JPH0460871B2 - - Google Patents

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JPH0460871B2
JPH0460871B2 JP58193012A JP19301283A JPH0460871B2 JP H0460871 B2 JPH0460871 B2 JP H0460871B2 JP 58193012 A JP58193012 A JP 58193012A JP 19301283 A JP19301283 A JP 19301283A JP H0460871 B2 JPH0460871 B2 JP H0460871B2
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JP
Japan
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steering
pressure fluid
rear wheel
control valve
vehicle speed
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JP58193012A
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JPS6085062A (ja
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Koji Shibahata
Yasumasa Tsubota
Takaaki Uno
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP58193012A priority Critical patent/JPS6085062A/ja
Publication of JPS6085062A publication Critical patent/JPS6085062A/ja
Publication of JPH0460871B2 publication Critical patent/JPH0460871B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D7/00Steering linkage; Stub axles or their mountings
    • B62D7/06Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
    • B62D7/14Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
    • B62D7/15Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
    • B62D7/1554Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a fluid interconnecting system between the steering control means of the different axles
    • B62D7/1572Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a fluid interconnecting system between the steering control means of the different axles provided with electro-hydraulic control means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、車両の操舵装置、詳しくは前輪お
よび後輪が共に操舵可能なものにあつて、操向ハ
ンドルの操舵に対する後輪の偏倚角を調節可能な
操舵装置に関する。
(従来の技術) 近年、車両においては、旋回性能の向上を目的
として前輪及び後輪の操舵が共に可能な操舵装置
が提案され、この種の操舵装置としては、例え
ば、特開昭57−99470号公報に記載されたコンプ
ライアンスステア制御装置が知られている。
このコンプライアンスステア制御装置は、後輪
のサスペンシヨン装置と車体との間に介装された
弾性体に油圧作動手段を併設し、該油圧作動手段
へパワーステアリング機構のパワーシリンダへの
油圧を供給することで、車両の旋回走行時におい
て生じるコンプライアンスステアを増加又は減少
させることで後輪の操舵を行うものである。
このようなコンプライアンスステア制御装置に
あつては、旋回走行時において後輪へ走行ハンド
ルの操舵に対応した横スベリ角(スリツプアング
ル)を強制的に設定して大きなコーナリングフオ
ースを生じさせ、より安定した旋回走行性能を得
ている。すなわち、このようなコンプライアンス
ステア制御装置は、主として車体に作用する遠心
力の大きい高速走行時における走行性能の向上を
目的としたもので、高速旋回走行時において後輪
が横すべりを生じることを防止している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このようなコンプライアンスス
テア制御装置にあつては、操向ハンドルの操舵に
対する後輪の偏倚角(この実施例においては、単
位操舵力当たりの偏倚角(deg/kgm)、以下同
じ)が一義的に決定されるため、その特性を車両
の走行状態に対応して制御し、より良好な旋回性
能を得ることができないという問題があつた。す
なわち、より良好な旋回性能を得るためには、車
速或は路面状況等に応じて操向ハンドルの操舵に
対する後輪の偏倚角を制御することが不可欠であ
り、操向ハンドルの操舵に対する後輪の偏倚角を
制御する手段の開発が要望されていた。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、操向ハンドルの操舵に対する後輪の偏倚角を
走行状態に応じて制御可能な操舵装置を提供し、
より良好な旋回性能を得ることを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) この発明の車両の操舵装置は、圧力流体により
前輪を偏倚する前輪操舵手段と、該前輪操舵手段
への圧力流体を発生する第1圧力流体発生手段
と、操向ハンドルへ加えられる操舵力に応じて第
1圧力流体発生手段から前輪操舵手段へ供給する
圧力流体を制御する第1操舵力応動弁と、圧力流
体により後輪を前輪と同一方向に偏倚する後輪操
舵手段と、該後輪操舵手段への圧力流体を発生す
る第2圧力流体発生手段と、前記操向ハンドルへ
加えられる操舵力に応じて第2圧力流体発生手段
から後輪操舵手段へ供給する圧力流体を制御する
第2操舵力応動弁と、第2圧力流体発生手段から
第2操舵力応動弁への圧力流体供給量を車速に対
応して変化させ、高車速時に低車速時より多量の
圧力流体を前記後輪操舵手段へ供給し、前記操向
ハンドルの操舵に対する後輪の偏倚角が高車速時
に低車速時より大きくなるように前記操舵力に対
する後輪操舵手段の後輪偏倚量を補正する流量調
整手段と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
(作用) 本発明では、操舵ハンドルが操舵されると、該
操舵力に応じ第1操舵力応動弁によつて第1圧力
流体発生手段から前輪操舵手段への圧力流体が制
御され、前輪操舵手段が操舵ハンドルの操舵に応
答して前輪を偏倚させる。一方、このとき前記操
舵力に応じ第2操舵力応動弁によつて第2圧力流
体発生手段から後輪操舵手段への圧力流体が制御
されるとともに、第2圧力流体発生手段から第2
操舵力応動弁への圧力流体の供給量を流量調整手
段の作動により車速に応じて変化させることで、
第2操舵力応動弁から後輪操舵手段への圧力流体
供給量が車速変化に対応して補正され、この補正
をされた圧力流体により後輪操舵手段が後輪を偏
倚させる。したがつて、前記操舵力に応答する後
輪操舵手段の後輪偏倚量が車速変化に対応して補
正され、操舵装置の操舵特性がきめ細く制御され
る。この結果、より良好な旋回性能が得られる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は、この発明の第1実施例を示す図であ
り、車両の操舵装置の概要を示している。
まず、構成を説明する。
同図において、11は車体、12R,12Lは
前輪、13R,13Lは後輪を示している。前輪
12R,12Lは、それぞれがナツクルアーム1
4R,14Lおよびサイドロツド15R,15L
を介してラツク16の端部へ連結されている。ラ
ツク16にはピニオン17が噛合し、ピニオン1
7がステアリングシヤフト18を介して操向ハン
ドル19に連結されている。このラツク16およ
びピニオン17はステアリングギヤ機構20を構
成する。
後輪13R,13Lは、それぞれがセミトレー
リングアーム21R,21Lを介して後輪サスペ
ンシヨンメンバ22に揺動可能に支持されてい
る。後輪サスペンシヨンメンバ22は、その両端
がインシユレータラバー23R,23Lを介しピ
ン24R,24Lにより車体11へ弾性的に支持
され、また、デイフアレンシヤルギアハウジング
25が図示しないボルトにより固定されている。
このデイフアレンシヤルギヤハウジング25も、
また、インシユレータラバー26を介してピン2
7により車体11へ弾性的に支持されている。な
お、28R,28Lはデイフアレンシヤルギアハ
ウジング25のデイフアレンシヤルギヤと後輪1
3R,13Lとを接続するドライブシヤフトであ
る。
29はリザーバ30内の作動流体を加圧して吐
出する第1ポンプ(第1圧力流体発生手段)、3
1はステアリングシヤフト18に設けられた第1
ポンプ29と配管P1を介して接続すると共にリ
ザーバ30と配管P2を介して接続した第1制御
弁(第1操舵力応動弁)であり、第1制御弁31
はまた配管P3,P4を介してラツク16に設け
られたパワーシリンダ32へ接続している。第1
制御弁31は、操向ハンドル19へ加えられる操
舵力に応じて流路面積が変化する4つの可変オリ
フイス31a,31b,31c,31dを有し、
第1ポンプ29が吐出する圧力流体を操向ハンド
ル19の操舵に制御してパワーシリンダ32へ供
給する。
パワーシリンダ32は、ラツク16と固着した
ピストン33が車体11へ設けられたシリンダボ
デイ34内に揺動自在に嵌入して、2つの流体室
35,36を画成している。このパワーシリンダ
32は、第1制御弁31から圧力流体を供給され
る流体室35、36の圧力差に対応した操舵補助
力を生じ、ラツク16を操舵方向に対応して押圧
する。これら第1ポンプ29、リザーバ30、第
1制御弁31およびパワーシリンダ32は周知の
パワーステアリング装置37を構成しており、パ
ワーステアリング装置37のパワーシリンダ32
は前述のステアリングギヤ機構20とともに前輪
操舵手段38を構成する。
39はリザーバ40内の作動流体を加圧して吐
出する第2ポンプ(第2圧力流体発生手段)であ
り、第2ポンプ39の吐出ポート側の配管P5の
途中には該ポンプ39の吐出量を変更する流量制
御弁41が設けられている。この流量制御弁41
は、例えば、特開昭55−79754号公報中に開示さ
れたような流量制御器から構成され、制御回路4
2に結線されている。この制御回路42は、車速
Vを検出する車速センサ43と接続され、この車
速センサ43の出力信号に基づいて流量制御弁4
1を制御して、第2ポンプ39の吐出量を例えば
第4図に示すような特性に設定する。これらの流
量制御弁41および制御回路42は流量調整手段
44を構成しており、この流量調整手段44は、
前記配管P5を通る第2ポンプ39から第2制御
弁45への流体供給量を変化させることにより、
操向ハンドル19の操舵力に対する後輪操舵手段
(後述する)の後輪偏倚量を車速に応じて補正す
るようになつている。
第2制御弁45は、配管P6を介してリザーバ
40に接続するとともに、一対の配管P7,P8
を介し後輪サスペンシヨンメンバ22と車体11
の間に介装された4つのアクチユエータ46a,
46b,46c,46dへ接続している。この第
2制御弁45は、操向ハンドル19へ加えられる
操舵力によりその弁開度(可変オリフイス45a
〜45dの流路面積)を変化させて圧力流体を制
御する第2操舵力応動弁であり、第2ポンプ39
から流量制御弁41を介して供給される圧力流体
を操舵ハンドル19の操舵力に応じ制御してアク
チユエータ46a,46b,46c,46dへ供
給する。アクチユエータ46a,46b,46
c,46dは、車体11および後輪サスペンシヨ
ンメンバ22にピンジヨイントにより結合し、供
給される圧力流体の作用によりインシユレータラ
バー23R,23Lを変形して後輪サスペンシヨ
ンメンバ22をピン27を中心に回動させる。こ
れら後輪サスペンシヨンメンバ22、インシユレ
ータラバー23R,23L,26およびアクチユ
エータ46a,46b,46c,46dは、圧力
流体の作用により後輪サスペンシヨンメンバ22
を回動することで後輪13R,13Lを偏倚させ
る後輪操舵手段47を構成しており、上述した第
2ポンプ39、流量調整手段44、第2制御弁4
5はこの後輪操舵手段47を制御するコンプライ
アンスステア用の制御装置49を構成している。
次に、作用を説明する。
この車両の操舵装置は、車両の前輪12R,1
2Lおよび後輪13R,13Lを操向ハンドル1
9の操舵に応じて偏倚させるもので、パワーステ
アリング装置37が操舵補助力を生じて操向ハン
ドル19による前輪12R,12Lの操舵を助勢
し、後輪操舵手段47が操向ハンドル19の操舵
に応じて後輪13R,13Lを前輪12R,12
Lと同一方向に偏倚する。そして、コンプライア
ンスステア用の制御装置49にあつては、操向ハ
ンドル19の操舵に対する後輪13R,13Lの
偏倚角を車速Vに応じて制御している。
いま、操向ハンドル19が操舵されていない場
合、第1制御弁31は各可変オリフイス31a,
31b,31c,31dが同一の開度を有し、第
1ポンプ29が吐出する圧力流体は、第1制御弁
31の各可変オリフイス31a,31b,31
c,31dを経てリザーバ30に還流する。この
ため、パワーシリンダ32は操舵補助力を生じる
こともなく、車両は直進する。同様に、第2ポン
プ39が吐出する圧力流体は、第2制御弁45を
経てリザーバ40へ還流するため、後輪13R,
13Lは偏倚を生じることはなく、車両の直進性
が保持される。
次に、操向ハンドル19に操舵力が加えられ、
操向ハンドル19が例えば右方向(以下の説明中
において同じ)に操舵されると、第1制御弁31
は可変オリフイス31a,31dが絞られるとと
もに可変オリフイス31d,31cが開かれ、各
配管P3,P4内に流出する圧力流体に圧力差が
生じる。すなわち、第1制御弁31は、配管P4
を介しパワーシリンダ32の一方の流体室36へ
高圧の圧力流体を供給するため、パワーシリンダ
32は操舵補助力を生じてラツク16を押圧す
る。したがつて、前輪12R,12Lは、ステア
リングギア機構20を介して操向ハンドル19か
ら伝達される操舵力およびパワーシリンダ32が
生じる操舵補助力により偏倚される。
同様に操向ハンドル19が操舵されると、第2
制御弁45は可変オリフイス45a,45dが絞
られるとともに可変オリフイス45b,45cが
開かれ、第2制御弁45から各配管P7,P8内
へ流出する圧力流体に圧力差が生じ、アクチユエ
ータ46b,46cには配管P8を介し高圧の圧
力流体が供給される。このため、アクチユエータ
46a,46b,46c,46dは、インシユレ
ータラバー23R,23Lを変形して後輪サスペ
ンシヨンメンバ22を図中時計方向に回動させ、
後輪13R,13Lを右方向すなわち前輪12
R,12Lと同一方向に偏倚させる。
ここで、第2ポンプ39が吐出する圧力流体
は、流量制御弁41により制御されて第4図に示
すような流量特性を示している。すなわち、制御
回路42は、第2ポンプ39から第2制御弁45
へ供給される圧力流体の流量を、高車速域におい
て増大するよう車速に応じて制御している。この
ため、操向ハンドル19へ加えられる操舵力が一
定、すなわち第2制御弁45の各可変オリフイス
45a,45b,45c,45dの流路面積の変
化が一定の場合であつても、第2制御弁45によ
る配管P7,P8内の圧力差は高車速域において
大きくなり、アクチユエータ46a,46b,4
6c,46dはより大きな力でインシユレータラ
バー23R,23Lを変形する。すなわち、第2
制御弁45は周知のオリフイス特性を利用するも
のであるため、第2制御弁45へ供給される圧力
流体の流量が増大するとアクチユエータ46b,
46cへより高圧の圧力流体を供給し、アクチユ
エータ46a,46b,46c,46dが大きな
力でインシユレータラバー23R,23Lをより
大きく変形する。したがつて、後輪13R,13
Lは、高車速域においてより大きく偏倚して大き
な横すべり角が設定され、車両の旋回が安定する
ものである。
なお、第2制御弁45へ供給する圧力流体の流
量特性は、第4図に示した特性に限定されるもの
ではなく、例えば第5図に示す特性あるいは段階
的に高車速時に流量が増加する特性とすることも
可能であることは言うまでもない。
第2図には、この発明の第2実施例を示す。
第2実施例は、操向ハンドル19の操舵に対す
る後輪13R,13Lの偏倚角を車速センサ43
の出力に基づいて制御するとともに、その制御モ
ードを操作スイツチ48により切換え可能にした
ものである。なお、第1実施例と同一の部分には
同一の符号を付してその説明は省略する。
この第2実施例にあつては、第2制御弁45へ
供給される圧力流体の流量が、例えば、第6図a
〜cの何れかに示すような特性で制御される。
第6図aの場合、第2制御弁45へ供給される
圧力流体の流量(圧力流体供給量)は、操作スイ
ツチ48の切換えにより図中に実線および破線で
示す複数の制御モードのうち何れかによつて制御
される。したがつて、低車速域においては、第2
制御弁45への圧力流体供給量が少ないため、操
向ハンドル19の操舵に対する後輪13R,13
Lの偏倚角は小さいが、車速に応じてその偏倚の
割合が漸増することになる。また、所定車速以上
の車速域では、第2制御弁45への圧力流体供給
量が最大量で一定となるため、操向ハンドル19
の操舵力に応じて後輪13R,13Lを十分に偏
倚させることができる。さらに、実線で示す制御
モードと破線で示す制御モードでは、第2制御弁
45への圧力流体供給量が増大となる車速が異な
つているから、操作スイツチ48の切換え操作に
より前記圧力流体供給量を最大にする車速を中速
域にしたり高速域にしたりして運転者の好みに合
つた操舵特性に設定することができる。なお、高
速域にあつても操向ハンドル19の操舵に対する
後輪13R,13Lの偏倚角を車速に応じて増加
させるのが理想であるが、その増加量はそれほど
大きくないから、一定値で近似でき、図示のよう
な設定をすることで制御回路42のハードウエア
を低コストのものにすることができる。
同図bの場合、第2制御弁45へ供給される圧
力流体の流量は、操作スイツチ48の切換えによ
り図中に実線および破線で示す複数の制御モード
のうち何れかによつて制御され、所定車速V0
での低車速域においては車速に対応して漸増し、
前記所定車速以上の車速域では一定となる。この
場合、実線で示す制御モードと破線で示す制御モ
ードでは、前記第2制御弁45への圧力流体供給
量の最大値が異なつているから、操作スイツチ4
8の切換えにより同一車速であつても操向ハンド
ル19の操舵に対する後輪13R,13Lの偏倚
角を増減させることができ、破線で示す安定性重
視の制御モードと実線で示す応答性重視の制御モ
ードのうちから運転者の好みに合つた操舵特性に
設定することができる。なお、この場合の制御モ
ードの設定は、安定性重視の場合と応答性重視の
場合とで操向ハンドル19の操舵に対する後輪1
3R,13Lの好ましい偏倚角をそれぞれ折線近
似したものとなつている。
同図cの場合、第2制御弁45へ供給される圧
力流体の流量は、操作スイツチ48の切換えによ
り図中に実線および破線で示す複数の制御モード
のうち何れかによつて制御され、所定車速までの
低車速域においては車速に対応して一定比率で漸
増し、前記所定車以上の車速域では実線で示すよ
うに一定となつたり破線で示すように所定比率で
漸増したりする。この場合、実線で示す制御モー
ドと破線で示す制御モードでは、所定車速V0
上の車速に対して前記圧力流体供給量が異なる。
したがつて、好みに応じ操作スイツチ48を切換
えることで、実線で示すように中高速域において
も高車速になるほど操向ハンドル19の操舵に対
する後輪13R,13Lの偏倚角を増加させて高
速安定性を高めたり、破線で示すようにして応答
性重視の性格付けをしたりすることができ、運転
者の好みに合つた操舵特性に設定することができ
る。
このように、第2実施例にあつては、操向ハン
ドル19の操舵に対する後輪13R,13Lの偏
倚角が第6図a〜cの何れかに略相似的特性を有
し、これによつて車輌の旋回性が安定し、また所
望の操舵特性が得られる。
第3図には、この発明の第3実施例を示す。
この第3実施例は、第2ポンプ39が吐出する
圧力流体の一部をリザーバ40へ還流すること
で、第2制御弁45へ供給される圧力流体の流量
を制御する。なお、前述した第1実施例と同一の
部分には同一の番号を付してその説明は省略す
る。
同図に示すように、この操舵装置は、第2制御
弁45のインレツト側配管配管P5とドレン側配
管P6との間にバイパス管P9を接続し、該バイ
パス管P9に制御回路42と接続した圧力補償型
の流量制御弁50を設けたものである。制御回路
42は、車速センサ43と接続し、車速に応じて
流量制御弁50を駆動する。これらバイパス管P
9、制御回路42および流量制御弁50が、流量
調整手段44を構成する。
この第3実施例にあつては、バイパス管P9を
経てリザーバ40へ還流する圧力流体の流量を高
車速時において減少するよう制御ことで、第2制
御弁45へ供給される圧力流体の流量特性を第4
図に示すような特性に設定する。したがつて、車
両の走行安定性が向上する。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、第1圧
力流体発生手段から前輪操舵手段への圧力流体を
第1操舵応動弁によつて制御することで、操向ハ
ンドルの操舵に応答する前輪操舵を行なうととも
に、第2圧力流体発生手段から第2操舵応動弁へ
供給される圧力流体の流量を流量調整手段によつ
て車速に応じて調整し、操向ハンドルの操舵に応
答する後輪操舵手段の後輪偏倚量を車速変化に対
応して補正するようにしているので、車輌の操舵
特性をきめ細かく制御して路面状況等に対応する
良好な後輪操舵を行うことができ、車両の旋回性
能を向上させることができる。また、流量調整手
段が車速変化に対応可能な程度の比較的応答性の
低いもので済むとともに、その制御回路を簡単に
することができ、操舵装置のコスト低減を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は本発明に係る車輌の操舵装
置の実施例を示す図であり、第1図は第1実施例
の全体構成図、第2図は第2実施例の全体構成
図、第3図は第3実施例の全体構成図、第4図は
第1及び第3実施例における圧力流体の流量制御
特性を示す図、第5図はその圧力流体の流量制御
特性の他の態様を示す図、第6図a〜cはそれぞ
れ第2実施例における圧力流体の流量制御特性の
態様を示す図である。 12R,12L……前輪、13R,13L……
後輪、19……操向ハンドル、20……ステアリ
ングギア機構、23R,23L……インシユレー
タラバー、29……第1ポンプ(第1圧力流体発
生手段)、31……第1制御弁(第1操舵力応動
弁)、32……パワーシリンダ、37……パワー
ステアリング装置、38……前輪操舵手段、39
……第2ポンプ39(第2圧力流体発生手段)、
43……車速センサ、44……流量調整手段、
(41……流量制御弁、42……制御回路)、45
……第2制御弁(第2操舵力応動弁)、46a,
46b,46c,46d……アクチユエータ、4
7……後輪操舵手段、49……コンプライアンス
ステア用の制御装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 圧力流体により前輪を偏倚する前輪操舵手段
    と、 該前輪操舵手段への圧力流体を発生する第1圧
    力流体発生手段と、 操向ハンドルへ加えられる操舵力に応じて第1
    圧力流体発生手段から前輪操舵手段へ供給する圧
    力流体を制御する第1操舵力応動弁と、 圧力流体により後輪を前輪と同一方向に偏倚す
    る後輪操舵手段と、 該後輪操舵手段への圧力流体を発生する第2圧
    力流体発生手段と、 前記操向ハンドルへ加えられる操舵力に応じて
    第2圧力流体発生手段から後輪操舵手段へ供給す
    る圧力流体を制御する第2操舵力応動弁と、 第2圧力流体発生手段から第2操舵力応動弁へ
    の圧力流体供給量を車速に対応して変化させ、高
    車速時に低車速時より多量の圧力流体を前記後輪
    操舵手段へ供給し、前記操向ハンドルの操舵に対
    する後輪の偏倚角が高車速時に低車速時より大き
    くなるように前記操舵力に対する後輪操舵手段の
    後輪偏倚量を補正する流量調整手段と、 を備えたことを特徴とする車両の操舵装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5787759A (en) * 1980-11-18 1982-06-01 Nissan Motor Co Ltd Method of steering vehicle
JPS5799470A (en) * 1980-12-11 1982-06-21 Nissan Motor Co Ltd Apparatus for controlling compliance steerage

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