飾板としては手で握つた感じがソ
フトで、かつ滑りにくいものが好まれる傾向にあ
り、前記エラストマーが用いられ始めている。
このエラストマー製の装飾板の中板に対する取
付固定方法としては、前記金属製の中板と装飾板
とをねじ止めたかしめ止めすることによつて取付
固定したものがある。
この方法を用いて形成された柄は、エラストマ
ー製の装飾板が中板に対して確実に取付固定され
るが、該装飾板の表面部に前記ねじ止めのねじや
かしめ止めのかしめピンが露出してしまう。
そこで、前記露出部分をなくすために、両面粘
着テープや接着剤を用いて両者を取付固定した柄
が考えられる。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、前記両面粘着テープや接着剤の接着
力には限度があり、さらに、耐久性にも問題があ
つた。従つて、長年の使用によつて中板と装飾板
との間に強い剥離力が加わつた場合には両者が剥
離することがあつた。
特に、前記エラストマーとして、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の極性のない高分子材料が
配合されたものを用いた場合には、適当な接着剤
がなく、金属とエラストマーとの接着性が低くな
つてこの剥離が起こり易かつた。通常、エラスト
マーからなる装飾板は、その両端部を金属製の中
板に対してビス等によつて固定しているから、そ
の両端部においては殆ど問題は生じないが、中板
に接着されている装飾板の中央部において上述し
た剥離が、エラストマー等の中板に対する熱膨張
率の差等によつて起こり易かつたのである。さら
に、特殊な接着剤を用いて接着することも考えら
れるが、接着剤自体が非常に高価なものとなるた
め、実用上不向きであつた。
一方、折畳ナイフは、手で握つて使用するもの
であるから、その全体の厚さは当然手で握り得る
範囲内のものとしなければならない。これを逆に
表現すると、主として装飾板はできるだけ薄いも
のとする必要があるものであり、これを中板に確
実に取付けるためにその厚さを厚くすることは好
ましくないのである。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するため、概略的に
は、装飾板の内面には非円形状に形成された係止
部を備えた突出部材を設けるとともに、前記中板
の突出部材と対向する外面には前記係止部が挿入
されてひねられることにより係止する係入孔を設
けたという手段を採用している。
そして、本発明の採つた手段は、実施例におい
て使用する符号を付してより具体的に説明する
と、「刀身4を回動可能又は不能に狭持する一対
の中板3と、その外面に取着されるゴム又はゴム
状弾性体材料で形成された装飾板2とから構成さ
れる刃物等の柄において、 装飾板2の内側2aには非円形状に形成されて
内側2aから中板3の厚さ分だけ突出する係止部
14を先端に備えた突出部材15を設けるととも
に、この突出部材15の周囲に逆円錐形状の凹所
12を形成し、 一方、中板3の突出部材15と対向する外面3
bに凹所12内に収納される円錐台状の突起部2
1を形成するとともに、この突起部21に係止部
14が挿入されてひねられることにより係止する
係入孔22を設けて、 かつ係止部14をその長軸が装飾板2の短手方
向となるほぼ楕円形状に形成し、係入孔22をそ
の長軸が装飾板2の長手方向となるほぼ楕円形状
に形成したことを特徴とする刃物等の柄」 である。
(作用) この柄は、装飾板の内面に形成された係止部を
備えた突出部材の該係止部を中板に設けられた係
入孔内に挿入してひねることによつて、装飾板と
中板とが取付固定されているため、特に装飾板の
係止部を中心とする部分が、接着剤や、ねじ又は
かしめピン等を用いることなく簡単に、かつ確実
に取付固定される。
すなわち、中板3に装飾板2が取付けられてい
る状態について考察してみると、中板3側の円錐
台部23aが装飾板2の凹所12内に完全に収納
されていて、結果として、装飾板2は中板3にそ
の略全面で密着しているのである。また、このと
き、装飾板2側の係止部14は、中板3に形成し
た突起部21の凹所23内に位置していて、略楕
円状の係止部14が、この係止部14と略同じ楕
円状の中板3側の係入孔22内に、その両楕円の
長軸が略直交する状態で挿入してあるから、係止
部14が中板3側の係入孔22に係止されて、装
飾板2はその係止部14にて中板3に固定されて
いるのである。さらに、このときの係止部14
は、その突出量が中板3の厚さ分だけにしてある
から、中板3の内面側にては突出していないので
あり、中板3内に刀身4が挿入されても、この係
止部14に当接することはないのである。
以上のような、装飾板2の中板3に対する固定
は、次のようにしてなされるものである。すなわ
ち、本実施例においては、装飾板2を中板3に対
して略直交する状態で配置させてから装飾板2を
中板3側に押し付けて、その係止部14を中板3
の係入孔22に挿入する。その後に、装飾板2と
中板3とが一致するように回転させることによ
り、係止部14の係入孔22に対する前述した係
止がなされるのである。この場合、装飾板2は、
エラストマー等のゴム又は合成樹脂材料によつて
形成されてある程度の柔軟性を有しているもので
あるから、係止部14が大きく突出するように装
飾板2を折り曲げながら前述した作業を行えば、
その作業を確実かつ容易に行えるものである。
そして、本発明の柄においては、装飾板2の中
板3に対する固定を前述したようにしているの
で、その全体の厚さが手に握り易いように薄くな
つているのである。特に、装飾板2においては、
中板3の係入孔22内に係止される係止部14を
前述したように構成しているので、薄くなつてい
るのである。
(実施例) 以下、本発明の柄を折畳ナイフに具体化した一
実施例を第1〜7図に従つて説明する。
第4図に示すように、この折畳ナイフ1は外面
に装飾板2が取付固定された一対の中板3と、そ
の中板3間に回動可能に取着された刀身4とから
構成されており、前記中板3と装飾板2とで柄が
構成されている。
第1図に示すように、前記装飾板2はエラスト
マー材料を射出成形することによつて形成されて
おり、その外面には滑り止めを兼ねた装飾模様
(図示しない)が一体形成されている。前記装飾
板2の内面2aには中板3の外周を囲むフランジ
部6が一体的に突設されている。前記装飾板2の
先端部及び基端部には各々一個の透孔7,8が透
設されており、両開口縁には各々円筒状の逃げ凹
部7a,8aが形成されている。
前記装飾板2の内面2aのほぼ中央部には逆円
錐台状の凹所12が形成されており、その中央部
には、第4,6図に示すように、円柱状の連結部
13とその上面に取着されたほぼ楕円形状の係止
部14とからなる突出部材15が形成されてい
る。又、前記係止部14の側壁部分は連結部13
に向かつて縮径するテーパ状に形成されている。
そして、前記突出部材15は前記装飾板2と一体
的に形成されており、前記係止部14は前記楕円
形状の長軸が装飾板2の短手方向となるように配
設されている。そして、この係止部14の内面2
aからの突出量は、後述する中板3の厚さ分とし
てある。
第2図に示すように、前記装飾板2が取付固定
される中板3の外面3bのほぼ中央部には円錐台
形状の突起部21が前記中板3を形成するプレス
成形と同時に押出形成されており、内面3aには
凹所23が形成されている。前記突起部21の中
央部には前記係止部14のほぼ楕円形状と等しい
大きさで長軸が中板3の長手方向となる係入孔2
2が形成されている。
従つて、前記装飾板2と中板3とは次に示すよ
うにして取付固定され、柄を構成している。
すなわち、前記装飾板2の係止部14と中板3
の係入孔22とを互いの長軸方向を合わすととも
に、前記係止部14を係入孔22内に挿入してど
ちらか一方を90度ひねることによつて、第5図に
示すように、係止部14の長軸部分が係入孔22
の短軸部分に係止固定され、両者が取付固定され
る。
前記中板3の前記装飾板2の透孔7,8と対向
する部分には該装飾板2を中板3にキヤツプスク
リユー24でねじ止めするためのねじ孔25,2
6が螺設されている。このねじ孔25,26はプ
レス成形による中板3形成時に、ねじ切り部分と
なる側壁を装飾板2側に向かつて突出させること
のよつてねじ切り部分の面積を増加させている。
第4図に示すように、前記中板3の先端部には
刀身4を回動可能に保持するためのかしめピンが
挿入される透孔27が透設されている。
前記刀身4の中子28には前記透孔27と対応
する透孔29が透設されており、第3図に示す上
下には各々係合段部30と係合保持部31とが形
成されている。そして、前記中板3の透孔27
と、中子28の透孔29とを重ね合わせてかしめ
ピン32を挿入してかしめることによつて、前記
両中板1間に刀身4を回動可能に挟持している。
第3図に示すように、前記両中板3間の一側縁
にはかしめピン34によりロツクバー35が中央
部において回動可能に支持されて、その先端には
刀身4の係合段部30又は係合保持部31に係脱
する係合部36が形成されており、基端には解除
用の押圧操作部37が設けられている。
両中板3間の基端には一対のかしめピン41に
より金属製のスプリング42が固定され、ロツク
バー35を第3図の半時計方向に回動付勢して常
には係合部36を刀身4の係合段部30または係
合保持部31に係合させ、その刀身4を両側板1
間から突出した使用状態または両側板1間に折り
畳んだ不使用状態に保持するようになつている。
次に、このように構成された折畳ナイフの使用
方法を説明する。
第3図に示すように、ロツクバー35の係合部
35と刀身4が使用状態に保持された状態では、
中板3と装飾板2とからなる柄の部分を握つて刀
身4の小刃4aにより物の切断等を安全に行うこ
とができる。また、この状態で押圧操作部37に
よりスプリング42の作用に抗してロツクバー3
5を第3図の時計方向に回動させると、係合部3
6が係合段部30から離間する。その後、刀身4
を半時計方向に回動させて両中板3間に折り畳む
と、ロツクバー35の係合部36が刀身4の係合
保持部31に係合し、刀身4が第7図に示す両中
板3間の不使用状態に保持される。さらに、刀身
4をこの不使用状態から時計方向に回動させれ
ば、第3図に示すようにロツクバー35の係合部
36が係合段部30に再び係合して、刀身4が使
用状態に保持される。
以上のように構成された折畳ナイフ1は前記使
用時又は不使用時において、前記装飾板2と中板
2とから構成される柄の部分を握ることとなる
が、この装飾板2がその裏面中央部に形成された
係止部14を中板3の係入孔22内に挿入して90
度ひねることによつて、前記係止部14の長軸部
分が係入孔22の短軸部分で係止されて両者が固
定されるため、接着剤、両面粘着テープ等を用い
ることなく、強硬に取付固定することができる。
さらに、この装飾板2の中板3に対する取付方法
も、両者の長軸を合わせて係止部14を係入孔2
2内に挿入し、どちらか一方をひねるという非常
に簡単な動作のため、短時間のうちに組付けるこ
とができる。
また、前記中板3に形成された突起部21は該
中板3のプレス成形と同時に形成することができ
るため、従来の製造工程に他に特別な工程を設け
る必要もなく、安価な製造コストで具体化するこ
とが可能である。さらに、プレス成形により突起
部21を設けることによつて、中板3の内側3a
には凹所23が形成され、この凹所23内に前記
係止部14が配置されるため、前記係止部14が
中板3の裏面側に突出することはなく、刀身4の
中板3への収納を妨げることはない。
また、本実施例では前記装飾板2の中板3に対
する固定手段の補助的役割としてキヤツプスクリ
ユー24を用いて前記中板3に固定したが、前記
キヤツプスクリユー24が螺入される中板3部分
をプレス成形時に突出させたため、キヤツプスク
リユー24が螺設される部分が広くなるため、取
付強度を上げることができる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるもので
はなく、例えば、次に示すように具体化して変更
することも可能である。
(1) 前記係止部14の形状は本実施例の他、十字
状、Y字状、四角形状、6角形状等にしても良
く、非円形状のものならばどんな形状でも良
い。但し、この場合、前記中板3の係入孔22
の形状を対応する係止部14の形状と等くする
必要がある。
(2) 本実施例においては、折畳ナイフ1を用いた
が、この折畳ナイフ1に限定されるものではな
く、通常の柄を備えた刃物ならばどのようなも
のに具体化しても良い。
(3) 前記突出部材15の大きさは限定されるもの
ではなく、大きなものでも小さなものでもその
用途に合わせて自由に選択することができる。
(4) 前記エラストマーの種類としては、ポリスチ
レンをハードセグメントとし、ポリブタジエン
をソフトセグメントとしたスチレン系エラスト
マーや、ポリプロピレンをハードセグメントと
し、EPDMをソフトセグメントとしたオレフ
イン系エラストマーや、ポリエステルをハード
セグメントとし、非晶性ポリエーテルをソフト
セグメントとしたポリエステル系エラストマー
や、ナイロンをハードセグメントとし、ポリオ
ールをソフトセグメントとしたポリアミド系エ
ラストマー等を上げることができる。
発明の効果 以上詳述したように、本発明によれば、中板と
装飾板とから構成される柄において、前記装飾板
の内面に係止部を備えた突出部材を設け、中板に
は前記係止部が挿入されてひねられることにより
係止される係入孔を設けて、両者を取付固定した
ため、前記装飾板と中板とは接着剤等を用いるこ
となく簡単、かつ容易に取付固定することができ
るという優れた効果を奏する。
また、本発明に係る柄によれば、装飾板2の中
板3に対する取付けを前述したような構造によつ
て行うようにしているから、その全体の厚さを手
で握つて使用するのに適したものとすることがで
き、そのための製造を容易に行うことができるの
である。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図は本発明を具体化した一実施例を示
し、第1図は装飾板を示す斜視図、第2図は中板
を示す斜視図、第3図は折畳ナイフの使用状態を
示し、一方の側板を外した状態を示す正面図、第
4図は第3図に装飾板を取り付けた状態を示す側
面断面図、第5図は装飾板に中板に取り付けた状
態を示す要部正面図、第6図は第5図のA−A線
断面図、第7図は第3図の刀身を不使用状態とし
た正面図である。 装飾板……2、中板……3、刀身……4、連結
部……13、係止部……14、突出部材……1
5、係入孔……22。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 刀身4を回動可能又は不能に狭持する一対の
    中板3と、その外面に取着されるゴム又はゴム状
    弾性体材料で形成された装飾板2とから構成され
    る刀物等の柄において、 前記装飾板2の内側2aには非円形状に形成さ
    れて内側2aから前記中板3の厚さ分だけ突出す
    る係止部14を先端に備えた突出部材15を設け
    るとともに、この突出部材15の周囲に逆円錐形
    状の凹所12を形成し、 一方、前記中板3の突出部材15と対向する外
    面3bに前記凹所12内に収納される円錐台状の
    突起部21を形成するとともに、この突起部21
    に前記係止部14が挿入されてひねられることに
    より係止する係入孔22を設けて、 かつ前記係止部14をその長軸が装飾板2の短
    手方向となるほぼ楕円形状に形成し、前記係入孔
    22をその長軸が装飾板2の長手方向となるほぼ
    楕円形状に形成したことを特徴とする刃物等の
    柄。
JP29469585A 1985-12-26 1985-12-26 刃物等の柄 Granted JPS62152684A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3974239A1 (en) 2020-09-28 2022-03-30 Yazaki Corporation Electric power supply system comprising a first and a second battery in a vehicle

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