JPH0357616A - 射出成形機の射出圧力異常検知装置 - Google Patents

射出成形機の射出圧力異常検知装置

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JPH0357616A
JPH0357616A JP19137789A JP19137789A JPH0357616A JP H0357616 A JPH0357616 A JP H0357616A JP 19137789 A JP19137789 A JP 19137789A JP 19137789 A JP19137789 A JP 19137789A JP H0357616 A JPH0357616 A JP H0357616A
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pressure
motor
injection
screw
speed
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JP19137789A
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English (en)
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Masaaki Kumamura
熊村 正晃
Ryohei Inaba
稲葉 良平
Youzou Touhou
東方 容三
Hirofumi Sugawara
菅原 弘文
Tadanobu Miyazaki
忠信 宮崎
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、モータでスクリューを駆動する射出成形機の
射出圧力異常検知装置に関する。
(従来の技術) プラスチック等の樹脂材料を戊形用金型内に射出して成
形品を製造するようにした射出成形においては、従来、
油圧式による射出成形機が用いられていたが、近年、電
動式による射出成形機が開発されるようになった。
この電動式の射出成形機においては、スクリューをモー
タで回転駆動し、スクリューにかかる推力の制御は、予
め求められたモータの電流とトルクとの関係に基づいて
モータトルクを設定し、この設定トルクに対応した電流
をモータに流すことにより行なうようにしていた。
(発明が解決しようとする課題) ところで、モータの使用状況により電流とトルクとの関
係は常時変化するため、上記のような制御方法では所望
の設定スクリュー推力と実際のスクリュー推力とに差が
生じて正確な推力制御を行なうことができず推力がばら
ついてしまい、射出・保圧行程において、成形品に寸法
、強度等のばらつきが生じ均質な成形品を量産すること
が困難であるという問題点があった。
このような問題点を解消するために提案されたものに特
開昭62−44417号公報に開示されたものがある。
これにつき、第7図を参照して説明すると,スクリュー
71を荷重センサ72を介してボールネジ73と連結し
、該ボールネジ73はナット74の回転により前後駆動
し、ナット74はモータ78、駆動ギア77,伝達軸7
6、駆動ギャ75、ナット74の経路で回転するよう構
成し、荷重センサ72から取り出した推力信号S1を、
設定器Y,から出ている予め決められたスクリュー推力
の設定値信号S2と比較器Y2において比較し、その結
果に応じた指示Sをモータ制御器Y,に入れ、該制御器
Y,からモータ78駆動用の電流iを供給してモータト
ルク、即ちスクリュー推力を設定値に正確に追従させる
ようにして、所望の設定スクリュー推力と実際のスクリ
ュー推力の差を解消するようモータの電流値を調整し、
このように射出開始から保圧までスクリュー荷重を検出
するセンサにより実際のスクリュー推力を検知して推力
が常時設定値と一致するようにモータの電流値を制御し
て、射出・保圧行程においては、寸法、強度等にばらつ
きがない均質な成形品を得、可塑化行程においては、正
確な背圧制御ができるようにしている。
ところが、上記のようにスクリューの推力が制御された
射出機であっても、金型のランナ一部に異物があったり
、成形樹脂が十分に混練されずに金型内のキャビティに
入った時、所望の射出圧力が得られず、戊形品が不良と
なり、戒形に要した時間が無駄になってしまう。
本発明は、このような問題点を解決するために成された
もので、射出圧力の異常を検知し、それ以降の戊形をキ
ャンセルして成形時間に無駄が生じないようにした射出
成形機の射出圧力異常検知装置を提供することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 上記のような課題を解決するために、本発明の射出成形
機の射出圧力異常検知装置は、加熱シリンダ内に収容さ
れたスクリューをモータにより駆動制御する電動式射出
装置において、前記モータの回転を検出する第1の検出
手段と、射出圧力の圧力を検出する第2の検出手段と、
射出工程時の速度を定速制御する手段と、保圧工程時の
圧力を定圧制御する手段と、前記定速制御時に前記射出
圧力が所定値を越えた時に警告を発する手段を備えたこ
とを特徴とする. (作用) 上記構或において、モータのスクリュー推力は、射出工
程時において、モータの回転を検出する第1の検出手段
により検出されたモータ回転速度と設定速度との比較に
より定速制御され、保圧工程時において、射出圧力の圧
力を検出する第2の検出手段により検出された射出圧力
と設定圧力との比較により定圧制御される.そして、上
記定速制御時に射出圧力が所定値を越えた時に警告が発
せられる。これにより、射出圧力の異常検知を行なうこ
とができ、金型のランナ一部に異物があったり、成形樹
脂が十分に混練されずに金型内のキャビティに入った等
の異常を知ることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。
第1図は本発明に係る実施例装置の概略構成図、第2図
(a)は本実施例に係る電動式射出装置の概略的断面図
、第2図(b)は第2図(a)における■−■断面図、
第2図(c)は第2図(a)における■一■断面図、第
3図は第2図における回転機構,直進ti構、背圧機構
、クラッチ及び電動モータ付近の斜視図、第4図(a)
〜(e)は本実施例の動作説明図、第5図は本実施例装
置による射出成形のフローチャート、第6図は電動モー
タの速度制御と圧力制御との関係を示す図である。
第1図において、加熱シリンダl内に収容されたスクリ
ュー2の後方にはスクリューの射出圧力を検出する圧カ
センサ50を介してボールネジ6が設けられ、該ボール
ネジ6はポールナット9の回転により前後駆動される。
ポールナットは、モータM。、モータM0の回転動をス
クリュー2の直進動に変換する直進機構54、ポールナ
ット9を経て上記モータM0の駆動により回転駆動され
る。シリンダlの先端にはキャビティ52を有する金型
51,51が圧接されている。
速度設定手段Yvにおいて予め設定された速度v1は、
速度比較手段56に送られ、タコゼネレータMアにより
検出されたモータ回転速度V2が上記速度比較手段56
に送られて両者が比較され、その比較結果に応じた指示
Svがモータ制御装置Cに入力される.これにより、射
出時において、モータM7は設定された一定の回転速度
■で駆動される。
一方、圧力設定手段Y,において予め設定された圧力値
P,は、圧力比較手段55に送られ、上記圧カセンサ5
0により検出されたスクリューの射出圧力P2と比較さ
れ、この比較結果に応じた指示SPがモータ制御装置C
に入力される。これにより、保圧時において、スクリュ
ー2の保圧力が設定された圧力Pt となるように圧力
制御される.さらに、圧力比較手段55からの信号SX
は、警告手段57に送られる。この警告手段57におい
ては、上記したように、射出時において、モータMTが
設定された一定の回転速度v1で駆動されている時、圧
力比較手段55で圧カセンサ50より送られた信号が所
定の圧力値を越えた時、警告手段57に信号SKが送ら
れ、該警告手段から圧力異常の警告が成される.このと
き、警告手段からモータ制御装置Cに信号Scが送られ
、それ以降の射出がキャンセルされる。
スクリュー2の移動ストローク検出信号S,は、ボール
ネジの側方に設けられたスクリューストローク検出セン
サ28により検出され、この信号がモータ制御装置Cに
送られる.スクリュー2前方の成形材料は、モータM0
の駆動によりスクリュー2が前進せしめられることによ
りキャビティ52へ充填されるが、このスクリューの射
出動作中、スクリュー2の移動ストローク検出信号S3
は制御装置Cに入力される。そして、該信号S.の状態
によりこのモータ制御装置Cでは、モータ制御装置Cに
おける制御を速度比較手段56からの信号によるべきか
、圧力比較手段55からの信号によるべきかが判定され
、その結果によって制御された電流iがモータアンブM
Aを介してモータM0に送られる。
充填率は、予め計測されたキャビティ52を充填させる
に必要なスクリュー2の移動ストロークS0と実際のス
クリュー2の移動ストロークSlとの関係により設定す
ることができる.例えば、90%充填の時点を検出する
には、予め計測しておいたスクリュー2の移動ストロー
クS0の90%のストローク(S.=0.9XS.)だ
け射出時にスクリュー2が移動した時点でスクリュース
トローク検出センサ28が信号S0を発する様にセンサ
28の位置を設定しておく.この検出信号S,から、キ
ャビティ52への充填率が射出開始から90%に達した
時点が判定される。射出工程では先ず速度比較手段56
からの指示Svに基づいてモータ回転速度V.が設定速
度v1に常時一致するようモータ制御装置Cからモータ
19に送られる電圧値Vが制御される。そして、上記セ
ンサ28が検出信号S.を発した時点、つまり充填率9
0%に達したところでモータ制御が速度制御から圧力制
御に切替えられ、その後圧力比較手段55からの指示S
Pに基づいて射出圧力Pヨが設定圧力Plに常時一致す
るようモータ制御装置Cからモータl9に送られる電流
値iが制御され、残りの充填及び保圧が行なわれる。
このようなモータ制御により、射出開始からキャビティ
52への充填率が設定値に達するまで速度制御により一
定の射出率で射出されるから、キャビティが薄型に形成
された場合でもキャビティ内に成形材料を密実に充填す
ることが可能となり、ひけや形状不良のない戒形品を或
形することができる.それ以降の射出及び保圧は圧力制
御により所望の保圧力により行なわれ、寸法、強度等に
ばらつきがない均質な成形品を成形することができる。
また、所望の射出条件に合わせて、上記センサ28を移
動調整することにより、充填率何%の時点で速度制御か
ら圧力制御に切換えるかを設定変更できる。
以下、上記のような射出戊形機のスクリュー推力制御手
段を用いた電動式射出装置の具体例について第2図及び
第3図を参照しながら説明する。
なお、第1図に示した構成に該当する部分には同一の符
号を用いてある. この電動式射出装置は、加熱シリンダーl内に収容され
たスクリュー2と、スクリュー2にビン4により固定さ
れたスプライン軸3と、スプライン軸3の上方に不図示
のボルト等により連結され上端にストツバ板7が固着さ
れた中空ボールネジガイド軸5と、ボールネジガイド軸
5に摺動可能に嵌装された中空ボールネジ6と、ガイド
軸5の上方に設けられガイド軸5のストッパ板7とはス
ラストベアリング35を介して当接するシリンダーロッ
ド33とを縦方向に同一直線状に配して構成したもので
ある. 加熱シリンダー1のノズル先端にはキャビティ52を有
する成形用型51.51が当接され、加熱シリンダーl
の上方にはバイブ29aを介して成形材料を加熱シリン
ダー1内に供給するホッパ29が連結されている. モータ19(第1図におけるM0に相当する)は、加熱
シリンダーlを固定保持した射出ユニットベース21に
上記の構成要素と平行に配置されるよう取付けられ、モ
ータ制御装置30(第1図におけるCに相当する)によ
り制御される。この電動モータ19にはジョイントスリ
ーブ20を介して入力軸18が連結されている。入力軸
18には上下に2つのクラッチl6、17(クラッチ1
6を計量・混線クラッチと称し、クラッチ17を射出ク
ラッチと称する)が固着されている。計量・混線クラッ
チl6は入力タイミングブーり14に接続可能とされ、
このブーりはタイミングベルト12を介して上記スプラ
イン軸3に嵌合されたスプラインナット8外周に固設さ
れた出力側タイミングブーり10に連結されている。従
って、クラッチl6をブーリl4−に接続すると、電動
モータ19の回転駆動によりブーり14、タイミングベ
ルト12、タイミングプーり10,スプラインナット8
を介してスプライン軸3が回転し、これによりスクリュ
ー2が回転する。クラッチl7は入力側タイミングブー
リl5に接続可能とされ、ブーリl5はタイミングベル
ト13を介してポールナット6に固着された出力側タイ
ミングプーリ11に連結されている。従って、クラッチ
17をブーリl5に接続すると、電動モータ19の回転
駆動によりブーり15、タイミングベルトl3、タイミ
ングブーリl1を介してポールナット9が回転し、これ
に伴って中空ボールネジ6が上下動する。なお,中空ボ
ールネジ6には、断面を第2図(b)に示すような突起
片3lが付設され、この突起片3lの二又状先端部に上
記射出ユニットベース21に固着された(不図示)案内
棒32を嵌合させることにより、ポールナット9の回転
に伴い中空ボールネジ6が回転せずに、ガイド軸5に対
して直進動のみできるようにしてある。
中空ボールネジ6は、上記のようにガイド軸5に摺動可
能に嵌装され、中空ボールネジ6の下端部にはリング状
の圧カセンサ50が固設され、圧カセンサ50の検出結
果はモータ制御装置30に送られる. ガイド軸5の上端は中空ボールネジ6より大径のストッ
パ板7が固着され、ガイド軸5の下端は同じく中空ボー
ルネジ6より大径のスプライン軸3に固設されているか
ら、中空ボールネジ6が上下動すると、上方においては
ストッパ板7に当接し,下方においては中空ボールネジ
6下端部の圧カセンサ50がスプライン軸3に当接する
。従って、ストッパ板7、ガイド軸5、スプライン軸3
およびスクリュー2は、上記したように互いに一体的に
固定されているから、電動モータ19の回転駆動に連動
するポールナット9の回転に伴い中空ボールネジ6が上
下動して上方のストッパ板7あるいはスプライン軸3を
押し出すことにより、スクリュー2を加熱シリンダー1
内にて上下動することができ、スクリュー2が下降する
ことにより加熱シリンダ1内の溶融成形材料がキャビテ
ィ52に射出される。又、この下降時において圧力セン
サ50がスプライン軸3に圧接することによりスクリュ
ー2の射出圧力が圧カセンサ50からの検出結果(P2
)としてモータ制御装置30に送られる。
背圧シリンダー22は、射出ユニットベース2lに取り
付けられ(不図示)、上記のようにストッパ板7、ガイ
ド軸5、スプライン軸3およびスクリュー2と同一直線
上に配置され、上記シリンダーロッド33を上下動せし
める.これにより、シリンダーロッド33を降下させて
ストツバ板7を押圧し、スクリュー2に対して背圧をか
けることができる。なお、23は背圧シリンダの圧力調
整機であり、チューブ34を介して、背圧シリンダ22
と連結され、不図示の圧縮流体(空気等)供給源に連結
されている.背圧シリンダ22の押圧コントロールは圧
力調整Il23により圧縮流体の圧力コントロールをす
ることにより行なう。このような構成からなる背圧機構
により、成形材料の計量・混線によりスクリュー前方に
次第に蓄積される溶融戒形材料に生じる圧力に抗してス
クリュー2に推力を付与することができ、これにより背
圧をかけない場合に溶融成形材料内に生じる気泡等の発
生を防止することができる。
シリンダーロッド33の下方端に設けられ、ストッパ板
7に当接するようにしたスラストベアリング35は、第
2図(C)に示すように、2個のアンギュラベアリング
36.37を対称に重ね、ベアリング36.37の内レ
ースをシリンダロッド33の段違い部及びシリンダロッ
ド33の先端より螺合されたナット38により固定し、
また外レースを肩部39を持つ円筒部材40及び突出部
4lを有する円筒部材42により挾んで固定してあり、
シリンダロッド33がストツバ板7に当接したとき、円
筒部材40.42が回転し、シリンダロッド33はベア
リング36.37が介在しているため回転しない。
24,25,26,27、28はスクリュー2、または
中空ボールネジ6のストロークを検出するためのセンサ
群で、24はサックバック完了検出センサ、25は計量
完了検出センサ、26はスクリュー・オーバーラン検出
センサ、27は中空ポールネジ待機位置センサ、28は
スクリュー2の移動ストロークを検出するためのスクリ
ュー移動ストローク検出センサである。各センサはモー
タ制御装置30に接続され、それぞれの検出結果がとの
モータ制御装置30に入力される。
本実施例では、第1図の構或に基づき、圧力設定手段Y
,、圧力比較手段55、速度設定手段Yv、速度比較手
段56、タコゼネレータM7、モータアンブMA等は第
2図に示す装置にも同様に設けられ、同様の構成により
得られた比較結果による指示S,,S,及びスクリュー
移動量検出値がモータ制御装置30に送られ、この制御
装置30にて制御された電流値i又は電圧値Vがモータ
アンプMAを介してモータ19に送られる.又、上記の
ように、射出時において、モータM1−が設定速度■1
で定速制御され、圧力比較手段55にて圧カセンサ50
からの圧力値が所定値を越えた時、警告手段57に信号
Sgが送られ、該警告手段から圧力異常の警告が成され
る。このとき、警告手段からモータ制御装置Cに信号S
cが送られ、それ以降の射出がキャンセルされる。
なお、本実施例では、金型キャビティ内の成形品の保圧
時間、冷却時間を計測するために、保圧タイマー、冷却
タイマーがモータ制御装置30内に装備されているもの
とする. 次に、以上のように横或された電動式射出装置の動作に
ついて、第4図(a)〜(e)の動作図、第5図のフロ
ーチャート、第6図のモータの速度制御と圧力制御との
関係を示す図を参照しながら説明する. なお、括弧内のSで示される記号は第5図に示すフロー
チャートのステップを示す. 第4図(a)は、計量・混線中の状態を示す.背圧シリ
ンダー22と計量クラッチ16はONの状態にある(S
1)。このとき、モータ19が時計回り(CW ,クロ
ックワイズ)に回転され(S2),スクリュー2が、タ
イミングベルト12、スプラインナット8、スプライン
軸3を介して回転され、加熱シリンダー1内に供給され
た成形材料が混練されながら溶融状態にされる。そして
、この溶融成形材料が加熱シリンダl内のスクリュー前
方に蓄積されるに従いスクリュー2は加熱シリンダ1内
を上方に後退する。これと同時に、背圧シリンダ22に
よりストッパー板7、ガイド軸5、スプライン軸3を経
てスクリュー2に背圧が付与される。
次いで、スクリュー2が第4図(b)に示す状態まで上
昇し、計量完了検出センサ25がONの信号を受け(S
3)ると、ここでモータ19が停止され(S4),計量
・混線が完了して、計量クラッチ・背圧シリンダがOF
Fされる($5). 上記のようにシリンダ1内で成形材料の計量・混線が行
なわれているとき、併行して前ステップで計量・混練さ
れ、金型キャビティー(不図示)内に射出された成形材
料の冷却が行なわれている。この時、次のステップで成
形品を取り出すために型を開いた時、本ステップで計量
した溶融成形材料がシリンダlの射出口から漏れるのを
防止するためにサックバックが行なわれる。そのため、
計量・混線クラッチ16および背圧シリンダ22がOF
Fされた後、射出クラッチ17がONされ(S6)、モ
ータ19が時計回り(CW)に回転される(S7)。こ
れにより、第4図(C)に示すように、タイミングベル
ト13、ポールナット9を介して中空ボールネジ6がb
だけ上昇すると、ストツバ板7がaだけ突上げられ、中
空ボールネジ6がサックパック完了検出センサ24をO
Nする(S8)まで上昇し、検出センサ24がONされ
たところでモータl9が停止され(S9)サックパック
が完了する。
その後、冷却タイマーがカウントアップされる(SIO
)と上記冷却が完了し、金型の型締めを解いて(Sll
)型開きが行われ(Sl2).成形品が取出された(S
13)後、再び型閉じされ(S14)、型締め(S15
)が行われる。
次に、上記のように型締めされた金型内に混練された成
形材料を射出するため、モータ19が反時計回り(CC
W;カウンタ・クロック・ワイズ)に回転される(31
6),この時、射出クラッチ17は引続きONの状態に
あるから、モータ19が反時計回りに回転されると、中
空ポールネジ6に下向きの推力が与えられる。この際,
中空ボールネジ6はまず空送りされ、その後、第4図(
d)に示すように、中空ボールネジ6の下端部の圧カセ
ンサ50がスプライン軸の上端部3aに当ってスクリュ
ー2が下方に押出され、金型内への射出が行なわれる。
このとき同時に、このセンサからの検出値P2が圧力比
較手段55に送られる。なお、背圧シリンダ22はOF
Fされているため、シリンダロッド33は第4図(c)
の位置に留まったままとなる。
この射出時におけるモータの速度制御(Sl7)は、第
1図における速度設定手段Yvに射出率が例えば設定値
5cc/sとなるように速度V1を設定しておき、この
設定速度■1とタコゼネレータM7により検出されたモ
ータ19の回転速度v2とを速度比較手段56に入力し
、これらの比較結果による指示SVに基づいてモータ回
転速度v2が設定速度V,に常時一致するようモータ制
御装置Cからモータ19に給送する電圧値Vを決定する
ことにより行なう。そして、前述の様に、スクリュース
トローク検出センサ28よりの検出信号S.が発せられ
た時点で、つまりスクリューストローク検出センサON
(S18)により、充填率が設定充填率(たとえば90
%)に達したことを検知して(第6図においてSPで示
す)モータ19の制御を上記の速度制御から圧力制御(
S19)に切換える.ただし、上記速度制御時において
、圧カセンサ50からの圧力値が圧力比較手段55にて
所定値を越えて検出された時、上記のようにモータl9
の制御を速度制御から圧力制御に切換えられず、それ以
降の射出及び保圧をキャンセルして、後述するS21に
進み、モータ19が停止される。このとき、作業者は、
警告手段57の警告により金型のランナ一部に異物があ
るか成形樹脂が十分に混練されずに金型内のキャビティ
に入った等の異常を調査して異常を取り除き、次の射出
成形を行なう。
次に、上記のような射出圧力の異常検知がされない時、
上述したようにモータ19の制御は速度制御から圧力制
御(S19)に切換えられる。圧力制御は第1図におけ
る圧力設定手段Y,において予め設定された圧力値P1
と上記圧カセンサ50により検出されたスクリュー2の
射出圧力P2を圧力比較手段55に送り、これらの比較
結果による指示SPに基づいて射出圧力P,が設定圧力
P1に常時一致するようモータ制御装置Cからモータl
9に給送する電流値iを決定することにより行なう。こ
うして残り(例えばlO%)の充填のための射出を行な
い、上記圧力設定値P1に達したところ(S 1 9゜
)で保圧タイマーのカウントを開始する(S 1 9”
)。これにより射出が完了し、引続きモーターは圧力制
御されたまま成形材料に一定の圧力をかける保圧の状態
に移行する。第4図(d)が射出完了状態とすると、C
は中空ボールネジ移動ストローク,dは射出ストローク
である。なお、26はスクリュー・オーバーラン検出セ
ンサであり、正常動作においては中空ボールネジ6がセ
ンサ26よりも上方の位置で射出完了状態となる。また
、28は前述のスクリューストローク検出センサ28で
本状態に達する直前(例えば射出の90%ストローク時
点一不図示)でONLている。
次に、保圧タイマーがカウント・アップすると(S20
).モータ19を停止して保圧を完了し、冷却タイマー
のカウントを開始する(S21). 上記のように保圧が完了すると、次の計量・混線に備え
るため、射出クラッチ17をONの状態に保ったままモ
ータl9をCW方向に回転させ(S22)、中空ボール
ネジ6を中空ボールネジ待機位置センサ27がONにな
るまで引き上げて、中空ボールネジ待機位置センサ27
をONした(323)ところで、モータ19が停止し(
S24)、中空ボールネジ6を、第4図(e)に示すよ
うに、その位置に待機させる。また、このとき、射出ク
ラッチ17をOFFする(S25)。
なお、第4図(e)において、eは中空ボールネジ移動
ストロークである。
上記のようなステップを経た後、再び計量クラッチl6
及び背圧シリンダをONt,(S 1) 、上記のステ
ップを繰り返すことにより、成形材料のd練・計量,背
圧、サックパックおよび射出を行なうことができる。
ここで、モータl9の速度制御及び圧力制御について第
6図を参照しながら説明する。
横軸の行程は上記フローチャートに示した動作に対応し
ている.図中、計量・混線工程では、計量クラッチがO
Nされ、モータl9が一定速度で時計回り(CW)に回
転することにより計量・混線が行なわれる(Sl〜S3
).又、この時、背圧シリンダ22がONされ、計量に
よって上方に後退するスクリュー2に対して一定の背圧
がかけられる.計量完了検出センサ25がONされる(
S3)と、モータ19が停止され(S4).計量クラッ
チl6及び背圧シリンダ22がOFFされる。次いで、
射出クラッチl7がONされモータ19が時計回り(C
:W)に回転されることによりサックパックが行なわれ
る。そして、サックパック完了検出センサ24がONさ
れ(S8).モータl9が停止して型開き及び型閉じが
行なわれた(SIO−S16)後、モータl9が反時計
回り(CCW)に回転される(S I E3)。この射
出工程(816〜S19)では、金型のキャビティへの
成形材料の充填率が例えば90%程度に至るまでモータ
l9を速度制御により一定の射出速度設定値■,の制御
をし、それ以降の成形材料の充填及び保圧を射出力設定
値P,の圧力制御により行なう。図中、SPがモータ1
9の速度制御から圧力制御への切換時期を示している。
次いで、保圧タイマーカウントUP (S20)後にモ
ータl9をOFFL (S2 1),次いでモータ19
を時計回り(CW)に切換え、待機位置センサ27がO
Nされたところ(S23)でモータ19を停止し(S2
4),射出クラッチ17をOFFLて次ぎの混練工程に
移行する。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、射出時の異常検
知を確実に行なうことができ、又異常があった時は検知
時からそれ以降の射出、保圧工程をキャンセルしてメン
テナンス作業に取りかかるができるから、成形時間に無
駄が生ぜず、又金型の破損等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の模式的構成図、第2図(a)
は本発明による実施例装置の概略的断面図、第2図(b
)は第2図(a)におけるn−n断面図、第2図(C)
は第2図(a)におけるIn−m断面図、第3図は第2
図におけろ回転機構、直進機構、背圧機構、クラッチ及
び電動モータ付近の斜視図、第4図(a)〜(e)は実
施例装置の動作説明図、第5図は実施例装置による射出
成形のフローチャート、第6図はモータの回転速度制御
と圧力制御との関係を示す図、第7図は従来の射出成形
機のスクリュー推力制御を示す構成図である. l・・・加熱シリンダ 2・・・スクリュー 3・・・スプライン軸 3a・・・スプライン軸肩部 5・・・中空ボールネジガイド軸 6・・・中空ボールネジ 7・・・ストツパ板 8・・・スプラインナット 9・・・ポールナット 10.11・・・出力側タイミングブーリー12.13
・・・タイミングベルト 14.15・・・入力側タイミングブーリ−16.17
・・・クラッチ 18・・・入力軸 19、M0・・・モータ 21・・・射出ユニットベース 22・・・背圧シリンダ 23・・・圧力調整機 24・・・サックパック完了検出センサ25・・・計量
完了検出センサ 26・・・スクリュー・オーバーラン検出センサ27・
・・中空ボールネジ待機位置センサ28・・・スクリュ
ー移動ストローク検出センサ30、MO・・・モータ制
御装置 33・・・シリンダロッド 50・・・圧カセンサ 5l・・・金型 52・・・キャビティ 55・−・圧力比較手段 56・・・速度比較手段 57・・・警告手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加熱シリンダ内に収容されたスクリューをモータ
    により駆動制御する電動式射出装置において、前記モー
    タの回転を検出する第1の検出手段と、射出圧力の圧力
    を検出する第2の検出手段と、射出工程時の速度を定速
    制御する手段と、保圧工程時の圧力を定圧制御する手段
    と、前記定速制御時に前記圧力が所定値を越えた時に警
    告を発する手段を備えたことを特徴とする射出成形機の
    射出圧力異常検知装置。
JP19137789A 1989-07-26 1989-07-26 射出成形機の射出圧力異常検知装置 Pending JPH0357616A (ja)

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JP2003054187A (ja) * 2001-08-17 2003-02-26 Shachihata Inc サイドノック式筆記具
WO2019146010A1 (ja) * 2018-01-24 2019-08-01 株式会社日立製作所 加工物の不良検知装置

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