JPH0462882B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0462882B2
JPH0462882B2 JP59054593A JP5459384A JPH0462882B2 JP H0462882 B2 JPH0462882 B2 JP H0462882B2 JP 59054593 A JP59054593 A JP 59054593A JP 5459384 A JP5459384 A JP 5459384A JP H0462882 B2 JPH0462882 B2 JP H0462882B2
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JP
Japan
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tire chain
arm
closing member
closing
tire
Prior art date
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Application number
JP59054593A
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English (en)
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JPS59190012A (ja
Inventor
Myuraa Anton
Keenihi Fuuberuto
Uorufubaisu Ruutoihi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Erlau AG
Original Assignee
Eisen und Drahtwerk Erlau AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eisen und Drahtwerk Erlau AG filed Critical Eisen und Drahtwerk Erlau AG
Publication of JPS59190012A publication Critical patent/JPS59190012A/ja
Publication of JPH0462882B2 publication Critical patent/JPH0462882B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C27/00Non-skid devices temporarily attachable to resilient tyres or resiliently-tyred wheels
    • B60C27/06Non-skid devices temporarily attachable to resilient tyres or resiliently-tyred wheels extending over the complete circumference of the tread, e.g. made of chains or cables
    • B60C27/14Non-skid devices temporarily attachable to resilient tyres or resiliently-tyred wheels extending over the complete circumference of the tread, e.g. made of chains or cables automatically attachable
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T24/00Buckles, buttons, clasps, etc.
    • Y10T24/21Strap tighteners
    • Y10T24/2102Cam lever and loop
    • Y10T24/2104Step adjusted
    • Y10T24/2111Tire chain tighteners
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T24/00Buckles, buttons, clasps, etc.
    • Y10T24/21Strap tighteners
    • Y10T24/2102Cam lever and loop
    • Y10T24/2119Tie chain tighteners

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特許請求の範囲第1項の前提概念に
記載のタイヤチエーン、特にタイヤ滑り防止用チ
エーンに関する。
この種の公知のタイヤチエーンでは、閉鎖部材
はフツクによつて形成され、閉鎖部を閉じるため
に該フツクに環状部材として形成される対向閉鎖
部材が掛止される。チエーンをタイヤ上に取付け
る際には閉鎖部は最初開いている。タイヤチエー
ンがタイヤ上に正しく取付けられるに及んではじ
めて、閉鎖部が内側部分にて閉じられる。閉鎖部
がタイヤの後方にあるため、閉鎖部を閉じる際に
は閉鎖部は見えず、従つてタイヤチエーンの取付
けが困難である。
本発明の課題は、この種のタイヤチエーンを次
のように形成すること、即ちタイヤの後方にあり
開閉時に見えない閉鎖部を難なく開閉させること
ができ、且つ簡単に取付け可能であるにもかかわ
らず閉鎖部がひとりでに開かないように形成する
ことである。
上記の課題は、本発明によれば特許請求の範囲
第1項の特徴部分によつて解決される。
本発明によるタイヤチエーンでは、挿入口が対
向する対向閉鎖部材方向へ開口しているため、閉
鎖部を非常に簡単に開くことができる。それによ
つて、内側部分を閉じる際に対向閉鎖部材は強制
的に挿入口へはいる。従つて、閉鎖過程で閉鎖部
材が見える必要はない。対向閉鎖部材は、挿入口
によつて案内された後、該対向閉鎖部材の挿入方
向に対して横に配置されている案内部分へ達す
る。対向閉鎖部材は、案内部分で転向し、掛止穴
へ案内される。案内部分から掛止穴或は挿入口へ
の移行部にある保持要素は次のように形成され、
即ち対向閉鎖部材が掛止穴へ簡単に掛合し、一方
閉鎖部材から不慮に係脱することができないよう
に形成されている。案内部分が対向閉鎖部材の挿
入方向に対して横に位置しているため、閉鎖部が
不慮に開かないように付加的な保持性が与えられ
ている。例えば保持要素が損傷した場合、案内部
分は、掛止された対向閉鎖部材が閉鎖部材からす
べり出ないように作用する。即ち、タイヤチエー
ンの取付けの間対向閉鎖部材は、掛止穴から挿入
口へ達するような運動はせず、同時にタイヤチエ
ーンは引張られ、従つて両閉鎖部材はある種の引
張り状態にある。対向閉鎖部材が掛合係脱時に転
向するにもかかわらず、該対向閉鎖部材が案内部
分にて強制的に案内されるため、閉鎖部を簡単に
開閉させることができ、その結果開閉過程時に閉
鎖部が見えなくとも、対向閉鎖部材を挿入、掛止
のために確実に動かすことができる。
本発明の他の特徴は他の特許請求の範囲、以下
の説明、図面から明らかになる。
次に、本発明を図面に図示したいくつかの実施
例に関し詳細に説明する。
タイヤチエーンは、滑り止めチエーンとして形
成され、内側部分1を有する。内側部分1は、走
行部分2を介して外側部分3と結合されている。
内側部分1は、特にばね弾性的な取付け用湾曲体
4によつて形成される。取付け用湾曲体4は、ほ
ぼ360°の角度にわたつて延び、その端部に閉鎖部
材5と対向閉鎖部材6とを有する。閉鎖部材5と
対向閉鎖部材6は、閉鎖部7を形成している。閉
鎖部7は、タイヤチエーンをタイヤ上に取付ける
際に開かれ、取付け後閉じられる。走行部分2
は、走行方向に対して横に位置する鎖索8によつ
て形成される。鎖索8は、周方向に延びる軌跡部
材9によつて互いに結合されている。鎖索8と軌
跡部材9は、この実施例では同一の、環状の鎖環
から成り、一方他の鎖環から、特に棒部材や環状
部材から成ることもできる。さらに走行部分2
は、第1図に図示されているものとは異なる構成
を有することもできる。
鎖索によつて形成される外側部分3は、鎖索の
一端に転向要素10を有する。この転向要素10
によつて締付け索11が案内される。転向要素1
0には、1つの鎖索8の一端が固定されている。
外側部分3を形成する鎖索と、鎖索8と、走行部
分2の軌跡部材9とは、この実施例ではそれぞれ
同一の鎖環から成る。転向要素10は、かぎ穴状
の通し穴12を備える。この通し穴12に締付け
索11が通される。締付け索11は、外側部分3
の鎖環よりも小さな鎖環より成る鎖索から構成さ
れ、そして外側部分3の、転向要素10に対向す
る端部13に固定されている。外側部分3の末端
の鎖環によつて形成されるこの端部13には、走
行部分2の末端の鎖環8も固定されている。
タイヤチエーンをタイヤ上に取付けるために
は、閉鎖部7を開き、外側部分3がその締付け状
態に比べて拡開されるまで締付け索11を転向要
素10を通して後方へ引張る。次に、ばね弾性的
に形成される取付け用湾曲体4を弾性的に拡開
し、タイヤの外側からタイヤ上へかぶせる。取付
け用湾曲体4がタイヤの後方にきたときにそれを
放すと、該取付け用湾曲体4はその固有弾性によ
りその出発状態へ弾性的に戻される。次に、取付
け用湾曲体4をタイヤの外側から男性的に押し縮
めると、それによつて閉鎖部材5と対向閉鎖部材
6が矢印方向14と15に動き、その際以下に述
べるように、対向閉鎖部材6が自動的に閉鎖部材
5に掛合する。この閉鎖過程では、内側部分1が
ばね弾性的な取付け用湾曲体4によつて形成され
ていることが有利にはたらく。取付け用湾曲体4
の固有剛さにより、そして閉鎖部7の両閉鎖部材
5,6がタイヤの側面に沿つて強制的に滑動する
ため、両部材5,6をタイヤの外側から簡便に掛
合させることができる。取付け用湾曲体4が環状
に形成されているため、該取付け用湾曲体4を押
し縮めることにより、閉鎖部7は自動的に閉じら
れ、従つてタイヤチエーンの利用者は閉鎖部7を
確認する必要はない。
閉鎖部7を内側に閉鎖した後、締付け索11を
引き締める。その際締付け索11は、外側部分3
が必要な締付けを得るまで転向要素10にて滑動
する。次に、締付け索11をさらに引き締める
と、締付け索11の鎖環の1つが通し穴12の幅
狭部分に達する。それによつて、締付け索11の
転向要素10に対する相対移動が阻止され、該締
付け索11を外側部分3のなかへ容易に通すこと
ができる。締付け索11が転向要素10にて固定
されるため、該締付け索11はそれを外側部分3
のなかへ通す際スリツプして戻ることはなく、従
つて外側部分の締付けはゆるまない。特に、締付
け索11を外側部分3のなかへ通す間、使用者は
締付け索11を常にしつかりと保持している必要
はなく、従つてタイヤチエーンの取付けが著しく
容易になる。
第2図と第3図に示すように、閉鎖部材5は平
面的に形成され、ほぼU字形の形状を有し、そし
て互いに平行なアーム16と17を具備する。ア
ーム16と17は、これらのアームに対して直角
に位置するウエブ18によつて互いに結合されて
いる。ウエブ18には、その背面に固定ピン19
が設けられ、該固定ピン19上に締付けブシユ2
0が固定されている。さらに締付けブシユ20
は、取付け用湾曲体4のばね鋼部分22の自由端
21に取付けられている。アーム16,17の互
いに離隔した外面23,24とウエブ18の外面
25とは、平坦に形成され、互いに円弧状に移行
する。アーム17の自由端26は、斜めに内側へ
対向アーム16方向へ延びる。アーム17の外面
24は、自由端26の外面27へ円弧状に移行す
る。外面27は外面24と鋭角を成し、特に約
45°の鋭角を成し、該外面27はまつすぐに形成
されている。自由端26の端面28は、第2図の
側面図ではほぼ半円形に曲がつており、外面27
を自由端26の対向する内面29と結合させてい
る。内面29は、外面27に対してほぼ平行に延
びる。また内面29は、外面27のほぼ片分の長
さにすぎず、外面24に対して平行に延びるアー
ム17の内面30へ円弧状に移行する。内面30
は、内面29と鋭角を成し、ウエブ18の内面3
1へ円弧状に移行する。従つて内面31は、ウエ
ブ18がアーム17からアーム16方向へ拡がる
ごとくに、ウエブ18の外面25と鋭角を成して
いる。内面31は、その長さ全体にわたつて連続
的に湾曲しており、そしてアーム自由端26の端
面28上方の領域にてアーム16の内面32へ円
弧状に移行する。内面32は、対向するアーム1
7の方向へ外側へ次のように湾曲し、即ちアーム
16がほぼその半分の長さ位置にて最大幅を有
し、且つ該アームがその端面33方向へ並びにウ
エブ18方向へ幅がしだいに狭くなつていくよう
に湾曲している。さらに内面32は、端面33方
向へ外面23と鋭角を成すように延び、そして丸
味をおびた端面33を経て外面23へ移行する。
アーム17の自由端26とアーム16の対向す
る部分とは、対向閉鎖部材6の挿入口34を形成
する。この挿入口34は、ウエブ18方向へ狭く
なつている。挿入口34は、アーム端26の外面
27とアーム16の内面32が成す開口部であ
る。この挿入口34が対向閉鎖部材6の差し込み
方向15(第1図)へしだいに狭くなつていくよ
うに形成されているため、対向閉鎖部材6を閉鎖
部材5内へ非常に容易に挿入させることができ
る。まつすぐな面27と32は、対向閉鎖部材6
の挿入時に案内面として用いることができる。ア
ーム端26の端面28は、ほぼアーム16の最大
幅の高さにあり、従つてこの位置では、挿入口3
4は対向閉鎖部材6の厚さ35よりもわずかに大
きな最小幅を有している。挿入口34は、ウエブ
18の内面31が成し差し込み方向15に対して
ほぼ直角に延びる案内部分36へ移行する。この
案内部分36は、挿入口34を掛止穴37と結合
させる。該掛止穴37は、アーム17と自由端2
6が成す穴である。閉鎖位置では、対向閉鎖部材
6はこの掛止穴37内にある。この場合自由端2
6は、環状に形成され環状穴38に自由端26が
係入する対向閉鎖部材6のための掛止用フツクと
して用いられる。自由端26が斜めに延びている
ため、対向閉鎖部材6の不慮の係脱が阻止されて
いる。
閉鎖部7を閉じると、まず対向閉鎖部材6が挿
入口34へ達する。内面32と外面27を案内面
として用いるため、対向閉鎖部材6は、挿入口3
4の中心に正確に達しない場合でも、案内部分3
6方向へ滑動する。さらに挿入すると、対向閉鎖
部材6は案内部分36内へ達し、そして内面31
に沿つて掛止穴37方向へ向きを変える。内面3
1から内面30への移行が円弧状であるため、対
向閉鎖部材6は簡単に掛止穴37へ達することが
できる。閉鎖部7を閉じるために、対向閉鎖部材
6の運動方向は、該対向閉鎖部材6が掛止穴内に
達するまでに2度変えられる。対向閉鎖部材6を
閉鎖部材5から係脱する場合には、対向閉鎖部材
の上記の運動は逆方向に行なわれる必要がある。
しかしながら、タイヤチエーンの取付け中には対
向閉鎖部材6はこの逆方向の運動を行なわない。
なぜなら、タイヤチエーンの内側部分1が締付け
状態にあり、その結果対向閉鎖部材6は引張られ
ながら閉鎖部材5のアーム17のフツク状の端部
26に接合するからである。従つて、閉鎖部が不
慮に開くことはない。これは、保持要素39が設
けられ、該保持要素39が対向閉鎖部材6の容易
な係脱を阻止していることによつても保証され
る。この保持要素39はリングとして形成され、
ウエブ18への移行部でアーム16と周囲にて係
合する。保持要素39は、案内部分36から挿入
口34への移行部に位置する。従つて、アーム端
部26の端面28と保持要素39の間に通過部4
0が形成され、該通過部40の幅は、対向閉鎖部
材6の厚さ35よりもわずかに大きい。従つて、
対向閉鎖部材6は該対向閉鎖部材6が閉鎖部材5
に対して正確に方向づけられている場合にのみ該
通過部40を通りぬけることができる。対向閉鎖
部材6は閉鎖部材5に対して斜めに位置すると、
対向閉鎖部材6は保持要素39が片側に成す通過
部40を通ることはできない。従つてこの肘要素
39により、対向閉鎖部材6の種々の運動方向と
の組合わせに於て、使用者が望む場合にのみ閉鎖
部7が開くように保証されている。
閉鎖部材5は平坦に形成され、そして互いに平
行な平らな外面41と42を有している(第3
図)。閉鎖部材5は、押抜き部品として簡単につ
くることができる。挿入口34と案内部分36と
掛止穴37は閉鎖部材を貫通し、従つてタイヤチ
エーンの取付け時にこの部分に塵埃、氷等が固着
することはなく、タイヤチエーンを雪中にて取付
ける場合にでも、いつでも閉鎖部を閉じたり開い
たりすることができる。
対向閉鎖部材6も同様に平坦に形成され、互い
に平行な平らな外面43と44を有する(第4
図)。対向閉鎖部材6はフレーム状に形成されて
おり、その1つの幅狭側に延長部45を具備す
る。延長部45は締付けスリーブ46に差し込ま
れ、該締付けスリーブ46にばね鋼部分22の他
の自由端47が差し込まれている。対向閉鎖部材
6も同様に押抜き部品としてつくることができ
る。対向閉鎖部材6は、閉鎖部材5側に特にカム
状の2つの案内片48と49を具備する。これら
の案内片48と49は、対向閉鎖部材6の互いに
平行に位置するアーム50,51の延長部として
形成されている。案内片48と49の互いに相対
する側面52と53は、環状穴38方向へ収斂
し、アーム50,51に対して垂直に延びる平ら
な側面54によつて互いに結合されている。案内
片48と49は、対向閉鎖部材6を閉鎖部材5に
掛合させる場合の側面案内部として用いられる。
斜面52,53は、対向閉鎖部材6が閉鎖部材5
の中心に正確に持ち来たされない場合でも、対向
閉鎖部材6を閉鎖部材5に確実に掛止させること
ができるよう保証している。
転向要素10は円形板として形成され(第6
図)、縁領域に、外側部分3の端部鎖環57と走
行部分鎖索8の端部鎖環58とを接続させるため
の2つの穴55と56を有している(第1図と第
6図)。従つて転向要素10は、締付け索11を
転向させるために用いられるばかりでなく、走行
部分2の一端の鎖索8及び外側部分3の一端の鎖
索とを係合させるためにも用いられる。それによ
つて、付加的な接続部品を必要としない。鍵穴状
の通し穴12は、締付け索11がより大きな穴部
分を簡単に通り抜けることができ且つより狭い穴
部分内でロツクされることができるように形成さ
れている。第7図に示すように、ロツク位置で
は、締付け索11の1つの鎖環59が幅狭穴部分
のなかにあり、隣接する鎖環60と61によつて
この穴部分のなかで保持される。
第8図ないし第12図の実施例では、閉鎖部材
は第1図ないし第3図の前記実施例の場合と同様
に形成されている。しかし、第8図ないし第12
図の実施例では、それぞれ保持要素が別様に形成
されている。
第8図の閉鎖部材5aでは、アーム16aの内
面32aは平らである。ところで、閉鎖部材5a
は第1図ないし第3図の実施例の場合と同様に形
成されている。アーム16aの自由端62には、
保持要素39aが旋回可能に装着されている。保
持要素39aはU字形に形成され、その両アーム
63は(第8図では1つのアームだけが見える)
アーム16aと両側にて係合する。保持要素39
aは、アーム16aの自由端62に固定されてい
る横ピン64に座着している。さらに横ピン64
にはレツグスプリング65が座着している。レツ
グスプリング65は、保持要素のウエブ66に係
合し、保持要素を第8図に図示したその閉鎖位置
へ付勢する。ウエブ66は、この閉鎖位置ではア
ーム17aの自由端26aの端面28a上に載置
されている。レツグスプリング65は、保持要素
39aの両アーム63の間に保護されるように位
置している。アーム63は、閉鎖部材5aのウエ
ブ18aまで延び、従つてアームの端部はウエブ
18aの両側にある。保持要素39aのウエブ6
6は、アーム端部26aの端面28aをわずかに
越えて延び、その結果ウエブ18a方向に突出す
るアーム端部は互いに結合していない。従つて、
ウエブ66が閉鎖部材アーム16aの内面32a
にぶつかるまで保持要素39aを横ピン64のま
わりにレツグスプリング65の力に抗して上方へ
旋回させることができる。保持要素39aの開口
位置にて対向閉鎖部材6のための十分な通過横断
面を確保するために、ウエブ66に接続するアー
ム63は面取りされた下部縁部分67を具備す
る。この下部縁部分67は、保持要素の開口位置
にてアーム16aの横の領域に位置するように形
成されている。
保持要素39aのアーム63は、横ピン64の
ウエブ18aとは逆の側を越えて突出し、取手部
68を形成している。この取手部68を用いて保
持要素を手でその開口位置へ旋回させることがで
きる。ウエブ66は、自由端26aから斜めに上
方へ向けられ、それによつて対向閉鎖部材6のた
めの案内面を形成している。ウエブ66は、対向
閉鎖部材6を挿入口34a方向へ案内し、その結
果閉鎖部の確実な閉鎖が保証されている。挿入口
34aは、該挿入口に対して直角に延びる案内部
分36aを介して掛止穴37aと結合されてい
る。掛止穴37aは、第1図ないし第3図の掛止
穴と同一に形成されている。ウエブ18aの内面
31aは、まつすぐに且つ閉鎖部材5aのアーム
16a,17aに対して垂直に延び、案内部分3
6aを成している。第8図の閉鎖位置では、掛止
穴37aは保持要素39aによつて完全に閉塞さ
れ、その結果掛止された対向閉鎖部材としつかり
と保持することができる。
第9図の実施例では、閉鎖部材5bは第8図の
実施例の場合と同一に形成されている。保持要素
39bは同様にU字形に形成され、2つのアーム
63bを有する。これらのアーム63bは、ウエ
ブ66bによつて互いに結合されている。保持要
素39bは、アーム16bの自由端62bにある
横ピン64bに旋回可能に支承されている。アー
ム63bは、レツグスプリング65bを取り囲ん
でいる。レツグスプリング65bは、ウエブ66
bに並びにアーム16bの内面32bに支持さ
れ、保持要素を第9図に図示した閉塞位置方向へ
付勢する。前述の実施例とは逆に、保持要素39
bはその一端にて精査部材5bと枢着的に結合さ
れている。それによつて、保持要素39bは閉鎖
部材のウエブ18bを越えて突出し、取手部68
bを形成している。ウエブ66bの長さは、該ウ
エブ66bを閉鎖位置でアーム端部26bの端面
28b上に載置することができる程度のものにす
ぎない。それによつて、保持要素39bの両アー
ム63bの、ウエブ66bを越えて突出する部分
は、結合せずに互いに重なり合つている。アーム
63bが閉鎖位置で締付けスリーブ20bと接触
しないように、アームのウエブ66bを越えて突
出する部分の下縁67bは傾斜をつけられてい
る。これに対して、アーム63bの上縁69はア
ームの全長にわたつてまつすぐに延びている。そ
れによつてアーム63は、第9図の側面図では、
概ね二辺が互いに円弧状に移行する二等辺三角形
の形状を示している。締付けスリーブ20bの上
方の領域にあるアーム63bの尖端は傾斜をつけ
られており、その結果保持要素39bを操作する
場合の負傷の危険はない。下縁67bが傾斜をつ
けられているため、取手部68bと締付けスリー
ブ20bの間に十分な空間があり、従つて操作者
は取手部68bをつかみ、保持要素39bを上方
へ旋回させることができる。閉鎖位置では、掛止
穴37bは保持要素39bによつて完全に閉塞さ
れ、その結果対向閉鎖部材6の不慮の係脱が阻止
されている。しかし、第8図の実施例の場合のよ
うに、保持要素を簡単に係脱させることもでき
る。これは、保持要素39bがレツグスプリング
65bの力に抗して上方へ旋回することができ、
その結果対向閉鎖部材をウエブ66bに沿つて取
出すことができるためである。
第10図に図示した実施例では、保持要素39
cは同様にU字形に形成され、一端によつて横ピ
ン64cに枢着されている。横ピン64cは、閉
鎖部材5cのアーム16cの自由端62cに配置
されている。ウエブ66cの長さは、該ウエブ6
6cが保持要素の閉塞位置でアーム端部26cの
端面28c上に載置される程度のものである。保
持要素39cの両アーム63cは、ウエブ66c
を越えて閉鎖部材5cのウエブ18cの高さまで
突出している。アーム63cの上縁69cと下縁
67cは、互いに平行に延び、そしてこれらの縁
に対して垂直に延びる端面70によつて互いに結
合されている。保持要素39cは、上部アーム1
6cとウエブ66cにて支持され、横ピン64c
に支承されているレツグスプリング65cの力の
作用を受けている。保持要素39cは、閉鎖位置
及び開口位置では閉鎖部材5cを越えて突出せ
ず、その結果閉鎖部材の取付けに必要な空間はわ
ずかなものにすぎない。閉鎖位置(第10図)で
は、保持要素39cは掛止穴37cを完全に閉塞
する。
第11図の実施例では、保持要素39dは、一
端によつて、圧縮ばね71の力に抗して横ピン6
4dに旋回可能に支承されている。圧縮ばね71
は、閉鎖部材5dのアーム16dと保持要素39
dのウエブ66dにて支承されている。横ピン6
4dは,アーム16dへの移行部付近で閉鎖部材
5dのウエブ18dを貫通している。ウエヴ66
dは、アーム端部26dの端面28d上に載置さ
れ、保持要素39dの閉塞位置では閉鎖部材5d
のウエブ18d付近まで延びている。保持要素3
9dのアーム63dは、第9図の実施例の場合と
同一に形成されている。しかし、横ピン64dが
閉鎖部材5dのウエブ18dに設けられているた
め、横ピン64dは、傾斜をつけられた尖端付近
でアーム63dを貫通する。アーム63dは、閉
鎖部材5dのアーム16d,17dを越えて突出
している。アーム63dの突出部分は取手部68
dを形成し、該取手部68dを用いて保持要素3
9dを圧縮ばね71の力に抗して開口位置へ旋回
させることができる。保持要素39dは、掛止穴
37dを完全に閉塞する。
第12図の保持要素39eはばね要素として形
成され、該ばね要素は、閉鎖部材5eのアーム1
6eの端面33eにねじ72等によつて固定され
ている。ばね要素39eは、予荷重のもとにアー
ム端部26eの端面28e上に載置されている。
保持要素39eの自由端73はU字形に形成され
ており、その、結果このように形成されるアーム
はウエブ18eの両側にある。この保持要素39
eは、閉鎖部材5eの掛止穴37eを完全に閉塞
する。保持要素39eは閉鎖部材5eのアーム1
6eから斜めに延びているため、保持要素39e
は対向閉鎖部材の挿入時に強制的に上方へ押さ
れ、その結果対向閉鎖部材を掛止させることがで
きる。対向閉鎖部材の係脱時には、保持要素39
eは同様に上方へ旋回し、その結果対向閉鎖部材
は自由にさせる。次に、保持要素39eは第12
図に図示した閉塞位置へ弾性的に戻る。保持要素
39eは、ねじ72によつて着脱可能に閉鎖部材
5eに固定され、その結果簡単に交換することが
できる。前述の実施例でも、保持要素は着脱可能
に閉鎖部材に支承されている。この場合横ピンは
着脱可能に閉鎖部材にて保持されている。
第13図の実施例では、保持要素39fはゴム
弾性リングである。このゴム弾性リングは、閉鎖
部材5fのアーム16fへの移行部にあるウエブ
18fにて支承されている。保持要素39fとア
ーム端部26fの対向する端面28fとの間隔
は、対向閉鎖部材6の厚さ35(第4図)よりも
小さく、その結果対向閉鎖部材6は、保持要素が
弾性的に変化する場合にのみ掛止穴37fに掛止
されることができる。対向閉鎖部材が閉鎖部材5
fから係脱される場合には、保持要素39fが弾
性的に変形する必要がある。保持要素39fがウ
エブ18f上でのロツク状態を失わないように、
保持要素39fはウエブ18f上で特に形状閉止
的に保持されており、この為に閉鎖部材5fは、
その外面25fに凹部74を備え、該凹部74に
環状の保持要素39fが係入し、それによつて状
態が保持されている。
第14図ないし第17図は、対向閉鎖部材と付
属の閉鎖部材を示す。対向閉鎖部材6(第14図
と第15図)は、第4図及び第5図の実施例と同
一に形成されている。閉鎖部材5gはU字形に形
成され、二つのアーム16gと17gを有する。
これらのアームは、ウエブ18gによつて互いに
結合されている。両アーム16gと17gの、互
いに平行に延びる平らな外面23gと24gは、
ウエブ18gの外面25gへ円弧状に移行する。
外面25gは、外面23gと鈍角を成して固定ピ
ン19gまで延びる。固定ピン19gは、前述の
すべての実施例の場合と同様に、アーム16gよ
りもアーム17gにより近く位置する。外面25
gは、固定ピン19gからアーム17gの外面2
4gに対して垂直に延びる。
アーム16gは、自由端にて肉厚に形成され、
そしてリングとして形成される保持要素39gの
ための掛止穴75を備える。肉厚のアーム端部
は、第16図の側面図ではほぼ半円形の形状を有
し、そしてアーム16gのほぼ半分の長さにわた
つて延びる。従つて、アーム16gの内面32g
は上記の肉厚の端部域ではほぼ半円形に延びてい
る。この場合内面32gは、アーム17gに関し
て凹状に曲がつてウエブ18gの内面31gへ移
行し、そして外面25gに対して平行に延びてい
る。内面31gには、固定ピン19gの高さ、横
断面にてほぼ直角のくぼみ部76が設けられてい
る。このくぼみ部76には、後述するように、対
向閉鎖部材6が係脱時にその側面54によつて係
入する。くぼみ部76は、片側でアーム17gの
内面30gによつて形成されている。内面30g
は長い凹部77を有し、該凹部77は、アーム1
7gの自由端26まで延びる。自由端26gは、
前述の実施例の場合と同様にフツク状に形成さ
れ、そして外面24gと鋭角を成す、特に約45°
を成す外面27gを有する。外面27gは、屈曲
した端面28gを経て自由端26gの内面29g
へ移行する。外面27gと内面29gは、外面2
4g方向へ発散している。内面29gは、アーム
17gの内面30gと鈍角を成し、一端にて凹部
77を成す。
外面27gと円弧状に延びる内面32gとは挿
入口34gを成し、且つ対向閉鎖部材6のための
案内面をも形成する。保持要素39gは、掛止穴
75に旋回可能に配置され、閉塞位置ではアーム
端部26gの内面29gに接合する。この為に内
面29gは掛止穴75に対してずらして配置さ
れ、その結果保持要素39gは、第16図に図示
した閉鎖部材5gの水平状態では、重力により内
面29gに接合する。対向閉鎖部材6を挿入する
と、保持要素39gはその自由位置へ旋回する。
凹部77の長さは、保持要素がアーム16g方向
へ支障なく旋回できるほどのものである。内面3
2gが凹状に延びているため、アーム16gに内
面のくぼみ部78が形成され、該くぼみ部78内
へ保持要素が旋回することができ、その結果対向
閉鎖部材を挿入口34gを経て案内部分36gま
で動かすことができる。案内部分36gは、ウエ
ブ18gの内面28gによつて成され、該内面2
8gにて対向閉鎖部材6は下方へ掛止穴37g方
向へ動くことができる。対向閉鎖部材6が案内部
分36gへ動かされると、保持要素39gは閉鎖
状態へ戻る。対向閉鎖部材6の内側幅79は、保
持要素39gの外側幅80よりも大きく、その結
果保持要素は閉鎖位置で対向閉鎖部材6の環状穴
38へ係入する。保持要素が対向閉鎖部材6の係
脱方向にアーム端26gの内面29gにて支持さ
れているため、保持要素が不慮に閉鎖位置へ旋回
することはない。ウエブ18gのくぼみ部76
は、対向閉鎖部材6の不慮の係脱を阻止するため
の付加的な手段として用いられる。対向閉鎖部材
6が閉鎖部材5g内でウエブ18gまで動かされ
ると、対向閉鎖部材の側面54がくぼみ部76へ
達し、それによつて対向閉鎖部材の横運動が阻止
されている。また対向閉鎖部材6は、自動的に案
内部分36gへは達しない。対向閉鎖部材6を案
内部分36gまで動かすには、該対向閉鎖部材6
を再びくぼみ部76から出し、該くぼみ部76に
対して横に案内部分36gまで案内しなければな
らない。この閉鎖部材5gの実施例の特徴は、構
成が簡単なことである。閉鎖部材5gと対向閉鎖
部材6は、安価につくられる簡単な押抜き部品で
ある。金属リングによつて形成される保持要素3
9gは耐摩耗性である。特に、掛止穴75の直径
は保持要素39gの直径よりも大きい。従つて、
保持要素39gの旋回能に支障をきたす塵埃等が
掛止穴75に固着することはない。タイヤチエー
ンを取付ける際、保持要素39gは自由端26g
に対して並びにタイヤに対して強く押圧され、そ
の結果掛止された対向閉鎖部材6の確実な保持が
保証されている。閉鎖部を開きたい場合には、締
付け索11をゆるめる。開く際にはアーム16g
は下側にある。重心により保持要素39gがくぼ
み部78に落ち、その結果対向閉鎖部材6を簡単
に係脱させることができる。
第20図と第21図の実施例では、保持要素3
9hは閉鎖部材アーム17hの自由端26hの一
端によつて形成される。保持要素39hは、掛止
穴37hの一部を形成している突出部として形成
されている。自由端26hは、第2図、第3図、
第8図ないし第13図に図示した実施例と同様
に、閉鎖部材5hの半分の高さよりもわずかに突
出している。自由端26hの外面27hは、全長
にわたつて連続的に曲がつており、アーム17h
の平らな外面24hに対して鋭角にて交わる。外
面24hは、閉鎖部材5hの他のアーム16hの
外面23hに対して平行に延びる。両外面23h
と24hは、それぞれ閉鎖部材5hのウエブ18
hの外面25hに円弧状に移行する。アーム端部
26hの外面27hは、ほぼ半円形に曲がつた端
面28hへ連続的に円弧状に移行し、該端面28
hは、第20図の側面図にてほぼ半円形に延びる
保持要素39hの端面81へ続く。掛止穴37h
は、アーム17hの内面30hとアーム端部26
hの内面29hとアーム端部26hの他の内面8
2によつて形成される。アーム17hの内面30
hは平らであり、閉鎖部材5hのウエブ18方向
へ外面24hに対し収斂するように延びている。
内面30hは内面29hへ連続的に円弧状に移行
し、該内面29hはウエブ18hの外面25hに
対してほぼ平行に位置し、且つ内面30hと鈍角
を成している。他の内面82は、円弧状に移行す
る内面29hに対して直角に位置している。掛止
穴37hは、上述の構成により自由端26h方向
へ狭くなつている。内面82は、保持要素39h
の屈曲した端面81に接合する。
第16図と第17図の実施例の場合と同様に、
アーム17hの内面30hはウエブ18hの領域
で、該ウエブの内面31hに設けられているくぼ
み部76hの1つの端面を形成している。内面3
1hは、外面25hに対して平行に延び、アーム
16hの内面32hへ円弧状に移行する。内面3
2hは、第20図の側面図ではS字状に屈曲して
いる。
外面27hとアーム16hの自由端の内面32
hとは、これらの両アーム端部が成す挿入口34
hの収斂する側壁を形成している。この収斂する
面にて、対向閉鎖部材6が閉鎖部材5h内へ確実
に誘導される。アーム26hの端面28hは、大
部分内面32hに対して平行に延び、該内面32
hは、この領域ではアーム17hに対して凹状に
屈曲している。これによつて幅狭の案内経路83
が形成され、該案内経路83内で対向閉鎖部材の
側面54が案内される。案内経路83は、案内部
分36hへ連続的に屈曲して移行し、該案内部分
36hの側面は、ウエブ18hとフツク状の自由
端26hによつて形成されている。案内部分36
hは、案内経路83に対してほぼ直角に位置し、
そして該案内経路83に対してほぼ直角に延びる
中間案内部分84へ移行する。この中間案内部分
84は、掛止穴37hへ通じ、そして保持要素3
9hとアーム17hによつて形成される。
閉鎖部材5hに関係づけられる対向閉鎖部材6
は、前記の各実施例の場合とほぼ同一に形成され
ている。ただし、環状穴38はより長く形成され
ている。これは、閉鎖部材5hの自由端26h
が、アーム16h或は17hの方向に見て、前記
の各実施例の場合の閉鎖部材の自由端よりも長く
形成されているためである。
対向閉鎖部材6の挿入時には、前部側面部分5
4は挿入口34hから案内経路83内に達する。
上述した構成により、対向閉鎖部材6は傾斜した
案内面27h,32hにて確実に案内経路83内
へ誘導され、しかも対向閉鎖部材6がどの位置で
これらの案内面27h,32hに突き出たるかに
関係なく誘導される。さらに挿入すると、対向閉
鎖部材6は案内経路83から、該案内経路83に
対して直角に位置する案内部分36h内へ確実に
誘導され、そして該案内部分36hから中間案内
部分84を経て掛止穴37hへ達する。保持要素
39hとこれに対向するアーム17hとの間隔
は、対向閉鎖部材6の厚さ35よりもわずかに大
きいにすぎないが、保持要素39hは、対向閉鎖
部材が掛止穴37hから自動的にすべり出ること
を確実に阻止する。たとえタイヤチエーンの取付
け時の場合でも、対向閉鎖部材の移動運動の方が
2度変わることにより、対向閉鎖部材が閉鎖部材
5hからすべり出ないよう保証される。付加的な
保持部としてくぼみ部76hが設けられている。
このくぼみ部76hは、中間案内部分84の延長
部内に配置され、その結果対向閉鎖部材6はまず
このくぼみ部76hに達し、ここで運動方向の変
更が阻止される。移動方向が2度変わるにもかか
わらず、対向閉鎖部材6は非常に簡単に掛止さ
れ、また係脱される。第20図と第21図に図示
した実施例は、閉鎖部材5hが一体的に形成さ
れ、且つ保持要素に対して付加的な部品を要しな
いため、特に有利である。
これまで説明してまた閉鎖部7はすべて、取付
け用湾曲体4によつて形成される内側部分1が弾
性的に押し縮められると自動的に閉じるように形
成されている。タイヤチエーンを取付けるために
は、取付け用湾曲体4を弾性的に拡開し、タイヤ
全体にかぶせる。第22図に図示したように、取
付け用湾曲体4はタイヤの後方で再びその元の環
状形に弾性的に戻ることができる。この出発状態
では、閉鎖部材5と対向閉鎖部材6とは互いに間
隔をもつて離れている。このことの利点は、次に
閉鎖部7を閉じる際に両閉鎖部材5と6が予荷重
のもとに掛合し、それによつて閉鎖部7が不慮に
はずれないよう付加的に保証されていることにあ
る。取付け用湾曲体4をかぶせた後、該取付け湾
曲体4はタイヤの外側から利用者によつて押し縮
められる。それによつて取付け用湾曲体の両端が
互いに接近し、対向閉鎖部材6と閉鎖部材5は第
22図の矢印85と86の方向へ相対して運動す
る。次に対向閉鎖部材6は、前述のようにその側
面54によつて閉鎖部材5の挿入口へ達し、そし
て斜面に沿つて自動的に案内部分へ移動し、該案
内部分から掛止穴内へ移動する。従つてタイヤチ
エーンの利用者は、閉鎖部7を閉じる際に両閉鎖
部材5と6を手で嵌合させる必要はなく、単に取
付け用湾曲体4を弾性的に押し縮めるだけで閉鎖
部7を閉じることができる。両閉鎖部材5と6の
前述のごとき構成により、両閉鎖部材が互いに結
合されることも保証されている。
閉鎖部7を簡単に閉じることができるように、
取付け装置87を設けることも可能である。この
取付け装置87は、縦長の把持部分88と89か
ら成る。把持部分88と89は、それぞれ端面に
差し込み用突出部90と91を具備する。差し込
み用突出部90と91には、それぞれ取付け用湾
曲体4内の差し込み穴92と93が関係づけられ
ている。差し込み用突出部90,91と差し込み
穴92,93とは、把持部分88,89が締付け
によつて差し込み穴内に座着するように形成され
ている。閉鎖部7を閉じるために、把持部分8
8,89は差し込み用突出部90,91によつて
差し込み穴93,94に差し込まれ、次に取付け
用湾曲体4が把持部分を用いて弾性的に押し縮め
られ、その結果閉鎖部材5と6は咬合することが
できる。利用者は、閉鎖部材5,6が掛止される
まで取付け用湾曲体4が十分に弾性的に押し縮め
られたかどうかを、締付けによつて簡単に確認す
ることができる。もし掛止されていない場合に
は、把持部分88,89を差し込み穴93,94
から引き出す際に取付け用湾曲体4を弾性的に拡
開する。拡開の状態を利用者はすぐに確認するこ
とができる。従つて、閉鎖部7が所定どおりに閉
じたかどうかは利用者がコントロールする。
把持部分88,89は、長方形の横断面を有
し、差し込み用突出部90,91と一体的に形成
されている。差し込み用突出部90,91は、把
持部分と同じ厚さをもつている(第23図)。差
し込み穴92,93は、半径方向へ外側へ取付け
用湾曲体4を越えて突出する該取付け用湾曲体4
の拡張部分94,95に設けられている。この部
分94,95は、スプリングワイヤ部分22まで
延びている中間部材である。第22図に示すよう
に、この部分94,95は同時に走行部分の鎖片
8のためのスペーサとして用いることができる。
部分94,95のねじれを阻止するために、ばね
鋼部分22は長方形の横断面をもつている。走行
部分2の鎖索8の接続用鎖環96は縦長の鎖環で
あり、その互いに平行なアームによつてばね鋼部
分22に直接に座着している。それによつて接続
用鎖環96のねじれも阻止され、その結果タイヤ
チエーンをタイヤ上に取付ける際の走行部分のね
じれも阻止されている。
上述の閉鎖部材と対向閉鎖部材の実施例は、構
造的に簡潔な構成と簡単な製造と確実な機能とを
特徴としている。このような閉鎖部材と対向閉鎖
部材により、操作者が両部材を手で嵌合させる必
要なしに、閉鎖部7をその都度自動的に閉じるこ
とができる。さらに両部材5と6は、塵埃、雪、
氷等が付着しないように形成され、その結果地形
条件が悪くとも閉鎖部を確実に開閉できることが
保証されている。
さらに閉鎖部の確実な閉鎖は、閉鎖部材と対向
閉鎖部材がその装着高さにてタイヤ方向へほぼ同
じ高さに位置し、その結果取付け用湾曲体4と弾
性的に押し縮める際に両部分が確実に衝合し互い
に結合されることができることによつて促進され
る。
タイヤチエーンを取付ける場合、閉鎖部7を閉
じた後タイヤの内面にて締付け索11が転向要素
10の通し穴12を通して引張られ、必要な締付
けが得られると幅狭の穴部分内へ引張られる。そ
れによつて、締付け索11は締付けられた状態を
維持し、次に外側部分3へ通す間手で締付けて保
持する必要はない。従つてタイヤチエーンの取付
けが簡単になるばかりでなく、最初の取付け時に
すでにタイヤチエーンが必要な締付けを備えてい
ることも保証される。締付け索11は、外側部分
3にだけ設けられているため、比較的短かく形成
することができ、従つて取付け時のタイヤチエー
ンの見通しが非常によくなる。さらに、経験の少
ないドライバーでも難なく取付けることができ
る。本発明によるタイヤチエーンは、取付け後タ
イヤ上に所定どおりに位置し、従つて取付け後は
閉鎖部7を内側部分にて閉じ、締付け索11を引
き寄せ外側部分3へ通すだけでよい。転向要素1
0は特にプラスチツクから成り、従つて耐食性が
ある。環状穴38の幅広部分から幅狭部分への移
行部に、弾性的に押しつぶすことのできる節部を
設けることができ、その結果締付け索11の各鎖
環はこの節部を弾性的に変形させるだけでより小
さな穴部分のなかへ入れられる。従つて、掛止さ
れた締付け索に対して付加的な保持性が与えら
れ、さらに締付け索11を外側部分3に通し際に
締付け索11が不慮に幅狭部分から幅広の穴部分
へすべり戻ることが阻止されている。しかしなが
ら、締付け索11が外側部分3でのその固定方向
へ戻されるため、幅狭穴部分での付加的な保持は
必ずしも必要でない。
第24図ないし第26図に図示した閉鎖要素5
iは、第2図と第3図に図示した実施例の閉鎖要
素と同一である。アーム17iの内面30iは、
自由なアーム端部26iの内面29iと鋭角を成
し、そして円弧状に曲がつた壁部分97iを経て
ウエブ18iの内面31iへ移行する。ウエブ1
8iは、アーム17iからアーム16i方向へ先
細りになつている。内面31iは平らに形成され
ており、自由なアーム端部26iの端面28iの
上方の領域にてアーム16iの内面32iへ移行
する。内面32iは平らに形成されており、アー
ム17iの内面30iに対して平行に延びる。ア
ーム16iの外面23iは、該外面23iに対し
て鋭角に延びる平らな端面を介して内面32iと
結合されている。
アーム16iには、保持要素39iが移動可能
に装着されている。保持要素39iは、引張部材
として形成される取手部98を具備し、該取手部
98を用いて保持要素を閉鎖部材5iのアーム1
6iから圧縮ばね99の力に抗して移動させるこ
とができる。閉鎖部材5iは、タイヤチエーンの
内側部分1に配置されているため、タイヤチエー
ン取付け時にはタイヤの後方に位置する。しかし
閉鎖部材5iを開くために保持要素39iを簡単
に操作することができるように、引張部材98
は、走行部分2を越えてタイヤチエーンの外側部
分3方向へ転向し、該外側部分3から操作可能で
ある。従つて保持要素39iを第25図に図示し
た自由位置へ動かすために、タイヤチエーンの利
用者は引張部材98をタイヤの外側から操作する
だけでよい。引張部材98をタイヤの後方に位置
するように形成することももちろん可能であり、
この場合利用者はタイヤの後方で把持しなければ
ならない。しかしこのような場合でも、引張部材
を用いて保持要素39iを簡単に開くことができ
る。その際引張部材98は、把持するのに便利な
リングとして形成されている。
引張部材98はフレキシブルに形成するのが合
目的であり、その結果該引張部材98は簡単に外
側部分3方向へ案内されることができ、或はフレ
キシブルなリングとしてタイヤの後方に設けるな
らば、簡単に把持され且つチエーン内側にあつて
支障ない。
保持要素39iは、閉鎖部材5のアーム16i
の両側にある2つのアーム100と101を有す
る(第26図)。アーム100と101は、この
実施例ではアーム16iよりもわずかに幅広に形
成されている。アーム100は、アーム101よ
りも長い。延長部は、引張部材98のための接続
部材102を形成する。接続部材102は穴10
3を有し、該穴103に引張部材98が固定され
る。第24図と第25図からわかるように、接続
部材102はウエブ18iの外面25iを越えて
突出する。
アーム100と101は、接続部材102とは
逆の側の端部にて拡張して形成されている。この
拡張部104,105は尖端部106で終わり、
そしてそれぞれ互いに鋭角を成している2つの縁
107,108を有する、縁107は、アーム1
00,101の端面を形成する。また縁107
は、円弧状にアーム100,101の外縁109
へ移行する。外縁109は、該外縁109よりも
短く且つ縁108が鈍角にて接続する内縁110
に対して平行に位置している。アーム101が短
かくなると、外縁109と内縁110はこれらに
対して垂直に位置する端部側の縁111によつて
互いに結合される。アーム100が長くなると
(第25図)、外縁109′と内縁110′は拡張部
104とは逆の側の端部にて、円弧状に曲がつて
いる端部側の縁111′によつて互いに結合され
る。第24図と第25図の側面図では、保持要素
39iのアーム100,101の外縁109,1
09′は、閉鎖部材5iのアーム16iの外面2
3iを含む面内にある。これに対してアーム10
0,101の内面110,111′は、アーム1
6iの内面32iよりも閉鎖部材5iのアーム1
7iにより近く位置する。保持要素39iの両ア
ーム100と101は、ウエブ112によつて互
いに結合され、該ウエブ112は、拡張部10
4,105の尖端部48から閉鎖部材5iのアー
ム16iの内面32iまで延びる(第26図)。
ウエブ112は止め部材113へ続き、該止め部
材113は、両拡張部104,105の間の領域
で該拡張部の縁108に沿つて延びる。しかし、
止め部材113は拡張部の縁108よりも短い
(第24図と第25図)。
圧縮ばね99は、閉鎖部材5iのアーム16i
の長穴114内に取付けられ、一端を長穴114
の端壁115に支持され、他端を案内部分116
に支持されている。案内部分116は長穴114
を貫通し、そして保持要素39iの両アーム10
0,101を拡張部104,105の高さで結合
させている。
閉鎖部材5iは、その周囲の一部を補強して形
成されており、この為に補強部117を備える。
補強部117は、アーム17iとウエブ18iに
沿つて延び、その外面はアーム17iとウエブ1
8iの外面24iと25iを形成する。補強部1
17は、アーム17iとウエブ18iの両側を越
えて突出する(第26図)。補強部117は、ア
ーム端部26iの外面27iから保持要素39i
のアーム100,101の内縁110,110′
の高さまで延びる。保持要素39iが移動する
際、補強部117の1つの端面118はアーム1
00と101のための付加的な案内部を形成する
(第25図)。閉鎖部材5iのアーム16iの外面
23iには、他の補強部119が設けられてい
る。この補強部119は、保持要素39iのアー
ム100,101と外縁109,109′にて係
合する(第26図)。この補強部119も、保持
要素39iの移動時にアーム100,101のた
めの案内部を形成する。補強部119の一部は、
ウエブ18iの外面25iからアーム16iの端
面33iの方向へ延びる。
保持要素39iの閉鎖位置(第24図)では、
縁107はアーム端部26iの外面27iととも
に対向閉鎖部材のための挿入口34iを形成す
る。縁107と外面27iは、挿入口34iが挿
入方向に先細りなるように互いに鈍角にて交わ
る。保持要素39iは、圧縮バネ99の力のもと
にウエブ112によつてアーム端部26iの端面
28iに接合する(第24図)。それによつて、
対向閉鎖部材6は縁107或は外面27iに沿つ
て確実に閉鎖部材5iの挿入口34iに案内され
る。対向閉鎖部材6の挿入時には、保持要素39
iは圧縮ばね99の力に抗して自由位置(第25
図)の方向へ動かされる。次に対向閉鎖部材6
は、案内部分36iを介して閉鎖部材5iの掛止
穴37iへ達することができる。対向閉鎖部材6
は、案内部分36i内で挿入方向120から該方
向に対して横に転向される。この場合、拡張部1
04,105の縁107と保持要素39iのウエ
ブ112は、対向閉鎖部材の案内部として用いら
れる。対向閉鎖部材が掛止穴37iの領域に達す
ると、保持要素39iは圧縮ばね99の作用のも
とにその閉鎖位置へ戻され、その結果掛止穴の不
慮の係脱が阻止されている。この閉鎖位置では、
拡張部104,105の縁108は、第24図の
側面図では、閉鎖部材5iのアーム端部26iの
内面29iの延長部を形成している。縁108と
内面29iは、ウエブ18iの内面31iに対し
て平行に位置している。
対向閉鎖部材6が閉鎖部材5iから係脱される
場合には、保持要素39iがその引張部材98に
よつて、ばね99の力に抗して第25図に図示し
た自由位置へ動かされる。この自由位置では、保
持要素39iは止め部材113によつてウエブ1
8iの内面31iに接合する。従つて、この止め
部材113により保持要素39iの移動経路を簡
単に制限することができる。自由位置では、屈曲
した壁部分97は、第25図の側面図では、保持
要素39iの拡張部104,105の縁107へ
移行する。それによつて対向閉鎖部材6は、壁部
分97と縁107に沿つて掛止穴37iから挿入
口34iへ動かされ、係脱することができる。
第27図の実施例では、保持要素39iはばね
である。このばねは、閉鎖部材5jのアーム16
jに固定れ、そしてその自由端によつて閉鎖部材
のアーム17jの自由端26jに接合する。ばね
39jは、弾性的な予荷重のもとにアーム17j
に接合し、その結果掛止された対向閉鎖部材の係
脱が確実に阻止されている。アーム17jの自由
端26jは、閉鎖部材のウエブ18jの方向へ屈
曲した端部部材121を有し、該端部部材の丸味
をおびた端面122は、ばね39jのための止め
面として用いられる。矢印で示した引張部材98
jは、ばねの自由端に係合する。引張部材98j
により、ばね39jを破線にて示した自由位置へ
動かすことができ、その際ばねは弾性的に変形さ
れる。それによつてばね39jは、自由位置到達
後引張部材98jによつて自動的にそのロツク位
置へ戻される。ばね39jは種々に形成されるこ
とができ、例えば板ばねまたはレツグスプリング
として形成することができる。
ばね39jは、自由位置では対向閉鎖部材の掛
止または係脱時の案内部として用いることがで
き、それによつて対向閉鎖部材を簡単に掛止係脱
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は内側部分に設けられる閉鎖部を具備す
る本発明によるタイヤチエーンの部分図、第2図
は第1図のタイヤチエーンの閉鎖部材の拡大図、
第3図は第2図の閉鎖部材の平面図、第4図は第
1図のタイヤチエーンの対向閉鎖部材の拡大図、
第5図は第4図の対向閉鎖部部材の平面図、第6
図は第1図のタイヤチエーンの外側部分にある転
向要素の拡大図、第7図は第6図の転向要素の側
面図、第8図ないし第13図は閉鎖部材の種々の
実施例を示す図、第14図は対向閉鎖部材の他の
実施例を示す図、第15図は第14図の対向閉鎖
部材の平面図、第16図は閉鎖部材の他の実施例
を示す図、第17図は第16図の閉鎖部材の平面
図、第18図は対向閉鎖部材の他の実施例を示す
図、第19図は第18図の対向閉鎖部材の平面
図、第20図は閉鎖部材の他の実施例を示す図、
第21図は第20図の閉鎖部材の平面図、第22
図は取付け装置を備える第1図のタイヤチエーン
の内側部分を示す図、第23図は第22図の線
−による断面図、第24図は閉鎖位置
にある保持要素を具備する閉鎖部材の他の実施例
の拡大側面図、第25図は保持要素が自由位置に
ある第24図の閉鎖部材を示す図、第26図は第
24図の閉鎖部材の矢印方向に見た図、第
27図は閉鎖部材の他の実施例を示す図である。 1……内側部分、2……走行部分、3……外側
部分、4……取付け用湾曲体、5,5aないし5
j……閉鎖部材、6……対向閉鎖部材、34,3
4a,34g,34h,34i……挿入口、3
6,36aないし36i……案内部分、37,3
7aないし37i……掛止穴、39,39aない
し39j……保持要素。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内側部分1と外側部分3とを互いに連結させ
    ている走行部分2を有し、内側部分1と外側部分
    3の一方がばね弾性的な取付け用湾曲体4を有
    し、該取付け用湾曲体4の端部に閉鎖部材5,5
    aないし5iと対向閉鎖部材6とが設けられ、閉
    鎖部材5,5aないし5iが、掛止穴37,37
    aないし37iに掛止されるべき対向閉鎖部材6
    のための挿入口34,34a,34g,34h,
    34iを有し、対向閉鎖部材6が、閉鎖部材5,
    5aないし5iに設けられる少なくとも一つの保
    持要素39,39aないし39jによつて閉鎖部
    材5,5aないし5i内に保持されるタイヤチエ
    ーンにおいて、 閉鎖部材5,5aないし5iが、ウエブ18,
    18aないし18hによつて互いに連結されてい
    る二つの互いに平行なアーム16,16aないし
    16j;17,17a,17b,17g,17
    h,17jを有していること、 アーム17,17a,17b,17g,17
    h,17jが、自由端に、該アーム17,17
    a,17b,17g,17h,17jにたいして
    角度を成して延び且つ他方のアーム16,16a
    ないし16jのほうへ向けられる端部部分26,
    26aないし26jを有していること、 端部部分26,26aないし26jが、他方の
    アーム16,16aないし16jとともに前記挿
    入口34,34a,34g,34h,34iを画
    成していること、 挿入口34,34a,34g,34h,34i
    が対向閉鎖部材6のほうへ開口していること、 挿入口34,34a,34g,34h,34i
    が対向閉鎖部材6の掛止方向15に先細りになつ
    ていること、 少なくとも前記端部部分26,26aないし2
    6jが、対向閉鎖部材6の掛止方向15に対して
    傾斜している端面27,27g,27h,27i
    を有していること、 挿入口34,34a,34g,34h,34i
    が、対向閉鎖部材6の掛止方向15に対して横に
    延びる案内部分36,36aないし36iを介し
    て掛止穴37,37aないし37iと連通してい
    ること、 保持要素39,39aないし39jが、挿入口
    34,34a,34g,34h,34iと掛止穴
    37,37aないし37iの間に設けられている
    ことを特徴とするタイヤチエーン。 2 閉鎖部材及び/または対向閉鎖部材6が板体
    状の押抜き部分として形成されていることを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項に記載のタイヤチ
    エーン。 3 案内部分36,36aないし36hが、閉鎖
    部材5,5aないし5hのアーム16,16aな
    いし16h;17,17a,17d,17g,1
    7hを結合させているウエブ18,18aないし
    18hによつて形成されていることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項または第2項に記載の
    タイヤチエーン。 4 保持要素39,39aないし39c,39
    e,39g,39i,39jが、閉鎖部材5,5
    aないし5c,5e,5g,5i,5jの1つの
    アーム16,16aないし16c,16e,16
    g,16i,16jに設けられていることを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項ないし第3項のい
    ずれか1つに記載のタイヤチエーン。 5 保持要素39aないし39e,39gが閉鎖
    部材5aないし5e,5gに可動に、特に旋回可
    能に配置されていることを特徴とする、特許請求
    の範囲第1項ないし第4項のいずれか1つに記載
    のタイヤチエーン。 6 保持要素39aないし39dがばね力に抗し
    て挿入口を閉塞する位置から挿入口を自由にする
    位置へ旋回可能であり、該保持要素は特にU字形
    に形成され、そしてそのアーム63,63bない
    し63dによつて閉鎖部材5aないし5dの1つ
    のアーム16aないし16dと係合し、そしてこ
    の保持要素39aないし39dのウエブ66,6
    6bないし66dがばね65,65b,65c,
    71のための接触部を形成していることを特徴と
    する、特許請求の範囲第5項に記載のタイヤチエ
    ーン。 7 保持要素39a,39b,39d,39iが
    取手部68,68b,68d,98を具備し、該
    取手部が、保持要素39a,39b,39d,3
    9iの、閉鎖部材5a,5b,5d,5iを越え
    て突出する部分によつて形成されていることを特
    徴とする、特許請求の範囲第1項ないし第6項の
    いずれか1つに記載のタイヤチエーン。 8 保持要素39eが、閉鎖部材5eの1つのア
    ーム16eに固定される板ばねであることを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項ないし第5項のい
    ずれか1つに記載のタイヤチエーン。 9 保持要素39,39f,39hが、閉鎖部材
    5,5f,5hに固着され、そして該保持要素
    が、閉鎖部材5,5fの1つのアーム16または
    ウエブ18fを取り囲むリングであることを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項ないし第4項のい
    ずれか1つに記載のタイヤチエーン。 10 保持要素39hが閉鎖部材5hと一体的に
    形成されていることを特徴とする、特許請求の範
    囲第9項に記載のタイヤチエーン。 11 保持要素39aないし39e,39g,3
    9i,39jが、挿入口を閉塞する閉塞位置にて
    閉鎖部材5aないし5e,5g,5i,5jの他
    のアーム17aないし17e,17i,17jの
    自由端26aないし26e,26g,26i,2
    6jに接触することと、閉鎖部材5,5aないし
    5jの他のアーム17,17aないし17jの自
    由端26,26aないし26h,26i,26j
    が、閉鎖部材の上記アームに対向するアーム1
    6,16aないし16j方向へ鋭角にて延び、そ
    して対向閉鎖部材6のための掛止フツクを形成す
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1項ない
    し第10項のいずれか1つに記載のタイヤチエー
    ン。 12 内側部分と外側部分を有し、該外側部分が
    走行部分を介して内側部分と結合され、さらに締
    付け索を有し、該締付け索に外側部分にて転向要
    素が付設されている。特許請求の範囲第1項ない
    し第11項のいずれか1つに記載のタイヤチエー
    ン、特にタイヤ滑り防止用チエーンに於て、転向
    要素10が板体状に形成され、且つ締付け索11
    のための鍵穴状の通し穴12を有し、その際転向
    要素10に、外側部分3の一端57と走行部分2
    の端部側のチエーン片8の一端58とが枢着され
    ていることを特徴とするタイヤチエーン。 13 内側部分と外側部分を有し、該内側部分と
    外側部分が走行部分によつて互いに結合され、該
    走行部分が取付け用湾曲体を有している、特許請
    求の範囲第1項ないし第12項のいずれか1つに
    記載のタイヤチエーン、特にタイヤ滑り防止用チ
    エーンに於て、取付け用湾曲体4が取付け用補助
    手段88,89のための接続部92,93を有
    し、該取付け用補助手段88,89が把持部材に
    よつて形成され、該把持部材が接続部92,93
    と結合されていることを特徴とするタイヤチエー
    ン。 14 接続部92,93が、取付け用湾曲体4内
    の差し込み穴であることと、取付け用補助手段8
    8,89が差し込み用突出部90,91を有し、
    該差し込み用突出部90,91が、閉鎖部材5と
    対向閉鎖部材6の領域にある接続部92,93に
    締付けによつて係入することを特徴とする、特許
    請求の範囲第13項に記載のタイヤチエーン。 15 前記取手部が引張り部材98,98jであ
    り、該引張り部材により保持要素39i,39j
    が閉鎖部材5i,5j上を摺動可能であることを
    特徴とする、特許請求の範囲第1項ないし第14
    項のいずれか1つに記載のタイヤチエーン。 16 引張り部材98,98jが、走行部分2を
    経てタイヤチエーンの外側部分3方向へ転向し、
    そして該外側部分3から操作可能であることを特
    徴とする、特許請求の範囲第15項に記載のタイ
    ヤチエーン。 17 保持要素39iの1つのアーム100が引
    張り部材98のための接続部102を有している
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第1項ないし
    第16項のいずれか1つに記載のタイヤチエー
    ン。 18 閉鎖部材5iのアーム16iが長穴114
    を有し、該長穴114を案内部分116が貫通
    し、該案内部分116が保持要素39iの両アー
    ム100,101を互いに結合させていること
    と、長穴114内にばね99が設けられ、該ばね
    99の一端が案内部分116で、他端が長穴11
    4の一端で支持されていることを特徴とする、特
    許請求の範囲第17項に記載のタイヤチエーン。 19 挿入口34iの領域にある、保持要素39
    iのアーム100,101の端部104,105
    が幅広に形成されていることと、この幅広に形成
    されている端部104,105が、閉鎖部材5i
    の対向するアーム17i方向へ先細りに形成さ
    れ、特に先端106にて尖つていることを特徴と
    する、特許請求の範囲第17項または第18項に
    記載のタイヤチエーン。 20 幅広の端部104,105が、閉鎖部材5
    iの挿入口34iの一部を成しているウエブ12
    によつて互いに結合され、且つ保持要素39iの
    付属のアーム100,101とそれぞれ同平面内
    にあることを特徴とする、特許請求の範囲第19
    項に記載のタイヤチエーン。 21 幅広の端部104,105が、閉鎖部材5
    iのウエブ18i側に、保持要素39iのための
    止め部材13を具備していることと、保持要素3
    9iのアーム100,101が、その上面および
    下面109と110;109′と110′によつ
    て、閉鎖部材5iに設けられている幅狭板11
    7,119とそれぞれ係合していることを特徴と
    する、特許請求の範囲第19項または第20項に
    記載のタイヤチエーン。 22 保持要素39jがばねであり、該ばねが、
    閉鎖部材5jの1つのアーム16jに固定され、
    且つ弾性的な予荷重のもとに他のアーム17jの
    自由端26jに接触していることを特徴とする、
    特許請求の範囲第15項または第16項に記載の
    タイヤチエーン。
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