JPH0514620U - 離脱の容易な吸着盤 - Google Patents
離脱の容易な吸着盤Info
- Publication number
- JPH0514620U JPH0514620U JP8859391U JP8859391U JPH0514620U JP H0514620 U JPH0514620 U JP H0514620U JP 8859391 U JP8859391 U JP 8859391U JP 8859391 U JP8859391 U JP 8859391U JP H0514620 U JPH0514620 U JP H0514620U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- hole
- knob
- suction cup
- screw
- Prior art date
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- Pending
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- Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 構造を簡素化し、操作を容易にし、特に離脱
を容易にすると共に工作を容易にする。 【構成】 平滑なガラス面等に押しつけて負圧により比
較的軽い物を吸着支持する吸着盤は、外径約3mmで外周
に雄ねじを螺設しかつ径約0.5mmの先細りの貫通孔3を
設けるつまみ部2をその中央に突設した皿状部1から成
る本体と、つまみ部2の雄ねじと螺着する雌ねじをその
内周に螺設した凹部を有する硬質プラスチック製キャッ
プ状蓋体4とによって構成する。吸着に際しては貫通孔
3を蓋体4で螺合閉止して負圧を保持し、離脱の場合
は、蓋体を緩めるか又は取外して皿状部1内を外気に連
通させる。なお、つまみ部の貫通孔に蓋体の突出栓体を
挿入係合させるか、又は、貫通孔にねじを設け、蓋体の
突出栓体に螺着係合のねじを設ける構成とすることもで
きる。
を容易にすると共に工作を容易にする。 【構成】 平滑なガラス面等に押しつけて負圧により比
較的軽い物を吸着支持する吸着盤は、外径約3mmで外周
に雄ねじを螺設しかつ径約0.5mmの先細りの貫通孔3を
設けるつまみ部2をその中央に突設した皿状部1から成
る本体と、つまみ部2の雄ねじと螺着する雌ねじをその
内周に螺設した凹部を有する硬質プラスチック製キャッ
プ状蓋体4とによって構成する。吸着に際しては貫通孔
3を蓋体4で螺合閉止して負圧を保持し、離脱の場合
は、蓋体を緩めるか又は取外して皿状部1内を外気に連
通させる。なお、つまみ部の貫通孔に蓋体の突出栓体を
挿入係合させるか、又は、貫通孔にねじを設け、蓋体の
突出栓体に螺着係合のねじを設ける構成とすることもで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 軟プラスチック(塩化ビニール等)の円形皿状の吸 着盤を、ガラス・陶器・金属或いはプラスチック等の平滑な表面に、押しつけて 内部に陰圧を作り、吸着させて、それに軽い玩具・標示板・洗面具・入浴時用品 ・台所用品等の軽い物を掛けるのに用いられ、取付けが簡単で、取去った後取付 け面に傷を残さないので評価されている。
【0002】
【従来の技術】 平滑面に吸着させた吸着盤を離脱する時、簡単には剥れず 、吸着盤の縁を爪等で剥さなければならず、吸着盤に傷をつけて、再使用が出来 ないこともあった。又、図1と同様な構造で、ただ「つまみ」部に貫通孔のない 吸着盤は大量に市販されている。
【0003】 なお、本案と同様な目的を以て鈴木健治氏の出願(公開実用昭和55−115 427)があるが、図5の如き構造で、同氏は他に2種の方式を記載しているが 、何れも構造が複雑で、工作も精密を要し、吸着盤の如き簡単で安価な器具では 、工作も高価となり、使用時も特別な注意を要し、実用的ではない。さらに、吸 着盤は軟プラスチックの弾力で皿状部内に陰圧を作り吸着させるのであるから、 同氏図1の「開閉部」は、吸着時皿状部の内部に引き込まれてしまい、「空気孔 」が開いてしまい、吸着盤は吸着してはいないのではないか。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 従来の吸着盤においては、離脱する時に 容易に剥離出来ず、吸着盤の縁を爪などで剥さなければならず、容易ではなく、 時には吸着盤を傷つけて再使用不能になっていたが、本案は、従来市販のものに 最も簡単な加工を施し、或いは、極めて簡単で工作の容易な装置を付け加えるこ とにより、特別な操作をせずに、簡単に離脱しうるようにしようとした。
【0005】
【課題を解決するための手段】 図1の如く、「つまみ」部を貫通する細孔 を設け、「つまみ」部の外周に雄ネジを、「蓋」部内側に雌ネジを切り、吸着さ せる時は、両者を堅く締めて螺着させ、貫通する細孔の上部を塞いで行い、離脱 させる時は、「蓋」を逆に廻して螺着を緩め、皿状部内外の空気圧を等しくして 行なう。
【0006】 又は、図2の如く「つまみ」部に貫通孔を設け、これに貫合する棒状の栓を備 えた「蓋」を作り、同様の作用をさせる。
【0007】 さらに、図3の如く「つまみ」部に設けた貫通孔に雌ネジを切り、それに螺合 する雄ネジを切った棒状栓を備えた「蓋」を作り、吸着盤を吸着させる時は、両 者を密に螺着させて行い、離脱させる時は、螺着を緩めて内外の空気圧を等しく させて行う。
【0008】 何れの場合も、皿状部および「つまみ」部は軟プラスチック、「蓋」部は硬プ ラスチックで造るから、「蓋」部を「つまみ」部に螺着又は貫着して、皿状部内 部と外気を遮断する時、軟プラスチックが硬プラスチックに合うように稍変形し 、「蓋」部と「つまみ」部が密着し、空気の遮断が完全になる。
【0009】
【作用】 吸着盤を吸着させる時は、「つまみ」部の貫通孔を「蓋」部で塞 ぎ、或いは、「蓋」部に装着した貫合又は、螺合する棒状栓で塞ぎ、吸着盤を押 しつけて皿状部を陰圧にして行ない、離脱させる時は、「蓋」部を「つまみ」部 から緩め皿状部の内外圧を等しくして、容易に行ないうる。
【0010】
【実施例】 軟プラスチック(塩化ビニール)製の吸着盤の「つまみ」部に 、図1においては、「つまみ」部に径約0.5mmの貫通孔を設け、「つまみ」 部外周に雄ネジを切り、硬プラスチック(スチロール)製の「蓋」の内側に雌ネ ジを切り、吸着時には「つまみ」部と「蓋」を密に螺着し、貫通孔の上部を塞ぎ 、吸着盤を圧して皿状部に陰圧を作り吸着させ、離脱時には、「蓋」を逆廻しし て螺着を緩め、貫通孔を通して皿状部内外の空気圧を等しくして、離脱を容易に 行う。
【0011】 図2.においては、「つまみ」部に径約3mmの僅かに先細りの貫通孔を設け 、硬プラスチック(スチロール)製の「蓋」に、この孔に貫合する棒状の栓を付 けて、吸着時には「蓋」の上から圧して行い、離脱時には「蓋」を引っぱること により、貫着を外し、離脱を容易に行なう。
【0012】 図3.は「つまみ」部の径約3mmの貫通孔に雌ネジを切り、硬プラスチック (スチロール)製の「蓋」に付けた棒状栓に、これに螺合する雄ネジを切り、吸 着時には、「つまみ」部と「蓋」の棒状栓を密に螺着して行ない、離脱時には、 「蓋」を逆廻しして螺着を緩め、皿状部内外の空気圧を等しくして、容易に行な う。
【0013】 何れの場合も、「つまみ」部は軟プラスチック(塩化ビニール)製で、「蓋」 部は硬プラスチック(スチロール)製であるため、両者を螺着又は貫着する際に 、「つまみ」部が「蓋」部に合うように稍変形し、密着し易い。
【0014】
【考案の効果】 従来は吸着盤を離脱する時は、図4の1皿状部の縁を爪な どで剥していたので、離脱がめんどうで、且つ、吸着盤を傷つけ再使用が不可能 となることもあった。又、図5の鈴木健治氏出願(公開実用昭和55−1154 27)は、「空気孔」と「開閉部」の工作が精密を要し、又、操作時特別な注意 を必要とした。これは、吸着盤の如き安価で日用的な器具には実用上適しない。
【0015】 本案の請求項1は、市販の吸着盤の「つまみ」部に細い貫通孔を設けるのみで 、又、請求項2および3は、極めて簡単で工作の容易な加工により、各請求項は いずれも、非常に簡単な構造および操作によって吸着盤の離脱が容易になるので 、現在市販されているものとほとんど変らない価格で製造出来るし、一般の人の 使用に適する。
【図1】 請求項1の断面図
【図2】 請求項2の断面図
【図3】 請求項3の断面図
【図4】 従来の吸着盤の一般的な形のものの断面図
【図5】 鈴木健治氏出願中(公開実用昭和55−11
5427)の中の図(同氏の符号の説明により言葉に置
き換えた)
5427)の中の図(同氏の符号の説明により言葉に置
き換えた)
1 皿状部 2 細い貫通孔を開け外周に雄ネジを切った「つま
み」部 3 細い貫通孔 4 内部に雌ネジを切った「蓋」 5 貫通孔を設けた「つまみ」部 6 貫通孔 7 「蓋」につけた棒状栓 8 棒状栓をつけた「蓋」 9 雌ネジを切った貫通孔を設けた「つまみ」部 10 雌ネジを切った貫通孔 11 雄ネジを切った棒状栓 12 雄ネジを切った棒状栓をつけた「蓋」 13 普通の形の「つまみ」
み」部 3 細い貫通孔 4 内部に雌ネジを切った「蓋」 5 貫通孔を設けた「つまみ」部 6 貫通孔 7 「蓋」につけた棒状栓 8 棒状栓をつけた「蓋」 9 雌ネジを切った貫通孔を設けた「つまみ」部 10 雌ネジを切った貫通孔 11 雄ネジを切った棒状栓 12 雄ネジを切った棒状栓をつけた「蓋」 13 普通の形の「つまみ」
Claims (3)
- 【請求項1】 軟プラスチック製吸着盤の「つまみ」部
外周に雄ネジを切り、「蓋」部の内側に、これに螺合す
る雌ネジを切り、「つまみ」部に、細い貫通孔を設け、
吸着時には「つまみ」部と「蓋」部を緊密に螺着し、貫
通孔を塞いで行い、離脱する時は、「蓋」部を逆廻しし
て緩め、吸着盤の内外の空気圧を等しくし、容易に離脱
させうる構造。 - 【請求項2】 軟プラスチック製の吸着盤の「つまみ」
部に貫通孔を設け、それに貫合する棒状の栓を備えた
「蓋」を作り、吸着盤を吸着させる時は、両者を貫着さ
せて行い、離脱させる時は、「蓋」の棒状栓を引き抜く
ことにより容易に行いうる構造。 - 【請求項3】 軟プラスチック製の吸着盤の「つまみ」
部に貫通孔を設け、これに雌ネジを切り、それに螺合す
る棒状部を有する「蓋」を作り、吸着盤を吸着させる時
は、「つまみ」部と「蓋」を密に螺着させて行い、離脱
させる時は、「蓋」部を逆廻しして緩め、内外の空気圧
を等しくして、容易に行いうる構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8859391U JPH0514620U (ja) | 1991-08-04 | 1991-08-04 | 離脱の容易な吸着盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8859391U JPH0514620U (ja) | 1991-08-04 | 1991-08-04 | 離脱の容易な吸着盤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0514620U true JPH0514620U (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=13947132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8859391U Pending JPH0514620U (ja) | 1991-08-04 | 1991-08-04 | 離脱の容易な吸着盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0514620U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01128301A (ja) * | 1987-10-07 | 1989-05-22 | Mag Instr Inc | 懐中電灯 |
-
1991
- 1991-08-04 JP JP8859391U patent/JPH0514620U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01128301A (ja) * | 1987-10-07 | 1989-05-22 | Mag Instr Inc | 懐中電灯 |
JPH0459721B2 (ja) * | 1987-10-07 | 1992-09-24 | Magu Insutorumento Inc |
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