JPH0463995A - 流体圧縮機 - Google Patents

流体圧縮機

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Publication number
JPH0463995A
JPH0463995A JP17334190A JP17334190A JPH0463995A JP H0463995 A JPH0463995 A JP H0463995A JP 17334190 A JP17334190 A JP 17334190A JP 17334190 A JP17334190 A JP 17334190A JP H0463995 A JPH0463995 A JP H0463995A
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JP
Japan
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cylinder
blade
bearing
rod
side end
Prior art date
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Application number
JP17334190A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kumazawa
健志 熊沢
Masayuki Okuda
正幸 奥田
Takuya Hirayama
卓也 平山
Kanji Sakata
坂田 寛二
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0463995A publication Critical patent/JPH0463995A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、例えば冷凍サイクルの冷媒ガスを圧縮する
流体圧縮機に係り、特に、螺旋ブレードを備えた流体圧
縮機に関する。
(従来の技術) 従来より、圧縮機として、レシプロ方式、ロータリ方式
等、各種のものが知られている。しがしながら、これら
の圧縮機においては、回転力を圧縮機部に伝達するクラ
ンクシャフト等の駆動部や、圧縮部の構造が複雑であり
、また、部品点数も多い。更に、従来の圧縮機では、圧
縮効率を高めるために、圧縮機の吐出側に逆止弁を設け
る必要がある。しかしながら、この逆止弁の両サイドの
圧力差は非常に大きく、逆止弁からガスがリークし易い
。したがって、圧縮効率が低い。このような問題を解消
するためには、各部品を寸法精度および組立て精度も高
くする必要があり、その結果、製造コストが高くなる。
近年、上記のような問題を解決するものとして、螺旋ブ
レードを備えた流体圧縮機が提供されている。
第5図に従来の螺旋ブレード方式の流体圧縮機の主要部
の構成を示す。図において、シリンダ101の内側には
偏心量eだけ偏心して配置され、シリンダ101に対し
て相対的に偏心回転運動する回転体である回転ロッド1
02が設けられている。またロッド102の外周面には
ロッド102のほぼ全長にわたって螺旋溝103が形成
されており、螺旋溝103には螺旋状のブレード104
が嵌合されている。ブレード104の外周面はシリンダ
101の内周面に密着しており、シリンダ101に対す
るロッド102の旋回運動に伴なってブレード104は
螺旋溝103内をロッド102の径方向に摺動する。ま
たシリンダ101及びロッド102の両端はそれぞれ軸
受105.106により回転自在に支持されており、各
軸受105.106にはそれぞれガスの吸込み口107
及び吐出口108が設けられている。そして螺旋溝10
3のピッチは吸込み口107から吐出口108に向って
除々に小さくなっている。
従ってシリンダ101及びロッド102を相対的に旋回
運動させると、吸込み口107からシリンダ101とロ
ッド102との間に形成された空間に吸込まれたガスな
どの被圧縮流体は、上記空間に閉じ込められた状態で吐
出口108側まで搬送され、この間流体は除々に圧縮さ
れて最終的に吐出口108から吐出される。
なお、ウッド102の吸込み側及び吐出側の端部にはそ
れぞれ支持軸109a、109bが同心上に設けられて
おり、それぞれ軸受105,106に回転自在に嵌合し
ている。そして支持軸1゜9aの長さE、は支持軸10
9bの長さ!!4より長くなっている。
上記のように構成された従来の流体圧縮機においては、
ブレード104が流体を圧縮するときの負荷点は吐出側
に近くなる。この状態を第6図により説明する。(b)
はシリンダ101及びロッド102を端面側から見た図
であり、(a)。
(C)はブレード104によって形成された空間である
作動室を軸方向に左右に分割して、左右の力を比較して
示した図である。例えば作動室は4分割されており、各
作動室におけるブレード1゜4に作用する力を吸込み口
側から順次P I *  P 2 +p、、p4とする
。またブレード104の吸込み口側の力をPo、吐出口
側の力をP6とすると、ブレード104のロッド102
の中心軸に対する角度は吐出口側に近づくに従って小さ
くなるので、下記の式(1)に示すようになる。
P、≦P 、< P 2 < P 3 < P 4≦P
、 ・・・(1)また各作動室を区分するブレード10
4の表面積をそれぞれS、、Sl、S2.Sl、  s
4゜S6とし、それぞれの吸込み口に近い側の半周骨の
面積に添字aを付し、遠い側の半周骨の面積に添字すを
付すと、各面積Sの間には下記の式(2)(3)に示す
関係がある。
(Sl−5t−)  弁 (S 2−   S 2−)
=F (Sl、−83,)  i (S4.−54.)
  ・・・ (3)従って各ブレードに作用する負荷は
、軸方向に左右に分割された両側で相殺されるので、式
(1)。
(2)、(3)から式(4)が得られる。
P4  (S4−S4b) >P3’ (s3− 53
b)>P2  (S2− 52b)>Pl (Sl−S
lb)・・・(4) 式(4)から明らかなように、吐出口側の作動室に負荷
点が近くなるため、吸込み口側と吐出口側とでロッド1
02に作用する回転方向の力の差が発生する。この結果
ロッド102にねじりが発生し、ブレード104に倒れ
モーメントが生じて、性能の悪化や破損の原因ともなる
おそれがあった。
一方、ロッド102の両端の支持軸109a。
109bは吸込み口側の支持軸109aが吐出口側の支
持軸109bより長いため、ロッド102のねじりに対
する抵抗が吐出側の方が小さく、前記問題点をより大き
くしていた。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、従来の流体圧縮機によれば、ロッド1
02のブレード104に負荷される流体圧縮時の負荷点
が吐出口側に近くなり、吸込み口側との間の圧力差によ
りブレード104の倒れモーメントが生じ、性能の悪化
や破損の原因となるという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、シリン
ダ内に設けられた回転ウッドの軸方向のカの分布を均一
にし、性能の悪化や破損の発生を防止して信頼性の高い
流体圧縮機を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明は、吸込端側の軸
受部材と吐出端側の軸受部材とで両端が密閉支持された
回転可能なシリンダと、このシリンダの軸方向に沿って
偏心して配置され、前記シリンダの内周面に一部が接触
した状態で前記シリンシダと相対的に旋回可能な円筒状
の回転体と、前記シリンダを回転自在に支持するととも
に、前記回転体の両端をそれぞれ支持する長さの長い主
軸受及び長さの短い副軸受と、前記回転体の外周に設け
られ前記シリンダの吸込み側端から吐出側端へ向って除
々に小さくなるピッチで形成された螺旋状の溝と、この
溝内に回転体の径方向に沿って摺動自在に嵌合されると
ともに、前記シリンダの内周面に密着した外周面を有し
、前記シリンダの内周面と前記回転体の外周面との間の
空間を複数の作動室に区画する螺旋状のブレードと、前
記回転体を前記シリンダに対して同期回転させ、前記シ
リンダの吸込み側端から前記作動室に流入した流体をシ
リンダの吐出側の作動室へ順次移送し、シリンダの吐出
側端から外部に吐出する駆動手段とを具備した流体圧縮
機において、前記副軸受側を吸込み側端とし、前記主軸
受側を吐出側端としたことを特徴としている。
(作用) 上記の構成によると、回転体であるロッドの吸込み側端
を長さの短い副軸受により支持し、吐出側端を長さの長
い主軸受により支持することにより、吐出側端を強固に
支持することができる。
従って負荷点が主軸受側に近くなり、圧力差によりブレ
ードの倒れモーメントが少くなって、ロッドのねじりの
発生を防止し安定した作動を行なうことができる。
(実施例) 以下図面を参照しながら、この発明の実施例について詳
細に説明する。
第1図は、この発明を、冷凍サイクルの冷媒を圧縮する
ための密閉型圧縮機に適用した実施例を示している。
圧縮機1は、密閉ケース2と、密閉ケース2内に配設さ
れた駆動手段としての電動機部3および圧縮部4とを備
えている。電動機部3は、ケース2の内面に固定された
略環状のステータ5と、ステータ5の内側に設けられた
環状のロータ6とを有している。
圧縮部4は、シリンダ7を有し、このシリンダ7の外周
面にロータ6が同軸的に固定されている。
シリンダ7の両端は、ケース10の内面にそれぞれ固定
された主軸受8、及び副軸受9により回転自在に支持さ
れているとともに気密に閉塞されている。特に、シリン
ダ7の右端部、つまり、吸込み側端部は、軸受8に、シ
リンダの左端部、つまり、吐出側端部は、軸受9にそれ
ぞれ回転自在に支持されている。軸受8,9は、シリン
ダ7の端部内に回転自在に挿入されたボス部8a、9a
と、ボス部よりも大径でケース2の内面に固定された基
部8b、9bをそれぞれ備えている。したがって、シリ
ンダ7およびこれに固定されたロータ6は、軸受8,9
によりステータ5と同軸的に支持されている。
シリンダ7内には、シリンダの内径よりも小さな径を有
する円柱形状の回転ロッド11がシリンダの軸方向に沿
って配設されている。ロッド11は、鉄系等の金属で形
成されている。ロッド11は、その中心軸Aがシリンダ
7の中心軸Bに対して距離eだけ偏芯して位置している
とともに、その外周面の一部はシリンダの内周面に線接
触している。
回転ロッド11の両端部には、支持軸12a。
12bがそれぞれ突設されている。これらの支持軸12
a、12bは、軸受8,9に形成された軸受孔8c、9
cに回転自在に挿入されている。ここで支持軸12aの
長さ21は支持軸12bの長さe2より長くなっている
第1図ないし第4図に示すように、一方の支持軸1.2
 bには、断面正方形状の角柱部13が形成されている
。この角柱部13には、矩形状の長孔14を有するオル
ダムリング15が装着されている。つまり、角柱部13
はリング15の長孔14内に挿入され、リングは長孔に
沿って摺動自在に嵌合されている。リング15には、長
孔14の長手方向と直交して径方向に延びる一対の透孔
が形成され、これらの透孔にビン16の一端部が摺動自
在に挿入されている。各ピン16の他端部は、シリンダ
7に形成された透孔17内に固定されている。なお、各
透孔17の外端はギヤ・ノブ18により気密に閉塞され
ている。
上記構成のオルダムリング15により、口、ソド11は
シリンダ7に対してシリンダの径方向偏心自在に支持さ
れている。従って、電動機部3に通電してシリンダ7が
ロータ6と一体的に回転されると、シリンダの回転力は
オルダムリング15を介して回転ロッド11に伝達され
る。その結果、ロッド11は、その一部がシリンダ7の
内周面に接触した状態でシリンダ内で内転され、シリン
ダ7に対して旋回運動する。
第1図ないし第3図に示すように、回転口・ソド11の
外周面には、ロッドの両端間を延びる螺旋状の溝19が
形成されている。そして、溝19は、そのピッチがシリ
ンダ7の左端から右端に向って、つまり、シリンダの吸
込み側から吐出側に向って除々に小さくなるように形成
されている。また、溝19の全長は、後述するブレード
21の全長よりも大きく、ロッド11をシリンダ7に組
み込んだ状態に於て、溝]−9の端とブレード21の端
との間には第3図に示すように、ギヤ・ンプGが設けら
れている。
ギャップGは、ロッド11に対するブレード21の相対
移動、特に旋回運動を許容するために設けられている。
両ギャップGの長さを合計した寸法は、シリンダ7に対
するロッド11の偏心量eの約2倍以上に設定されてい
る。なお、ここで、例えば、ブレード21の熱膨張等に
よりギヤ・ンプの合計寸法が偏心量eの正確に2倍とは
成らず2倍以下になる場合がある。この点を考慮して、
上記合計寸法は偏心量eの略2倍以上に設定されている
ロッド11の溝19には、第2図および第3図に示す螺
旋状のブレード21が嵌合されている。
このブレード21は合成樹脂等の弾性材料によって形成
されており、その弾性を利用して溝19にねじ込むこと
により溝内に装着される。ブレード21の厚さは溝19
の幅と略一致している。ブレード21の両端部は、それ
ぞれロッド11の軸に直角な平面内に位置しているとと
もに、ギャップGをおいて溝19の端に臨んでいる。な
お、ブレード21を溝19に装着する際、ブレードは溝
の一端側に偏って、つまり、ブレードの一端側にギャッ
プ2Gが生じるように、設けられていてもよい。そして
、ブレード21の各部は、溝19に対して回転ロッド1
1の径方向に沿って進退自在となっている。また、ブレ
ード21の外周面はシリンダ7の内周面に密着している
そして、第1図に示すように、シリンダ7の内周面とロ
ッド11の外周面との間の空間は、ブレード21により
複数の作動室22に仕切られている。各作動室22は、
ブレード21の隣合う2つの巻き間に規定されており、
第4図に示すように、ブレード21に沿ってロッド11
とシリンダ7の内周面との接触部から次の接触部まで伸
びた略三日月状をなしている。そして、作動室22の容
積は、シリンダ7の吸込み側から吐出側に行くに従って
除々に小さくなっている 第1図に示すように、シリンダ7の吸い込み側端部を支
持した軸受9には、シリンダ7の軸方向に延びる吸込み
孔23が貫通形成されている。この吸込み孔23の一端
は、シリンダ7の吸込み側端内に開口し、他端は冷凍サ
イクルの吸込みチューブ24に接続されている。また、
シリンダ7の吐出側端部を支持した軸受8には吐出孔2
5が形成されている。吐出孔25の一端はシリンダ7の
吐出側端内に開口し、他端は、ケース2内部に開口して
いる。なお、吐出孔25はシリンダ7に形成されていて
もよい。
また、ロッド11内部には、ロッドの左端から略中間ま
で伸びた油導入通路26が形成されている。通路26の
左端は、軸受9に形成された通路27、および導入管2
8を介してケース2内部、特にケースの底部に連通して
いる。通路26の右端は、ロッド11に形成された溝1
9の底に開口している。ケース10の底には、潤滑オイ
ル29が溜められている。従って、ケース2内の圧力が
上昇すると、オイル29は導入管28、通路27゜26
を通して溝19の底とブレード21との間の空間に導入
される。
第1図及び第2図に示すように、回転ロッド11の吸い
込み側端部の外周面には、吸い込み溝31が形成されて
いる。溝31は、ロッド11の軸方向に延びているとと
もに、螺旋溝19よりも深く形成されている。溝31の
一端はロッド11の大径部11aの端面に開口して、他
端は、作動室22の内、最もシリンダ7の吸い込み側端
に位置した1番目の作動室に連通ずる位置まで延びてい
る。そのため、吸い込みチューブ24からシリンダ7内
に吸い込まれた冷媒ガスは、吸い込み溝31を通って1
番目の作動室22に途切れることなく確実に導入される
第1図において、参照符号32は、ケース2内部に連通
した吐出チューブを示している。
次に、以上のように構成された圧縮機の動作について説
明する。
まず、電動機部3に通電されると、ロータ6が回転し、
これと一体にシリンダ7も回転する。同時に、回転ロッ
ド11は、外周面の一部がシリンダ7の内周面に接触し
た状態で回転駆動される。
このような、ロッド11とシリンダ7との相対的な偏心
回転運動は、伝達手段、つまり、支持軸12bの角柱部
13に設けられたオルダムリング15によって確保され
る。
ブレード21は、油導入路26を通して螺旋溝19の底
に導入された潤滑オイルの圧力により、シリンダ7の外
周面に向かって押圧され、ブレードの外周面はシリンダ
7の内周面に密着している。
そのため、ブレード21とシリンダ7との間の摩擦力が
ブレードとロッド11との間の摩擦力よりも大きく、ブ
レード21はその外周面がシリンダ7の内周面に接触し
た状態で回転する。そして、ブレード21の各部は、ロ
ッド11に対して旋回運動を行なう。
このようにしてブレード21の各部は、ロッド11の外
周面とシリンダ7の内周面との接触部に近づくに従って
溝19内に押込まれ、接触部から離れるに従って、溝か
ら飛出す方向に移動する。
つまり、ブレード21の各部は、ロッド11に対してシ
リンダ7の径方向に相対移動する。さらにブレード21
が挾持された溝19は、圧縮機の組立て状態でロッド1
1が旋回運動できる長さ以上に、ブレード21の端より
も長く形成されていて遊び部分Gを有している。従って
ブレード21はロッド11に対して旋回運動し、シリン
ダ7に対してほとんど摺動することなく一体的に回転す
る。
一方、圧縮部4が作動されると、吸込みチューブ24お
よび吸込み孔23を通して、シリンダ7に冷媒ガスが吸
込まれる。このガスは、導入溝31を通り、まず、シリ
ンダ7の最も吸込み側に位置した第1の作動室22内に
閉こめられる。そして、回転ロッド11の回転に伴い、
上記ガスはブレード21の隣接する2つの巻き間に閉込
められた状態で、順次吐出側の作動室に移送される。そ
して、作動室22の容積は、シリンダ7の吸込み側から
吐出側に行くに従って除々に小さくなっていることから
、冷媒ガスは、吐出側へ移送される間際々に圧縮される
。そして、圧縮された冷媒ガスは、軸受8に形成された
吐出孔25からケース2内に吐出され、更に、吐出チュ
ーブ32を通して冷凍サイクル内に戻される。
吐出された冷媒ガスによりケース2内の圧力が上昇する
と、ケース内部に蓄えられている潤滑オイル29は加圧
され、油導入路26を通って螺旋溝19の底とブレード
21との間の空間に導入される。そのため、ブレード2
1は、油圧により溝19から飛び出す方向、つまり、シ
リンダ7の内周面に向かって押圧される。従って、ブレ
ード21の外周面はシリンダ7の内周面に常に密着した
状態に保持される。その結果、作動室22相互間のガス
リークを確実に防止することができる。
以上のように構成された圧縮機によれば、回転ロッド1
1に形成された溝19はシリンダ7の吸込み側から吐出
側に向って除々にピッチが小さくなるように形成されて
いる。つまり、ブレード21によって仕切られた作動室
22は、吐出側に向って除々に容積が小さくなるように
形成されている。したがって、作動室22を通して、冷
媒ガスを、シリンダ7の吸込み側から吐出側に移送する
間に冷媒ガスを圧縮することができる。また、冷媒ガス
は、作動室22内に閉込められた状態で移送かつ圧縮さ
れるため、圧縮機の吐出側に吐出弁を設けない場合でも
、ガスを効率よく圧縮できる。
本実施例によれば、ロッド11の吐出側端の支持軸12
aを吸込み側端の支持軸12bより長くしたので、流体
圧縮時のブレード21に加わる力の負荷点は吐出側に近
(なり、圧力差によるブレード21の倒れモーメントが
小さくなり、ロッドのねじりの発生を防止して安定した
状態で回転させることができる。この結果流体圧縮機の
信頼性が向上する。
また、ブレード21はシリンダ7に対してほとんど摺動
することなく一体的に回転するので、ブレード21とシ
リンダ7の摺動損失を低減することができ、効率を向上
させることができる。
さらに吐出弁を省略できることから、圧縮機の構成の簡
略化および備品点数の削減を図ることができる。また、
電動機部3のロータ6は圧縮部4のシリンダ7によって
支持されていることから、ロータを支持するための専用
の回転軸や軸受等を設ける必要がない。したがって、圧
縮機の構成の一層の簡略化および部品手数の削減が可能
となる。
なお、この発明は上述した実施例に限定されることなく
、この発明の範囲内で種々変形可能である。例えば、本
発明は冷凍サイクルに組み合わされる圧縮機に限らず、
他の圧縮機にも適応することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、螺旋ブレード
方式の流体圧縮機において、副軸受側を吸込み側端とし
、主軸受側を吐出側端としたので、負荷点が主軸受に近
くなり、圧力によるロッドの変形が少くなり、ロッドを
安定した状態で回転させることができる。この結果流体
圧縮機の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の構成を示す縦断面図、第
2図は同じく分解図、第3図は同じくロッドを示す斜視
図、第4図は第1図のC−C線断面図、第5図は従来の
流体圧縮機の一例の要部の構成を示す説明図、第6図は
同じく各部の圧力及びブレード面積を示す説明図である
。 1・・・圧縮機 3・・・駆動手段(電動機部) 7・・・シリンダ 8・・・主軸受 9・・・副軸受 11・・・回転体(回転ウッド) 19・・・溝 21・・・ブレード 22・・・作動室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 吸込端側の軸受部材と吐出端側の軸受部材とで両端が密
    閉支持された回転可能なシリンダと、このシリンダの軸
    方向に沿って偏心して配置され、前記シリンダの内周面
    に一部が接触した状態で前記シリンシダと相対的に旋回
    可能な円筒状の回転体と、前記シリンダを回転自在に支
    持するとともに、前記回転体の両端をそれぞれ支持する
    長さの長い主軸受け及び長さの短い副軸受と、前記回転
    体の外周面に設けられ前記シリンダの吸込み側端から吐
    出側端へ向って除々に小さくなるピッチで形成された螺
    旋状の溝と、この溝内に前記回転体の径方向に沿って摺
    動自在に嵌合されるとともに、前記シリンダの内周面に
    密着した外周面を有し、前記シリンダの内周面と前記回
    転体の外周面との間に空間を複数の作動室に区画する螺
    旋状のブレードと、前記回転体を前記シリンダに対して
    同期回転させ、前記シリンダの吸込み側端から前記作動
    室に流入した流体をシリンダの吐出側の作動室へ順次移
    送し、シリンダの吐出側端から外部に吐出する駆動手段
    とを具備した流体圧縮機において、前記副軸受側を吸込
    み側端とし、前記主軸受側を吐出側端としたことを特徴
    とする流体圧縮機。
JP17334190A 1990-06-30 1990-06-30 流体圧縮機 Pending JPH0463995A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102352522A (zh) * 2011-10-31 2012-02-15 哈尔滨工业大学 Ni-Co-B合金代硬铬镀层的电沉积制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102352522A (zh) * 2011-10-31 2012-02-15 哈尔滨工业大学 Ni-Co-B合金代硬铬镀层的电沉积制备方法

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