JPH0463622B2 - - Google Patents

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JPH0463622B2
JPH0463622B2 JP32107087A JP32107087A JPH0463622B2 JP H0463622 B2 JPH0463622 B2 JP H0463622B2 JP 32107087 A JP32107087 A JP 32107087A JP 32107087 A JP32107087 A JP 32107087A JP H0463622 B2 JPH0463622 B2 JP H0463622B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
voice coil
coil motor
thin
coil
Prior art date
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Expired
Application number
JP32107087A
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English (en)
Other versions
JPH01164255A (ja
Inventor
Akira Wachi
Toshiaki Morimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohkura Electric Co Ltd
Original Assignee
Ohkura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ohkura Electric Co Ltd filed Critical Ohkura Electric Co Ltd
Priority to JP32107087A priority Critical patent/JPH01164255A/ja
Publication of JPH01164255A publication Critical patent/JPH01164255A/ja
Publication of JPH0463622B2 publication Critical patent/JPH0463622B2/ja
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  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ボイスコイルモータに関し、特に、
モータ全体を薄形化することに関する。
従来の技術 ボイスコイルモータの代表例としては、ダイナ
ミツクスピーカがある。円筒状の磁場内のギヤツ
プに同心的にボイスコイルを設け、コイルの電流
と磁場との関係から、フレミングの左手の法則に
よりボイスコイルに推力を発生せしめ、スピーカ
のダイヤフラムを駆動する。これと同一原理を使
用したモータはボイスコイルモータとして分類さ
れる。
一般にボイスコイルモータは構造が簡単であり
駆動回路も容易に構成できるので、短ストローク
の直流モータとして賞用されている。欠点として
は、ストロークが大きく取れない点と、大形化し
てしまう点にある。
比較的長ストロークの従来のボイスコイルモー
タの正面図を第2図に示す。
第2図において、参照番号1は板厚h.奥行きw
(図示しない)の純鉄等で作られたヨークである。
2はヨーク1を包むように巻回されたボイスコイ
ル(以下コイルと略称する)である。ヨーク1と
コイル2とは機械的荷に接触せず、図示しないガ
イドレールに沿つてコイル2はヨーク1状を左右
に無接触的に移動する。説明の都合上コイル2は
切断され、切断面を示している。3は永久磁石
で、ヨーク4に固着されており、ヨーク1とギヤ
ツプLgの間隔が保たれている。永久磁石3は図
示のように着磁されている。ヨーク4の両端はサ
イドヨーク5、サイドヨーク6に固着されてい
る。
永久磁石3のN極から出発した磁束φはギヤツ
プLg中をギヤツプ磁束密度Bgの磁束密度で上昇
し、ヨーク1に入る。ヨーク1中を磁束φは2分
して、左右に流れる。この磁束φはヨーク1の中
央でゼロであり、ギヤツプ磁束密度Bgを集めて
左右に行くほど増大し、両端で最大磁束φmにな
る。この最大磁束φmはサイドヨーク5、サイド
ヨーク6を通り、ヨーク4を経由して永久磁石3
のS極に至る。
発明が解決しうようとする問題点 ここで、前記コイル2に直流電流を流すと、ギ
ヤツプ磁束密度Bgと作用して推力Fを発生する。
電流の極性を逆転すれば、推力Fも逆転する。推
力Fはギヤツプ磁束密度Bgに比例するので、推
力Fを大きくしようとしてギヤツプ磁束密度Bg
を大きくすると、それを積分した最大磁束φmが
大きくなり、ヨーク1、ヨーク4が磁気飽和を起
こしやすいのが難点である。磁気飽和を避けよう
とすれば、ヨーク1、ヨーク4の断面積を大きく
する必要があり、そのためには板厚hを厚くする
か奥行きw(図示せず)を長くしなければならな
い。
ヨークの磁気飽和という原理的な障害があるた
めに、第2図のようなボイスコイルモータは大き
なストロークがとりにくいとされている。ストロ
ークを大きくすると、断面積の大きなヨークを使
用しなければならなくなる。
第2図の場合でも、ヨーク1、ヨーク4の厚さ
2倍のh、永久磁石3の厚さLm、ギヤツプLg不
可欠であり、さらにコイル2の厚さ、保護カバー
(図示せず)等が加算され、モータ全体の厚さH
がどうしても大きくなつてしまう。永久磁石3と
してはフエライト磁石を使用するのが普通であ
る。コストを無視して希土類の永久磁石を使用す
れば、永久磁石3の厚さLmは約1/5程度に下げ
られるが、その分だけ厚さHは下がるけれども、
決定的な厚さの低下にはならない。
従つて、本発明の目的は、推力を落さずに厚さ
の薄いボイスコイルモータを得るにある。
又、一方、フロツピデイスクのトラツクの位置
決めや、記録計用のモータとして厚さの薄いモー
タが要望されている。モータの厚さが薄ければ、
限られたスペースにモータを多段に積重ねて、多
ペン記録計が得られるからである。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明において
は、第1図を参照するに、ヨーク4を後方へ移動
させ、永久磁石3を2個でモーク4を挟み、永久
磁石3からの磁束は薄板状のヨーク15、ヨーク
16、でヨーク1に導き、全体の高さを状来の約
2/3に薄くしている。
永久磁石3等を後方へ移動したために、モータ
の奥行きが長くなつているが、コイル2への給電
用フレキシブルPCB17等にも工夫をこらして
奥行き長さの増大を防止している。
実施例 次に本発明をその好ましい一実施例について図
面を参照しながら具体的に説明する。
第1A図、第1B図は本発明を記録計のペン駆
動用に利用した場合の一実施例の平面図と断面図
を示している。第2図の従来例と同一機能部品に
は同一参照番号が付けられている。
第1A,1B図において、ペンキヤリツジ10
をガイドレール11が貫通し、ガイドレール11
の両端はサイドヨーク5、サイドヨーク6に固定
されている。ペンキヤリツジ10上にはコイル取
付板12がねじ13で固定されている。コイル取
付板12の下面にはコイル2が接着されており、
コイル2の中空部にヨーク1が挿入されている。
コイル取付板12の他端は折曲げられ、ボールベ
アリング14が取付けられている。コイル取付板
12はガイドレール11が貫通するペンキヤリツ
ジ10とボールベアリング14に拘束されて傾か
ないよう考慮されている。コイル2の推力Fを受
けてペンキヤリツジ10がガイドレール11上を
左右に摺動し、コイル取付板12の先端に取付け
られた記録ペン(図示せず)が記録する。ヨーク
15、ヨーク16は永久磁石3,3′の最大磁束
φmをヨーク1側へ移送するための薄板状のヨー
クである。
次に作用を説明すると、ヨーク4の上側の永久
磁石3のN極から出た磁束φはヨーク15を経由
して、上側ギヤツプを通りヨーク1に入る。ヨー
ク1に入つた磁束φは左右に分かれて、サイドヨ
ーク5、サイドヨーク6に入り、その後ヨーク4
に戻り、永久磁石3のS極に至る。一方、永久磁
石3′のN極からの磁束φは下側のヨーク16を
通り、その下側ギヤツプ部を通過してヨーク1に
入る。その後は永久磁石3の場合と全く同じ経路
を通つて、永久磁石3′のS極に至る。
以上の説明で明らかなように、本発明にるボイ
スコイルモータの磁気回路はヨーク1、ヨーク4
を含む平面に対して上下対称である。参照番号1
7はフレキシブルPCB(プリント配線板)であ
り、コイル2への給電をする。コイル取付板12
にペンだけでなく、位置のフイードバツク要素等
が取付けられた場合には、これらの要素への給電
の役目もする。ヨーク1とヨーク15の狭い空間
に挿入されているのでは、ペンキヤリツジ10の
左右の摺動によるフレキシブルPCB17内の銅
箔部がストレスによつて破断されるのを避けるた
めに、その曲げ半径を大きくするためである。第
1図では上側のギヤツプしか通つていないが、導
体本数が多くなければ分割して下側ギヤツプを通
してもよい。
フレキシブルPCB17を経由して、コイル2
に直流電流を流すと、推力Fが発生し、ペンキヤ
リツジ10を移動させる。推力Fと軸受20まで
の距離Lとの積FLはペンキヤリツジ10にかか
るモーメントである。これを幅Dのペンキヤリツ
ジ10の軸受20で受けている。幅D≪距離Lの
ように設計すると軸受20部で発生するこじり応
力が大きくなり、異常摩耗を起こすようになる。
記録計の場合には軸受幅Dがスペース的に制約さ
れている場合が多い。ヨーク断面積を胴上し、推
力Fを増加させようとしてヨーク1の幅wを大き
くすると、それにつられて距離Lも大きくなり、
こじりを起こしやすくなるので、ヨーク1の幅w
はそれ程大きくできない。こじりに対して抵抗力
の強いスライドボールベアリング等を使用すれ
ば、大きなモーメントFLに耐えられる。その代
わり高価になる。
参照番号18はPCB(プリント配線板)であ
り、ボイスコイルモータの駆動回路あるいは、フ
イードバツク要素用の回路が搭載され、ねじ19
でモータユニツトと一体化されている。そのた
め、生産、試験あるいは故障時には、PCB18
を含めた一体交換ができて便利である。当然のこ
とながら、ヨーク4の断面積はヨーク1に等しい
か、又はそれ以上である必要があるが、生産上は
等しい断面積が最も良い。
又、説明の都合上、ヨーク1は直線状としペン
キヤリツジ10を直線運動をするとしたが、第1
A図のヨーク1は円弧状であつてもよい。この場
合にはコイル2はこの円弧にそつて動き、その回
転中心で回転出力のボイスコイルモータになる。
第2図の従来例に比べて、本発明では永久磁石
3,3′が一枚増加し、薄板状ヨーク15、ヨー
ク16も追加されているが、このヨーク15、ヨ
ーク16はギヤツプ部に鉄粉等が入るのを防止す
ると共に、外力に対する保護カバーの役目をはた
している。第2図のようにコイル2をむき出しに
すると、種々のトラブルが起るので、保護カバー
は必要である。
第1B図ではヨーク1、ヨーク4は同一平面内
としたが、これは必ずしも不可欠の条件ではな
い。必要に応じて段差等をもたせても差しつかえ
ない。又ペンキヤリツジ10はガイドレール11
をガイドとして、摺動動作をすると説明したが、
ヨーク1とコイル2間に絶縁性の軸受材を入れ
て、ヨーク1がガイドを兼ねてガイドレール11
を省略することもできる。
発明の効果 以上詳細に説明した如く、本発明による薄形ボ
イスコイルモータは、ヨーク4を後方へ移動さ
せ、永久磁石2個でヨーク4を挟むことにより次
の効果を奏する。
イ 推力の変動、すなわちゴギングを原理上発生
しない点、及びコイルの速度に比例するタコメ
ータ信号等が容易に得られるというボイスコイ
ルモータ特有の利点を生かしたまま、厚さを従
来の2/3以下にすることが可能となつた。
ロ 記録計等に組み込んだ場合には実装密度をあ
げることができ、記録ペン数を増加させること
が可能となり、実用上の効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本発明の一実施例を示す平面図、第
1B図は第1A図のA−A′線で切断し矢印の方
向に見た断面図、第2図は従来のボイスコイルモ
ータの正面図である。 1……ヨーク、2……コイル、3,3′……永
久磁石、4……ヨーク、5……サイドヨーク、6
……サイドヨーク、10……ペンキヤリツジ、1
1……ガイドレール、12……コイル取付板、1
3……ねじ、14……ボールベアリング、15…
…ヨーク、16……ヨーク、17……フレキシブ
ルPCB、18……PCB、19……ねじ、20…
…軸受、F……推力、h……ヨーク1,4の板
厚、w……ヨーク1の幅、H……モータ全体の厚
さ、Lg……ギヤツプ、φ……磁束、Bg……磁束
密度、φm……最大磁束、Lm……永久磁石の厚
さ、D……軸受幅、L……推力と軸受までの距
離。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ボイスコイルモータにおいて、可動コイルを
    貫通する第1のヨーク及び第2のヨークが重なら
    ないようにずらして配置し、前記第1のヨーク及
    び第2のヨークの両端を第1のサイドヨーク及び
    第2のサイドヨークで接続し、前記第2のヨーク
    の上下面に第1の永久磁石及び第2の永久磁石を
    固着し、さらに該第1、第2の永久磁石をはさむ
    ように薄板状第3のヨーク及び第4のヨークを固
    着し、該第3、第4のヨークで磁束を前記第1の
    ヨークの上下面に導くことにより、ボイスコイル
    モータ全体の厚さを薄くしたことを特徴とする薄
    形ボイスコイルモータ。 2 特許請求の範囲第1項に記載の薄形ボイスコ
    イルモータにおいて、前記第1のサイドヨークと
    第2のサイドヨーク間に前記第1のヨークと平行
    にガイド要素を配置し、前記第2のコイルを載置
    して前記ガイド要素を軸として可動するペンキヤ
    リツジを設けたことを更に特徴とする薄形ボイス
    コイルモータ。 3 特許請求の範囲第2項に記載の薄形ボイスコ
    イルモータにおいて、前記ガイド要素の作用を前
    記第1のヨークにて代行させることを更に特徴と
    する薄形ボイスコイルモータ。 4 特許請求の範囲第1項、第2項または第3項
    に記載の薄形ボイスコイルモータにおいて、前記
    薄板状第3、第4のヨークと前記第1のヨークと
    のすき間に生じるギヤツプ内に前記第2のコイル
    へ給電するためのフレキシブルPCBを通し、該
    フレキシブルPCBの一端を前記ペンキヤリツジ
    に接続したこを更に特徴とする薄形ボイスコイル
    モータ。
JP32107087A 1987-12-18 1987-12-18 薄形ボイスコイルモータ Granted JPH01164255A (ja)

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JPH01164255A JPH01164255A (ja) 1989-06-28
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JP32107087A Granted JPH01164255A (ja) 1987-12-18 1987-12-18 薄形ボイスコイルモータ

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JPH01164255A (ja) 1989-06-28

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