JPH046407A - 変形媒体判別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、変形媒体判別装置、更に詳細には搬送される
媒体が搬送方向に沿って変形しているか否かを判別する
、特にプリンタにおいて用いられる変形媒体判別装置に
関する。

［従来の技術］ 従来、銀行等において預金通帳等の媒体にデータを印字
する通帳用プリンタが知られている。このような媒体は
その保存状態に従って変形することが多く、又媒体が変
形している場合に印字を行なうと、媒体の変形量に従っ
て印字圧が変化し、印字品質が劣化するだけでなく、変
形量によっては印字が出来ないという問題がある。従っ
てこのような媒体が変形している場合には、印字圧を変
化させたり印字そのものを中止したりしなければならな
い。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、従来では搬送方向に変形している媒体の変形量
を具体的に測定することなく、単に目視で媒体が変形し
ているかあるいは変形していないと判断していた。従っ
て媒体が変形していると目視で判断された場合には、印
字圧を上げるようにし、その変形に打ち勝つ力で印字圧
を行なっている。従って、本来変形していない媒体につ
いてもその目視を誤ると印字圧を上昇して印字が行なわ
れるので、電流の浪費や印字速度が低下するという問題
があった。また逆に変形がある媒体に対して誤って変形
していない媒体と判断された場合には、変形している媒
体については正常な印字品質が得られないという問題が
あった。

従って本発明はこのような問題点を解決するためになさ
れたもので、媒体が搬送方向に沿って４変形しているか
否かを正確に判別することができる変形媒体判別装置を
提供することを課題とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明においては上述した課題を解決するために、搬送
される媒体が搬送方向に沿って変形しているか否かを判
別する装置において、媒体を押圧して搬送させる搬送手
段と、前記搬送手段により押圧された状態で搬送される
媒体の通過長さを測定する第１の測定手段と、媒体を押
圧させず搬送させた時の通過長さを測定する第２の測定
手段とを設け、第１と第２の測定手段により測定された
通過・長さに所定量の差があるとき媒体が変形している
と判別する構成を採用した。

［作　用］ このような構成では、媒体はますローラ等の搬送手段に
より押圧され、その押圧された状態で搬送される媒体の
通過長さが測定される。又媒体が押圧されずに搬送され
たときの媒体の通過長さを測定する測定手段が搬送路に
設けられ、押圧されないときの媒体の通過長さが測定さ
れる。媒体に搬送方向に沿った変形量が無い場合には、
押圧された状態で搬送される媒体の通過長さと押圧され
ずに搬送されるときの通過長さは等しくなるので、媒体
の変形が無いと判断され、一方その両通過長さに差があ
る場合には、媒体に変形があることを示しているので、
媒体が搬送方向に沿って変形していると判断される。

このように媒体が搬送方向に沿って変形していると判断
された場合には、例えばその変形量に従って印字を中止
したりあるいは印字圧を変化させるなど印字を制御する
ようにする。

［実施例］ 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する６ 第１図には本発明装置の具体的な構成を示す実施例が図
示されている。同図において符号ｌで示すものは全体の
制御を行なうＣＰＵであり、このＣＰＵＩは駆動回路２
を介して搬送ローラ３を駆動する信号を送出する。この
搬送ローラ３に圧接して同様な搬送ローラ４が設けられ
る。搬送ローラ４は搬送ローラ３に対して移動できるよ
うに構成されており、搬送ローラ３．４間にＸ方向から
挿入される銀行の預金通帳などの媒体（第１図では図示
せず）を圧接搬送することができる。又搬送ローラ３．
４から所定距離隔てて、ＣＰＵＩがらの信号により駆動
回路５を介して駆動される搬送ローラ６並びにこのロー
ラに圧接される可動の搬送ローラ７が設けられる。

搬送ローラ３．４と６．７間にプラテン８が配置されて
おり、Ｘ方向から搬送ローラ３．４に挿入される媒体が
プラテン８を経て搬送ローラ６．７間を通過してＹ方向
に排出される。このときプラテン８に対向した印字ヘッ
ド（図示せず）により媒体に印字が行なわれる。

第２図に詳細に図示されているように搬送ローラ３．４
には、その間を通過する媒体の通過長さを測定する測定
装置が配置されている。この測定装置は、発光素子１０
と、この発光素子からの光を受光する受光素子１１から
構成されている（以下発光素子ＩＯと受光素子１１から
なるセンサをセンサＡという）、又この搬送ローラ６．
７から少し後方に同様な発光素子１２、及びその発光素
子からの光を受光する受光素子１３が配置される（以下
発光素子１２と受光素子１３からなるセンサをセンサＢ
という）。受光素子１１．１３からの信号はそれぞれＣ
ＰＵＩに内蔵されたカウンタ２１と２２に入力され、各
センサを通過する時の媒体の通過長さが測定される。Ｃ
ＰＵＩには更に記憶装置２３が接続されており、この記
憶装置２３は印字や搬送ローラの駆動を制御するデータ
あるいは通過長さを測定した場合の測定データを記憶す
る。

次にこのように構成された装置の動作を説明する。

搬送ローラ３．４間には第３図に図示したような銀行通
帳などのように変形を発生する媒体２５が挿入される。

まず、第４図媚のステップＳｌに示したようにＣＰＵＩ
内に設けられたカウンタ２１．２２をクリアしておく。

続いて、ステップＳ２で示したように駆動回路２．５に
より搬送ローラ３．６を駆動させ正搬送を開始する。

この搬送により媒体２５は、第５図（Ａ）に図示したよ
うに搬送ローラ３．４により押圧されて移動し始める。

この時媒体２５の先端がセンサＡを通過したか否かが判
断される（ステップＳ３）。センサＡを通過すると、受
光素子１１が遮光されるので、この時点でカウンタ２１
のカウントアツプを開始する（ステップＳ４）。媒体２
５が第５図（Ｂ）に図示したように更に搬送されて、セ
ンサＢに近接する。このときステップＳ５で媒体２５の
先端がセンサＢを通過したか否かが判断される。通過し
た場合には、受光素子１３が遮光されるので、このとき
の信号でカウンタ２２のカウントア・ンブを開始する（
ステップＳ６）。

続いて第５図（Ｃ）に図示したように媒体２０の後端が
センサＡを通過したか否かが判断され（ステップＳ７）
、通過したと判断された場合には、受光素子１１が再び
発光素子ｌＯからの光を受光するので、このときの信号
をカウンタ２１に入力し、ステップＳ８でカウンタ２１
を停止させる。そのカウント値ｎｌを記憶装置２３に記
憶する。更に媒体２５の搬送が進み第５図（Ｄ）で図示
したように媒体の後端がセンサＢを通過した時同様に受
光素子１３の受光に同期してカウンタ２２を停止し、そ
のカウント値ｎ２を同様に記憶装置２３に記憶する（ス
テップＳ９．ステップ５１０）。その後ステップＳｌｌ
で正搬送を停止する。

カウンタ２１に記憶されているカウント値ｎ１は媒体２
５を押圧した状態で搬送したときセンサＡを通過する通
過長さを表わしており、父方カウンタ２２のカウント値
ｎ２は媒体が押圧されず搬送されたときセンサＢを通過
する通過長さを示しているので、ステップＳＬ２におい
てカウント値ｎ１と０２の差を演算し、その差が許容差
以内か否かを判断する。媒体２５に変形がある場合には
当然その差となって表れるので、差があらかじめ設定さ
れた許容差以内ならば変形しでいない媒体と判断し、ま
た差が大きければ搬送方向に変形している媒体と判断す
る（ステップ５１３．１４）。

なお、媒体に変形がないと判断された場合は。

通常の印字を行ない、また変化があると判断された場合
は、その変形量に応じて印字圧を調節したり、あるいは
印字を中止したりするようにする。

尚上述した実施例では媒体２５が斜めになることなく搬
送された場合であるが、スキューした検酪（即ち斜行し
て挿入される）状態であっても、変形しでいる場合と変
形していない場合で通過長さの距離の差が測定されるこ
とになり、挿入方向に関係無く搬送方向に沿った媒体の
変形量を測定することが可能になる。

さらに搬送速度が異なってもその相違は同様にカウント
値に現れるので、搬送速度に関係なく変形の有無を判別
することができる。

また、センサＡは、最初の搬送ローラ３．４のところで
なく、後方の搬送ローラ６．７のところに配置するよう
にしてもよい。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、媒体
を押圧させて搬送したときの通過長さと、押圧させない
状態で搬送させたときの通過長さの差を測定し、それに
より変形媒体が搬送方向に沿って変形しているか否かを
判断するようにしているので、正確に媒体の変形量を測
定することが可能になる。

この場合変形があると判断された場合には、その変形量
に従って印字圧を変化させ、印字品質を向上させること
ができる。又変形していない媒体については、正常に変
形していないと判断されるので、電力の削減や印字速度
を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の概略構成を示すブロック図、第２
図は通過長さを測定するセンサの配置を示した斜視図、
第３図は搬送される媒体の形状を示した説明図、第４図
は変形媒体の変形の有無を判別する制御の流れを示す流
れ図、第５図（Ａ）〜（Ｄ）は媒体の通過を示す説明図
である６１−ＣＰ　Ｕ ３．４．６．７・・・搬送ローラ １０．１２−・・発光素子 １１．１３−・−受光素子 １０治りｙ 【〉吋の糾７ｍｌ 濾フ図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）搬送される媒体が搬送方向に沿って変形しているか
   否かを判別する装置において、 媒体を押圧して搬送させる搬送手段と、 前記搬送手段により押圧された状態で搬送される媒体の
   通過長さを測定する第１の測定手段と、媒体を押圧させ
   ず搬送させた時の通過長さを測定する第２の測定手段と
   を設け、 第１と第２の測定手段により測定された通過長さに所定
   量の差があるとき媒体が変形していると判別することを
   特徴とする変形媒体判別装置。 ２）前記搬送手段により搬送される媒体に印字を行なう
   印字装置を設け、媒体が変形していると判別された場合
   変形量に従って印字を制御することを特徴とする請求項
   第１項に記載の変形媒体判別装置。