JPH0464689B2 - - Google Patents

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JPH0464689B2
JPH0464689B2 JP58148286A JP14828683A JPH0464689B2 JP H0464689 B2 JPH0464689 B2 JP H0464689B2 JP 58148286 A JP58148286 A JP 58148286A JP 14828683 A JP14828683 A JP 14828683A JP H0464689 B2 JPH0464689 B2 JP H0464689B2
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blood pressure
pulse
abnormal
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Satoru Taniguchi
Masahiro Uemura
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Colin Electronics Co Ltd
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Colin Electronics Co Ltd
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は生体の心拍の異常を正確に検出する心
拍異常検出装置に関するものである。
従来技術 心電計により検出される生体表面の電圧変化に
基づいて心拍を検出するとともに、その心拍の周
期または単位時間当たりの数が予め定められた一
定の範囲を超えたか否かによつて心拍不整または
心拍数異常等の心拍異常を判断する心拍異常検出
装置が知られている。たとえは心電アラーム装置
等がそれである。
発明が解決すべき課題 しかしながら、心電計により検出される生体表
面の電圧変化は比較的微弱であつて、しかも生体
表面の少なくとも両手足の3箇所に装着された3
つの電極により検出されるようになつているた
め、生体自身の動きが発生した場合、その動きを
引き起こした筋肉から発生した筋電位が、たとえ
微弱なものであつてもノイズとして心電信号に混
入してしまう。また、生体に対して電気メスを使
用する場合、或いは心電計のアースを取り忘れた
場合等にも、それらに起因して高周波ノイズや誘
導ノイズが心電信号として検出される場合が多か
つた。
このため、上記のような生体自身の動き、電気
メスおよびアース不良等によるノイズが混入し易
い生体表面の電圧変化である心電信号に基づいて
心拍の異常が判定される従来の心拍異常検出装置
においては、生体の心拍異常が誤判定されて心電
アラーム等の心電異常信号が誤つて出力される場
合が多く、医療現場での実際の使用に際しては心
電アラーム装置の出力を停止して使用する場合が
多かつた。
本発明は異常の事情を背景として為されたもの
であり、その目的とするところは、ノイズによる
心拍異常の誤判定が極めて少なく、信頼性の高い
心拍異常の判定結果が得られる心拍異常検出装置
を提供することにある。
課題を解決するための第1の手段 斯かる目的を達成するための、本発明の第1の
要旨とするところは、(a)生体表面の電圧変化に基
づいて生体の心電の異常を判定する心電異常検出
手段と、(b)前記生体の所定部位における血流の脈
動に基づいて生体の脈拍を検出するとともに、そ
の脈拍の異常を判定する脈拍異常検出手段と、(c)
前記心電異常検出手段および脈拍異常検出手段に
より、前記心電の異常と前記脈拍の異常が共に判
定されたことをもつて前記生体の実際の心拍異常
状態と判定する心拍異常判定手段と、(d)その心拍
異常判定手段によつて心拍異常状態と判定された
ときその心拍異常を表す出力をする心拍異常出力
手段とを、含むことにある。
作 用 このようにすれば、第1図aのクレーム対応図
に示されるように、心電の異常が心電異常検出手
段により判定された場合において、生体の所定部
位における血流の脈動に基づいて検出された脈拍
の異常が脈拍異常検出手段により判定されたとき
に、心拍異常判定手段において生体の実際の心拍
異常状態と判断されるとともに、心拍異常出力手
段により心拍異常を表す出力が為される。
第1発明の効果 上記脈拍異常検出手段に影響する生体の動き
は、生体自身の動きのうち、脈波検出部に影響を
与える程度の大きさおよび発生部位に限られる。
また血流の脈動は、電気メスやアースの取り忘れ
等による微弱な電流には殆ど影響されない。この
ように、本発明の心拍異常検出装置では、心電の
異常に加えて、心電に比較して生体自身の動き
や、電気メスの作動およびアース不良によるノイ
ズが混入し難い血流に由来する安定した生体情報
である脈拍の異常を以て生体の心拍異常が検出さ
れるため、従来の心拍異常検出装置に比較して、
ノイズによる心拍異常の誤判定が極めて少なくな
り、信頼性の高い心拍異常の判定結果が得られ
る。
課題を解決するための第2の手段 前記目的を達成するための、本発明の他の態様
の要旨とするところは、(a)生体表面の電圧変化に
基づいて生体の心電の異常を判定する心電異常検
出手段と、(b)前記生体の一部に巻回されたカフの
圧迫圧力変化に基づいて生体の血圧値を検出する
とともに、その血圧値の異常を判定する血圧異常
検出手段と、(c)前記心電異常検出手段および血圧
異常検出手段により、前記心電の異常と前記血圧
値の異常が共に判定されたことをもつて前記生体
の実際の心拍異常状態と判定する心拍異常判定手
段と、(d)その心拍異常判定手段によつて心拍異常
状態と判定されたときその心拍異常を表す出力を
する心拍異常出力手段とを、含むことにある。
作 用 このようにすれば、第1図bのクレーム対応図
に示されるように、心電の異常が心電異常検出手
段により判定された場合において、生体の一部に
巻回されたカフの圧迫圧力変化に基づいて検出さ
れた血圧値の異常が血圧異常検出手段により判定
されたときに、心拍異常判定手段において生体の
実際の心拍異常状態と判断されるとともに、心拍
異常出力手段により心拍異常を表す出力が為され
る。
第2発明の効果 上記血圧異常検出手段に影響する生体の動き
は、生体自身の動きのうち、カフに影響を与える
程度の大きさおよび発生部位に限られる。また血
流の脈動は、電気メスやアースの取り忘れ等によ
る微弱な電流には殆ど影響されない。このよう
に、本発明の心拍異常検出装置では、心電の異常
に加えて、心電に比較して生体自身の動きや、電
気メスの作動およびアース不良によるノイズが混
入し難い血流に由来する安定した生体情報である
血圧値の異常を以て生体の心拍異常が検出される
ため、従来の心拍異常検出装置に比較して、ノイ
ズによる心拍異常の誤判定が極めて少なくなり、
信頼性の高い心拍異常の判定結果が得られる。
なお、血圧値と心拍との間には、急激な出血等
の際において心拍が上昇する時には血圧値は異常
に低下状態となるという相関関係があるため、心
電異常が誤判定か否かの判断基準として上記のよ
うな血圧値は有効に使用され得る。
実施例 以下、本発明がオシロメトリツク法によつて血
圧が測定される自動血圧測定装置に適用された場
合の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
なお、マイクロホンによつてコロトコフ音を検出
し、その有無に従つて血圧値を決定する方式や、
超音波によつて動脈表壁の波動を検出し、その動
脈表壁の波動の大きさの変化に従つて血圧値を決
定する方式の自動血圧測定装置等にも適用し得る
ことはいうまでもない。
第2図において、10は人体の腕部等を圧迫す
るための袋状のカフであつて、そのカフ10には
カフ10内の圧力を検出しその圧力を表す圧力信
号SPを出力する圧力センサ12、カフ10内に
圧力を供給してそれを昇圧する電動ポンプ14、
カフ10内の圧力を血圧測定終了時に急速に降下
させるための急速排気用電磁弁16が接続される
とともに、カフ10内の圧力を徐々に降下させる
ための電磁弁18が排気流量制限用絞り20を介
して接続されている。したがつて、それ等カフ1
0、電動ポンプ14、電磁弁18および絞り20
等が人体の一部を圧迫してその圧迫を徐々に緩め
るカフ装置22を構成しているのである。
圧力センサ12から出力される圧力信号SPは
増幅器24を介して脈波除去器26および脈波検
出器28にそれぞれ供給される。脈波除去器26
はローパスフイルタA/Dコンバータとを備えて
おり、圧力信号SP中から人体の脈拍に同期する
脈波である振動成分を除去した後カフ10内の静
的な圧力を表す信号をデジタルコード化した圧力
信号SPDに変換して、I/Oポート30に供給
する。脈波検出器28はバンドパスフイルタと
A/Dコンバータとを備え、上記脈波検出器28
とは逆に圧力信号SP中から脈波成分(たとえば
1.0から50Hz程度)のみを取り出し、これをデジ
タルコード化して脈波信号SMDに変換した後
I/Oポート30に供給する。
一方、自動測定選択スイツチSW1、サイクル
測定選択スイツチSW2、手動測定選択スイツチ
SW3、および手動起動ボタンPB1が設けられ
ており、自動測定選択信号SA、サイクル測定選
択信号SC、手動測定選択信号ST、手動起動信号
MSがそれぞれI/Oポート30に供給されるよ
うになつている。また、I/Oポート30には起
動信号発生装置32からサイクル起動信号SSが
3分乃至5分程度の間隔で周期的に供給されてお
り、また心電異常検出装置34から心電異常信号
としての心拍数異常信号BNおよび心拍不整信号
BFがI/Oポート30に供給されるようになつ
ている。
心電異常検出手段としての前記心電異常検出装
置34は、たとえば第3図に示されるように構成
される。すなわち、心電検出回路36は、人体等
に貼り付けられて心臓の拍動に対応した表皮電位
の変化を取り出す電極38からの信号にしたがつ
て、心臓の拍動に同期したパルス信号である心電
信号を心拍数演算回路40および心拍周期演算回
路42に供給する。心拍数演算回路40は心電信
号に基づいて単位時間当りの心拍数を演算し、心
拍数信号を心拍数異常検出回路44に供給する。
心拍数異常検出回路44はその心拍数信号が表す
心拍数と心拍数設定器46において予め設定され
た心拍数の範囲とを比較し、実際の心拍数がその
範囲から外れている場合には、心拍数異常信号
BNを出力する。心拍数設定器46においては、
通常毎分40乃至180ビート程度の範囲の心拍数が
設定される。一方、心拍周期演算回路42は心拍
信号に基づいて、心拍の周期を算出し、心拍周期
信号を心拍不整検出回路48に供給する。心拍不
整検出回路48は心拍周期信号が表す心拍周期を
逐次比較し、新たな心拍周期がそれまでの正常な
心拍周期に対して、予め設定された比率、たとえ
ばプラスマイナス20%の範囲から外れた場合に、
心拍不整信号BFを出力する。なお、心拍不整検
出回路48は心拍一周期内において心電波形を構
成する各波形領域が予め定められた比率から外れ
た場合に心拍不整信号BFを出力するように構成
されても良い。
第2図に戻つて、前記I/Oポート30はデー
タバスラインを廻して、CPU50、RAM52、
ROM54にそれぞれ接続されている。CPU50
はRAM52の一時記憶機能を利用しつつ、
ROM54に予め記憶されたプログラムに従つて
I/Oポート30に供給される信号を処理し、電
動ポンプ14、電磁弁16および18に駆動信号
PD、MD1,MD2をそれぞれ供給するととも
に、表示装置56に表示信号DDを供給する。表
示装置56には最高血圧値および最低血圧値等を
数字表示する数字表示器、心拍数異常表示器、心
拍不整異常表示器、心拍数血圧値異常表示器、お
よび心拍不整血圧値異常表示器が設けられてい
る。なお、上記各表示器は点灯表示のみならずロ
ール紙上に印字表示されても良いし、音声表示ま
たは警報表示されても差支えない。
以下、本実施例の作動を第4図および第5図の
フローチヤートに従つて説明する。
まず、ステツプS1が実行され、手動測定が選
択されてスイツチSW3が操作されたか否か、換
言すれば手動測定選択信号STがI/Oポート3
0に供給されているか否かが判断される。手動測
定が選択されている場合にはステツプS2が実行
され、手動起動ボタンPB1が操作されたか否か、
換言すれば手動起動信号MSがI/Oポート30
に供給されているか否かが判断される。供給され
ていない場合にはステツプS2の実行が繰返され
るが、供給されている場合には血圧測定ルーチン
S3が実行されて血圧測定のための一連のステツ
プが実行され、血圧値が決定されるとともに脈拍
状態、換言すれば脈拍数および脈拍周期のばらつ
き(不整)が正常であるか否かが判断される。
血圧測定ルーチンS3は第5図に示されるよう
に実行される。まず、ステツプR1が実行され、
電磁弁16および18が閉じられるとともにポン
プ14が駆動信号PDに従つて作動させられる。
このため、カフ10の圧力が上昇させられてカフ
が巻き付けられた人体等の一部が圧迫される。つ
ぎに、ステツプR2が実行され、圧力信号SPD
が表すカフ10内の実際の圧力Pが予め定められ
た最高圧力Pmaxに到達したか否かが判断され、
到達していない場合にはステツプR2の実行が繰
返されるが、到達するとステツプR3が実行され
てポンプ14が停止させられるのでカフ10内の
圧力上昇が停止させられる。その予め設定された
最高圧力Pmaxは被側定者の最高血圧値よりも高
く設定される。
つぎに、ステツプR4が実行され、遅速排気用
電磁弁18が駆動信号MD2に従つて開放され
る。このため、カフ10内の空気が絞り20およ
び電磁弁18を介して徐々に排気され、カフ10
の圧力がゆつくりと低下させられる。そして、こ
のような状態においてステツプR5の血圧値決定
ルーチンが実行されて血圧値が決定される。血圧
値決定ルーチンR5においては、脈波信号SMD
が表すカフ10の圧力信号である脈波の大きさの
変化に基づいて、圧力信号SPDから最高血圧値
および最低血圧値が決定されるとともに、それ等
の血圧値が表示装置56において表示されるので
ある。つぎに、ステツプR6が実行され、ステツ
プR5において求められた血圧値またはその変化
率が予め定められた範囲、たとえば40乃至180mm
Hgまたは±20mmHg程度の範囲を超えたか否かが
判断され、超えた場合には血圧値異常と判定され
るとともに、脈波信号SMDの単位時間当りの数
(脈拍数)が逐次算出され、その脈波(脈拍)数
が予め定められた所定の範囲、たとえば40乃至
180ビート/minを越えた場合には脈拍数異常と
判定される。また、脈波信号SMDに基づいて脈
波(脈拍)周期が遂次演算されるとともに、その
周期がそれまでの正常な周期からたとえば±20%
以上変動した場合に脈拍不整と判定される。すな
わち、ステツプR6は脈拍数異常、脈拍不整のよ
うな脈拍異常や、血圧値異常等の生体脈部の異常
状態を検出する脈拍異常検出手段および血圧異常
検出手段を形成しているのである。同時に、ステ
ツプR7が実行されて急速排気用電磁弁16が駆
動信号MD1に従つて開放されるとカフ10内の
空気が急速に排気されて、それまで圧迫されてい
た人体の一部が開放される。
以上の一連の血圧測定ルーチンが実行された後
は第4図のステツプS4が実行され、心拍数異常
信号BNが心電異常検出装置34の心拍数異常検
出回路44から供給されているか否かが判断され
るとともに、供給されていない場合にはステツプ
S5が実行されて心拍不整信号BFが心拍不整検
出回路48から供給されているかが判断される。
通常、手動起動操作による血圧測定に際しては心
電異常検出装置34が作動させられないので、心
電異常信号(BNまたはBF)が存在せず、再び
ステツプS1以下が実行される。
前記ステツプS1において、手動測定が選択さ
れていないと判断された場合には、ステツプS9
が実行されてサイクル測定選択信号SCがI/O
ポート30に供給されているか否か、換言すれば
サイクル測定選択スイツチSW2が操作されたか
否かが判断される。サイクル測定が選択されてい
る場合には、ステツプS10が実行されて起動信
号発生装置32から周期的に供給されるサイクル
起動信号SSがI/Oポート30に到達したか否
かが判断され、到達していない場合にはステツプ
S10が繰返し実行されるが、到達した場合には
前述の血圧測定ルーチンS3が実行されて、血圧
値が決定されるとともに、脈拍数および脈拍周期
のばらつきが異常であるか否かが判定される。サ
イクル測定が選択されている場合には、通常心電
異常検出装置34の心電異常検出作動と時期的に
一致しない場合が多いので手動測定が選択されて
いる場合と同様にステツプS4およびS5がとも
に否定されて再びステツプS1以下が実行され
る。
前記ステツプS9において、サイクル測定が選
択されていないと判断された場合にはステツプS
11が実行されて自動測定選択信号SAがI/O
ポート30に供給されているか否か、すなわち自
動測定選択スイツチSW1が操作されたか否かが
判断され、操作されていない場合には、前述のス
テツプS1以下が再び実行されるが、操作されて
いる場合にはステツプS12が実行され、心電異
常信号すなわち心拍数異常信号BNおよび心拍不
整信号BFのいずれかが発生しているか否かが判
断される。発生していない場合には、ステツプS
12が繰返し実行されるが、発生した場合にはた
だちにステツプS3の血圧測定ルーチンが前述の
場合と同様に実行され、血圧値が決定されるとと
もに、血圧値、脈拍数および脈拍周期が異常であ
るか否かが判定される。
つぎに、ステツプS4が実行され、心拍数異常
信号BNが発生しているか否かが判断されるが、
自動測定が選択されていて血圧測定ルーチンS3
の実行が完了した状態においては式拍数異常信号
BNおよび心拍不整信号BFのいずれかが発生し
ている。たとえば、心拍数異常信号BNが発生し
ている場合にはステツプS13が実行され、前述
のステツプR6において血圧値異常が判定されて
いるか否かが判断される。血圧値異常が判定され
ている場合にはステツプS14が実行されて心拍
数血圧値異常が表示されるが、判定されていない
場合にはステツプS15が実行されて前述のステ
ツプR6において脈拍数異常が判定されているか
否かが判断される。被測定者の体動等によるノイ
ズによつて心拍数異常信号BNが発生させられて
いる場合には脈拍数異常と判定されていないので
前述のステツプS1以下が再び実行されるが、脈
拍数異常が判定されている場合にはステツプS1
6が実行され、表示装置56における心拍数異常
表示器において、心拍数異常表示を表す表示出力
が為される。一方、たとえば、心拍数異常信号
BNが発生させられていない場合には、ステツプ
S4の次にステツプS5が実行される。このと
き、心拍不整信号BFが発生させられている場合
には、ステツプS17が実行されて前述のステツ
プR6において血圧値異常が判定されているか否
かが判断され、血圧値異常と判定されている場合
にはステツプS18が実行されて心拍不整血圧値
異常表示が為されるが、判定されていない場合に
はステツプS19が実行され、前述のステツプR
6において脈拍不整が判定されているか否かが判
断される。脈拍不整が判定されていない場合に
は、前述のステツプS1以下が再び実行されるが
脈拍不整が判定されている場合にはステツプS2
0が実行され、表示装置56における心拍不整異
常表示器において心拍不整異常を表す表示出力が
なされる。すなわち、ステツプS4,S5,S1
3,S15,S17,S19が心拍異常判定手段
を、ステツプS14,S16,S18,S20が
心拍異常出力手段を形成しているである。なお、
心拍異常出力手段においては、共通の心拍異常を
表す信号が出力されても良いのである。
このように、本実施例によれば心電異常が検出
された状態において直ちに血圧の自動測定が開始
されるので、たとえば手術中または手術後の患者
等を継続的に監視する場合において望まれる、心
電異常時における血圧値が、容易に時間遅れなく
検出され、適切な医学的処置がなされ得る利点が
ある。
また、本実施例によれば、心電異常が検出され
た場合におい体動によるノイズが影響し難い脈拍
異常(脈拍数または脈拍不整)または血圧値異常
が判定されたときのみ心拍異常(心拍数または心
拍不整)または心拍血圧値異常が判断されるとと
もに表示されるので、被側定者の体動に起因する
ノイズによつて心電異常(心拍数異常または心拍
不整)のみが検出された状態においては心拍異常
または心拍血圧値異常が表示出力されない。すな
わち、血流の脈動に基づいて検出される本実施例
の脈拍および血圧値に影響する生体の動きは、生
体自身の動きのうち、カフ10に影響を与える程
度の大きさおよび発生部位のものに限られる。ま
た血流の脈動は、電気メスやアースの取り忘れ等
による微弱な電流には殆ど影響されない。このた
め、本実施例の心拍異常検出装置によれば、心電
の異常に加えて、心電に比較して生体自身の動き
や電気メスの作動およびアース不良によるノイズ
が混入し難い血流に由来する安定した生体情報で
ある脈拍または血圧値の異常を以て生体の心拍異
常が検出されるため、従来の心拍異常検出装置に
比較して、ノイズによる心拍異常の誤判定が極め
て少なくなり、信頼性の高い心拍異常の判定結果
が得られる。尚、急激な出血等において心拍が上
昇するときには血圧値が低下するので、心電異常
発生時に血圧値異常が同時に発生しているときに
はその心電異常が誤判定ではないという根拠にな
る。
また、本実施例によれば、S14,S16,S
18,S20によつて心拍異常の内容が心拍数血
圧値異常、心拍数異常、心拍不整血圧値異常、心
拍不整として詳しく具体的に表示される利点があ
る。
以上、本発明の一実施例を示す図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適
用される。
たとえば、心電以上検出装置34から出力され
る心拍数異常信号BNおよび心拍不整信号BFの
うち一方のみが心電異常信号として用いられても
良いのである。このような場合には、心拍異常判
定手段がステツプS4,S13,S15またはS
5,S17,S19の一方によつて構成され、心
拍異常出力手段がステツプS14,S16または
S18,S20の一方によつて構成される。
また、心電異常検出装置34を構成する心拍数
演算回路40、心拍周期演算回路42、心拍数異
常検出回路44および心拍不整検出回路48は、
予めROM54に記憶されたプログラムによつて
も構成されるのである。このような場合には、心
電検出回路36の出力信号を直接I/Oポート3
0に供給すれば良い。
また、前述の実施例において、選択スイツチ
SW1,SW2,SW3および手動起動押ボタン
PB1が除去され、血圧測定装置が自動測定のみ
に作動するように構成されても良い。このような
場合には、第4図のステツプS1,S2,S9,
S10,S11が除去される。
また、前述のステツプS3以降において、心電
異常が検出されない状態のときに脈拍数が異常に
低下したことを判断するステツプと、そのような
場合に期外収縮(血行動体異常等)を表示するス
テツプを設けても良いのである。また、脈拍数が
正常である状態のときに心拍数が異常に低下した
ことを判断するステツプと、このような場合に電
極38の人体表皮からのはずれを表示するステツ
プとを設けても良いのである。
また、前述の実施例において脈拍数異常また
は、脈拍不整等の脈拍異常を検出するために自動
血圧計が用いられているが、通常の脈拍計によつ
て脈拍を検出し、それに基づいて脈拍異常を検出
するようにしても良いのである。
また、前述の実施例において心拍異常判定手段
が自動血圧計内に設けられているが、心電異常検
出装置34内に設けられても良いことは勿論であ
る。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施
例であり、本発明はその精神を逸脱しない範囲に
おいて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本発明の第1のクレームに、第1図
bは本発明の第2のクレームにそれぞれ対応する
クレーム対応図である。第2図は本発明の一実施
例の構成を説明するブロツク線図である。第3図
は第2図の心電異常検出装置の構成を示すブロツ
ク線図である。第4図および第5図は第2図の実
施例の作動を説明するフローチヤートである。 34:心電異常検出装置(第一異常検出手段)、
ステツプR6:第二異常検出手段、ステツプS
4,S5,S13,S15,S17,S19:心
拍異常判定手段、ステツプS14,S16,S1
8,S20:心拍異常出力手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 生体表面の電圧変化に基づいて該生体の心電
    の異常を判定する心電異常検出手段と、 前記生体の所定部位における血流の脈動に基づ
    いて該生体の脈拍を検出するとともに、該脈拍の
    異常を判定する脈拍異常検出手段と、 前記心電異常検出手段および脈拍異常検出手段
    により、前記心電の異常と前記脈拍の異常が共に
    判定されたことをもつて前記生体の実際の心拍異
    常状態と判定する心拍異常判定手段と、 該心拍異常判定手段によつて心拍異常状態と判
    定されたときその心拍異常を表す出力をする心拍
    異常出力手段と、 を含むことを特徴とする心拍異常検出装置。 2 生体表面の電圧変化に基づいて該生体の心電
    の異常を判定する心電異常検出手段と、 前記生体の一部に巻回されたカフの圧迫圧力変
    化に基づいて該生体の血圧値を検出するととも
    に、該血圧値の異常を判定する血圧異常検出手段
    と、 前記心電異常検出手段および血圧異常検出手段
    により、前記心電の異常と前記血圧値の異常が共
    に判定されたことをもつて前記生体の実際の心拍
    異常状態と判定する心拍異常判定手段と、 該心拍異常判定手段によつて心拍異常状態と判
    定されたときその心拍異常を表す出力をする心拍
    異常出力手段と、 を含むことを特徴とする心拍異常検出装置。
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