JPH0461785A - 電磁加熱方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は表面焼入れ等の熱処理に適用される電磁加熱方
法に関する。

〔従来の技術］ 従来、表面焼入れ、応力除去焼鈍等の熱処理はガス又は
電気による熱処理炉あるいは局部加熱としては、抵抗線
による間接加熱、低周波又は高周波による誘導加熱法に
よっていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来の加熱方法では次のような問題点があった。

（１）ガス炉、電気炉による全体加熱では不要な個所ま
で加熱される。

（２）抵抗加熱、誘導加熱による局部加熱では加熱体及
び加熱コイルの装着が煩雑である。

（３）誘導加熱では高周波数の電源が高価である。

〔課題を解決するための手段） 本発明は上記課題を解決するため次の手段を講する。

すなわち、電磁加熱方法として、導電性の被加熱体を移
動させるとともに上記被加熱体表面にほぼ垂直に磁界を
かける。

［作　用〕 上記方法により、磁界の中を導電性の被加熱体が、移動
すると、フレミングの右手の法則により被加熱体中に電
流（渦電流）が発生する。その電流によるジュール熱で
その部分が加熱される。なお、被加熱体の移動は回転移
動、直線移動、または両者を組合せた移動でもよい。

このようにして被加熱体は容易に加熱されるようになる
。

〔実施例〕

本発明の方法の第１実施例を第１図と第２図により説明
する。

第１図にて、軸ａを持つ円柱形の導電性の被加熱体ｌと
、同被加熱体１の表面に磁極２ａ、２ｂの先端を接近し
てＵ形の電磁石２が設けられる。電磁石２は各磁極２ａ
、２ｂの軸を被加熱体１の表面の法線方向に向けかつ軸
に沿って配置される。図中３はコイル、４は電源である
。

以上の構成において、まず本実施例の作用原理を第２図
により説明する。

５は金属円板であり、軸６を中心として回転する。７は
磁石であり例えば磁極Ｎ、Ｓを図のように配置する。合
金属５を矢印の方向に回転すると、磁極Ｎ、Ｓを通る磁
界は金属円板５を通っているため、図示したようにフレ
ミングの右手の法則により渦電流Ｃが円板５内に生じる
。以下はこの原理を利用する。

被加熱体１は軸ａのまわりに高速で回転する。

またコイル３は電源４でｌ１ｉｌＩ磁され、磁極２ａ、
２ｂから磁界は被加熱体１の中を通っている。すると上
託の原理で被加熱体１内に渦電流が生し、そのジュール
熱で被加熱体１の磁極２ａ、２ｂ部分が加熱される。し
たがって磁極２ａ、２ｂを軸ａに沿って移動することに
より被加熱体１の全体が加熱できる。

なお、電源４は直流用でも商用周波数用でもよい。

本発明の方法の第２実施例を第３回により説明する。

板状の被加熱体１ａをＵ形の電磁石の磁極８ａ、８ｂ間
で所定のクリアランスをもって挟む配置とする。

図中３はコイル、４は電源である。

以上の構成において、コイル３を励磁しながら軸方向に
被加熱体１ａを高速移動すると、前記実施例と同様の原
理で被加熱体１ａｈ加熱される。

以上のようにして、特に高価な高周波電源あるいは熱処
理炉を設けることなく、簡便に加熱することができる。

〔発明の効果〕

以上に説明したように、本発明の方法によれば次の効果
を奏する。

（１）特に高価な高周波電源あるいは熱処理炉を設ける
ことな（、簡便に被加熱体を加熱することができる。

（２）局部的に加熱（熱処理）ができる。

（３）部品あるいは素材の製造段階で工程中の回転、移
動を利用し加熱（熱処理）ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の斜視図、第２図は同実施
例の作用説明図、第３図は本発明の第２実施例の斜視図
である。 １、ｌａ−被加熱体、　　　　　２ａ、２ｂ、８ａ、８
ｂ−磁極３・・・コイル　　　　　　４・・・電源。 ５・・・金属円板、　　　　６・・・軸２．７．８・・
・磁石、　　　　　Ｎ、Ｓ・・・磁極。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　導電性の被加熱体を移動させるとともに上記被加熱体
   表面にほぼ垂直に磁界をかけることを特徴とする電磁加
   熱方法。