JPH0464952B2 - - Google Patents

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JPH0464952B2
JPH0464952B2 JP62022905A JP2290587A JPH0464952B2 JP H0464952 B2 JPH0464952 B2 JP H0464952B2 JP 62022905 A JP62022905 A JP 62022905A JP 2290587 A JP2290587 A JP 2290587A JP H0464952 B2 JPH0464952 B2 JP H0464952B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weir
slab
storage tank
water storage
constructing
Prior art date
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Expired
Application number
JP62022905A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63191790A (ja
Inventor
Yoshiaki Takaba
Tetsuya Morisawa
Katsumi Hashizume
Kazuo Tsukamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Construction Co Ltd filed Critical Mitsui Construction Co Ltd
Priority to JP62022905A priority Critical patent/JPS63191790A/ja
Publication of JPS63191790A publication Critical patent/JPS63191790A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、建築物の地中梁部分に形成される蓄
熱槽等の貯溜水槽における貯溜水の澱を防止する
ための堰の施工方法に関するものである。
(従来の技術) 建築物の基礎地中梁は相当の梁せいを有してお
り、第5図に概念的に示すように、平面上格子状
に形成される該各地中梁1で画成される各空間2
を有効に利用するために、従来より該空間2を汚
水槽、浄水槽として利用したり、あるいは蓄熱槽
として利用することが盛んに行なわれている。
しかして、前記各地中梁1で画成される各槽2
を各々地上部分と配管等で連結するのは不経済で
あるから、各槽2を相互に所定の貫通孔3で連通
しておけば、特定の一槽2aに地上の連結管4
を、また、他の特定の一槽2bに地上からの連絡
管5を配置するだけでよいこととなる。
ところが、各貫通孔3の平面上の形成位置を相
互に工夫しても、第5図に点線で囲つた部分6に
は貯溜水の澱が生じがちであり、また、第6図に
示すように立面上からも、各槽2を連通する貫通
孔3の形成位置により、該各槽2内に図中点線で
示す位置に澱が生じ易いという問題があつた。
そこで、第7図に示すように、地中梁1の上端
とスラブ7とを分離し、図示しない各柱でスラブ
7を支持することにより、該柱間では、地中梁1
とスラブ7との間に前記貫通孔3に比較すると格
段の開口面積の大な開口部8を各々形成すること
により上記問題を解決するようにした設計が最近
では採用されるようになつてきている。。
(発明が解決すべき問題点) しかしながら、かかる従来例においても、各地
中梁1部分ではスラブ7との間で上方に開口部8
があるため、立面上での貯溜水の澱を防止するた
めには、第7図に示すように地中梁1に対応して
下り壁形式の堰9を形成し、貯溜水の撹はんを図
つておく必要性がある。
しかし、従来は、該堰9はスラブ8と一体に形
成されるようになつており、スラブ7と同時にコ
ンクリート打設を行なう為には、該堰9部分の型
枠をスラブ8用の型枠から吊下げ形式で配設して
おく必要があるため、多数の該堰9用の型枠組作
業は非常に煩雑なものとなる欠点があつた。
また、型枠脱型時の作業、該脱型した型枠、サ
ポート類の搬出作業も極めて作業性が劣悪なもの
となる。
さらに、各槽2内に水を貯溜するため、スラブ
7及び各堰9はその槽2側の表面を、地中梁1側
表面とともに所定の断熱防水層10で確実に被覆
しておく必要があるが、該断熱防水層10の各堰
9部分における入隅部の補修作業が非常に困難で
あり、ま該堰9部分における両面断熱打込み作業
は、充填不良部分の発見が困難であり、防水層の
不良に起因して、埋設鉄筋の腐食による爆裂現象
を引き起こす危険性がある。
また、地中梁1と堰9との間隔Lも型枠作業が
可能な範囲に制限されるため、該堰9による貯溜
水の撹はん効果が低下するなどの問題を有してい
た。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み開発され
たものであり、極めて施工性良く該該問題点を解
決しうる、建築物の貯溜水槽における堰の施工方
法を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明に係る建築物
の貯溜水槽における堰の施工方法においては、基
礎部分の地中梁と底盤及び上方スラブ等で画成さ
れる各空間を貯溜水槽として利用する建築物にお
いて、該貯溜水の澱を防止するめに設けられる堰
を、前記スラブコンクリートを打設し、その表面
に断熱防水層を施工後に、所定の連結固定手段に
より前記スラブ側もしくは、前記地中梁側あるい
は前記底盤側に後付けするようにしたことを特徴
とするものである。
(実施例) 以下、本発明の好適な実施例を図面を参照しつ
つ説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示すものであ
り、図中1は地中梁、2は貯溜水槽としの蓄熱
槽、7はフラブ、8は地中梁とスラブ7との間に
形成された開口部、10は断熱防水層、11は各
地中梁を一体に連結するベタ基礎である。
また、12は本実施例に係る堰であり、本実施
例では耐錆性を有する繊維強化コンクリート(例
えば、ビニロン、耐アルカリ処理グラスウールな
ど)で成形されている。
しかして、該堰12は、本実施例ではスラブ7
側から所定の取付治具13により吊下げ形式で垂
下状態に取付けられている。
該取付治具13は、例えば第2図に示すよう
に、バツキン材14が嵌着されたホールインアン
カー15の先端に固着された取付プレート16に
堰12をボルト17、ナツト18により固定して
なるものであり、堰12の長手方向に沿つて所定
間隔で配設されるものである。
また、施工順序としては、堰12は、前記スラ
ブ7のコンクリートを打設、硬化させ、その表面
に断熱防水層10を施工後に、前記取付治具13
により前記スラブ7側に後付け固定するようにな
つている。なお、取付治具の金属部分は防錆処理
が施されたものを用いるものとする。
しかして、本実施例においては、堰12を後付
け固定するようにしたため、該堰12の取付作業
は躯体作業が上階部分に移行した後の任意の期間
に行なうことでき、施工計画上有利となる。
また、スラブ7の断熱防水材10の施工は従来
のような煩雑な凹凸がなくなり、極めて円滑に行
なうことができる。
また、水面下での防水層10の貫通個所がな
く、さらに堰12自体には鉄筋を使用していない
ため、上記従来例のような将来の爆裂のおそれが
なく、該堰12表面の防水作業が不要となる。
また、堰12とスラブ7との間には各取付治具
13間に間隙があるため、従来の堰のように入隅
部分ヒートブリツジとなるおそれがなく、該堰1
2の断熱処理の必要もなくなる。
よつて、従来のように該堰12部分の断熱防水
層の保守点検作業の必要性もなくなり、さらに、
万一の際の補修作業も容易となる。
また、取付治具13を取外すことにより、堰1
2の移動が容易に行なえ、従来の下り壁形式の堰
と異なり上方に通気性があるため、通気管を形成
する必要がなくなる等種々の有用な作用効果を層
しうる。
なお、堰12の連結固定手段としては、上記実
施例に示したものの他にも、例えば第3図に示す
ように該堰12を門型に形成して貯溜水の通過が
可能なものとし、かつ、下端12aをベタ基礎1
1の防水層上でモルタル19等により固定し、上
端12bは振れ止め用の治具20でスラブ7に止
め付けるようにしてもよく、また、第4図に示す
実施例のように、堰12を透水性、通気性を備え
た膜材にて構成し、該膜材12の上端はスラブ7
に固定し、下端をベタ基礎11側から引張つて緊
張させておくような構成にしてもよい等、本発明
の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形例が可能
なことは言うまでもない。
(発明の効果) 本発明は上述した如く構成されており、貯溜水
の澱を防止するために設けられる堰を、前記スラ
ブコンクリートを打設し、その表面に断熱防水層
を施工後に、所定の連結固定手段により前記スラ
ブ側もしくは、前記地中梁側に後付けするように
したことにより、従来のスラブと一体に下り壁形
式で形成されるタイプの堰が有する上記問題点を
すべて解消し、上記した新規な作用効果をも奏し
うる極めて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示し、
第1図は本実施例に係る堰の取付態様を示す要部
概念図、第2図はその連結固定手段を示す要部説
明図、第3図及び第4図は各々本発明の他の実施
例を示す要部説明図、第5図は従来の貯溜水槽の
平面的構成を示す説明図、第6図はその要部立面
図、第7図は他の従来例を示す要部概念図であ
る。 1……地中梁、2……貯溜水槽、3……管通
孔、7……スラブ、8……開口部、9,12……
堰、10……断熱防水層、13……連結固定手段
(取付治具)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基礎部分の地中梁と底盤及び上方スラブ等で
    画成される各空間を貯溜水槽として利用する建築
    物において、該貯溜水の澱を防止するために設け
    られる堰を、前記スラブコンクリートを打設し、
    その表面に断熱防水層を施工後に、所定の連結固
    定手段により前記スラブ側もしくは、前記地中梁
    側あるいは前記底盤側に後付けするようにしたこ
    とを特徴とする建築物の貯溜水槽における堰の施
    工方法。 2 前記堰が繊維強化コンクリート等の耐錆材料
    で成形されている特許請求の範囲第1項に記載の
    建築物の貯溜水槽における堰の施工方法。 3 前記堰が膜材で構成されている特許請求の範
    囲第1項に記載の建築物の貯溜水槽における堰の
    施工方法。
JP62022905A 1987-02-03 1987-02-03 建築物の貯溜水槽における堰の施工方法 Granted JPS63191790A (ja)

Priority Applications (1)

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JP62022905A JPS63191790A (ja) 1987-02-03 1987-02-03 建築物の貯溜水槽における堰の施工方法

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JP62022905A JPS63191790A (ja) 1987-02-03 1987-02-03 建築物の貯溜水槽における堰の施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63191790A JPS63191790A (ja) 1988-08-09
JPH0464952B2 true JPH0464952B2 (ja) 1992-10-16

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JP62022905A Granted JPS63191790A (ja) 1987-02-03 1987-02-03 建築物の貯溜水槽における堰の施工方法

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