JP5072656B2 - 懐中電灯 - Google Patents

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Description

本発明は専ら業務用として爆発性雰囲気等の危険環境において使用される防爆型の懐中電灯に関する。
労働安全衛生法では、可燃性ガス等により爆発の危険のある場所で使用する電気機器については防爆構造の採用が義務付けられている。また、可燃性ガス等の漏れる可能性が殆どない場所において使用する場合であっても安全性を重視して防爆構造を有した電気機器を使用するのが一般的である。
防爆構造を有した懐中電灯の従来例として特許文献1に示すものがある。
特開平7−31065号公報
しかしながら、上記従来例による場合、防爆構造が採用されていることから部品点数が多く構造も複雑になる傾向があり、これらの点で低コスト化を図ることが困難という問題があった。
本発明は上記事情に鑑みて創案されたもので、その目的とするところは、防爆構造を採用したとしても部品点数が少なく構造を簡単にすることが可能な懐中電灯を提供することにある。
本発明に係る懐中電灯は、筒体状のケース本体と、ケース本体の後側に設けられており且つ操作ボタンを有する操作部と、ケース本体の前側又はケース本体の前側開口を塞ぐ前側キャップの裏側に設けられた点灯ユニットと、電池収納用の筒状体であってケース本体内に操作ボタンとともに前後方向に移動自在に設けられた内筒部と、内筒部に収納されたバネ部材とを備え、点灯ユニットは、光源の一方端子に電気接続され且つ内筒部に収納された電池の一方側電極に接触した一方側電極と、同光源の他方端子に電気接続された他方側電極とが同ユニットの面上に設けられており、バネ部材は、電池の他方側電極に弾性接触可能な後方端子部と、同光源のスイッチ可動接点を兼ねており且つ点灯ユニットの他方側電極に弾性接触可能な前方端子部と、内筒部の内壁に沿って配置されており且つ前方端子部と後方端子部との間を接続する接続部とを有している。
この発明によると、操作部の操作ボタンを操作すると、その操作に応じて内筒部が前方向に移動する。この際、電池については一方側電極が点灯ユニットの一方側電極に常時接触していることから、その位置に変化はないが、バネ部材については、後方端子部が弾性収縮するとともに前方端子部が前方向に移動し、点灯ユニットの他方側電極に弾性接触する。その結果、電池と光源との間が導通状態(オン状態)となり、光源が点灯する。一方、操作部の操作ボタンを逆操作すると、その操作に応じて内筒部がバネ部材の弾性力により後方向に移動し、これに伴って前方端子部が点灯ユニットの他方側電極から離れる。その結果、電池と光源との間が非導通状態(オフ状態)となり、光源が消灯する。
このようにバネ部材が電池の一方側電極を点灯ユニットの一方側電極に弾性接触させるだけでなく、バネ部材の前方端子部が光源のスイッチとしての役目を有している。しかもスイッチ接点が含まれた電気的構成部と操作ボタンが含まれた機械的構成部とが完全に分離されている。よって、防爆構造を採用したとしても部品点数が少なく構造が簡単であり、組立ても容易であることから、これらの点で低コスト化を図ることが可能になる。
操作部については、オルタネート動作式のプッシュ型の操作ボタンと、ケース本体の後端側に設けられており且つ操作ボタンを前後方向に移動可能に支持するとともに操作ボタンのプッシュ操作に伴って内筒部を前後方向に押圧するオルタネート機構部と、ケース本体の後端側に設けられており且つ操作ボタンの周りを上から覆う操作ボタンゴムとを有した構成とすることができる。
この発明によると、操作ボタンを操作ボタンゴムの上からオルタネート方式でプッシュ操作することができる。操作ボタンゴムを使用していることから、簡単な構成でありながら防爆性能が十分となり、この点でも低コスト化を図ることが可能になる。
操作ボタンゴムについては、下面が開放された略筒状の薄皮ゴム部材であって、上面に相当する部位である天井部と、側面に相当する部位である側面部と、側面部の下端を内側に折り返して形成された略環状の折り返し部とを有した構成にすることができる。
この操作ボタンゴムの場合、天井部の裏側に形成され且つ操作ボタンの先端部に係合される係合部を更に有した構成にすると良い。
この発明によると、操作ボタンゴムと操作ボタンとの間が常に離れず、操作上の品位が損なわれない。また、組み立ても複雑にならず、この点で低コスト化を図ることが可能になる。
この操作ボタンゴムの場合、側面部を軸方向に蛇腹状に形成すると良い。
この発明によると、操作ボタンゴムの内外の温度差により同ゴム自体が膨張・収縮しても蛇腹が延び縮みするだけであり、大きく目立たず製品としての品位が損なわれない。
ケース本体の前側開口に前側キャップが着脱自在に設けられている場合、オルタネート機構部については、ケース本体の後側開口の縁部に操作ボタンゴムの折り返し部をパッキンとして挟んで接するフランジを有しており、同機構部自体をケース本体の後側開口に挿入した状態でケース本体の前側開口から挿入された工具を用いて回転させ、ケース本体の後端側に操作ボタンゴムとともに螺着可能なようにすると良い。
この発明によると、操作ボタンゴムの折り返し部がケース本体の前側開口とオルタネート機構部のフランジとの間のパッキンとしての役目を果すことから、部品が少なく構造が簡単になる。しかもオルタネート機構部及び操作ボタンゴムを一緒にケース本体に取り付けることができ、組み立てが簡単になり、これらの点で低コスト化を図ることが可能になる。
点灯ユニットについては、光源の回路が作成された基板を有し、基板の裏面上に一方側電極及び他方側電極が金属パターンで作成すると良い。
この発明によると、光源が実装された基板に一方側電極及び他方側電極が作成されており、一方側電極及び他方側電極と光源の回路との電気接続も容易であることから、点灯ユニットの構成が簡単となり、この点で低コスト化を図ることができる。
ケース本体については、その内壁に前記バネ部材の前方端子部の最外径部分が入り込んでバネ部材を抜け止め可能にする溝を形成すると良い。
この発明によると、バネ部材の内筒部に対する組み立てが容易となり、この点で低コスト化を図ることが可能になる。
ケース本体については、その外表面を皮、樹脂その他の絶縁性膜で被覆すると良い。また、ケース本体以外に前側キャップを有する場合には、ケース本体及び前側キャップの外表面に上記絶縁性膜で被覆すると良い。
この発明によると、懐中電灯を落したりしても、ケース本体等の材質に左右されず、静電気や火花等が発生することがなく、防爆性能を高めることができる。また、ケース本体等に加工が容易な金属を使用することができ、この点で低コスト化を図ることが可能になる。
このケース本体を有する場合、ケース本体の外表面に周方向に窪みを形成し、その窪みに絶縁性膜の上から略Cリング状の弾性を有したストラップ固定具を装着するようにすると良い。
この発明によると、ケース本体等に穴を開けることなくストラップをストラップ固定具を通じて取り付けることが可能になる。ケース本体の加工やストラップ固定具のケース本体への装着も容易であり、この点で低コスト化を図ることが可能になる。また、ストラップ固定具がケース本体の窪みに装着されているので、容易に位置ズレしたり外れたりすることもない。
前側キャップがケース本体の前側開口に螺着されている場合、前側キャップの外面に、同キャップ自体を回転させてケース本体の前側開口に螺着するのに使用される錠締め工具の先端部が挿入される工具穴を形成すると良い。
この発明によると、錠締め工具を使用しない限り、前側キャップをケース本体から取り外すことができないことから、この点で安全性を高めることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は懐中電灯の縦断面図、図2は懐中電灯の外観図である。
ここに例として掲げる懐中電灯は、専ら業務用として使用される防爆構造を有したペン型及びプッシュ式のものであり、ケース本体10、操作部20、前側キャップ30、点灯ユニット40、内筒部50、バネ部材60及びストラップ固定具80から構成されている。なお、本実施形態においては、光源としてLEDを用いている。図1中90は電池であって、ここでは単5型のアルカリ乾電池を合計3本用いている。
ケース本体10は、本実施形態においてはアルミ合金を加工して作成された円筒状体であって、前側に若干拡径されたテーパ部分を有している。ケース本体10の前側、後側には前側開口14、後側開口15が各々形成されている。ケース本体10の後側の外表面にはストラップ固定具80を取り付けるための窪み11が周方向全周にわたって形成されている。ケース本体10の外表面は、懐中電灯を落したときの静電気や火花の発生を防止するために絶縁性膜の本皮16で被覆されている。
ケース本体10の前側開口14の内周面には、前側キャップ30を螺着するためのネジが切られている。後側開口15の内周面にも、操作部20を螺着するための取り付けるためのネジが切られている。
ケース本体10の前側寄りの内壁には、バネ部材60の前方端子部61の最外径部分611(後述する)が入り込んでバネ部材60を抜け止め可能にする溝12が周方向全周にわたって形成されている。ケース本体10の後端面縁部には、操作ボタンゴム23の折り返し部234の環状突起部235(後述する)が挿入される環状の溝13が形成されている。
前側キャップ30は、本実施形態においてはアルミ合金を加工して作成された環状体であって、ケース本体10の前側開口14に挿入して螺着されるフランジを有した蓋部品である。前側キャップ30の正面中央部には開口31が形成されており、その裏側には点灯ユニット40が固着されている。前側キャップ30の外周面には螺着用のネジが切られている。
前側キャップ30の正面には、同キャップ自体を回転させてケース本体10の前側開口14に螺着するのに使用されるネジ締め工具の先端部(図示省略)が挿入される工具穴32(図2(a)参照)が溝状に形成されている。前側キャップ30の正面及び開口31の内周面には、懐中電灯を落したときの火花の発生を防止するために絶縁性膜のナイロン膜33で被覆されている。
点灯ユニット40は、本実施形態においては図1に示すようにLED41、基板42、ポリカーボネート製の透明体である前側カバー43、アクリル製のレンズ44及びアルミ製のアダプター45から構成されている。前側カバー43及びレンズ44については、基板42の表面上にLED41の反射鏡も兼ねたアダプター45を介して固着されている。点灯ユニット40が前側キャップ30の裏側に固着された状態では、前側カバー43が前側キャップ30の開口31に対向して配置され、基板42の裏面が露出される。
図3はLED41及び基板42を示している。基板42の表面にはLED41が実装されており、基板42の裏面上には円形の一方側電極421及び環状の他方側電極422が銅パターンで作成されている。LED41の一方端子411、他方端子412については、何れも基板42に形成されたスルーホールを各々通され、一方側電極421、他方側電極422に各々ハンダ付けにより電気接続される。
一方側電極421には、図1に示すように内筒部50に収納された図中左側の電池90のプラス側電極が接触する一方、他方側電極422には、次のバネ部材60の前側端子部61(後述する)に弾性接触可能になっている。
図4はバネ部材60を示している。バネ部材60は、本実施形態においてはニッケルメッキ鋼線を加工して作成され、内筒部50に収納可能になっている。バネ部材60は、図1中右側の電池90のマイナス側電極に弾性接触可能な複数回巻回された円錐状の後方端子部62と、LED41のスイッチ可動接点を兼ねており且つ点灯ユニット40の他方側電極44に弾性接触可能な複数回巻回された略円筒状の前方端子部61と、内筒部50の内壁に沿って配置され且つ前方端子部61と後方端子部62との間を接続する直線状の導電部63とを有する。前方端子部61のうち図4(a)中最も下に位置する部分が最外径部分611となっている。
図5は内筒部50を示している。内筒部50は、本実施形態においては電池90を収納する前端面開放の円筒状体であって、熱硬化性樹脂を加工して作成されている。内筒部50内の穴51の内壁にはバネ部材60の導電部63が挿入される溝52が軸方向に形成されている。内筒部50の穴51にバネ部材60が入れられる。バネ部材60のうち後方端子部62については穴51の内底に接して配置され、導電部63については溝52内に配置され、前方端子部61については内筒部50外に配置される。
このような内筒部50が図1に示すようにケース本体10内に前後方向αに移動自在に設けられている。内筒部50と操作部20とは単に接触しているだけであるが、バネ部材60の最外径部分611がケース本体10内の溝12に挿入されていることから、前側キャップ30がケース本体10から外された状態で内筒部50及びバネ部材60がケース本体10の前側開口14から抜け落ちることはない。
操作部20は、ケース本体20の後側に設けられたスイッチ操作部品であって、本実施形態においては、プッシュ式の操作ボタン21と、ケース本体10の後端側に設けられており且つ操作ボタン21を前後方向αに移動可能に支持するとともに操作ボタン21のプッシュ動作に伴って内筒部50を前後方向αに押圧するオルタネート機構部22と、ケース本体10の後端側に設けられており且つ内筒部50の後端側と操作ボタン21の基端側との間に連結されたオルタネート機構部22と、ケース本体10の後端側に設けられており且つ操作ボタン21の周りを上から覆う操作ボタンゴム23とを有している。
図9は操作ボタンゴム23を示している。操作ボタンゴム23は、エチレン・プロピレンゴム製の下面が開放された略円筒状の薄皮ゴム部材であって、上面に相当する部位である円板状の天井部231と、天井部231の裏側に形成され且つ操作ボタン21の先端部に係合される断面逆L字の略環状体である係合部232と、側面に相当する部位であり且つ軸方向に蛇腹状に形成された側面部233と、側面部233の下端を内側に折り返して形成された環状の折り返し部234と、折り返し部234の先端部に軸方向に向けて形成された環状突起部235とを有している。
環状突起部235については、ケース本体10の溝13に挿入され、操作ボタンゴム23をケース本体10に取り付ける際の位置決め部材としての役目を果たす。折り返し部234については、オルタネート機構部22をケース本体10に取り付ける際のパッキンとしての役目を果たす。
図6は操作ボタン21を示している。操作ボタン21は、ポリアセタール製の加工品である略筒状体であって、その後端部に軸方向に沿って抜け止めガイド用の突起211が90度ピッチ間隔で合計4つ形成されている。突起211の後端面には、その中央線を基準として両側に対称に下り傾斜した一対のテーパ面2111が形成されている。操作ボタン21の先端側の外周面に操作ボタンゴム23の係合部232の先端が係合される環状溝212が形成されている。
オルタネート機構部22は、図1に示すようにポリアセタール製の軸状加工品であって、固定部221と可動部222とを有している。
図7は固定部221を示している。固定部221は、外周面にネジが切られてた略筒状体であって、ケース本体10の後側開口15に挿入されて螺着可能になっている。固定部221の先端側縁部にはフランジ2214が形成されている。フランジ2214は、操作ボタンゴム23の折り返し部234に対応した寸法の環状体であって、オルタネート機構部22がケース本体10に取り付けられた状態で、ケース本体10の後側開口15の縁部に操作ボタンゴム23の折り返し部234を挟んで接するようになっている。
固定部221の中央部には操作ボタン21が後方から挿入されて軸方向に移動可能に軸支する中央貫通穴2211を有している。中央貫通穴2211の内壁には、操作ボタン21の突起211が挿入される軸方向に沿ってガイド溝2212が90度ピッチ間隔で合計4つ形成されている。ガイド溝2212には、操作ボタン21の突起211だけでなく、次に説明する可動部222のガイド突起2211が前後方向に並べて挿入される。ガイド溝2212の後端側には次に説明する可動部222の傾斜案内面2222に対応して傾斜案内溝2213が連通して形成されている。
図8は可動部222を示している。可動部222は、固定部221の中央貫通穴2211に挿入されて軸方向に移動自在な略筒状体である。可動部222の後端にはフランジ2224が形成されている。
可動部222の外周面には、固定部221のガイド突起211と同様に、固定部221のガイド溝2212に挿入されるガイド突起2221が90度ピッチ間隔で軸方向に沿って合計4つ形成されている。可動部222及びガイド突起2221の先端面には、テーパ面2222が90度ピッチ間隔で合計4つ形成されている。
可動部222の後端面の中央部には、内筒部50の後端面中央部の突起部分が入り込むに接した穴2225が形成されており、穴2225の周りには、組み立て時に使用される工具(図示省略)が挿入される工具穴2223が溝状に合計2つ形成されている。
なお、同工具は、前側キャップ30をケース本体10に錠締めする際に使用される錠締め工具とは別であって、組み立て完了後のオルタネート機構部22を操作ボタンゴム23と一緒にケース本体10に螺着する際に使用されるものである。即ち、ケース本体10に内筒部50及びバネ部材60が組み込まれていない状態で、ケース本体10の前側開口14から挿入され、オルタネート機構部22自体を回転させるようになっている。
上記したオルタネート機構部22により操作ボタン21のオルタネート動作が得られるのは以下の理由による。
即ち、操作ボタン21がバネ部材60の弾性力に抗して押されると、これに伴って可動部222が固定部221から下方に移動する。この際、操作ボタン21のテーパ面2111が可動部222のテーパ面2222に接触すると、可動部222が若干回転する。その後、操作ボタン21を押すのを止めると、バネ部材60の弾性力により操作ボタン21の固定部221が上方に戻される。可動部222の角度が若干変わっていることから、可動部222のテーパ面2222のエッジ部分が固定部221の傾斜案内溝2213に引っ掛かる。よって、操作ボタン21が引っ込んだ状態が維持される。
そして、操作ボタン21が再び押されると、これに伴って可動部222が固定部221から下方に移動する。この際、操作ボタン21のテーパ面2111が可動部222のテーパ面2222に接触すると、可動部222が上記と同一方向に若干回転する。その後、操作ボタン21を押すのを止めると、バネ部材60の弾性力により操作ボタン21の固定部221が上方に戻される。可動部222の角度が元に戻されていることから、可動部222のテーパ面2222のエッジ部分が固定部221の傾斜案内溝2213に引っ掛からない。よって、操作ボタン21が元の位置まで戻される。その結果、オルタネート動作が実現される。
ストラップ固定具80は、本実施形態においては図2に示すように略Cリング状の弾性を有した燐青銅の加工品であって、ケース本体10の窪み11に本皮16の上から装着可能になっている。ストラップ固定具80の折り曲げ部分81に図外のストラップを結び付けるようにする。
以上のように構成された懐中電灯については、操作ボタンゴム23の上から操作ボタン21を指で押すと、内筒部50がオルタネート機構部20の可動部22とともに前方に移動する。この際、電池90についてはその先端部が基板42に接していることから移動することはない。バネ部材60については、内筒部50の移動に伴って縮むとともに、前方端子部61が前方に移動し、他方側電極422に接触して電気接続される。即ち、オン状態となり、LED44が点灯する。その後、操作ボタンゴム23から指を離しても、オルタネート機構部20の機能により、操作ボタン21の位置が維持され、LED44が点灯し続け、操作ボタンゴム23も縮んだままである。図10はこの状態の懐中電灯を示している。
そして、操作ボタンゴム23の上から操作ボタン21を指で再び押して離すと、オルタネート機構部20の機能により、内筒部50がバネ部材60の弾性力によりオルタネート機構部20の可動部22とともに後方に移動する。よって、操作ボタン21が元の位置に戻され、操作ボタンゴム23の元の状態に戻る。このように内筒部50が後方に移動すると、バネ部材60が伸びて元の状態に戻ると同時に前方端子部61が後方に移動し、他方側電極421から離れる。即ち、オフ状態となり、LED44が消灯する。
このように上記した懐中電灯による場合、防爆構造を採用しているにもかかわらず従来に比べて部品点数が少なく構造が単純であり、組み立ても容易であることから、十分な低コスト化を図ることが可能になる。また、防爆性能が十分に高く、使用中に前側キャップ30をケース本体10から簡単に外せないことから、安全性も高めることが可能になった。
なお、本発明に係る懐中電灯については、上記実施形態に限定されず、防爆構造を採用しないものにも適用可能であり、操作ボタンについては、スライド式等に設計変更してもかまわない。ケース本体、光源の種類、点灯ユニット、操作部及び電池の形態等についても問われず、前側キャップを有しないものにも適用可能である。
本発明の実施の形態に係る懐中電灯を説明するための図であって、同懐中電灯の縦断面図である。 同懐中電灯の外観を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。 同懐中電灯の点灯ユニットのLED及び基板を示す図であって、(a)は側面図、(b)は底面図である。 同懐中電灯のバネ部材を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。 同懐中電灯の内筒部の縦断面図である。 同懐中電灯の操作部の操作ボタンを示す図であって、(a)は斜視図、(b)縦断面図である。 同操作部のオルタネート機構部の固定部を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は縦断面図である。 同操作部のオルタネート機構部の可動部を示す図であって、(a)は後方側から見た斜視図、(b)は前方側から見た斜視図、(c)は縦断面図である。 同操作部の操作ボタンゴムを示す図であって、(a)は側面図、(b)は縦断面図である。 同懐中電灯が点灯している様子を示すその斜視図である。
符号の説明
10 ケース本体
11 窪み
12 溝
14 前側開口
15 後側開口
16 本皮(絶縁膜)
20 操作部
21 操作ボタン
22 オルタネート機構部
221 固定部
222 可動部
23 操作ボタンゴム
231 天井部
232 係合部
233 側面部
234 折り返し部
30 前側キャップ
32 工具穴
33 ナイロン膜(絶縁膜)
40 点灯ユニット
41 LED(光源)
42 基板
421 一方側電極
422 他方側電極
50 内筒部
60 バネ部材
61 前方端子部
62 後方端子部
63 導電部(接続部)
80 ストラップ固定具
90 電池
α 前後方向

Claims (11)

  1. 筒体状のケース本体と、ケース本体の後側に設けられており且つ操作ボタン有する操作部と、ケース本体の前側又はケース本体の前側開口を塞ぐ前側キャップの裏側に設けられた点灯ユニットと、電池収納用の筒状体であってケース本体内に操作ボタンとともに前後方向に移動自在に設けられた内筒部と、内筒部に収納されたバネ部材とを備え、点灯ユニットは、光源の一方端子に電気接続され且つ内筒部に収納された電池の一方側電極に接触した一方側電極と、同光源の他方端子に電気接続された他方側電極とが同ユニットの面上に設けられており、バネ部材は、電池の他方側電極に弾性接触可能な後方端子部と、同光源のスイッチ可動接点を兼ねており且つ点灯ユニットの他方側電極に弾性接触可能な前方端子部と、内筒部の内壁に沿って配置されており且つ前方端子部と後方端子部との間を接続する接続部とを有していることを特徴とする懐中電灯。
  2. 請求項1記載の懐中電灯において、前記操作部は、オルタネート動作式のプッシュ型の操作ボタンと、ケース本体の後端側に設けられており且つ操作ボタンを前後方向に移動可能に支持するとともに操作ボタンのプッシュ操作に伴って内筒部を前後方向に押圧するオルタネート機構部と、ケース本体の後端側に設けられており且つ操作ボタンの周りを上から覆う操作ボタンゴムとを有することを特徴とする懐中電灯。
  3. 請求項2記載の懐中電灯において、前記操作ボタンゴムは、下面が開放された略筒状の薄皮ゴム部材であって、上面に相当する部位である天井部と、側面に相当する部位である側面部と、側面部の下端を内側に折り返して形成された略環状の折り返し部とを有していることを特徴とする懐中電灯。
  4. 請求項3記載の懐中電灯において、前記操作ボタンゴムは、天井部の裏側に形成され且つ操作ボタンの先端部に係合される係合部を更に有していることを特徴とする懐中電灯。
  5. 請求項3記載の懐中電灯において、前記操作ボタンゴムは、側面部が軸方向に蛇腹状に形成されていることを特徴とする懐中電灯。
  6. ケース本体の前側開口に前側キャップが着脱自在に設けられている場合の請求項3記載の懐中電灯において、前記オルタネート機構部は、ケース本体の後側開口の縁部に前記操作ボタンゴムの折り返し部をパッキンとして挟んで接するフランジを有しており、同機構部自体をケース本体の後側開口に挿入した状態でケース本体の前側開口から挿入された工具を用いて回転させ、ケース本体の後端側に操作ボタンゴムとともに螺着可能になっていることを特徴とする懐中電灯。
  7. 請求項1記載の懐中電灯において、前記点灯ユニットは、前記光源が実装された基板を有し、基板の裏面上に前記一方側電極及び他方側電極が金属パターンで作成されていることを特徴とする懐中電灯。
  8. 請求項1記載の懐中電灯において、前記ケース本体の内壁には、前記バネ部材の前方端子部の最外径部分が入り込んでバネ部材を抜け止め可能にする溝が形成されていることを特徴とする懐中電灯。
  9. 請求項1記載の懐中電灯において、前記ケース本体、又はケース本体及び前側キャップの外表面が皮、樹脂その他の絶縁性膜で被覆されていることを特徴とする懐中電灯。
  10. 請求項9記載の懐中電灯において、前記ケース本体の外表面に周方向に窪みが形成されており、その窪みに絶縁性膜の上から略Cリング状の弾性を有したストラップ固定具が装着されていることを特徴とする懐中電灯。
  11. 前記前側キャップを有した請求項1記載の懐中電灯において、前記前側キャップの外面に、同キャップ自体を回転させてケース本体の前側開口に螺着するのに使用される錠締め工具の先端部が挿入される工具穴が形成されていることを特徴とする懐中電灯。
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