JPH0459721B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は主として懐中電灯に係わり、特に片手
方の手で便利よく支持され操作されることのでき
る懐中電灯に係る。

さまざまな寸法、形状及びスイツチ型式の懐中
電灯が当業者間によく知られている。公知型懐中
電灯のほとんどがその電気エネルギー源として乾
電池を使用している。ときには２個又はそれ以上
のこの種の電池が懐中電灯の柄としての役割を果
す円筒内に直列に保持されている。代表的には電
流は電池の一方の電極から導線を通つてスイツチ
へと流れ、次にもう１つの導線を通つてランプ球
のもう１つの電極へ流れる。ランプ球のフイラメ
ントを通過した後、電流は導線と電気接触したラ
ンプ球の第２電極へ現われ、導線は懐中電灯容器
またはこの容器内にこれに沿つて位置決めされた
もう１つの導線と電気接触する。懐中電灯容器は
普通は電池列の他方の電極と接触する、普通はば
ねである導線に電気伝導路を提供する。電気回路
を完結させるスイツチ動作によつて電流がフイラ
メントを通過することができ、従つて反射線によ
つて通常は光線を発生するように焦点合わせされ
た光が生じる。

懐中電灯の光学特性を改良するためにさまざま
な設計が試みられた。例えばある種の設計では高
度に反射性の、よく規定された反射鏡が所与の電
池配置について光線の質を高めるためめ内蔵され
ている。その上、さまざまな寸法の懐中電灯につ
いて可変焦点をもつ懐中電灯が開発された。本出
願人の所有する米国特許第4577263号及び第
4658336号に開示した懐中電灯はこの種の改良さ
れた特徴をもつ小型懐中電灯を説明している。そ
の懐中電灯では、切換機構が頭部及び絶縁組立部
に内蔵されており、容器又は胴に対する頭部組立
部の回転が懐中電灯に点滅をおこさせ、さらに反
射鏡をガラス球に対して移動させ、その結果反射
された光線の散乱を変化させるようになつてい
る。その懐中電灯では、頭部組立部は胴部から取
外されることもでき、懐中電灯を卓上灯として使
用するため、尾部キヤツプ及び胴部をこの取外し
た頭部組立部に挿入し、基台として使用してもよ
い。

「十分な大きさ」の懐中電灯であるか「小型」
懐中電灯であるかは関わりなくある種の懐中電灯
の欠点の１つは、これらの設計が、不可能でない
にしても、懐中電灯の胴又は柄を支える手による
点滅切換及び光線の焦点合わせをやりにくいもの
にしていることである。片方の手で懐中電灯を支
えることがき、この同じ手でスイツチの点滅切換
えを行い、さらに焦点合わせすることがきるよう
な設計をもつ携帯用懐中電灯には広範囲の使用法
が存在する。従つて、片方の手で懐中電灯を支持
し、かつこの手で切換及び焦点合わせ操作を把み
方を変えることなく行うことができる懐中電灯を
提供することが望まれている。なおまたある種の
状況においては、特定の焦点合わせが行われた
後、切換操作の一方で、この焦点が維持されると
いう「片手操作」の懐中電灯を提供することも望
ましい。

従つて、本発明の目的は、胴を保持する手で切
換点灯し、その手で握りを変えることなく同じ手
でその焦点を調節することができ、スイツチ操作
の一方で、希望する焦点が保持され得る改良され
た懐中電灯を提供することが本発明の目的であ
る。

本発明によれば、上記目的は、１個以上の乾電
池を含む胴と、 前記胴の一端に設けられた頭部組立て体であつ
て、前面キヤツプ、該前面キヤツプに固定的に設
けられた放物面反射鏡及びレンズ、並びに前面キ
ヤツプ内に支持されたランプを備えるものと、 前記ランプを前記前面キヤツプ内に支持する支
持部材と、 前記支持部材に設けられ前記ランプのプラス接
点を電池の第１電極へ且つランプのマイナス接点
を前記胴に電気的に結合する結合手段と、 内ねじを備え、前記胴の他端に該胴と同軸的に
設けられた管状尾部キヤツプと、 前記胴の他端に設けら、前記反射鏡に対して前
記ランプを移動させ、その結果、レンズを通過し
て照射する光の焦点を調節するための手段であつ
て、前記尾部キヤツプ内に同軸的に設けられ、前
記尾部キヤツプの内ねじと螺合する外ねじを有
し、前記尾部キヤツプ内にて長手方向の移動を生
じさせるべく回転されるように構成された円筒状
部材を含むものと、 前記ランプのプラス接点と前記乾電池の第１電
極との電気的結合を確実とするとともに、前記支
持部材を介して乾電池を前記円筒状部材の一端に
対して付勢する付勢手段と、 前記円筒状部材の一端に設けられ、胴と電気的
に結合する環形接点と、 前記円筒状部材の他端に設けられた押しボタン
と、 前記円筒状部材に設けられ、前記胴の長手方向
に摺動するプランジヤと、 前記円筒状部材内に設けられ、前記押しボタン
の操作に応じて、前記プランジヤの先端を、環形
接点に関して前記円筒状部材の内側に、及び環形
接点に関して前記円筒状部材の外側に交互に位置
決めする手段とからなり、 前記プランジヤの先端が外側に位置するとき
は、前記乾電池の第２の電極と環形接点との間の
電気的接触が絶たれ、前記プランジヤの先端が内
側に位置するときは、前記乾電池の第２の電極と
環形接点との間の電気的接触が形成される懐中電
灯によつて達成される。

本発明にてなる懐中電灯は、片方の手の中にこ
れを支持し、同じ手でこれの点滅切換えを行い、
さらにそのうえ同じ握りを保持したまま同じ手で
光線の焦点を調節することを可能ならしめる。更
に、スイツチ操作の一方で、希望する焦点が保持
され得る。

本発明にてなる懐中電灯の好適な具体例によれ
ば、この懐中電灯は、直列式に配置された１個又
はそれ以上の乾電池を含む胴部をもつ。この懐中
電灯は、前面キヤツプ、好ましくは内部に支えら
れた２重ピンランプの電極と胴部及び電池電極間
にそれぞれ電気接点をつくるための導線を含むラ
ンプ又はガラス球支持機構を含む頭部組立部を有
している。胴部は導電円筒スリーブを含む。頭部
組立部はさらに反射鏡とレンズを含む。具体例の
懐中電灯は、尾部キヤツプ、外側容器、内側容
器、環形接点、第１プランジヤ、第２プランジヤ
又は押しボタン、ばね、インデクサ、及びインデ
クシを含む切換え又は操作機能及び光線焦点合わ
せ機能を提供するための尾部組立部を含む。

頭部組立部はさらに詳細には、前面キヤツプ、
レンズ、２重ピン電球、反射鏡、上部絶縁部材、
下部絶縁部材、上部絶縁部材接点、下部絶縁部材
接点、及び封止機能を提供するためのＯ−リング
を含む。前面キヤツプは胴部に対して、前面キヤ
ツプの外周が好ましくは胴部の外径と同一直径を
もつようにして回転可能的に取付けられている。
頭部組立部は胴部内に、上部及び下部絶縁部材が
反射鏡に対するランプの相対位置を変化させるべ
く、２重ピンランプと共に胴部及び前面キヤツプ
内を縦方向に移動され得、そして、スポツトライ
トからフラツドライト状態まで光線を焦点合わせ
する手段を提供するようにして配置されている。
下部絶縁部材は、一方側では胴部溝部上の対応す
る肩部に寄りかかり、他方側ではそれに寄りかか
つてプラス接点をもつ下部支持面をもつ。上部絶
縁部材は下部絶縁部材と協働し、さらに一方側で
は胴部の溝部上の対応する支持面に寄りかかり、
他方側ではランプを収納する上部支持面をもつ。

尾部組立部はさらに詳細には、尾部キヤツプ、
環形接点、外側容器、内側容器、押ボタンプラン
ジヤ、ばね、インデクサ、インデクシ及び第１プ
ランジヤを含む。第１プランジヤ、インデクサ、
インデクシ、ばね及び押ボタンプランジヤは内側
容器に、押ボタンを縦方向に押すことによつてば
ねに作用して、インデクサの回転を引き起こして
インデクシの回転運動を引き起こし、第１プラン
ジヤの横運動を引き起こすようにして位置決めさ
れている。第１プランジヤの横方向運動は、電
池、上下絶縁部材及びランプに、横方向運動を引
起こし、電池の下側電極及び尾部端面の環形接点
間の電気的接触を点滅させる。外側容器は尾部キ
ヤツプ内に回転的に確保され、さらに尾部キヤツ
プの後端を超えて延伸する。外側容器の後端は手
による回転を容易化するため外周上にローレツト
又は溝形カツトが施されている。外部容器の回転
は、外側容器を内側容器、電池、上下絶縁部材及
びランプと共に懐中電灯の頭部組立部内に位置決
めされた前面キヤツプ及び反射鏡に関連して縦方
向に移動させる。この縦方向運動は光線の焦点を
スポツトライト焦点からフラツドライド焦点まで
変化させ、あるいはその間の任意の変化を得させ
る。

本発明にてなる懐中電灯はあらゆる寸法の乾電
池に事実上適合するように寸法決めされ得る。懐
中電灯の胴は１個又はそれ以上の米国ANSI規格
による「Ｄ」、「Ｃ」、「Ａ」、「AA」、「AAA」、
「Ｎ」、「AAAA」又は特殊寸法の電池を保持する
よう構成された胴部を有していてもよい。留意す
べきことは、上記寸法の電池は、「特殊寸法」電
池及び「AAAA」形電池以外はすべて通常入手
可能なものばかりである。「AAAA」形電池は、
その上端に「クリツプ」接点をもつ従来形「９ボ
ルト」電池内の構成要素としてこれまで知れてい
る電池である。この設計の従来形「９ボルト」電
池は、その外側ケーシング内に６個の「AAAA」
寸法の小型電池を持つている。本発明の好適１具
体例は胴部が２個の「AAAA」形電池を保持す
るよう構成された懐中電灯を含むことを目指して
いる。本発明及び同時に米国出願されたS.
N.43086号に記載の懐中電灯に使用されるより前
は、「AAAA」形電池は「９ボルト」電池の構成
要素として以外の使用例は無いと信じられてい
た。

二重ピンランプは当業者間によく知られてい
る。二重ピンランプは好適具体例での使用を目指
されているとはいえ、ねじ又はバヨネツト口金形
ランプのような他の従来形電球も本発明において
使用されてもよい。当業者間でそのうえよく知ら
れているように、懐中電灯ランプのための寸法決
定及び製造特性は、懐中電灯の寸法、電源の電圧
及び電流特性、電池の強度、希望する電池寿命、
電池の放電速度のような希望する目的特性のよう
な数多くの因子に従つて変化する。懐中電灯ラン
プは、電源とされる電池からほぼ５〜６時間の投
光を提供するよう設計されることが望ましい。

本発明にてなる懐中電灯は、片方の手の中にこ
れを支持し、同じ手でこれの点滅切換えを行い、
さらにそのうえ同じ握りを保持したまま同じ手で
光線を調節することを可能ならしめ、このように
して懐中電灯の取扱いには完全に関係のない他の
機能を一方の空いた手に可能ならしめる尾部機構
内の押ボタン及び調節可能の光線焦点合わせ特性
をもつ。懐中電灯のこの特徴の結合は、例えば医
療分野のような多くの分野で大きな意味をもつこ
とが期待される。医者は片手で光線を調節し、懐
中電灯を回して点滅し、他方の手は医療検査及
び／又は処置を行うため自由にしておくことがで
きる。

本発明にてなる懐中電灯は好ましくは頑丈な高
品質構造をもつ。構成部品の導電材料は代表的に
はアルミニウム、銅又はその他の高強度と優れた
導電特性をもつてもよい。代表的には胴、前面キ
ヤツプ及び後部キヤツプは航空機品質の加工アル
ミニウムで作られる。内外側容器、インデクサ、
インデクシ、押ボタン及び第１プランジヤはプラ
スチツクで作られてよい。ある種の具体例では、
前面キヤツプ、胴及び尾部キヤツプもまたプラス
チツクで作られてもよい。接点及びピンは好まし
くは銅のような高導電性材料で作られる。絶縁部
材である電灯部分は、プラスチツク、陶器又はゴ
ム材料などのような従来形絶縁材料で作られる。
代表的には上下絶縁部材及び第１プランジヤはプ
ラスチツクで作られる。ばねは許容できるばね特
性並びに許容できる導電特性をもつ従来形ばね材
料で作られる。尾部組立部及び頭部組立部内に配
置されたさまざまな空洞は、電池用容器、頭部及
び尾部組立部の適正密封を確保するため適正寸法
をもつ従来形Ｏ−リングを含む。

以下、添付の図面を参照して本発明の好適な具
体例を詳述する。

本発明の第１の好適具体例を全体として第１図
及び第２図に示す。懐中電灯１は通例では直円筒
又は胴２を含み、尾部組立部３によつてその第１
端が封口されかつ頭部組立部４によつての第２端
が封口される。胴、尾部組立部、及び頭部組立部
は好ましくは同一の最大外径をもつ。胴２は２個
の乾電池５を含む。

好適具体例の乾電池は「AAA」又は
「AAAA」形寸法であるが、懐中電灯胴部は１個
又はそれ以上の他の電池寸法を保持するよう構成
されてもよい。

「AAAA」寸法電池９８は第２０図に示すよ
うな乾電池形状をもち、下側電極９９から上側電
極１００までの代表的長さは1.62〜1.65インチ、
ケーシングから突出した上部電極の代表的長さは
最小0.04インチ、及びケーシングから突出した下
部電極の代表的長さは最小0.003インチである
「AAAA」形電池はおよそ0.305〜0.325インチの
代表的直径をもち、1.5ボルトに定格されている。

頭部組立部４は第２図及び第４図に示すように
前面キヤツプ６、レンズ７、放物面反射鏡８、２
重ピンランプ９、上部絶縁部材１０及び下部絶縁
部材１１を含む。Ｏ−リング１２は前面キヤツプ
６の前縁によつて形成される溝１３内に位置決め
され、レンズ７の前面によつて定位置に保持され
る。Ｏ−リング１４は胴２内に形成された溝１５
内に位置決めされ、前面キヤツプ６の１６で示さ
れる後方伸延によつて胴の外側周縁に位置決めさ
れる。

第４図を参照すれば、プラスピン１７は二重ピ
ンランプ９から上部絶縁部材１０を通つて後方へ
伸延し、さらに下部絶縁部材１１内に入つてプラ
ス接点１８と接触し、この接点は前方電池の電極
１９と接触する。接地ピン２０もまた二重ピンラ
ンプ９から上部絶縁部材１０を通つて後方へ伸延
し、下部絶縁部材１１へ入つて接地接点２１と接
触し、次に導電ばね２２を介して胴２と接触す
る。上部絶縁部材１０のピン１７及び２０が通る
通路２２ａはピン受容端へ向かつて外方へ傾斜し
て通過し、この中へピンが入るのを容易にする。
絶縁部材と接点のその他の構造上の詳細を第５図
に示す。。

第２図及び第４図から分かるように、ばね２２
の力は絶縁部材、接点及び二重ピンランプの相対
位置を保ち、導電路を形成する。電池が胴２に関
連して前方へ移動するとき、後に詳しく説明する
ようにばね２２は圧縮し、接点、絶縁部材及び二
重ピンランプはすでに胴２に関して前方へ移動
し、前面キヤツプ６及び放物面反射鏡８は上記の
導電路を破壊しない。このようにして光線はフラ
ツドライトからスポツトライトへ及びその逆へ
と、胴２に関する電池５の前後移動に際して焦点
合わせされる。第２図及び第４図は鎖線によつて
電池の前方移動から生じるランプ９の前方位置を
表わす。

前面キヤツプ６は胴２に対しその外側ねじ溝２
４に回転可能に取付けられるように、第４図に示
す内側ねじ溝２３をもつ。スポツトライトからフ
ラツドライト及びその逆へ光線を焦点合わせする
あいだ、前面キヤツプ６は不動を保つ。正規作動
中は前面キヤツプ６は胴２に関して固定状態を保
つ。

第５図により詳しく示す通り、上部絶縁部材１
０及び下部絶縁部材１１はそれぞれ支え面４６及
び４７をもつ。

第４図に示すＯ−リング１４は胴の外周上の溝
１５にぴつたりはまる。溝１５に隣接する支え面
４８は上部絶縁部材の支え面４６のための支えを
提供する。ばね２２は支え面４９及び下部絶縁部
材の支え面４７間に配置される。電池の縦方向運
動は、挿入したランプ９と共に組立てられた上下
絶縁部材の対応する縦方向（長手方向）運動をコ
イルばね２２の力にさからつて生じさせる。この
運動は固定された反射鏡８に関連し、さらにフラ
ツドライトからスポツトライト焦点へと変化する
光線の分散を引き起こす。

第３図を参照すれば、尾部組立部３は尾部キヤ
ツプ２５、外側容器２６、内側容器２７、環形接
点２８、プランジヤ２９、インデクシ３０、イン
デクサ３１、ばね３９及び押ボタン３２を含む。
第３図に示すように、尾部キヤツプ組立部は「オ
ン」位置にある。このオン位置で、後部電池５の
後部部分は３３において環形接点２８と接触し、
この接点は３４において胴２と接触するべく径方
向外方に伸延する。プランジヤ２９は前縁は、折
り目のついた部分の縁によつて３３において限定
された領域及び環形接点２８の３５に示された前
面部分に隠されている。環形接点２８は第８図に
さらに詳しく示されている。

尾部キヤツプ２５は外側ねじ溝３６を胴部内側
ねじ溝３７へ回転させることによつて位置決めさ
れ、Ｏ−リング３８はこのとき有効密閉を提供す
る。外側容器２６は尾部キヤツプ内側ねじ溝３９
及び外側容器外側ねじ溝４０によつて尾部キヤツ
プ２５内に回転可能に位置決めされる。外側容器
２６は尾部キヤツプ２５及び胴２に関連して、外
側容器をローレツト部分４１で示した後方突出部
において回転させることによつて移動される。

内側容器２７は、該容器の後方部分に示された
外側ねじ溝９６及び外側容器内側ねじ溝９７によ
つて外側容器内に位置決めされる。

第３図、第９図及び第１０図に示すように、イ
ンデクシ３０、インデクサ３１、ばね３９及び押
ボタン３２が内側容器内に位置決めされている。
内側容器２７の内面上には６個のめす形スプライ
ンから成る１組が設けられている。押ボタン３２
の前方外側面上には、内側容器２７上のめす形ス
プラインと協働するよう寸法決定され配列された
おす形６個のスプライン４２から成る１組があ
る。押ボタン３４はばね３９が押当して押ボタン
を正規後方位置に保持する支え面４３をもつ。ば
ね３９の前面端に隣接して内側容器２７内にイン
デクサ３１が位置決めされている。第１０図によ
り詳細に示すように、インデクサ３１は押ボタン
の縦方向運動のさい押ボタン３２のおす形スプラ
イン４２と協働するよう配置された６個のめす形
スプライン４２ａの１組を備えている。押ボタン
３２を押すごとに、縦方向及び径方向前進するお
す形スプラインはインデクサ３１を１増分回転さ
せる。インデクシ３０はその後端にインデクサ３
１の前端上の補助鋸歯形状５２と協働するべく構
成された鋸歯形状５１をもつ。インデクサ３０は
その前端に比較的高い面４４と比較的低い面４５
を交互にもち、それらの間に一方側には傾斜部分
と他方側には垂直部分をもつ。プランジヤ２９の
後端もまた比較的高い面４５と比較的低い面４４
を交互にもち、それらの間には歯を形成するため
の傾斜及び垂直部分がある。これらのプランジヤ
面はインデクシ３０の前端上の対応して番号付け
された面を補助する。このようにしてプランジヤ
の比較的高い面４５はインデクシの比較的低い面
４５に対応する。プランジヤの比較的高い面及び
インデクシ４５，４４がそれぞれ互いに接触する
とき、プランジヤ２９の前縁はその伸延位置にあ
り、３３の電気接点が破られる。プランジヤの比
較的低い面４４がインデクシの比較的高い面４４
と接触するとき、プランジヤ２９は第３図に示す
その後退位置にあり、そして電池及び環形接点２
８間の電気接点が３３に作られる。

プランジヤ２９の後部及びインデクシ３０の前
端の歯の面は、インデクサ３１の各回転増分がプ
ランジヤ２９の延伸及び次に後退位置を交互に作
り出すように配列されている。プランジヤ２９は
押ボタンが操作されると突き出し、その完全延伸
位置にとどまる。ボールペン及びそれに類するも
のに見出される型式のプランジヤ又は押ボタンス
イツチとは似通わず、プランジヤ２９又は押ボタ
ン３２の１部が操作中に基準面を超えて延伸する
ことはなく、この場合基準面は前へのプランジヤ
又は押ボタンの前端が切換操作が完了するとき接
触する面に限定される。

プランジヤ２９はインデクシ３０の回転時には
回転しない。プランジヤ２９の運動長さはインデ
クシ３０の頂点４４及びインデクシ３０の谷底４
５（第１０図参照）間の距離である。この種のプ
ランジヤ２９の第３図に示す位置からの延伸又は
移動は、電池、絶縁部材１０，１１及びランプ９
を胴２に関して僅かに前進させ、３３に示す電池
５及び環形接点２８間の接触が破られるようにす
る。押ボタンが再び押されると、インデクシはプ
ランジヤ２９をその胴２に関連する以前の位置に
戻し、３３で接触が形成され、懐中電灯は外側容
器２６がその間に回転しなかつたと仮定して、今
まで接続した同じ焦点で回転点灯される。光線の
正規焦点合わせのあいだ及び切換操作のあいだ、
尾部キヤツプ２５は胴２に対し固定関係を保つ。
尾部端における懐中電灯の内側の密閉性は３８，
４６及び４７に配置されたＯ−リングによつて提
供される。

頭部組立部の上下絶縁部材のための、図示しな
い任意の接地接点構造が使用されてもよい。第１
の好適具体例では、接地接点２１は下部絶縁部材
１１を通つて延伸し、二重ピンランプの接地ピン
２０と接触し、さらに下部絶縁部材１１の支え面
４７に隣接するレベルまで降下し、次に胴部の内
面に隣接する下部絶縁部材の支え面に沿つて径方
向へ外方へ延伸し、さらにコイルばね２２と接触
する。任意の構造においては、接地接点は二重ピ
ンランプの接地ピンに隣接する上下絶縁部内に寄
りかかるように構成され配置されてもよい。しか
しながら接地接点は、上部絶縁部材１０の前縁に
向けて前方に延伸し、次に胴２の内面に隣接する
位置へ向かつて上部絶縁部材の支え面４６に沿つ
て径方向の外方へ延伸し、さらに溝１５に隣接し
て形成された内側支え面４８へ向かつて後方又は
下方へ延伸し、このようにして接地接点及び溝１
５の内側及び隣接する胴間の電気接点を提供する
ように作られている。

次に本発明懐中電灯の切換え及び焦点合わせ操
作について、第２図、第３図及び第４図に示され
た懐中電灯構成部品に関連して説明する。第３図
では、懐中電灯は点灯状態で示されている。図示
のようにプランジヤ２９は後退又は隠れた位置に
あり、その前縁が環形接点２８の折り曲げられた
前面位置３３によつて規定された面の下側に来る
ようになつている。この点灯状態では、電池５の
底面又は電極は環形接点３３で接触し、電気回路
を完結させている。電気回路は３３で始まり、電
池を横切り上部電池のプラス電極１９を通つて、
プラス接点１８を通つて二重ピンランプのプラス
ピン１７へ至り、二重ピンランプフイラメントを
通つて、二重ピンランプフイラメントから接地ピ
ン２０及び接地接点２１を通つてコイルばね２２
へ至り、コイルばね２２から胴２の上部へ、次に
胴２の上部から胴部壁を通つて環形接点２８の外
側部分を３４において通り降り、最後に環形接点
２８を通つて上部折れ曲がり部分３３へと戻り、
電池の下部電極と共に回路を完結する。

胴部をプラスチツクのような絶縁材料で作りた
いときには、導電材料の帯材又は導電材料の内側
円筒を胴の内部に配置し、接地接点２１から環形
接点２８へ下降する導電路を提供してもよい。そ
のうえねじ又はソケツト式口金をもつ従来形ラン
プを、電球を保持しさらに導電路をつくり保持す
るための絶縁組立部内に適当な修正を行つたうえ
で使用してもよい。

光線の焦点合わせは外側容器２６の回転によつ
て実施される。第１図及び第２図に見えるよう
に、外側容器は尾部キヤツプの後方への突出又は
延伸４１をもち、そしてこの延伸はローレツト又
は溝形状をもつ。外側容器の後部延伸部を回転す
ることによつて、ねじ溝３９及び４０で縦方向運
動を引き起こす。外側容器の縦方向運動はそのう
え必然的にここに含まれるすべての部品、即ち内
側容器、インデクサ、インデクシ、プランジヤ及
びばねの縦方向運動を引き起こす。そのうえ外側
容器のこの種の運動は、胴内の環形接点の僅かな
縦方向運動を引き起こす。

押ボタンスイツチの操作はさらに胴に関連して
電池、上下絶縁部材及びランプの縦方向運動を引
き起こす。しかし懐電灯が点灯状態に戻つたとき
は、電池、上下絶縁部材及びランプの位置は、懐
中電灯が滅灯位置にあるとき外側容器が回転され
なかつたとすれば、懐中電灯を滅灯位置に切換え
る以前と同じ位置であることが直ちに明らかであ
るはずである。

第１１図、第１３図および第１８図を参照する
ことによつて、第２の好適具体例が説明されよ
う。この第２の好適具体例では、尾部組立部は例
えば第３図に示されたものとはいくぶん異なる構
造のものが用いられている。第２の好適具体例
は、尾部キヤツプは２個の補助部品、即ち第１１
図に示す尾部キヤツプ端部２５ａ及び尾部キヤツ
プコネクタ５０から形成される。端部２５ａ及び
コネクタ５０は、第１１図に示すように尾部キヤ
ツプ端部２５ａ及びコネクタ５０の中央凹み５５
の前方延伸５３において共にスナツプ式にはめ合
わされる。尾部キヤツプ端部２５ａは、後方端か
ら前方延伸５３へ向かう予め定められた距離Ｒへ
の内側半径延伸上のめす形８角形状をもつ。外部
容器４１はその後部端において及び尾部キヤツプ
端部２５ａのめす形８角形状に関して同じ予め定
められた長さについておす形８角形状であるよう
に作られている。尾部キヤツプ端部２５ａ及び外
部容器４１の８角形部分はこのようにして相互に
協働し、その結果ローレツト又は溝をもつてもよ
い尾部キヤツプ端部２５ａを回転することによつ
て、外側容器４１のこれに対応する回転及び、第
１の好適具体例に関連して述べたように反射鏡に
関するランプの縦方向運動が引き起こされる。押
ボタン３２及びこれに対応する切換部品の操作
は、第１の好適具体例に関して説明したた通り同
じ方法で行われる。尾部キヤツプ端部２５ａの８
角形状と外側容器４１と協働的構造を内側容器２
７及び押ボタン３２と共に第１３図及び第１８図
に示す。

次に第１２図、第１４図〜１７図及び第１９図
を参照することによつて、第３の好適具体例を説
明する。

第３の好適具体例は、第１４図〜第１６図に示
すようにラチエツト容器５４、止めリング５５、
ラチエツト押し部材５６、もどり止め５７、円錐
圧縮ばね５８、割出し歯車５９、伝達歯車６０、
支持部材６１、特殊尾部キヤツプ部分６２及び尾
部キヤツプボタン６３を含む代替え尾部機構を特
徴とする。

第３の好適具体例は、ラチエツト容器５４、ラ
チエツト押し部材５６、もどり止め５７、円錐圧
縮ばね５８、割出し歯車５９、伝達歯車６０及び
支持部材６１と共に第１はめ合い式に組立てられ
て第１副次組立部を形成する。次に止めリング５
５がラチエツト容器５４の溝９４（第１４図参
照）にスナツプ式にはめ合わされて第２副次組立
部を形成する。次に第２副次組立部が特別尾部キ
ヤツプ部分６２の内側ねじ溝９２及びラチエツト
容器５４の外側ねじ溝６５にねじ締めされて第３
副次組立部を形成する。次に尾部キヤツプボタン
６３は第３副次組立部及び突出部９３にスナツプ
止めされ、その結果、止めリング５５の突出部９
３は尾部キヤツプボタン６３のスロツト９５にス
ナツプ式にはまり合い、第３の好適具体例の尾部
キヤツプ組立部を形成する。従つて次にこの組立
部は第１６図に示す胴のねじ溝９１及び第３図及
び第１２図に示す胴部ねじ溝３７にねじ締めされ
てもよい。

次に第１４図〜第１７図を参照することによつ
て、第３の好適具体例の切換え及び焦点合わせ操
作を説明する。第一に点灯状態から滅灯状態への
切換え操作を説明する。尾部キヤツプボタン６３
を押すと、スロツト８２に沿う伝達歯車６０と割
出し歯車５９の縦方向運動が生じる。第１７図に
はその支持部材６１の内側歯の形状が示されてい
る。この縦方向移動はそのうえ第１７図の矢印８
３の方向として示されている。この動きによつ
て、割出し歯車５９は支持部材６１に沿つてその
内側に持上げられる。伝達歯車６０の案内突起７
８及び割出し歯車５９の案内突起７６は、第１４
図に示すように伝達歯車６０と割出し歯車５９の
主要円筒ボデイから径方向の外方へ延伸する。こ
れらの径方向の外方に突出する突起７８及び７６
は、支持部材６１の内面に位置するスロツト８２
内をスライドする。第１７図にさらに詳しく説明
するように、支持部材６１の内面ははその上に一
連のスロツト８２及び歯８９及び９０を形成し、
同時に頂上部８４及び８７並びに傾斜歯面８５及
び８８をそれぞれ備える。後に説明するように、
第３の好適具体例の切換操作は突起７６の縦方向
及び径方向運動をも含む。この運動は矢印８３の
方向にスロツト８２に沿つて上方向へ、次に面８
５に沿つて下方及び径方向へ、次に歯９０の垂直
面８６に沿つて矢印８３の方向に縦方向へ、次に
歯９０の傾斜面８８に沿つて下方向及び径方向に
向かい、押し部材６７の縦方向へ、径方向へ、縦
方向への割出しを生じ懐中電灯の電気回路を開閉
する。

尾部キヤツプボタン６３を押すと、突起７６の
運動は先ず第１４図に示すように矢印８３の方向
にゆつくりと縦方向に円錐圧縮ばね５８の力にさ
からつて生じる。さらに第１４図で分かる通り、
この最初の縦方向運動はラチエツト押し部材５６
の軸７１にも沿つて行われる。

尾部キヤツプボタン６３を押しつづけると、突
起７６は第１７図に示す割出し位置歯８９の頂上
８４を突起７６が通過するまで矢印８３の方向に
移動し続ける。そのとき円錐圧縮ばね５８の力
は、歯８９の傾斜面８５と共同して割出し歯車５
９に傾斜面８５に沿つて縦方向に滑り降りさせ、
そのうえ同時に傾斜面８５に沿つて滑り降りなが
ら回転も行わせる。第１４図から分かるように、
ラチエツト押し部材５６は、その軸７１上の６個
のおす形面が割出し歯車５９の６個のめす形面７
５と協働するから、割出し歯車５９が回転すると
き同じく回転する。従つて割出し歯車５９が回転
するときはいつも、ラチエツト押し部材５６の矢
印６８方向へのこれに対応すする回転がある。

ラチエツト押し部材５６が回転するとき、歯６
９の先端７０はもどり止め５７の谷部７３からも
どり止め５７の比較的高めの面７２へ移動する。
この歯６９の谷部７３から面７２への動きは、矢
印８３の方向へのラチエツト押し部材５６の縦方
向運動を引き起こす。ラチエツト押し部材５６の
縦方向運動は、その先端６７を穴６４を介してラ
チエツト容器５４内へ押しやる。次にラチエツト
押し部材５６の先端６７の運動は電池を頂部組立
部のほうへ押しやり、例えば第３図に示すように
後部電池電極３３との接触を断つ。観察されるよ
うに、懐中電灯が滅位置にあるときは、歯６９の
先端７０はもどり止め５７の相対的に高めの面７
２に寄りかかつている。

次に滅灯位置から点灯位置への切換操作を第１
４図〜第１７図を参照して説明する。懐中電灯が
滅灯位置にあり、歯６９の歯先７０がもどり止５
７の比較的高めの面７２に寄りかかつていると
き、尾部キヤツプボタンが押され、伝達歯車６０
と割出し歯車５９の縦方向運動が縦方向移動のみ
を行わせ、つまり割出し歯車５９の突起７６が歯
９０の頂上８７に達するまで歯９０の側面８６に
沿つて回転運動は全く行わない。割出し歯車５９
の突起７６が頂上８７に達すると、円錐圧縮ばね
５８が割出し歯車５９を、第１７図に示すように
傾斜面８８に沿つて縦方向に下降させる。この傾
斜面８８に沿う縦方向下降運動は、そのうえ割出
し歯車５９を傾斜面８８に沿つて移動しながら回
転させる。先に説明したように、割出し歯車５９
の回転は、ラチエツト押し部材５６の６個のおす
形面７１が割出し歯車５９の６個のめす形面７５
と協働するから、ラチエツト押し部材５６の回転
を引き起こす。ラチエツト押し部材５６が回転す
ると、歯６９の先端７０はそれらが谷部７３の傾
斜面に達するまで、もどり止め５７の比較的に高
めの面７２に沿つて移動する。歯６９の先端７０
が傾斜面に達すると、ラチエツト押し部材５６は
その端部６７を含めて矢印８３と反対の方向へ縦
方向へ移動する。この端部６７の運動は電池を第
４図に示す頭部組立部のばね２２の力によつて後
方へ移動させ、そして第３図に示す後部電池５の
後部電極と環形接点２８及び３３の間に電気的接
触をつくり、このようにして回路を閉じて懐中電
灯を点灯する。

傾斜面８５および８８は角度と長さが、各完全
割出し周期が回転部分の45゜の回転になるように
選択されている。突起７６が傾斜面８８の端に達
しても、円錐圧縮ばね５８は割出し歯車５９に力
を加え続け、次に第１７図に示すようにスロツト
８２内を縦方向に移動し続ける。

ラチエツト押し部材５６は、ラチエツト容器５
４及び尾部キヤツプボタン６３間の駆動部材の役
割を果し、その結果、尾部キヤツプボタン６３が
上記のように他の好適具体例に関して懐中電灯の
光線を調節するため手で回わされるとき、止めリ
ング５５がラチエツト容器５４をも回転させる。
従つて特別尾部キヤツプ部分６２の対応する内側
ねじ溝９２に結合された外側ラチエツト容器ねじ
溝６５でこのラチエツト容器５４が回転すると、
ラチエツト容器５４、止めリング５５、ラチエツ
ト押し部材５６、もどり止め５７、円錐圧縮ばね
５８、割出し歯車５９、伝達歯車６０、及び支持
部材６１を含む内部尾部キヤツプ組立部の縦方向
運動が生じる。従つてこの組立部の縦方向運動は
ばね２２の力にさからつて電池の対応する縦方向
運動を引き起こし、さらに反射鏡８に関する電球
９の縦方向運動を引き起こして、他の好適具体例
に関して先に述べたように光線を焦点合わせし、
または調節する。

支持部材６１の突起７９はもどり止め５７のス
ロツト７４と協働し、その結果、尾部キヤツプボ
タン６３の回転がラチエツト及び歯車部品の縦方
向移動なしに得られる。このようにして焦点合わ
せは懐中電灯のオンからオフへあるいはその逆の
不注意な切換え無しに完遂できる。支持部材６１
はラチエツト容器５４の後方部分の内側ねじ溝８
１に沿つてその外側ねじ溝８０でねじ締めされる
ことによつて固定される。歯６９がもどり止め５
７の谷部７３へ回転されるときラチエツト押し部
材５６の回転運動と共にもどり止め５７が回転す
るのを防ぐため、支持部材６１の突起７９はもど
り止め５７のスロツト７４に適合する。

第１２図、第１５図及び第１９図に示す通り、
第３の具体例の尾部キヤツプボタン６３は、切換
機能並びに光線の調節又は焦点合わせ機能の両方
を開始するために役立つ単独構造部材である。

以上の説明からら分かるように、本発明は片手
で保持されかつ同じ手で握り方を変えることなく
点滅切換えと焦点合わせを行い、このようにして
他方の手を他の活動のため開放することができる
懐中電灯を提供する。

もちろん数多くの修正が、本発明の主旨を逸脱
することなく付図に示した以上説明した好適具体
例の懐中電灯及び操作装置に対しても用い得るで
あろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明懐中電灯の好適第１具体例の背
面斜視図、第２図は第１図の懐中電灯の２−２線
による奥行を縮めて描いた全体断面図、第３図は
第２図の尾部機構の３−３線による部分断面図、
第４図は第２図の頭部組立部の４−４線による部
分断面図、第５図は第４図の上下絶縁体の分解組
立図、第６図は第２図の６−６線による断面図、
第７図は第４図の反射鏡の背面斜視図、第８図は
第３図の環形接片の頭部平面図、第９図は第３図
の押ボタンの斜視図、第１０図は第３図のプラン
ジヤ、インデクシ、インデクサ及びばねの分解組
立斜視図、第１１図は本発明懐中電灯の好適第２
具体例の尾部組立部の部分断面図、第１２図は本
発明懐中電灯の好適第３具体例の尾部組立部の部
分断面図、第１３図は第１１図の尾部組立部の１
３−１３線による部分断面図、第１４図は第１２
図の第３具体例中のラチエツト容器、止めリン
グ、ラチエツト押し部材、もどり止め、円錐圧縮
ばね、割出し歯車、伝達歯車及び支持部材の分解
組立斜視図、第１５図は第１２図の尾部キヤツプ
ボタンの斜視図、第１６図は第１２図の特別尾部
キヤツプの斜視図、第１７図は第１２図の支持部
材の内側歯部を示す部分斜視図、第１８図は本発
明の好適第２具体例の背面斜視図、第１９図は本
発明の好適第３具体例の背面斜視図、第２０図は
本発明の「AAAA」形電池の斜視図である。 １……懐中電灯、２……胴、３……尾部組立
部、４……頭部組立部、５……乾電池、６……前
面キヤツプ、７……レンズ、８……反射鏡、９…
…ランプ、１０，１１……上下絶縁体、１２，１
４……Ｏ−リング。

【特許請求の範囲】

１ 導体上に内部半導電層を有するポリオレフイ
ン絶縁ケーブルにおいて、前記内部半導電層をポ
リエチレン酢酸ビニル共重合体またはポリエチレ
ンエチルアクリレート100重量部に対して、分子
量約200、融点300℃以上、粒度400メツシユ程度
の３−（Ｎ−サリチロイル）アミノ−１・２・４
−トリアゾールを0.05〜５重量部および導電性カ
ーボンを配合してなる組成物により形成したこと
を特徴とするポリオレフイン絶縁ケーブル。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ １個以上の乾電池を含む胴と、 前記胴の一端に設けられた頭部組立て体であつ
   て、前面キヤツプ、該前面キヤツプに固定的に設
   けられた放物面反射鏡及びレンズ、並びに前面キ
   ヤツプ内に支持されたランプを備えるものと、 前記ランプを前記前面キヤツプ内に支持する支
   持部材と、 前記支持部材に設けられ前記ランプのプラス接
   点を電池の第１電極へ且つランプのマイナス接点
   を前記胴に電気的に結合する結合手段と、 内ねじを備え、前記胴の他端に該胴と同軸的に
   設けられた管状尾部キヤツプと、 前記胴の他端に設けられ、前記反射鏡に対して
   前記ランプを移動させ、その結果、レンズを通過
   して照射する光の焦点を調節するための手段であ
   つて、前記尾部キヤツプ内に同軸的に設けられ、 前記尾部キヤツプの内ねじと螺合する外ねじを
   有し、前記尾部キヤツプ内にて長手方向の移動を
   生じさせるべく回転されるように構成された円筒
   状部材を含むものと、 前記ランプのプラス接点と前記乾電池の第１電
   極との電気的結合を確実とするとともに、前記支
   持部材を介して乾電池を前記円筒状部材の一端に
   対して付勢する付勢手段と、 前記円筒状部材の一端に設けられ、胴と電気的
   に結合する環形接点と、 前記円筒状部材の他端に設けられた押しボタン
   と、 前記円筒状部材に設けられ、前記胴の長手方向
   に摺動するプランジヤと、 前記円筒状部材内に設けられ、前記押しボタン
   の操作に応じて、前記プランジヤの先端を、環形
   接点に関して前記円筒状部材の内側に、及び環形
   接点に関して前記円筒状部材の外側に交互に位置
   決めする手段とからなり、 前記プランジヤの先端が外側に位置するとき
   は、前記乾電池の第２の電極と環形接点との間の
   電気的接触が絶たれ、前記プランジヤの先端が内
   側に位置するときは、前記乾電池の第２の電極と
   環形接点との間の電気的接触が形成される懐中電
   灯。 ２ 前記押しボタンがスプライン部を備え、前記
   位置決め手段が、スプライン部と協働するように
   構成されたインデクサと、該インデクサと協働す
   るように構成されたインデクシとからなり、更に
   前記プランジヤが前記インデクシと協働するよう
   に構成されており、前記押しボタンの第１の押圧
   によりインデクシが前記プランジヤを前記円筒状
   部材に関して第１の長手位置に位置させ、前記押
   しボタンの第２の押圧によりインデクシが前記プ
   ランジヤを前記円筒状部材に関して第２の長手位
   置に位置させる特許請求の範囲第１項に記載の懐
   中電灯。 ３ 胴が１個以上のAAA形又はより小型の乾電
   池を保存するように構成されている特許請求の範
   囲第１項又は第２項に記載の懐中電灯。