JPH0461861A - 血液分離装置 - Google Patents

血液分離装置

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Publication number
JPH0461861A
JPH0461861A JP2172239A JP17223990A JPH0461861A JP H0461861 A JPH0461861 A JP H0461861A JP 2172239 A JP2172239 A JP 2172239A JP 17223990 A JP17223990 A JP 17223990A JP H0461861 A JPH0461861 A JP H0461861A
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JP
Japan
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bag
blood
child
plasma
platelets
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Pending
Application number
JP2172239A
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English (en)
Inventor
Sakiko Hagiwara
萩原 咲子
Makiko Kuwabara
桑原 真紀子
Isamu Yoshida
勇 吉田
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Nissho Corp
Original Assignee
Nissho Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は血液分離装置に関し、更に詳しくは全血を収容
し分離して得た各血液成分を各バッグに高純度で効率よ
く保存するための血液分離装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、供血者からの血液をハ/グに採取し、該血液を遠
心分離等の操作によって、赤面法、血小板、血漿等の各
血液成分に分離して保存するとともに、得られた赤血球
濃厚液を供血者に返血したり、輸血用血液として保存す
るための血液分離装置は広く使用されている。
例えば、特開昭60−174151号公報には抗凝血剤
を予め含有した親バッグに供血者からの血液を保存し、
遠心分離によって得た上澄液である血漿を第2子バッグ
に移行させる。次いで赤血球濃厚液が残留している親バ
ッグに、第1子バッグから酸素放出増強剤を含有した代
用血漿を移行させて混合し血液製剤を生成する。次に第
2子バッグにある血漿を遠心分離して血漿の上方層と血
小板の下方層とに分離し、上方の血漿は第3子バッグに
移行させるクオドラップルハッグシステムが紹介されて
いる。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、輸血用血液として使用される親バッグ中
の血液製剤には白血球が含有されており8、邑者に繰り
返し輸血することによって、白血球表面の抗原に対して
患者の体内に抗体が産成されて抗原抗体反応を起こし、
発熱、発疹等を起こす問題がある。更に酸素放出増強剤
を含有した代用血漿を移行させた第1子バッグは空状態
で放棄するために有効に利用されていない。
本発明者等はこれらの課題を解決するために種々検討し
、赤血球保存用添加液を予め収容し該添加液を他のバッ
グに移行させた後に14厚血小板血漿を他のバッグから
移行させて収容する子バッグを配置した血液分離装置に
おける核子バッグの材料としてポリオレフィンを使用し
た血液分離装置を考え既に特許出願している。
しかしながら、このポリオレフィンからなるバッグに血
小板を保存すると、2日目から血小板の形態が変化し、
第2図の光学顕微鏡でみた観察図に示すように、長く延
びたチューブ状、ドーナツ状、および三日月状のような
未分類の外観を呈した血小板の存在が観測された。この
形態はポリ塩化ビニルからなるバッグに血小板を保存し
た時にみられる通常の血小板の形状として知られる小さ
な突起を具えた円盤状の血小板とは明らかに異なってお
り、血小板に何らかの損傷を与えていることが伺える。
CFJINを解決するための手段] 本発明者等はこれらの課題を解決するために、鋭意研究
した結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明は抗凝血剤を含有した全血を収容し、
遠心分離によって血漿を主体とした上澄層と、血小板お
よび白血球を主体とした中間層と、赤血球を主体とした
下部層とに分離し、該上澄層と該中間層の血液成分を各
子バッグに移行させた後に残留した血液成分に、第2子
バッグからの赤血球保存用添加液を受けいれて混合する
親バッグと、親バッグで分離された中間層の血液成分を
移行させて収容し、遠心分離によって血漿中に血小板を
浮遊させて得た上部層の濃厚血小板血漿を空になった第
2子バッグに移行させる第1子バングと、予め赤血球保
存用添加液を収容し、該添加液を下部層の血液成分だけ
が残留した親バッグに移行させた後に、第1子バッグか
らの濃厚血小板血漿を受けいれて収容するポリオレフィ
ンに可望剤を受けいれて収容する1〜20重量%混合し
た樹脂からなる第2子バッグと、親バッグで分離された
上澄層の血液成分を収容する第3子バッグと、バッグ間
を連結するチューブとからなる血液分離装置である。
また本発明は前記血液分離装置において、ポリオレフィ
ンが(a)ポリ (エチレンブチレン)ポリスチレンブ
ロック共重合体25〜60重量%、(b)ポリプロピレ
ン20〜40MN%(c )エチレンアクリル酸エステ
ル共重合体5〜3531量%の組成からなる重合体混合
物であって、(a)のブロック共重合体のポリスチレン
セグメントが結晶化配列した部分を少なくとも2個以上
有し、前記(a)〜(c)の重合体の分子鎖が網目状に
絡み合ったポリマーアロイである血液分離装置である。
〔作用〕
本発明血液分離装置は第2子バッグ材料として可塑剤を
含有したポリオレフィンを使用しているので、ポリオレ
フィンに均一に混合した可塑剤が少量であるが有為な量
分だけ血小板中に滲出し、未分類の形状をした血小板へ
の形態学的変化を未然に防止し、第2子バッグは血小板
保存用としての機能を保持するものと推測される。
また、4個のバッグからなるクオドラノプルハソグは全
てを効に使用され、遠心分離によって親バッグ中に残存
した赤血球濃厚液中にも殆ど白血球は存在しない。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示す血液分離装置の概略図
、第2図は光学顕微鏡で観測した未分類形状の血小板の
観察図を示し、図中1は親バッグ、2は第1子バッグ、
3は第2子バッグ、4は第3子バッグ、5は注射針、6
〜11はバッグ間を連結するチューブ、12および13
は折れ棒、14は抗凝血剤、15は赤血球保存用添加液
を示す。
第1図の血液分離装置は供血者からの血液、またはその
血液中の赤血球濃厚液に赤血球保存用添加ie:15を
追加するにたる大きさの容量を有する予め抗凝血剤14
を収容した親バッグ1と、親バッグ1中の血液を遠心分
離して得た中間相の血液成分を収容しうるにたる大きさ
の第1子ハソグ2と、予め赤血球保存用添加液15を収
容しうるにたる大きさの第2子バッグ3と、親バッグ1
中の血液を遠心分離して得た上澄液の血漿を主成分とす
る血液成分を収容しうるにたる大きさの第3子ハソグ4
と、これらのバッグ間を連結するチューブ7〜11およ
び注射針5と親バッグ1とを連結するチューブ6とから
なっている。
親バッグ1中に供血者からの血液が凝固しないように予
めcpo液、ACD液、CP[1A−1液、CPDA−
2液等の抗凝血剤14を収容した状態で注射針5から採
血し、チューブ6を経て親バッグ1に全血を収容し、チ
ューブ6を溶封切断する0次いでチューブ7をクリップ
(図示せず)で密封し高速遠心機で例えば3500rp
−で5分間遠心すると、親バッグ1中の全血は上澄層の
乏血小板血漿と、血小板と白血球を含有した血漿からな
る中間層と、赤血球濃厚液の下部層とに分離する。次い
でチューブ10および11をクリップで密封し、折れ棒
13を折って上澄層の乏血小板血漿を第3子バッグに移
行する。
分離された血液成分の移行は例えばバッグを垂直壁と加
圧板との間に設置し、適当な駆動装置によって加圧板を
作動することによって行われる。そして上澄層の血漿は
親バッグ1からチューブ7.8および9を通って第3子
ハソグ4に移行され、チューブ9を密封切断してクオド
ラソプルバッグから分離される。第3子バッグ4の血漿
は凍結血漿として保存される。本発明血液分離装置にお
いては、第3子バッグ4に収容する血漿量は親バッグで
採血した全血量に対して50〜70容量%である。
親バッグlおよび第3子バッグの材料はジー(2−エチ
ルヘキシル)フタレート、ジー(2−エチルへキシル)
アジペート等の可塑剤を含有したポリ塩化ビニルが好ま
しい、第1図では使用する全血は供血者からの血液を使
用しているので予め親バッグ中に抗凝血剤が収容されて
いるが、抗凝血剤を予め含有した保存血液でもよい。
次に、チューブ8をクリップで密封して親バッグ1の血
小板と白血球を含有した血漿からなる中間層を常法に従
って親バッグ1からチューブ7および10を通って第1
子バッグ2に移行させる。第1子バッグ2の容量は親バ
ッグ1に対して20〜30容量%であり、チューブ7お
よび10の長さはチュブ内に血小板が残留して損失する
のを防止するために短いのが好ましい。第1子バッグ2
に移行する血小板および白血球を含有した血漿量は親バ
ッグ1で採血した全血量に対して10〜20容量%であ
る。第1子バッグ2の材料はジー(2−エチルヘキシル
)フタレート、ジー(2−エチルヘキシル)アジペート
等の可塑剤を含有したポリ塩化ビニル、ポリオレフィン
が好ましい。
一方、第2子バッグ3には予め赤血球保存用添加液が収
容されている。
赤血球保存用添加液としては、マンニトール、アデニン
、イノシン、リン酸塩、シ、に!、ブドウ糖、乳糖、塩
化ナトリウム、クエン酸塩、ビルベト、ピルベート塩、
マルトース、ソルビトール、クエン酸塩、マルチトール
からなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物を含存
する組成物からなり、例えばSAGMI (塩化ナトリ
ウム、ブドウ糖、マンニトールおよびアデニンの組成物
) 、PIFA!(アデニン、イノノン、リン酸ナトリ
ウムおよびビルへ一トの組成物)あるいは特公表61−
502750号公報に記載のブドウ糖、マンニトール、
クエン酸カリウム、アデニンおよび塩化ナトリウムの組
成物、マンニトール、アデニン、ブドウ糖、クエン酸ナ
トリウム、リン酸ナトリウムおよび塩化ナトリウムの組
成物である。
赤血球保存用添加液は第2子ハソグ3に収容され、親バ
ッグ1の赤血球濃厚液に添加することによって、赤血球
の寿命が延びたり赤血球が活性化されたりして、赤血球
の保存期間が延長される。
第2子バッグ3はポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レンプロピレン共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体
またはこれらの混合物のポリオレフィンからなり、特に
ポリプロピレンとポリ(エチレンブチレン)ポリスチレ
ンブロック共重合体とエチし・ンアクリル酸エステル共
重合体との混合物からなるポリマーアロイ(以下ポリマ
ーアロイという)かみなるバッグが好マシい。
ポリマーアロイは(a)ポリ(エチレンブチレン)ボリ
スチしンブロ7・り共重合体25〜60重量%、(b)
ポリプロピレン20〜40重量%(c)エチレンアクリ
ル酸エステル共重合体5〜35重量%の組成からなる重
合体混合物であって、(a)のブロック共重合体のポリ
スチレンセグメントが結晶化配列した部分を少なくとも
2個以り有し、前記(a)〜(c)の重合体の分子鎖が
網目状に絡み合ったポリマーアロイである。
ポリマーアロイで用いられるポリ(エチレンブチレン)
ポリスチレンブロック共重合体は、ハトセグメントはポ
リスチレン、ポリメチルスチレン等のスチレン系重合体
、ソフトセグメントはポリエチレンブチレン共重合体の
構造をしている。
ハードセグメントとして使用されるポリスチレン系重合
体の分子量は5.000〜120.000である。また
ソフトセグメントであるポリエチレンブチレン共重合体
は分子量10,000〜250.000のポリブタジェ
ンをポリスチレンと反応させてポリ(エチレンブチレン
)ポリスチレンブロック共重合体を作った後、そのブロ
ック共重合体を水素添加することによって得ることがで
きる。ソフトセグメントであるポリエチレンブチレン共
重合体はエチレンとブチレンの構成比が40〜60/6
0〜40モル%であり、ブロック共重合体に占めるソフ
トセグメントの割合は60〜911%であると機械的物
性、柔軟性とも優れたものが得られる。ブロック共重合
体の使用量の範囲は重合体混合物中25〜60重量%で
あり、かかる使用量が25重量%未満であるとバッグの
柔軟性が悪くなる傾向があり、また60重量%を超える
と成形性が悪くなる傾向がある。
次ニボリプロビレンはポリプロピレン単独又はそれを主
体とする共重合体である。プロピレン以外の共重合体成
分としてはエチレン、ブテン−1等が挙げられ、その割
合は10重量%以下である。ポリプロピレンはバッグに
成形した時の強度を向上させる性能を有しており、他の
重合体と特定割合に混合し、ポリマーアロイを形成する
ことによって、得られるバッグの強度は著しく向上する
。かかるポリプロピレンの使用量の範囲は重合体混合物
中20〜40重量%であり、20重量%未満であるとバ
ッグの透明性および強度が悪くなる傾向があり、また4
0重量%を超えると柔軟性が悪くなる傾向がある。エチ
レンアクリル酸エステル共重合体はブロック共重合体と
ポリプロピレンの相溶化剤の作用をし、ポリマーアロイ
形成に寄与するが、ここで使用されるアクリル酸エステ
ルとしてはメチルアクリレート、エチルアクリレート、
ブチルアクリレート等が挙げられ、共重合体成分中に占
める割合は5〜90モル%である。アクリル酸エステル
量が5モル%未満であると、透明性が悪くなる傾向があ
り、90モル%を超えると高温領域における弾性率が低
くなる傾向がある。前記エチレンアクリル酸エステル共
重合体の使用量の範囲は重合体混合物中5〜35重量%
であり、かかる使用量が5重量%より少ないとポリマー
の分散が悪くなり、押出し加工性および透明性も悪く、
なかんずく低温特性が悪くなる(中間があり、また35
重量%を超えると機械的強度が低くなる傾向がある。
均一に混合された重合体混合物は溶融押し出され成形さ
れると、ブロック共重合体のハードセグメントであるポ
リスチレンセグメントが2個以上集まって結晶化配列し
た領域が形成され、該領域が少なくとも重合体混合物中
に2個以上存在し、ブロック共重合体のソフトセグメン
ト、ブロック共重合体の結晶化配列していないハードセ
グメント、ポリプロピレンおよびエチレンアクリル酸エ
ステル共重合体の分子鎖が互いに網目状に絡み合った化
学構造をしたポリマーアロイを形成する。
このポリマーアロイに添加する可塑剤としては、ジー(
2−エチルヘキシル)フタレート、ジー2(エチルヘキ
シル)アジペート、クエン酸エステル、トリメリット酸
トリーn−オクチルエステル、トリ2−エチルへキシル
トリメリテートの群から選ばれた少なくとも1種である
。これらの可塑剤は前記ポリマーアロイと均一に混合す
ることができる。
可塑剤の添加量はポリマーアロイに対して、1〜20重
量%、好ましくは2〜10重量%である。可塑剤の添加
量が1重量%未満であると、未分類の形状をした血小板
が増加する11141があり、20重量%を超えると、
バッグから滲出する可塑荊量が多くなり血小板機能を低
下させる(中間がある。
第2子バッグ3に収容されている赤血球保存用添加液の
出口であるポーHこは折れ棒12が設置さており、クオ
トラノプルバノグが遠心分離される特筆2子バッグ3内
の赤血球保存添加液がバッグから漏出しないようになっ
ている。
次いでチューブ10をクリップで密封し、折れ棒12を
折って第2子バッグ内の赤血球保存添加液をチューブ1
1.8および7を経て遠心分離および血液成分の移行操
作によって赤血球濃厚液が残存している親バッグ1に移
行させて赤血球混合液を作成する。そしてチューブ7を
溶封切断して親バッグ1をクオドラソプルハソグから分
離する。親バッグエ内の赤血球混合液は4℃で保存して
輸血用に使用したりする。
第1子バッグ2に移行して保存された血小板および白血
球を主体とした血漿は、例えば800rpm、3分間遠
心分離して白血球および混入した赤血球を沈降させ、上
部層に血小板を血漿に浮遊させたfA厚血小板血漿とに
分離する。この際チューブ10をクリップで密封して遠
心分離する。第1子バッグ2の上部層に分離した濃厚血
小板血漿はチュフ゛10のクリンプをはずしてからチュ
ーブ゛10および8を経て空になっている第2子バッグ
に移行させて保存する。
バッグの成形はポリマーに可塑剤を添加し、フレンダー
またはミキサーで均一に混合した後その混合物を溶融し
、血液バッグの形をした金型内に溶融押し出し、ブロー
成形するか、あるいはシト状に押し出した後、端部をヒ
ートシールして医用バッグを製造する。なおシートの厚
さはその用途に応して適宜選択できるが、たとえば20
0〜500μである。
以上本発明血液分離装置の説明を第1図に従って説明し
たが、子バッグの順序は前記説明に拘束されず第1子バ
ッグに収容される中間層の血液成分が第2子バッグ3己
こ移行させて収容されてもよいし、第3子バッグ4に赤
血球保存用添加液を含有した新鮮赤血球保存液を収容し
てもよい。
実施例1 ジー(2−エチルヘキシル)フタレート(以下DEI(
Pという)を35重量%を含有したポリ塩化ビニルシー
ト(厚さ350 μ)から容量40orn1.300+
+1.150mの血液バッグを成形し、夫々第1図の親
バッグ1(容量450d) 、第1子バッグ2(容量1
50d)、第3子バッグ4 (容量300atffi)
に使用した。
第2子バッグはポリ(エチレンブチレン)ポリスチレン
ブロック共重合体(シェル化学社製フレイトyG−16
50) 40重景%、ポリプロピレン(住友化学社製P
L−6711N) 30重量%、エチレンエチルアクリ
レート共重合体(エチルアクリレート量15モル%、日
本ユニカー社製[IPDJ6182) 30重量%をミ
キサーで混合し、200 ’Cで溶融して製造したポリ
マーアロイのベレットに、DHIIPを第1表に示す割
合に混合してシート状に押し出し厚さ250μのシート
を製造し、常法に従って容量300−のバッグを成形し
た。
鏡バッグ1には予めCPD液5液酸6戒容され、第2子
バッグ3にはSAGM液94rdが収容されている。
汀射針5から血液を400戚採血してCPD液と混合し
た後、チューブ6を溶封切断する。その後、遠心分離器
に前記親ハ・ノブ1を設置し3500rpmで5分間遠
心分離したところ、親バッグ内の血液は血漿を主成分と
する上澄層と、血小板および白血球を主成分とする中間
層と、赤血球を主成分とする下部層とに分離された。
チューブ10をクリップで密封し折れ捧J3を折り、親
バッグ1を分離スタンドにプロ社製B55−1)に設置
し、押し板で圧迫して上澄層の血漿を押し出しチューブ
7.8および9を経て第3子バッグ4に260d血漿を
収容した。チューブ9を溶封切断して第3子ハ、グ4を
クオドラソプルハソグから切り離し凍結保存した。
次いでチューブ8をクリップで密封した後親バッグ1内
の中間層の血小板および白血球を主成分とする血漿を分
離スタンドで前記と同様6二圧迫して押し出し、第1子
ハソグ2に73m1移行させた。
次に折れ棒12を折り、チューブlOをクリップで密封
して第2子バッグ3の赤血球保存添加液を親バッグlに
移行させ、親バッグ1乙こ沈降して残存していた赤血球
aV液と混合した。そりでチュブ7をイ容封切断して親
バッグ1をクオトラ7・プルバッグから分離させた。な
お親バッグlに沈降して残存していた赤血球濃厚液中の
白血球数は供血者から得た血液中の白血球数に対して1
.9%であり、遠心分離によって殆どの白血球は親バッ
グに沈降して残存した赤血球濃厚液から除去されている
次に、チューブ10をクリップで密封して第1子バッグ
2を遠心分離器に設置し、800rpm、3分間遠心分
離し、上澄層に血小板を浮遊させた濃厚血小板血漿、下
部層に白血球と赤血球が沈降した層とに分離し、上澄層
のill厚血小板血漿をチューブ10および8を経て空
になっている第2子バッグ3に55d移行させる。そし
てチューブ11を溶封切断して濃厚血小板血漿を第2子
バッグに保存する。
aW血小板血漿を第2子バッグで120時間保存した後
の血小板凝集能を第1表に示す。
血止+Fj、凝集能は120時間経過後の濃厚血小板血
W20dに4L*MのCaCl2を添加した’J AD
P20uMを添加して惹起される最大凝集率で測定され
る。
また該バッグに収容した濃厚血小板血漿の3日後および
6日後の血小板中の未分類形状の血小板の発生割合を第
1表に示す。
未分類形状の血小板の発生割合の測定方法は濃血小板溶
液をグルタルアルデヒド溶液中で固定し、ノマルスキー
干渉コントラスト光学顕微鏡(エルルンスト νイツ 
ヴエツラー社製B−22)を使用して血小板の形態変化
を観察し、電子式セルカウンター(シスメソクスE−5
00、東亜医薬品工業製)を使用して血小板の数をカウ
ントし、血小板中に占める未分類形状の血小板の割合を
測定した。
第】表 第1表から明らかなように可塑剤を含有し・た実施例1
〜4のバッグ中で発生する未分類形状の血小板の割合は
可塑剤を含存していない実施例5のバッグと比較して少
ない。
〔効果] 本発明血液分離装置は血液を遠心分離して得た血液成分
を各バッグに移行させて保存するクオドラソプルバノグ
において、赤血球保存用添加液を予め収容する子バッグ
の材料が可塑剤を含有したポリオレフィンからなるため
に、該バッグは未分類の形状をした血小板の発生が少な
く、長期間に亘って安全に赤血球保存用添加液だけでな
く血小板も収容でき、その結果クオドラノプルバッグの
全てのバッグに血液を分離した血液成分が分配されるこ
とができ全バッグが有効に利用される。
また輸血に際して患者に発熱、発疹を起こす原因となる
白血球は第1子バッグに分離して保存されるので、親バ
ッグ中の赤血球濃厚液には白血球は少なく、繰り返し輸
血をしても安全である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示す血液分離装置の概略図
、第2回は光学顕微鏡で観測した未分類形状の血小板の
観察図を示−し、図中1は親バッグ、2は第1子バッグ
、3は第2子バッグ、4は第3子バッグ、5は注射針、
6〜11はバ・フグ間を連結するチューブ、12および
13は折れ棒、14は抗凝血側、15は赤血球保存用添
加液を示す。 特許出願人   株式会社二・ンショ 、三−日月板 第 ドーカッ板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)抗凝血剤を含有した全血を収容し、遠心分離によ
    って血漿を主体とした上澄層と、血小板および白血球を
    主体とした中間層と、赤血球を主体とした下部層とに分
    離し、該上澄層と該中間層の血液成分を各子バッグに移
    行させた後に残留した血液成分に、第2子バッグからの
    赤血球保存添加液を受けいれて混合する親バッグと、 親バッグで分離された中間層の血液成分を移行させて収
    容し、遠心分離によって血漿中に血小板を浮遊させて得
    た上部層の濃厚血小板血漿を空になった第2子バッグに
    移行させる第1子バッグと、予め赤血球保存用添加液を
    収容し、該添加液を下部層の血液成分だけが残留した親
    バッグに移行させた後に、第1子バッグからの濃厚血小
    板血漿を受けいれて収容するポリオレフィンに可塑剤を
    1〜20重量%混合した樹脂からなる第2子バッグと、 親バッグで分離された上澄層の血液成分を収容する第3
    子バッグと、 バッグ間を連結するチューブとからなる血液分離装置。
  2. (2)ポリオレフィンが(a)ポリ(エチレンブチレン
    )ポリスチレンブロック共重合体25〜60重量%、(
    b)ポリプロピレン20〜40重量%(c)エチレンア
    クリル酸エステル共重合体5〜35重量%の組成からな
    る重合体混合物であって、(a)のブロック共重合体の
    ポリスチレンセグメントが結晶化配列した部分を少なく
    とも2個以上有し、前記(a)〜(c)の重合体の分子
    鎖が網目状に絡み合ったポリマーアロイである請求項1
    記載の血液分離装置。
JP2172239A 1990-06-29 1990-06-29 血液分離装置 Pending JPH0461861A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5560464A (en) * 1978-10-26 1980-05-07 Baxter Travenol Lab Multiple blood bag that have portion* which do not contain plasticizer*and high blood component existence rate
JPS633867A (ja) * 1986-06-24 1988-01-08 日本赤十字社 血液成分分離用血液バッグ
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JPH02168955A (ja) * 1988-12-23 1990-06-29 Terumo Corp 加熱滅菌された血液保存液入り容器およびその製造方法

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