JPH0460134B2 - - Google Patents

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JPH0460134B2
JPH0460134B2 JP6251284A JP6251284A JPH0460134B2 JP H0460134 B2 JPH0460134 B2 JP H0460134B2 JP 6251284 A JP6251284 A JP 6251284A JP 6251284 A JP6251284 A JP 6251284A JP H0460134 B2 JPH0460134 B2 JP H0460134B2
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JP
Japan
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group
compound
compounds
nitrobenzyloxy
epoxy
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JP6251284A
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Hirosuke Wada
Moryasu Wada
Shuichi Suzuki
Shuji Hayase
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPH0460134B2 publication Critical patent/JPH0460134B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕 本発明は新規な光硬化性組成物に関し、更に詳
しくは、短時間で光硬化し、しかも強靭で接着力
の大きい塗膜を形成でき、インキ、塗料、接着
剤、表面コート材、製版材、封止剤、電気絶縁材
などに用いて有効な光硬化組成物に関する。 〔発明の技術的背景とその問題点〕 近年、省エネルギー、作業性の観点から光を照
射して樹脂を硬化させるプロセスに関心が寄せら
れている。その中でも、エポキシ樹脂を光硬化さ
せるプロセスは応用範囲が広く重要である。 ところで、現在、エポキシ樹脂を光硬化するプ
ロセスには大別して2種類ある。 その1つは、エポキシ樹脂を、光重合性を有す
るアクリルなどのビニル基含有化合物で変成し、
このビニル基のみを介して光重合させる方法であ
る。しかしながら、この方法においては、アクリ
ル基のようなビニル基で全て変成したエポキシ樹
脂はエポキシ樹脂それ自体よりも接着性、耐熱性
がかなり低下してしまうという問題がある。 他の1つは、エポキシ樹脂それ自体を光分解型
の触媒を用いて硬化する方法である。このときに
用いる触媒としては、次式: Y Ar−X (式中、Arはフエニル基等を表わし;Xは、ヨ
ウ素原子、イオウ原子、ジアゾ基等を表わし;Y
は、BF4、PF6、AsP6、SbF6等を表わす。) で示される錯体を挙げることができる〔{マクロ
モレキユールス、第10巻、1307頁、1977年};ジ
ヤーナル・オブ・ラジエーシヨン・キユアリンダ
第5巻、2頁、1978年{Journal of Radiation
Curing、、2(1978)};ジヤーナル・オブ・ポ
リマー・サイエンス・ポリマー・ケミストリイ・
エデイシヨン、第17巻、2877頁、1979年
{Journal of Polymer Science Polymer
Chemistry Edition、17、2877(1979)};同上、
第17巻、1047頁、1979年{同上、17、1047
(1979)};ジヤーナル・オブ・ポリマー・サイエ
ンス・ポリマー・レターズ・エデイシヨン、第17
巻、759頁、1979年{Journal of Rolymer
Science Polymer Latters Edition、17、759
(1979)};特開昭55−65219号明細書;米国特許第
4069054号明細書;英国特許第1516511号明細書;
英国特許第1518141号明細書等参照〕。 しかしながら、これらの触媒を用いて得られた
樹脂硬化物は、良好な機械的特性、耐熱性を有す
る反面、触媒成分が強酸であつてイオン性不純物
となるため、加熱したり時間が経過したりすると
硬化物の特性劣化が起るとともに腐触現象を惹起
する。また、取扱いや作業性の点でも大きな問題
があり、かつ、急速硬化させた場合には接着力が
皆無になるという難点を有している。 〔発明の目的〕 本発明は、光硬化性が良好で、しかも得られた
硬化物の機械的、物理的、電気的特性とりわけ接
着特性が著しく向上する光硬化性組成物の提供を
目的とする。 〔発明の概要〕 本発明の光硬化性組成物は、少なくとも1個の
エポキシ基と少なくとも1個の光硬化性不飽和二
重結合とを分子内に同時に有する化合物;少なく
とも1個のエポキシ基を分子内に有するエポキシ
化合物;有機金属化合物;及び光照射によつてシ
ラノール基を生ずるケイ素化合物を必須成分とし
て成ることを特徴とする。 まず、本発明組成物の第1の必須成分は、少な
くとも1個のエポキシ基と少なくとも1個の光硬
化性不飽和二重結合とを分子内に同時に有する化
合物である。 この化合物におけるエポキシ基としては、例え
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】で示されるものがあげら れる。他方、この化合物に同時に存在する光硬化
性不飽和二重結合としては、例えば、
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】があげられ る。 なお、上記した構造式において、炭素原子に結
合している水素原子が、塩素、フツ素のようなハ
ロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基、フエニ
ル基などで置換されていてもよい。 この化合物は、目的に応じた分子設計によつて
任意に合成して構成することができるが、しか
し、他方では通常使用されるエポキシ樹脂にアク
リル酸、メタクリル酸、ケイ皮酸、マレイン酸な
どを反応させて容易に合成することもできる。こ
の後者の方法で使用するエポキシ樹脂としては、
例えば、ビスフエノールA型エポキシ樹脂;ビス
フエノールF型エポキシ樹脂;フエノールノボラ
ツク型エポキシ樹脂;脂環式エポキシ樹脂;トリ
グリシジルイソシアネートやヒダントインエポキ
シの如き含複素環エポキシ樹脂;水添ビスフエノ
ールA型エポキシ樹脂;プロピレングリコール−
ジグリシジルエーテルやペンタエリスリトール−
ポリグリシジルエーテルなどの脂肪族エポキシ樹
脂;芳香族もしくは脂環式のカルボン酸とエピク
ロルヒドリンとの反応によつて得られるエポキシ
樹脂;スピロ環含有エポキシ樹脂;o−アリルフ
エノールノボラツク化合物とエピクロルヒドリン
との反応生成物であるグリシジルエーテル型エポ
キシ樹脂;ビスフエノールAのそれぞれの水酸基
のオルト位にアリル基を有するジアリルビスフエ
ノール化合物とエピクロルヒドリンとの反応生成
物であるグリシジルエーテル型エポキシ樹脂など
が挙げられ、これらの群から選ばれた1種又は2
種以上を任意に使用することができる。 本発明組成物の第2の必須成分は、少なくとも
1個のエポキシ基を分子内に有する化合物であ
る。本発明の組成物は、この化合物が配合されて
いることによつて、密着力、粘着力及び接着力が
飛躍的に向上する。 この化合物においては、1分子当りに多数のエ
ポキシ基を有するものが有効である。3〜7個程
度がよい。その好適な代表例は、ノボロツクフエ
ノール変性エポキシ樹脂である。具体的には、o
−クレゾールノボラツクエポキシ樹脂、m−クレ
ゾールノボラツクエポキシ樹脂、p−クレゾール
ノボラツクエポキシ樹脂、これらクレゾールノボ
ラツクの代りに油溶性ノボラツクとしてp−tert
−ブチルフエノール、ノニルフエノールを用いた
もの;更には、二価フエノールを用いたレゾルシ
ンノボラツクエポキシ樹脂、カテコールノボラツ
クエポキシ樹脂、ヒドロキシノボラツクエポキシ
樹脂、などをあげることができる。また、クロル
フエノールノボラツクエポキシ樹脂、ブロムフエ
ノールノボラツクエポキシ樹脂、ヨードフエノー
ルノボラツクエポキシ樹脂のような耐燃性を有す
るハロゲン化フエノールノボラツクエポキシ樹
脂;アニリン、メラミン、アミノベンゼンなどで
変性したノボラツクエポキシ樹脂;キシレン変性
フエノールノボラツクエポキシ樹脂のような変性
ノボラツクエポキシ樹脂;無置換のフエノールノ
ボラツクエポキシ樹脂;又は のようなエポキシ樹脂があげられる。 これらのエポキシ化合物は単独で使用してもよ
いし、適宜に2種以上組合わせて使用してもよ
い。 エポキシ化合物の配合量は、1〜80重量%、好
ましくは15〜30重量%である。 本発明組成物の第3の必須成分は有機金属化合
物である。有機金属化合物としては、チタン、バ
ナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニ
ツケル、銅、亜鉛、アルミニウム、ジルコニウム
などの金属原子に、アルコキシ基、フエノキシ
基、アシルオキシ基、β−ジケトナイト基、o−
カルボニルフエノラト基などが結合している錯体
であることが好ましい。 ここで、アルコキシ基としては炭素数1〜10の
ものが好ましく、メトキシ基、エトキシ基、イソ
プロポキシ基、ブトキシ基、ペントオキシ基など
があげられ;フエノキシ基としては、フエノキシ
基、o−メチルフエノキシ基、o−メトキシフエ
ノキシ基、p−ニトロフエノキシ基、2,6−ジ
メチルフエノキシ基などがあげられ;アシルオキ
シ基としては、アセタト、プロピオナト、イソプ
ロピオナト、ブチラト、ステアラト、エチルアセ
トアセタト、プロピルアセトアセタト、ブチルア
セトアセタト、ジエチルマラト、ジビバロイルメ
タナトなどの配位子があげられ;β−ジケトナト
基としては、例えば、アセチルアセトナト、トリ
フルオロアセチルアセトナト、トリフルオロアセ
チルアセトナト、ヘキサフルオロアセチルアセナ
ト、
【式】
【式】
【式】などの配位子 があげられ;o−カルボニルフエノラト基として
は、例えば、サリチルアルデヒダトがあげられ
る。 前記した金属原子のうちアルミニウムは、その
有機金属化合物が、光硬化速度を高めるのに有用
であるため好適である。このような有機アルミニ
ウム化合物としては、具体的に、トリスメトキシ
アルミニウム、トリスエトキシアルミニウム、ト
リスイソプロポキシアルミニウム、トリスフエノ
キシアルミニウム、トリスパラメチルフエノキシ
アルミニウム、イソプロポキシジエトキシアルミ
ニウム、トリスブトキシアルミニウム、トリスア
セトキシアルミニウム、トリスステアラトアルミ
ニウム、トリスブチラトアルミニウム、トリスプ
ロピオナトアルミニウム、トリスイソプロピオナ
トアルミニウム、トリスアセチルアセトナトアル
ミニウム、トリストリフルオロアセチルアセトナ
トアルミニウム、トリスヘキサフルオロアセチル
アセトナトアルミニウム、トリスエチルアセトア
セタトアルミニウム、トリスサリチルアルデヒダ
トアルミニウム、トリスジエチルマロラトアルミ
ニウム、トリスプロピルアセトアセタトアルミニ
ウム、トリスブチルアセトアセタトアルミニウ
ム、トリスジビバロイルメタナトアルミニウム、
ジアセチルアセトナトジビバロイルメタナトアル
ミニウム、
【式】などがあげられる。 これらの有機金属化合物は単独で又は2種以上
を適宜に組合わせて用いることができる。その配
合量は、第1の必須成分と第2の必須成分の合量
にたいし重量比で0.001〜10%、好ましくは0.1〜
5%の範囲である。この配合量が0.001%に満た
ない場合には充分な硬化特性が得られず、また10
%を超えるとコスト高や密着性の低下を招く。 本発明の第4の必須成分は、光照者によつてシ
ラノール基を生ずるケイ素化合物である。このよ
うなケイ素化合物としては、ペルオキシシラン
基、o−ニトロベンジルオキシ基、α−ケトシリ
ル基のいずれかを有するケイ素化合物であること
が好ましい。 これらケイ素化合物のうち、ペルオキシシラン
基を有するものは次式:(R1o−Si―(O−O−
R24-o(式中、R1、R2は同一であつて異なつて
いてもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原
子、炭素数1〜5のアルキル基若しくはアリール
基を表わし;nは0〜3の整数を表わす。)で示
される化合物である。 上記式中、炭素数1〜5のアルキル基として
は、例えば、メチル基、エチル基、イソプロピル
基、n−プロピル基、n−ブチル基、t−ブチル
基、iso−ブチル基、n−ペンチル基、メトキシ
基、エトキシ基、クロルメチル基が挙げられ;ア
リール基としては、例えば、フエニル基、ナフチ
ル基、アントラニル基、ベンジル基が挙げられ;
また酸素数1〜5のアルキル基及びアリール基
は、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メトキ
シ基等の置換基を有していてもよい。 このようなケイ素化合物の具体例としては、次
式: で示される化合物等があげられる。 また、o−ニトロベンジルオキシ基を有するも
のは、次式: (式中、R1、R2、R3は同一であつても異なつて
いてもよく、それぞれ、水素原子;ハロゲン原
子;ビニル基;アリル基;炭素数1〜10の非置換
若しくは置換アルキル基;炭素数1〜10のアルコ
キシ基;非置換若しくは置換アリール基;アリー
ルオキシ基;シロキシ基を表わし、R4は水素原
子;炭素数1〜10の非置換若しくは置換アルキル
基;フエニル基;置換フエニル基を表わし、R5
R6、R7、R8は同一であつても異なつていてもよ
く、それぞれ、水素原子;ニトロ基;シアノ基;
ヒドロキシ基;メルカプト基;ハロゲン原子;ア
セチル基;アリル基;炭素数1〜5のアルキル
基;炭素数1〜5のアルコキシ基;非置換若しく
は置換アルール基;アリールオキシ基を表わし、
p、q、rは0p、p、r3、1p+q+
r3の条件を満たす整数を表わす。) で示される化合物である。 炭素数1〜10の非置換若しくは置換アルキル基
としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、t−ブチル基、ペンチル基、クロロメチ
ル基、クロロエチル基、フルオロメチル基、シア
ノメチル基などがあげられ、炭素数1〜10のアル
コキシ基としてはメトキシ基、エトキシ基、n−
プロポキシ基、n−ブトキシ基などがあげられ
る。非置換若しくは置換アリール基としては、フ
エニル基、p−メトキシフエニル基、p−クロロ
フエニル基、p−トリフルオロメチルフエニル基
などがあげられ、アリールオキシ基としてはフエ
ノキシ基などがあげられる。 また、ケイ素化合物としては、o−ニトロベン
ジルオキシシリル基を末端基とし、主鎖が次式: (式中、nは0又は1以上の整数を表わし;R1
及びR2は前記と同様の意味を有し;X、Yは、
同一でも異なつていてもよく、各々、酸素原子、
アルキレン基、アリール基等を表わす。) で示される基から成る化合物であつてもよい。 本発明に用いる、ケイ素原子に直接結合した非
置換もしくは置換o−ニトロベンジルオキシ基を
有するケイ素化合物の具体例としては、 トリメチル(o−ニトロベンジルオキシ)シラ
ン、 ジメチルフエニル(o−ニトロベンジルオキ
シ)シラン、 ジフエニルメチル(o−ニトロベンジルオキ
シ)シラン、 トリフエニル(o−ニトロベンジルオキシ)シ
ラン、 ビニルメチルフエニル(o−ニトロベンジルオ
キシ)シラン、 t−ブチルメチルフエニル(o−ニトロベンジ
ルオキシ)シラン、 トリエチル(o−ニトロベンジルオキシ)シラ
ン、 トリ(2−クロロエチル)−o−ニトロベンジ
ルオキシシラン、 トリ(p−トリフルオロメチルフエニル)−o
−ニトロベンジルオキシシラン、 トリメチル〔α−(o−ニトロフエニル)−o−
ニトロベンジルオキシ〕シラン、 ジメチルフエニル〔α−(o−ニトロフエニル)
−o−ニトロベンジルオキシ〕シラン、 メチルフエニルジ〔α−(o−ニトロフエニル)
−o−ニトロベンジルオキシ〕シラン、 トリフエニル(α−エチル−o−ニトロベンジ
ルオキシ)シラン、 トリメチル(3−メチル−2−ニトロベンジル
オキシ)シラン、 ジメチルフエニル(3,4,5−トリメトキシ
−2−ニトロベンジルオキシ)シラン、 トリフエニル(4,5,6,−トリメトキシ−
2−ニトロベンジルオキシ)シラン、 ジフエニルメチル(5−メチル−4−メトキシ
−2−ニトロベンジルオキシ)シラン、 トリフエニル(4,5−ジメチル−2−ニトロ
ベンジルオキシ)シラン、 ビニルメチルフエニル(4,5−ジクロロ−2
−ニトロベンジルオキシ)シラン、 トリフエニル(2,6−ジニトロベンジルオキ
シ)シラン、 ジフエニルメチル(2,4−ジニトロベンジル
オキシ)シラン、 トリフエニル(3−メトキシ−2−ニトロベン
ジルオキシ)シラン、 ビニルメチルフエニル(3,4−ジメトキシ−
2−ニトロベンジルオキシ)シラン、 ジメチルジ(o−ニトロベンジルオキシ)シラ
ン、 メチルフエニルジ(o−ニトロベンジルオキ
シ)シラン、 ビニルフエニルジ(o−ニトロベンジルオキ
シ)シラン、 t−ブチルフエニルジ(o−ニトロベンジルオ
キシ)シラン、 ジエチルジ(o−ニトロベンジルオキシ)シラ
ン、 2−クロロエチルフエニルジ(o−ニトロベン
ジルオキシ)シラン、 ジフエニルジ(o−ニトロベンジルオキシ)シ
ラン、 ジフエニルジ(3−メトキシ−2−ニトロベン
ジルオキシ)シラン、 ジフエニルジ(3,4−ジメトキシ−2−ニト
ロベンジルオキシ)シラン、 ジフエニルジ(2,6−ジニトロベンジルオキ
シ)シラン、 ジフエニルジ(2,4−ジニトロベンジルオキ
シ)シラン、 メチルトリ(o−ニトロベンジルオキシ)シラ
ン、 フエニルトリ(o−ニトロベンジルオキシ)シ
ラン、 p−ビス(o−ニトロベンジルオキシジメチル
シリル)ベンゼン、 1,1,3,3−テトラフエニル−1,3−ジ
(o−ニトロベンジルオキシ)シロキサン、 1,1,3,3,5,5−ヘキサフエニル−
1,5−ジ(o−ニトロベンジルオキシ)シロキ
サン、 及びSiCl含有シリコーン樹脂とo−ニトロベンジ
ルアルコールとの反応により生成するケイ素化合
物等があげられる。 最後に、α−ケトシリル基を有するものは、次
式: (式中、nは0、1、2、3の数を表わし;Rは
炭素数1〜10のアルキル基、ビニル基、アリル
基、アリール基などの炭化水素基、アリールオキ
シ基、炭素数1〜10のアルコキシ基を表わし、こ
れらはハロゲン原子、NO2、CN、−OCH3などの
置換基を分子内に有していてもよい。) で示される化合物である。 具体的には、 などの化合物をあげることができる。 これらのケイ素化合物の添加配合量は、第1の
必須成分と第2の必須成分との合量に対し、0.1
〜20重量%、好ましくは1〜10重量%の範囲であ
る。配合量が0.1重量%に満たない場合には、充
分な硬化特性が得られず、また、20重量%を超え
て用いることは可能であるが、コスト高や触媒成
分の分解生成物が問題になる場合があるので好ま
しくない。 本発明の組成物は、必要に応じて更に光増感剤
を配合してもよい。用いる光増感剤は、前記した
各成分を光増感できるものであれば何であつても
よく、組成物の組成、光源の種類等に応じて適宜
に選択すればよい。 このような光増感剤としては、例えば、芳香族
炭化水素、ベンゾフエノン及びその誘導体、o−
ベンゾイル安息香酸エステル、アセトフエノン及
びその誘導体、ベンゾイン並びにベンゾインエー
テル及びその誘導体、キサントン及びその誘導
体、チオキサントン及びその誘導体、ジスルフイ
ド化合物、キノン系化合物、ハロゲン化炭化水素
及びアミン類等が挙げられる。 芳香族炭化水素の具体例としては、ベンゼン、
ベンゼン−d6、トルエン、p−キシレン、フルオ
ロベンゼン、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、
ヨードベンゼン、ナフタレン、1−メチルナフタ
レン、2−メチルナフタレン、1−フルオロナフ
タレン、1−クロロナフタレン、2−クロロナフ
タレン、1−ブロモナフタレン、2−ブロモナフ
タレン、1−ヨードナフタレン、2−ヨードナフ
タレン、1−ナフトール、2−ナフトール、ビフ
エニル、フルオレン、p−テルフエニル、アセナ
フテン、p−クアテルフエニル、トリフエニレ
ン、フエナントレン、アズレン、フルオランテ
ン、クリセン、ピレン、1,2−ベンズピレン、
アントラセン、1,2−ベンズアントラセン、
9,10−ジクロロアントラセン、9,10−ジブロ
モアントラセン、9,10−ジフエニルアントラセ
ン、ペリレン、テトラセン及びペンタセン等が挙
げられる。 ベンゾフエノン及びその誘導体としては、例え
ば、ベンゾフエノン、2,4−ジメチルベンゾフ
エノン、2,4−ジクロロベンゾフエノン及び
4,4′−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフエノン
等が挙げられる。 o−ベンゾイル安息香酸エステルとしては、例
えば、o−ベンゾイル安息香酸メチルエステル、
o−ベンゾイル安息香酸エチルエステル、o−ベ
ンゾイル安息香酸フエニルエステル、 等が挙げられる。 アセトフエノン及びその誘導体としては、例え
ば、アセトフエノン、4−メチルアセトフエノ
ン、3−メチルアセトフエノン及び3−メトキシ
アセトフエノン等が挙げられる。 ベンゾイン並びにベンゾインエーテル及びその
誘導体としては、例えば、ベンゾイン、ベンゾイ
ンメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、
ベンゾインiso−プロピルエーテル、ベンゾイン
n−ブチルエーテル、ベンゾイントリフエニルシ
リルエーテル、 等が挙げられる。 キサントン及びその誘導体としては、例えば、
キサントン、2,4−ジメチルキサントン及び
2,4−ジクロロキサントン等が挙げられる。 チオキサントン及びその誘導体としては、例え
ば、チオキサントン、2,4−ジメチルチオキサ
ントン及び2,4−ジクロロチオキサントン等が
挙げられる。 ジスルフイド化合物としては、例えば、 等が挙げられる。 キノン系化合物としては、例えば、ベンゾキノ
ン、ナフトキノン、アントラキノン、5,12−ナ
フエタセンジオン及び2,7−ピレンジオン等が
挙げられる。 ハロゲン化炭化水素としては、例えば、四塩化
炭素、ヘキサクロロエタン、四臭化炭素、
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
等が挙げられる。 アミン類としては、例えば、ジフエニルアミ
ン、カルバゾール、トリフエニルアミン、 等が挙げられる。 その他のものとしては、プロピオフエノン、ア
ントロン、ベンズアルデヒド、ブチロフエノン、
2−ナフチルフエニルケトン、2−ナフトアルデ
ヒド、2−アセトナフトン、1−ナフチルフエニ
ルケトン、1−アセトナフトン、1−ナフトアル
デヒド、フルオレノン、1−フエニル−1,2−
プロパンジオン、ベンゾニトリル、アセトン、ビ
アセチル、アクリジンオレンジ、アクリジン、ロ
ーダミンB、ニオシン、フルオレセイン、
〔発明の実施例〕
実施例 1〜6 温度計、還流器、窒素ガス導入口、撹拌器を備
えた四ツ口フラスコに、セロキサイド2021(商品
名、ダイセル社製の脂環式エポキシ樹脂:エポキ
シ当量145)290g、アクリル酸80g、トルエン
158g、ハイドロキノン0.01g及び触媒として塩
化コリン1.56gを投入し、フラスコ内を窒素ガス
で置換したのち、撹拌しながら徐徐に昇温しトル
エンの還流温度下で反応を行なつた。反応の進行
状況は、アクリル酸の消費量を0.1Nの標準水素
化ナトリウム溶液による酸化測定で追跡し、酸化
がほとんどゼロになつた時点で反応を終了した。 反応終了後、反応溶液をイオン交換水500c.c.と
混合し6回洗浄したのち、分液ロートでトルエン
層を分離し減圧下でトルエンを留去した。合成さ
れた化合物は粘度150000CPS(25℃)でエポキシ
当量320のアクリル酸エポキシ樹脂(CYEPACと
略記)であつた。これが第1の必須成分である。 第2の必須成分として、セロキサイド2021、
EOCON−102S(商品名、日本化薬(株)製のクレゾ
ールノボラツクエポキシ樹脂、融点60℃)、
ESCN−220L(商品名、住友化学(株)製のo−クレ
ゾールノボラツクエポキシ、融点70℃)を用意し
た。 第3の必須成分の有機金属化合物としては、有
機アルミニウム化合物を選んだ。具体的には、ト
リスエチルアセトアセタトアルミニウム
(TEAACA)、トリスプロピルアセトアセタトア
ルミニウム(TPAAA)である。 第4の必須成分のケイ素化合物としては、トリ
フエニルシリル−t−ブチルパーオキサイド
(TPSiBuPO)、トリフエニルシリル−クミルパ
ーオキサイド(TPSiCPO)を用意した。 光増感剤としてベンゾフエノン、2−ヒドロキ
シ−2−メチルアセトフエノン(商品名、ダロキ
ユア1173;メルク社製)を用いた。 以上の各成分を第1表に示した割合(重量部で
表示)で配合し各種の組成物を調製した。
【表】 表中、試料1〜6が実施例、7〜10は比較例で
ある。 各組成物をアルミ板、TFS板(Tin free
steel)、#25の鏡面ブリキ板の上に常法にしたが
つて塗布し、それぞれを80W/cmの空冷水銀ラン
プがコンベア面から6cm離れて配設されている光
硬化ボツクス内に導入し、1〜15秒間光照射し
た。硬化終了後、塗膜の鉛筆硬度、JISK5400、
6.14に規定する方法による接着性(碁盤目剥離)
試験、JIS K5400、6.16で規定する塗料試験法に
よる折り曲げ試験を行なつた。その結果を一括し
て第2表に示した。
【表】 認められる、×印は多く認められる、こ
とを示す。
〔発明の効果〕 以上の説明で明らかなように、本発明の光硬化
性組成物は強靭な塗膜を形成することができ、そ
の接着性も極めて優れていて、インキ、塗料、接
着剤、表面コート材、製版材、封止剤、電気絶縁
材の分野に活用することができるのでその工業的
価値は大である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも1個のエポキシ基と少なくとも1
    個の光硬化性不飽和二重結合とを分子内に同時に
    有する化合物; 少なくとも1個のエポキシ基を分子内に有する
    エポキシ化合物; 有機金属化合物;及び 光照射によつてシラノール基を生ずるケイ素化
    合物を必須成分とすることを特徴とする光硬化性
    組成物。 2 該エポキシ化合物が、ノボラツクフエノール
    樹脂変性エポキシ化合物である特許請求の範囲第
    1項記載の光硬化性組成物。 3 該有機金属化合物が、有機アルミニウム化合
    物である特許請求の範囲第1項記載の光硬化性組
    成物。 4 該ケイ素化合物が、ペルオキシシラン基、o
    −ニトロベンジルオキシ基、α−ケトシリル基の
    群から選ばれる少なくとも1種の基を有している
    特許請求の範囲第1項記載の光硬化性組成物。 5 少なくとも1個のエポキシ基と少なくとも1
    個の光硬化性不飽和二重結合とを分子内に同時に
    有する化合物;少なくとも1個のエポキシ基を分
    子内に有するエポキシ化合物;有機金属化合物;
    及び光照射によつてシラノール基を生ずるケイ素
    化合物を必須成分とし、更に光増感剤を含有して
    成る特許請求の範囲第1項記載の光硬化性組成
    物。
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