JPH0464090B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、メニユー項目指示装置に関し、特に
メニユー指定方式におけるメニユー項目指示装置
に関する。

〔従来の技術〕

従来、メニユー項目指示装置は、利用者が希望
の項目を指定しようとする場合、キーボードから
直接その項目名を入力するか、又は、項目名に１
対１に対応するコード番号を入力して指示を行な
つており、また、最近のマウス等のポインテイン
グデバイスに基づいて、たとえば特開昭59−
119437に見うけられるごとく、マウス装置による
デイスプレイ画面のメニユー選択方式によりメニ
ユー項目の指示を行なつていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来のメニユー項目指示装置は、キー
ボード入力による指示装置による場合、指示操作
が間接的であり、それゆえ、入力指定誤りをおか
しやすく、また直接的な操作を行なうマウス等の
ポインテイングデバイスによる場合においても、
単にキーボード入力をポインテイングデバイスに
置きかえただけのものであり、利用者の直観に訴
えた柔軟性のある項目指示装置とはなつていな
い。

本発明の目的は、従来の、メニユー項目指示装
置の欠点を除去すると共にポインテイングデバイ
スの利点である直接的な操作を継承しつつ、か
つ、イメージデータと各項目の領域座標、及び前
記領域座標に１対１に対応する項目名とを用いる
ことにより、視覚的にわかりやすく、かつ利用者
が独自のメニユーを簡単に作成可能で柔軟なメニ
ユー項目指示装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明のメニユー項目指示装置は、メニユー指
定方式に基づく項目指示装置において、画面上の
任意の位置を指定できるポインデイングデバイス
と、複数のメニユー項目をイメージ表示したデー
タをあらかじめ格納した下地イメージデータ格納
手段と、前記メニユー項目の各々の名称をあらか
じめ格納した項目名格納手段と、前記メニユー項
目名に１対１に対応し、かつ前記イメージデータ
表示上で、該当する領域の座標をあらかじめ格納
した領域座標格納手段と、前記ポインデイングデ
バイス、前記項目名格納手段、前記領域座標格納
手段を制御する手段、及びこれらを表示する手段
とを有している。

〔実施例〕

次に、本発明の実施例について図面を参照して
説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す。第１図にお
いて、本実施例はメニユー指定方式に基づくメニ
ユー項目指示装置で、画面上の任意の位置を指定
できるポインテイングデバイス１と、複数のメニ
ユー項目をイメージ表示したデータをあらかじめ
格納した下地イメージデータ格納手段２と、前記
メニユー項目の各々の名称をあらかじめ格納した
項目名格納手段３と、前記メニユー項目名に１対
１に対応し、かつイメージデータ表示上で、該当
する領域の座標をあらかじめ格納した領域座標格
納手段４と、ポインデイングデバイス１、項目名
格納手段３、前記領域座標格納手段４を制御する
手段５、これらを表示する手段６とを含む。ポイ
ンテイングデバイス１は、たとえば、マウスやト
ラツクボールのような装置で、表示画面上におい
て、任意に移動させることが可能であり、しかも
その時の位置（座標）を検出できるものである。
下地イメージデータ格納手段２は、各項目に対応
するシンボルを表現したイメージデータをあらか
じめイメージスキヤナ、イメージエデイタ等によ
り作成しておき、実際にその情報を格納しておく
手段で、イメージデータの場合は、情報量が多い
ので、通常、光デイスク装置もしくは、大容量の
磁気デイスク装置を用いて格納される。また、項
目名格納手段３は、各項目の名前をあらかじめキ
ーボード入力により作成しておいた確認用のデー
タの格納手段である。さらに、領域座標格納手段
４は、各項目に対応する下地イメージデータ上の
領域座標を、あらかじめポインテイング、又はキ
ーボードからの指定により作成しておいたデータ
の格納手段である。項目名格納手段３及び領域座
標格納手段４は、格納データ量が少ない場合は、
主記憶装置、多い場合は、デイスク、フロツピー
デイスク等の二次記憶装置により実現される。さ
らに制御手段５は、下地イメージデータ格納手段
２に格納されたデータを表示し、次に領域座標格
納手段５に格納中のデータから実際に領域を表示
し、ポインテイングデバイス１のシンボルが、現
在どの領域中にあるかを検知する。しかるのち
に、利用者がポインテイングデバイス１により指
定（マウスの場合はボタンを押下）した場合に、
該当するす項目名を、項目名格納手段４から取り
出し、確認用として表示させるものである。これ
を実際に表示する表示手段６は、デイスプレイ等
で構成される。

第３図は、本実施例の具体的データを用いた時
の概念図である。この図においては、下地イメー
ジデータとして、日本地図を用意し、地図をデイ
スプレイ上で見ながら、ポインテイングデバイス
で直接指示することにより、対応する項目名が選
択できることを想定している。たとえば、地図上
の「関東地方」、「中部地方」、「関西地方」、……
に対応する領域座標（ポインテイングデバイスが
検知する領域の座標）、並びに、対応する項目名
を用意し、該当する領域を直接指定することによ
り、対応する項目名を指定できる。図において
は、個々の領域座標は、矩形領域としているが、
任意の形状でもよく、領域座標と下地イメージデ
ータとが対応している場合には、本発明の範囲内
である。

第２図は本実施例に用いる制御手段の手順を示
す。第２図において、この制御手段の手順はポイ
ンテイングデバイスをマウスで実現した場合で、
まず、下地イメージデータ表示１１により、該当
するイメージデータを表示する。次に、項目領域
表示１２により、イメージデータに対応する項目
の領域表示を行なう。しかるのちに、ポインテイ
ングデバイスが起動され、判断１３において、ボ
タン押下がなされていない間は、当時点において
マウスカーソルがある位置の項目領域のみに特別
表示（たとえば、色を変える等）して、利用者に
逐次通知する。もし、判断１３において、ボタン
押下が検出されれば、該当領域検出１５に進み、
ボタン押下時点における、マウスカーソル位置の
項目を検出する。そして、利用者が確認を行なえ
るようにするため、該当項目名表示１６におい
て、実際に該当項目の名称を表示する。これによ
り、メニユー項目方式における項目指示が完了す
る。

このように本実施例においては、表示手段上
に、あらかじめ格納していた下地イメージデータ
を表示し、また合わせて、あらかじめ格納してい
た各項目の領域座標を直線ないしは相応する曲線
で描画する。利用者は、表示手段を見ながら、ポ
インテイングデバイスにより、希望する項目の領
域を指定するだけでよく、この時、確認のため指
定した領域に対応する項目名を表示手段上に表示
を行なう。もし、誤まつた場合にはポインテイン
グデバイスにより削除指定を行ない、再指定を行
ない、正しければ、メニユー指定方式における項
目指示を完了させる。なお、本実施例においては
項目領域を色を変える等で特別表示したが、マウ
スカーソル位置に該当する領域を特に強調して表
示しないもの等も考えられる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、メニユー指定方
式における項目表示に対して、ポインテイングデ
バイスを用いることにより、利用者が直接的に、
かつ簡単に指定を行なえる効果があり、また、任
意のシンボル（イメージデータ）を見ながら、指
定を行なえるので、視覚に訴えた、わかりやすい
指定を行なえる効果がある。さらに本発明はメニ
ユーのシンボルを利用者独自に簡単に指定できる
という柔軟性をもち、かつ指定項目の確認のため
該当項目名が自動的に表示されるので、誤つた場
合でも、迅速に確認、再指定できるという効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例のメニユー項目指
定装置を示すブロツク図、第２図は、第１図にお
ける制御手段の詳細な手順を示した図、第３図
は、下地イメージ並びに領域座標及び項目名との
対応例を示した図である。 １……ポインテイングデバイス、２……下地イ
メージデータ格納手段、３……項目名格納手段、
４……領域座標格納手段、５……制御手段、６…
…表示手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ メニユー指定方式に基づく項目指示装置にお
   いて、画面上の任意の位置を指定できるポインテ
   イングデバイスと、複数のメニユー項目をイメー
   ジ表示したデータをあらかじめ格納した下地イメ
   ージデータ格納手段と、前記メニユー項目の各々
   の名称をあらかじめ格納した項目名格納手段と、
   前記メニユー項目名に１対１に対応し、かつ前記
   イメージデータ表示上で、該当する領域の座標を
   あらかじめ格納した領域座標格納手段と、前記ポ
   インデイングデバイス、前記項目名格納手段およ
   び前記領域座標格納手段を制御する手段と、これ
   らを表示する手段とを持ち、前記ポインデイング
   デバイスを用いて、前記メニユー項目を指定する
   ようにしたことを特徴とするメニユー項目指示装
   置。