JPH0463989A - スクリュ圧縮機のパッケージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、装置を覆う防音カバーであるスクリュ圧縮機
のパッケージに関するものである。

（従来の技術） 従来、スクリュ圧縮機の騒音低減化のために、装置を覆
う防音カバーであるパッケージが用いられている。そし
て、このパッケージを用いた空冷仕様のスクリュ圧縮機
、即ち空冷パッケージ形スクリュ圧縮機では、圧縮機本
体から吐出される圧縮ガス、および圧縮機本体の内外に
循環させる潤滑油を空冷するための通風の必要性から、
パッケージには、その内部に空気を導くための吸気口と
、昇温した空気を外部に排出するための排気口のそれぞ
れを必ず一つ以上膜けである。

このため、ユーザ側では、この吸気口、排気口に合わせ
て、或は装置のメンテナンスを考慮して、必要スペース
を確保できる位置を選定して上記装置の設置が行われて
いる。

（発明が解決しようとする課題） 上記従来のパッケージを用いた装置では、第１１図に示
すように、例えば左側面に吸気口を、右側面に排気口を
有するパッケージ２１の場合には、左右両側に寸法りの
吸排気のためのスペースも含めたメンテナンススペース
２２を確保する必要があり、この寸法りは作業者が自由
に出入りできることも考慮して、通常０．５〜１．０ｘ
程度となる。

このように、このメンテナンススペース２２は作業者が
出入り可能なものであることを要するため、圧縮機の容
量がある程度以下の小形の機種になってもメンテナンス
スペース２２は小さくならず、小形の場合にはむしろパ
ッケージ２２の底面積よりもメンテナンススペース２２
の方が大きくなることが少なくない。

換言すれば、上述した装置では吸気口、排気口をメーカ
側で自由に定めて、これに合わせて設置に際し必要なス
ペースをユーザ側に要求できるという考え方に基づいて
設計がなされる傾向が強かった。

しかしながら、地価高騰の影響で、装置の設置スペース
の最小化を求めるユーザの要求がますます強まりつつあ
る最近では、上述の如く大きなメンテテンススペースを
必要とすることは問題であり、特に大部市程スペース上
の問題は大きい。

本発明は、上記従来の問題点を課題としてなされたもの
で、ユーザ側のスペース事情に合わせて装置を設置可能
とし、かつ必要スペースの縮小化を可能としたスクリュ
圧縮機のパッケージを提供しようとするものである。

（課題を解決するための手段） 上記課題を解決するために、本発明は、前面下部に形成
した吸気口と、上面および両側面上部に、任意にいずれ
かを開口させ、他は閉鎖して、選択的使用可能に形成し
た排気口と、圧縮機を配設し、上記吸気口に連通させに
装置収納空間とは仕切部材により仕切られ、この仕切部
材に形成した開口部により上記装置収納空間と連通し、
かつ上記排気口のいずれにも連通させて形成した排気案
内室とを設けて形成した。

（作用） 上記のように構成することにより、適宜位置の排気口を
開口させて例えば部屋の隅の壁に密着して装置を設置す
ることが可能となり、必要スペースを小さくする。

（実施例） 次に、本発明の一実施例を図面にしたがって説明する。

第１図、第２図は、本発明の第１実施例に係るパッケー
ジｌを適用した空冷パッケージ形スクリュ圧縮機を示し
、前面下部に吸気口２と、上面および両側面の上部にそ
れぞれ一箇所ずつ排気口３とが形成しである。また、圧
縮機を配設し、吸気口２に連通させた装置収納空間４と
は仕切部材５により仕切られ、この仕切部材５に形成し
た開口部６により装置収納空間４と連通し、かつ三箇所
の排気口３のいずれにし連通させた排気案内室７がパッ
ケージｌの上部に形成しである。この装置収納空間４の
上部には圧縮機本体へ供給して循環使用する潤滑油、お
よび圧縮機本体より吐出した圧縮空気を冷却するための
熱交換器８，９、その上方に冷却ファンｌＯが、また排
気案内室７内には吸音板１】が設けである。

さらに、三箇所の排気口３は同じ寸法形状に形成してあ
り、その外側に周辺を囲む状態でガイド溝１２を形成し
て、蓋板１３がガイド溝１２に沿って自由に摺動できる
ように形成しである。

例えば、ユーザ側のスペース事情から排気口３を上面に
したい場合には、第１図に示すように上面の排気口３を
開口させる一方、左右両側面の排気口３を蓋板Ｉ３によ
り閉じる。そして、冷却ファンＩＯにより吸気口２より
吸込んだ空気で、装置収納空間４内の冷却用潤滑油およ
び圧縮機より吐出された圧縮空気を熱交換器８，９を介
して冷却した後、昇温した空気を矢印で示すように開口
部６を経て上面の排気口３より排出するようになってい
る。また、排気される空気は冷却ファン１０により送り
出されて吸音板１１に当たり、その後曲折して排気口３
より排気される過程で吸音されるようになっている。

以上は上面の排気口３を開口させた場合であるが、左、
右側方に排気させたい場合は、排気させたい側の排気口
３を開口させて、他の排気口３を蓋板■３で閉じればよ
く、その他については上記の例と同様である。

このように、上記パッケージ１を用いると、ユーザ側で
使用する排気口３を自由に選択できるので、第３図、第
４図に示すようユーザ側のスペース事情に応じて左側面
或は右側面の排気口３を閉じて室内角部の壁１４に近接
させて設置できる。

また、排気口３を適宜選択的に使用可能としたため、第
５図〜第７図に示すように排気口３にダクト１５を接続
するのも容易となる。即ち、第５図はパッケージ１の上
方空間を利用し易い場合、第６図は天井が低く、左方に
排気し易い場合、第７図は天井が低く、パッケージｌを
左方の壁に密着させているため右方に排気し易い場合を
示している。

第８図〜第１０図は、本発明の第２実施例に係るパッケ
ージ１ａを適用した空冷パッケージ形スクリュ圧縮機を
示し、第１図、第２図に示す装置とは排気案内室の部分
が異なる点を除いて、他は実質的に同一であり、互いに
対応する部分には同一番号を付して説明を省略する。

即ち、この第２実施例では、背面側の上部に排気案内室
７を設けるとともに、流路壁１６および背面Ｉ７に冷却
ファン１０より送り出されてきた空気を当てて、曲折さ
せることにより吸音を図つている。

なお、上記実施例では排気口３の開閉はガイド溝１２に
蓋板１３を摺動させるようにしたものを示したが、本発
明はこの開閉機構を何ら限定するものでなく、この他排
気口３側にその三辺に沿って突状部を、また蓋板１３側
に凹溝を形成して上記実施例とは凹凸逆にしたもの、或
は蝶番により蓋板を開閉可能に取付けたものであっても
よく、それぞれの大きさ、形状も必ずしも同一である必
要はない。

（発明の効果） 以上の説明より明らかなように、本発明によれば、前面
下部に形成した吸気口と、上面および両側面上部に、任
意にいずれかを開口させ、他は閉鎖して、選択的使用可
能に形成した排気口と、圧縮機を配設し、上記吸気口に
連通させた装置収納空間とは仕切部材により仕切られ、
この仕切部材に形成した開口部により上記装置収納空間
と連通し、かつ上記排気口のいずれにも連通させて形成
した排気案内室とを設けて形成しである。

このため、ユーザ側のスペース事情に合わせて、開口さ
せる排気口、閉鎖する排気口を適宜選択することにより
、例えば使用可能な室内角部がいずれの方向にあっても
その壁に近接させて設置することも可能になり、装置の
設置場所の制約をなくすとともに、設置スペースも小さ
くてきる他、排気ダクトの取付けも容易になる等の効果
を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例に係るパッケージを適用し
た空冷パッケージ形スクリュ圧縮機の一部破断圧面図、
第２図は第１図に示す装置の蓋板部分の部分拡大平面図
、第３図、第４図は装置の設置例を示す概略配置図、第
５図〜第７図は排気ダクト取付例を示す概略部分縦断面
図、第８図〜第１θ図は本発明の第２実施例に係るパッ
ケージを適用した空冷パッケージ形スクリュ圧縮機の正
面図、一部破断側面図、平面図、第１１図は従来のパッ
ケージを適用した空冷パッケージ形スクリュ圧縮機の設
置状態を示す平面図である。 １、ｌａ・・・パッケージ、２・・・吸気口、３・・・
排気口、４　装置収納空間、５・・・仕切部材、６・・
・開口部、７・排気案内室、１２・・カイト溝、！３・
・・蓋板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）前面下部に形成した吸気口と、上面および両側面
   上部に、任意にいずれかを開口させ、他は閉鎖して、選
   択的使用可能に形成した排気口と、圧縮機を配設し、上
   記吸気口に連通させた装置収納空間とは仕切部材により
   仕切られ、この仕切部材に形成した開口部により上記装
   置収納空間と連通し、かつ上記排気口のいずれにも連通
   させて形成した排気案内室とを設けて形成したことを特
   徴とするスクリュ圧縮機のパッケージ。