JPH0358818A - 射出成形機の背圧調整方法 - Google Patents

射出成形機の背圧調整方法

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JPH0358818A
JPH0358818A JP19275889A JP19275889A JPH0358818A JP H0358818 A JPH0358818 A JP H0358818A JP 19275889 A JP19275889 A JP 19275889A JP 19275889 A JP19275889 A JP 19275889A JP H0358818 A JPH0358818 A JP H0358818A
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screw
back pressure
injection
motor
pressure
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JP19275889A
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English (en)
Inventor
Masaaki Kumamura
熊村 正晃
Ryohei Inaba
稲葉 良平
Youzou Touhou
東方 容三
Hirofumi Sugawara
菅原 弘文
Tadanobu Miyazaki
忠信 宮崎
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、モータでスクリューを駆動する射出成形機の
背圧調整方法に関する。
(従来の技術) プラスチック等の樹脂材料を成形用金型内に射出して成
形品を製造するようにした射出成形においては、従来、
油圧式による射出成形機が用いられていたが、近年、電
動式による射出成形機が開発されるようになった。
この電動式の射出成形機においては、スクリューをモー
タで回転駆動し、スクリューにかかる推力の制御は、予
め求められたモータの電流とトルクとの関係に基づいて
モータトルクを設定し、この設定トルクに対応した電流
をモータに流すことにより行なうようにしていた。
(発明が解決しようとする課題) ところが、モータの使用状況により電流とトルクとの関
係は常時変化するため、上記のような制御方法では所望
の設定スクリュー推力と実際のスクリュー推力とに差が
生じて正確な推力制御を行なうことができず推力がばら
ついてしまい、保圧行程において、成形品に寸法、強度
等のばらつきが生じ均質な成形品を量産することが困難
であるという問題点があった。
このような問題点を解消するために提案されたものに特
開昭62−444 1 7号公報に開示されたものがあ
る。
これにつき、第7図を参照して説明すると、スクリュー
71を荷重センサ72を介してボールネジ73と連結し
、該ボールネジ73はナット74の回転により前後駆動
し、ナット74はモータ78、駆動ギア77、伝達軸7
6、駆動ギャ75、ナット74の経路で回転するよう構
成し、荷重センサ72から取り出した推力信号S1を、
設定器Y1から出ている予め決められたスクリュー推力
の設定値信号S2と比較器Y2において比較し、その結
果に応じた指示Sをモータ制御器Y3に入れ、該制御器
Y3からモータ78駆動用の電流iを供給してモータト
ルク、即ちスクリュー推力を設定値に正確に追従させる
ようにする。
このようにして射出開始から保圧までスクリュー荷重を
検出するセンサにより実際のスクリュー推力を検知して
推力が常時設定値と一致するようにモータの電流値を制
御して、射出・保圧行程においては、寸法、強度等にば
らつきがない均質な成形品を得、可塑化行程においては
、正確な背圧Itl i卸ができるようにしている。
ところで、上記のような射出成形機においてはキャビテ
ィ内に成形材料を密実に充填するために射出開始から保
圧行程に至るまで一定の射出率で射出する必要がある。
特に、薄物の成形品を製造する場合、射出された成形樹
脂が型内の隅部に行き渡りにくく、型内において空隙を
残したまま射出が終了し、得られた成形品にひけや形状
不良が生じるという問題点が生じる。このような不都合
が生じないために、射出行程においては一定の射出率を
確保することが肝要であり、このためにはスクリューの
速度制御が成されなければならない。ところが、上記の
ような射出開始時から保圧までスクリュー加重を検出す
るセンサにより実際のスクリュー推力を検知して推力が
常時設定値と一致するようにしたスクリューの推力制御
方法では、スクリューの速度が不明となり、一定の射出
率を得ることができない。
本発明者等は、上記のような問題点に鑑み、射出行程に
おいて設定した一定の充填率に達するまではスクリュー
の速度制御を行なうことにより一定の射出率を確保して
特に薄型の成形品を成形する場合であってもキャビティ
内に成形樹脂が空隙を残すことなく密実に充填し、それ
以降の射出及び保圧を圧カセンサの実際の検出値による
圧力制御により行なうようにした射出成形機を提案して
ある。
本発明は、上記のような射出成形機の圧カセンサを用い
て計量・混線時の背圧調整を行うことにより正確な背圧
調整を達成することができる射出成形機の背圧調整方法
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記のような課題を解決するために、本発明の射出成形
機の背圧調整方法は、加熱シリンダ内に収容されたスク
リューをモータで駆動する電動式射出装置において、成
形材料を射出するスクリューと、前記スクリューを直進
駆動する直進手段と、前記直進手段を駆動する駆動源を
有し、前記直進手段に前記駆動源からの直進圧力を検知
する検知手段を設け、背圧力設定手段からの背圧力設定
値と前記検知手段からの検出値を比較して背圧力を調整
するようにしたことを特徴とする。
(作用) 上記構或における背圧力調整方法は、スクリューの直進
手段を駆動する駆動源からの直進圧力を検知する検知手
段からの検出値により実際にスクリューにかかる背圧力
を直接検知し、この検出値と背圧力設定手段からの背圧
力設定値とを比較することにより、所望の背圧力と実際
の背圧力の差が解消されるようにスクリューの直進手段
駆動源による直進圧力を制御することができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明する
第l図は本発明に係る実施例装置の模式的構成図、第2
図(a)は本発明の実施例に係る電動式射出装置の概略
的断面図、第2図(b)はその部分拡大図、第3図は第
2図(a)における回転機構、直進機構、背圧機構及び
電動モーク付近の糾視図、第4図(a)〜(d)は本実
施例の動作説明図、第5図は本実施例装置による射出成
形のフローチャート、第6図は計量・混練用モータ及び
射出モータの各行程における電流値の変化を示す図であ
る。
第1図において、直進機構54は射出用モータMoの回
転勤をスクリュー(第1図において不図示)の直進動に
変換する機構である。射出用モータM0にはタコジェネ
レータM1が接続され、これにより射出用モータM0の
実際のモータ回転速度v2が検出される。又、直進機構
54には圧力センサ50が設けられ、これにより射出用
モータMo駆動時の実際のスクリューの射出圧力P2が
検出される。
射出時には、速度設定機Yvにおいて予め設定された射
出速度V+ とタコゼネレータMTにより検出された実
際のモータ回転速度v2とが速度比較機56に送られて
両者が比較され、その比較結果に応じた信号Svがモー
タ制御装置Cに入力される。この速度制御により、射出
用モータM0がスクリューを金型(第1図において不図
示)方向に押し出して金型のキャビテイ内に成形材料を
充填し、所定の充填率に達した時点で射出モータM0の
駆動を圧力制御に切換える。
圧力制御は、圧力設定機Y.において予め設定された圧
力値P,と圧カセンサ50により検出された実際のスク
リューの射出圧力Ptとが圧力値比較機55に送られて
両者が比較され、この比較結果に応じた指示S,がモー
タ制御装置Cに人力されることにより行なわれる。
スクリュー2の移動ストローク検出信号Ssは、ボール
ネジの側方に設けられたスクリューストローク検出セン
サ28により検出され、この信号がモータ制御装置Cに
送られる。スクリュー2前方の成形材料は、モータM0
の駆動によりスクリュー2が前進せしめられることによ
りキャビティ52へ充填されるが、このスクリューの射
出動作中、スクリュー2の移動ストローク検出信号Ss
は制御装置Cに入力される。そして、該信号S8の状態
によりこのモータ制御装置Cでは、モータ制御装置Cに
おける制御を速度比較手段56からの信号によるべきか
、圧力比較手段55からの信号によるべきかが判定され
、その結果によって制御された電流iがモータアンブM
kを介してモータM。に送られる。
充填率は、予め計測されたキャビテイ52を充填させる
に必要なスクリュー2の移動ストロークSoと実際のス
クリュー2の移動ストロークS,との関係により設定す
ることができる。例えば、90%充填の時点を検出する
には、予め計測しておいたスクリュー2の移動ストロー
クS0の90%のストローク(S.=0.9XS.)だ
け射出時にスクリュー2が移動した時点でスクリュース
トローク検出センサ28が信号S。を発する様にセンサ
28の位置を設定しておく。この検出信号S.から、キ
ャビティ52への充填率が射出開始から90%に達した
時点が判定される。射出工程では先ず速度比較手段56
からの指示Svに基づいてモータ回転速度V2が設定速
度V,に常時一致するようモータ制御装置Cからモータ
l9に送られる電圧値Vが制御される。そして、上記セ
ンサ28が検出信号S.を発した時点、つまり充填率9
0%に達したところでモータ制御が速度制御から圧力制
御に切替えられ、その後圧力比較手段55からの指示S
pに基づいて射出圧力P2が設定圧力P1に常時一致す
るようモータ制御装置Cからモータ19に送られる電流
値iが制御され、残りの充填及び保圧が行なわれる。
このようなモータ制御により、射出開始からキャビティ
52への充填率が設定値に達するまで速度制御により一
定の射出率で射出されるから、キャビティが薄型に形成
された場合でもキャビティ内に成形材料を密実に充填す
ることが可能となり、ひけや形状不良のない成形品を成
形することができる。それ以降の射出及び保圧は圧力制
御により所望の保圧力により行なわれ、寸法、強度等に
ばらつきがない均質な成形品を成形することができる。
また、所望の射出条件に合わせて、上記センサ28を移
動調整することにより、充填率何%の時点で速度制御か
ら圧力制御に切換えるかを設定変更できる。
計量・混線時には他の計量・混線用モータ(第1図にお
いては不図示)の回転駆動によりスクリューが回転駆動
され、加熱シリンダ(第1図において不図示)内の溶融
或形材料が混練されてスクリュー前方に蓄積されるにつ
れてスクリューが後退する。この時、スクリューの前方
に蓄積された溶融成形材料に気泡等が混入しないように
、スクリューに対して背圧を付与する必要がある。
この背圧は、射出モータM0を背圧モードに切換えてこ
のモータにスクリューを後退せしめる推力に抗する所定
のトルクを与えることにより行なう。この所定トルクを
付与するのに、背圧力制御が行なわれる。この背圧制御
は、背圧力設定機Y!lにおいて予め設定された圧力値
P,と圧カセンサ50により検出された実際のスクリュ
ーの射出圧力P4とが圧力値比較機57に送られて両者
が比較され、この比較結果に応じた指示SIIPがモー
タ制御装置Cに入力されることにより行なう。
以下、上記構成の制御手段を用いた射出成形機の構成に
ついて第2図(a),(b)及び第3図を参照しながら
説明する。
加熱シリンダー1内に収容されたスクリュー2と、スク
リュー2の後部にビン4により固定された回転軸3と、
回転軸3の中部が下部より小径に構成された中部回転軸
3aにキー5により固設された従動側平歯車6とを有し
,さらに回転軸3の上部には直進筒l3と、該直進筒を
駆動する射出用モータ(土記M0に該当する。以下、射
出モータと記す。)23とが設けられ、これら構成要素
がスクリュー2と同一直線上に配設されている。
32はホッパーであり、成形材料をパイブ31を介して
加熱シリンダ内1に供給する。
回転軸3の側方には、従動側平歯車6に噛合する駆動側
平歯車8を回転駆動する計量・脛練用電動モータ(以下
、計量モータと記す。)7が射出ユニットベース33に
取り付けられている。駆動側平歯車8は、回転軸3が上
下動しても従動側平歯車6から離脱することがないよう
充分の歯幅を有している。
このような構成により、計量混線時において、計量モー
タ7は従動側平歯車6と駆動側乎歯車8を介して回転軸
3を回転駆動し、シリンダ1内のスクリュー2を回転し
てシリンダ1内に成形材料を計量し混練することができ
る。
直進筒l3の下部はスラストベアリング12の両側のレ
ース12a、12cを固定する軸受室13aを備え、こ
のスラストベアリング12は直進筒13の下方端にて蓋
部13bで保持され、回転軸3の上端部に設けられた上
部回転軸3bはスラストベアリング12の中央レース1
2bに固定されている。圧カセンサ50は直進筒l3の
軸受室13aの中のレース12aの上に設けられている
。レース12a,12cの外径は軸受室13aの内径よ
りわずかに小さく、レース12cの下面から圧カセンサ
50の上面までの高さは軸受室13aの内部高さよりわ
ずかに小さい。従って、直進筒l3の上下動にともない
圧カセンサ50とスラストベアリング12とが一体的に
軸受室13aに対しごくわずかに上下動する様になって
いる。
また、圧カセンサ50には水平方向のピン5oが付設さ
れており、該ビンは直進筒13の軸受室部分に上下方向
に設けられた溝13c内に受入れられており、かくして
圧カセンサ5oの回り止めが威されている。よって、圧
カセンサ5oは射出時及び背圧時にスクリューに対する
スラスト方向の下向き及び上向きの推力を検出すること
ができる。直進筒13の上部にはポールナット22が固
設され、この直進筒の上方に設けられた射出モータ23
の出力軸23aにカップリング25を介して接続された
ボールネジ24と螺合している。
尚、本実施例では上記部分も含めて通常行なわれるラジ
アル軸受も適宜採用しているが、その説明及び図示は省
略する。
直進筒l3の側部には先端が二股状に形成されスクリュ
ー2の軸方向と平行な貫通孔を有する突出片20が設け
られ、この突出片2oの貫通孔にユニットベース33に
固定されたガイド軸21が挿通されている。.従って、
直進筒13はガイド軸21に案内されることにより、ス
クリュー2の軸方向にのみ前後進することができる。
このような構成により、射出時において射出モータ23
が回転駆動されると、ボールネジ24とポールナット2
2を介して直進筒13が上下動し、この動作に追従して
回転軸3を介してスクリュー2を推進することができる
26,27、28、29は、スクリュー2或は直進筒1
3のストロークを検出するためのセンサ群である。26
はサックパック完了検出センサ、27は計量完了検出セ
ンサであり、回転軸3の中程に固着されたセンサドグ9
によってスクリュー2の上下位置を検出する。28は前
述のスクリューストローク検出センサであり、直進筒l
3の側面をセンサドグとして使用し、スクリュー2の移
動ストロークを検出する。29はオーバーラン検出セン
サであり、直進筒13の側面をセンサドグとして使用し
、スクリュー2の上下位置を検出する。以上の各センサ
26,27、28、29は不図示のコントローラに接続
されており、各センサの信号はモータ制御装置Cに送ら
れ射出モータ23及び計量モータ7を制御する。
本実施例では、第1図の構成に基づき、圧力設定機Y2
、圧力値比較機55、速度設定機Yv、速度比較機56
、背圧力設定機Y3、圧力値比較機57、タコゼネレー
タMT等は第2図に示す装置にも同様に設けられ、同様
の構成により得られた比較結果による指示S,,Sv.
S.P及びスクリュー2の移動ストローク等がモータ制
御装置Cに送られ、これにより制御された電流が射出モ
ータ23に送られる。
なお、スクリュー2前方の成形材料は、射出モータ23
の駆動によりスクリュー2が前進せしめられることによ
り加熱シリンダー1前方に設けられた金型(不図示)の
キャビティ内へ充填されるが、このスクリューの射出動
作中、スクリューストローク検出センサ28によるスク
リュー2の移動ストローク検出信号は制御装置Cに入力
される。そして、このモータ制御装置Cでは、モータ制
御装置Cにおける制御を速度比較機56からの信号によ
るべきか、圧力値比較機55からの信号によるべきかが
判定され、その結果によって制御された電流が射出モー
タ23に送られる。
混線・計量時においては、加熱シリンダl内.にて回転
するスクリュー2の前方に蓄積された溶融成形材料に気
泡等が混入しないように、スクリュー2に対して背圧を
付与する必要がある。本実施例において、背圧を付与す
るには、モータ制御装置Cにより射出モータ23を背圧
モードに切換えてこのモータにスクリュー2を後退せし
める推力に抗する所定のトルクを与えることにより行な
う。この所定のトルク値を制御する背圧制御は、背圧力
設定機Y3において予め設定された圧力値P3と圧カセ
ンサ50により検出された実際のスクリュー2の射出圧
力P4とが圧力値比較機57に送られて両者が比較され
、この比較結果に応じた指示Sspがモータ制御装置C
に入力されることにより行なう。
次に、以上のように構成された電動式射出装置の動作に
ついて、第4図(a)〜(d)及び第5図を参照しなが
ら説明する。なお、以下の説明において括弧内のSで示
される記号は第5図のフローチャートのステップを示す
第4図(a)は、計量、混線中の状態を示す。このとき
計量モータ7は反時計回り(CCW;カウンタ・クロッ
クワイズ)に回転し(Sl).駆動側平歯車8、従動側
平歯車6及び回転軸3を介してスクリュー2が回転し、
ホッパ−32から加熱シリンダ1内に供給された成形材
料が混練されながら溶融状態にされる。そして、この溶
融成形材料が加熱シリンダ1内のスクリュー2の前方に
蓄積されるに従いスクリュー2は加熱シリンダ1内を上
方に後退する。
又、この計量、混線中において、射出モータ制御は背圧
モードに切換えられ、射出モータ23は反時計回り(C
CW)に回転してボールネジ24、ポールナット22、
直進筒l3、スラストベアリング12及び回転軸3を介
してスクリュー2に背圧を付与する。この際の背圧制御
は、上記したように圧カセンサ50から検出された実際
の背圧力と予め設定された射出力設定値との差が解消さ
れるようフィードバックされることにより制御される。
次いで、第4図(b)に示すように、スクリュー2が上
昇して計量完了検出センサ27がONの信号を受ける(
S2)と、射出モータ23及び計量モータ7が停止(S
3、S3゜)し、計量・混線が完了する。このとき、射
出モータ23を射出モードに切換えておく。
しかる後、射出モータ23を時計回り(CW;クロック
・クイズ)に回転して(S4)サックパックを行なう。
このサックパックは、後ステップで、成形品を取出すた
めに金型を開いた時、本ステップで計量した溶融成形材
料がシリンダ1の射出口から漏れるのを防止するために
行なうものである。
射出モータ23を時計回り(CW)に回転すると、ボー
ルネジ24及びポールナット22を介して直進筒13が
上昇する。第4図(c)において、aで示す路長がサッ
クパックストロークである。
スクリュー2がこのストロークaだけ移動した時サック
パック完了検出センサ26がONの信号を受ける(S5
)と、射出モータ23が停止し(S6).サックパック
が終了する。
次に、スクリュー2の下方に設けられた金型(不図示)
において、冷却タイマーがカウントアップし(S7)、
成形品の冷却が完了すると、金型の型締めを解き(S8
) 、次いで型開きを行ない(S9)、成形品を取り出
し(SIO).再び型閉じをし(Sll)て型締めを行
なう(S12)。
次いで、第4図(d)に示すように、射出モータ23を
反時計回り(CCW)に回転させ(S13)て直進筒1
3に下向きの推力を与えると、回転軸3を介してスクリ
ュー2が下方に押出され、スクリュー2前方の溶融或形
材料が金型内へ射出される。射出モータ23の制御は、
コントローラ30によりまず射出モータ23の速度制御
から行なう(S14).この射出時におけるモータの速
度制御は、第1図における速度設定機Yvに射出率が例
えば設定値5cc/sとなるように速度■1を設定して
おき、この設定速度v1とタコゼネレータMアにより検
出された射出モータ23の回転速度v2とを速度比較3
56に入力し、これらの比較結果による指示SVに基づ
いてモータ回転速度■2が設定速度V,に常時一致する
ようモータ制御装置Cから射出モータ23に給送する電
圧値を決定することにより行なう。前述の様に、スクリ
ューストローク検出センサ28よりの検出信号が発せら
れた時点で、つまり、スクリューストローク検出センサ
ON(S15)により充填率が設定充填率(たとえば9
0%)に達したことを検知して(第6図においてSPで
示す)射出モータ23の制御を上記の速度制御から圧力
制御(S16)に切換える。この圧力制御は圧力設定機
Y,において予め設定された圧力値P1と上記圧カセン
サ50により検出されたスクリュー2の射出圧力P2を
圧力値比較機55に送り、これらの比較結果による指示
SPに基づいて射出圧力P2が設定圧力P1に常時一致
するようモータ制御装置Cから射出モータ23に給送す
る電流値iを決定することにより行なう。こうして残り
(例えば10%)の充填のための射出を行ない、上記圧
力設定値P+に達した(S16’)ところで保圧タイマ
ーのカウントを開始する(S16”)。
これにより射出が完了し、引続きモーターは圧力制御さ
れたまま成形材料に一定の圧力をかける保圧の状態に移
行する。
次に、保圧タイマーがカウント・アップすると(S 1
 7)射出モータ23を停止して保圧を完了し、冷却タ
イマーのカウントを開始する(818)。
次いで、射出モータ23を時計回り(CW)に回転し、
計量・混線時の待機位置に戻し、待機位置センサがON
I.,た(S20)ところで射出モータ23をOFFL
 (S2 1) 、再び上述のSl〜S21のステップ
を繰返して上記のような射出成形を行なう。
ここで、計量モータ7と射出モータ23の切換え制御、
射出モータ23の速度制御及び圧力制御について第6図
を参照しながら説明する。第6図は、計量モータ7及び
射出モータ23の各行程における電流値の変化を示す。
横軸の行程は上記フローチャートに示した動作に対応し
ている。図中、計量・混線工程では、計量モータ7が反
時計回り(CCW)に回転し、射出モータ23は背圧モ
ードに切換えられて反時計回り(CCW)に回転し、ス
クリュー2の回転により成形材料が混練されるとともに
、射出モータ23のトルクが一定になるように設定した
電流値が与えられ、計量によって上方に後退するスクリ
ューに対して一定の背圧がかけられる(Sl、S1゜、
S1”)。次いで、計量完了センサONの信号により射
出モータ23及び計量モータ7がOFFし(32〜S3
゜〉、射出モータ23を時計回り(CW)に回転して射
出モータ制御を射出モードに切換え(S4)てサックバ
ックを行なう(S4〜S5)。その後冷却タイマがカウ
ントアップする(S7)と、金型の型開き及び型閉め(
S8〜S12)の後の射出工程(3 1 3〜S17)
では、金型のキャビティへの成形材料の充填率が例えば
90%程度に至るまで射出モータ23を速度制御により
一定の射出速度設定値■1の制御をし{313〜S15
)、それ以降の成形材料の充填及び保圧を射出力設定値
P,の圧力制御により行なう(S 1 6〜S17)。
図中、spが射出モータ23の速度制御から圧力制御へ
の切換時朋を示している。次いで、保圧タイマーカウン
トUP(S17)後に射出モータ23をOFFする(S
 1 8)。次いで、射出モータ23を時計回り(CW
)に切換え(S19).スクリュー2を待機位置に戻し
待機位置センサがONされたところで(S20)射出モ
ータを停止し(S21).再び混線工程に移行する。
以上説明した実施例装置により、実際の射出圧力を検出
する圧カセンサを利用して計量・混線時の背圧力を検出
することができ、該圧カセンサによる背圧力検出値は予
め設定された背圧力設定値と比較されてその差が解消さ
れるようにフィードバックされ、所定の背圧力で正確な
背圧制御が行なわれる。
(発明の効果) 以上説明した本発明の電動式射出装置の背圧力調整手段
により、計量・混線時に後退するスクリューに対して設
定された背圧力で正確な背圧制御を行なうことができる
。また、その背圧付加手段が、射出モータ、射出圧力検
出手段を兼用でき、コンパクトで低コストの成形機とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る実施例装置の模式的構成図、第2
図(a)は本発明の実施例に係る電動式射出装置の概略
的断面図、第2図(b)はその部分拡大図、第3図は第
2図(a)における回転機構、直進機構、背圧機構及び
電動モータ付近の斜視図、第4図(a)〜(d)は本実
施例の動作説明図、第5図は第2図に示す実施例装置に
よる射出成形のフローチャート、第6図は計量モータ及
び射出モータの速度制御及び圧力制御の関係を各工程に
おいて示した図、第7図は従来の電動式射出装置の模式
的構成図である。 1・・・加熱シリンダ 2・・・スクリュー 3・・・回転軸 6・・・従動側平歯車 7、M2・・・計量モータ 8・・・駆動側平歯車 12・・・スラストベアリング l3・・・直進筒 22・・・ポールナット 23、M0・・・射出用モーク 24・・・ボールネジ 50・・・圧カセンサ 54・・・直進機構 55・・・射出圧力に関する圧力値比較機56・・・速
度比較機 57・・・背圧力に関する圧力値比較{4C・・・モー
タドライバー Yp・・・射出力設定機 Yv ・・・速度設定機 YBF・・・背圧力設定機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加熱シリンダ内に収容されたスクリューをモータ
    で駆動する電動式射出装置において、成形材料を射出す
    るスクリューと、前記スクリューを直進駆動する直進手
    段と、前記直進手段を駆動する駆動源を有し、前記直進
    手段に前記駆動源からの直進圧力を検知する検知手段を
    設け、背圧力設定手段からの背圧力設定値と前記検知手
    段からの検出値を比較して背圧力を調整するようにした
    ことを特徴とする射出成形機の背圧調整手段。
JP19275889A 1989-07-26 1989-07-27 射出成形機の背圧調整方法 Pending JPH0358818A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5645869A (en) * 1994-01-24 1997-07-08 Industrias Gaser, S.L. Machine for shaping hamburgers
US7423504B2 (en) 2005-04-12 2008-09-09 Nec Tokin Corporation Electromagnetic relay

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5645869A (en) * 1994-01-24 1997-07-08 Industrias Gaser, S.L. Machine for shaping hamburgers
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