JPH0464422A - 電動式射出成形装置 - Google Patents

電動式射出成形装置

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JPH0464422A
JPH0464422A JP17699190A JP17699190A JPH0464422A JP H0464422 A JPH0464422 A JP H0464422A JP 17699190 A JP17699190 A JP 17699190A JP 17699190 A JP17699190 A JP 17699190A JP H0464422 A JPH0464422 A JP H0464422A
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熊村 正晃
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はモータを用いた射出成形装置、特にスクリュー
の直進動及び回転動をモータの駆動力によって行う射出
成形装置であってモータの駆動力の伝達の切換をセンサ
ーの検出信号によって制御する技術に関する。
〔従来の技術〕
プラスチック等の樹脂材料を成形用金型内に射出して成
形品を製造するようにした射出成形においては、従来、
油圧式による射出成形機が用いられていたが、近年、電
動式による射出成形機が開発されるようになった。
この電動式の射出成形機においては、スクリューをモー
タで回転駆動し、スクリューにかかる推力の制御は、予
め求められたモータの電流とトルクとの関係に基づいて
モータトルクを設定し、この設定トルクに対応した電流
をモータに流すことにより行なうようにしていた。
ところが、モータの使用状況により電流とトルクとの関
係は常時変化するため、上記のような制御方法では所望
の設定スクリュー推力と実際のスクリュー推力とに差が
生じて正確な推力制御を行なうことができず推力がばら
ついてしまい、射出・保圧行程において、成形品に寸法
、強度等のばらつきが生じ均質な成形品を量産すること
が困難であるという問題点があった。
このような問題点を解消するために提案されたものに特
開昭62−44417号公報に開示されたものがある。
これにつき、第6図を参照して説明すると、スクリュー
71を荷重センサ72を介してボールネジ73と連結し
、該ボールネジ73はナツト74の回転により前後駆動
し、ナツト74はモータ78、駆動ギア77、伝達軸7
6、駆動ギア75、ナツト74の経路で回転するよう構
成し、荷重センサ72から取り出した推力信号S、を、
設定器Y1から出ている予め決められたスクリュー推力
の設定値信号S2と比較器Y2において比較し、その結
果に応じた指示Sをモータ制御器Y3に入れ、該制御器
Y3からモータ78駆動用の電流jを供給してモータト
ルク、即ちスクリュー推力を設定値に正確に追従させる
ようにする。このようにして射出開始から保圧までスク
リュー荷重を検出するセンサにより実際のスクリュー推
力を検知して推力が常時設定値と一致するようにモータ
の電流値を制御して、射出・保圧行程においては、寸法
、強度等にばらつきがない均質な成形品を得、可塑化行
程においては、正確な背圧制御ができるようにしている
ところで、上記のような射出成形機においてはキャビテ
ィ内に成形材料を密実に充填するために射出開始から保
圧行程に至るまで一定の射出率で射出する必要がある。
特に、薄物の成形品を製造する場合、射出された成形樹
脂が型内の隅部に行き渡りに((、型内において空隙を
残したまま射出が終了し、得られた成形品にひけや形状
不良が生じるという問題点が生じる。このような不都合
が生じないために、射出行程においては一定の射出率を
確保することが肝要であり、このためにはスクリューの
速度制御が成されなければならない。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のような射出開始時から保圧までスクリュー加重を
検出するセンサにより実際のスクリュー推力を検知して
推力が常時設定値と一致するようにしたスクリューの推
力制御方法では、スクリューの速度が不明となり、一定
の射出率を得ることはできない。
上記問題点解決のために、スクリューの射出圧力を検出
する圧力検出手段と、スクリューのストロークを検出す
る手段とを有し、射出開始がらキャビティ内における成
形材料の充填率が保圧行程に至る直前の設定値に達する
まで速度制御を行ない、それ以降の射出及び保圧制御を
圧力検出手段の出力によって行なう必要がある。この場
合、スクリューに作用する圧力を正確に検出する必要が
ある。本発明は、スクリューに作用する圧力を正確に検
出できる射出成形機を提案するものである。
〔課題解決のための手段及び作用〕
本発明は、加熱シリンダ内に収納されたスクリューの回
転動及び直進動を電動モータにより行う電動式射出装置
であって、前記スクリューの後端に、回転機構、直進機
構及び背圧機構の各々が、回転機構、直進機構、背圧機
構の順に配設され、前記回転機構は、前記スクリューを
回転する回転軸と、前記回転軸に前記モータからの回転
駆動力を伝える第1の回転駆動力伝達機構とを有し、前
記直進機構は、両端に係止部を有するガイド軸と、この
ガイド軸に摺動可能に嵌合され各係止部で係止するよう
に設けられた中空ボールネジと、この中空ボールネジと
螺合するボールナツトと、このボールナツトに前記モー
タからの回転駆動力を伝える第2の回転駆動力伝達機構
とを有し、前記直進機構を構成する中空ボールネジの直
進動作に圧力センサーを作用させるように構成すること
によりスクリューの直進機構内に直接的に圧力センサー
を組み込んだものである。
〔実施例〕
以下、本発明の1実施例を図面を参照しながら説明する
第1図(a)は本実施例に係る電動式射出装置の概略的
断面図、第1図(b)は第1図(a)における■−■断
面図、第1図(C)は第1図(a)における■−■断面
図、第2図は第1図における回転機構、直進機構、背圧
機構、クラッチ及び電動モータ付近の斜視図、第3図(
a)〜(e)は本実施例の動作説明図、第4図、第5図
は本実施例装置による射出成形のフローチャート及び制
御ブロック図である。
本実施例の電動式射出装置は、第1図および第2図に示
すように、過熱シリンダー1内に収容されたスクリュー
2と、スクリュー2にピン4により固定されたスプライ
ン軸3と、スプライン軸3の上方に不図示のボルト等に
より連結され上端にストッパ板7が固着された中空ボー
ルネジガイド軸5と、ボールネジガイド軸5に摺動可能
に嵌装された中空ボールネジ6と、ガイド軸5の上方に
設けられたガイド軸5のストッパ板7とはスラストベア
リング35を介して当接するシリンダーロッド33とを
縦方向に同一直線状に配して構成したものである。
過熱シリンダーlにはパイプ28を介して成形材料を過
熱シリンダー1内に供給するホッパ29が連結されてい
る。
19はこれらの構成要素と平行に配置され、制御装置3
0により制御される電動モータであり、過熱シリンダー
1を固定保持した射出ユニットベース21に固設されて
いる。この電動モータ19にはジヨイントスリーブ20
を介して入力軸18が連結されている。入力軸18には
上下に2つのクラッチ16.17(クラッチ16を計量
・混練クラッチと称し、クラッチ17を射出クラッチと
称する)が固着されている。計量・混練クラッチ16は
入力タイミングプーリ14に接続可能とされ、このプー
リはタイミングベルト12を介して上記スプライン軸3
に嵌合されたスプラインナット8外周に固設された出力
側タイミングプーリlOに連結されている。従って、ク
ラッチ16をプーリ14に接続すると、電動モータ19
の回転駆動によりプーリ14、タイミングベルト12、
タイミングプーリ10、スプラインナツト8を介してス
プライン軸3が回転し、これによりスクリュー2が回転
する。クラッチ17は入力側タイミングプーリ15に接
続可能とされ、プーリ15はタイミングベルト13を介
してボールナツト6に固着された出力側タイミングプー
リ11に連結されている。従って、クラッチ17をプー
リ15に接続すると、電動モータ19の回転駆動により
プーリ15、タイミングベルト13、タイミングプーリ
11を介してボールナット9が回転し、これに伴って中
空ボールネジ6が上下動する。
なお、中空ボールネジ6には、断面を第1図(b)に示
すような突起片31が付設され、この突起片31の二叉
状先端部に上記射出ユニットベース21に固着された(
不図示)案内棒32を嵌合させることにより、ボールナ
ット9の回転に伴い中空ボールネジ6が回転せずに、ガ
イド軸5に対して直進動のみできるようにしである。
中空ボールねじ6の下端には前記ガイド軸5を貫通する
中空円形の圧力検出用センサ50が固定されており、該
圧力センサ50は第4図に示すように比較器55に接続
している。
中空ボールねじ6は、上記のようにガイド軸5に摺動可
能に設けられ、ボールナット9の回転に伴い上下動する
ように構成されているが、ガイド軸5の上端は中空ボー
ルネジ6より大径のストッパ板7が固着され、ガイド軸
5の下端は同じく中空ボールネジ6より大径のスプライ
ン軸3に固設されているから、中空ボールネジ6が上下
動すると、上方においてはストッパ板7に当接し、下方
においてはスプライン軸3に当接する。従って、ストッ
パ板7、ガイド軸5、スプライン軸3およびスクリュー
2は、上記したように互いに一体的に固定されているか
ら、電動モータ19の回転駆動に連動するボールナット
9の回転に伴い中空ボールネジ6が上下動して上方のス
トッパ板7あるいはスプライン軸3を押し出すことによ
り、スクリュー2を加熱シリンダー1内にて上下動する
ことができる。
背圧シリンダー22は、射出ユニットベース21に取り
付けられ(不図示)、上記のようにストッパ板7、ガイ
ド軸5、スプライン軸3及びスクリュー2と同一直線上
に配置され、上記シリンダーロッド33を上下動せしめ
る。これにより、シリンダーロッド33を降下させてス
トッパ板7を押圧し、スクリュー2に対して背圧をがけ
ることができる。なお、23は背圧シリンダの圧力調整
機であり、チューブ34を介して、背圧シリンダ22と
連結され、不図示の圧縮流体(空気等)供給源に連結、
されている。背圧シリンダ22の押圧コントロールは圧
力調整機23により圧縮流体の圧力コントロールをする
ことにより行う。
このような構成からなる背圧機構により、成形材料の計
量・混練によりスクリュー前方に蓄積された溶融成形材
料に生じる圧力に抗してスクリュー2に推力を付与する
ことができ、これにより背圧をかけない時に溶融成形材
料内に生じる気泡等の発生を防止することができる。又
、本実施例の背圧機構は、上記のように背圧シリンダ2
2の押し出し動作により行うように構成しであるから、
構成が簡単であり、そのコントロール源も簡単な機構に
より構成でき、調整も容易に行うことができる。
シリンダーロッド33の下方端に設けられ、ストッパ板
7に当接するようにしたスラストベアリング35は、第
1図(C)に示すように、2個のアンギュラベアリング
36.37を対称に重ね、ベアリング36.37の内レ
ースをシリンダロッド33の段違い部及びシリンダロッ
ド33の先端より螺合されたナツト38により固定し、
また外レースを肩部39を持つ円筒部材40及び突出部
41を有する円筒部材42により挟んで固定してあり、
シリンダロッド33がストッパ板7に当接したとき、円
筒部材40.42が回転し、シリンダロッド33はベア
リング36.37が介在しているため回転しない。24
.25.26.27はスクリュー2または中空ボールネ
ジ6のストロークを検出するためのセンサ群で、24は
サックバック完了検出センサ、25は計量完了検出セン
サ、26はスクリュー・オーバーラン検出センサ、27
は中空ボールネジ待機位置センサである。28は後述す
るスクリュー2のストローク量を検出するスクリュース
トローク検出センサである。以上の各センサ24.25
.26.27.28は射出ユニットベース21について
適宜移動して、検出位置を調整できるように取付けられ
ている。
各センサは本構成では、反射型の光電センサてあり、サ
ックバック完了検出センサ、計量完了検出センサは、ス
トッパ板7の側面をセンサドグとして代用し、中空ボー
ルネジ待機位置センサは中空ボールネジ6の側面をセン
サドグとして代用して、該ストッパ板または中空ボール
ネジが各センサの光の当たる位置まで移動した時に各セ
ンサがONするようになっている。又、オーバーランは
中空ホールネジ6の側面をセンサドグとして代用して、
中空ボールネジがセンサの光の当たらない位置まで移動
した時にセンサがONするようにされている。
なお、第1図(a)には図示していないが、実際に射出
成形を行う場合には、加熱シリンダ1の先端に成形用金
型が配置され、またこの金型の開閉、あるいは型締めの
ための装置等が配設されている。
また、本実施例では、金型キャヒテイ内の成形品の保圧
時間、冷却時間を計測するために、保圧タイマー、冷却
タイマーが制御装置30内に装備されているものとする
次に、以上のように構成された本実施例の電動式射出装
置の動作について第3図(a)〜(e)の動作図及び第
4図Aのフローチャート及び第4図Bのブロック図を参
照しながら説明する。なお、括弧内のSで示される記号
は第4図のフローチャートのステップを示す。
i)計量・混線モード 第3図(a)は、中空ボールネジ6が中空ボールネジ待
機位置センサ27をONする位置にあり、同時に背圧シ
リンダー22及び計量クラッチ16もONの状態にある
(ステップSl)。このとき、モータ19は、第1の論
理手段40Aの出力信号をモータ19の駆動手段19A
が入力し、時計回りに回転する(ステップS2)。
前記第1の論理手段40Aは計量・混練検知センサーS
25とボールネジ待機位置検知センサー27と及び本装
置の操作の動作中を示す作動スイッチSW1の信号を入
力するAND回路1並びに計量センサー25の信号を受
けるインバータ(否定)回路INV−1から成る。
即ち、第3図(a)の状態において、ボールネジ待機位
置検知センサ27がON、計量センサ25がOFF、ス
イッチSW1がONの状態で論理手段40Aからはモー
タ駆動回路19Aにモータ19を時計回りに回転する信
号を出力し、同時に、計量・混練クラッチ16をON状
態にしてモータ19の回転をベルト】2を介してスプラ
イン軸30回転動被伝達手段に伝達可能とする。更に、
第1論理手段の出力信号は圧力調整機23を作動状態に
する。このようにしてモータ19が時計回り(CW ;
クロックワイズ)に回転され(S2)、スクリュー2が
、タイミングベルト12、スプラインナツト8、スプラ
イン軸3を介して回転され、過熱シリンダーl内に供給
された成形材料を計量・混練しつつ過熱シリンダー1内
を上昇する。これと同時に、背圧シリンダ22によりス
トッパー板7、ガイド軸5、スプライン軸3を経てスク
リュー2に背圧が与えられる。
ii )計量・混練終了モード 次いで、スクリュー2が第3図(b)に示す状態まで上
昇すると、計量完了検出センサ25がONの信号を受け
る(S3)。
前記計量完了検知センサ25のON信号と、スクリュー
2の上昇にともなうボールネジ待機位置検知センサ27
のON信号を第2の論理手段40Bに入力し、該第2の
論理手段40Bからの出力信号によってモータ駆動手段
19Aへの通電をとめモータ19を停止する(ステップ
S4)。
又、第2論理手段40Bからの信号によって計量クラッ
チ16及び圧力調整機をOFFにして、クラッチの解除
と背圧の解除を行う。これにより計量・混練モードが終
了する(ステップS5)。
一方、上記のようにシリンダl内で成形材料の計量・混
練が行われているとき、前ステップで計量・混練された
成形材料がこのシリンダー1の下方に設けられた金型(
不図示)内に収容され、ここで、冷却および成形品の取
り出しが行われる。しかしてこの時、シリンダー1内に
て混練された成形材料がシリンダlの射出口から漏れる
のを防止するためにサックバックを行う必要がある。
iii )サックバックモード 前述ステップS5において、モータ19の停止・背圧解
除の状態において、前記第2の論理手段40Bからの出
力信号によって射出クラッチ17を作動して、モータ1
9とボールナツト9・ボールネジ6を連結する(ステッ
プS6)。
射出クラッチ17の射出クラッチ作動状態を表わす信号
17aを出力し、この信号17aに基づいてモータ駆動
手段19Aからモータ19を時計回りに回動する信号が
出力する(ステップS7)。
これにより、タイミングベルト13、ボールナット9を
介して中空ボールネジ6が上昇すると、ストッパ板7が
突上げられサックバックが行われる。
このサックバックは、上記のように中空ボールネジ6が
第3図(c)に示すサックバック完了検出センサ24を
ONする位置に上昇する(S8)まで行われる。サック
バック完了検出センサ24のON信号と、射出クラッチ
17の作動状態を表わす信号17aは第3の論理手段4
0Cに入力し、該第3の論理手段40Cからモータ駆動
手段19Aにモータ19を止める信号が入る。これによ
りモータ19が停止しくステップS9)、サックバック
が完了する。なお、第3図(c)において、aはサック
バックストローク、bはサックバック時の中空ボールネ
ジ移動ストロークである。
上述のサックバックの完了後に冷却カウンタC1のカウ
ント終了する(ステップ510)。冷却カウンタC1の
カウント終了の信号C1によって金型の不図示の型締め
手段の作動を解除し、金型の型締めを解いて(ステップ
511)型開きを行い(ステップ512)、成形品を取
り出した(ステップ513)後、再び型閉じをして(ス
テップ514)型締め(ステップ515)を行う。
iv )射出モード 上記のように型締めされた金型内に混練された成形材料
を射出する。射出動作はモータ19を回転させて中空ボ
ールネジ6の直進動被伝達手段の下方押出しにより行わ
れる。即ち、不図示の型締め手段の型締め信号と射出ク
ラッチ17の作動状態信号17aを第4の論理手段40
Dに入力して、この第4の論理手段40Dの信号によっ
てモータ19を反時計回り(CCW、カウンタ・クロッ
ク・ワイズ)に回転させる(ステップ816)。この時
、射出クラッチ17は引続きONの状態にあるから、モ
ータ19を反時計回りに回転すると、中空ボールネジ6
に下向きの推力が与えられる。この際、中空ボールネジ
6はまず空送りされ、その後、第3図(d)に示すよう
に、中空ボールネジ6の下端部がスプライン軸肩部3a
に当ってスクリュー2が下方に押し出され、金型内への
射出が行われる。なお、背圧シリンダ22はOFFされ
ているため、シリンダロッド33は第3図(c)の位置
に留まったままとなる。
■)モータ制御の切換 この射出時におけるモータの速度制御(S17)は、第
1図における速度設定手段Yvに射出率が例えば設定値
5cc/sとなるように速度■、を設定しておき、この
設定速度■1とタコゼネレータM工により検出されたモ
ータ19の回転速度■2とを速度比較手段56に入力し
、これらの比較結果による指示SVに基づいてモータ回
転速度が設定速度V1に常時一致するように切換器52
を介してモータ駆動装置からモータ19に給送する電圧
値Vを決定することにより行う。シリンダ1内の溶融樹
脂材料はモータ19の駆動によりスクリュー2の回転・
前進によってキャビティ内に充填される。
この速度制御による射出の際には、金型キャビティ内に
成形材料が充填されるにつれて成形材料の圧力が高(な
るため、上記のように一定の射出速度を保持するには、
次第により多(の電流をモータ19に流さなければなら
ない。そのため、本例においてはスクリュー2がある移
動行程に達したら圧力制御に切換えている。このスクリ
ュー2の移動行程の検出はスクリューストローク検出セ
ンサ28によって行う。
スクリューストローク検出センサ28は第2図に示すよ
うにスクリュー2のンリングー1から表出した上端部に
設けた近接スイッチから成り、スクリュー2の移動によ
ってセンサ28から切換器52に信号出力する。
〔圧力制御〕
スクリューストローク検出センサ28よりの検出信号S
sが発せられた時点で、つまりスクリューストローク検
出センサON (S18)により、充填率が設定充填率
(たとえば90%)に達したことを検知して(第6図に
おいてSPで示す)モータ19の制御を上記の速度制御
から圧力制御(S19)に切換える。ただし、上記速度
制御時において、圧力センサ50からの圧力値が圧力比
較手段55にて所定値を越えて検出された時、上記のよ
うにモータ19の制御を速度制御から圧力制御に切換え
られず、それ以降の射出及び保圧をキャンセルして、後
述するS21に進み、モータ19が停止される。このと
き、作業者は、警告手段57の警告により金型のランナ
ー部に異物があるか成形樹脂が十分に混練されずに金型
内のキャビティに入った等の異常を調査して異常を取り
除き、次の射出成形を行う。
次に、上記のような射出圧力の異常検知がされない時、
上述したようにモータ19の制御は速度制御から圧力制
御(S19)に切換えられる。圧力制御は第2図におけ
る圧力設定手段YPにおいて予め設定された圧力値P1
と上記圧力センサ50により検出されたスクリュー2の
射出圧力P2を圧力比較手段55に送り、これらの比較
結果による指示SPに基づいて射出圧力P2が設定圧力
P1に常時−致するようモータ19に給送する電流値i
を決定することにより行う。こうして残り(例えば10
%)の充填のための射出を行い、上記圧力設定値P1に
達したところ(S19’ )て保圧タイマーのカウント
を開始する(S19’ )。これにより射出が完了し、
引続きモーターは圧力制御されたまま成形材料に一定の
圧力をかける保圧の状態に移行する。
次に、保圧タイマーがカウント・アップすると(S20
)、モータ19を停止して保圧を完了し、冷却タイマー
のカウントを開始する(ステップ521)。
上記のように保圧が完了すると、次のttm−混練に備
えるため、射出クラッチ17をONの状態に保ったまま
モータ19を時計回りに回転させ(ステップ522)、
中空ボールネジ6を中空ボールネジ待機位置センサ27
がONになるまで引き上げて、中空ホールネジ待機位置
センサ27をONした(ステップ523)ところで、モ
ータ19が停止しくステップ524)、中空ホールネジ
6を、第3図(e)に示すように、その位置に待機させ
る。また、このとき、射出クラッチ17をOFFする(
ステップ525)。なお、第3図(e)において、eは
中空ボールネジ移動ストロークである。
上記のようなステップを経た後、再び計量クラッチ16
及び背圧シリンダを0NL(ステップSl)、上記のス
テップを繰り返すことにより、成形材料の混練・計量、
背圧、サックバック及び射出を行うことができる。
ここで、モータ19の速度制御及び圧力制御について第
6図を参照しながら説明する。
横軸の行程は上記フローチャートに示した動作に対応し
ている。図中、計量・混練工程では、計量クラッチがO
Nされ、モータ19が一定速度で時計回り(CW)に回
転することにより計量・混練が行われる(Sl−S3)
。又、この時、背圧シリンダ22がONされ、計量によ
って上方に後退するスクリュー2に対して一定の背圧が
かけられる。計量完了検出センサ25がONされる(S
3)と、モータ19が停止され(S4)、計量クラッチ
16及び背圧シリンダ22がOFFされる。次いで、射
出クラッチ17がONされモータ19が時計回り(CW
)に回転されることによりサックバックが行われる。そ
して、サックバック完了検出センサ24がONされ(S
8)、そ−タ19が停止して型開き及び型閉じが行われ
た(810〜816)後、モータ19が反時計回り(C
CW)に回転される(S16)。この射出工程(816
〜519)では、金型のキャビティへの成形材料の充填
率が例えば90%程度に至るまでモータ19を速度制御
により一定の射出速度設定値V1の制御をし、それ以降
の成形材料の充填及び保圧を射出力設定値P1の圧力制
御により行う。図中、SPがモータ19の速度制御から
圧力制御への切換時期を示している。次いで、保圧タイ
マーカウントUP (S20)後にモータ19をOFF
 L (S21)、次いてモータ19を時計回り(CW
)に切換え、待機位置センサ27がONされたところ(
S23)でモータ19を停止しく524)、射出クラッ
チ17をOFFして次ぎの混練工程に移行する。
〔発明の効果] 本発明は、加熱シリンダ内に収納されたスクリューの回
転動及び直進動を電動モータにより行う電動式射出装置
であって、前記スクリューの後端に、回転機構、直進機
構及び背圧機構の各々が、回転機構、直進機構、背圧機
構の順に配設され、前記回転機構は、前記スクリューを
回転する回転軸と、前記回転軸に前記モータからの回転
駆動力を伝える第1の回転駆動力伝達機構とを有し、前
記直進機構は、両端に係止部を有するガイド軸と、この
ガイド軸に摺動可能に嵌合され各係止部て係止するよう
に設けられた中空ポールネジと、この中空ホールネジと
螺合するボールナットと、このボールナットに前記モー
タからの回転駆動力を伝える第2の回転駆動力伝達機構
とを有し、前記直進機構を構成する中空ボールネジの直
進動作に圧力センサを作用させるように構成することに
よりスクリューの直進機構内に直接的に圧力センサを組
み込んだものである。これによりスクリューに作用する
圧力を正確に測定することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明に係る成形装置の構成図を示す。 第1図(b)は第1図n−n方向の断面図。 第1図(C)は第1図m−m方向の断面図。 第2図は第1図の各機構部分を示す斜視図。 第3図mは動作説明図。 第4図はブロック図。 第5図はフローチャート図。 第6図は従来技術の説明図。 19・・・電動モータ 21・・・射出ユニットベース 22・・・背圧シリンダ 23・・・圧力調整機 24・・・サックバック完了検出センサ25・・・計量
完了検出センサ 26・・・スクリュー・オーバーラン検出センサ27・
・・中空ポールネジ待機位置センサ30・・・制御装置 33・・・シリンダロッド 43・・・溶融成形材料が蓄積される空間50・・・圧
力検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スクリューに連結した回転軸と、前記回転軸に連
    結する直進機構を有し、前記直進機構は定位置回転する
    ボールナットと該ボールナットに噛合する中空ボールネ
    ジを有し、前記中空ボールネジと前記回転軸との間に圧
    力検出器を配置したことを特徴とする電動式射出成形装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4524723B2 (ja) * 2000-12-08 2010-08-18 株式会社ニイガタマシンテクノ 竪型射出成形機の安全装置

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