JPH046152Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH046152Y2 JPH046152Y2 JP1987103831U JP10383187U JPH046152Y2 JP H046152 Y2 JPH046152 Y2 JP H046152Y2 JP 1987103831 U JP1987103831 U JP 1987103831U JP 10383187 U JP10383187 U JP 10383187U JP H046152 Y2 JPH046152 Y2 JP H046152Y2
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- Japan
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- heater
- oil
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- fat
- sheathed heater
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- Expired
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- 238000002844 melting Methods 0.000 claims description 15
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Landscapes
- Resistance Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は料理又は工業用の油脂を加熱溶解させ
る油脂溶解ヒータに関するものである。
る油脂溶解ヒータに関するものである。
「従来の技術」
従来、料理用又は工業用の油脂は低温状態では
硬化しているため、使用するには溶解させて液状
にする必要があり、通常、都市ガスを用いて油脂
を溶解していた。しかし、最近の高層ビルまたは
地下街などでは都市ガスの使用を禁止し、電気の
使用しか認めない場合が多いため、パイプヒータ
を用いて油脂を加熱溶解している。
硬化しているため、使用するには溶解させて液状
にする必要があり、通常、都市ガスを用いて油脂
を溶解していた。しかし、最近の高層ビルまたは
地下街などでは都市ガスの使用を禁止し、電気の
使用しか認めない場合が多いため、パイプヒータ
を用いて油脂を加熱溶解している。
加熱溶解に用いる従来のヒータは、第7図に示
す如く、円筒状をしていて中央にヒータ部31、
その周囲に絶縁部32、その外周をシース33で
被つたパイプヒータ30を使用していた。
す如く、円筒状をしていて中央にヒータ部31、
その周囲に絶縁部32、その外周をシース33で
被つたパイプヒータ30を使用していた。
「考案が解決しようとする課題」
従来のパイプヒータを用いた溶解ヒータは、以
下のような欠点を有していた。
下のような欠点を有していた。
ヒータ部の断面形状が円形で直径が長いた
め、固形化した油脂内にヒータ部を挿入する場
合、上下方向の接触面積の大きいパイプヒータ
は容易に油脂内へ挿入せず、大きな力が必要で
あつた。
め、固形化した油脂内にヒータ部を挿入する場
合、上下方向の接触面積の大きいパイプヒータ
は容易に油脂内へ挿入せず、大きな力が必要で
あつた。
パイプヒータが円形で表面積が小さいので、
w/cm2単位の熱量を高くして油脂を溶解するた
め、消費電力が多くて不経済であつた。
w/cm2単位の熱量を高くして油脂を溶解するた
め、消費電力が多くて不経済であつた。
ヒータ部の温度が高いため、油脂内にパイプ
ヒータを挿入すると油脂煙が発生したり、油脂
が高温になつて、油脂の焼こげがヒータ部に付
着するため寿命が短かつた。
ヒータを挿入すると油脂煙が発生したり、油脂
が高温になつて、油脂の焼こげがヒータ部に付
着するため寿命が短かつた。
ヒータ部の直径が大きいため、パイプヒータ
の表面にゴミが付着しやすく、使用時に油脂内
にゴミが混入する虞れがあつて不衛生であつ
た。
の表面にゴミが付着しやすく、使用時に油脂内
にゴミが混入する虞れがあつて不衛生であつ
た。
「課題を解決するための手段」
本考案は上述の如き欠点に鑑みてなされたもの
で、本体の上面に電源接続用のスイツチを設ける
と共に、該スイツチに接近させて把手を装着した
本体の下部一側に係止部片を取付け、この本体の
下部に連結した連結支柱の下端に、水平方向の肉
厚が薄く、上下面に小巾の曲面部を設けると共
に、上下方向の面が広い平坦部を有して表面積を
大きく形成したシーズヒータの一端を連結し、同
一平面上に任意形状に折曲げて加熱部を形成した
ものである。
で、本体の上面に電源接続用のスイツチを設ける
と共に、該スイツチに接近させて把手を装着した
本体の下部一側に係止部片を取付け、この本体の
下部に連結した連結支柱の下端に、水平方向の肉
厚が薄く、上下面に小巾の曲面部を設けると共
に、上下方向の面が広い平坦部を有して表面積を
大きく形成したシーズヒータの一端を連結し、同
一平面上に任意形状に折曲げて加熱部を形成した
ものである。
「作用」
電源に接続したヒータ部を加熱し、該ヒータを
油脂に挿入させると、シーズヒータの水平方向の
肉厚が薄いため油脂との接触抵抗が少なく、低い
熱でも小さい力で容易に油脂内に挿入する。油脂
内に挿入させる溶解ヒータの表面積は上下方向に
長く油脂との接触面が大きいため熱伝達効率が高
いものである。
油脂に挿入させると、シーズヒータの水平方向の
肉厚が薄いため油脂との接触抵抗が少なく、低い
熱でも小さい力で容易に油脂内に挿入する。油脂
内に挿入させる溶解ヒータの表面積は上下方向に
長く油脂との接触面が大きいため熱伝達効率が高
いものである。
「実施例」
本考案の実施例を図面により説明すると、溶解
ヒータ1は本体2の上面に、電源への回路を
ON、OFFさせるスイツチ3を設け、且つ、本体
2に接近して把手4を取付けてあり、本体2の下
部一側に係止フツク5を取付けて、油脂罐20内
への落下を防止している。本体2の下面中央に取
付けた連結支柱8の下端にシーズヒータ10の一
端を連結してある。
ヒータ1は本体2の上面に、電源への回路を
ON、OFFさせるスイツチ3を設け、且つ、本体
2に接近して把手4を取付けてあり、本体2の下
部一側に係止フツク5を取付けて、油脂罐20内
への落下を防止している。本体2の下面中央に取
付けた連結支柱8の下端にシーズヒータ10の一
端を連結してある。
シーズヒータ10は、長尺で帯状に形成すると
共に、水平方向の肉厚を薄形の偏平に形成し、上
下方向の両側に広い平坦部10bを形成してあ
る。また、第2,3図に示す如く、マグネシア等
の絶縁材12をシーズヒータ10の内部に充填
し、上下方向にヒータ線13を三段に配し、該絶
縁材12の外周をインコロイまたはステンレス等
のハウジング14で被つて縦長に形成する。
共に、水平方向の肉厚を薄形の偏平に形成し、上
下方向の両側に広い平坦部10bを形成してあ
る。また、第2,3図に示す如く、マグネシア等
の絶縁材12をシーズヒータ10の内部に充填
し、上下方向にヒータ線13を三段に配し、該絶
縁材12の外周をインコロイまたはステンレス等
のハウジング14で被つて縦長に形成する。
第4,5図に示す如く、シーズヒータ10は広
い面積の平坦部10b側のいずれの方向にも折曲
可能に形成してあるため、該シーズヒータの先端
を同一面に於いて円形又は四角形等の任意形状に
形成して加熱部10eを形成してある。
い面積の平坦部10b側のいずれの方向にも折曲
可能に形成してあるため、該シーズヒータの先端
を同一面に於いて円形又は四角形等の任意形状に
形成して加熱部10eを形成してある。
次に、本実施例の作用について説明すると、コ
ード線6をコンセント7に差し込んで、溶解ヒー
タ1のスイツチ3をONすると、通電してシーズ
ヒータ10は加熱される。ついで、シーズヒータ
10が加熱上昇して一定温度に到達した後、油脂
罐20内に該シーズヒータ10を挿入させる。
ード線6をコンセント7に差し込んで、溶解ヒー
タ1のスイツチ3をONすると、通電してシーズ
ヒータ10は加熱される。ついで、シーズヒータ
10が加熱上昇して一定温度に到達した後、油脂
罐20内に該シーズヒータ10を挿入させる。
第3図に示す如く、底面に位置したシーズヒー
タ10の曲面部10aの水平方向の肉圧部Yは、
第7図に示した従来のパイプヒータ30の水平方
向の肉厚部Mより小さく形成してあるため、固形
化した油脂表面と接触する曲面部10aの表面積
は小さく、挿入時の抵抗が少ないため容易に油脂
層内に挿入できる。
タ10の曲面部10aの水平方向の肉圧部Yは、
第7図に示した従来のパイプヒータ30の水平方
向の肉厚部Mより小さく形成してあるため、固形
化した油脂表面と接触する曲面部10aの表面積
は小さく、挿入時の抵抗が少ないため容易に油脂
層内に挿入できる。
油脂内に挿入したシーズヒータ10の底面の曲
面部10aは面積が小さいが、上下の曲面部と、
左右両側の平坦部10bを合わせた表面積は、従
来の円形状のパイプヒータ30の表面積に比べ
て、本願シーズヒータ10は、薄肉状で高電圧で
あるため、油脂と接触する平坦部10bの面積は
大きく、熱伝動が早くなる。
面部10aは面積が小さいが、上下の曲面部と、
左右両側の平坦部10bを合わせた表面積は、従
来の円形状のパイプヒータ30の表面積に比べ
て、本願シーズヒータ10は、薄肉状で高電圧で
あるため、油脂と接触する平坦部10bの面積は
大きく、熱伝動が早くなる。
従つて、シーズヒータ10の加熱温度を従来の
パイプヒータのように高温度に設定することな
く、低い温度でも早く熱を伝達して固形化した油
脂を溶解させることができる。
パイプヒータのように高温度に設定することな
く、低い温度でも早く熱を伝達して固形化した油
脂を溶解させることができる。
シーズヒータ10の加熱温度を低くするという
ことは、発熱量w/cm2が小さくてすみ、消費電力
が少なくて経済的である。シーズヒータ10の温
度が低いほど、溶解される油脂の劣化を防止で
き、シーズヒータの表面に油脂こげが付着しない
ため溶解ヒータ1の寿命を長く保つことができ
る。
ことは、発熱量w/cm2が小さくてすみ、消費電力
が少なくて経済的である。シーズヒータ10の温
度が低いほど、溶解される油脂の劣化を防止で
き、シーズヒータの表面に油脂こげが付着しない
ため溶解ヒータ1の寿命を長く保つことができ
る。
シーズヒータ10は、連結支柱8を中心にして
水平方向の周囲に任意形状に形成してあるため、
溶解ヒータ12の重心は連結支柱の中心にあり、
溶解ヒータ1の油脂表面に垂直に挿入すれば、自
重により油脂内に挿入できるし、溶解ヒータ1の
係止部片5を第8図に示す如く、油脂罐20の上
縁に係止し、油脂罐20内に倒れるのを防止す
る。尚、シーズヒータ10は一定温度に達すると
加熱を防止するサーモスタツトが内蔵されてい
る。
水平方向の周囲に任意形状に形成してあるため、
溶解ヒータ12の重心は連結支柱の中心にあり、
溶解ヒータ1の油脂表面に垂直に挿入すれば、自
重により油脂内に挿入できるし、溶解ヒータ1の
係止部片5を第8図に示す如く、油脂罐20の上
縁に係止し、油脂罐20内に倒れるのを防止す
る。尚、シーズヒータ10は一定温度に達すると
加熱を防止するサーモスタツトが内蔵されてい
る。
従来のヒータと本願のヒータを比較すると、以
下の通りてある。
下の通りてある。
従来 本願
断面表面積……50cm2 30cm2
発熱面積……260cm2 260cm2
発熱部のw/cm2……2.70w 1.71cm2
消費電力……700W 600cm2
溶解時間……10分 6分
「考案の効果」
本考案は以下の様な効果を有している。
シーズヒータの形状は、水平方向に偏平な薄
形に形成したので、底面の小さな曲面部は油脂
内への挿入抵抗が少なく、溶解ヒータを挿入す
る場合に容易に挿入できるため、余分な力が要
らず疲労が少ない。
形に形成したので、底面の小さな曲面部は油脂
内への挿入抵抗が少なく、溶解ヒータを挿入す
る場合に容易に挿入できるため、余分な力が要
らず疲労が少ない。
油脂内に挿入させるシーズヒータは、水平方
向の肉厚が薄く、上下方向に設けた平坦部は表
面積が大きいため、油脂との接触面は多くて熱
伝達が早いため、早く油脂を溶解できる。
向の肉厚が薄く、上下方向に設けた平坦部は表
面積が大きいため、油脂との接触面は多くて熱
伝達が早いため、早く油脂を溶解できる。
早く溶解できるので消費電力が少なくて経済
的であり、油脂が高温にならないので劣化を防
止でき、且つ、シーズヒータに油脂こげが付着
しないためシーズヒータの寿命を伸ばすことが
できる。
的であり、油脂が高温にならないので劣化を防
止でき、且つ、シーズヒータに油脂こげが付着
しないためシーズヒータの寿命を伸ばすことが
できる。
第1図は溶解ヒータの正面図、第2図はシーズ
ヒータの一部拡大拡大断面図、第3図は第2図B
−B線方向断面図、第4図は第1図A−A線方向
断面図、第5図はシーズヒータの加熱部を略四角
に形成した状態の平面図、第6図はシーズヒータ
の肉厚を示した断面図、第7図は従来のパイプヒ
ータの肉厚を示した断面図、第8図は使用状態を
示した断面図である。 1……溶解ヒータ、2……本体、4……把手、
8……連結支柱、10……シーズヒータ。
ヒータの一部拡大拡大断面図、第3図は第2図B
−B線方向断面図、第4図は第1図A−A線方向
断面図、第5図はシーズヒータの加熱部を略四角
に形成した状態の平面図、第6図はシーズヒータ
の肉厚を示した断面図、第7図は従来のパイプヒ
ータの肉厚を示した断面図、第8図は使用状態を
示した断面図である。 1……溶解ヒータ、2……本体、4……把手、
8……連結支柱、10……シーズヒータ。
Claims (1)
- 本体の上面に電源接続用のスイツチを設けると
共に、該スイツチに接近させて把手を装着した本
体の下部一側に係止部片を取付け、この本体の下
部に連結した連結支柱の下端に、水平方向の肉厚
が薄く、上下面に小巾の曲面部を設けると共に、
上下方向の面が広い平坦部を有して表面積を大き
く形成したシーズヒータの一端を連結し、同一平
面上に任意形状に折曲げて加熱部を形成してなる
油脂溶解ヒータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987103831U JPH046152Y2 (ja) | 1987-07-08 | 1987-07-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987103831U JPH046152Y2 (ja) | 1987-07-08 | 1987-07-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS649394U JPS649394U (ja) | 1989-01-19 |
JPH046152Y2 true JPH046152Y2 (ja) | 1992-02-20 |
Family
ID=31335008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987103831U Expired JPH046152Y2 (ja) | 1987-07-08 | 1987-07-08 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH046152Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2005020636A1 (ja) * | 2003-08-26 | 2006-10-26 | タニコー株式会社 | プレート型固形油溶解ヒーター |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4110854Y1 (ja) * | 1964-05-16 | 1966-05-21 | ||
JPS4317278Y1 (ja) * | 1965-04-19 | 1968-07-17 | ||
JPS517560U (ja) * | 1974-07-04 | 1976-01-20 |
-
1987
- 1987-07-08 JP JP1987103831U patent/JPH046152Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4110854Y1 (ja) * | 1964-05-16 | 1966-05-21 | ||
JPS4317278Y1 (ja) * | 1965-04-19 | 1968-07-17 | ||
JPS517560U (ja) * | 1974-07-04 | 1976-01-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS649394U (ja) | 1989-01-19 |
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