JPH0463949A - 電磁ピックアップの信号処理回路 - Google Patents

電磁ピックアップの信号処理回路

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JPH0463949A
JPH0463949A JP17403790A JP17403790A JPH0463949A JP H0463949 A JPH0463949 A JP H0463949A JP 17403790 A JP17403790 A JP 17403790A JP 17403790 A JP17403790 A JP 17403790A JP H0463949 A JPH0463949 A JP H0463949A
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JP
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signal
electromagnetic pickup
circuit
level
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JP17403790A
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Inventor
Kunihiro Abe
邦宏 阿部
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ノイズによる制御系の誤動作を防止する電磁
ピックアップの信号処理回路に関する。
[従来の技術] 周知のように、電磁ピックアップは非接触の回転センサ
として広く使われており、例えば自動車などの車輌のエ
ンジン制御においては、エンジンのクランクシャフトに
連設する円板状のロータに突起を設け、この突起を非接
触で検出することによりエンジンのクランク位置を検出
して点火時期制御、燃料噴射制御を行なうようになって
いる。
上記電磁ピックアップの出力は、非検出体との間の磁束
変化dφ/dtに比例した交流電圧であるため、通常、
制御系では、第5図に示すように、交流波形をクリップ
するクリップ回路50、及び、このクリップ回路からの
信号を所定のスライスレベルと比較してパルス信号を出
力するスライス回路51などから構成される信号処理回
路52に上記電磁ピックアップの出力信号を通し、ノイ
ズを除去してパルス信号に変換している。
この場合、上記信号処理回路52では、クリップ回路5
0にてツェナーダイオードDにより波形の上部をクリッ
プし、この信号のレベルに応じてスライス回路51のト
ランジスタQにより電源VCCからコンデンサCへの充
電を制御し、コンパレータCPのスライスレベルを上記
電磁ピックアップからの信号レベルに応じて可変するこ
とによりノイズを除去してパルス信号に変換するように
している。
また、例えば特開昭63−274212号公報には、電
磁ピックアップからの入力信号をスレッシュホルドレベ
ルと比較して比較結果に応じたレベルの信号を出力する
コンパレータ(スライス回路)に対し、電磁ピックアッ
プからの入力信号のレベルによって変化する第1のスレ
ッシュホルドレベル(スライスレベル)と、ゼロ電位近
傍のほぼ一定の第2のスレッシュホルドレベルとに、上
記コンパレータの出力に応じてスレ・ンシュホルドレベ
ルを切換える技術が開示されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記電磁ピックアップは被検出体の回転
数に比例して出力電圧が変化するため、上記電磁ピック
アップの出力電圧が大きくなった場合、電磁ピックアッ
プの出力信号をパルス信号に変換する際にスライス回路
51で扱える電圧レベルには限界があり、また、電磁ピ
ックアップの取付は位置のばらつきによる出力電圧のば
らつきを考慮すると、このスライスレベルはあまり高く
することはできない。
従って、上記電磁ピックアップの出力電圧が大きく、た
とえノイズが混入してもS/N比が十分大きい場合にお
いても、スライス回路51で扱える電圧範囲となるよう
入力段のクリップ回路50で上記電磁ピックアップの正
規波形の上部を切取るため、ノイズはそのt家クリップ
回路を通過して結果的にノイズマージンが小さくなって
しまう。
特に、クリップ回路50を通過したノイズが電磁ピック
アップの出力電圧の上昇とともにレベルが上昇するよう
なものである場合、S/N比が大幅に悪化し、ノイズを
含んだパルス信号が出力されて上記電磁ピックアップを
使用した制御系が誤動作を起こすおそれがあり、制御系
全体の信頼性低下を招く原因となる。
[発明の目的コ 本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、電磁ピッ
クアップの信号とともにレベルの上昇するノイズに対し
ても、S/N比を悪化させることなくノイズを除去し、
制御系の誤動作を防止することのできる電磁ピックアッ
プの信号処理回路を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明による電磁ピックアップ
の信号処理回路は、電磁ピックアップからの交流信号を
処理し、パルス信号を出力する電磁ピックアップの信号
処理回路において、アッテネータとアンプとからなり、
上記電磁ピックアップからの入力信号のレベルに応じて
ゲインが変化する可変ゲイン回路と、上記可変ゲイン回
路からの出力信号を所定のスライスレベルと比較して比
較結果に応じたレベルの信号を出力するスライス回路と
を備えたものであり、また、上記可変ゲイン回路は、上
記アンプの増幅率と上記アッテネータの減衰率との少な
くとも一方が上記電磁ピックアップからの入力信号のレ
ベルに応じて変化するものである。
さらに、本発明による電磁ピックアップの信号処理回路
は、電磁ピックアップからの交流信号を処理し、パルス
信号を出力する電磁ピックアップの信号処理回路におい
て、アッテネータとアンプとからなり、上記電磁ピック
アップからの入力信号のレベルに応じてゲインが変化す
る可変ゲイン回路と、上記可変ゲイン回路からの出力信
号を所定のスライスレベルと比較して比較結果に応じた
レベルの信号を出力するスライス回路と、上記電磁ピッ
クアップからの入力信号の周波数に応じ、上記アッテネ
ータの減衰率の変化速度を調整する減衰率変化速度調整
回路とを備えたものである。
[作 用] 本発明の電磁ピックアップの信号処理回路では、電磁ピ
ックアップからの入力信号がアッテネータとアンプとか
らなる可変ゲイン回路に入力されると、この入力信号の
レベルに応じて変化するゲインで減衰あるいは増幅され
、次段のスライス回路に送られる。
このとき、上記電磁ピックアップからの信号にノイズが
混入していても、このノイズと正規の電磁ピックアップ
の信号とが共に上記可変ゲイン回路にて減衰あるいは増
幅され、S/N比が変化することがない。
そして、上記可変ゲイン回路からの信号がスライス回路
で所定のスライスレベルと比較され、比較結果に応じた
レベルの信号が出力される。
また、上記可変ゲイン回路では、アンプの増幅率とアッ
テネータの減衰率との少なくとも一方が上記電磁ピック
アップからの入力信号のレベルに応じて変化し、ノイズ
と正規の電磁ピックアップの信号とが共に減衰あるいは
増幅されて上記スライス回路に送られる。
さらに、本発明の電磁ピックアップの信号処理回路では
、電磁ピックアップからの入力信号がアッテネータとア
ンプとからなる可変ゲイン回路に入力されると、この入
力信号のレベルに応じて変化するゲインで減衰あるいは
増幅されるとともに、上記電磁ピックアップからの入力
信号の周波数に応じて上記アッテネータの減衰率の変化
速度が調整される。
そして、上記電磁ピックアップからの信号にノイズが混
入している場合においても、このノイズと正規の電磁ピ
ックアップの信号とが共に上記可変ゲイン回路にて減衰
あるいは増幅されてS/N比が変化することなく上記可
変ゲイン回路から次段のスライス回路に信号が送られ、
所定のスライスレベルと比較されて比較結果に応じたレ
ベルの信号が出力される。
[発明の実施例] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する、 第1図〜第3図は本発明の第1実施例を示し、第1図は
信号処理回路の回路図、第2図はエンジン制御系の概略
図、第3図は信号処理回路における各部の波形図である
(楕 或) 第2図において、符号1は信号処理回路であり、この信
号処理回路1は、例えば、エンジン(図においては、6
気筒可変吸気水平対向型エンジン)2の空燃比制御、点
火時期などを行なう制御装置(ECU)3に内蔵されて
いる。
上記ECU3は、CPU4、ROM5、RAM6、バッ
クアップRAM7、及び、入出力(Ilo)インターフ
ェース8などがパスライン9を介して接続されたマイク
ロコンピュータを中心として構成されている。
上記I10インターフェース8の入力ボートには、第1
.第2.第3の電磁ピックアップ10゜11.12が、
各電磁ピックアップ毎に設けられた各信号処理回路1を
介して接続されるとともに、吸入空気量センサ13.ス
ロットル開度センサ14a、冷却水温センサ15,02
センサ16などの各センサ、及び、アイドルスイッチ1
4bなどが接続されている。
また、上記I10インターフェース8の出力ボートには
、駆動回路8aを介して各気筒に配設されたインジェク
タ17が接続されるとともに、イグナイタ18が接続さ
れ、このイグナイタ18に点火プラグ19が接続されて
いる。
上記第1.第2の電磁ピックアップ10.11は、いわ
ゆるクランク角センサであり、上記エンジン2のクラン
クシャフト2aに軸着された第1゜第2のクランクロー
タ20,21の回転に伴ないその外周に形成された突起
の接近、離間により交流電圧信号を出力する。
上記第2の電磁ピックアップ11からの交流電圧信号は
、上記第1の電磁ピックアップ10からの交流電圧信号
より周波数が低く、これらの交流電圧信号は各信号処理
口H1にて、それぞれクランクパルスと第1の気筒判別
パルスとに変換される。
また、上記第3の電磁ピックアップ12は、いわゆるカ
ム角センサであり、上記クランクシャツ)2aに対して
172回転するカムシャフト2bに軸着されたカムロー
タ22の回転に伴ない、上記第2の電磁ピックアップ1
1からの交流電圧信号よりさらに周波数の低い交流電圧
信号を出力し、上記信号処理回路1にて第2の気筒判別
パルスに変換される。
尚、上記第1.第2のクランクロータ20,21、ある
いは、上記カムロータ22の外周には、突起の代わりに
スリットを設けても良い。
上記ECU3では、上記CPU4により、上記ROM5
に記憶されている制御プログラムに従い、上記第1の電
磁ピックアップ10からの信号によるクランクパルスに
基づいてエンジン回転数を算出するとともに、上記各セ
ンサ13,14a、15.16、及び、アイドルスイッ
チ14bなどからの信号を処理し、燃料噴射パルス幅、
点火時期などを演算する。
そして、上記CPU4では、上記第1の電磁ピックアッ
プ10からの信号によるクランクパルスに対し、上記第
2.第3の電磁ピックアップ11゜12からの信号によ
る第1.第2の気筒判別パルスに基づいて気筒判別を行
ない、上記駆動回路8aを介して該当気筒# i (−
2)のインジェクタ17に燃料噴射パルス幅信号を所定
のタイミングで出力するとともに、上記イグナイタ18
を介して該当気筒#iの点火プラグ1つに所定のタイミ
ングで点火信号を出力する。
(信号処理回路の回路構成) このようなエンジン制御におけるクランク角センサ、カ
ム角センサとしての電磁ピックアップ10.11.12
からの信号を処理する信号処理回路1は、第1図に示す
ように、上記電磁ピックアップ10,11.12の交流
電圧の負成分をカットするクリップ回路30、上記電磁
ピックアップ10.11.12の出力電圧レベルに応し
て信号を減衰あるいは増幅し、一定のレベルとするAG
Cアンプ31からなる可変ゲイン回路、及び、このAG
Cアンプ31からの出力を所定のスライスレベルと比較
してパルス信号に変換するスライス回路32から構成さ
れている。
上記クリップ回路30は、抵抗R1にダイオードD1の
カソードが接続され、このダイオードD1のアノードが
アースされており、上記電磁ピックアップ10(11,
12)からの交流信号が上記抵抗R1を介して入力され
る。
上記AGCアンプ31は、非反転増幅器であるアン73
1aとアッテネータ31bとから構成されており、アン
プ31aは、上記クリップ回路30の抵抗R1に抵抗R
2を介してオペアンプoP1の非反転入力端子が接続さ
れ、このオペアンプOPIの出力端子と反転入力端子と
が帰還抵抗R4を介して接続されるとともに、一端がア
ースされた抵抗R3が反転入力端子に接続されて構成さ
れている。
また、アッテネータ31bは、電界効果トランジスタQ
1のドレインが上記クリップ回路30の抵抗R1に接続
されてソースがアースされ、一方、上記オペアンプOP
Iの出力端子から順方向に接続されたダイオードD2を
介して抵抗R5の一端が接続され、この抵抗R5の他端
に、抵抗R6とコンデンサC1とが並列接続されてアー
スされるとともに、上記電界効果トランジスタQ1のゲ
ートが接続されて構成されている。
上記スライス回路32は、上記AGCアンプ31のオペ
アンプ○P1出力端子にコンパレータCP1の反転入力
端子が接続され、一方、定電圧電源■CCを分圧する抵
抗R7,R8の接続点に抵抗R9を介して上記コンパレ
ータCPIの非反転入内端子が接続されている。上記コ
ンパレータCP]は、出力端子と非反転入力端子とが帰
還抵抗R10を介して接続され、シュミットコンパレー
タとして構成されている。
(作 用) 次に、上記構成による実施例の作用について説明する。
エンジン2が稼働し、クランクシャフト2aに軸着され
ているクランクロータ20,21が回転すると、このク
ランクロータ20,21に対設する第1.第2の電磁ピ
ックアップ10.11に起電力が発生するとともに、カ
ムシャフト2bに軸着されているカムロータ22が回転
し、このカムロータ22に対設する第3の電磁ピックア
ップ12に起電力が発生する。
これらの第1.第2.第3の電磁ピックアップ10.1
1.12からの交流電圧信号は、各電磁ピックアップ毎
の信号処理回路1に入力されて処理されパルス信号に変
換される。
以下、電磁ピックアップ10を代表して説明すると、信
号処理回路1では、まず、電磁ピックアップ10から交
流信号がクリップ回路30に入力され(第3図の81で
示す波形)、ダイオードD1により交流信号の負成分が
カットされて後段のAGCアンプ31に送られる。
ここで、上記AGCアンプ31では、オペアンプoP1
の出力がダイオードD2、抵抗R5を介してコンデンン
サC1を充電し、電界効果トランジスタQ1のゲート電
位が定められるため、上記クリップ回路30の抵抗R1
を介して上記AGCアンプ31に入力される信号が十分
に小さい場合、上記電界効果トランジスタQ1のゲート
は略アース電位となる。
従って、この電界効果トランジスタQ1のドレイン・ソ
ース間抵抗が略無限大となり、抵抗R3゜R4によって
定まるゲインでオペアンプOPIにより上記クリップ回
路30からの信号が増幅され、後段のスライス回路32
へ出力される。
一方、上記電磁ピックアップ10からの交流信号の電圧
レベルが大きい場合には、オペアンプOP1にて増幅さ
れた出力電圧により上記コンデンサC1の端子電圧が上
昇し、抵抗R6を介して放電して所定の電圧レベルとな
り、上記電界効果トランジスタQ1のゲート電位が所定
の電圧レベルとなってバランスする。
すると、上記電界効果トランジスタQ1のドレイン・ソ
ース間抵抗が低下し、このトレイン・ソース間抵抗と上
記クリップ回路30の抵抗R1とにより上記電磁ピック
アップ10からの電圧が分圧され、上記オペアンプOP
Iの非反転入力端子への入力レベルが減衰される。
すなわち、上記電磁ピックアップ10からの出力電圧レ
ベルに応じて上記AGCアンプ31の増幅系に負帰還が
かかり、第3図に示すように、例えばエンジンが高回転
となり、上記電磁ピックアップ10の出力電圧が上昇し
ても、上記コンデンサC1の充放電回路により上記AG
Cアンプ31の増幅系の負帰還量が決定されるため上記
電磁ピックアップ10の出力電圧のピーク値で最大ゲイ
ンが決まり、上記電磁ピックアップ10からの電圧レベ
ルの大小にががわらず上記オペアンプOP1から後段の
スライス回路32へ常に一定の出方電圧が82の波形と
なって送出される。
この場合、従来、上記電磁ピックアップ1oの出力電圧
レベルが大きく、ノイズが混入しても上記電磁ピックア
ップlo側では十分S/N比が確保されているにもがか
わらず、信号処理回路の入力側のクリップ回路により上
記電磁ピックアップ10の正規出力波形の上部が切取ら
れる一方、ノイズはそのまま通過し、ノイズマージンの
低下を招いていた。
しかしながら、本発明によれば、上記AGCアンプ31
にて上記電磁ピックアップ1oの正規出力波形がノイズ
とともに減衰あるいは増幅されるため、上記電磁ピック
アップ1oの出方電圧レベルの上昇とともにレベルが上
昇するノイズに対してもS/N比の悪化を招くことはな
く、常に一定の電圧レベルで後段のスライス回路32へ
送出することができる。
そして、スライス回路32では、コンパレータCPIに
て、上記オペアンプOPIからの出力と、定電圧電源■
CCから抵抗R7,R8によって分圧された基準電圧に
よるスライスレベルとを比較し、上記オペアンプ○P1
の出力がスライスレベルより大きくなると、上記コンパ
レータCPIの出力レベルがハイレベルからローレベル
に反転して、第3図に83の波形で示すパルス信号を出
力する。
尚、上記コンパレータCP1はシュミットコンパレータ
であるため、その出力レベルがハイレベルからローレベ
ルに反転すると、帰還抵抗R10によりスライスレベル
が若干低くなり、出力反転の際の誤動作が防止される。
これにより、上記オペアンプOPIから上記コンパレー
タCP1の反転入力端子に入力される信号は、上記電磁
ピックアップ10におけるS/N比のままであり、しか
も一定の電圧レベルであるため、スライスレベルを上記
電磁ピックアップ10の電圧レベルに応じて可変するな
どの処理をするまでもなく確実にノイズを除去すること
ができ、スライス回路の簡素化を図ることができる。
尚、簡易的には、アンプ31aあるいはアッテネータ3
1bの少なくとも一方の増幅率あるいは減衰率が上記電
磁ピックアップ10の出力電圧のレベルに応じて変化す
ればよく、必ずしも可変ゲイン回路をAGCアンプ31
とせずとも良い。
(第2実施例) 第4図は本発明の第2実施例を示す信号処理回路の回路
図であり、この第2実施例の信号処理回路40は、上記
第1実施例における信号処理回路1に減衰率変化速度調
整回路33を加えたものであり、電磁ピックアップ10
,11.12からの出力信号の周波数を検出し、AGC
アンプ31をより精密に制御して高速域での応答性向上
を図るものである。
上記減衰率変化速度調整回路33は、スライス回路32
のコンパレータCPIの出力端子にカップリングコンデ
ンサC2を介して抵抗R11,R12及びダイオードD
3のカソードが接続され、このダイオードD3のアノー
ドと上記抵抗R11の他端とがアースされ、上記抵抗R
12がNPN型トランジスタQ2のベースに接続されて
いる。
さらに、上記トランジスタQ2のコレクタが定電圧電源
VCCに接続されるとともにエミッタがダイオードD4
を介して抵抗R13に接続され、この抵抗R13に、一
端がアースされたコンデンサC3が接続されて、いわゆ
る、F/Vコンバータが構成される。
また、上記F/Vコンバータの抵抗R13とコンデンサ
C3との接続点に電界効果トランジスタQ3のゲートが
接続され、このゲートに抵抗R14が接続されてアース
されるとともに、ドレインがAGCアンプ31における
アッテネータ31bのコンデンサC1に接続され、ソー
スがアースされている。
このような構成とすることにより、スライス回路32の
出力信号の周波数に応じて上記減衰率変化速度調整回路
33のトランジスタQ2がONL、コンデンサC3が定
電圧電源VCCから充電され、電界効果トランジスタQ
3のゲートに印加される。
そして、上記電界効果トランジスタQ3のドレイン・ソ
ース間抵抗が上記スライス回路32の出力信号の周波数
に応じて変化し、アッテネータ31bのコンデンサC1
からの放電電流が抵抗R6と上記電界効果トランジスタ
Q3とを経由して上記電磁ピックアップ10からの信号
に対する減衰量が調整される。
これにより、エンジンが低速回転で電磁ピックアップ1
0の出力電圧が低い状態での上記アッテネータ31bの
コンデンサC1の放電時間が最適値となるような抵抗R
6の設定値に対し、エンジンが高速回転となり、上記電
磁ピックアップ10の出力電圧が高くなった場合、上記
減衰率変化速度調整回路33により上記アッテネータ3
1bのコンデンサC1の放電時間が周波数の上昇に応じ
て短縮され、高速域で上記抵抗R6のみの場合のコンデ
ンサC1の放電時間の増大による応答性悪化が防止でき
、AGCアンプ31からより正確な一定電圧レベルの信
号を後段のスライス回路32へ送出することができる。
従って、第1実施例同様、電磁ピックアップ10.11
.12の正規出力波形がノイズとともに減衰あるいは増
幅され、上記電磁ピックアップ10.11.12の出力
電圧レベルの上昇とともにレベルが上昇するノイズに対
してもS/N比の悪化を招くことがない。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、電磁ピックアップ
からの入力信号がアッテネータとアンプとからなる可変
ゲイン回路に入力されると、この入力信号のレベルに応
じて変化するゲインで減衰あるいは増幅される。
この場合、上記可変ゲイン回路は、上記アンプの増幅率
と上記アッテネータの減衰率との少なくとも一方が上記
電磁ピックアップからの入力信号のレベルに応じて変化
するものでも良く、上記可変ゲイン回路からの信号が次
段のスライス回路に送られてスライス回路で所定のスラ
イスレベルと比較され、比較結果に応じたレベルの信号
が出力される。
そして、上記電磁ピックアップからの信号にノイズが混
入している場合、このノイズと正規の電磁ピックアップ
の信号とが共に上記可変ゲイン回路にて減衰あるいは増
幅されるため、上記電磁ピックアップ自身のS/N比が
処理回路を通すことによって変化することがなく、電磁
ピックアップの信号とともにレベルの上昇するノイズに
対しても、S/N比を悪化させることなくノイズを除去
することができる。
さらに、本発明によれば、電磁ピックアップからの入力
信号がアッテネータとアンプとからなる可変ゲイン回路
に入力されると、この入力信号のレベルに応じて変化す
るゲインで減衰あるいは増幅されるとともに、上記アッ
テネータの減衰率の変化速度が上記電磁ピックアップか
らの入力信号の周波数に応じて調整され、次段のスライ
ス回路で所定のスライスレベルと比較されて比較結果に
応じたレベルの信号が出力される。
このため、上記電磁ピックアップの信号の周波数変化に
対する応答性が向上し、低速域から高速域まで37/N
比を悪化させることなくノイズを確実に除去することが
でき、制御系の誤動作を防止して信頼性を向上すること
ができるなど優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の第1実施例を示し、第1図は
信号処理回路の回路図、第2図はエンジン制御系の概略
図、第3図は信号処理回路における各部の波形図、第4
図は本発明の第2実施例を示す信号処理回路の回路図、
第5図は従来の信号処理回路の回路図である。 1.40・・・信号処理回路 10.11.12・・・電磁ピックアップ31・・・可
変ゲイン回路 31a・・・アンプ 31b・・・アッテネータ 32・・・スライス回路 33・・・減衰率変化速度調整回路 第3図 ]−丁]「”「丁fl

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電磁ピックアップからの交流信号を処理し、パル
    ス信号を出力する電磁ピックアップの信号処理回路にお
    いて、 アッテネータとアンプとからなり、上記電磁ピックアッ
    プからの入力信号のレベルに応じてゲインが変化する可
    変ゲイン回路と、 上記可変ゲイン回路からの出力信号を所定のスライスレ
    ベルと比較して比較結果に応じたレベルの信号を出力す
    るスライス回路とを備えたことを特徴とする電磁ピック
    アップの信号処理回路。
  2. (2)上記可変ゲイン回路は、上記アンプの増幅率と上
    記アッテネータの減衰率との少なくとも一方が上記電磁
    ピックアップからの入力信号のレベルに応じて変化する
    ものであることを特徴とする請求項1記載の電磁ピック
    アップの信号処理回路。
  3. (3)電磁ピックアップからの交流信号を処理し、パル
    ス信号を出力する電磁ピックアップの信号処理回路にお
    いて、 アッテネータとアンプとからなり、上記電磁ピックアッ
    プからの入力信号のレベルに応じてゲインが変化する可
    変ゲイン回路と、 上記可変ゲイン回路からの出力信号を所定のスライスレ
    ベルと比較して比較結果に応じたレベルの信号を出力す
    るスライス回路と、 上記電磁ピックアップからの入力信号の周波数に応じ、
    上記アッテネータの減衰率の変化速度を調整する減衰率
    変化速度調整回路とを備えたことを特徴とする電磁ピッ
    クアップの信号処理回路。
JP17403790A 1990-06-29 1990-06-29 電磁ピックアップの信号処理回路 Pending JPH0463949A (ja)

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17403790A Pending JPH0463949A (ja) 1990-06-29 1990-06-29 電磁ピックアップの信号処理回路

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JP (1) JPH0463949A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5568141A (en) * 1993-06-25 1996-10-22 Nippondenso Co., Ltd. Waveform shaping apparatus
EP3156632B1 (en) * 2015-10-13 2019-07-17 Tecogen, Inc. Internal combustion engine controller

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5568141A (en) * 1993-06-25 1996-10-22 Nippondenso Co., Ltd. Waveform shaping apparatus
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